JP2010054487A - プローバ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 狭ピッチ化されて組み立てられたプローブ組立体と粗ピッチのままのプリント配線基板との接続を容易にすること。
【解決手段】 被検査半導体チップにプローブを接触させ、プローブを介して検査装置との間で電気的接続を行うプローバ装置において、プローブと直結する出力端子を有し、該出力端子を含む複数のプローブ群を規則的に配列して一体化したプローブ組立体と、非導電性フィルムの表面に配線が接着形成された配線基板を複数層形成し、第n層の配線基板の一端に形成されたランド配列群とプローブ組立体の第nの列の出力端子群とを接触させ、該配線基板の他端に形成された配線端子を検査装置配線基板又はコネクタに接続させ、被検査半導体チップと検査装置とが電気的に接続される。
【選択図】図2

Description

本発明は、LSIなどの電子デバイスの製造工程において、半導体ウエハ上に形成された複数の半導体チップの回路検査に使用するプローバ装置のプローブ組立体に関するものである。特に、半導体チップ上に配列される回路端子(パッド)に対しウエハ状態のままプローブを接触させ、一括して半導体チップの電気的導通を測定するプロービングテストに使用するプローバ装置に関する。
半導体技術の進歩に伴って電子デバイスの集積度が向上し、各半導体チップ上の回路端子(パッド)の数も増加し、それにつれてパッド面積の縮小化、パッドピッチの狭小化などによるパッド配列の微細化が進んでいる。
一方、半導体回路上のパッドをプローブ群(探針)により電気的接続を行い半導体回路の検査に用いるプローブカードにおいても、半導体チップ上のパッド数の増加、パッド面積の縮小化、パッドピッチの狭小化に対応すべくプローブ配列の高密度化が実施されている。
一般にプローブカードは、例えば、特開2003−075503号公報で開示されているように、周辺に検査装置と接続を行うための標準的な粗いピッチのランド又はスルーホールを有するプリント配線基板の中央部に、狭ピッチに配列したプローブ組立体を配置し、プローブ組立体近傍の高密度配線を共通配線基板周辺部の標準的な粗いピッチのパッド又はスルーホールへ変換するために、フレキシブルフラットケーブル等を介して接続を行っている。
また、例えば、特開2007−279009号公報で開示されているように、プローブ組立体を、銅合金箔が接着された樹脂フィルムを使用し該銅合金箔をエッチング加工して樹脂フィルム上にプローブ及び出力端子部を含む導電部を形成し、この樹脂フィルム付プローブを複数枚積層したものとし、かつ、出力端子部は樹脂フィルム付プローブを積層した時にそれぞれの配置位置が粗いピッチでずれる様に各樹脂フィルムに形成している。これにより、プローブ組立体近傍においてもある程度粗いピッチでプリント配線基板に接続することが可能であり、プリント配線基板の層数削減や配線の簡易化に寄与するものである。
しかしながら、特開2003−075503号公報で開示されているようなフレキシブルフラットケーブルの一端の線配列のみの接続を行う方法では、さらなる狭ピッチ化、多ピン化又は異なる半導体回路のパッド配列に対応するためには、フレキシブルフラットケーブルの輻輳により実装が困難であり、また、接続部の位置精度決定が困難であるという問題が生じてくる。
また、特開2007−279009号公報で開示されているように、プローブ組立体の出力端子からの接続をプリント配線基板の表面層のみで行う方法では、さらなる狭ピッチ化に対応するためにはプリント配線基板の多層化や樹脂フィルム付プローブの大型化といった問題が生じてくる。
特開2003−075503号公報 特開2007−279009号公報
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、半導体チップ上のパッドの狭ピッチ化に対応して開発されたプローブ組立体を用いたプローバ装置において、狭ピッチ化されて組み立てられたプローブ組立体と粗いピッチのままのプリント配線基板又はコネクタの接続端子との接続上の問題点を解決することによって、狭ピッチ化された半導体チップの電気的特性検査を容易にし、かつ安価なプローバ装置を提供するものである。
本発明は、被検査半導体チップにプローブを接触させ、プローブを介して検査装置との間で電気的接続を行うプローバ装置において、プローブと直結する出力端子を有し、該出力端子を含む複数のプローブ群を規則的に配列して一体化したプローブ組立体と、非導電性フィルムの表面に配線が接着形成された配線基板を複数層形成し、第n層の配線基板の一端に形成されたランド配列群とプローブ組立体の第nの列の出力端子群とを接触させ、該配線基板の他端に形成された配線端子を共通配線基板又はコネクタに接続させ、被検査半導体チップと検査装置とが電気的に接続される構成となっている。
また、本発明は、第n層の配線基板の下側に配置された第n+1層の配線基板の一部に形成された、プローブ組立体の第n+1の列の出力端子群と接触するランド配列群の上部に相当する第n層を含む第n層より上側の配線基板の非導電部又は導電部の一部に開口部を設けたことにより、プローブ組立体の出力端子群が、配線基板の中間層と直接接続することが出来るため、狭ピッチの出力端子での接続を可能にする構成としている。
また、本発明は、配線基板の各層の一部又は全部がフレキシブルフラットケーブルで構成されている。
また、本発明は、配線基板の各層の一部又は全部が一体の多層のプリント積層基板で構成されている。
また、本発明は、配線基板の配線端子と共通配線基板との間に、変換回路基板を設けることにより既存の共通配線基板に対応可能な構成としている。
また、プローブ組立体を、銅合金箔が接着された樹脂フィルムを使用し該銅箔をエッチング加工して樹脂フィルム上にプローブ及び出力端子部を含む導電部を形成し、この樹脂フィルム付プローブを複数枚積層したものとした構成としている。
前記出力端子部は樹脂フィルム付プローブを積層した時にそれぞれの配置位置が等ピッチでずれる様に各樹脂フィルムに形成されている構成としている。
前記樹脂フィルム付プローブを積層するための支持棒と前記配線基板とが、同一の支持台上に設けた支持体によって少なくともXY平面方向(ウエハ平面方向)に拘束されている構成としている。
少なくとも前記支持台の熱膨張係数が半導体ウエハの熱膨張係数と近似である材料から形成されている。
本発明のプローバ装置によれば、プローブと直結する出力端子を有し、該出力端子を含む複数のプローブ群を規則的に配列して一体化したプローブ組立体と、配線基板を複数層形成し、第n層の配線基板の一端に形成されたランド配列群とプローブ組立体の第nの列の出力端子群とを接触させる構成としたため、狭ピッチ化されて組み立てられたプローブ組立体と粗ピッチのままのプリント配線基板又はコネクタの接続端子との接続上の問題点を解決することによって、狭ピッチ化された半導体チップの電気的特性検査を容易にし、かつ安価なプローバ装置を提供するものである。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す図で、プローバ装置の概略構造を示す斜視図である。図2は、図1に示されたプローバ装置の中央部分に配置されるプローブ組立体の断面詳細図、図3及び図4はプローブ組立体の構成を示す図、図5は図1の中央部分の正面図であり、図6はプローブ組立体と配線基板と共通基板との固定位置関係を示す断面図である。
図1及び図2に示すプローバ装置は、下記の各部分から構成されている。1はプローブ組立体、2はウエハなどの被検査電子デバイスに配列された信号入出力用のLSIパッド、3は配線基板、4は共通配線基板、10はプローブである。プローブ10は導電性材料からなり、途中に湾曲部13を有して出力端子14と直結している。複数のプローブ10があつまり、それぞれ配線ケーブルと接触することによりプローブ組立体が構成される。この実施の形態において、図2には複数のプローブ10として、プローブ10−1、10−2,10−3,10−4が示されており、図2の紙面に対して垂直の方向(奥行き方)にプローブ10−1の後方に10−2が所定の隙間をおいて設置され、以下同様にして10−3,10−4というように順次所定の隙間をおいて設置されている。同様に配線基板3には、上記プローブ10−1〜10−4に接触する出力端子用ランド33−1,33−2,33−3,33−4が設けられている。プローブ組立体1は複数のプローブ10をパッド2の配置に対応すべく規則的に配列固定されている。配線基板3は、水平方向に延びる非導電性のフィルム31の面にエッチング、或いは接着などにより形成され、銅箔などの金属箔からできた複数の配線パターン32を有する。
フィルム31及び配線パターン32は、垂直方向に所定の間隔をおいて、n個の層をなして配置されている。図2に示された事例においては、層の数は4つであり、各層の配線パターン32を上から第1層、第2層、第3層、第4層とすると、第1層の配線パターン32−1より第2層の配線パターン32−2の方がより長く先方へ延び、第2層の配線パターン32−2より第3層の配線パターン32−3の方がより長く先方へ延びるというように、上方から平面的に見てそれぞれの層の配線パターン32の先端が露出するように配置されている。そして、各層の配線パターン32−1,32−2,32−3,32−4の先端には出力端子用ランド33−1,33−2,33−3,33−4が接続されている。したがって、出力端子用ランド33−1,・・・,33−4はそれぞれがお互いに、図2の左右水平方向及び垂直方向に異なった位置にずれて配置されていることになる。なお、出力端子用ランド33−1は、複数個が図2において紙面に垂直の方向に所定の間隔を置いて整列配置され、配線基板3の一端に形成されたランド配列群を構成する。また、出力端子用ランド33−2,33−3,33−4についても同様であり、それぞれが複数個ずつ、図2において紙面に垂直の方向に所定の間隔を置いて整列配置され、配線基板3の一端に形成されたランド配列群を構成する。
また、出力端子用ランド33−1,33−2,33−3,33−4の上方からは、プローブ10−1,・・・,10−4の出力端子が垂下して延びている。これらの出力端子先端部のうち、プローブ10−1の出力端子先端部は出力端子用ランド33−1に位置合わせされ、以下同様にしてプローブ10−2,10−3,10−4の出力端子は出力端子用ランド33−2,33−3,33−4に位置合わせされるとともに、各プローブ10−1,・・・,10−4の出力端子先端部はそれぞれ、対応する出力端子用ランド33−1,・・・,33−4に接触可能となっている。このようなプローブ10−1,・・・,10−4の出力端子と出力端子用ランド33−1,・・・,33−4の接触を実現するために、プローブ10の側においても、プローブ10−1,・・・,10−4のうちプローブ10−1よりプローブ10−2の方がより長く先方へ延び且つ出力端子はより長く下方へ延び、プローブ10−2よりプローブ10−3の方がより長く先方へ延び且つ出力端子はより長く下方へ延びるというように設定してある。これにより、プローブ10−1,・・・,10−4の構造が、互いに水平方向及び垂直方向に異なった位置にずれているという出力端子用ランド33−1,・・・,33−4の配置に対応されている。なお、プローブ組立体1において、プローブ10−1の出力端子は、複数個が図2において紙面に垂直の方向に所定の間隔を置いて整列配置され、当該プローブ出力端子配列群を構成する。また、プローブ10−2,10−3,10−4の出力端子についても同様であり、それぞれが複数個ずつ、図2において紙面に垂直の方向に所定の間隔を置いて整列配置され、各プローブ出力端子配列群を構成する。
さらに、各層の配線パターン32−1,32−2,32−3,32−4の間にはアース部材30−1,30−2,30−3,30−4が配置されている。このアース部材30−1,・・・,30−4は各層の配線パターン32を流れる電流或いは信号間におけるクロストークすなわち、混線を小さくするためのものである。
なお、上述した各層にわたる配線パターン32及び出力端子用ランド33の配置構成は本発明を理解し易く説明するためのものである。上記配置構成をもっと一般化すれば、第1層の配線パターン32−1より第2層の配線パターン32−2の方がより長く先方へ延びるという構成を採る必要はなく、第2層の配線パターン32−2より第1層の配線パターン32−1の方がより長く先方へ延びる構成としてもよい。この構成では、上から平面的にみると第2層が隠れてしまうが、この場合は第1層の配線パターン32−1の部分(フィルム31及びアース30を含む)に貫通孔を開けて第2層の配線パターン32−2を平面的にみて露出させればよい。この露出部位に第2層の配線パターン32−2用の出力端子用ランド33−2を配設し、この出力端子用ランド33−2に、対応するプローブ10−2の出力端子先端部を接触させる。なお、貫通孔を開けられた第1層の配線パターン32−1は「断線」という虞も考えられるが、貫通孔の直径よりも充分に大きな配線幅を取っておけばその虞はない。以下、第3層、第4層との関係についても同様である。したがって、各層の配置構成によっては2つ以上の層にわたって貫通孔が開けられる場合もあり得る。
また、4は共通配線基板で、検査装置(本図では省略)に電気的に接続するための共通ポゴピン46の位置に対応した共通ランド42を周辺に有する。41は配線基板の他端を接続する共通配線基板4に設けたスルーホールである。
図3及び図4は本発明に用いるプローブ10の構造ならびにプローブ組立体1を示す図である。図3に示すように、プローブ10はベリリウム銅などの導電性かつ機械的強度の高い材料で形成され、中間部に平行四辺形ばね部12を設けてばね力を持たせ、プローブ先端部11とLSIパッド2と接触させることによりLSIとの電気的導通を得ている。一方、出力部である出力端子14は、湾曲部13を有することによって垂直方向(Z方向)に加わる外力を吸収できる構造とし、配線基板上の出力端子用ランド33に押し付けることにより電気的導通が得られる構造となっている。また、複数の出力端子14の出力位置は、図3に示すようにXYZ3次元直交座標系の各々X方向に、長さPxだけ順次ずらした位置に配置している。これらのプローブは、例えば、樹脂フィルム15に前記導電性材料を貼り付け、エッチング加工することにより所望の精密な寸法を有する樹脂フィルム付プローブ10を作製することが可能である。
図4に示すように、これらの樹脂フィルム付プローブ10を、樹脂フィルム15に設けた穴16に支持棒17を通す等により積層固定する。これにより、X方向にPxのピッチ、及びY方向にPyのピッチを有するプローブ組立体1が形成される。X方向に連続的にPxの異なるピッチを有する複数のプローブ群(本図では4個構成のプローブ群を例示)を周期的に組合せることにより、狭ピッチのLSIパッドピッチPyに対応しかつ、配線基板上の比較的粗いピッチPxへ変換可能なプローブ組立体1を形成することが可能である。
図5は、プローブ組立体1の出力端子14の配列に相応して配置した配線基板3に設けた出力端子用ランド33との関係を示す図である。33−1はプローブ組立体1の出力端子先端部のY方向の第1の列14−1に対応する第1層の配線基板上に設けたランド配列群である。33−2はプローブ組立体1の出力端子先端部のY方向の第2の列14−2に対応する第2層の配線基板上に設けたランド配列群である。33−3はプローブ組立体1の出力端子先端部のY方向の第3の列14−3に対応する第3層の配線基板上に設けたランド配列群である。33−4はプローブ組立体1の出力端子先端部のY方向の第4の列14−4に対応する第4層の配線基板上に設けたランド配列群である。第n層の配線基板の下側に配置された第n+1層の配線基板に形成されたプローブ組立体1の第n+1の列の出力端子群と接触するパッド群の上部に相当する第n層の配線基板の一部に開口部34−nを設けることにより、プローブ組立体の第n+1の列の出力端子群が第n+1層の配線基板に形成された出力端子用ランド33に直接接触することが可能である。
以上の構成要素を用いたプローバ装置のさらなる詳細構成及び機能を以下に説明する。
狭ピッチPyに対応し、かつ比較的粗いX方向のピッチPxである出力端子群14を有するプローブ組立体1を、支持棒17を介してLSIパッド2に相応する位置に精密に配線基板上に固定し(本図では図示せず)、配線基板3は、第n層の配線基板3−nの下側に配置された第n+1層の配線基板に形成されたプローブ組立体1の第n+1の列の出力端子群14−nと接触する出力端子用ランド群の上部に相当する第n層の配線基板の一部に開口部34を設けることにより、プローブ組立体の第n+1の列の出力端子群が第n+1層の配線基板に形成された出力端子用ランドに直接接触することが可能となる位置に、支持台51等を介して共通配線基板4に固定されている。一方、配線基板3の他端は非導電性フィルム31から突き出した配線パターン32aを共通配線基板4に設けたスルーホール41の表層ランドに押付具52を用いて圧接することにより電気的に接続されている。さらにスルーホール41からは、表面層43及び中間層44に設けた導体パターン45により、周辺の共通ランド42に接続し、さらに共通ポゴピン46により検査装置へ電気的信号が授受される。
配線基板3は、複数の単層フレキシブルフラットケーブル、又は単数又は複数の多層の積層フレキシブルフラットケーブルであってもよい。また、配線基板3の他端と共通配線基板4に設けたスルーホール41との接続方法は、コネクタ接続又は半田付け等の手段を用いてもよい。
図6はプローブ組立体と配線基板と共通基板との固定位置関係を示す断面図である。本図により各々の固定位置関係を詳細に説明する。図6において、51は支持台、53は支持台51上に設けた支持体Aであり、上部に樹脂フィルム付プローブを積層する支持棒17の外径より僅かに大きい内径を有する穴53aを有し、支持棒17を精度良く保持することができる。一方、54は支持台51上に設けた支持体Bであり、配線基板3に各層共通に設けられた基準穴35の内径より僅かに小さい外径を有し、支持体Bを基準穴35に挿入することにより配線基板をXY平面方向に精度良く保持することができる。
上述の構成により、樹脂フィルム付プローブのプローブ先端と出力端子先端と配線基板上の出力端子用ランドとの位置関係が精度良く保持され、かつ、少なくとも支持台51の熱膨張係数が半導体ウエハの熱膨張係数と近似である材料(例えばFe−36Ni合金)を用いることにより、高温環境下においても共通配線基板4の熱膨張に影響されることなくプローブ先端と出力端子先端と配線基板上の出力端子用ランドとの位置関係を精度良く保持することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図7は本実施の形態におけるプローバ装置を示す斜視図、また、図8はその中央部の断面図、図9は中央部の正面図である。図7及び図8に示すプローバ装置は、下記の各部分から構成されている。6は中間絶縁層61によってそれぞれ積層された銅箔などの配線パターン62を有する配線基板である。
4は共通配線基板で、検査装置(本図では省略)に電気的に接続するための共通ポゴピン46の位置に対応した共通ランド42を周辺に有する。47は配線基板の中継用スルーホール64と接続する共通配線基板4に設けたスルーホールである。
図9は、プローブ組立体1の出力端子14の配列に相応して配置した配線基板6に設けた出力端子用ランド63との関係を示す図である。63−1は、プローブ組立体1の出力端子先端部のY方向の第1の列14−1に対応する第1層の配線基板上に設けたランド配列群、63−2は、プローブ組立体1の出力端子先端部のY方向の第2の列14−2に対応する第2層の配線基板上に設けたランド配列群、63−3は、プローブ組立体1の出力端子先端部のY方向の第3の列14−3に対応する第3層の配線基板上に設けたランド配列群、63−4は、プローブ組立体1の出力端子先端部のY方向の第4の列14−4に対応する第4層の配線基板上に設けたランド配列群である。第n層の配線基板の下側に配置された第n+1層の配線基板に形成されたプローブ組立体1の第n+1の列の出力端子群と接触するパッド群の上部に相当する第n層の配線基板の一部に開口穴64−nを設けることにより、プローブ組立体の第n+1の列の出力端子群が第n+1層の配線基板に形成された出力端子用ランド63に直接接触することが可能である。
狭ピッチPyに対応し、かつ比較的粗いX方向のピッチPxである出力端子群14を有するプローブ組立体1を、固定具17を介してLSIパッド2に相応する位置に精密に配線基板上に固定し(本図では図示せず)、配線基板6は、第n層の配線基板6−nの下側に配置された第n+1層の配線基板に形成されたプローブ組立体1の第n+1の列の出力端子群14−nと接触する各出力端子用ランドの上部に相当する第n層の配線基板に開口穴64を設けることにより、プローブ組立体の第n+1の列の出力端子群が第n+1層の配線基板に形成された出力端子用ランドに直接接触することが可能となる位置に、共通配線基板4に固定されている。一方、配線基板6の周辺部には出力端子用ランド63から配線パターン62を介し中継用スルーホール65に接続されている。
中継用スルーホール65を共通配線基板4に設けたスルーホール47に接続し共通配線基板4との電気的接続を保つ。中継用スルーホール65とスルーホール47との接続方法は、各スルーホールのランド間接触(図示例)、又はコネクタによる接続等により可能である。さらにスルーホール47からは、表面層43及び中間層44に設けた導体パターン45により、周辺の共通ランド42に接続し、さらに共通ポゴピン46により検査装置へ電気的信号が授受される。
次に、本発明の第3の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図10は本実施の形態におけるプローバ装置を示す斜視図、また、図11はその中央部の断面図である。第3の実施の形態は、第2の実施の形態における配線基板6と共通配線基板4の機能を一体化した形態である。図10及び図11に示すプローバ装置は、下記の各部分から構成されている。7は中間絶縁層71によってそれぞれ積層された銅箔などの配線パターン72を有する配線基板である。また、検査装置(本図では省略)に電気的に接続するための共通ポゴピン46の位置に対応した共通ランド42を周辺に有する。
プローブ組立体1の出力端子14の配列に相応して配置した配線基板7に設けた出力端子用ランド73との関係は図8及び図9における説明と同様であるため省略する。
狭ピッチPyに対応し、かつ比較的粗いX方向のピッチPxである出力端子群14を有するプローブ組立体1を、固定具17を介してLSIパッド2に相応する位置に精密に配線基板上に固定し(本図では図示せず)、配線基板7は、第n層の配線基板7−nの下側に配置された第n+1層の配線基板に形成されたプローブ組立体1の第n+1の列の出力端子群14−nと接触する各出力端子用ランドの上部に相当する第n層の配線基板に開口穴74を設けることにより、プローブ組立体の第n+1の列の出力端子群が第n+1層の配線基板に形成された出力端子用ランドに直接接触することが可能となる位置に、配線基板7に固定されている。一方、出力端子用ランドから配線パターン72を介し、周辺の共通ランド42に接続し、さらに共通ポゴピン46により検査装置へ電気的信号が授受される。
プローブと直結する出力端子を有し、該出力端子を含む複数のプローブ群を規則的に配列して一体化したプローブ組立体と、配線基板を複数層形成し、第n層の配線基板の一端に形成されたランド配列群とプローブ組立体の第nの列の出力端子群とを接触させる構成としたため、狭ピッチ化されて組み立てられたプローブ組立体と粗ピッチのままのプリント配線基板又はコネクタの接続端子との接続上の問題点を解決することによって、狭ピッチ化された半導体チップの電気的特性検査を容易にし、かつ安価なプローバ装置を提供するものである。
本発明の第1の実施の形態を示す斜視図である。 図1の中央部分の断面図である。 第1の実施の形態に用いるプローブ組立体の構成を説明する正面図である。 第1の実施の形態に用いるプローブ組立体の構成を説明する斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図1の中央部分の平面図である。 図1の中央部分の断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す斜視図である。 図7の中央部分の断面図である。 第2の実施の形態を示す図7の中央部分の平面図である。 第3の実施の形態を示す斜視図である。 図10の中央部分の断面図である。
符号の説明
1 プローブ組立体
2 LSIパッド
3 配線基板
4 共通配線基板
10 プローブ
11 プローブ先端
12 平行四辺形ばね部
13 湾曲部
14 出力端子
31 フィルム
32 配線パターン
33 出力端子用ランド
41 スルーホール
42 共通ランド
43 表層
44 中間層
45 導体パターン
46 共通ポゴピン
51 支持台
52 押付具

Claims (9)

  1. 被検査半導体チップにプローブを接触させ、プローブを介して検査装置との間で電気的接続を行うプローバ装置において、プローブと直結する出力端子を有し、該出力端子を含む複数のプローブ群を規則的に配列して一体化したプローブ組立体と、非導電性フィルムの表面に配線が接着形成された配線基板を複数層形成し、任意の層である第n層の配線基板の一端に形成されたランド配列群とプローブ組立体の第nの列の出力端子群とを接触させ、該配線基板の他端に形成された配線端子を共通配線基板又はコネクタに接続させ、被検査半導体チップと検査装置とが電気的に接続されることを特徴とするプローバ装置。
  2. 第n層の配線基板の下側に配置された第n+1層の配線基板の一部に形成された、プローブ組立体の第n+1の列の出力端子群と接触するランド配列群の上部に相当する第n層を含む第n層より上側の配線基板の非導電部又は導電部の一部に開口部を設けたことを特徴とする請求項1記載のプローバ装置。
  3. 配線基板の各層の一部又は全部がフレキシブルフラットケーブルであることを特徴とする請求項1記載のプローバ装置。
  4. 配線基板の各層の一部又は全部が多層のプリント積層基板であることを特徴とする請求項1記載のプローバ装置。
  5. 配線基板の配線端子と共通配線基板との間に、変換回路基板を設けたことを特徴とする請求項1記載のプローバ装置。
  6. プローブ組立体を、銅合金箔が接着された樹脂フィルムを使用し該銅合金箔をエッチング加工して樹脂フィルム上にプローブ及び出力端子部を含む導電部を形成し、この樹脂フィルム付プローブを支持棒により複数枚積層したものとしたことを特徴とする請求項1記載のプローバ装置。
  7. 前記出力端子部は樹脂フィルム付プローブを積層した時にそれぞれの配置位置が概略等ピッチでずれる様に各樹脂フィルムに形成されていることを特徴とする請求項6記載のプローバ装置。
  8. 前記樹脂フィルム付プローブを積層するための支持棒と前記配線基板とが、同一の支持台上に設けた支持体によって少なくともXY平面方向(ウエハ平面方向)に拘束されていることを特徴とする請求項1記載のプローバ装置。
  9. 少なくとも前記支持台の熱膨張係数が半導体ウエハの熱膨張係数と近似である材料から形成されていることを特徴とする請求項8記載のプローバ装置。
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