JP2010054112A - 排気筒の接続部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】接続作業を簡単容易に行えて施工コストを安くでき、断熱性に優れ、建物の室内側から室外側にわたって自在に接続可能な排気筒の接続部構造を提供する。
【解決手段】内筒2と外筒3と内外筒2,3間に装填される断熱材4とによって排気筒Aの筒本体1を構成し、内筒2の上端は外筒3の上端より所要長さ下方に位置して、内筒2の上端部が内筒上端側受け口2aを形成し且つ外筒3の上端部が外筒上端側差し口3aを形成すると共に、内筒2の下端は外筒3の下端より所要長さ下方に位置して、内筒2の下端部が内筒下端側差し口2bを形成し且つ外筒3の下端部が外筒下端側受け口3bを形成し、しかして排気筒Aを接続するにあたり、一つの排気筒Aの内筒下端側差し口2bを他の排気筒Aの内筒上端側受け口2aに内嵌挿入すると共に、一つの排気筒Aの外筒上端側差し口3aを他の排気筒Aの外筒下端側受け口3bに内嵌挿入する。
【選択図】図2
【解決手段】内筒2と外筒3と内外筒2,3間に装填される断熱材4とによって排気筒Aの筒本体1を構成し、内筒2の上端は外筒3の上端より所要長さ下方に位置して、内筒2の上端部が内筒上端側受け口2aを形成し且つ外筒3の上端部が外筒上端側差し口3aを形成すると共に、内筒2の下端は外筒3の下端より所要長さ下方に位置して、内筒2の下端部が内筒下端側差し口2bを形成し且つ外筒3の下端部が外筒下端側受け口3bを形成し、しかして排気筒Aを接続するにあたり、一つの排気筒Aの内筒下端側差し口2bを他の排気筒Aの内筒上端側受け口2aに内嵌挿入すると共に、一つの排気筒Aの外筒上端側差し口3aを他の排気筒Aの外筒下端側受け口3bに内嵌挿入する。
【選択図】図2
Description
この発明は、暖炉やストーブの煙突に使用される二重管構造の排気筒に関するもので、特に排気筒を複数個上下に対向する端部どうし挿入嵌合して接続する排気筒の接続部構造に関する。
二重管構造の煙突としては、例えば下記特許文献1に記載されたものがある。これは、燃焼排ガスを排出する排気管を覆うように外管を配設することにより煙突の一部を二重管構造とし、この二重管の外管内へ空気を導入することで、燃焼排ガスを積極的に外部から冷却するようにしたものである。
上記のように二重管の外管内へ空気を導入して燃焼排ガスを積極的に外部から冷却することにより、耐熱性の低い材料で排ガスラインを形成できるとしている。
特許文献1に記載の二重管構造では、煙突の一部分が二重管構造で、その長さが比較的短い場合はそれ程問題はないが、煙突の長さが長く、しかも煙突の全長を二重管構造にしようとすれば、製作施工的に困難で、コストが非常に高くつくことになる。
本発明は、上記の事情に鑑み、一定長さの筒本体を端部どうし挿入嵌合して接続することにより、煙突の長さが長い場合でも短い場合でも、排気筒どうしの接続作業を簡単容易に行えて、施工コストを安くできると共に、断熱性に優れ、建物の室内側から室外側にわたって自在に接続可能な排気筒の接続部構造を提供することを目的とする。
特開2001−23679号公報
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、例えば図1〜図4に示すように、排気筒Aを複数個上下に対向する端部どうし挿入嵌合して接続する排気筒Aの接続部構造であって、
内筒2と外筒3と内外筒2,3間に装填される断熱材4とによって排気筒Aの筒本体1を構成し、内筒2の上端は外筒3の上端より所要長さ下方に位置して、内筒2の上端部が内筒上端側受け口2aを形成し且つ外筒3の上端部が外筒上端側差し口3aを形成すると共に、内筒2の下端は外筒3の下端より所要長さ下方に位置して、内筒2の下端部が内筒下端側差し口2bを形成し且つ外筒3の下端部が外筒下端側受け口3bを形成し、排気筒Aの接続にあたって、一つの排気筒Aの内筒下端側差し口2bを他の排気筒Aの内筒上端側受け口2aに内嵌挿入すると共に、一つの排気筒Aの外筒上端側差し口3aを他の排気筒Aの外筒下端側受け口3bに内嵌挿入するようにしたことを特徴とする。
内筒2と外筒3と内外筒2,3間に装填される断熱材4とによって排気筒Aの筒本体1を構成し、内筒2の上端は外筒3の上端より所要長さ下方に位置して、内筒2の上端部が内筒上端側受け口2aを形成し且つ外筒3の上端部が外筒上端側差し口3aを形成すると共に、内筒2の下端は外筒3の下端より所要長さ下方に位置して、内筒2の下端部が内筒下端側差し口2bを形成し且つ外筒3の下端部が外筒下端側受け口3bを形成し、排気筒Aの接続にあたって、一つの排気筒Aの内筒下端側差し口2bを他の排気筒Aの内筒上端側受け口2aに内嵌挿入すると共に、一つの排気筒Aの外筒上端側差し口3aを他の排気筒Aの外筒下端側受け口3bに内嵌挿入するようにしたことを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の排気筒の接続部構造において、内筒2の上端と外筒3の上端部内周面との間隙及び内筒2の下端と外筒3の下端部内周面との間隙に夫々通気可能なリング状端板7を介装してなることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2に記載の排気筒の接続部構造において、外筒3の外筒下端側受け口3bを径大部とし、この径大受け口3bの内周側に挿入ガイド5を取り付け、この挿入ガイド5と前記径大受け口3bとの間に外筒3の外筒上端側差し口3aを挿入するようにしたことを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、排気筒の筒本体1は、内筒2と外筒3と内外筒2,3間に装填される断熱材4とによって構成されるから、内筒2と外筒3との間に装填した断熱材4によって十分な断熱性を確保でき、外筒3の温度上昇を抑えることができる。そして、この排気筒Aを複数個上下に接続するにあたり、上段側排気筒Aの内筒2の下端部が下段側排気筒Aの内筒2の上端部に対して内嵌合された状態(逆差し状態)であるため、暖炉等の燃焼排ガスから発生して内筒2に付着するコールタールは、排気筒Aの接続部から断熱材4側へ流れ出るようなことがなく、内筒2の内周面を伝って下へ下へと流下して回収可能な状態にすることができ、また上段側排気筒Aの外筒3の下端部が下段側排気筒Aの外筒3の上端部に対し外嵌合された状態(正差し状態)となって、雨水が外筒3の内部へ入り込むことがなく、優れた水切り効果を有する。
また、排気筒Aの接続にあたって、一つの排気筒Aの内筒下端側差し口2bを他の排気筒Aの内筒上端側受け口2aに内嵌挿入すると共に、一つの排気筒Aの外筒上端側差し口3aを他の排気筒Aの外筒下端側受け口3bに内嵌挿入するようになっているから、複数個の排気筒Aを簡単容易に接続でき、どのような長さの煙突でも効率良く接続作業が行えて、施工コストの低減化を図ることができる。
請求項2に係る発明にのように内筒2の上端と外筒3の上端部内周面との間隙及び内筒2の下端と外筒3の下端部内周面との間隙に夫々通気可能なリング状端板7を介装することにより、暖炉等の使用時に各排気筒Aの内外両筒2,3間の空間部に介在する加熱された空気を、リング状端板7を通して上段側排気筒Aの内外両筒2,3間の空間部に逃がして、最終的に最上段側排気筒Aの上端部から外部へ排出させることができ、各排気筒Aの内外両筒2,3間の断熱性能を高めることができる。
請求項3に係る発明によれば、外筒3の外筒下端側受け口3bを径大部とし、この径大受け口3bの内周側に挿入ガイド5を取り付け、この挿入ガイド5と前記径大受け口3bとの間に外筒3の外筒上端側差し口3aを挿入することにより、断熱材4が外筒下端側受け口3bに介入することがなく、外筒下端側受け口3bに対して外筒上端側差し口3aを的確に内嵌挿入することができる。
以下に本発明の好適な一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1は本発明に係る排気筒を示す縦断面図、図2は排気筒の下端部側と上端部側とを対向させた状態を示す縦断面図、図3は排気筒の下端部と上端部とを挿入嵌合して排気筒どうしを接合した状態を示す縦断面図、図4は複数個の排気筒を互いに接続した状態の縦断面図である。図1において、1は直管状排気筒Aの筒本体で、この筒本体1は、夫々断面円形で直管状の内筒2と外筒3と内外両筒2,3間の環状空間部に装填される断熱材4とによって構成される。
上記直管状排気筒Aの構造について更に詳しく説明すれば、この排気筒Aの内筒2及び外筒3は、ステンレス製の管材によって形成されたものであり、断熱材4はロックウールからなるものである。
図1に示すように、内筒2の上端は、外筒3の上端より所要長さ下方に位置して、内筒2の上端部が内筒上端側受け口2aを形成し且つ外筒3の上端部が外筒上端側差し口3aを形成すると共に、内筒2の下端は外筒3の下端より所要長さ下方に位置して、内筒2の下端部が内筒下端側差し口2bを形成し且つ外筒3の下端部が外筒下端側受け口3bを形成している。
内筒2の内筒上端側受け口2aは、その内径が内筒2の内径よりも大きくなるように形成されている。外筒3の外筒下端側受け口3bは、その内径が外筒3の内径よりも大きくなるように形成され、この径大受け口3bの内周側には、外径が外筒上端側差し口3aの内径よりも小さい短円筒状挿入ガイド5が溶接により取り付けられて、この短円筒状挿入ガイド5と径大受け口3bとの間に外筒上端挿入部6を形成している。
内筒2の上端と外筒3の上端部内周面との間隙及び内筒2の下端と外筒3の下端部内周面との間隙には夫々多孔状のリング状端板7が介装されている。このリング状端板7は、パンチングメタルによってリング状に形成されたもので、溶接によって内筒2及び外筒3に対し一体的に固着されている。この多孔状のリング状端板7は、内筒2と外筒3とを連結する機能と、複数個の排気筒Aを接続した時に下段側排気筒Aの内外両筒2,3間の空間部と上段側排気筒Aの内外両筒2,3間の空間部とにわたって空気を流通させる機能を有する。
上記リング状端板7は、図1〜図3に示すように、筒本体1の上端部側では、外筒3の上端側に形成された環状溝部8に沿った位置で溶接され、筒本体1の下端部側では、内筒2の下端側に形成された環状溝部9に沿った位置で溶接されている。
以上のように構成される直管状排気筒Aの接続部構造において、排気筒Aを複数個順次上下に接続するには、図2に示すように、上側に配置した一つの排気筒Aの上端部と下側に配置した他の排気筒Aの下端部とを上下に対向させた状態から、上側の排気筒Aの内筒下端側差し口2bを下側の排気筒Aの内筒上端側受け口2aに内嵌挿入すると共に、下側の排気筒Aの外筒上端側差し口3aを、上側の排気筒Aの外筒下端側受け口3bに内嵌挿入する(詳しくは、挿入ガイド5と外筒下端側受け口3bとの間に外筒上端挿入部6に挿入する)ことによって、一つの排気筒Aの上端部と他の排2筒Aの下端部とを図3に示すような状態に接続する。
図4は、2個以上複数個の排気筒Aを順次上下に接続して煙突を形成した状態を示す。この図4及び上記の説明から分かるように、排気筒Aの接続にあたって、一つの排気筒Aの内筒下端側差し口2bを他の排気筒Aの内筒上端側受け口2aに内嵌挿入すると共に、一つの排気筒Aの外筒上端側差し口3aを他の排気筒Aの外筒下端側受け口3bに内嵌挿入することにより、複数個の排気筒Aを簡単容易に接続することができ、どのような長さの煙突でも効率良く接続作業が行えて、施工コストの低減を図ることができる。
またこのような接続構造によれば、内筒2と外筒3との間に装填した断熱材4によって十分な断熱性を確保できて、外筒3の温度上昇を抑えることができる。また図4から分かるように、上段側排気筒Aの内筒2の下端部が下段側排気筒Aの外筒3の上端部に対して内嵌合された状態(逆差し状態)であるため、暖炉の燃焼排ガスから発生して内筒2に付着するコールタールは、排気筒Aの接続部から断熱材4側へ流れ出るようなことがなく、内筒2の内周面を伝って下へ下へと流下して回収可能な状態にすることができ、また上段側排気筒Aの外筒3の下端部が下段側排気筒Aの外筒3の上端部に対して外嵌合された状態(正差し状態)であるため、雨水が外筒3の内側へ入り込むことがなく、優れた水切り効果を有する。
また、内筒2の上端と外筒3の上端部内周面との間隙及び内筒2の下端と外筒3の下端部内周面との間隙には夫々パンチングメタルからなる通気可能なリング状端板7が介装されているから、暖炉等の使用時に各排気筒Aの内外両筒2,3間の空間部に介在する加熱された空気を、リング状端板7を通して上段側排気筒Aの内外両筒2,3間の空間部に逃がして、最終的には煙突の上端部から外部へ排出させることができ、各排気筒Aの内外両筒2,3間の断熱性能を高めることができる。
図5の(a) は曲管状排気筒Bを示す。この曲管状排気筒Bは、夫々例えば45°の曲がりを有する内筒2と外筒3と内外両筒2,3間の空間部に装填される断熱材4とによって構成されたもので、前述の直管状排気筒Aと同様に、内筒2の上端は、外筒3の上端より所要長さ下方に位置して、内筒2の上端部が内筒上端側受け口2aを形成し且つ外筒3の上端部が外筒上端側差し口3aを形成すると共に、内筒2の下端は外筒3の下端より所要長さ下方に位置して、内筒2の下端部が内筒下端側差し口2bを形成し且つ外筒3の下端部が外筒下端側受け口3bを形成している。この曲管状排気筒Bの詳細構造は、図1〜図4に示される直管状排気筒Aと同じであるから、同一部材には同一符号を付して、説明を省略する。
図5の(b) は2個の曲管状排気筒Bを接続した状態を示したもので、上側の排気筒Bの内筒下端側差し口2bを下側の排気BAの内筒上端側受け口2aに内嵌挿入すると共に、下側の排気筒Bの外筒上端側差し口3aを上側の排気筒Bの外筒下端側受け口3bに内嵌挿入することにより、上下両曲管状排気筒Bを接続している。
図6は煙突の最下段側に使用されるT字形の排気筒Cを示す。このT字形排気筒Cは、夫々T字形を成す内筒2と外筒3と内外両筒2,3間の空間部に装填される断熱材4とから構成され、内筒2の上端は、外筒3の上端より所要長さ下方に位置して、内筒2の上端部が内筒上端側受け口2aを形成し且つ外筒3の上端部が外筒上端側差し口3aを形成すると共に、内筒2の下端は外筒3の下端より所要長さ下方に位置して、内筒2の下端部が内筒下端側差し口2bを形成し且つ外筒3の下端部が外筒下端側受け口3bを形成し、内筒下端側差し口2b及び外筒下端側受け口3bは、内筒上端側受け口2a及び外筒上端側差し口3aに対して90°の角度位置に開口しており、そして内筒上端側受け口2aに対し180°の角度位置(真下位置)にタール排出口10が設けられ、このタール排出口10にはキャップ11が着脱自在に取り付けてある。12はタール排出口10に対応する位置にある外筒3の端部に取り付けられた端部キャップである。
このT字形排気筒Cの内筒上端側受け口2a及び外筒上端側差し口3aには直管状排気筒Aの内筒下端側差し口2b及び外筒下端側受け口3bが嵌挿され、このT字形排気筒Cの内筒下端側差し口2b及び外筒下端側受け口3bには、暖炉から延設された二重管からなる排気筒が接続されるようになっている。
図7は、上述した排気筒Aを複数個上下に接続すると共に最下段にT字形排気筒Cを接続し、屋根15を貫通した最上段の排気筒Aの頂部に傘装置14を取り付けて暖炉用煙突を形成した実施例を示すもので、T字形排気筒Cには、暖炉13に設けられた二重管からなる排気筒Dの上端部が接続され、また排気筒Aが屋根15を貫通する部分にはその外周部に耐火断熱材16を介装する。傘装置14は、最上段側排気筒Aの内筒2の上端部に挿入固定される基筒17と、この基筒17の中間部外周に取り付けられた熱気放出用カバー18と、基筒17の上端部に取り付けられた傘取付筒19と、この傘取付筒19内の上部に取り付けられた傘本体20とからなるもので、傘取付筒19の上端開口部及び下端開口部には鳥が侵入したり巣を作るのを防止するための防鳥部材21,22が設けられ、防鳥部材21は、傘取付筒19の上端開口部に格子状に配設される複数の直線状格子材からなり、防鳥部材22は、基筒17の外周面と傘取付筒19の下端部との間の環状開口部に同心状に配設される複数のリング材からなる。
この図7に示すような暖炉13の煙突の構造によれば、上下に隣り合う排気筒A,Aの上段側排気筒Aの内筒2の下端部が下段側排気筒Aの外筒3の上端部に対し内嵌合された状態であるため、暖炉13の燃焼排ガスから発生して内筒2に付着するコールタールは、排気筒Aの接続部から断熱材4側へ流れ出るようなことがなく、内筒2の内周面を伝って下へ下へと流下し、T字形排気筒Cのタール排出口10により回収することができ、また上段側排気筒Aの外筒3の下端部が下段側排気筒Aの外筒3の上端部に対して外嵌合された状態であるため、雨水が外筒3の内側へ入り込むことがない。そしてまた、暖炉使用時に各排気筒Aの内外両筒2,3間の空間部に介在する加熱された空気(熱気)は、各排気筒Aの上下端部に設けられた通気可能なリング状端板7を通して下段側排気筒Aから上段側排気筒Aへと移動し、最終的には図7の矢印nで示すように、最上段側排気筒Aの上端部から傘装置14の熱気放出用カバー18を内側を通ってその下端より屋外へ排出され、それによって各排気筒Aの内外両筒2,3間の断熱性能が高められ、各排気筒Aの外筒3の温度上昇が抑制される。暖炉13からの燃焼排ガスは、矢印mで示すように、各排気筒Aの内筒2内部を通って、最上段側排気筒Aに設けられた傘装置14の基筒17を通り、傘本体20の周辺を通り抜けて、傘取付筒19の上端開口部から屋外へ排出される。
1 筒本体
2 内筒
3 外筒
4 断熱材
5 挿入ガイド
6 外筒上端挿入部
7 リング状端板
2 内筒
3 外筒
4 断熱材
5 挿入ガイド
6 外筒上端挿入部
7 リング状端板
Claims (3)
- 排気筒を複数個上下に対向する端部どうし挿入嵌合して接続する排気筒の接続部構造であって、
内筒と外筒と内外筒間に装填される断熱材とによって筒本体を構成し、内筒の上端は外筒の上端より所要長さ下方に位置して、内筒の上端部が内筒上端側受け口を形成し且つ外筒の上端部が外筒上端側差し口を形成すると共に、内筒の下端は外筒の下端より所要長さ下方に位置して、内筒の下端部が内筒下端側差し口を形成し且つ外筒の下端部が外筒下端側受け口を形成し、排気筒の接続にあたって、一つの排気筒の内筒下端側差し口を他の排気筒の内筒上端側受け口に内嵌挿入すると共に、一つの排気筒の外筒上端側差し口を他の排気筒の外筒下端側受け口に内嵌挿入するようにした排気筒の接続部構造。 - 内筒の上端と外筒の上端部内周面との間隙及び内筒の下端と外筒の下端部内周面との間隙に夫々通気可能なリング状端板を介装してなる請求項1に記載の排気筒の接続部構造。
- 外筒の外筒下端側受け口を径大部とし、この径大受け口の内周側に挿入ガイドを取り付け、この挿入ガイドと前記径大受け口との間に外筒の外筒上端側差し口を挿入するようにした請求項1又は2に記載の排気筒の接続部構造。
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