JP2010052709A - 3輪自転車 - Google Patents

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Abstract

【要約】
【課題】 本発明は、スイング機構をそのまま利用して、これによる乗車及び走行の不安定を解消でき、高齢者や婦人でも、安心して使用でき、雨、日照を避けて安全走行でき、過疎地、交通不便地の通院車や買物車等の利用に使用でき、さらに、いつでも、もとの市販3輪自転車に迅速容易に復帰できる3輪自転車を提供する。
【解決手段】 市販の3輪自転車からハンドルバー、サドル、シートピラー及びリアバスケットを着脱可能に取りはずし、スイング機構を設けていない後車体2のリアフレームIに、腰かけ装置30を取りつけ、乗者が腰かけたとき、ハンドル操作ができるように、長手のハンドルバー10Aを着脱可能に取りつけ、降雨を避けると共に日射を遮るようにしたカバー50A又は50Bを、フロントピラーチューブ20A又は20Bを介してシートチューブFに着脱可能かつ上下可能に挿入して支持した3輪自転車。
【選択図】 図4−1

Description

本発明は、前輪1個、後輪2個の3輪自転車(ペダルの踏力に応じてモーターを駆動して走行できるようにした電動アシスト3輪自転車、及び、ペダルを備えると共にペダルの回転と無関係にモーターを駆動して走行できるようにした電動3輪自転車を含む。以下、同じ)であって、スイング機構を設けているもの(以下、単に3輪自転車という。)に関する。
3輪自転車は、2輪自転車に比べて、重量があり、駐車に場所をとる欠点があるが、走行が比較的安定して転倒しにくい。それにも拘わらず、女性や老齢者や身体障害者に余り普及せず、いわゆる電動アシスト3輪車が出現したが、価格の点を無視しても、女性や老齢者や身体障害者に余り魅力を感じさせることがなかった。その理由の一つとして、2輪自転車と同様に、自転車用サドルを採用しているため、股間が窮屈で不安定になり、自転車サドルに乗りにくい老齢者や女性や身体障害者にとって適切でないためと思われ、その上、スイング機構を採用しているため、サドルに乗ることが更に不安定になり、特にスイング角度を大きくして走行する場合は転落する恐れがあった。
そこで、本発明者は、従来、スイング機構を有する前車体に設けていたサドル及びシートピラーを廃止して、スイング機構を設けていない後車体に腰かけ装置を設けて、安定した乗車を確保すると共に、これに対応してハンドルバーを長くできるようにして操縦性を向上させ、スイング機構を設けた3輪自転車の問題点を解決することにに成功した。
特開2007−55514号 特開2005−199754号
本発明は、従来、3輪自転車に取りつけられているスイング機構をそのまま使用して、これによる乗車及び走行の不安定を解消できるようにした3輪自転車を提供するものである。
また、本発明は、老齢者や婦人や患者や身体障害者でも、気軽に安定して使用できるようにした3輪自転車を提供するものである。
また、本発明は、雨天下や日照下でも、これらを避けて安心して走行できるようにした3輪自転車を提供するものである。
また、本発明は、過疎地、交通不便地における通院車や買物車等の利用や、省エネルギー、環境衛生に沿った旅行車や営業車等の多用途にも使用できるようにした3輪自転車を提供するものである。
さらに、本発明は、費用が安く、誰でも、容易に、現在、市販されている3輪自転車から一部部品の取りはずしと、新規な本発明部品の取りつけによる改良ができるようにした3輪自転車を提供するものである。
本発明の請求項1の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、1個の前輪Aと2個の後輪HとペダルEを備えた3輪自転車(ペダルの踏力に応じてモーターを駆動して走行できるようにした電動アシスト3輪自転車、及び、ペダルを備えると共にペダルの回転と無関係にモーターを駆動して走行できるようにした電動3輪自転車を含む。以下、同じ)であって、スイング機構を前車体1に設けたもの(以下、単に3輪自転車という。)において、スイング機構を設けていない後車体2に、腰かけ装置30を取りつけ、前記腰かけ装置30に乗者が腰かけたとき、ハンドル操作ができるように形成したハンドルバー10Aを着脱可能に取りつけた3輪自転車である。
また、本発明の請求項2の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、1個の前輪Aと2個の後輪Hとを設け、ペダルEを備えた3輪自転車において、ハンドルバー、ハンドルバーステム、シートピラー、サドル及びリヤバスケットを着脱可能に取りはずし、後車体2に設けたリアキャリヤフレームIに、腰かけ装置30を着脱可能に取りつけ、前記腰かけ装置30に乗者が腰かけたとき、ハンドル操作ができるように形成したハンドルバー10A(1)又は10A(2)を着脱可能にハンドルバーステム11A又は11Bに取りつけられるようにした3輪自転車である。
また、本発明の請求項3の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、1個の前輪Aと2個の後輪HとペダルEを備えた3輪自転車において、スイング機構を設けていない後車体2に、腰かけ装置30を取りつけ、前記腰かけ装置30に乗者が腰かけたとき、ハンドル操作ができるように、ハンドルバーステムCに着脱可能に取りつけた伸縮可能かつ回動可能のハンドルバーホルダ10Bを介して、ハンドルバー10を着脱可能に取りつけた3輪自転車である。
また、本発明の請求項4の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、1個の前輪Aと2個の後輪Hとを設け、ペダルEを備えた3輪自転車において、ハンドルバー10、シートピラー、サドル及びリヤバスケットを着脱可能に取りはずし、後車体2に設けたリアキャリヤフレームIに、腰かけ装置30を着脱可能に取りつけ、腰かけ装置30に乗者が腰かけたとき、ハンドル操作ができるように、ハンドルバーステムCに着脱可能に取りつけた伸縮可能かつ回動可能のハンドルバーホルダ10Bを介して、ハンドルバー10を着脱可能に取りつけた3輪自転車である。
また、本発明の請求項5の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項3又は4の3輪自転車において、ハンドルバーホルダ10Bが、ハンドルバーステムCのクランプC1に着脱可能かつ回動可能に嵌入して固着できるようにしたステム接続部材11Bと、ステム接続部材11Bに連結し、ハンドルバー10の位置をこれに使用するハンドルバーステムを介して伸縮可能に後方に延ばして着脱可能に固着できるようにした延長部材12Bとを備えている3輪自転車である。
また、本発明の請求項6の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項3、4又は5の3輪自転車において、ハンドルバーホルダ10Bが、ステム接続部材11Bを、短長の丸棒111Bに形成して両端に螺孔112Bを設けて1対の螺子1210Bを螺着できるようにし、延長部材12Bを、丸筒122Bと、丸筒122B内に着脱可能に挿入されたハンドルバーステム123Bと丸筒122Bに固着して丸棒111Bの両端の螺孔112Bと一致する貫孔を設けた1対の回動板121Bとを設けて、1対の回動板121Bの各貫孔と丸棒111Bの両端の螺孔112Bを介して1対の螺子1210Bを螺入してステム接続部材11Bを着脱可能かつ回動可能に固着できるようにし、ハンドルバーステム123Bを丸筒122B内で伸縮可能かつ回動可能にハンドルバー10を固着できるようにした3輪自転車である。
また、本発明の請求項7の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項1、2、3、4、5又は6の3輪自転車において、腰かけ装置30が、腰かけシート300の座面を、ペダルEを踏んで回転させるとき、腰かけ位置をずらすことができるように形成されると共に、上面に腰かけシート300を固定できるようにした上板31と、上板31下面に立設した上脚筒311と、後車体2に取りつけることができるようにした下板32と、下板32上面に立設すると共に、各上脚筒311に嵌合できるようにした下脚筒321と、各上脚筒311とこれに嵌合した各下脚筒321とを任意の嵌合位置において止着できるようにした止着装置33とを備えた3輪自転車である。
また、本発明の請求項8の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項1、2、3、4、5、6又は7の3輪自転車において、腰かけ装置30に乗者が腰かけたとき、降雨を避けると共に日射を遮ることができるようにしたカバー50A又は50Bを、着脱可能かつ伸縮可能にシートチューブFに挿入固定したフロントピラーチューブ20A又は20Bを介して支持できるようにした3輪自転車である。
また、本発明の請求項9の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項8の3輪自転車において、カバー50Aが、パイプ枠51Aと、前記パイプ枠51Aに形状をほぼ一致させて固着できるようにしたルーフと風防とを兼ねた合成樹脂製薄板52Aと、前記パイプ枠51Aを支持するフロントピラーチューブ20Aとを備えている3輪自転車である。
また、本発明の請求項10の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項8の3輪自転車において、カバー50Bが、トレイ状の合成樹脂薄板製ルーフ51Bと、前記ルーフ51Bを固着できるようにしたルーフフレーム52Bと、前記ルーフフレーム52Bの両端をノブ付き回転止め具60Bを介して回動可能に支持するフロントピラーチューブ20Bとを備えている3輪自転車である。
また、本発明の請求項11の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項1、2、3、4、5、6又は7の3輪自転車において、腰かけ装置30に乗者が腰かけたとき、降雨を避けると共に日射を遮ることができるようにしたカバー50Dを、前記シートチューブFに着脱可能かつ伸縮可能に挿入固定したフロントピラーチューブ20Dと、ヘッドチューブBに着脱可能に固着したヘッドチューブフレーム70に設けた回動パイプ40Dとを介して、支持できるようにした3輪自転車である。
また、本発明の請求項12の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項11の3輪自転車において、カバー50Dが、パイプ枠51Dと、前記パイプ枠51Dに形状をほぼ一致させて固着したルーフと風防とを兼ねた合成樹脂製薄板52Dと、前記パイプ枠51Dの横パイプ512Dを介して支持するフロントピラーチューブ20Dと、前記パイプ枠51Dの横パイプ513Dを介して支持するヘッドチューブフレーム70に回動可能に設けた回動パイプ40Dとを備えている3輪自転車である。
また、本発明の請求項13の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項11又は12の3輪自転車において、ヘッドチューブフレーム70が、ヘッドチューブBとダウンチューブDとの結合部の両側に当接できるようにした1対の側板71と、1対の側板71の切欠き穴又は長孔7101及び7102に挿入されねじ止めされて結合部の上下に固着される1対のボルトナット711と、各側板71に結合してヘッドチューブBの前面に当接できるようにした前板72とを備えて、ヘッドチューブBに着脱可能に固着できるようにした3輪自転車である。
本発明において、スイング機構を設けた前車体は、前輪、サドル、シートピラー、シートチューブ等を支持するダウンチューブ及びメインチューブ等を含むものからなり、2個の後輪を支持する回動軸、リアキャリヤフレーム等からなる後車体に対し、左右両側に揺動可能になっており、旋回走行を円滑に行うことができる公知の機構である。
また、本発明において、使用されるV字状乃至U字状の長手のハンドルバーは、後車体に腰かけ装置を着脱可能に取りつけたため、ハンドルバーのグリップ位置を延ばす必要が生じたために使用するもので、これに使用するハンドルバーステムは、このV字状乃至U字状ハンドルバーに着脱可能に嵌合固着するものが必要である。
また、本発明のハンドルバーホルダは、通常のハンドルバーのグリップ位置を後方に位置させるために使用するもので、これに着脱可能に取りつけられるハンドルバー及びハンドルバーステムは、最初に着脱可能に取りはずしたハンドルバー及びハンドルバーステムのほか、任意の形状又は構造のものでもよい。
腰かけ装置は、従来の自転車用サドルと異なり、比較的に広い面積の平面的な座面式のもので、平面座面、漸高座面、腰あて又は背あて付き座面があり、腰かけて安定がよく、その上、乗者の腰かける臀部(しりの部分)の位置を若干移動してペダル踏みが容易にできるようにすると共に、座面の高低を変更することにより、老齢者、婦人、身体障害者等が、腰かけやすく、乗降しやすく、ペダルを踏み込み易く、また、ペダルを踏み込まないときの足場の置き場を調整しやすくしたものである。
さらに、腰かけ装置は、スイング機構と無関係なスイングしない後車体2に据え付けられるもので、スイング機構が行われる前車体1の影響をハンドル操作に必要な手以外には全く受けることがないので安定した乗車性と操縦性を確保することができるものである。
カバーは、降雨を避けて視界が得られ、必要に応じ、日射を遮ることができるようにしたもので、前車体に立設されたシートチューブに挿入されて着脱可能かつ伸縮可能に固定できるようにしたフロントチューブに支持されるもの、並びに、フロントチューブとヘッドチューブに着脱可能に取りつけられるようにしたヘッドチューブフレームとにより支持されるものなど前車体に立設されるものが考えられる。
また、カバーには、ルーフと風防を兼ね、視界は透明合成樹脂板(フードを含む)を介して視認するもの、又は、ルーフを設けて視界は肉眼により視認するものが設けられる。
また、カバーは、フレーム枠に薄板を張設したもの、トレー状のもの、1枚板状のものなど種々の形状のものが使用できる。
さらに、視界を透明合成樹脂板(フード形を含む)を介して視認するものは、表面又は表面及び裏面を撥水処理したものが望ましい。
本発明によれば、現在、市販されている3輪自転車を、その一部部品を取り替えるだけで、スイング機構はそのまま利用するが、スイング機構の影響を受けないので、老齢者や婦人や身体障害者に安定して乗りやすく、操縦しやすく、降雨や日照を避けて走行できる利点がある。
また、現在市販の3輪自転車に装着されている着脱可能な一部部品を簡単迅速に取りはずして、新規な本発明部品を着脱可能に簡単容易に取りつけて現在市販の3輪自転車をそのまま使用することができ、費用も安価につく利点がある。
さらに、市販されているいわゆる電動アシスト3輪自転車を一部部品を着脱可能に取りはずし、本発明部品を着脱可能に取りつけて使用すれば、過疎地、交通不便地における老齢者、婦人、身体障害者等の通院車や買物車等として広く普及させることができ、また、リチウム電池、太陽電池等の技術向上により、省エネルギーや環境衛生に沿った長距離走行も可能となり、旅行車や営業車等の用途開発も期待される。
本発明3輪自転車の最良の形態が実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実施例5及び実施例6及び実施例7に記載される。
本発明3輪自転車の実施例1が、図1−1、図1−2、図1−3及び図1−4に示されている。
本発明実施例の3輪自転車は、バッテリGを備え、前輪A1個、後輪H2個の市販されている周知の電動アシスト3輪自転車から、ハンドルバー(図示しない)、ハンドルバーステム(図示しない)、シートピラー及びサドル(図示しない)とリヤバスケット(図示しない)を着脱可能に取りはずし、図1−2に示す新しい長手のV字状ハンドルバー10A(1)とこれに嵌着するハンドルバーステム11(A)を着脱可能に取り替えて、ハンドルバー10A(1)のグリップ位置102A(1)を後方に延ばし、ハンドルバー10A(1)の中央部101A(1)をハンドルバーステム11Aのクランプ111Aに嵌着して、ハンドルバーステム11Aからグリップ位置102A(1)までの距離やグリップ位置102A(1)の高さを調節したのち、ハンドルバー中央部101A(1)クランプ111Aを締めて固定させる。リアバスケット(図示しない)を着脱可能に取りはずし、後車体2に設けたリアキャリヤフレームIに腰かけ装置30を着脱可能に取りつける。Kは防水カバー付きのフロントバスケットで、Lはチェーンカバー、F2はシートチューブFのキャップである。
腰かけ装置30(A)は、図1−3に示すように、進行方向に対し、矩形状の腰かけシート300(A)を固定できるようにした上板31(A)と、上板31(A)下面に立設した上脚筒311(A)と、下板32(A)と、下板32(A)上面に立設すると共に、各上脚筒311(A)に嵌合できるようにした下脚筒321(A)と、各上脚筒311(A)とこれに嵌合した各下脚筒321(A)との任意の嵌合位置において止着できるようにした止着装置33(A)とを備えている。止着装置33(A)は、各上脚筒311(A)の複数個の孔3110(A)と、各上脚筒311(A)に外嵌する各下脚筒321(A)の孔3210(A)と下脚筒の孔3210(A)に一致させて固着させたナット321(A)とナット321(A)に螺入するおねじ回転ノブ331(A)とからなり、回転ノブ331(A)を下脚筒の孔3210(A)を介して数個の上脚筒の孔3110(A)に突出させることにより上板31(A)の高さが調整できる。下板32(A)は、図1−4に示すように、貫孔又は螺孔320(A)を介して、リアキャリヤフレームIにブラケット321(A)及びねじ(図示しない)を介して着脱可能に取りつけられる。
本発明3輪自転車の実施例2が、図2−1、図2−2及び図2−3に示されている。
本発明実施例の3輪自転車は、図2−1に示すように、バッテリGを備え、前輪A1個、後輪H2個の市販されている周知の電動アシスト3輪自転車から、ハンドルバー(図示しない)、ハンドルバーステム(図示しない)及びシートピラー及びサドル(図示しない)とリアバスケット(図示しない)を着脱可能に取りはずし、図2−2に示す新しいU字状ハンドルバー10A(2)とこれに嵌着する新しいハンドルバーステム11Bを着脱可能に取り替え、ハンドルバー10A(2)のグリップ102A(2)位置を後方に延ばし、ハンドルバー10A(2)の中央部101A(2)をハンドルバーステム11Bのクランプ111Bに嵌着して、ハンドルバーステム11Bからグリップ位置102A(2)までの距離やグリップ位置102A(2)の高さを調節したのち、クランプ111Bを締めて固定させる。リアバスケット(図示しない)を着脱可能に取りはずし、後車体2に設けたリアキャリヤフレームIに腰かけ装置30(B)を着脱可能に取りつける。Kは防水カバー付きのフロントバスケットで、Lはチェーンカバー、F2はシートチューブFのキャップである。
腰かけ装置30(B)は、図2−3に示すように、矩形状の腰かけシート300(B)を固定できるようにした上板31(B)と、上板31(B)下面に立設した上脚筒311(B)と、下板32(B)と、下板32(B)上面に立設すると共に、各上脚筒311(B)に嵌合できるようにした下脚筒321(B)と、各上脚筒311(B)とこれに嵌合した各下脚筒321(B)との任意の嵌合位置において止着できるようにした止着装置33(B)とを備えている。止着装置33(B)は、各上脚筒311(B)の孔から出没可能に突出させた突出子312(B)と、突出子312(B)の後端に一端を取りつけ、他端を上脚筒311(B)の筒内に取りつけた弓状のバネ線313(B)と、各上脚筒311(B)に外嵌する各下脚筒321(B)の複数個の孔3210(B)とからなり、突出子312(B)を手で押して没入させたのち下脚筒の孔3210(B)に突出させることにより上板31(B)の高さが調整できる。止着装置33(B)は、このほか、上脚筒311(B)とこれに嵌合する下脚筒321(B)とに対しては、伸縮パイプの公知の止着方法がすべて適用される。また、下板32(B)は、図1−4に示すように、貫孔又は螺孔320を介して、リアキャリヤフレームIにブラケット321(A)及びねじ(図示しない)を介して着脱可能に取りつけられる。
本発明3輪自転車の実施例3が、図3−1、図3−2、図3−3、図3−4及び図3−5に示されている。
本発明実施例の3輪自転車は、図3−1に示すように、バッテリGを備え、前輪A1個、後輪H2個の市販されている周知の電動アシスト3輪自転車から、ハンドルバー(図示しない)、又はハンドルとこれに取りつけたハンドルバーステムCとシートピラー及びサドル(図示しない)とリアバスケット(図示しない)を着脱可能に取りはずし、ハンドルバーステムCのクランプC1に、本発明のハンドルバーホルダ10Bを着脱可能に取りつける。本発明のハンドルバーホルダ10Bは、図3−2及び図3−3に示すように、ステム接続部材11Bと、延長部材12Bとからなる。ステム接続部材11Bは、ハンドルバーステムCのクランプC1に嵌入させるため、表周面に滑り止めの小凸条又は小溝条1111Bを形成すると共に、両端に螺孔112Bを穿設した丸棒111Bであって、その両端の螺孔112Bに、ねじ1210Bを螺着できるようにしたものである。
延長部材12Bは、丸筒122Bと、丸筒122B内に着脱可能に挿入されたハンドルバーステム123Bと、丸筒122Bに固着して丸棒111Bの両端の螺孔113Bと一致する貫孔(図示しない)を設けた1対の取付板121Bとからなる。1対の取付板121Bの各貫孔(図示しない)と丸棒111Bの両端の螺孔113Bを介して1対の螺子1210Bを螺入してステム接続部材11Bを着脱可能かつ回動可能に固着できるようにし、ハンドルバーステム123Bを丸筒122B内で伸縮可能かつ回動可能に先に取りはずしたハンドルバー10を固着できるようにする。なお、組立の都合上、ハンドルバー10を、これに取りつけられているハンドルバーステムCと共に、着脱可能に取りはずして、丸筒122Bに挿入することもでき、この場合は、ハンドルバーステムCの代りのハンドルバーステムをヘッドチューブBに挿入すればよい。
ハンドルバー10のグリップ位置とハンドルバーステムCのクランプC11との距離や、グリップ位置の上下は、ハンドルバーステムCの固定位置、クランプC11の固定位置、丸筒122Bに内嵌したステム123Bの固定位置、ステム123Bのクランプ1231Bの固定位置を決めることにより調節できる。
リアバスケット(図示しない)を着脱可能に取りはずし、後車体2に設けたリアキャリヤフレームIに腰かけ装置30(C)を着脱可能に取りつける。
Kはカバー付きのフロントキャリヤで、Lはチェーンカバー、F2はシートチューブFのキャップである。
腰かけ装置30(C)は、図3−4及び図3−5に示すように、矩形状の腰かけシート300(C)を固定できるようにした上板31(C)と、上板31(C)の下面に立設した上脚筒311(C)と、下板32(C)と、下板32(C)上面に立設すると共に、各上脚筒311(C)に嵌合できるようにした下脚筒321(C)と、各上脚筒311(C)とこれに嵌合した各下脚筒321(C)との任意の嵌合位置において止着できるようにした止着装置33(C)とを備えている。止着装置33(C)は、各上脚筒311(C)に外嵌する各下脚筒321(C)と下脚筒321(C)上部の割口3211(C)を介して嵌合したクランプ322(C)とからなり、クランプ322(C)のレバー3221(C)の開閉によりシートチューブに嵌入するシートピラーの固着と同様な作用により、上板31(C)の高さが調整できる。止着装置33(C)は、このほか、上脚筒311(C)とこれに嵌合する下脚筒321(C)とに対しては、伸縮パイプの公知の止着方法がすべて適用される。また、下板32(C)は、実施例1の図1−4に示すと同様に、貫孔又は螺孔320(A)を介して、リアキャリヤフレームIにブラケット321(A)及びねじ(図示しない)を介して着脱可能に取りつけられる。
本発明3輪自転車の実施例4が、図4−1及び図4−2に示されている。
本発明実施例の3輪自転車は、本発明実施例3の図3−1の3輪自転車に、パイプ枠51A、合成樹脂製薄板52A及びフロントチューブ20Aとを備えたカバー50Aを設けたものである。
パイプ枠51Aは、パイプ51Aをほぼ逆U字状の水平枠とほぼU字状の垂直枠とを一体的に形成したものからなる。
合成樹脂製薄板52Aは、パイプ枠51Aとほぼ形状を一致させて固着し、雨と日射が避けられるようにしたルーフ部分と風防部分とを設けたものである。
なお、Rは頭巾を取りはずした雨衣である。フロントチューブ20Aは、シートチューブFに伸縮可能に挿入固定できるようにしたもので、上端は貫孔(図示しない)を介してねじ21Aによりパイプ枠51Aの両端を挿入して固着する。
本発明3輪自転車の実施例5が、図5−1乃至図5−4に示されている。
本発明実施例の3輪自転車は、本発明実施例3の図3−1の3輪自転車に、合成樹脂薄板製トレー状のルーフ51B、ルーフフレーム52B、ノブ付き回転止め具60B及びフロントチューブ20Bとを備えたカバー50Bを設けたものである。Rは頭巾のない雨衣である。
図5−2、図5−3及び図5−4に示すように、ルーフ51Bは、下縁周囲にルーフフレーム52Bを固着している。
ルーフフレーム52Bは、ほぼだ円形のバンド状の金属製又は硬質合成樹脂製のもので、両端に、ノブ付き回転止め具60Bの止め棒61Bに挿入される貫孔510Bを設けている。
フロントチューブ20Bは、シートチューブFに伸縮可能に挿入固定できるようにすると共に、上端に止め具60Bの止め棒61Bに挿入される貫孔210Bを設けた挟持板片21Bを連設している。
ノブ付き回転止め具60Bは、止め棒61Bの一端部611Bを螺刻して丸ナット62Bを螺合できるようにすると共に、ルーフフレーム52Bの両端の貫孔510Bとフロントチューブ20Bの上端の挟持板片21Bの貫孔210Bを挿入し、他端612Bに座金64Bを挿入すると共に、短軸部613Bを連設して、ノブ65Bの偏心頭部651Bが回動できるように嵌合している。
座金64Bは、ノブ65Bの偏心頭部651Bを摺動可能に受け入れる断面円弧状の凹部641Bを設けたもので、ノブ65Bの回動によって偏心頭部651Bが座金64Bを加圧して、フロントチューブ20Bの上端の挟持板片21Bにルーフフレーム52Bの両端を止着できるようにしたものである。
本発明3輪自転車の実施例6が、図6−1乃至図6−4に示されている。
本発明実施例の3輪自転車は、本発明実施例3の図3−1の3輪自転車に、パイプ枠51D、合成樹脂製薄板52D、フロントチューブ20D及び回動パイプ40Dとを備えたカバー50Dを設けたものである。
パイプ枠51Dは、パイプ511Dを長方形に形成して3輪自転車の全長にわたって枠どりしたものである。パイプ枠51Dは、第1支持パイプ512D及び第2支持パイプ513Dにより支持される。
第1支持パイプ512Dは、横パイプ5121Dの両端に螺棒5122Dをそれぞれ嵌入固着して、両側のパイプ511Dの貫孔5110Dに貫入し、ナット5123Dにより螺着できるようにすると共に、横パイプ5121Dの中央に立てパイプ5124Dの上端を固着したものである。
フロントチューブ20Dは、シートチューブFに伸縮可能に挿入固定できると共に、上部に第1支持パイプ512Dの立てパイプ5124Dを嵌入し、ねじ又は回転ノブ21Dにより着脱可能に固着できるようにしている。
第2支持パイプ513Dは、横パイプ5131Dの両端に螺棒5132Dをそれぞれ嵌入固着して、両側のパイプ511Dの貫孔5110Dに貫入し、ナット5133Dにより螺着できるようにすると共に、横パイプ5131Dの中央に立てパイプ5134Dの上端を固着したものである。
回動パイプ40Dは、ヘッドチューブフレーム70を介して取りつけられ、第2支持パイプ513Dの立てパイプ5134Dを伸縮可能に嵌入し、ねじ又は回転ノブ42Dにより着脱可能に固着できるようにしている。
ヘッドチューブフレーム70は、ヘッドチューブBとダウンチューブDとの結合部の両側に当接した1対の側板71と、1対の側板71の切欠き穴又は長孔7101及び7102に挿入されてねじ止められて結合部の上下に固着される1対のボルトナット711と、各側板71に結合してヘッドチューブBの前面に当接できるようにした前板72とを備え、前板72に1対の立板73を立設して回動パイプ40Dの下部を回動可能にできるように、ボルトナット41Dに軸着したものである。
合成樹脂製薄板52Dは、パイプ枠51Dとほぼ形状を一致させてパイプ511Dに固着し、3輪自転車の全長にわたって、ルーフと風防ができるようにしたもので、日射回避のため、薄板52D裏面に、UVカットフィルム等を貼着することができる。
本発明3輪自転車は、特に、老齢者、婦人、身体障害者の過疎地交通対策として利用価値が高い。本発明部品は製作容易で安価に量産でき、市販の3輪自転車の一部部品の取替えで済むので実用価値が高い。
本発明実施例1の全体概略説明図である。 図1−1に使用したハンドルバーの説明図である。 図1−1に使用した腰かけ装置の説明図である。 図1−3の下板の取付けの説明図である。 本発明実施例2の全体概略説明図である。 図2−1に使用したハンドルバーの説明図である。 図2−1に使用した腰かけ装置の説明図である。 本発明実施例3の全体概略説明図である。 図3−1に使用したハンドルバーホルダーの説明図である。 図3−2に使用したハンドルバーホルダーの別の説明図である。 図3−1に使用した腰かけ装置の説明図である。 図3−4のA−A線断面図である。 本発明実施例4の全体概略説明図である。 図4−1に使用したカバーの説明図である。 本発明実施例5の全体概略説明図である。 図5−1に使用したカバーの説明図である。 図5−2に使用したカバーの別の説明図である。 図5−1に使用したカバーのノブ付き回転止め具の説明図である。 本発明実施例6の全体概略説明図である。 図6−1に使用したカバーの説明図である。 図6−1に使用したヘッドチューブフレームの説明図である。 図6−3に使用したヘッドチューブフレームの別の説明図である。
符号の説明
1 前車体
A 前輪
B ヘッドチューブ
C ハンドルバーステム
C1 クランプ
D ダウンチューブ
E ペダル
F シートチューブ
H 後輪
I リアキャリヤフレーム
11 ステム接続部材
12 延長部材
10A V形状ハンドルバー
10B U形状ハンドルバー
10C ハンドルバーホルダ
10 ハンドルバー
11A、11B ハンドルバーステム
2 後車体
20A、20B、20D フロントピラーチューブ
30(A)、30(B)、30(C) 腰かけ装置
300 腰かけシート
31 上板
311 上脚筒
32 下板
321 下脚筒
33 止着装置
40D 回動パイプ
50A、50B、50D カバー
51A パイプ枠
52A 合成樹脂製薄板
51B ルーフ
52B ルーフフレーム
60B ノブ付き回転止め具
51D パイプ枠
52D 合成樹脂製薄板
70 ヘッドチューブフレーム
71 側板
72 前板
本発明は、前輪1個、後輪2個の3輪自転車(ペダルの踏力に応じてモーターを駆動して走行できるようにした電動アシスト3輪自転車、及び、ペダルを備えると共にペダルの回転と無関係にモーターを駆動して走行できるようにした電動3輪自転車を含む。以下、同じ)であって、前車体にスイング機構を設けている3輪自転車に関する。
3輪自転車は、2輪自転車に比べて、重量があり、駐車に場所をとる欠点があるが、走行が比較的安定して転倒しにくい。それにも拘わらず、女性や老齢者や身体障害者に余り普及せず、いわゆる電動アシスト3輪車が出現したが、価格の点を無視しても、女性や老齢者や身体障害者に余り魅力を感じさせることがなかった。その理由の一つとして、2輪自転車と同様に、自転車用サドルを採用しているため、股間が窮屈で不安定になり、自転車サドルに乗りにくい老齢者や女性や身体障害者にとって適切でないためと思われ、その上、スイング機構を採用しているため、サドルに乗ることが更に不安定になり、特にスイング角度を大きくして走行する場合は転落する恐れがあった。
そこで、本発明者は、市販の3輪自転車において、スイング機構を有する前車体に設けていた着脱可能なサドル及びシートピラーを取りはずし、スイング機構を設けていない後車体に腰かけ装置を設けて、安定した乗車を確保すると共に、これに対応してハンドルバーを長くできるようにして操縦性を向上させ、スイング機構を設けた3輪自転車の問題点を解決することにに成功した。
特開2007−55514号 特開2005−199754号
本発明は、従来、3輪自転車に取りつけられているスイング機構をそのまま使用して、これによる乗車及び走行の不安定を解消できるようにした3輪自転車を提供するものである。
また、本発明は、老齢者や婦人や患者や身体障害者でも、気軽に安定して使用できるようにした3輪自転車を提供するものである。
また、本発明は、雨天下や日照下でも、これらを避けて安心して走行できるようにした3輪自転車を提供するものである。
また、本発明は、過疎地、交通不便地における通院車や買物車等の利用や、省エネルギー、環境衛生に沿った旅行車や営業車等の多用途にも使用できるようにした3輪自転車を提供するものである。
また、本発明は、費用が安く、誰でも、容易に、現在、市販されている3輪自転車から一部部品の取りはずしと、新規な本発明部品の取りつけによる改ができるようにした3輪自転車を提供するものである。
さらに、本発明は、もとの3輪自転車にいつでも迅速簡単に復帰できるようにした3輪自転車を提供するものである。
本発明の請求項1の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、1個の前輪と2個の後輪とペダルを備え、スイング機構を前車体に設けた3輪自転車において、前記前車体(1)に着脱可能に取りつけたハンドル、シートピラー、サドル及びスイング機構を設けていない後車体)に着脱可能に取りつけたリヤバスケットを取りはずし、前記後車体(2)に設けたリアキャリヤフレーム(I)に、腰かけ装置30着脱可能に取りつけ、前記腰かけ装置30に乗者が腰かけたとき、ハンドル操作ができるように形成したV又はU字状ハンドル(10A(1)又は10A(2))を前記前車体(1)に着脱可能に取りつけた3輪自転車である。
また、本発明の請求項2の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項1の3輪自転車において、前記V又はU形状ハンドルバー(10A(1)又は10A(2))の代わりに、これを取りはずして、もとのハンドル(10)を、前記腰かけ装置30に乗者が腰かけたとき、ハンドル操作ができるように、前記ハンドル(10)と連結する伸縮可能かつ回動可能のハンドルバーホルダ(10B)介して着脱可能に前記前車体(1)に取りつけた3輪自転車である。
また、本発明の請求項3の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項2の3輪自転車において、前記ハンドルバーホルダ(10B)が、ハンドルバーステム(C)のクランプ(C1)に着脱可能かつ回動可能に嵌入して固着できるようにしたステム接続部材(11B)と、前記ステム接続部材(11B)に連結し、前記ハンドル(10)の位置を伸縮可能に移動して着脱可能に固着できるようにした延長部材(12B)とを備えている3輪自転車である。
また、本発明の請求項4の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項3の3輪自転車において、前記ハンドルバーホルダ(10B)が、前記ステム接続部材(11B)を短長の丸棒(111B)に形成して両端に螺孔(112B)を設けて1対の螺子(1210B)を螺着できるようにし、前記延長部材(12B)を丸筒(122B)と、前記丸筒(122B)内に着脱可能に挿入されたハンドルバーステム(123B)と、前記丸筒(122B)に固着して前記丸棒(111B)の両端の前記螺孔(112B)と一致する貫孔を設けた1対の回動板(121B)とを設けて、前記1対の回動板(121B)の各貫孔と前記丸棒(111B)の両端の前記螺孔(112B)を介して前記1対の螺子(1210B)を螺入して前記ステム接続部材(11B)を着脱可能かつ回動可能に固着できるようにし、前記ハンドルバーステム(123B)を前記丸筒(122B)内で伸縮可能かつ回動可能に前記ハンドル(10)を固着できるようにした3輪自転車である。
また、本発明の請求項5の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項1、2、3又は4のいずれかの3輪自転車において、カバー(50A又は50B)が、着脱可能かつ伸縮可能に前記前車体()に設けたシートチューブ(F)に挿入固定したフロントピラーチューブ(20A又は20B)を介して支持できるようにし、前記腰かけ装置(30)に乗者が腰かけたとき、降雨を避けると共に日射を遮ることができるようにした3輪自転車である。
また、本発明の請求項6の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項5の3輪自転車において、前記カバー(50A)が、パイプ枠(51A)と、前記パイプ枠(51A)に形状をほぼ一致させて固着できるようにしたルーフと風防とを兼ねた合成樹脂製薄板(52A)と、前記パイプ枠(51A)を支持する前記フロントピラーチューブ(20A)とを備えている3輪自転車である。
また、本発明の請求項7の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項1、2、3又は4のいずれかの3輪自転車において、前記カバー(50B)が、トレイ状の合成樹脂薄板製ルーフ(51B)と、前記ルーフ(51B)を固着できるようにしたルーフフレーム(52B)と、前記ルーフフレーム(52B)の両端をノブ付き回転止め具(60B)を介して回動可能に支持する前記フロントピラーチューブ(20B)とを備えている3輪自転車である。
また、本発明の請求項8の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項1、2、3又は4のいずれかの3輪自転車において、カバー(50D)が、前記シートチューブ(F)に着脱可能かつ伸縮可能に挿入固定したフロントピラーチューブ(20D)と、ヘッドチューブ(B)に着脱可能に固着したヘッドチューブフレーム(70)に設けた回動パイプ(40D)とを介して、支持できるようにし、前記腰かけ装置(30)に乗者が腰かけたとき、降雨を避けると共に日射を遮ることができるようにした3輪自転車である。
また、本発明の請求項9の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項8の3輪自転車において、前記カバー(50D)が、パイプ枠(51D)と、前記パイプ枠(51D)に形状をほぼ一致させて固着したルーフと風防とを兼ねた合成樹脂製薄板(52D)と、前記パイプ枠(51D)の横パイプ(512D)を介して支持する前記フロントピラーチューブ(20D)と、前記パイプ枠(51D)の横パイプ(513D)を介して支持するヘッドチューブフレーム(70)に回動可能に設けた前記回動パイプ(40D)とを備えている3輪自転車である。
また、本発明の請求項10の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、請求項8又は9の3輪自転車において、前記ヘッドチューブフレーム(70)が、前記ヘッドチューブ(B)とダウンチューブ(D)との結合部の両側に当接できるようにした1対の側板(71)と、前記1対の側板(71)の切欠き穴又は長穴(7101及び7102)に挿入されてねじ止めされて結合部の上下に固着される1対のボルトナット(711)と、前記各側板(71)に結合して前記ヘッドチューブ(B)の前面に当接できるようにした前板(72)とを備えて、前記ヘッドチューブ(B)に着脱可能に固着できるようにした3輪自転車である
本発明において、スイング機構を設けた前車体は、前輪、サドル、シートピラー、シートチューブ等を支持するダウンチューブ及びメインチューブ等を含むものからなり、2個の後輪を支持する回動軸、リアキャリヤフレーム等からなるスイング機構を設けていない後車体に対し、左右両側に揺動可能になっており、旋回走行を円滑に行うことができる公知の機構である。
また、本発明において、使用されるV字状乃至U字状の長手のハンドルバーは、後車体に腰かけ装置を着脱可能に取りつけたため、ハンドルバーのグリップ位置を延ばす必要が生じたために使用するもので、これに使用するハンドルバーステムは、このV字状乃至U字状ハンドルバーに着脱可能に嵌合固着するものが必要である。
また、本発明のハンドルバーホルダは、通常のハンドルの中央位置を後方に位置させるために使用するもので、これに着脱可能に取りつけられるハンドル及びハンドルバーステムは、最初に着脱可能に取りはずしたハンドル及びハンドルバーステムのほか、任意の形状又は構造のものでもよい。
腰かけ装置は、従来の自転車用サドルと異なり、比較的に広い面積の平面的な座面式のもので、平面座面、漸高座面、腰あて又は背あて付き座面があり、腰かけて安定がよく、その上、乗者の腰かける臀部(しりの部分)の位置を若干前後に移動してペダル踏みが容易にできるようにすると共に、座面の高低を変更することにより、老齢者、婦人、身体障害者等が、腰かけやすく、乗降しやすく、ペダルを踏み込み易く、また、ペダルを踏み込まないときの足場の置き場を調整しやすくすることができる。
さらに、腰かけ装置は、スイング機構と無関係なスイングしない後車体に据え付けられるもので、スイング機構が行われる前車体の影響は、ハンドル操作に必要な手以外には全く受けることがないので安定した乗車性と操縦性を確保することができる。
カバーは、降雨を避けて視界が得られ、必要に応じ、日射を遮ることができるようにしたもので、前車体に立設されたシートチューブに挿入されて着脱可能かつ伸縮可能に固定できるようにしたフロントピラーチューブに支持されるもの、並びに、フロントピラーチューブとヘッドチューブに着脱可能に取りつけられるようにしたヘッドチューブフレームとにより支持されるものとがある。
また、カバーには、ルーフと風防を兼ね、視界は透明合成樹脂板(フードを含む)を介して視認するもの、又は、ルーフを設けて視界は肉眼により視認するものが設けられる。
また、カバーは、フレーム枠に薄板を張設したもの、トレー状のもの、1枚板状のものなど種々の形状のものが使用できる。
さらに、視界を透明合成樹脂板(フード形を含む)を介して視認するものは、表面又は表面及び裏面を撥水又は曇り止め処理したものが望ましい。
本発明によれば、現在、市販されている3輪自転車を、その一部部品を取り替えるだけで、スイング機構はそのまま利用するが、本発明では、スイング機構の影響を受けないので、老齢者や婦人や身体障害者に安定して乗りやすく、操縦しやすく、降雨や日照を避けて走行できる利点がある。
また、現在市販の3輪自転車に装着されている着脱可能な一部部品を簡単迅速に取りはずして、新規な本発明部品を着脱可能に簡単容易に取りつけて現在市販の3輪自転車をそのまま使用することができ、費用も安価につく利点がある。
また、市販されているいわゆる電動アシスト3輪自転車を一部部品を着脱可能に取りはずし、本発明部品を着脱可能に取りつけて使用すれば、過疎地、交通不便地における老齢者、婦人、身体障害者等の通院車や買物車等として広く普及させることができ、また、リチウム電池、太陽電池等の技術向上により、省エネルギーや環境衛生に沿った長距離走行も可能となり、旅行車や営業車等の用途開発も期待される。
さらに、本発明3輪自転車は、もとの市販された状態の3輪自転車に迅速簡単に復帰して使用できる。

本発明3輪自転車の最良の形態が実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実施例5及び実施例6に記載される。
本発明3輪自転車の実施例1が、図1−1、図1−2、図1−3及び図1−4に示されている。
本発明実施例の3輪自転車は、バッテリGを備え、前輪A1個、後輪H2個の市販されている周知の電動アシスト3輪自転車から、ハンドル(図示しない)、ハンドルバーステム(図示しない)、シートピラー及びサドル(図示しない)とリヤバスケット(図示しない)を着脱可能に取りはずし、図1−2に示す新しい長手のV字状ハンドルバー10A(1)とこれに嵌着するハンドルバーステム11Aを着脱可能に取り替えて、ハンドルバー10A(1)のグリップ位置102A(1)を後方に延ばし、ハンドルバー10A(1)の中央部101A(1)をハンドルバーステム11Aのクランプ111Aに嵌着して、ハンドルバーステム11Aからグリップ位置102A(1)までの距離やグリップ位置102A(1)の高さを調節したのち、ハンドルバー中央部101A(1)クランプ111Aを締めて固定させ、ハンドルバー10A(1)にグリップ1021A(1)その他の附属品(図示しない)を取りつける。リアバスケット(図示しない)を着脱可能に取りはずし、後車体2に設けたリアキャリヤフレームIに腰かけ装置30(A)を着脱可能に取りつける。Kは防水カバー付きのフロントバスケットで、Lはチェーンカバー、F1はシートクランプ、F2はシートチューブFのキャップである。
腰かけ装置30(A)は、図1−3に示すように、矩形状の腰かけシート300(A)を固定できるようにした上板31(A)と、上板31(A)下面に立設した4本の上脚筒311(A)と、下板32(A)と、下板32(A)上面に立設すると共に、各上脚筒311(A)に嵌合できるようにした下脚筒321(A)と、各上脚筒311(A)とこれに嵌合した各下脚筒321(A)との任意の嵌合位置において止着できるようにした止着装置33(A)とを備えている。止着装置33(A)は、各上脚筒311(A)の複数個の孔3110(A)と、各上脚筒311(A)に外嵌する各下脚筒321(A)の孔3210(A)と下脚筒の孔3210(A)に一致させて固着させたナット322(A)とナット321(A)に螺入するおねじ回転ノブ331(A)とからなり、回転ノブ331(A)を下脚筒の孔3210(A)を介して数個の上脚筒の孔3110(A)に突出させることにより上板31(A)の高さが調整できる。下板32(A)は、図1−4に示すように、貫孔又は螺孔320(A)を介して、リアキャリヤフレームIにブラケット321(A)及びねじ(図示しない)を介して着脱可能に取りつけられる。
本発明3輪自転車の実施例2が、図2−1、図2−2及び図2−3に示されている。
本発明実施例の3輪自転車は、図2−1に示すように、実施例1のV字状ハンドルバー10A(1)とハンドルバーステム11Aとを取りはずし、図2−2に示す市販のU字状ハンドルバー10A(2)とこれに嵌着する市販のハンドルバーステム11Bを着脱可能に取り替え、ハンドルバー10A(2)のグリップ102A(2)位置を後方に延ばし、ハンドルバー10A(2)の中央部101A(2)をハンドルバーステム11Bのクランプ111Bに嵌着して、ハンドルバーステム11Bからグリップ位置102A(2)までの距離やグリップ位置102A(2)の高さを調節したのち、クランプ111Bを締めて固定させ、ハンドルバー10A(1)にグリップ1021A(2)その他の附属品(図示しない)を取りつける。次に、リアバスケット(図示しない)を着脱可能に取りはずし、後車体2に設けたリアキャリヤフレームIに腰かけ装置30(B)を着脱可能に取りつける。Kは防水カバー付きのフロントバスケットで、Lはチェーンカバー、F1はシートクランプ、F2はシートチューブFのキャップである。
腰かけ装置30(B)は、図2−3に示すように、矩形状の腰かけシート300(B)を固定できるようにした上板31(B)と、上板31(B)下面に立設した4本の上脚筒311(B)と、下板32(B)と、下板32(B)上面に立設すると共に、各上脚筒311(B)に嵌合できるようにした下脚筒321(B)と、各上脚筒311(B)とこれに嵌合した各下脚筒321(B)との任意の嵌合位置において止着できるようにした止着装置33(B)とを備えている。止着装置33(B)は、各上脚筒311(B)の孔から出没可能に突出させた突出子312(B)と、突出子312(B)の後端に一端を取りつけ、他端を上脚筒311(B)の筒内に取りつけた弓状のバネ線313(B)と、各上脚筒311(B)に外嵌する各下脚筒321(B)の複数個の孔3210(B)とからなり、突出子312(B)を手で押して没入させたのち下脚筒の孔3210(B)に突出させることにより上板31(B)の高さが調整できる。また、下板32(B)は、図1−4に示すように、貫孔又は螺孔320を介して、リアキャリヤフレームIにブラケット321(A)及びねじ(図示しない)を介して着脱可能に取りつけられる。
本発明3輪自転車の実施例3が、図3−1、図3−2、図3−3、図3−4及び図3−5に示されている。
本発明実施例の3輪自転車は、実施例1のV字状ハンドルバー10A(1)又は実施例2のU字状ハンドルバー10A(2)の代わりにこれを取りはずして、もとのハンドル10を後述のハンドルバーホルダ10B着脱可能に取りつける。また、実施例1で取りはずしたもとのハンドルバーステムCを着脱可能に取りつける。本発明のハンドルバーホルダ10Bは、図3−2及び図3−3に示すように、ステム接続部材11Bと、延長部材12Bとからなる。ステム接続部材11Bは、ハンドルバーステムCのクランプC1に嵌入させるため、表周面に滑り止めの小凸条又は小溝条1111Bを形成すると共に、両端に螺孔112Bを穿設した丸棒111Bであって、その両端の螺孔112Bに、ねじ1210Bを螺着できるようにしたものである。
延長部材12Bは、丸筒122Bと、丸筒122B内に着脱可能に挿入されたハンドルバーステム123Bと、丸筒122Bに固着して丸棒111Bの両端の螺孔113Bと一致する貫孔(図示しない)を設けた1対の取付板121Bとからなる。1対の取付板121Bの各貫孔(図示しない)と丸棒111Bの両端の螺孔113Bを介して1対の螺子1210Bを螺入してステム接続部材11Bを着脱可能かつ回動可能に固着できるようにし、ハンドルバーステム123Bを丸筒122B内で伸縮可能かつ回動可能にハンドル10を固着できるようにする。なお、組立の都合上、ハンドル10を、これに取りつけられているハンドルバーステムCと共に、着脱可能に取りはずして、丸筒122Bに挿入することもでき、この場合は、ハンドルバーステムCの代りの他のハンドルバーステムをヘッドチューブBに挿入すればよい。
ハンドル10のグリップ位置とハンドルバーステムCのクランプC11との距離や、グリップ位置の上下は、ハンドルバーステムCの固定位置、クランプC11の固定位置、丸筒122Bに内嵌したステム123Bの固定位置、ステム123Bのクランプ1231Bの固定位置を決めることにより調節できる。
次に、リアバスケット(図示しない)を着脱可能に取りはずし、後車体2に設けたリアキャリヤフレームIに腰かけ装置30(C)を着脱可能に取りつける。
Kはカバー付きのフロントキャリヤで、Lはチェーンカバー、F1はシートクランプ、F2はシートチューブFのキャップである。
腰かけ装置30(C)は、図3−4及び図3−5に示すように、矩形状の腰かけシート300(C)を固定できるようにした上板31(C)と、上板31(C)の下面に立設した4本の上脚筒311(C)と、下板32(C)と、下板32(C)上面に立設すると共に、各上脚筒311(C)に嵌合できるようにした下脚筒321(C)と、各上脚筒311(C)とこれに嵌合した各下脚筒321(C)との任意の嵌合位置において止着できるようにした止着装置33(C)とを備えている。止着装置33(C)は、各上脚筒311(C)に外嵌する各下脚筒321(C)と下脚筒321(C)上部の割口3211(C)を介して嵌合したクランプ322(C)とからなり、クランプ322(C)のレバー3221(C)の開閉により、シートチューブに嵌入するシートピラー(図示しない)の固着と同様な作用により、上板31(C)の高さが調整できる。また、下板32(C)は、実施例1の図1−4に示すと同様に、貫孔又は螺孔320(A)を介して、リアキャリヤフレームIにブラケット321(A)及びねじ(図示しない)を介して着脱可能に取りつけられる。
本発明3輪自転車の実施例4が、図4−1及び図4−2に示されている。
本発明実施例の3輪自転車は、本発明実施例3の図3−1の3輪自転車に、パイプ枠51A、合成樹脂製薄板52A及びフロントピラーチューブ20Aとを備えたカバー50Aを設けたものである。
パイプ枠51Aは、パイプ51Aをほぼ逆U字状の水平枠とほぼU字状の垂直枠とを一体的に形成したものからなる。
合成樹脂製薄板52Aは、パイプ枠51Aとほぼ形状を一致させて固着し、雨と日射が避けられるようにしたルーフ部分と風防部分とを設けたものである。
なお、Rは頭巾を取りはずした雨衣である。フロントピラーチューブ20Aは、シートチューブFに伸縮可能に挿入固定できるようにしたもので、上端は貫孔(図示しない)を介してねじ21Aによりパイプ枠51Aの両端を挿入して固着する。
本発明3輪自転車の実施例5が、図5−1乃至図5−4に示されている。
本発明実施例の3輪自転車は、本発明実施例3の図3−1の3輪自転車に、合成樹脂薄板製トレー状のルーフ51B、ルーフフレーム52B、ノブ付き回転止め具60B及びフロントピラーチューブ20Bとを備えたカバー50Bを設けたものである。Rは頭巾のない雨衣である。
図5−2、図5−3及び図5−4に示すように、ルーフ51Bは、下縁周囲にルーフフレーム52Bを固着している。
ルーフフレーム52Bは、ほぼだ円形のバンド状の金属製又は硬質合成樹脂製のもので、両端に、ノブ付き回転止め具60Bの止め棒61Bに挿入される一対の貫孔510Bを設けている。
フロントピラーチューブ20Bは、シートチューブFに伸縮可能に挿入固定できるようにすると共に、上端に止め具60Bの止め棒61Bに挿入される貫孔210Bを設けた挟持板片21Bを連設している。
ノブ付き回転止め具60Bは、止め棒61Bの一端部611Bを螺刻して丸ナット62Bを螺合できるようにすると共に、ルーフフレーム52Bの両端の貫孔510Bとフロントチューブ20Bの上端の挟持板片21Bの貫孔210Bを挿入し、他端612Bに座金64Bを挿入すると共に、短軸部613Bを連設して、ノブ65Bの偏心頭部651Bが回動できるように嵌合している。
座金64Bは、ノブ65Bの偏心頭部651Bを摺動可能に受け入れる断面円弧状の凹部641Bを設けたもので、ノブ65Bの回動によって偏心頭部651Bが座金64Bを加圧して、フロントチューブ20Bの上端の挟持板片21Bにルーフフレーム52Bの両端を止着できるようにしたものである。
本発明3輪自転車の実施例6が、図6−1乃至図6−4に示されている。
本発明実施例の3輪自転車は、本発明実施例3の図3−1の3輪自転車に、パイプ枠51D、合成樹脂製薄板52D、フロントピラーチューブ20D及び回動パイプ40Dとを備えたカバー50Dを設けたものである。
パイプ枠51Dは、パイプ511Dを長方形に形成して3輪自転車の車幅や全長に沿って枠どりしたものである。パイプ枠51Dは、第1支持パイプ512D及び第2支持パイプ513Dにより支持される。
第1支持パイプ512Dは、横パイプ5121Dの両端に螺棒5122Dを嵌入して、両側のパイプ511Dの貫孔5110Dに貫入し、ナット5123Dにより螺着できるようにすると共に、横パイプ5121Dの中央に立てパイプ5124Dの上端を固着したものである。
フロントチューブ20Dは、シートチューブFに伸縮可能に挿入固定できると共に、上部に第1支持パイプ512Dの立てパイプ5124Dを嵌入し、ねじ又は回転ノブ21Dにより着脱可能に固着できるようにしている。
第2支持パイプ513Dは、横パイプ5131Dの両端に螺棒5132Dを嵌入して、両側のパイプ511Dの貫孔5110Dに貫入し、ナット5133Dにより螺着できるようにすると共に、横パイプ5131Dの中央に立てパイプ5134Dの上端を固着したものである。
回動パイプ40Dは、ヘッドチューブフレーム70を介して取りつけられ、第2支持パイプ513Dの立てパイプ5134Dを伸縮可能に嵌入し、ねじ又は回転ノブ42Dにより着脱可能に固着できるようにしている。
ヘッドチューブフレーム70は、ヘッドチューブBとダウンチューブDとの結合部の両側に当接した1対の側板71と、1対の側板71の切欠き穴又は長孔7101及び7102に挿入されてねじ止められて結合部の上下に固着される1対のボルトナット711と、各側板71に結合してヘッドチューブBの前面に当接できるようにした前板72とを備え、前板72に1対の立板73を立設して回動パイプ40Dの下部を回動可能にできるように、ボルトナット41Dに軸着したものである。
合成樹脂製薄板52Dは、パイプ枠51Dとほぼ形状を一致させてパイプ511Dに固着し、3輪自転車の全長にわたって、ルーフと風防ができるようにしたもので、雨中の視界確保及び日射回避のため、薄板52Dの表面に撥水処理、裏面に、UVカットフィルム等を貼着することができる。
本発明3輪自転車は、特に、老齢者、婦人、身体障害者の過疎地交通対策として利用価値が高い。本発明部品は製作容易で安価に量産でき、市販の3輪自転車の一部部品の取替えで済むので実用価値が高い。
本発明実施例1の全体概略説明図である。 図1−1に使用したハンドルバーの説明図である。 図1−1に使用した腰かけ装置の説明図である。 図1−3の下板の取付けの説明図である。 本発明実施例2の全体概略説明図である。 図2−1に使用したハンドルバーの説明図である。 図2−1に使用した腰かけ装置の説明図である。 本発明実施例3の全体概略説明図である。 図3−1に使用したハンドルバーホルダーの説明図である。 図3−2に使用したハンドルバーホルダーの別の説明図である。 図3−1に使用した腰かけ装置の説明図である。 図3−4のA−A線断面図である。 本発明実施例4の全体概略説明図である。 図4−1に使用したカバーの説明図である。 本発明実施例5の全体概略説明図である。 図5−1に使用したカバーの説明図である。 図5−2に使用したカバーの別の説明図である。 図5−1に使用したカバーのノブ付き回転止め具の説明図である。 本発明実施例6の全体概略説明図である。 図6−1に使用したカバーの説明図である。 図6−1に使用したヘッドチューブフレームの説明図である。 図6−3に使用したヘッドチューブフレームの別の説明図である。
1 前車体
A 前輪
B ヘッドチューブ
C ハンドルバーステム
C1 クランプ
D ダウンチューブ
E ペダル
F シートチューブ
H 後輪
I リアキャリヤフレーム
11 ステム接続部材
1111B 丸棒
112B 螺孔
1210B 螺子
12 延長部材
121B 回動板
1210B 螺子
122B 丸筒
123B ハンドルバーステム
10A(1) V形状ハンドルバー
10A(2) U形状ハンドルバー
10 ハンドルバーホルダ
10 ハンドル
2 後車体
20A、20B、20D フロントピラーチューブ
30 腰かけ装置
40D 回動パイプ
50A、50B、50D カバー
51A パイプ枠
52A 合成樹脂製薄板
51B ルーフ
52B ルーフフレーム
60B ノブ付き回転止め具
51D パイプ枠
512D513D 横パイプ
52D 合成樹脂製薄板
70 ヘッドチューブフレーム
71 側板
7101及び7102 切欠き穴又は長穴
711 ボルトナット
72 前板
本発明は、前車体にスイング機構を設けている3輪自転車に関する。
3輪自転車は、2輪自転車に比べて、重量があり、駐車に場所をとる欠点があるが、走行が比較的安定して転倒しにくい。それにも拘わらず、女性や老齢者や身体障害者に余り普及せず、いわゆる電動アシスト3輪車が出現したが、価格の点を無視しても、女性や老齢者や身体障害者に余り魅力を感じさせることがなかった。その理由の一つとして、2輪自転車と同様に、自転車用サドルを採用しているため、股間が窮屈で不安定になり、自転車サドルに乗りにくい老齢者や女性や身体障害者にとって適切でないためと思われ、その上、スイング機構を採用しているため、サドルに乗ることが更に不安定になり、特にスイング角度を大きくして走行する場合は転落する恐れがあった。
そこで、本発明者は、市販の3輪自転車において、スイング機構を有する前車体に設けていたサドル及びシートピラーを着脱可能に取りはずし、スイング機構を設けていない後車体に腰かけ装置を設けて、安定した乗車を確保すると共に、これに対応してハンドルバーを長くして操縦性を向上させ、スイング機構を設けた3輪自転車の問題点を解決することにに成功した。
さらに、本発明者は、サドルとシートピラーを取りはずしたシートチューブに、ルーフ及び風防を立てて、降雨、日照、風塵、寒風を避けて安全に走行できるようにすることに成功した。
特開2007−55514号 特開2005−199754号
本発明は、従来、3輪自転車に取りつけられているスイング機構をそのまま使用して、これによる乗車及び走行の不安定を解消できるようにした3輪自転車を提供するものである。
また、本発明は、老齢者や婦人や患者や身体障害者でも、気軽に安定して使用できるようにした3輪自転車を提供するものである。
また、本発明は、雨天下や日照下でも、これらを避けて安心して走行できるようにした3輪自転車を提供するものである。
また、本発明は、過疎地、交通不便地における通院車や買物車等の利用や、省エネルギー、環境衛生に沿った旅行車や営業車等の多用途にも使用できるようにした3輪自転車を提供するものである。
また、本発明は、費用が安く、誰でも、容易に、現在、市販されている3輪自転車から一部部品の取りはずしと、新規な本発明部品の取りつけができるようにした3輪自転車を提供するものである。
さらに、本発明は、もとの3輪自転車にいつでも迅速簡単に復帰できるようにした3輪自転車を提供するものである。
本発明の請求項1の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、1個の前輪(A)と2個の後輪(H)とペダル(E)を備え、前車体(1)にスイング機構を設け、前記前車体(1)にハンドルバー、シートパイプ(F)、シートピラー及びサドルを取りつけ、前記スイング機構を設けていない後車体(2)にバスケットを取りつけられるようにしたリアキャリヤフレーム(I)を設け、前記サドルに乗者が腰かけたとき、ハンドル操作ができるように形成した3輪形自転車(ペダルの踏力に応じてモーターを駆動して走行できるようにした電動アシスト3輪自転車、及び、ペダルを備えると共にペダルの回転と無関係にモーターを駆動して走行できるようにした電動3輪自転車を含む。以下、同じ)において、後車体(2)に設けたリアキャリヤフレーム(I)から、前記バスケットを取りはずして、腰かけ装置(30)を着脱可能に取りつけ、前記腰かけ装置(30)に乗者が腰かけたとき、ハンドル操作ができるように、前記ハンドルバーを、長手のハンドルバー(10A)に着脱可能に取りかえ、前記シートパイプ(F)から前記シートピラー及び前記サドルを着脱可能に取り除いて、フロントピラーチューブ(20A又は20B)を着脱可能かつ上下可能に挿入し、前記フロントピラーチューブ(20A又は20B)の上部に、前記腰かけ装置(30)に乗者が腰かけたとき、降雨又は日照を避けることができるようにしたカバー(50A又は50B)を、着脱可能に取りつけた3輪自転車である。
また、本発明の請求項2の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、前記3輪形自転車において、前記後車体(2)に設けたリアキャリヤフレーム(I)から、前記バスケットを取りはずして、前記腰かけ装置(30)を着脱可能に取りつけ、前記腰かけ装置(30)に乗者が腰かけたとき、ハンドル操作ができるように、前記ハンドルバーを、前記長手のハンドルバー(20A)に、着脱可能に取りかえ、前記シートパイプ(F)から前記シートピラー及び前記サドルを取り除いて、フロントピラーチューブ(20D)を着脱可能かつ上下可能に挿入し、フロントピラーチューブ(20D)の上部と、ヘッドチューブ(B)にヘッドチューブフレーム(70)を介して着脱可能かつ回動可能に固着した回動パイプ(40D)の上部とに、前記腰かけ装置(30)に乗者が腰かけたとき、降雨又は日照を避けることができるようにしたカバー(50D)を、着脱可能に取りつけた3輪自転車である。
また、本発明の請求項3の発明は、上記課題を達成するため、図示するように、前記ヘッドチューブフレーム(70)が、前記ヘッドチューブ(B)とダウンチューブ(D)との結合部の両側に当接できるようにした1対の側板(71)と、前記1対の側板(71)の切欠き穴又は長穴(7101及び7102)に挿入されてねじ止めされて結合部の上下に固着される1対のボルトナット(711)と、前記各側板(71)に結合して前記ヘッドチューブ(B)の前面に当接できるようにした前板(72)とを備えて、前記ヘッドチューブ(B)に着脱可能に固着できる3輪自転車である。
本発明において、スイング機構を設けた前車体は、前輪、サドル、シートピラー、シートチューブ等を支持するダウンチューブ及びメインチューブ等を含むものからなり、2個の後輪を支持する回動軸、リアキャリヤフレーム等からなるスイング機構を設けていない後車体に対し、左右両側に揺動可能になっており、旋回走行を円滑に行うことができる公知の機構である。
また、本発明において、使用されるV字状乃至U字状の長手のハンドルバーは、後車体に腰かけ装置を着脱可能に取りつけたため、ハンドルバーのグリップ位置を延ばす必要が生じたために使用するものである。
腰かけ装置は、従来の自転車用サドルと異なり、比較的に広い面積の平面的な座面式のもので、平面座面、漸高座面、腰あて又は背あて付き座面があり、腰かけて安定がよく、その上、乗者の腰かける臀部(しりの部分)の位置を若干前後に移動してペダル踏みが容易にできるようにすると共に、老齢者、婦人、身体障害者等が、腰かけやすく、乗降しやすく、ペダルを踏み込み易く、また、ペダルを踏み込まないときの足場の置き場を調整しやすくすることが好ましい。
さらに、腰かけ装置は、スイング機構と無関係なスイングしない後車体に据え付けられるもので、スイング機構が行われる前車体の影響は、ハンドル操作に必要な手以外には全く受けることがないので安定した乗車性と操縦性を確保することができる。
カバーは、降雨を避けて視界が得られ、必要に応じ、日射を遮ることができるようにしたもので、前車体に立設されたシートチューブに挿入されて着脱可能かつ上下可能に固定できるようにしたフロントピラーチューブに支持されるもの、並びに、フロントピラーチューブとヘッドチューブに着脱可能に取りつけられるようにしたヘッドチューブフレームとにより支持されるものとがある。
また、カバーには、ルーフと風防を兼ね、視界は透明合成樹脂板(フードを含む)を介して視認するもの、又は、ルーフを設けて視界は肉眼により視認するものが設けられる。
また、カバーは、フレーム枠に薄板を張設したもの、トレー状のもの、1枚板状のものなど種々の形状のものが使用できる。
さらに、視界を透明合成樹脂板(フード形を含む)を介して視認するものは、表面又は表面及び裏面を撥水又は曇り止め処理したものが望ましい。
本発明によれば、現在、市販されている3輪自転車を、その一部部品を取り替えるだけで、スイング機構はそのまま利用するが、スイング機構の影響を受けないので、老齢者や婦人や身体障害者に安定して乗りやすく、操縦しやすく、降雨や日照を避けて走行できる利点がある。
また、現在市販の3輪自転車に装着されている着脱可能な一部部品を簡単迅速に取りはずして、新規な本発明部品を着脱可能に簡単容易に取りつけて現在市販の3輪自転車をそのまま使用することができ、費用も安価につく利点がある。
また、市販されているいわゆる電動アシスト3輪自転車を一部部品を着脱可能に取りはずし、本発明部品を着脱可能に取りつけて使用すれば、過疎地、交通不便地における老齢者、婦人、身体障害者等の通院車や買物車等として広く普及させることができ、また、リチウム電池、太陽電池等の技術向上により、省エネルギーや環境衛生に沿った長距離走行も可能となり、旅行車や営業車等の用途開発も期待される。
さらに、本発明3輪自転車は、もとの市販された状態の3輪自転車にいつでも迅速簡単に復帰して使用できる。
本発明3輪自転車の最良の形態が実施例1、実施例2及び実施例3に記載される。
本発明3輪自転車の実施例1が、図1−1、図1−2及び図1−3に示されている。
本発明実施例の3輪自転車は、バッテリGを備え、前輪A1個、後輪H2個の市販されている周知の電動アシスト3輪自転車から、ハンドル(図示しない)、ハンドルバーステム(図示しない)、シートピラー及びサドル(図示しない)とリヤバスケット(図示しない)を着脱可能に取りはずし、図1−2に示す新しい長手のV字状ハンドルバー10Aとこれに嵌着するハンドルバーステム11Aを着脱可能に取り替えて、ハンドルバー10A(1)のグリップ位置102A(1)を後方に延ばし、ハンドルバー10A(1)の中央部101A(1)をハンドルバーステム11Aのクランプ111Aに嵌着して、ハンドルバーステム11Aからグリップ位置の距離やグリップ位置の高さを調節したのち、ハンドルバー中央部101A(1)をクランプ111Aを締めて固定させ、ハンドルバー10A(1)にグリップ1021A(1)その他の附属品(図示しない)を取りつける。リアバスケット(図示しない)を着脱可能に取りはずし、後車体2に設けたリアキャリヤフレームIに腰かけ装置30(A)を着脱可能に取りつける。Kは防水カバー付きのフロントバスケットで、Lはチェーンカバー、F1はシートクランプ、F2はシートチューブFのキャップである。
本発明実施例の3輪自転車は、パイプ枠51A、合成樹脂製薄板52A及びフロントピラーチューブ20Aとを備えたカバー50Aを設けている。
パイプ枠51Aは、図1−3に示すように、パイプ51Aをほぼ逆U字状の水平枠とほぼU字状の垂直枠とを一体的に形成したものからなる。
合成樹脂製薄板52Aは、パイプ枠51Aとほぼ形状を一致させて固着し、雨と日射が避けられるようにしたルーフ部分と風防部分とを設けたものである。
なお、乗者のRは頭巾を取りはずした雨衣である。フロントピラーチューブ20Aは、シートチューブFに上下可能かつ着脱可能に挿入固定できるようにしたもので、上端は貫孔(図示しない)を介してねじ21Aによりパイプ枠51Aの両端を挿入するなどにより固着する。
また、雨中の視界確保及び日射回避のため、薄板52Aの風防部分表面に撥水フィルム、ルーフ部分表面又は裏面にUVカットフィルム等を貼着することができる。
従って、乗者は、腰かけ装置30(A)に腰かけてペダルEを踏み、スイングの影響を受けずに安定して走行すると共に、雨、日射、風塵、寒風等を回避しながら安全に運転することができる。
本発明3輪自転車の実施例2が、図2−1乃至図2−4に示されている。
本発明実施例の3輪自転車は、本発明実施例1の図1−1の3輪自転車に、合成樹脂薄板製トレー状のルーフ51B、ルーフフレーム52B、ノブ付き回転止め具60B及びフロントピラーチューブ20Bとを備えたカバー50Bを設けたものである。Rは頭巾のない雨衣である。
図2−2、図2−3及び図2−4に示すように、ルーフ51Bは、下縁周囲にルーフフレーム52Bを固着している。
ルーフフレーム52Bは、ほぼだ円形のバンド状の金属製又は硬質合成樹脂製のもので、両端に、ノブ付き回転止め具60Bの止め棒61Bに挿入される一対の貫孔510Bを設けている。
フロントピラーチューブ20Bは、シートチューブFに上下可能かつ着脱可能に挿入固定できるようにすると共に、上端に止め具60Bの止め棒61Bに挿入される貫孔210Bを設けた挟持板片21Bを連設している。
ノブ付き回転止め具60Bは、止め棒61Bの一端部611Bを螺刻して丸ナット62Bを螺合できるようにすると共に、ルーフフレーム52Bの両端の貫孔510Bとフロントチューブ20Bの上端の挟持板片21Bの貫孔210Bを挿入し、他端612Bに座金64Bを挿入すると共に、短軸部613Bを連設して、ノブ65Bの偏心頭部651Bが回動できるように嵌合している。
座金64Bは、ノブ65Bの偏心頭部651Bを摺動可能に受け入れる断面円弧状の凹部641Bを設けたもので、ノブ65Bの回動によって偏心頭部651Bが座金64Bを加圧して、フロントチューブ20Bの上端の挟持板片21Bにルーフフレーム52Bの両端を止着できるようにしたものである。
その他の構成及び作用効果は実施例1と同様であるので、詳細説明を省略する。
本発明3輪自転車の実施例3が、図3−1乃至図3−4に示されている。
本発明実施例の3輪自転車は、本発明実施例1の3輪自転車に、パイプ枠51D、合成樹脂製薄板52D、フロントピラーチューブ20D及び回動パイプ40Dとを備えたカバー50Dを設けたものである。
パイプ枠51Dは、パイプ511Dを長方形に形成して3輪自転車の車幅や全長に沿って枠どりしたものである。パイプ枠51Dは、第1支持パイプ512D及び第2支持パイプ513Dにより支持される。
第1支持パイプ512Dは、横パイプ5121Dの両端に螺棒5122Dを嵌入して、両側のパイプ511Dの貫孔5110Dに貫入し、ナット5123Dにより螺着できるようにすると共に、横パイプ5121Dの中央に立てパイプ5124Dの上端を固着したものである。
フロントチューブ20Dは、シートチューブFに上下可能にかつ着脱可能に挿入固定できると共に、上部に第1支持パイプ512Dの立てパイプ5124Dを嵌入し、ねじ又は回転ノブ21Dにより着脱可能に固着できるようにしている。
第2支持パイプ513Dは、横パイプ5131Dの両端に螺棒5132Dを嵌入して、両側のパイプ511Dの貫孔5110Dに貫入し、ナット5133Dにより螺着できるようにすると共に、横パイプ5131Dの中央に立てパイプ5134Dの上端を固着したものである。
回動パイプ40Dは、ヘッドチューブフレーム70を介して取りつけられ、第2支持パイプ513Dの立てパイプ5134Dを上下可能かつ回動可能に嵌入し、ねじ又は回転ノブ42Dにより着脱可能に固着できるようにしている。
ヘッドチューブフレーム70は、ヘッドチューブBとダウンチューブDとの結合部の両側に当接した1対の側板71と、1対の側板71の切欠き穴又は長孔7101及び7102に挿入されてねじ止められて結合部の上下に固着される1対のボルトナット711と、各側板71に結合してヘッドチューブBの前面に当接できるようにした前板72とを備え、前板72に1対の立板73を立設して回動パイプ40Dの下部を回動可能にできるように、ボルトナット41Dに軸着したものである。
合成樹脂製薄板52Dは、パイプ枠51Dとほぼ形状を一致させてパイプ511Dに固着し、3輪自転車の全長にわたって、ルーフと風防ができるようにしたもので、雨中の視界確保及び日射回避のため、薄板52Dの表面に撥水処理、表面又は裏面に、UVカットフィルム等を貼着することができる。
本発明3輪自転車は、特に、老齢者、婦人、身体障害者の過疎地交通対策として利用価値が高い。本発明部品は製作容易で安価に量産でき、市販の3輪自転車の一部部品の取替えで済むので実用価値が高い。
本発明実施例1の全体概略説明図である。 図1−1に使用したハンドルバーの説明図である。 図1−1に使用したカバーの説明図である。 本発明実施例2の全体概略説明図である。 図2−1に使用したカバーの説明図である。 図2−2に使用したカバーの別の説明図である。 図2−1に使用したカバーのノブ付き回転止め具の説明図である。 本発明実施例3の全体概略説明図である。 図3−1に使用したカバーの説明図である。 図3−1に使用したヘッドチューブフレームの説明図である。 図3−3に使用したヘッドチューブフレームの別の説明図である。
1 前車体
A 前輪
B ヘッドチューブ
C ハンドルバーステム
D ダウンチューブ
E ペダル
F シートチューブ
H 後輪
I リアキャリヤフレーム
10A V形状又はU字状ハンドルバー
2 後車体
20A、20B、20D フロントピラーチューブ
30 腰かけ装置
40D 回動パイプ
50A、50B、50D カバー
70 ヘッドチューブフレーム
71 側板
7101及び7102 切欠き穴又は長穴
711 ボルトナット
72 前板

Claims (13)

  1. 1個の前輪Aと2個の後輪HとペダルEを備えた3輪自転車(ペダルの踏力に応じてモーターを駆動して走行できるようにした電動アシスト3輪自転車、及び、ペダルを備えると共にペダルの回転と無関係にモーターを駆動して走行できるようにした電動3輪自転車を含む。以下、同じ)であって、スイング機構を前車体1に設けたもの(以下、単に3輪自転車という。)において、スイング機構を設けていない後車体2に、腰かけ装置30を取りつけ、前記腰かけ装置30に乗者が腰かけたとき、ハンドル操作ができるように形成したハンドルバー10Aを着脱可能に取りつけたことを特徴とした3輪自転車。
  2. 1個の前輪Aと2個の後輪Hとを設け、ペダルEを備えた3輪自転車において、ハンドルバー、ハンドルバーステム、シートピラー、サドル及びリヤバスケットを着脱可能に取りはずし、後車体2に設けたリアキャリヤフレームIに、腰かけ装置30を着脱可能に取りつけ、前記腰かけ装置30に乗者が腰かけたとき、ハンドル操作ができるように形成したハンドルバー10A(1)又は10A(2)を着脱可能にハンドルバーステム11A又は11Bに取りつけたことを特徴とした3輪自転車。
  3. 1個の前輪Aと2個の後輪HとペダルEを備えた3輪自転車において、スイング機構を設けていない後車体2に、腰かけ装置30を取りつけ、前記腰かけ装置30に乗者が腰かけたとき、ハンドル操作ができるように、ハンドルバーステムCに着脱可能に取りつけた伸縮可能かつ回動可能のハンドルバーホルダ10Bを介して、ハンドルバー10を着脱可能に取りつけたことを特徴とした3輪自転車。
  4. 1個の前輪Aと2個の後輪Hとを設け、ペダルEを備えた3輪自転車において、ハンドルバー10、シートピラー、サドル及びリヤバスケットを着脱可能に取りはずし、後車体2に設けたリアキャリヤフレームIに、腰かけ装置30を着脱可能に取りつけ、腰かけ装置30に乗者が腰かけたとき、ハンドル操作ができるように、ハンドルバーステムCに着脱可能に取りつけた伸縮可能かつ回動可能のハンドルバーホルダ10Bを介して、ハンドルバー10を着脱可能に取りつけたことを特徴とした3輪自転車。
  5. 請求項3又は4の3輪自転車において、ハンドルバーホルダ10Bが、ハンドルバーステムCのクランプC1に着脱可能かつ回動可能に嵌入して固着できるようにしたステム接続部材11Bと、ステム接続部材11Bに連結し、ハンドルバー10の位置をこれに使用するハンドルバーステムを介して伸縮可能に後方に延ばして着脱可能に固着できるようにした延長部材12Bとを備えていることを特徴とした3輪自転車。
  6. 請求項3、4又は5の3輪自転車において、ハンドルバーホルダ10Bが、ステム接続部材11Bを短長の丸棒111Bに形成して両端に螺孔112Bを設けて1対の螺子1210Bを螺着できるようにし、延長部材12Bを丸筒122Bと、丸筒122B内に着脱可能に挿入されたハンドルバーステム123Bと丸筒122Bに固着して丸棒111Bの両端の螺孔112Bと一致する貫孔を設けた1対の回動板121Bとを設けて、1対の回動板121Bの各貫孔と丸棒111Bの両端の螺孔112Bを介して1対の螺子1210Bを螺入してステム接続部材11Bを着脱可能かつ回動可能に固着できるようにし、ハンドルバーステム123Bを丸筒122B内で伸縮可能かつ回動可能にハンドルバー10を固着できるようにしたことを特徴とした3輪自転車。
  7. 請求項1、2、3、4、5又は6の3輪自転車において、腰かけ装置30が、腰かけシート300の座面を、ペダルEを踏んで回転させるとき、腰かけ位置をずらすことができるように形成されると共に、上面に腰かけシート300を固定できるようにした上板31と、上板31下面に立設した上脚筒311と、後車体2に取りつけることができるようにした下板32と、下板32上面に立設すると共に、各上脚筒311に嵌合できるようにした下脚筒321と、各上脚筒311とこれに嵌合した各下脚筒321とを任意の嵌合位置において止着できるようにした止着装置33とを備えたことを特徴とした3輪自転車。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6又は7の3輪自転車において、腰かけ装置30に乗者が腰かけたとき、降雨を避けると共に日射を遮ることができるようにしたカバー50A又は50Bを、着脱可能かつ伸縮可能にシートチューブFに挿入固定したフロントピラーチューブ20A又は20Bを介して支持できるようにしたことを特徴とした3輪自転車。
  9. 請求項8の3輪自転車において、カバー50Aが、パイプ枠51Aと、前記パイプ枠51Aに形状をほぼ一致させて固着できるようにしたルーフと風防とを兼ねた合成樹脂製薄板52Aと、前記パイプ枠51Aを支持するフロントピラーチューブ20Aとを備えていることを特徴とした3輪自転車。
  10. 請求項8の3輪自転車において、カバー50Bが、トレイ状の合成樹脂薄板製ルーフ51Bと、前記ルーフ51Bを固着できるようにしたルーフフレーム52Bと、前記ルーフフレーム52Bの両端をノブ付き回転止め具60Bを介して回動可能に支持するフロントピラーチューブ20Bとを備えていることを特徴とした3輪自転車。
  11. 請求項1、2、3、4、5、6又は7の3輪自転車において、腰かけ装置30に乗者が腰かけたとき、降雨を避けると共に日射を遮ることができるようにしたカバー50Dを、前記シートチューブFに着脱可能かつ伸縮可能に挿入固定したフロントピラーチューブ20Dと、ヘッドチューブBに着脱可能に固着したヘッドチューブフレーム70に設けた回動パイプ40Dとを介して、支持できるようにしたことを特徴とした3輪自転車。
  12. 請求項11の3輪自転車において、カバー50Dが、パイプ枠51Dと、前記パイプ枠51Dに形状をほぼ一致させて固着したルーフと風防とを兼ねた合成樹脂製薄板52Dと、前記パイプ枠51Dの横パイプ512Dを介して支持するフロントピラーチューブ20Dと、前記パイプ枠51Dの横パイプ513Dを介して支持するヘッドチューブフレーム70に回動可能に設けた回動パイプ40Dとを備えていることを特徴とした3輪自転車。
  13. 請求項11又は12の3輪自転車において、ヘッドチューブフレーム70が、ヘッドチューブBとダウンチューブDとの結合部の両側に当接できるようにした1対の側板71と、1対の側板71の切欠き穴又は長穴7101及び7102に挿入されてねじ止めされて結合部の上下に固着される1対のボルトナット711と、各側板71に結合してヘッドチューブBの前面に当接できるようにした前板72とを備えて、ヘッドチューブBに着脱可能に固着できるようにしたことを特徴とした3輪自転車。
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