JP2003146278A - 乗り物 - Google Patents
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- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 1
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K21/00—Steering devices
- B62K21/18—Connections between forks and handlebars or handlebar stems
- B62K21/24—Connections between forks and handlebars or handlebar stems readily releasable
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 導水路のような狭いトンネル内を容易に移動
でき、トンネルの内部点検作業の容易化を実現する乗り
物の提供。 【解決手段】 車体フレーム1に一つの前輪2と二つの
後輪3,3、及び前輪の舵取り用のハンドル4を支承し
てあり、前輪に設けたペダル5を足で漕いで進む乗り物
であって、車体フレームには背もたれ6を有し、背もた
れ6の角度とハンドル4の高さ及び前後位置を変更でき
るようにしたことを特徴とする。
でき、トンネルの内部点検作業の容易化を実現する乗り
物の提供。 【解決手段】 車体フレーム1に一つの前輪2と二つの
後輪3,3、及び前輪の舵取り用のハンドル4を支承し
てあり、前輪に設けたペダル5を足で漕いで進む乗り物
であって、車体フレームには背もたれ6を有し、背もた
れ6の角度とハンドル4の高さ及び前後位置を変更でき
るようにしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水力発電施設の導
水路のような狭いトンネル内を移動するのに適した乗り
物に関するものである。
水路のような狭いトンネル内を移動するのに適した乗り
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水力発電施設では、山奥のダムでせき止
めた水を、ふもとの発電所まで導水路と呼ばれるトンネ
ルで導いているが、導水路は内部の壁面に損傷が無いか
定期的に点検しなければならないことになっている。点
検は、水を抜いた導水路に数人の作業員が実際に入って
行うが、導水路はもともと人が通るためのものではない
ため、中には天井の高さが1メートル前後しかないもの
があり、その中では上体を屈めた無理な姿勢を余儀なく
され、しかも導水路の長さは数キロに及ぶこともあるか
ら、作業員の受ける肉体的・精神的ストレスは甚大であ
った。
めた水を、ふもとの発電所まで導水路と呼ばれるトンネ
ルで導いているが、導水路は内部の壁面に損傷が無いか
定期的に点検しなければならないことになっている。点
検は、水を抜いた導水路に数人の作業員が実際に入って
行うが、導水路はもともと人が通るためのものではない
ため、中には天井の高さが1メートル前後しかないもの
があり、その中では上体を屈めた無理な姿勢を余儀なく
され、しかも導水路の長さは数キロに及ぶこともあるか
ら、作業員の受ける肉体的・精神的ストレスは甚大であ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そうした導水路の点検
に伴うストレスを軽減しようと、電動式の点検用車両も
提案されている。そうした車両は重量が重く、一人で持
ち運ぶのは不可能で、運搬にはクレーンの付いたトラッ
ク等が必要であった。これを導水路の点検に用いること
を考えると、導水路の出入口が通常深い山の中にあり、
その車両を持って山道を歩かなければならないことや、
導水路の出入口の形態が狭い縦穴で、梯子をつたって昇
り降りしなければならない場合があることなどから、非
常に不都合であると予想された。また、点検の最中にバ
ッテリー切れ等が発生し、導水路内で立ち往生してしま
うことに対する不安もあった。さらに従来の点検用車両
は、仰向けやうつ伏せに寝るような姿勢で乗車するため
に、壁面全体を観察することが容易ではなかった。
に伴うストレスを軽減しようと、電動式の点検用車両も
提案されている。そうした車両は重量が重く、一人で持
ち運ぶのは不可能で、運搬にはクレーンの付いたトラッ
ク等が必要であった。これを導水路の点検に用いること
を考えると、導水路の出入口が通常深い山の中にあり、
その車両を持って山道を歩かなければならないことや、
導水路の出入口の形態が狭い縦穴で、梯子をつたって昇
り降りしなければならない場合があることなどから、非
常に不都合であると予想された。また、点検の最中にバ
ッテリー切れ等が発生し、導水路内で立ち往生してしま
うことに対する不安もあった。さらに従来の点検用車両
は、仰向けやうつ伏せに寝るような姿勢で乗車するため
に、壁面全体を観察することが容易ではなかった。
【0004】本発明は、こうした実情に鑑みてなされた
ものであり、導水路のような狭いトンネル内を容易に移
動でき、トンネルの内部点検作業の容易化を実現する乗
り物の提供と、さらにその乗り物を簡便に持ち運べるよ
うにすることを目的とする。
ものであり、導水路のような狭いトンネル内を容易に移
動でき、トンネルの内部点検作業の容易化を実現する乗
り物の提供と、さらにその乗り物を簡便に持ち運べるよ
うにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、請求項1記載の発明による乗り物は、車体フレー
ムに一つの前輪と二つの後輪、及び前輪の舵取り用のハ
ンドルを支承してあり、前輪に設けたペダルを足で漕い
で進む乗り物であって、車体フレームには背もたれを有
し、背もたれの角度とハンドルの高さ及び前後位置を変
更できるようにしたことを特徴とする。このように形成
すると、トンネルの天井の高さに合わせて、無理のない
最適な乗車姿勢をとることができ、トンネル内を疲労す
ることなく自在に走行できる。走行中は、前方及び側方
の視界が十分に確保できるので、トンネルの壁面の状態
を良く観察できる。また人力で走行する簡易な構成とし
たことで、車体の軽量化を図ることができた。
めに、請求項1記載の発明による乗り物は、車体フレー
ムに一つの前輪と二つの後輪、及び前輪の舵取り用のハ
ンドルを支承してあり、前輪に設けたペダルを足で漕い
で進む乗り物であって、車体フレームには背もたれを有
し、背もたれの角度とハンドルの高さ及び前後位置を変
更できるようにしたことを特徴とする。このように形成
すると、トンネルの天井の高さに合わせて、無理のない
最適な乗車姿勢をとることができ、トンネル内を疲労す
ることなく自在に走行できる。走行中は、前方及び側方
の視界が十分に確保できるので、トンネルの壁面の状態
を良く観察できる。また人力で走行する簡易な構成とし
たことで、車体の軽量化を図ることができた。
【0006】請求項2記載の発明は、この乗り物に距離
計を設けたことを特徴とする。この発明によれば、走行
中に距離計の数値を読み取ることにより現在の位置を把
握できて便利である。導水路の点検に際しては、特別な
計測作業を行わなくても異常箇所を瞬時に特定できるこ
ととなり、点検に要する人員と労力を削減できる。
計を設けたことを特徴とする。この発明によれば、走行
中に距離計の数値を読み取ることにより現在の位置を把
握できて便利である。導水路の点検に際しては、特別な
計測作業を行わなくても異常箇所を瞬時に特定できるこ
ととなり、点検に要する人員と労力を削減できる。
【0007】請求項3記載の発明は、さらにハンドルの
向きを直進の状態で半固定するハンドルストッパーを設
けたことを特徴とする。半固定とは、ハンドルを完全に
固定するのではなく、バネ等を利用して所定の力で保持
する状態をいう。トンネル内はカーブが少ないから、ハ
ンドルストッパーを働かせることで、点検作業に集中で
きて便利である。
向きを直進の状態で半固定するハンドルストッパーを設
けたことを特徴とする。半固定とは、ハンドルを完全に
固定するのではなく、バネ等を利用して所定の力で保持
する状態をいう。トンネル内はカーブが少ないから、ハ
ンドルストッパーを働かせることで、点検作業に集中で
きて便利である。
【0008】請求項4記載の発明は、前記車体フレーム
が前輪支承フレームと座部フレームとに分離可能であっ
て、さらに前輪支承フレームからハンドルが着脱自在で
あって、分離した前輪支承フレーム及びハンドルを座部
フレーム上に固定できることを特徴とする。この発明に
よれば、本乗り物をコンパクトで持ち運びが容易な形に
まとめることができ、乗用車に積んで運ぶことも可能と
なる。
が前輪支承フレームと座部フレームとに分離可能であっ
て、さらに前輪支承フレームからハンドルが着脱自在で
あって、分離した前輪支承フレーム及びハンドルを座部
フレーム上に固定できることを特徴とする。この発明に
よれば、本乗り物をコンパクトで持ち運びが容易な形に
まとめることができ、乗用車に積んで運ぶことも可能と
なる。
【0009】さらに請求項5に記載したように、前記座
部フレームに肩掛けベルトを設けた場合には、本乗り物
を背中に担ぐことも可能となり、一層持ち運びが容易と
なる。
部フレームに肩掛けベルトを設けた場合には、本乗り物
を背中に担ぐことも可能となり、一層持ち運びが容易と
なる。
【0010】さらに請求項6記載の発明は、後輪が座部
フレームに着脱可能であり、尚且つ後輪を座部フレーム
の前側と後側の2箇所に取り付けできるようにしたこと
を特徴とする。後輪を座部フレームから取り外すことに
よって、運搬時の積み込みスペースをさらに小さくで
き、後輪を座部フレームの前側に取り付けた時には、平
地を手押し車のようにして楽に運ぶことができる。また
背中に担ぐ際にも、重心が低くなってより好ましい。
フレームに着脱可能であり、尚且つ後輪を座部フレーム
の前側と後側の2箇所に取り付けできるようにしたこと
を特徴とする。後輪を座部フレームから取り外すことに
よって、運搬時の積み込みスペースをさらに小さくで
き、後輪を座部フレームの前側に取り付けた時には、平
地を手押し車のようにして楽に運ぶことができる。また
背中に担ぐ際にも、重心が低くなってより好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の乗り物の実施形態
を示す側面図であり、図2はその平面図である。この乗
り物は、水力発電施設の導水路の点検用に開発されたも
ので、一つの前輪2と二つの後輪3,3を有し、前輪1
に設けたペダル5を足で漕いで進むようになっている。
ペダル5は前輪2に直に取り付けてあるので、前にばか
りでなく後ろにも進むことができる。
に基づいて説明する。図1は本発明の乗り物の実施形態
を示す側面図であり、図2はその平面図である。この乗
り物は、水力発電施設の導水路の点検用に開発されたも
ので、一つの前輪2と二つの後輪3,3を有し、前輪1
に設けたペダル5を足で漕いで進むようになっている。
ペダル5は前輪2に直に取り付けてあるので、前にばか
りでなく後ろにも進むことができる。
【0012】車体フレーム1は、長方形の枠の形をした
座部フレーム10と、座部フレームの前側に斜めに固定
した前輪支承フレーム9とから成る。前輪支承フレーム
9の先端にはヘッドパイプ12が設けられ、ヘッドパイ
プ12には前輪2を支承したフロントフォーク13が下
方より挿入されて回転自在に保持されており、さらにヘ
ッドパイプ12内に挿入されたフロントフォーク13の
パイプ部に、上方よりハンドル支持軸14が挿入されて
いる。ハンドル支持軸14の下端部には、図4に示すよ
うにクサビ部材15を有し、ハンドル支持軸14に挿通
して設けたネジ軸を操作ハンドル16を介して回すとク
サビ部材15が移動し、ハンドル支持軸14のフロント
フォーク13への固定と解除がなされる。すなわちハン
ドル支持軸14はヘッドパイプ12に抜き差し自在であ
って、ハンドル4の高さは地上70〜90cmの間で調
節できる。ハンドル支持軸14の上部には、ハンドル取
付パイプ17が水平に設けてある。ハンドル4はT字形
に形成してあり、前後に長い挿入部18が前記ハンドル
取付パイプ17に挿入され、固定ピン19を差し込んで
固定されている。ハンドルの挿入部18には、固定ピン
用の穴20が間隔をおいて複数設けてあるので、ハンド
ル4の位置は0〜50cmの間で前後に調節できる。
座部フレーム10と、座部フレームの前側に斜めに固定
した前輪支承フレーム9とから成る。前輪支承フレーム
9の先端にはヘッドパイプ12が設けられ、ヘッドパイ
プ12には前輪2を支承したフロントフォーク13が下
方より挿入されて回転自在に保持されており、さらにヘ
ッドパイプ12内に挿入されたフロントフォーク13の
パイプ部に、上方よりハンドル支持軸14が挿入されて
いる。ハンドル支持軸14の下端部には、図4に示すよ
うにクサビ部材15を有し、ハンドル支持軸14に挿通
して設けたネジ軸を操作ハンドル16を介して回すとク
サビ部材15が移動し、ハンドル支持軸14のフロント
フォーク13への固定と解除がなされる。すなわちハン
ドル支持軸14はヘッドパイプ12に抜き差し自在であ
って、ハンドル4の高さは地上70〜90cmの間で調
節できる。ハンドル支持軸14の上部には、ハンドル取
付パイプ17が水平に設けてある。ハンドル4はT字形
に形成してあり、前後に長い挿入部18が前記ハンドル
取付パイプ17に挿入され、固定ピン19を差し込んで
固定されている。ハンドルの挿入部18には、固定ピン
用の穴20が間隔をおいて複数設けてあるので、ハンド
ル4の位置は0〜50cmの間で前後に調節できる。
【0013】座部フレーム10上には、着座シート21
と、リクライニング機能を有する背もたれ6を備えてい
る。背もたれ6は、後方より二本のシリンダー22によ
って支えられており、レバー23を操作することにより
シリンダー22のロック機構が解除されてロッドが伸縮
し、背もたれ6の角度を任意に調節できる。背もたれ6
は、乗る人の頭の高さまで上に伸びており、上部には面
ファスナーを介してヘッドレスト36が取り付けられて
いる。ヘッドレスト36は瞬時に着脱でき、また取り付
け位置を上下に変更できる。背もたれ6の裏側には、巻
き尺やハンマー等の点検に必要な工具類を収納するバッ
グ24を備えている。後輪3は、座部フレーム10側面
の後側に設けた穴に中心軸が差し込まれ、回転自在に取
り付けられている。なお後輪3は、後述するように着脱
可能であって、持ち運びの際には別の位置に取り付ける
こともできる。座部フレーム10の高さは、地上から約
20cmとなっている。
と、リクライニング機能を有する背もたれ6を備えてい
る。背もたれ6は、後方より二本のシリンダー22によ
って支えられており、レバー23を操作することにより
シリンダー22のロック機構が解除されてロッドが伸縮
し、背もたれ6の角度を任意に調節できる。背もたれ6
は、乗る人の頭の高さまで上に伸びており、上部には面
ファスナーを介してヘッドレスト36が取り付けられて
いる。ヘッドレスト36は瞬時に着脱でき、また取り付
け位置を上下に変更できる。背もたれ6の裏側には、巻
き尺やハンマー等の点検に必要な工具類を収納するバッ
グ24を備えている。後輪3は、座部フレーム10側面
の後側に設けた穴に中心軸が差し込まれ、回転自在に取
り付けられている。なお後輪3は、後述するように着脱
可能であって、持ち運びの際には別の位置に取り付ける
こともできる。座部フレーム10の高さは、地上から約
20cmとなっている。
【0014】またこの乗り物には、距離計7を備えてい
る。距離計7は、計測輪26を後輪3に押し付けて回転
させ、計測輪26の回転をカウントして距離に換算し、
表示部27に走行した距離を表示するものである。距離
計7は、使用しない時は計測輪26が後輪3と接触しな
い位置に移動できる。導水路の点検に際しては、出発地
点において表示をリセットし、距離を計りながら走行し
て、異常のあった地点の出発地点からの距離を随時記録
する。
る。距離計7は、計測輪26を後輪3に押し付けて回転
させ、計測輪26の回転をカウントして距離に換算し、
表示部27に走行した距離を表示するものである。距離
計7は、使用しない時は計測輪26が後輪3と接触しな
い位置に移動できる。導水路の点検に際しては、出発地
点において表示をリセットし、距離を計りながら走行し
て、異常のあった地点の出発地点からの距離を随時記録
する。
【0015】前輪支承フレームのヘッドパイプ12に
は、ハンドルストッパー8を備えている。ハンドルスト
ッパー8は、ヘッドパイプ12内に収容したフロントフ
ォーク13の軸部に係合部を設け、そこにストッパー部
材(図示省略)をバネで押し当てて係合させることによ
り、ハンドルの向きを一定の力で保持するものである。
ハンドルストッパーは、通常の自転車にも駐輪時の転倒
防止を目的として設置される場合が有り、それらを利用
することもできる。ハンドルストッパーを効かせると、
ハンドルの向きが直進の状態で保持され、曲りたい時に
はハンドルをきって曲ることができる。導水路内はカー
ブがほとんどないから、ハンドルストッパーを働かせた
まま走行すれば、ハンドルの振れがなくなり、点検作業
に集中できる。またハンドルストッパーは、働かない状
態にもできる。
は、ハンドルストッパー8を備えている。ハンドルスト
ッパー8は、ヘッドパイプ12内に収容したフロントフ
ォーク13の軸部に係合部を設け、そこにストッパー部
材(図示省略)をバネで押し当てて係合させることによ
り、ハンドルの向きを一定の力で保持するものである。
ハンドルストッパーは、通常の自転車にも駐輪時の転倒
防止を目的として設置される場合が有り、それらを利用
することもできる。ハンドルストッパーを効かせると、
ハンドルの向きが直進の状態で保持され、曲りたい時に
はハンドルをきって曲ることができる。導水路内はカー
ブがほとんどないから、ハンドルストッパーを働かせた
まま走行すれば、ハンドルの振れがなくなり、点検作業
に集中できる。またハンドルストッパーは、働かない状
態にもできる。
【0016】またこの乗り物は、車体フレーム等の主要
な部品がアルミ材で形成してあり、全体の重量が16k
g程度に抑えられている。
な部品がアルミ材で形成してあり、全体の重量が16k
g程度に抑えられている。
【0017】図3(イ)(ロ)には、この乗り物に乗っ
て導水路内を走行している状態を示している。導水路の
天井が比較的高い場合には、図3(イ)に示すように背
もたれ6を起こし、ハンドル4の高さを高く、位置を前
側に調整する。天井の高さが1メートルも無いような狭
い導水路では、図3(ロ)に示すように、背もたれ6を
後ろに倒し、ハンドル4の高さを低く、位置を後ろ側に
して走行する。このように本発明の乗り物は、導水路の
天井の高さに合わせて、無理のない最適な姿勢で乗るこ
とができる。なお、図中の符号25は着脱自在なライト
である。
て導水路内を走行している状態を示している。導水路の
天井が比較的高い場合には、図3(イ)に示すように背
もたれ6を起こし、ハンドル4の高さを高く、位置を前
側に調整する。天井の高さが1メートルも無いような狭
い導水路では、図3(ロ)に示すように、背もたれ6を
後ろに倒し、ハンドル4の高さを低く、位置を後ろ側に
して走行する。このように本発明の乗り物は、導水路の
天井の高さに合わせて、無理のない最適な姿勢で乗るこ
とができる。なお、図中の符号25は着脱自在なライト
である。
【0018】ここまでは乗り物としての機能面を中心に
述べたが、本発明の乗り物は、持ち運びの際にコンパク
トな形にできることも大きな特徴であり、以下はその点
について述べる。まず図4に示すように、前輪支承フレ
ーム9は、その根元の部分より座部フレーム10から分
離することができる。両者の結合部分には、前輪支承フ
レーム9の回転を規制するための嵌合部28と耳片29
を備えており、使用時には両者の耳片29同士を工具の
要らないクイックフリーズ金具30によって締結する。
前輪のペダル5は、クランクに添うように折り畳むこと
ができる。ハンドル支持軸14はヘッドパイプ12から
抜き取ることができ、さらにハンドル4をハンドル支持
軸14から分離することができる。
述べたが、本発明の乗り物は、持ち運びの際にコンパク
トな形にできることも大きな特徴であり、以下はその点
について述べる。まず図4に示すように、前輪支承フレ
ーム9は、その根元の部分より座部フレーム10から分
離することができる。両者の結合部分には、前輪支承フ
レーム9の回転を規制するための嵌合部28と耳片29
を備えており、使用時には両者の耳片29同士を工具の
要らないクイックフリーズ金具30によって締結する。
前輪のペダル5は、クランクに添うように折り畳むこと
ができる。ハンドル支持軸14はヘッドパイプ12から
抜き取ることができ、さらにハンドル4をハンドル支持
軸14から分離することができる。
【0019】座部フレーム10から分離した前輪支承フ
レーム9及びハンドル4は、図5に示すように、後ろに
倒した背もたれ6上に載置した上で、固定ベルト31
a,31b,31c,31dによって固定することがで
きる。クイックフリーズ金具30やハンドルの固定ピン
19などは、背もたれの後ろのバッグ24に収納する。
後輪3は、ハブに設けたボタン(図示省略)を押すこと
で、回転軸32の先端の突起33が軸内に引っ込み、座
部フレーム10から取り外すことができる。このような
形にすれば、本乗り物は乗用車のトランクにも積むこと
ができる。さらに取り外した後輪3は、座部フレーム1
0側面の前側に設けた運搬時用の後輪取付穴34に回転
軸32を差し込み、座部フレーム10と一体化できる。
この状態では、図6に示すように、手押し車のような形
で簡便に移動させることができる。
レーム9及びハンドル4は、図5に示すように、後ろに
倒した背もたれ6上に載置した上で、固定ベルト31
a,31b,31c,31dによって固定することがで
きる。クイックフリーズ金具30やハンドルの固定ピン
19などは、背もたれの後ろのバッグ24に収納する。
後輪3は、ハブに設けたボタン(図示省略)を押すこと
で、回転軸32の先端の突起33が軸内に引っ込み、座
部フレーム10から取り外すことができる。このような
形にすれば、本乗り物は乗用車のトランクにも積むこと
ができる。さらに取り外した後輪3は、座部フレーム1
0側面の前側に設けた運搬時用の後輪取付穴34に回転
軸32を差し込み、座部フレーム10と一体化できる。
この状態では、図6に示すように、手押し車のような形
で簡便に移動させることができる。
【0020】さらに、座部フレーム10の下面側には肩
掛けベルト11とウエストベルト35を設けてあるの
で、図7に示すように背中に担ぐこともできる。以上に
述べたように本発明の乗り物は、コンパクトな形にまと
めて乗用車で運ぶことができ、背中に担ぐことで、山の
斜面や梯子を昇り降りするような場合にでも、独りで容
易に持ち運びできる。
掛けベルト11とウエストベルト35を設けてあるの
で、図7に示すように背中に担ぐこともできる。以上に
述べたように本発明の乗り物は、コンパクトな形にまと
めて乗用車で運ぶことができ、背中に担ぐことで、山の
斜面や梯子を昇り降りするような場合にでも、独りで容
易に持ち運びできる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明による乗り物は、背
もたれの角度と、ハンドルの高さ及び前後の位置を変更
できるようにしたことにより、立って歩くことができな
いような天井の低いトンネル内であっても、天井の高さ
に応じた最適な乗車姿勢を保って、疲労することなく快
適に走行できる。走行中、前方及び側方の視界は十分に
確保されるので、トンネルの壁面の状態を良く観察でき
る。また、人力で走行する簡単な構成にしたことによ
り、電動式に比べて大幅な車体の軽量化とコストダウン
を図ることができた。
もたれの角度と、ハンドルの高さ及び前後の位置を変更
できるようにしたことにより、立って歩くことができな
いような天井の低いトンネル内であっても、天井の高さ
に応じた最適な乗車姿勢を保って、疲労することなく快
適に走行できる。走行中、前方及び側方の視界は十分に
確保されるので、トンネルの壁面の状態を良く観察でき
る。また、人力で走行する簡単な構成にしたことによ
り、電動式に比べて大幅な車体の軽量化とコストダウン
を図ることができた。
【0022】請求項2記載の発明によれば、距離計の数
値を読み取るだけで現在の位置を把握でき、トンネルの
点検に使用すれば、点検に要する労力と人員を削減でき
る。
値を読み取るだけで現在の位置を把握でき、トンネルの
点検に使用すれば、点検に要する労力と人員を削減でき
る。
【0023】請求項3記載の発明によれば、ハンドルの
振れがなくなって運転が一層容易となり、点検の作業に
集中することができる。
振れがなくなって運転が一層容易となり、点検の作業に
集中することができる。
【0024】請求項4記載の発明によれば、本乗り物が
コンパクトな形にまとまって持ち運びが容易となり、乗
用車に積んで運ぶことも可能となる。
コンパクトな形にまとまって持ち運びが容易となり、乗
用車に積んで運ぶことも可能となる。
【0025】請求項5記載の発明によれば、本乗り物を
背中に担ぐことができるようになり、持ち運びが一層容
易となる。
背中に担ぐことができるようになり、持ち運びが一層容
易となる。
【0026】さらに請求項6記載の発明によれば、後輪
を座部フレームから取り外すことによって、運搬時の積
み込みスペースをさらに小さくでき、後輪を座部フレー
ムの前側に取り付けた時には、平地を手押し車のように
して楽に運ぶことができて便利である。
を座部フレームから取り外すことによって、運搬時の積
み込みスペースをさらに小さくでき、後輪を座部フレー
ムの前側に取り付けた時には、平地を手押し車のように
して楽に運ぶことができて便利である。
【図1】本発明の乗り物の側面図である。
【図2】本発明の乗り物の平面図である。
【図3】(イ)(ロ)
本発明の乗り物の使用状態を示す側面図である。
【図4】前輪の部分を分解して示す側面図である。
【図5】本発明の乗り物の持ち運ぶ時の形態を示す平面
図である。
図である。
【図6】図5の形にした本発明の乗り物を、地面を転が
して移動させる様子を示す図である。
して移動させる様子を示す図である。
【図7】図5の形にした本発明の乗り物を背中に担いだ
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
1 車体フレーム
2 前輪
3 後輪
4 ハンドル
5 ペダル
6 背もたれ
7 距離計
8 ハンドルストッパー
9 前輪支承フレーム
10 座部フレーム
11 肩掛けベルト
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
B62K 21/16 B62K 21/16
21/22 21/22
21/24 21/24
Fターム(参考) 3D011 AA03 AC01 AD01 AD21
3D012 BA12 BA14 BA15
3D013 CA04 CF33 CF42
Claims (6)
- 【請求項1】 車体フレーム(1)に一つの前輪(2)
と二つの後輪(3,3)、及び前輪の舵取り用のハンド
ル(4)を支承してあり、前輪に設けたペダル(5)を
足で漕いで進む乗り物であって、車体フレームには背も
たれ(6)を有し、背もたれ(6)の角度とハンドル
(4)の高さ及び前後位置を変更できるようにしたこと
を特徴とする乗り物。 - 【請求項2】 距離計(7)を有することを特徴とする
請求項1記載の乗り物。 - 【請求項3】 ハンドル(4)の向きを直進の状態で半
固定するハンドルストッパー(8)を有することを特徴
とする請求項1又は2記載の乗り物。 - 【請求項4】 前記車体フレーム(1)が前輪支承フレ
ーム(9)と座部フレーム(10)とに分離可能であっ
て、さらに前輪支承フレーム(9)からハンドル(4)
が着脱自在であって、分離した前輪支承フレーム(9)
及びハンドル(4)を座部フレーム(10)上に固定で
きることを特徴とする請求項1、2又は3記載の乗り
物。 - 【請求項5】 前記座部フレーム(10)に肩掛けベル
ト(11)を有することを特徴とする請求項4記載の乗
り物。 - 【請求項6】 後輪(3,3)が座部フレーム(10)
に着脱可能であり、尚且つ後輪(3,3)を座部フレー
ム(10)の前側と後側の2箇所に取り付けできるよう
にしたことを特徴とする請求項4又は5記載の乗り物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001343293A JP2003146278A (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | 乗り物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001343293A JP2003146278A (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | 乗り物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003146278A true JP2003146278A (ja) | 2003-05-21 |
Family
ID=19157005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001343293A Pending JP2003146278A (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | 乗り物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003146278A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2010052709A (ja) * | 2008-07-28 | 2010-03-11 | Watanabe Kk | 3輪自転車 |
WO2010111955A1 (zh) * | 2009-04-02 | 2010-10-07 | Zhang Xiangyang | 一种低座椅坐式三轮车及其主车架 |
CN101913401A (zh) * | 2010-08-13 | 2010-12-15 | 王玉锋 | 多功能箱式电动、脚蹬两用折叠三轮行李车 |
NL2006709C2 (en) * | 2011-05-03 | 2012-11-06 | Sparta B V | Assembly of a bicycle and an adapter. |
JP2022091211A (ja) * | 2020-12-09 | 2022-06-21 | ヨコタ工業株式会社 | 被締付部材の緊解機 |
-
2001
- 2001-11-08 JP JP2001343293A patent/JP2003146278A/ja active Pending
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JP7349647B2 (ja) | 2020-12-09 | 2023-09-25 | ヨコタ工業株式会社 | 被締付部材の緊解機 |
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