JP2010051636A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技機は、本体枠に前面側から取り付けられる遊技盤5と、遊技盤5の背面側で、前記本体枠に取り付けられる表示装置4とを含み、表示装置と遊技盤の少なくとも一方を、本体枠に対して遊技機の奥行き方向に水平移動させるための移動手段Cを含む。移動手段は、本体枠に固定され、遊技機の奥行き方向に水平に配されたスライドレール30と、表示装置と遊技盤の少なくとも一方に固定され、スライドレールに沿って、遊技機の奥行き方向に水平移動させるための案内部材40とからなる。また、遊技盤の背面側と表示装置の表面側の少なくとも一方には、遊技盤と表示装置との間隔が、所定の間隔よりも近接することを防止するストッパEを備え、水平移動した、表示装置と遊技盤のいずれか一方を、水平移動後の所定位置にて、位置決め固定する固定手段Dを備えている。
【選択図】図5
Description
なお、本発明の遊技機とは、いわゆるパチンコ機と称される弾球遊技機、いわゆるパチスロ機と称される回胴式遊技機の双方を対象としている。
上記特許文献1で提案した技術により、構成に変更のない遊技盤以外の部材、例えば前記液晶表示装置を継続して使用することが可能となり、製造コストの低減や資源保護に大変優れたものであった。
しかし、新たに組み込まれる遊技盤にあっては、その遊技性や趣向によって奥行き方向に突出する役物などを備え、そのような役物等の構造物を含めた遊技盤の奥行き方向の寸法が増加した構造となる場合もある。この場合には、次のような課題が残されていた。
(1)遊技盤を設計する際に、前記遊技盤の奥行き方向の寸法を、交換前の遊技盤の奥行き方向の寸法と同一にしなければならないといった制約が伴なっていた。このため、遊技者の嗜好の変化や流行の変化にあわせた、遊技者の興趣を向上することのできる遊技盤を提供し難くなるといった課題が残されていた。
(2)上記制約によらず、新たに製造した遊技盤の奥行き方向の寸法と交換前の遊技盤の奥行き方向の寸法が相違した場合、とりわけ、新たに製造した遊技盤の奥行き方向の寸法が増加した場合には、遊技盤の背面側に配される表示装置と、遊技盤の背面との間隔が小さくなってしまうため、表示装置に傷が生じたり、放熱の問題が生じたりすることを防止するといった課題が残されていた。
本発明によれば、移動手段Cにより、表示装置4と遊技盤5の少なくとも一方が、本体枠に対して奥行き方向に水平移動可能であるため、組み込まれる遊技盤5の奥行き方向の寸法に合わせて、表示装置4と遊技盤5との間隔を変更可能である。従って、新たに製造した遊技盤全体の厚さ寸法と交換前の遊技盤5の奥行き方向の寸法が相違した場合であっても、表示装置4と遊技盤5との間隔を適正な間隔L5に調整して、組み込むことが可能である。また、遊技盤5の奥行き方向の寸法が増加することにより、背面側に配される表示装置4に傷が生じたり、放熱の問題が生じたりする虞もない。
本発明によれば、表示装置4と遊技盤5の少なくとも一方が、本体枠に固定されたスライドレール30に沿って、遊技機の奥行き方向に水平移動できるので、表示装置4と遊技盤5との間隔を適正な間隔L5に調整する作業が容易である。
本発明によれば、表示装置4と遊技盤5との間隔を適正な間隔L5に調整する際に、所定の間隔L5よりも近接することがないので、表示装置4と遊技盤5との間隔L5の計測作業を排することができ、調整作業を容易にするとともに、作業時間を短縮することができた。
本発明によれば、水平移動させて適正に調整された表示装置4と遊技盤5との間隔L5が、調整後に、不適正な間隔に移動することを防止できるので、表示装置4に傷が生じたり、放熱の問題が生じたりする虞を防止することができた。
本発明によれば、前記移動手段Cを備えない従来型の遊技機であっても、遊技盤5を取り付ける際に、表示装置4と遊技盤5との間隔を適正な間隔L5であるか否かを計測する必要がないので、遊技盤5の取り付け作業を容易にするとともに、作業時間を短縮することができた。
その内枠2には、その前面側(図中の手前側)から遊技盤5が着脱自在に取り付けられるとともに、該遊技盤5の背面側(図中の奥側)に表示装置4が取り付けられている。そして内枠2の前面には、ガラス板を嵌めたフロント扉が回動自在に軸支されている。
なお、表示装置4の大きさなど特に限定はされないが、本実施例では、20インチの大型LCDが適用されており、透光性部材からなる本実施例の遊技盤ベース5aを介して広く液晶表示による演出表示が可能であり、遊技性・装飾性などを向上させるものとしている。
遊技盤ベース5aは、例えば本実施例では、その遊技盤ベース全体を透光性部材(透明部材)で形成して裏側が視認可能な透明な遊技盤ベースとしている。また、遊技盤ベース5aは、透光性部材で形成した領域を少なくとも一部に有し、該透光性部材で形成した領域を介して、遊技盤ベース5aの背面側に配される表示装置4が臨む構成であれば本実施例の範囲である。
例えば、透明性の高い硬質の合成樹脂材が一例として挙げられ、さらに具体的には、無色透明のアクリル樹脂材、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂などが任意に選択される。また、樹脂以外の材質、例えばガラスなどを採用することも本発明の範囲内であり設計変更可能である。
スペーサSが遊技盤ベース5aの背面5bに固定されることによって、遊技球の転動や各遊技部材10の動作による振動が、表示装置4や、遊技機の内部に配される制御装置へ伝達することが抑制される。
スライドレール30は、図3に示すように、表示装置4を挟んで左右方向に対向した、内枠2の垂直方向の内面2a,2aに、それぞれ上下2箇所ずつ、合計4箇所に、パチンコ機の奥行き方向に水平に配されている。なお、スライドレール30が配される数や位置については、これに限定されず、パチンコ機の構成部材の形状に合わせて自由に設定されれば良い。
具体的には、スライドレール30は、図6に示すように、内枠2の垂直方向の内面2aに沿わせて、奥行き方向に平滑に延設された第1の板状部材31と、該第1の板状部材31の上下端からそれぞれ第1の板状部材31に直交して、表示装置4に向けて延出した一対の第2の板状部材32,32と、該第2の板状部材32,32の遊端から、それぞれ第2の板状部材32,32に直交して、向かい合う方向に延出した、一対の第3の板状部材33,33とで構成されている。
スライドレール30の手前側の一端30a及び、奥側の他端30bは、前記「C」字型断面形状に開放されている。
この鍔部34a,34bには、それぞれ、奥行き方向に所定の間隔で、ネジ孔34c,34c,34cが設けられている。このネジ孔34cには、ネジFが挿し込まれるとともに、該ネジFが、内枠2の内面2aの所定位置に締め込まれることによって、鍔部34a,34bが、内枠2と該ネジFで共締めされる。これにより、スライドレール30が内枠2の所定位置に固定される。
なお、スライドレール30の材質は、案内部材40を介して表示装置4を確実に支持可能な強度を備えていれば、どのような材質であっても良い。例えば、本実施例では、スライドレール30は、ステンレス鋼板をプレスして形成されている。
案内部材40のローラー41は、前記スライドレール30の一端30a側から内側空間35に挿し込まれて、スライドレール30に沿って、パチンコ機の奥行き方向に水平移動する。
ローラー41の形状は、前記スライドレール30の内側空間35の高さ方向の寸法よりも僅かに小さい外径を有する円筒形状に形成され、該内側空間35の幅方向の寸法よりも僅かに小さい厚みを有している。
ローラー41の材質としては、表示装置4の重量や経年変化によって変形することなく、表示装置4を確実に支持可能な材質が選択される。例えば、本実施例では、ローラー41の材質として、プラスチック樹脂が選択されている。
軸部材42の長さは、ローラー41をスライドレール30の内側空間35に挿し込んだ場合に、表示装置4との間に掛け渡されるとともに、ローラー41がスライドレール30に引っ掛かることなく、自由に移動可能な寸法に設定されていれば良い。
また、軸部材42の太さは、前記スライドレール30の所定の間隔33aよりも小さな寸法に設定される。これにより、ローラー41をスライドレール30の内側空間35に挿し込んだときに、スライドレール30の向かい合った第3の板状部材33,33に軸部材42が当接することがなく、表示装置4の水平移動の妨げとなることもない。
なお、本実施例では、プラスチック樹脂で形成されたローラー41が、軸部材42の一端42aに回動自在に軸支される構成を説明したが、ローラー41がスライドレール30に引っ掛かることなく、自由に移動可能に構成されていれば、他の構成としても良い。例えば、ローラー41を摺動性の高い材質で形成すれば、ローラー41を軸部材42の一端42aに回動自在に軸支する構成を有さない構成としても良い。摺動性の高い材質としては、例えば、フッ素樹脂や金属等が選択されても良い。
軸部材42を表示装置4に固定する方法は、本実施例では、表示装置4の孔4bに雌ネジが形成されるとともに、軸部材42の他端42bに雄ネジが形成され、該他端42bの雄ネジと孔4bの雌ネジが螺合することによって固定されている。
なお、軸部材42を表示装置4に固定する方法はこれに限定されず、表示装置4に軸部材42が確実に固定されれば、どのような固定方法が採用されても良く、強力な接着剤によって固定されても良いし、或いは、表示装置4の枠部材を成形する際に、軸部材42を該枠部材と一体成形することによって固定されていても良い。
表示装置4を内枠2に対して固定する際には、ネジGが、内枠2のスリット2cと、スライドレール30のスリット36を介して、軸部材42のネジ孔42cにねじ込まれる。
スライドレール30のスリット36は、第1の板状部材31を貫通するとともに、パチンコ機の奥行き方向に延設された長孔として形成されている。
また、スリット36は、ローラー41をスライドレール30の内側空間35に挿し込んだときに、スリット36を介して軸部材42のネジ孔42cにネジGをねじ込むことが可能な位置に配されている。
スリット36の大きさは、ネジGのネジ部G1よりも大きく、ネジ頭G2よりも小さく設定されている。
また、スリット2cは、内枠2に固定されたスライドレール30のスリット36が、外面2d側から臨む位置に配されている。このとき、スリット2cの大きさは、ネジGのネジ部G1の径よりも大きく、ネジ頭G2の径よりも小さく設定されている。これにより、スリット2cからネジGのネジ部G1を挿し込んで、スリット36を通して、軸部材42のネジ孔42cに締め込むことができる。この場合、ネジ頭G2は、内枠2のスリット2cの周辺に当接する。
本実施例では、パチンコ機の奥行き方向に延設されたスリット2cが、スライドレール30に合わせ、合計4箇所に配されている。
ピン本体60の一端61から該鍔部63の反一端61方向の端面63aまでの寸法は、所定長さL1となる位置に配され、また、ピン本体60の他端62から鍔部63の反一端61方向の端面63aまでの寸法は、所定長さL2となるように設定されている。
該ピン本体60の一端側61は、遊技盤5の孔5dと嵌合し、ピン本体60の他端62は、表示装置4の孔4dと嵌合する。これにより、ピン本体60が、表示装置4と遊技盤5との間に挟み込まれて、表示装置4と遊技盤5との間隔が、所定の間隔よりも近接することを防止する。
なお、本実施例では、ピン本体60の断面形状が円形となるように形成したが、これに限定されず、他の断面形状が採用されても良い。例えば、矩形の断面形状が採用されても良い。
孔4dの形状は、図8に示すように、ピン本体60の他端62側の断面形状よりも僅かに大径の円形に形成されている。これにより、ピン本体60の他端62が孔4dに嵌合することができる。なお、ピン本体60が他の断面形状に形成されている場合には、孔4dの形状もピン本体60の断面形状に合わせた形状に形成される。
孔4dの深さL3は、ピン本体60の鍔部63の端面63aからピン本体60の他端62までの寸法L2と同じか、或いは、該寸法L2よりも深く設定される。これにより、孔4dにピン本体60の他端62を挿し込んだ場合に、ピン本体60の鍔部63の端面63aが、表示装置4の面4aと当接するので、ピン本体60に対して斜め方向の外力が作用した場合であっても、ピン本体60が傾くことなく安定する。なお、本実施例では、孔4dの深さL3は、該寸法L2と同じ寸法となるように設定されている。
また、孔5dが配される数や位置は、表示装置4の孔4dが配される数や位置に合わせて設定される。本実施例では、スペーサSの背面S1の四隅近辺にそれぞれ1つずつ、合計4つ備えられている。
遊技盤5を交換する場合に、遊技盤5の奥行き方向の寸法が相違しても、寸法L5を所定の間隔とする方法としては、本実施例では、ピン本体60の一端61から該鍔部63の反一端61方向の端面63aまでの寸法L1を一定の所定の寸法に形成しておき、孔5dの深さ寸法L4を遊技盤5の奥行き方向の寸法に合わせた寸法に設定する方法が採用されている。
また、他の方法として、孔5dの深さ寸法L4を一定に形成しておいて、ピン本体60の寸法L1を遊技盤5の奥行き方向の寸法に合わせた寸法に設定する方法や、あるいは、孔5dの深さ寸法L4と、ピン本体60の寸法L1の双方を遊技盤5の奥行き方向の寸法に合わせてそれぞれ個別に設定する方法が採用されても良い。
なお、本実施例では、該ピン本体60の一端側61が、遊技盤5の孔5dと嵌合し、ピン本体60の他端62が、表示装置4の孔4dと嵌合する場合を説明したが、該ピン本体60の一端側61が、表示装置4の孔4dと嵌合し、ピン本体60の他端62が、遊技盤5の孔5dと嵌合しても良い。また、ピン本体60が表示装置4と遊技盤5との間に挟み込まれて、表示装置4と遊技盤5との間隔を所定の間隔L5とすることができれば、表示装置4の孔4dや遊技盤5の孔5dが無い構成としても良い。
まず、予め、表示装置4の4つの孔4dに、4本のストッパEのピン本体60の他端62をそれぞれ挿し込み、ピン本体60を表示装置4に固定する。
次に、内枠2に固定された4つのスライドレール30の内側空間35に、表示装置4に固定された案内部材40の4つのローラー41をそれぞれ挿し込むとともに、表示装置4を内枠2に対して、パチンコ機の奥行き方向に、内枠2の奥側まで、水平移動させる。
このとき、前記表示装置4の奥行き方向の位置が、適正な取り付け位置よりも奥側であれば、表示装置4の遊技盤5と対向する面4aと遊技盤5の突出部5eとの寸法は、所定の間隔L5よりも大きくなっている。
次に、内枠2のスリット2bから、手指や棒などを挿し込んで、表示装置4の位置を遊技盤5に向けて水平移動させる。
これにより、表示装置4の遊技盤5に対向する面4aと、遊技盤5の突出部5eとの寸法が、徐々に小さくなって所定の間隔L5に近づく。
表示装置4の面4aと遊技盤5の突出部5eとの寸法が所定の間隔L5に近づくと、ストッパEのピン本体60の一端61が、遊技盤5(スペーサS)の孔5dに挿し込まれる。さらに、一端61が孔5dの孔底5fに当接したときに、表示装置4の移動が抑制される。
このとき、表示装置4の面4aと遊技盤5の突出部5eとの寸法は、所定の間隔L5にセットされている。
具体的には、遊技盤5を内枠2の前面側から、所定の奥行き方向位置に向けて押し込む際に、ストッパEのピン本体60の一端61が、遊技盤5(スペーサS)の孔5dに挿し込まれて、孔5dの孔底5fに当接する。
このとき、表示装置4は、ピン本体60の他端62が固定されているので、表示装置4の面4aと遊技盤5の突出部5eとの寸法が、所定の間隔L5にセットされた状態で、遊技盤5と一緒に奥行き方向に移動することとなる。
この場合、表示装置4と遊技盤5との間隔を、適正な所定な間隔L5に調整する必要がある。
このため、新しい遊技盤5の奥行き方向の寸法に合わせて所定の寸法L5をセットし得るように、各寸法が設定されたストッパEが使用される。そして、上述した工程と同様の工程にて、遊技盤5を取り付けることにより、表示装置4と遊技盤5との間隔が、適正な所定な間隔L5に調整される。
従って、新しい遊技盤の奥行き方向の寸法が増加して、突出部5eの奥行き方向の位置が相違していても、該突出部5eが、遊技盤5の背面側に配される表示装置4に当接して、表示装置4に傷が生じたり、放熱が不十分になったりする虞がない。
また、遊技盤5の奥行き方向の寸法が相違した場合であっても、前記適切な所定の間隔L5となるように、ストッパEの設定を容易に変更することができる。
さらに、適正な所定の間隔L5となるように調整された表示装置4の奥行き方向の位置を固定する固定手段Dを備えたので、表示装置4と遊技盤5との間隔が維持され、表示装置4が移動して表示装置4に傷が生じたり、放熱の問題が生じたりする虞がない。
ストッパEのピン本体60の他端62側には、図9に示すように、ピン本体60の抜け落ちを防止する係止片64を備えていても良い。
具体的には、係止片64は、ピン本体60の他端62側の外周から、外向きに一体となって延出した板状体として形成されている。
この場合、係止片64の鍔部63対向面64aから、鍔部63の反一端61方向の端面63aまでの寸法が、所定の長さL2となるように設定されれば良い。なお、係止片64の幅(ピン本体60軸方向の寸法)や、延出長さ(径方向の寸法)は、任意に設定されれば良い。また、ピン本体60の他端62側は、係止片64の幅に合わせて延長される。
なお、ピン本体60のその他の構成や、鍔部63の構成は、上述した本実施例のピン本体60や鍔部63の構成と同様であるので、その説明を省略する。
この場合、該耳部4fの厚み(奥行き方向の寸法)L3が、前記係止片64から鍔部63までの寸法L2と同じ寸法に設定される。また、耳部4fは、その遊技盤5に対向する面4hが、表示装置4の遊技盤5と対向する面4aと同一面に位置するように配されている。なお、耳部4fは、表示装置4の案内部材40がスライドレール30に挿し込まれる際の妨げとならないように、案内部材40とは離間して配されている。
そして、ストッパEをピン本体60の軸を中心に回転させると、係止片64の鍔部63対向面64aが耳部4fの反遊技盤5対向面4gに摺接しながら回動する。
また、ストッパEの抜け落ちによって、表示装置4が適正な取り付け位置にセットされない事態を防止することができるので、作業の確実性が向上した。
なお、本変形例1によるパチンコ機のその他の構成及び作用効果は、前述した本実施例のパチンコ機の構成及び作用効果と同様であるので、その説明を省略する。
図10は、変形例2を示す。
本実施例では、内枠2の所定箇所に設けられたスリット2cの大きさが、ネジGのネジ部G1の径よりも大きく、ネジ頭G2の径よりも小さく設定された構成(固定手段D)によって、ネジ頭G2が、内枠2のスリット2cの周辺に当接する場合を説明したが、スリット2cの大きさは、ネジ頭G2の径よりも大きく設定されていても良い。
なお、その他の構成については、本実施例の構成と同様であるので、その説明を省略する。このように構成した場合であっても、本実施例と同様の効果を奏することができる。
図11は、変形例3を示す。
本実施例では、ネジGが、内枠2のスリット2cとスライドレール30のスリット36を介して、軸部材42のネジ孔42cに締め込まれる構成(固定手段D)によって、表示装置4が内枠2に固定される場合を説明したが、該固定手段Dの構成の一部を次の構成に代えても良い。
すなわち、本変形例3では、スライドレール30には、スリット36に代えて、複数の孔36a,36a・・・が、奥行き方向に所定の間隔で配列されており、軸部材42には、ネジ孔42cに代えて、軸部材42の一端42a方向に付勢するバネJを収容した、所定の深さを有する孔42dが設けられており、ネジGに代えて、前記孔42dから、軸部材42の一端42aを超えて突没可能な長さを有するピンHが設けられた構成となっている。なお、その他の構成については、実施例1の構成と同一であるので、説明を省略する。
これにより、ピンHが孔36aと係合して、表示装置4の奥行き方向の位置が固定される。その際、孔36aは、奥行き方向に所定の間隔で複数配列されているので、表示装置4が所望の奥行き方向位置に水平移動するまで、ピンHを孔42dに押し込む工程を繰り返せば良い。
その他の構成は、上述した本実施例の構成と同様であるので、その説明を省略する。このように構成した場合であっても、本実施例と同様の効果を奏することができる。
なお、ピンHは、表示装置4が所望の奥行き方向の位置に水平移動して、軸部材42の孔42dとスライドレール30の孔36aが重なったときに、スライドレール30の外枠2側から挿し込むものとしても良い。
本実施例では、案内部材40が、スライドレール30の内側空間35を移動する構成(移動手段C)によって、表示装置4をスライドレールに沿って遊技機の奥行き方向に水平移動させる場合を説明したが、該移動手段Cの構成の一部を次の構成に代えても良い。
すなわち、本変形例3では、スライドレール30と、案内部材40に代えて、図示を省略するが、直動装置が採用されていても良い。この場合、直動装置は、例えば、奥行き方向に延出したガイドレールと、ガイドレールに沿って移動可能なスライダと、スライダの移動に伴ってガイドレールとスライダとの間を回転しながら転走自在に配置された複数の転動体とで構成されていても良い。
なお、その他の構成は、上述した本実施例の構成と同様であるので、その説明を省略する。このように構成した場合であっても、本実施例と同様の効果を奏することができる。
このような構成によれば、遊技盤5を取り付ける際に、ストッパEによって、表示装置4と遊技盤5との間隔を適正な所定の間隔L5に設定することが容易である。従って、遊技盤5の取り付け作業に熟練を要さなくなった。また、表示装置4と遊技盤5との間隔を計測する必要もないので、作業時間を短縮することができ、作業コストの削減に貢献することができる。
あるいは、表示装置4と遊技盤5の双方が内枠2に対して水平動可能となるように構成しても良い。この場合には、遊技盤5と表示装置4のそれぞれに案内部材40を固定して、表示装置4と遊技盤5の双方が内枠2に対して水平移動可能な構成とすれば良い。この場合には、固定手段Dは、表示装置4と遊技盤5の双方をそれぞれ固定するように構成すれば良い。
また、内枠2のスリット2b及びスリット2cは、表示装置4と遊技盤5との間隔が、適正な所定の寸法L5に調整された後に、カバー等で塞がれても良い。このようにすれば、パチンコ機の外部から、スリット2b及びスリット2cに針金等を挿し込むことができないので、不正防止の効果がある。
なお、上述した各実施例及び変形例では、本発明をパチンコ機に適用した場合を説明したが、本発明はパチスロ機に適用することもできる。
5 遊技盤
30 スライドレール
40 案内部材
C 移動手段
E ストッパ
D 固定手段
Claims (5)
- 役物などの遊技部材を備え、本体枠に前面側から取り付けられる遊技盤と、
遊技盤の背面側で、前記本体枠に取り付けられる表示装置と、
表示装置と遊技盤の少なくとも一方を、本体枠に対して遊技機の奥行き方向に水平移動させるための移動手段を含む
ことを特徴とする遊技機。 - 移動手段は、
本体枠に固定され、遊技機の奥行き方向に水平に配されたスライドレールと、
表示装置と遊技盤の少なくとも一方に固定され、スライドレールに沿って、遊技機の奥行き方向に水平移動させるための案内部材とからなる
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 相対向する、遊技盤の背面側と表示装置の表面側の少なくとも一方には、遊技盤と表示装置との間隔が、所定の間隔よりも近接することを防止するストッパを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
- 水平移動した、表示装置と遊技盤のいずれか一方を、水平移動後の所定位置にて、位置決め固定する固定手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機。
- 役物などの遊技部材を備え、本体枠に前面側から取り付けられる遊技盤と、
遊技盤の背面側で、前記本体枠に取り付けられる表示装置と、
を含み、
相対向する、遊技盤の背面側と表示装置の表面側の少なくとも一方には、遊技盤と表示装置との間隔が、所定の間隔よりも近接することを防止するストッパを備えたことを特徴とする遊技機。
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