JP2006223826A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤と変動表示装置を別構成にした遊技機において、機種ごとに異なる遊技盤の形状に変動表示装置が対応できるようにする。
【解決手段】遊技盤1を前面枠120(前面枠本体130)に対して着脱可能に配設するとともに、表示ユニット170を前面枠120における遊技盤1の裏面側に配設し、遊技盤1を交換した際に新たな遊技盤1の表示部12に対応した画像表示に変更可能として、表示ユニット170を再利用可能とする。また、このように表示ユニット170と遊技盤1を別構成として表示ユニット170を容易に取り外せるようにし、遊技機全体を交換する場合でも表示ユニット170を再利用可能とする。また、表示ユニット170を、前後にスライド可能であるとともに前方側に付勢された状態とし、新たな遊技盤を装着する際に、遊技盤の形状(裏面の突出量)が変化しても、表示ユニット170の前後動でそれを吸収することができるようにする。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技領域を形成する遊技盤を前面枠に対して着脱可能に配設し、該遊技盤前面の所要領域において遊技に関わる表示ゲームを表示するようにした遊技機に関する。
従来、遊技領域を形成する遊技盤を本体枠(前面枠)に着脱自在に装着するようにした遊技機が知られている。遊技盤には複数の識別情報を変動表示可能な変動表示装置が備えられ各機種固有の画像を表示し、また、遊技盤には各機種固有の装飾部材やセル板が設けられている。最近では、前記変動表示装置として液晶表示装置等を設けることが増えている。
そして、遊技機の機種を変更する際には、遊技機全体を交換せずに、遊技盤のみを交換することも可能であるが、従来の遊技機の場合には、遊技盤に変動表示装置が取り付けられていることから、遊技盤の交換の際には比較的高価な変動表示装置も交換することとなっている。
また、変動表示装置を本体枠側に配設して遊技盤と変動表示装置(液晶表示器)を別構成にすることで、遊技盤を交換する際でも、変動表示装置をそのまま本体枠側に残せるようにした遊技機も考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−320094号公報
しかしながら、従来の遊技機においては、変動表示装置は本体枠側に配設されるが、本体枠に固定されて(移動できない状態で)配設されている。
遊技盤は、機種毎に様々な形状を有することから、従来のように変動表示装置が固定されていると、遊技盤から後方側に突出した部位があった場合に、遊技盤の後端部と変動表示装置が接触して、本体枠に装着できない遊技盤が発生したり、或いは、遊技盤と変動表示装置の表示面との間に比較的大きな隙間が形成されてしまうような遊技盤が発生してしまい変動表示装置での表示態様に支障がでてしまったりする可能性もある。
本発明の課題は、遊技盤と変動表示装置を別構成にした遊技機において、機種ごとに異なる遊技盤の形状に変動表示装置が対応できるようにすることである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、遊技領域を形成する遊技盤を前面枠に対して着脱可能に配設し、該遊技盤前面の所要領域において遊技に関わる表示ゲームを表示するようにした遊技機において、
前記前面枠における前記遊技盤の後方位置に、前記表示ゲームを実行する表示ユニットを設け、
前記表示ユニットは、前後にスライド可能であって前方側に付勢された状態で前記前面枠側に配設されるとともに、前記遊技盤を前面枠に装着した際に該遊技盤の裏面端部と当該表示ユニットの表面が当接可能に設けられていることを特徴とする。
ここで、「遊技領域」とは、遊技盤の表面に形成されて遊技球が流下する領域のことである。
また、「遊技盤前面の所要領域」は、遊技盤に形成された開口部で構成されていてもよいし、遊技盤を透明な合成樹脂で成形してその一部分(或いは全面)で構成されていてもよい。
また、「遊技盤の裏面端部」は、遊技盤の裏面側で最も後方に突出している部位で、遊技盤自体(遊技盤本体)で形成されている部位であってもよいし、遊技盤本体に取り付けられる機構体で形成されている部位であってもよい。
なお、「遊技盤」とは、後述する表示部構成部材などの機構体を、取付用のベースとなる遊技盤本体に取り付けたものを指す。
また、「遊技盤を前面枠に装着した際」とは、装着時ではなく、装着した後のことを示している。すなわち、遊技盤の前面枠への装着と、表示ユニットの所定位置への配設の順番は問わない。したがって、遊技盤の装着方向(方法)は限定していない。
このように、遊技盤が前面枠に対し着脱可能であって、前面枠における遊技盤の後方位置に表示ユニットを設けたので、遊技盤を交換する場合でも、表示ユニットは交換する必要がなく、表示ユニットを新たな遊技盤でも使用できるといった効果を奏する。また、遊技機の入れ替え時に遊技機全体を交換する場合でも、表示ユニットは遊技盤と別構成であるので、表示ユニットを簡単に取り外せることから、表示ユニットを再利用する際にも効果的である。また、表示ユニットの表示面の範囲内であれば、表示ゲームを表示する遊技盤前面の所要領域の面積が異なる遊技盤にも対応でき、多種の遊技盤を入れ替えることができる。
また、表示ユニットは、前後にスライド可能であって前方側に付勢された状態で前面枠側に配設されるとともに、遊技盤を前面枠に装着した際に該遊技盤の裏面端部と当該表示ユニットの表面が当接可能であるので、新たな遊技盤を装着する際、或いは遊技盤の装着後裏面構成部材を閉鎖する際に遊技盤の形状(裏面の突出量)が変化しても、表示ユニットの前後動でそれを吸収することができ、新たな遊技盤が装着できなかったり、或いは裏面構成部材を閉鎖できなかったりする、といった課題を解決できることから、多種の遊技盤に対応することができる。
また、表示ユニットが前後にスライド可能であることで、表示ゲームを表示する遊技盤前面の所要領域を、遊技盤を透明な合成樹脂で成形してその一部分(或いは全面)で構成するようにした場合でも、遊技盤の装着に関する不都合が生じることがない。
すなわち、上記構成にする場合には、遊技盤と表示ユニットをなるべく近づけた方が画像表示を行う上で効果的であるが、そのようにすると、遊技盤の裏面の突出部(例えば、障害釘や風車の保持部、役物装置の後端部、補強リブ等)が表示ユニットに接触したり、或いは、遊技盤自体の厚さが変化して遊技盤自体の裏面が表示ユニットに接触したりして、遊技盤の装着に影響を与えるおそれがあるが、本願ではそのような課題を解決できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、前記前面枠の裏面側に、前記表示ユニットを配設するための裏面構成部材を設け、
前記裏面構成部材は、前記表示ユニットを前後に案内可能な案内部と、表示ユニットを前方側に付勢する付勢部材の取付部との各々を、少なくとも左右の各々に設けたことを特徴とする。
このように、裏面構成部材は、表示ユニットを前後に案内可能な案内部と、表示ユニットを前方側に付勢する付勢部材の取付部との各々を、少なくとも左右の各々に有するので、確実に表示ユニットを前後にスライドさせることが可能となる。また、左右に案内部を有することによって、全く平行に前後動するのではなく、左右の前後位置をずらすことも可能であり、より遊技盤の装着を確実にできるし、遊技盤を装着する際に確実にスライドするようにできる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の遊技機であって、前記裏面構成部材の裏面側には、前記表示ユニットを駆動するための制御装置が設けられていることを特徴とする
このように、裏面構成部材の裏面側には、表示ユニットを駆動するための制御装置が設けられていることで、裏面構成部材に設けられた表示ユニットに対して制御装置を効率よく配設することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遊技機であって、前記遊技盤は、
前記表示ゲームが表示される表示部を形成するための表示用開口部を有する遊技盤本体と、
前記表示用開口部に挿入されて取り付けられるとともに前記表示部の周囲を装飾する装飾部が形成される表示部構成部材と、
を設け、
前記表示部構成部材の後端部は前記遊技盤本体の裏面よりも後方側に突出して構成されるとともに、当該後端部が前記表示ユニットの前面に当接することを特徴とする。
このように、表示部を形成する表示部構成部材の後端部が遊技盤本体の裏面よりも後方側に突出して構成されるとともに、当該後端部が表示ユニットの前面に当接するので、表示画面の前側に筒状の空間を形成でき、例えば、ここに装飾を施したり遊技球を転動させるステージ部を形成したりすることができる。
なお、上述したように表示ユニットが前後にスライド可能であることで遊技盤の表示部構成部材の形状がどのように変化しても、遊技盤を前面枠に確実に装着することができる。特に、最近の遊技機においては、表示部構成部材に形成されるステージ部が遊技機の機種により様々に変化することが多く、このステージ部の変化により表示部構成部材が遊技盤の後方側に突出する突出量が大きく変化する可能性がある。このような表示部構成部材の後方側突出量の変化に関しても何ら問題なく、対応することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遊技機であって、前記前面枠の裏面側に、前記表示ユニットを配設するための裏面構成部材を設け、
前記裏面構成部材は、前記前面枠裏面の左右方向一側部に軸着される一方、他側部に着脱可能に固定されることで、該前面枠に対して片開き形式で開閉可能に構成され、
前記裏面構成部材の閉鎖時の動作に応じて、前記表示ユニットが該裏面構成部材の左右方向と非平行状態で変位可能としたことを特徴とする。
ここで、「着脱可能に固定」とは、例えば、ネジ止めによる固定やワンタッチ固定具による固定などである。
このように、裏面構成部材は、前面枠に対して片開き形式で開閉可能に構成され、裏面構成部材の閉鎖時の動作に応じて、表示ユニットが裏面構成部材の左右方向と非平行状態で変位可能であるので、何ら問題なく裏面構成部材を閉鎖することができる。
ここで、表示ユニットが裏面構成部材の左右方向に平行状態でのみ変位可能であるとすると、裏面構成部材の閉鎖時において、表示ユニットの前方側の中央からずれた位置に力が加わった場合に、表示ユニットをスライドさせるのに大きな力が必要となり、その大きな力により表示部構成部材や表示ユニットが故障する虞がある。
特に、裏面構成部材は、一側部が軸着された片開き形式であるため、これを閉鎖する際には、表示ユニットの面に対して力(遊技盤裏面部からの力)が表示ユニットの前方側の中央からずれた位置に加わる場合があるが、このような場合でも表示ユニットは裏面構成部材の左右方向と非平行状態で変位できるので、裏面構成部材の閉鎖時に大きな力が必要となったり、閉鎖時に発生する力で遊技盤裏面の接触する部材や表示ユニットが故障してしまったりするなどの問題が生じず、何ら問題なく裏面構成部材を閉鎖することが可能と
なる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の遊技機であって、前記前面枠の左右方向一方側に、前記遊技盤を係止する係止部材を配設する一方、他方側に該遊技盤を固定する固定部材を設けて、該遊技盤を該前面枠の前方側から装着するように構成して、該遊技盤の一方端を前記係止部材に係止させた状態で、他方端側を前記固定部材で固定可能な位置まで後方に回動させることで、当該遊技盤を前記前面枠に装着するようにし、
前記遊技盤の装着時の動作に応じて、前記表示ユニットが前記前面枠の左右方向と非平行状態で変位可能としたことを特徴とする。
このように、遊技盤の一方端を係止部材に係止させた状態で、他方端側を固定部材で固定可能な位置まで後方に回動させることで、当該遊技盤を前記前面枠に装着するようにしたことで、容易かつ確実に遊技盤を前面枠に装着することができる。
なお、このように遊技盤の一端を先に係止して他端側を回動させるように装着する構成であると、装着時においては表示ユニットの面に対して力(遊技盤裏面部からの力)が均等に加わらなかったり、遊技盤の裏面部の後方側への突出量が更に大きくなったりする(装着時に一瞬だけ大きくなる)可能性があるが、上述のように表示ユニットが前後にスライド可能で、かつ、非平行状態で変位できることで、このような場合でも、何ら問題なく遊技盤を装着することが可能となる。
本発明によれば、表示ユニットは遊技盤と別構成であるので、遊技盤を交換する場合でも、表示ユニットは交換する必要がなく、表示ユニットを新たな遊技盤でも使用できる。また、遊技機の入れ替え時に遊技機全体を交換する場合でも、表示ユニットを簡単に取り外すことができ、再利用することができる。さらに、表示ユニットの表示面の範囲内であれば、表示ゲームを表示する遊技盤前面の所要領域の面積が異なる遊技盤にも対応でき、多種の遊技盤を入れ替えることができる。
また、表示ユニットは、前後にスライド可能であるとともに前方側に付勢された状態となっているので、新たな遊技盤を装着する際に、遊技盤の形状(裏面の突出量)が変化しても、表示ユニットの前後動でそれを吸収することができ、多種の遊技盤に対応することができる。
以下、この発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について図1から図11を用いて説明を行う。
図1から図3に示すように、本実施形態の遊技機100は、矩形枠状に構成された機枠110を備え、この機枠110の一側方には、該機枠110に対し回動可能に矩形枠状の前面枠120が軸支されている。また、前面枠120は、当該前面枠120に備えられる各種部材等の取付用のベースとなる前面枠本体130と、当該前面枠本体130に対して、その前面側に回動可能に軸支されたクリア部材保持枠140(開閉枠)と、前面枠本体130の前面のクリア部材保持枠140の下側に取り付けられた発射操作ユニット150と、前面枠本体130の裏面側に回動可能に軸支され、表示ユニット170を備える裏面構成部材160とを有する。
前面枠本体130は、矩形枠状の機枠110内にちょうど収まるように、概略矩形板状に構成されるとともに、その中央から上端部に渡る部分に後述する遊技盤1を嵌め込んで収容するための方形状の開口部(遊技盤収容部)131が形成されている。そして、前面
枠本体130に収容された遊技盤1の前面が前面枠本体130の開口部131から前側に臨むようになっている。すなわち遊技盤1は、前面枠本体130に嵌め込まれることで前面枠120に取り付けられている。
また、前面枠本体130の遊技盤1が嵌め込まれた開口部131、すなわち、前面枠本体130の中央より少し下側から上端部にわたる部分には、前面枠本体130の前側を覆うように前記クリア部材保持枠140が配置されており、遊技盤1の前面と前記クリア部材保持枠140に嵌め込まれたクリア部材としてのガラス板141との間で、遊技盤1の前面に設けられたガイドレール2に囲まれた部分が、遊技球が発射されて流下する遊技領域1aとされている。
また、クリア部材保持枠140の一方の側部(遊技機100の前面側から見て左側の側部)は、前面枠本体130の一方の側部に回動可能に軸支されて、扉状に開閉自在とされ、クリア部材保持枠140を開くことにより、遊技盤1の前面側の遊技領域1aの前側を開放可能となっている。
クリア部材保持枠140には、前面枠本体130の開口部131をほぼ閉塞するように、該開口部131に嵌め込まれた遊技盤1との間に遊技球が流下可能な遊技領域1aとなる間隔を開けて二重のガラス板141が固定されている。そして、クリア部材保持枠140において、遊技機100の前側からガラス板141を介して遊技盤1の前面側の少なくとも遊技領域1aの部分が視認可能となっている。
また、クリア部材保持枠140の前面側には、遊技領域1aの視認を妨げない位置に、図1に示すように、枠装飾39としての枠装飾ランプ9,9が設けられており、遊技状態に対応して点灯、点滅、発光色の変更等の演出を行うようになっている。
また、前面枠本体130の前面側のクリア部材保持枠140の下側には、発射操作ユニット150が取り付けられている。
発射操作ユニット150は、左右側部のうちの一側部となる左側部を前面枠本体130に軸着されて、左右方向に回動して開閉自在な開閉パネル150aとその下の下部パネル150bとからなる。開閉パネル150aは、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置(図示略)に遊技球を送る上皿153を有している。また、開閉パネル150aの下側の下部パネル150bには、上皿153に収容しきれない遊技球を収容する下皿154及び灰皿155と、遊技領域1aに向けての遊技球の発射操作を行うとともに、該遊技領域1aに遊技球を発射する際の発射勢を調節するための操作ハンドル151、音声を出力するスピーカ152などが設けられている。
また、前面枠本体130の裏面側であって、遊技盤1が嵌め込まれた開口部131の上端部から中央より少し下側にわたる部分には、前面枠本体130の裏面側を覆うように裏面構成部材160が配置されている。
図5に示すように、裏面構成部材160の前面の左側の端部は、前面枠本体130の裏面であって遊技機100の裏面側から見て右側の側部に設けられた取付部材132に回動可能に軸支されて扉状に開閉自在とされ、裏面構成部材160を開くことにより、遊技盤1の裏面側の上部を開放可能となっている。
また、前面枠本体130に形成された開口部131には、図2,10に示すように、遊技盤1を開口部131内に固定するための規制壁133、係止部材134、固定部材135、位置決め部材136が設けられている。
その他、前面枠本体130には、各部材の取付位置に各部材を取り付けるための構造が設けられており、例えば、取り付けられた部材を囲むように補強用のリブが形成されていたり、ビス等による部材の取り付けのためのボス等が形成されている。
開口部131に嵌め込まれる遊技盤1は、木製の遊技盤本体10の前面に略円形に配されたガイドレール2で囲まれた遊技領域1aを有し、この遊技領域1a内に遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うようになっている。なお、遊技盤本体10は木製のものに限られず、例えば、合成樹脂製のものであっても良い。
遊技領域1a内には、普図始動ゲート3、この普図始動ゲート3を遊技球が通過して普図変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数を表示する普図始動記憶表示器(図示略)、普通図柄(普図)の変動表示ゲームを表示する普図変動表示器(図示略)が設けられている。また、普通変動入賞装置7と、この普通変動入賞装置7に遊技球が入賞して特図変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数を点灯表示する特図始動記憶表示器(図示略)、特別図柄(特図、識別情報)の変動表示ゲームの表示領域となる表示部12を形成する表示部構成部材11、特別変動入賞装置6、盤装飾38としての盤装飾ランプ20、一般入賞口(図示略)、風車と呼ばれる打球方向変換部材(図示略)、多数の障害釘(図示略)などが設けられている。
普図始動ゲート3内には、該普図始動ゲート3を通過した遊技球を検出するためのゲートセンサ(図示略)が設けられている。そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、普図始動ゲート3内を通過すると、図示しない普図変動表示器において普図の変動表示ゲームが行われる。ここで、普図変動表示器は、例えば、LEDなどによって構成され、普通図柄(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)の変動表示ゲームは、普図変動表示器の点灯状態を所定時間変動表示させた後、停止表示させることにより行うようになっている。なお、特図の変動表示ゲームの表示領域の一部で普図変動表示ゲームを表示するようにしても良い。この普図の変動表示ゲームの結果、普図変動表示器における停止表示が特別の結果態様となれば、普図の当たりとなって、普通変動入賞装置7の開閉部材7aが所定時間(例えば、0.5秒間)後述のように開放される。これにより、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞しやすくなり、特図の変動表示ゲームの始動が容易となる。
普通変動入賞装置7は左右一対の開閉部材7aを具備し、この開閉部材7aは、常時は遊技球が1個流入可能な程度の間隔で閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)を保持しているが、普図変動表示器の普図変動表示ゲームの結果が所定の停止表示態様(例えば、「7」)となった場合には、逆「ハ」の字状に開いて普通変動入賞装置7に遊技球が流入し易い状態(遊技者にとって有利な状態)に変化されるようになっている。
この普通変動入賞装置7は、特図の始動入賞口も兼ねている。すなわち、普通変動入賞装置7の内部(入賞領域)に備えられた始動口センサ(図示略)により遊技球を検出することに基づき始動条件が成立し、特図の変動表示ゲームが開始されるようになっている。
図2、図5に示すように、遊技領域1aの略中央部には、特図の変動表示ゲームの表示領域となる表示部12を形成する表示部構成部材11が取り付けられている。
表示部構成部材11は、断面が複雑な曲線となった筒状の部材であって、筒状の空間が延在する方向が遊技盤1の前後方向に沿うように、遊技盤1の略中央部に形成された表示用開口部13に挿入された状態で取り付けられている。なお、表示用開口部13は、断面が複雑な曲線となった表示部構成部材11の断面形状に合わせて形成されている。
表示部構成部材11の前端面であって表示部12の周囲となる部分には、この部分を装飾する装飾部21が形成されているとともに、盤装飾38としての盤装飾ランプ20が設けられている。また、表示部構成部材11を遊技盤1に固定するための取付部14が形成されている。また、表示部構成部材11の内周面のうち下側となる部分は、遊技球が転動可能なステージ部15となっている。表示部構成部材11の後部は、遊技盤の裏面よりも後方に突出しており、その後端部16は、遊技盤1の裏面で最も後方に突出した裏面端部となっていて、後述する裏面構成部材160に取り付けられた表示ユニット170の前面
が接するようになっている。これによって、筒状の表示部構成部材11の開口部である表示部12を介して、表示ユニット170の画像表示面171の表示を遊技盤1の前面側から見ることができるようになっている。なお、後述するように画像表示面171の面積は表示部12の面積よりも十分広くなっており、画像表示面171上の表示は表示部12が配された領域のみで行われるように制御されている。また、表示部構成部材11の後端部16に、ゴム等の軟性部材を備えて画像表示面171に傷がついたり、汚れたりするのを防止するようにしても良い。
そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が特図の始動口を兼ねる普通変動入賞装置7へ進入して始動条件が成立することに基づき、表示部12にて複数種類の識別情報(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる特別図柄の変動表示ゲームを実行可能となっている。なお、特図の変動表示ゲームは、画像表示面171において、複数種類の識別情報を所定時間変動表示させることにより行う。
そして、この特図の変動表示ゲームの結果として、画像表示面171の表示態様が特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態(いわゆる、大当たり状態)となる。
以上のことから、遊技盤1は、表示ゲームが表示される表示部12を形成するための表示用開口部13を有する遊技盤本体10と、表示用開口部13に挿入されて取り付けられるとともに表示部12の周囲を装飾する装飾部21が形成される表示部構成部材11と、を設け、表示部構成部材11の後端部16は遊技盤本体10の裏面よりも後方側に突出して構成されるとともに、当該後端部16が表示ユニット170の前面に当接することとなる。
特別変動入賞装置6は、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉6aによって開閉される大入賞口6bを備えていて、特別遊技状態中は、大入賞口6bを閉じた状態から開いた状態に変換することにより大入賞口6b内への遊技球の流入を容易にさせる。なお、開閉扉6aは、例えば、ソレノイドのような駆動装置により駆動される。また、大入賞口6bの内部(入賞領域)には、該大入賞口6bに入った遊技球を検出するための大入賞口用センサ(図示略)が配設されている。
また、遊技領域1aに設けられた各一般入賞口(図示略)には、一般入賞口に入った遊技球を検出するための一般入賞センサ(図示略)が配設されている。そして、遊技を開始することにより遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、一般入賞口、始動入賞口(普通変動入賞装置7)、大入賞口6b等の入賞口の何れかに入賞すると、それぞれの入賞口に対応した所定数の賞球としての遊技球が排出装置190によって上皿153に排出される(払い出される)ようになっている。
また、遊技盤本体10の前面であって、遊技領域1aを区画するガイドレール2の外側となる部分には、周囲構成部材17が取り付けられている。そして、図10に示すように、周囲構成部材17の前面であって、遊技盤1の前面側から見て左側の端部には、後述する係止部材134の先端部が当接する矩形状の凹部である係止受部18が形成されている。また、周囲構成部材17の前面であって、遊技盤1の前面側から見て右側の端部および上辺の右側には、後述する固定部材135が当接する段部である固定部材受部19が形成されている。
遊技盤1は、前面枠本体130に形成された開口部131に対して、遊技機100の前面側から着脱可能に嵌め込まれて固定されている。すなわち、前面枠120に対して着脱可能に配設されているが、図2,5,6,10に示すように、開口部131には開口部131内の所定位置に遊技盤1を固定する部材として、規制壁133および係止部材134
、固定部材135、位置決め部材136が設けられている。
規制壁133は、開口部131の内面に対して垂直に開口部131の中心方向に延出する板状の部材であって、開口部131の内周面に沿って形成されている。なお、規制壁133は、開口部131の内周面のうち、下部の内周面の一部には形成されていない。
開口部131は、この規制壁133によって開口する部分の面積が狭められた状態となるが、規制壁133が開口部131の内周面から延出する幅は、前面枠本体130の裏面側に配される後述する表示ユニット170の画像表示面171にかからない幅となっている。すなわち、遊技盤1を取り外した状態では、前面枠本体130の開口部131を介して表示ユニット170の画像表示面171の全面が視認可能となっている。
遊技機100の前面側から見て左側となる開口部131の内周面上であって規制壁133の前側には、係止部材134が上下に2つ設けられている。この係止部材134が設けられている位置は、遊技盤1に形成された上述の係止受部18と対向する位置となっている。係止部材134は、金属や合成樹脂などの弾性を有する材質からなる板状の部材で、その板面が開口部131の内周面に沿って前方に延出するとともに、先端側が開口部131の内側方向に湾曲しており、先端部分はさらに湾曲して筒状に形成されている。なお、外部から力がかかっていない状態において、係止部材134の先端と規制壁133の前面との間隔は、遊技盤1の係止受部18が形成された部分の厚みよりも狭いものとされている。
遊技機100の前面側から見て右側および上側となる開口部131の内周面上であって規制壁133の前側には、固定部材135がそれぞれ1つずつ設けられている。この固定部材135が設けられている位置は、遊技盤1に形成された上述の固定部材受部19と対向する位置となっている。この固定部材135は、規制壁133の前面側に、規制壁133に対して垂直に植設された回動軸135aと、回動軸135aの前端部に回動自在に取り付けられた長円形板状の固定部135bとからなる部材で、固定部135bが開口部131に収容された遊技盤1の前面側に当接して遊技盤1の前方向への移動を規制するものである。
固定部135bは、その板面が規制壁133と平行になるように、板面の端部が回動軸135aに取り付けられている。また、回動軸135aに取り付けられた固定部135bの板面の裏面と規制壁133の前面との間隔は、遊技盤1の固定部材受部19が形成された部分の厚みと略同じとなっている。よって、遊技盤1を開口部131に収容した状態で固定部135bを回動させることで、固定部135bの裏面が遊技盤1の前面に形成された固定部材受部19に当接する状態と、該固定部材受部19から退避した状態とに変換でき、これによって遊技盤1の固定と解除を行うことができる。なお、遊技盤1に形成された固定部材受部19は、上述のように回動する固定部135bを受け入れ可能な上下幅、左右幅を有する段部となっている。
開口部131の左右にある規制壁133の前面側であって、上述の係止部材134に隣接する位置と、開口部131の開口部分を挟んで対向する位置には、長方形の1つの角が切り取られた形状をした板状の位置決め部材136が設けられている。すなわち、開口部131の左右にある規制壁133の前面側には、それぞれ2つずつ位置決め部材136が設けられている。この位置決め部材136は、その板面が水平になるように規制壁133の前面と開口部131の内周面に接するとともに、角部が切り取られ斜辺となった部分が開口部131の内側かつ前側(遊技盤1が挿入される側)に配されるように設けられている。また、開口部131の開口部分を挟んで対向する位置決め部材136,136の側端部であって、開口部131の内側に位置する側端部間の間隔は、遊技盤1の左右幅と略同じとなっている。このような位置決め部材136によって、後述するように、遊技盤1の取付の際に、遊技盤1を開口部131の所定位置に案内することができるとともに、開口
部131に完全に収容された遊技盤1の側面に当接して、遊技盤1の左右方向への移動を規制することができる。
また、図3,4,11に示すように、遊技機100は、その制御系として遊技の進行を制御する主制御回路(主制御基板30)、この主制御回路の制御下で各種の演出に関する制御を行う第1制御回路(演出ROM基板32)、第2制御回路(演出制御基板33)、賞球の払い出しの制御を行う払出制御回路(払出制御基板34)、発射装置による遊技球の発射を制御する発射制御回路(発射制御基板36)、電力を供給する電源回路(電源基板37)を備えている。
主制御回路としての主制御基板30は、CPU、RAM、ROM等を有する遊技用マイクロコンピュータ31、入出力インタフェース(図示略)、各種処理の同期やタイマ等のためのパルス信号を出力するクロック(発振器、図示略)等により構成されている。
CPUは、制御部、演算部を備え、演算制御を行う他、特図変動表示ゲームの大当たり判定用乱数値などの各種乱数値なども生成している。
RAMは、普通変動入賞装置7内に設けられた始動口センサのオン信号などを記憶する記憶領域や、前記各種乱数値の記憶領域、並びに、CPUの作業領域等を備えている。
ROMには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、上述の各種乱数値に対応して、特図の変動表示ゲームの大当り発生を判定するための、特図の変動表示ゲームの大当り判定値、変動パターン(リーチアクションの種類)の判定値などが記憶されている。
また、入出力インタフェースには、ローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、普通変動入賞装置7の始動口センサなどが接続されており、これらからの各種信号が入力され、これら各種信号は、該入出力インタフェースにより中継されて、CPUに対し出力される。
さらに、入出力インタフェースには、CPUから出力される各種の制御信号が入力され、これら制御信号は、該入出力インタフェースにより中継されて、図示しない出力ポート及びドライバーを介して、普通変動入賞装置7や特別変動入賞装置6の駆動手段としての各種開閉ソレノイド、第1制御回路としての演出ROM基板32、賞球の払出を制御する払出制御回路としての払出制御基板34などに出力されている。
第1制御回路としての演出ROM基板32は、演出の制御内容を記憶した制御ROM、画像や映像データが記憶されたCGROM、音データが記憶された音データROMを備えている。なお、この演出ROM基板32に備えられた各種ROMの記憶内容は、遊技機の機種に依存するものである。
また、演出ROM基板32は、盤装飾ランプ20などの盤装飾38を制御する図示しない制御回路を備えており、主制御基板30から受信した制御信号(演出コマンド)に基づいて(主制御基板30の制御の下に)盤装飾38の制御を行う。
また、この演出ROM基板32と直接接続された第2制御回路としての演出制御基板33は、制御装置としてのCPU、RAMや、表示ユニット170(液晶表示パネル173)における表示を制御する画像用メモリとしてのRAMや、グラフィックプロセッサとしてのVDP(video display processor)などを含むビデオ回路、音の出力を制御する音源LSI等を備えている。なお、この演出制御基板33は、複数の機種において共通使用可能なものである。
この演出制御基板33は、主制御基板30から演出ROM基板32を介して受信した制御信号(演出コマンド)に基づいて(主制御基板30の制御の下に)枠装飾ランプ9,9などによる枠装飾39の制御、表示ユニット170の液晶表示パネル173、液晶表示パネル173のバックライト173aの制御、スピーカ152による音の出力の制御を行う
払出制御回路としての払出制御基板34は、CPU、RAM、ROM等を有するマイクロコンピュータ35を有し、主制御基板30からの制御信号(賞球コマンド)や、球貸機(図示略)からの制御信号(球貸しコマンド)に基づいて所要数の遊技球(賞球、貸球)を排出装置190から排出させる制御を行う。
また、発射制御回路としての発射制御基板36は、発射装置による遊技球の発射制御を行う。
そして、上述の各制御基板や、遊技機100に備えられた各装置には、電源回路としての電源基板37から電力が供給されるようになっている。
これらの制御回路においては、例えば以下のような制御が行われる。
主制御基板30のCPUでは、普通変動入賞装置7に備えられた始動口センサからの遊技球の検出信号の入力に基づき、特図の大当たり判定用乱数値を抽出してROMに記憶されている判定値と比較し、特図の変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。また、この他に変動パターンの判定を行う処理などを行い、これらの結果を含む制御信号を演出ROM基板32に出力する。演出ROM基板32とこれに接続した演出制御基板33では、主制御基板30からの制御信号に基づき、液晶表示パネル173で特図の変動表示ゲームを表示する処理や、音の出力、ランプの点滅などの盤装飾38、枠装飾39を制御する処理を行う。そして、主制御基板30のCPUは、特図の変動表示ゲームが大当たりであった場合に、特別遊技状態を発生し、特別変動入賞装置6を動作する制御を行う。
また、主制御基板30のCPUは、普図始動ゲート3に設けられたゲートセンサからの遊技球の検出信号の入力に基づき、上述と同様に普図の変動表示ゲームの当たり外れを判定するとともに演出ROM基板32に制御信号を出力し、普図変動表示器に普図変動表示ゲームを表示させる。そして、主制御基板30のCPUは、普図の変動表示ゲームが当たりであった場合に、普通変動入賞装置7を動作する制御を行う。
また、主制御基板30のCPUは、各種入賞口に設けられたセンサから入力される遊技球の検出信号に基づき払出制御基板34に制御信号を出力する。払出制御基板34は、制御信号の入力に基づき排出装置190を制御して所定数の遊技球が払い出されるようにする。
また、主制御基板30のCPUは所定の入力信号に基づき、払出制御基板34を介して発射制御基板36に制御信号を出力する。発射制御基板36は、制御信号の入力に基づき発射装置を制御して遊技球が遊技領域1aに発射されるようにする。
すなわち、以上のことから主制御回路をなす主制御基板30は、遊技の進行を制御する遊技制御装置をなし、第1制御回路をなす演出ROM基板32と第2制御回路をなす演出制御基板33とが遊技機100における種々の演出を制御する演出制御装置をなす。
そして、これらの各基板は以下のように遊技機に取り付けられている。
図5に示すように、画像表示面171における表示データなど、機種に依存するデータが記憶された第1制御回路としての演出ROM基板32は、遊技盤1の裏面側であって後述する裏面構成部材160の開口部202に臨む位置に取り付けられ、さらにその後側に遊技を制御する主制御回路としての主制御基板30がボックス30aに収納された状態で取り付けられている。そして、複数の機種で共通使用可能な第2制御回路としての演出制御基板33は、ボックス33aに収納された状態で前面枠本体130の裏面側に取り付けられた後述の裏面構成部材160に取り付けられている。また、排出装置190による賞球の払い出しを制御する払出制御回路としての払出制御基板34、遊技機100内の各装置に電力を供給する電源回路としての電源基板37は、それぞれボックス34a、37aに収納された状態で、前面枠本体130の裏面側であって開口部131の下側となる位置
に取り付けられている。なお、発射制御基板36も前面枠本体130に取り付けられている。
すなわち、機種に依存する演出ROM基板32、主制御基板30は遊技盤1に取り付けられ、複数の機種で共通使用可能な演出制御基板33や払出制御基板34、発射制御基板36、電源基板37は前面枠本体130もしくは裏面構成部材160に取り付けられている。よって、遊技盤1を変更することにより機種に依存する基板のみが交換され、遊技機100の遊技内容を変更することが可能である。
図2から図10に示すように、裏面構成部材160は、本体部161と、画像を表示する液晶表示パネル173を備える後述する表示ユニット170を支持、案内するためのガイド部162を有し、表示ユニット170の他、表示ユニット170を制御する演出制御基板33、賞球などを排出する排出装置190、排出装置190に遊技球を供給する貯留タンク192やシュート195が取り付けられている。
上述したように、裏面構成部材160の前面の左側の端部は、前面枠本体130の裏面であって遊技機100の裏面側から見て右側の側部に設けられた取付部材132にヒンジ機構139を介して回動可能に軸支されており、前面枠本体130に形成された開口部131の上側略半分を裏面側から覆って遊技盤1の裏面に臨む状態から、後方に扉状に回動して開口部131の裏面側を開放する状態との間で回動可能となっている。
本体部161には、裏面構成部材160が遊技盤1の裏面に臨む状態において、前面側(遊技盤1の裏面に臨む側)に開口する矩形箱状の凹部である表示ユニット配設部163が形成されている。また、裏面構成部材160の裏面側から見て、表示ユニット配設部163の右側に隣接して、裏面側に開口する矩形箱状の凹部である排出装置配設部164が形成されている。
表示ユニット配設部163は、後述するように、ガイド部162とともに表示ユニット170を収納する表示ユニット収納部168を形成するものである。
図8に示すように、表示ユニット配設部163の前面となる本体部161の前面には、本体部161を補強するための補強リブ165が格子状に形成されているとともに、後述する表示ユニット170の裏面側に形成された後方位置規制部材177が当接する当接部166が形成されている。
また、矩形箱状の凹部である表示ユニット配設部163の周面を形成する周囲壁167は、排出装置配設部164に隣接する部分を除いて本体部161の外周壁を兼ねており、所定の厚みを有するとともに内部には補強リブが形成されている。なお、周囲壁167のうち下側の周囲壁167は、角部に連続する一部を残して切り取られた状態となっている。なお、この残された下側の周囲壁167の左右幅は、ここに収容される表示ユニット170を支持可能であるとともに、前後方向に案内するのに十分な幅となっている。
また、左右の周囲壁167の前側には、それぞれ断面コ字型のガイド部162が、開口した側が互いに対向し、かつ、表示ユニット配設部163の周囲壁167のうち、左右の周囲壁167の全部と上下の周囲壁167の一部の前側を覆って前方に突出するように取り付けられている。
このガイド部162は、表示ユニット配設部163の右側もしくは左側の周囲壁167に沿って配される側壁部162aと、側壁部162aの一端部に直角に接続し、上側の周囲壁167に沿って配される上壁部162bと、側壁部162aの他端部に直角に接続し、下側の周囲壁167に沿って配される下壁部162cとからなる。
本体部161の前面側から見て右側に配されたガイド部162は、その側壁部162aが表示ユニット配設部163の右側の周囲壁167と略同じ厚み、長さを有するとともに
、上壁部162bが上側の周囲壁167と略同じ厚みを有し、下壁部162cが下側の周囲壁167と同じ厚みを有する。そして、ガイド部162の下壁部162cの左右幅は、下側の周囲壁167の左右幅と同じ幅となっており、ガイド部162の上壁部162bも下壁部162cの左右幅と同じ幅となっている。
また、本体部161の前面側から見て左側に配されたガイド部162も略同じ構成を有するが、図10に示すように、表示ユニット配設部163の左側の周囲壁167の厚さが右側の周囲壁167の厚さに比べ薄いので、左側に配されたガイド部162の側壁部162aは、左側の周囲壁167よりも厚くなっている。
また、ガイド部162の側壁部162a、上壁部162b、下壁部162cの内部には、周囲壁167と同様に補強リブ162dが形成されている。
このような構成を有するガイド部162を本体部161に取り付けた状態では、図7,8に示すように、ガイド部162の内周面が表示ユニット配設部163の周囲壁167の内周面と略同一面を形成するようになっており、ガイド部162によって周囲壁167の内周面のうち、側面および上下面の一部が前側に延出された状態となっている。この表示ユニット配設部163とガイド部162で形成される、所定の奥行きを有するとともに前側に開口した矩形凹室形状の空間が、表示ユニット170を収納する表示ユニット収納部168となる。そして、ガイド部162の上壁部162bもしくは下壁部162cと側壁部162aが接続する角部周辺と、この角部の後方側に連続する表示ユニット配設部163の角部周辺が、主に表示ユニット170を支持、案内する案内部169として機能する。
この表示ユニット収納部168には、画像表示面171が前側(開口した側)となるように表示ユニット170が配設されるようになっている。そして、図2に示すように、裏面構成部材160を遊技盤1の裏面に臨むように配することで、遊技盤1の裏面側に表示ユニット170の画像表示面171が臨むようになる。なお、裏面構成部材160が遊技盤1の裏面に臨む状態にあるとき、表示ユニット170は遊技盤1の裏面から後方側へ隔離した位置に配されるようになっている。また、この表示ユニット収納部168の上下幅および左右幅は、表示ユニット170の上下幅および左右幅よりも大きくなっている。これによって、表示ユニット170の前後方向への移動が容易になるとともに、表示ユニット170が表示ユニット収納部168内で傾斜した状態になることが可能となる。
なお、表示ユニット170が表示ユニット収納部168内で傾斜した状態は、表示ユニット170が前面枠120(前面枠本体130)の左右方向と非平行となっている状態である。また、裏面構成部材160が遊技盤1の裏面に臨むように配した状態(裏面構成部材160を閉鎖した状態)は、裏面構成部材160の左右方向が前面枠120の左右方向と平行に配されている状態であり、この状態において表示ユニット170が前面枠120の左右方向と非平行であるということは、表示ユニット170は裏面構成部材160の左右方向とも非平行状態であると言える。
すなわち、裏面構成部材160は、表示ユニット配設部163とガイド部162とによって形成された、表示ユニット170を収納可能な凹室形状の表示ユニット収納部168を有し、該表示ユニット収納部168は所定寸法の奥行きを有し、表示ユニット170を遊技盤1裏面から後方側に隔離して配設可能としている。
図7,8に示すように、左右のガイド部162の上壁部162bおよび下壁部162cの内面の前方側には、前方位置規制部材180が各々形成されている。この前方位置規制部材180は、直角三角形板状の部材で、側壁部162aの内面と上壁部162bもしくは下壁部162cの内面に、それぞれ垂直に接するように形成されている。この前方位置規制部材180が形成されている位置は、表示ユニット収納部168内における表示ユニ
ット170の移動範囲の前端となる位置であって、表示ユニット170がこの前方位置規制部材180に当接することで、それ以上の前方向への移動が規制されるようになっている。
また、ガイド部162の側壁部162aの内周面であって、前方位置規制部材180に隣接する位置には、付勢部材取付部181が形成されている。すなわち、表示ユニット収納部168の四隅には、それぞれ付勢部材取付部181が形成されている。
付勢部材取付部181は、付勢部材としての引張コイルばね182を側壁部162aの内面に沿って配するための付勢部材案内部183と、付勢部材取付部181の前端部にあって引張コイルばね182の一端を固定する付勢部材固定部184とを有する。付勢部材案内部183は、ガイド部162の前後方向に沿って形成された溝状の部分で、引張コイルばね182の側部の一部を収容し、ガイド部162の前後方向に沿って引張コイルばね182が伸縮するように案内するものである。また、付勢部材固定部184は、付勢部材案内部183の前端側にあって、側壁部162aの内面から突出する半円形筒状に形成されており、この筒状部分の内部に引張コイルばね182の一端を固定できるようになっている。
引張コイルばね182の他端は、後述するように、表示ユニット収納部168内を前後方向に移動可能な表示ユニット170の四隅に形成された固定部178に固定されている。すなわち、表示ユニット収納部168と表示ユニット170の対向する各角部は引張コイルばね182を介して連結され、表示ユニット170の四隅がそれぞれガイド部162に形成された付勢部材固定部184方向へ、すなわち表示ユニット収納部168の前端側方向へ付勢されるようになっている。
なお、各角部に取り付けられた引張コイルばね182は、それぞれ独立して伸縮可能であって、表示ユニット170が表示ユニット収納部168内で傾斜した状態となり、各引張コイルばね182の伸縮幅が異なる状態となることも可能である。
図7から図9に示すように、表示ユニット170は、前面側が開口した略矩形箱状の枠体172と、画像を表示可能な液晶表示パネル173、バックライト173a(図11に図示)、液晶表示パネル173を保護する前面カバー174を備える。
枠体172は、表示ユニット170の前面以外の外周面を形成しており、この枠体には、液晶表示パネル173、前面カバー174が収容される。
液晶表示パネル173は、前面側(枠体172の開口側)に画像を表示可能な画像表示面171が配されるように枠体172に収容されており、さらにその前面側には、液晶表示パネル173を保護する透明な前面カバー174が取り付けられている。よって、液晶表示パネル173の画像表示面171は、表示ユニット170の前面側から前面カバー174を介して視認可能となっている。この液晶表示パネル173の画像表示面171の面積は、枠体172の開口部の面積と略等しく、また、図2に示すように、前面枠本体130に形成された開口部131の上側略半分(遊技盤1の上側略半分)を裏面側から覆うことができる面積となっており、表示部構成部材11によって形成された表示部12よりも広いものである。すなわち、画像表示面171の面積が、少なくとも表示部12よりも広く、表示部12の大きさが変化してもそれに対応できるようになっている。このように、液晶表示パネル173の画像表示面171が遊技盤1の裏面側を幅広く覆うようにすることで、遊技盤1を交換して遊技機100の遊技内容を変更する場合に、多種の遊技盤1の表示部12に対応できるようになっている。
なお、表示ユニット170は、図12に示すように、画像表示面171の面積が表示部12よりも広いので、表示部12が配される領域に対応する領域171aに画像が表示されるように演出ROM基板32および演出制御基板33によって制御されている。この画
像を表示する領域171aを決定する遊技盤1の表示部12の大きさや位置に関する情報は、演出ROM基板32に記憶されているが、演出ROM基板32は遊技盤1に取り付けられており、遊技盤1と一緒に演出ROM基板32も交換される。よって、遊技盤1の交換に伴い、例えば、図12(a)に示す、これまでの遊技盤の表示部に対応した画像表示領域171aから、図12(b)に示す、新たな遊技盤1の表示部12に対応した画像表示領域171aに変更できるようになっている。
略矩形状の表示ユニット170の各角部は、側面より側方に突出しているとともに、角部を補強する補強部材176が各々取り付けられている。図7に示すように、表示ユニット170は、表示ユニット収納部168の角部周辺の案内部169で主に支持、案内されるので、表示ユニット170の角部には負担がかかることとなる。よって、表示ユニット170の角部に補強部材176を取り付けることで、表示ユニット170の耐久性を向上させている。また、角部が側面より側方に突出していることと、補強部材176が角部を外側から覆い、外側に突出した状態となっていることで、表示ユニット収納部168との接触面積を小さくすることができ、また、補強部材176自体を滑りやすい材質(例えばポリアセタール)を使用していることから表示ユニット170の前後移動が容易になる。
また、この補強部材176の前面側の一部は、枠体172によって形成された箱状空間の前面側の開口に突出するように形成されており、この部分が前面カバー174の前面に各々当接することで、前面カバー174が前側に移動することを規制し、枠体172内に前面カバー174と液晶表示パネル173を保持するようになっている。
図8,9に示すように、表示ユニット170の左右の側面であって、補強部材176が取り付けられる角部に隣接した個所には、付勢部材をなす引張コイルばね182の一端を固定する固定部178が上下に各々形成されている。この引張コイルばね182の他端は、上述したように、ガイド部162に形成された付勢部材取付部181に固定されており、これによって表示ユニット170が前側へ付勢された状態となる。
また、表示ユニット170の裏面側には、本体部161の裏面側に配される演出制御基板33と液晶表示パネル173を接続するための接続部179が形成されている。この接続部179には図示しないコネクタが設けられており、演出制御基板33からの配線を接続できるようになっている。
さらに、表示ユニット170の裏面側には、表示ユニット170の後方向への動作を規制する後方位置規制部材177が形成されている。この後方位置規制部材177は棒状の部材で、表示ユニット170の裏面に対して垂直に後方へ突出するように形成されている。上述したように、この後方位置規制部材177と対向する本体部161の前面には、当接部166が形成されており、表示ユニット170が必要以上に後方向へ移動すると、後方位置規制部材177の後端部が当接部166に当接して、それ以上の後方向への移動を規制するようになっている。すなわち、表示ユニット170は、裏面構成部材160の所定寸法の奥行きを有する表示ユニット収納部168内に前後方向に移動可能に収容されており、その移動範囲は、前方位置規制部材180と後方位置規制部材177により所定の範囲に規制されている。
以上のことから、遊技領域1aを形成する遊技盤1を前面枠120(前面枠本体130)に対して着脱可能に配設し、該遊技盤前面の所要領域において遊技に関わる表示ゲームを表示するようにした遊技機100において、前面枠120における遊技盤1の後方位置に、表示ゲームを実行する表示ユニット170を設け、表示ユニット170は、前後にスライド可能であって前方側に付勢された状態で前面枠120側に配設されるとともに、遊技盤1を前面枠120に装着した際に該遊技盤1の裏面端部(後端部16)と当該表示ユニット170の表面(前面)が当接可能に設けられていることとなる。
また、前面枠120(前面枠本体130)の裏面側に、表示ユニット170を配設するための裏面構成部材160を設け、裏面構成部材160は、表示ユニット170を前後に案内可能な案内部169と、表示ユニット170を前方側に付勢する付勢部材(引張コイルばね)182の取付部(付勢部材取付部181)との各々を、少なくとも左右の各々に設けたこととなる。
図3,9,10に示すように、本体部161の裏面側から見て表示ユニット配設部163の右側には、本体部161の裏面側に開口した略矩形箱状の凹部である排出装置配設部164が形成され、排出装置190が取り付けられている。
排出装置190は、主制御基板30の制御の下に払出(排出)制御基板34によって制御されるようになっており、入賞口への入賞によって主制御基板30から払出制御基板34に出力される賞球の排出を指示する制御信号に基づき、所定数の賞球としての遊技球を排出するようになっている。また、図示しない球貸機から払出制御基板34に出力される貸球の排出を指示する制御信号に基づき、所定数の貸球としての遊技球を排出するようになっている。そして、排出装置190から排出された遊技球は、発射操作ユニット150の前面側に設けられた上皿153に流入するようになっている。また、排出装置190の裏面側は、カバー体191によって覆われるようになっており、排出装置190は排出装置配設部164とカバー体191によって形成される空間内に配されることとなる。
また、本体部161上側の外周壁の外周面、すなわち、本体部161の上面であって表示ユニット配設部163が形成された部分の上側には、排出装置190に供給される遊技球を貯留する貯留タンク192が設けられ、さらに、貯留タンク192が設けられた本体部161の上面であって、表示ユニット配設部163が形成された側の側端部には、貯留タンク192から排出された遊技球を本体部161の裏面側に誘導する誘導流路193が形成されている。また、表示ユニット配設部163の裏面側には、誘導流路193が形成された位置から排出装置配設部164まで遊技球を誘導するシュート195を取り付けるためのシュート取付部194が形成されている。
貯留タンク192は、略矩形箱状の部材であって、その長さ方向が本体部161の左右方向に沿うとともに、上側に開口するように本体部161の上面に取り付けられている。この貯留タンク192は、遊技機100が設置される図示しない島設備に設けられた供給装置から供給される遊技球を一時貯留し、排出装置190に供給するものである。この貯留タンク192の本体部161の左右方向に沿った幅は、表示ユニット配設部163の左右幅より狭く、また、貯留タンク192の本体部161の前後方向に沿った幅は、貯留タンク192が取り付けられる本体部161の上面の前後幅より広くなっている。
貯留タンク192の前後の略中央部であって本体部161の上面に配される部分には、本体部161の上面に沿って左右方向に延在するとともに、底面が延在方向の一端部(本体部161の前面側から見て右側)に向かって下る傾斜を有する流下路196が形成されている。この流下路196の下流側端部の底面には、貯留タンク192内の遊技球を外部に排出する排出口197として遊技球が通過可能な開口が形成されている。また、この流下路196より前側の部分は、本体部161に設けられたガイド部162の前端部と略同じ前後位置まで前側に突出しており、流下路196に遊技球を導くように後方に向かって下る傾斜を有する後方傾斜部198とされている。そして、流下路196より後側の部分は、後述するシュート取付部194をなす本体部161裏面に形成された段部200の後端部と略同じ前後位置まで後側に突出しており、流下路196に遊技球を導くように前方に向かって下る傾斜を有する前方傾斜部199とされている。
なお、流下路196の排出口197が形成された部分の前後には、後方傾斜部198、
前方傾斜部199は形成されておらず、この部分が貯留タンク192の側端から突出した状態となっている。これによって、後方傾斜部198、前方傾斜部199から流下路196に向かって流下する遊技球が、直接排出口197に流入することを防止でき、排出口197付近で球詰まりが発生することを防いでいる。
図9に示すように、貯留タンク192が設けられる本体部161の上面を形成する本体部161上側の外周壁には、排出装置配設部164が隣設された側とは反対の側端部に誘導流路193が形成されている。この誘導流路193は、外周壁の前端から後端にかけて本体部161の前後方向に沿って形成されており、遊技球が流下可能な幅を有するとともに裏面側に向かって下る傾斜を有する。また、誘導流路193が形成された部分の本体部161の裏面には、誘導流路193に連続する凹部193aが、上下方向に沿ってシュート取付部194をなす段部200まで形成されている。そして、この誘導流路193の上方に貯留タンク192の排出口197が配され、貯留タンク192から排出された遊技球が誘導流路193の傾斜に沿って本体部161の裏面側に誘導されるようになっている。
本体部161の表示ユニット配設部163が形成されている部分の裏面には、後方に突出する段部200が形成され、その上面が遊技球の流路を形成するシュート195を取り付けるシュート取付部194とされている。シュート取付部194をなす段部200の上面は、その前後幅(段部200の後方に突出する幅)が遊技球の直径よりも広いものとされ、誘導流路193が形成された位置から排出装置配設部164にかけて、排出装置配設部164側に下る傾斜を有するように形成されている。
このシュート取付部194に取り付けられるシュート195は、シュート取付部194をなす段部200の上面と略同じ大きさの底板195aと、底板195aに対し垂直に接続した背面板195bとからなるL字型の板状の部材である。そしてシュート195は、底板195aがシュート取付部194上に配され、かつ、背面板195bがシュート取付部194の後端部側に配されるように取り付けられる。これによって、図3に示すように、背面板195bは段部200下方の本体部161の裏面と略同一面を形成するようになる。また、背面板195bの上下幅は、段部200の上面から本体部161の上面に取り付けられた貯留タンク192の上端までの幅とされ、段部200の後端部と略同じ位置まで後方に突出する貯留タンク192の前方傾斜部199の後端面に背面板195bの上端部を固定できるようになっている。
すなわち、シュート195の底板195aが誘導流路193から排出装置配設部164に至る裏面流下路201の底面をなすとともに、背面板195bと段部200上方の本体部161の裏面が裏面流下路201の側面をなす。また、本体部161の上部に設けられた貯留タンク192の前方傾斜部199が裏面流下路201の上面をなし、前方傾斜部199の後端部に背面板195bの上端部が固定されることで、本体部161の裏面側に排出装置190に接続する筒状の裏面流下路201が形成されることとなる。
以上のような構成によって、図示しない島設備の供給装置から供給され、貯留タンク192に貯留された遊技球は、貯留タンク192の後方傾斜部198もしくは前方傾斜部199の傾斜によって、貯留タンク192の前後方向の中央部に形成された流下路196に誘導され、さらに、流下路196の傾斜に沿って排出口197に誘導される。排出口197から排出された遊技球は、誘導流路193の傾斜に沿って本体部161の裏面側に流下し、シュート195によって形成された裏面流下路201に沿って排出装置190に至り、排出装置190が動作することによって発射操作ユニット150の前面に形成された上皿153に排出される。なお、貯留タンク192の排出口197から排出装置190に至る流路内には、常に遊技球が待機している状態となっており、排出装置190によって流路内の遊技球が排出されることに伴って貯留タンク192から流路に遊技球が流入する。
また、図4,9に示すように、排出装置配設部164の下部は、表示ユニット配設部163よりも下方に延出するように形成されている。言い換えれば、本体部161は表示ユニット配設部163の下方が切欠状に開口しており、この切欠状の開口部202には、遊技盤1に取り付けられた第1制御回路としての演出ROM基板32の一部が収容されるようになっている。そして、前面枠本体130の裏面側であって、この切欠状の開口部202の上側となる部分には、第2制御回路としての演出制御基板33を取り付けるための、後方に開口した回路取付凹部203が形成されている。
演出制御基板33はボックス33aに収容されており、このボックス33aは回路取付凹部203に収容可能な大きさとなっている。回路取付凹部203の上端部には、本体部161の左右方向に沿って延在する回動軸204が設けられており、この回動軸204が演出制御基板33を収納したボックス33aの上部に形成された軸受け33bに挿通されてボックス33aが回路取付凹部203に対して扉状に開閉可能に支持されている。なお、ボックス33aは、回路取付凹部203に収容された状態から本体部161の裏面側方向へ回動可能となっている。
また、回路取付凹部203の背面をなす本体部161の裏面には、回路取付凹部203の前面側に形成された表示ユニット収納部168に連通する開口205が形成されており、ボックス33aのこの開口205と対向する部分には、演出制御基板33に設けられた図示しないコネクタがボックス33aの外側に露出している。そして、この演出制御基板33のコネクタに接続された配線が、回路取付凹部203の背面に形成された開口205を通って表示ユニット170の背面の接続部179に設けられたコネクタに接続されることで、演出制御基板33と液晶表示パネル173が接続される。
また、ボックス33aの裏面側から見て右側面からも、演出制御基板33に設けられたコネクタ33cがボックス33aの外側に露出している。このコネクタ33cにも配線が接続され、遊技機100に設けられたその他の基板などと接続される。なお、このボックス33aの右側面に対向する回路取付凹部203の側壁には、コネクタ33cに接続された配線を通すための切欠き206が形成されている。この切欠き206は、回路取付凹部203に隣接して設けられた凹部207に連通しており、配線はこの凹部207を経由して他の基板などへ向けて配設される。また、この凹部207には、遊技機100の外部に設けられる装置(管理装置など)と接続するための外部情報端子を有する外部情報端子板208が設けられている。
演出制御基板33を収容したボックス33aの上下幅は、回路取付凹部203の上下幅よりも広く、回路取付凹部203にこのボックス33aを収容すると、ボックス33aの下部が回路取付凹部203の下方に形成された開口部202に延出するようになっている。そして、図8に示すように、ボックス33aの前面側であって開口部202に延出する部分からは、演出制御基板33に設けられたコネクタ33eがボックス33aの外側に露出している。
また、図4に示すように、遊技盤1の裏面には演出ROM基板32が取り付けられており、裏面構成部材160を遊技盤1の裏面に臨むように配すると、開口部202にその上部が収容されるようになっている。そして、この演出ROM基板32の裏面であって、開口部202に収容されるとともに演出制御基板33が取り付けられた回路取付凹部203の下方に位置する部分には、コネクタ32aが設けられている。
すなわち、図3に示すように、遊技盤1が前面枠本体130に取り付けられ、かつ、裏面構成部材160が遊技盤1の裏面側に配された状態で、演出制御基板33を収容したボ
ックス33aを回路取付凹部203に収容される状態にすると、演出ROM基板32のコネクタ32aと演出制御基板33のコネクタ33eが連結し、演出ROM基板32と演出制御基板33が直接接続するようになっている。さらに、演出制御基板33を収容したボックス33aの開口部202に延出する部分の両側面には、ワンタッチ着脱式の固定部材33dが設けられており、演出ROM基板32に形成された取付穴32bに固定部材33dの固定部を押し込むことで両基板のコネクタ32a,33eを確実に連結できるようになっている。
以上のことから、裏面構成部材160の裏面側には、表示ユニット170を駆動するための制御装置(演出制御基板33)が設けられていることとなる。
次に、以上のように構成される遊技機100における、遊技盤1の取付方法について図10を参照して説明する。なお、ここではすでに開口部131から古い遊技盤1が取り外されており、また、裏面構成部材160は、前面枠本体130の裏面側に表示ユニット170が臨む状態とされているとともに、演出制御基板33を収納するボックス33aは後方に回動した状態とされているものとする。
図10(a)に示すように、遊技盤1を前面枠本体130の開口部131に取り付ける際には、まず、開口部131の一側部に設けられた上下2つの係止部材134の先端部を遊技盤1に形成された各係止受部18に入れるように、遊技領域1aが形成された面を前側にして遊技盤1を開口部131の前側から開口部131に対して斜めに挿入する。なお、係止受部18の遊技盤の側端部側に形成された側壁18aは、他の部分の側壁に比べ低く形成されており、係止部材134の先端部を係止受部18に入れやすくなっている。
次に、係止部材134の先端部と係止受部18の接点を軸として、遊技盤1を遊技機100の後方側へ回動させながら開口部131に嵌め込む。この過程においては、係止受部18の遊技盤1の側端部側に形成された側壁18aが、係止部材134の先端部と係合するので、係止部材134が係止受部18から外れることなく容易に遊技盤1を回動させることができる。
係止部材134はこの過程において、初めは先端部が前側に移動するように弾性変形し、遊技盤1を後方向へ付勢した状態となる。そして遊技盤1を回動させるのに伴い、弾性変形した状態から徐々に元の状態に戻ることとなる。しかし、上述したように、遊技盤1の係止受部18が形成された部分の厚みは、係止部材134の先端部と規制壁133との間隔より厚いため、遊技盤1が開口部131に完全に嵌め込まれた状態では、係止部材134の先端部が係止受部18を後方向に押圧した状態となる。すなわち、係止部材134は、常に遊技盤1を後方向に付勢した状態となる。
また、遊技盤裏面の側端部であって、係止受部18が形成された側の側端部は、遊技盤1を回動させる過程において、上述のように係止部材134によって後方向に付勢されることにより、規制壁133の前面に当接しながら、遊技機100の左右方向に沿って開口部131の外側方向へ移動する。そして、この側端部に連続する遊技盤1の側面が、位置決め部材136の側面に当接したところで、この側端部の遊技盤1の左右方向に沿った移動が規制されるとともに、規制壁133の前面が遊技盤1の裏面と接した状態となって、遊技盤1が開口部131に完全に収容された状態となる。
また、遊技盤裏面の側端部であって、係止受部18が形成された側とは反対側の側端部は、遊技盤1を回動させる過程において位置決め部材136の斜辺に当接し、この斜辺に沿って開口部131の内側方向へ案内される。さらに遊技盤1の側端部は、斜辺に沿って斜辺の開口部131内側の端部まで案内されると、この斜辺に連続する位置決め部材13
6の側面に沿って遊技機100の後方側へ案内される。そして、規制壁133の前面に遊技盤1の裏面が接したところで後方向への移動が規制されるとともに、この側端部に連続する遊技盤1の側面が、位置決め部材136の側端部に当接するようになって遊技盤1が開口部131に完全に収容された状態となる。
また、遊技盤1の後方に突出する表示部構成部材11の後端部16は、遊技盤1を回動させる過程において、裏面構成部材160に設けられた表示ユニット170の前面に当接し、表示ユニット170に取り付けられた付勢部材としての引張コイルばね182の付勢力に抗して表示ユニット170を後方向へ押し込むこととなる。このとき遊技盤1は、係止部材134が当接した部分を軸として回動するので、表示部構成部材11の後端部16のうち、この軸に近い側の後端部16が先に表示ユニット170に当接する。表示ユニット170は、上述したように表示ユニット収納部168内で傾斜した状態となることが可能であり、表示部構成部材11の後端部16が当接した側が後方向に押し込まれるように傾斜した状態(表示ユニット170が前面枠120(前面枠本体130)の左右方向と非平行状態)で表示ユニット170自体が後方向へ移動する。
表示部構成部材11の後端部16は、遊技盤1の回動に伴い徐々に遊技機100の左右方向に沿うようになり、遊技盤1が開口部131に完全に収容された状態では、遊技盤1の左右方向に平行な状態となる。また、表示ユニット170の傾斜も、この表示部構成部材11の後端部16の状態に追従して徐々に遊技機100の左右方向に沿うようになる。そして、遊技盤1が開口部131に完全に収容された状態では、表示部構成部材11の後端部16に表示ユニット170の前面が面接触し、遊技盤1の左右方向に平行な状態となる。なお、遊技盤1を回動させる過程の当初は、表示部構成部材11の後端部16の傾きが表示ユニット170の傾斜可能な範囲より大きく、表示部構成部材11の後端部16の一部が当接した状態となるが、遊技盤1の回動に伴い、表示部構成部材11の後端部16の傾きが表示ユニット170の傾斜可能な範囲内になると、これ以降は表示部構成部材11の後端部16に表示ユニット170の前面が面接触した状態となる。
図10(b)に示すように、遊技盤1が開口部131に完全に嵌め込まれたら、固定部材135の固定部135bを固定部材受部19に当接するように回動させ遊技盤1を開口部131内に固定する。
遊技盤1が完全に開口部131に嵌め込まれた状態においては、遊技盤1の裏面側に規制壁133が当接し、係止部材134が係止受部18を後方向に押圧することと、固定部材135が固定部材受部19に当接することで遊技盤1の前後方向の移動が規制される。また、位置決め部材136の側端部が遊技盤1の側端部に接することで、遊技盤1の左右方向の移動が規制される。また、表示ユニット170は、付勢部材(引張コイルばね182)によって前側に付勢されているので、前面が表示部構成部材11の後端部16に密着した状態で保持される。そして、表示部構成部材11により形成される表示部12を介して、遊技盤1の前面から画像表示面171を見ることができるようになる。
遊技盤1を開口部131に取り付けた後、遊技機100の裏面側において、遊技盤1に設けられた第1制御回路としての演出ROM基板32と、裏面構成部材160に設けられた第2制御回路としての演出制御基板33との接続を行う。この接続作業は、上述したように、演出制御基板33が収容されたボックス33aを回路取付凹部203に収容するように、遊技機100の前方向へ回動させて両基板のコネクタを接続し、固定部材33dにより固定することで完了する。さらに、この他にも各基板や装置を配線により接続する。
以上で遊技盤1の取付作業が完了する。なお、遊技盤1を取り外すときは、上述の作業と逆の作業を行えばよい。
以上のことから、前面枠120(前面枠本体130)の左右方向一方側に、遊技盤1を
係止する係止部材134を配設する一方、他方側に該遊技盤1を固定する固定部材135を設けて、該遊技盤1を該前面枠120の前方側から装着するように構成して、該遊技盤1の一方端を係止部材134に係止させた状態で、他方端側を固定部材135で固定可能な位置まで後方に回動させることで、当該遊技盤1を前面枠120に装着するようにし、遊技盤1の装着時の動作に応じて、表示ユニット170が前面枠120の左右方向と非平行状態で変位可能としたこととなる。
遊技盤1の交換後、遊技機100の電源を投入すると初期設定として、表示ユニット170の画像表示面171における画像表示領域171aの更新が行われるようになっている。この画像表示領域171aの更新とは、例えば、図12(a)(b)に示すように、遊技盤1の交換によって変更された表示部12の大きさに合わせて、画像表示領域171aを変更することである。
遊技盤1に取り付けられた演出ROM基板32には、該遊技盤1に取り付けられている表示部構成部材11に形成された表示部12の位置や大きさなどに関する情報が記憶されている。そして、演出制御基板33において、この情報に基づいて新たな表示部12に対応する画像表示領域171aが設定されるようになっている。
以上のように遊技盤1を交換可能であることで、容易に遊技機100の遊技内容を変更することができる。また、この交換の際には、機種に依存する部材だけが交換されることとなるので、複数の機種で共通使用可能な部材を効率よく再利用できる。なお、遊技機の入れ替え時に遊技機全体を交換する場合には、表示ユニット170を収納した状態でユニット構成となっている裏面構成部材160をそのまま前面枠本体130から取り外し、新しい遊技機の前面枠120に取り付けることで表示ユニット170および裏面構成部材160に付属した基板、装置などを再利用することができる。
なお、本実施形態の遊技機100では、画像表示面171の大きさを遊技盤1の上側略半分を覆う程度の大きさとしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、本実施形態のように、画像表示面171が遊技盤1における障害釘が植設される部位に延在するようにするものとしても、遊技盤裏面における基板の配設位置や、裏面構成部材160の構成を変更して、より大きな表示ユニット170を配設できるようにし、画像表示面171が遊技盤1と略同等の面積となるようにしても良い。すなわち、画像表示面171の大きさが、表示部12の大きさが変化しても、それに対応できる大きさに設定されていれば良い。
また、演出ROM基板32に画像表示領域171aの大きさが予め設定されていて、遊技盤1を交換した際に、新たな表示部12に対応した画像表示が行えるようにしているが、演出制御基板33に画像表示領域171aの大きさを調整する調整装置(ディップスイッチ等)を設けて、新たな遊技盤1の表示部12に対応して画像表示領域171aの大きさを調整するようにしてもよい。
また、演出制御基板33に画像表示領域の左右方向および上下方向の位置を調整(微調整)する位置調整装置を備え、遊技盤1の装着後、画像表示領域171aの位置を表示部12に合うように調整できるようにしてもよい。
また、表示部構成部材11の縁部(表示部12の周囲)であって、表示ユニット170によって裏面側が覆われる部分にレンズ部材を設け、表示ユニット170におけるレンズ部材の裏面側に対応した部位を発光させることで、表示部構成部材11の縁部を発光装飾するようにしてもよい。このようにすることで、ランプ等を備える必要がなくなり、遊技機の構成を簡略化することができる。
また、表示部構成部材11の縁部に、遊技領域1aを流下する遊技球を受け入れるワープ入口と、該受け入れた遊技球を下方に流下させるワープ通路と、該ワープ通路を流下し
た遊技球を表示部構成部材11の下部に形成されるステージ部15に遊技球を導出するワープ出口とからなるワープ装置を備え、該ワープ装置の裏面側の全部、或いは一部も表示ユニット170で覆うようにして、表示ユニット170におけるレンズ部材の裏面側に対応した部位を発光させることで、ワープ装置を発光装飾するようにしてもよい。
また、裏面構成部材160の所要部(背面部、側面部)に表示ユニット収納部168と外部とに連通する開口部を設け、該開口部に冷却ファンを設けて、表示ユニット収納部168の空気を外部に排出できるようにして、表示ユニット170或いは遊技盤1の電気的装置の過熱を防止するようにしてもよい。
また、裏面構成部材160に、表示ゲームを演出するメカ式の演出物とそれを駆動する駆動源(例えば、モータやソレノイド)を配設し、表示部構成部材11に形成された開口部から演出物を出没可能に構成してもよい。
また、遊技盤1を透明な合成樹脂で形成して、裏面側の表示ユニット170の画像を、遊技盤1を透して表示する(いわゆる全面液晶タイプ)ようにしても良い。この場合、表示ゲームを表示する所要領域は透明な遊技盤1の表面で形成されることとなる。なお、表示ユニット170を遊技盤1の遊技領域1aと同等の大きさに設定することで、遊技領域1aの(ほぼ)全体で画像表示を行うようにしてもよい。
そして、上記構成にする場合には、遊技盤1と表示ユニット170をなるべく近づけた方が画像表示を行う上で効果的であるが、そのようにすると、遊技盤1の裏面の突出部(例えば、障害釘や風車の保持部、役物装置の後端部、補強リブ等)が表示ユニット170に接触したり、或いは、遊技盤自体の厚さが変化して遊技盤自体の裏面が表示ユニット170に接触したりして、遊技盤1の装着に影響を与えたり、逆に遊技盤裏面と表示ユニット170との間に画像表示に影響を与えるような大きな隙間が形成されるおそれがあるが、本実施形態の遊技機100においては、表示ユニット170が前後にスライド可能で、しかも前方に付勢されていることから、このような問題が発生しない。
また、表示ユニット170を前面枠120の左右方向と非平行状態で変位させるためには、左右のガイド部162,162の間隔よりも表示ユニット170の左右方向の寸法を小さく設定する必要があるが、必ずしもガイド部162,162を必要とするものではない。例えば遊技機に、表示ユニット170を前後に移動可能に前面枠120側に支持するとともに、遊技盤1を前面枠120に装着した際に該遊技盤1の裏面端部と該表示ユニット170の表示面が当接するように当該表示ユニット170を支持する支持手段と、表示ユニット170を前方側に付勢する付勢手段と、を備え、該支持手段は、前面枠120に設けられた上下方向の回動軸に対して軸着された第1の支持部材と、表示ユニット170に設けられた上下方向の回動軸に対して軸着された第2の支持部材と、を備えるとともに該第1の支持部材と第2の支持部材を回動可能に連結して構成されるようにし、該支持手段を少なくとも表示ユニット170の左右方向の側部を支持可能に複数設けるようにしても良い。
また、付勢部材は上述の実施形態で示したもの以外でも良く、例えば、表示ユニット170の背面側に付勢部材として圧縮コイルばねを配し、表示ユニット170を前方向に付勢するようにしても良い。この場合、付勢部材としてのばねの配設位置は、表示ユニット170の裏面の中央1個あるいは左右に2個設けるなど、どのようなものでも良い。すなわち、付勢部材は、表示ユニット170の前方側の中央からずれた位置に力が加わった場合でも、その力を、表示ユニット170を前面枠120の左右方向と非平行状態で変位させることで吸収できれば良い。
以上のような第1の実施形態にかかる遊技機100は、遊技領域1aを形成する遊技盤1を前面枠120(前面枠本体130)に対して着脱可能に配設し、該遊技盤前面の所要
領域において遊技に関わる表示ゲームを表示するようにした遊技機100であって、前面枠120における遊技盤1の後方位置に、表示ゲームを実行する表示ユニット170を設け、表示ユニット170は、前後にスライド可能であって前方側に付勢された状態で前面枠120側に配設されるとともに、遊技盤1を前面枠120に装着した際に該遊技盤1の裏面端部(後端部16)と当該表示ユニット170の表面が当接可能に設けられている。
従って、遊技盤1が前面枠120(前面枠本体130)に対し着脱可能であって、前面枠120における遊技盤1の後方位置に表示ユニット170を設けたので、遊技盤1を交換する場合でも、表示ユニット170は交換する必要がなく、表示ユニット170を新たな遊技盤1でも使用できるといった効果を奏する。また、遊技機の入れ替え時に遊技機全体を交換する場合でも、表示ユニット170は遊技盤1と別構成であるので、表示ユニット170を簡単に取り外せることから、表示ユニット170を再利用する際にも効果的である。また、表示ユニット170の画像表示面171の範囲内であれば、表示ゲームを表示する遊技盤前面の所要領域の面積が異なる遊技盤にも対応でき、多種の遊技盤を入れ替えることができる。
また、表示ユニット170は、前後にスライド可能であって前方側に付勢された状態で前面枠120側に配設されるとともに、遊技盤1を前面枠120に装着した際に該遊技盤1の裏面端部と当該表示ユニット170の表面が当接可能であるので、新たな遊技盤1を装着する際、或いは遊技盤1の装着後裏面構成部材160を閉鎖する際に、遊技盤1の形状(裏面の突出量)が変化しても、表示ユニット170の前後動でそれを吸収することができ、新たな遊技盤1が装着できなかったり、或いは裏面構成部材160を閉鎖できなかったりする、といった課題を解決できることから、多種の遊技盤に対応することができる。
また、表示ユニット170が前後にスライド可能であることで、表示ゲームを表示する遊技盤前面の所要領域を、遊技盤1を透明な合成樹脂で成形してその一部分(或いは全面)で構成するようにした場合でも、遊技盤1の装着に関する不都合が生じることがない。
すなわち、上記構成にする場合には、遊技盤1と表示ユニット170をなるべく近づけた方が画像表示を行う上で効果的であるが、そのようにすると、遊技盤1の裏面の突出部(例えば、障害釘や風車の保持部、役物装置の後端部、補強リブ等)が表示ユニット170に接触したり、或いは、遊技盤自体の厚さが変化して遊技盤自体の裏面が表示ユニット170に接触したりして、遊技盤1の装着に影響を与えるおそれがあるが、本願ではそのような課題を解決できる。
また、前面枠120(前面枠本体130)の裏面側に、表示ユニット170を配設するための裏面構成部材160を設け、裏面構成部材160は、表示ユニット170を前後に案内可能な案内部169と、表示ユニット170を前方側に付勢する付勢部材(引張コイルばね182)の取付部(付勢部材取付部181)との各々を、少なくとも左右の各々に設けている。
従って、裏面構成部材160は、表示ユニット170を前後に案内可能な案内部169と、表示ユニット170を前方側に付勢する付勢部材の取付部との各々を、少なくとも左右の各々に有するので、確実に表示ユニット170を前後にスライドさせることが可能となる。また、左右に案内部169を有することによって、全く平行に前後動するのではなく、左右の前後位置をずらすことも可能であり、より遊技盤1の装着を確実にできるし、遊技盤1を装着する際に確実にスライドするようにできる。
また、裏面構成部材160の裏面側には、表示ユニット170を駆動するための制御装置(演出制御基板33)が設けられている。
従って、裏面構成部材160の裏面側には、表示ユニット170を駆動するための制御装置が設けられていることで、裏面構成部材160に設けられた表示ユニット170に対して制御装置を効率よく配設することができる。
また、遊技盤1は、表示ゲームが表示される表示部12を形成するための表示用開口部13を有する遊技盤本体10と、表示用開口部13に挿入されて取り付けられるとともに表示部12の周囲を装飾する装飾部21が形成される表示部構成部材11と、を設け、表示部構成部材11の後端部は遊技盤本体10の裏面よりも後方側に突出して構成されるとともに、当該後端部が表示ユニット170の前面に当接するようになっている。
従って、表示部12を形成する表示部構成部材11の後端部が遊技盤本体10の裏面よりも後方側に突出して構成されるとともに、当該後端部が表示ユニット170の前面に当接するので、表示画面の前側に筒状の空間を形成でき、例えば、ここに装飾を施したり遊技球を転動させるステージ部15を形成したりすることができる。
なお、上述したように表示ユニット170が前後にスライド可能であることで遊技盤1の表示部構成部材11の形状がどのように変化しても、遊技盤1を前面枠120(前面枠本体130)に確実に装着することができる。特に、最近の遊技機においては、表示部構成部材11に形成されるステージ部15が遊技機の機種により様々に変化することが多く、このステージ部15の変化により表示部構成部材11が遊技盤1の後方側に突出する突出量が大きく変化する可能性がある。このような表示部構成部材11の後方側突出量の変化に関しても何ら問題なく、対応することができる。
また、前面枠120(前面枠本体130)の左右方向一方側に、遊技盤1を係止する係止部材134を配設する一方、他方側に該遊技盤1を固定する固定部材135を設けて、該遊技盤1を該前面枠120の前方側から装着するように構成して、該遊技盤1の一方端を係止部材134に係止させた状態で、他方端側を固定部材135で固定可能な位置まで後方に回動させることで、当該遊技盤1を前面枠120(前面枠本体130)に装着するようにし、遊技盤1の装着時の動作に応じて、表示ユニット170が前面枠120の左右方向と非平行状態で変位可能としている。
従って、遊技盤1の一方端を係止部材134に係止させた状態で、他方端側を固定部材135で固定可能な位置まで後方に回動させることで、当該遊技盤1を前面枠120に装着するようにしたことで、容易かつ確実に遊技盤1を前面枠120に装着することができる。
なお、このように遊技盤1の一端を先に係止して他端側を回動させるように装着する構成であると、装着時においては表示ユニット170の面に対して力(遊技盤裏面部からの力)が均等に加わらなかったり、遊技盤1の裏面部の後方側への突出量が更に大きくなったりする(装着時に一瞬だけ大きくなる)可能性があるが、上述のように表示ユニット170が前後にスライド可能で、かつ、非平行状態で変位できることで、このような場合でも、何ら問題なく遊技盤1を装着することが可能となる。
次に、この発明の第2の実施形態について図13を参照して説明する。
なお、本実施形態の遊技機100は、基本的には第1の実施形態の遊技機100と略同じ構成を有しており、以下、主に第1の実施形態の遊技機100と相違する部分について説明する。
本実施形態の遊技機100の遊技盤1には、表示ユニット170の画像表示面171が配されている部分に、表示部構成部材11とは別に補助表示部構成部材210が設けられている。この補助表示部構成部材210は、筒状の部材であって、筒状の空間が延在する
方向が遊技盤1の前後方向に沿うように、遊技盤1に形成された補助表示部用開口部211に挿入された状態で取り付けられている。なお、補助表示部用開口部211は、補助表示部構成部材210の断面形状に合わせて形成されている。補助表示部構成部材210の後部は、遊技盤1の裏面よりも後方に突出しており、その後端面212には、表示ユニット170の前面が接するように配される。また、遊技盤1の後方に突出する補助表示部構成部材210の後端面212の前後位置は、表示部構成部材11の後端部16と同じ前後位置まで突出している。
補助表示部構成部材210の前側の開口部には、光を透過可能な材質からなるとともに装飾画が描かれたセル(表面装飾部材)213が取り付けられている。なお、セル213は装飾画が描かれていても、ある程度の光を透過可能とされている。また、補助表示部構成部材210の後側の開口部には、レンズ部材214が取り付けられている。そして、表示ユニット170の画像表示面171は、補助表示部構成部材210が配される領域において、例えば、白色の表示をするように制御される。
このような構成を有することで、画像表示面171の補助表示部構成部材210が配される領域から発せられた光が、レンズ部材214によって集光または散乱された後、セル213を透過して遊技機100の前面側で視認可能となる。すなわち、遊技盤1の前面側から見ると、セル213の部分が光っているように見え、遊技盤前面における装飾発光表示となる。よって、ランプやLEDなどの発光部材を配設することなく遊技領域1aにおける光による装飾を行うことができ、遊技盤1の構成を簡略化することができる。
以上のことから、表示ユニット170は、表示部12とは離隔した領域において表示ゲームとは異なる遊技盤前面での表示を行うこととなる。
なお、装飾画が描かれたセル213としては、例えば、遊技機100で用いているキャラクタなどに関連する絵や模様が描かれたものの他、単に一色で塗られたものも含む。すなわち、上述のような構成によって、セル213に描かれた装飾画を目立つように光らせるだけでなく、遊技盤面を装飾するランプやLEDの代わりとしても利用できる。また、セル213を透明もしくは白色の半透明として、画像表示面171での表示色を変更させることで、多色の発光が可能な発光部材として利用できるようにしてもよい。
また、レンズ部材214を設けずに透明なセル213を取り付け、画像表示面171での表示を遊技盤1の前面側から視認可能となるように構成してもよい。このような構成とすれば、例えば、普図変動表示ゲームの結果を表示する普図表示器や、特図変動表示ゲームの結果を表示する特図表示器(この場合は、表示部12で行われる表示は、特図変動表示ゲームを演出する演出表示となる)として、図柄の表示やいわゆる7セグのような表示を行うようにすることができる。また、その他にも遊技に関する情報(例えば、特図、普図の始動記憶表示)などの表示を行うようにすることもできる。これにより、普図表示器や特図表示器などを遊技盤1に設ける必要がなく、遊技盤1の構成を簡略化できる。
次に、この発明の第3の実施形態について図14を参照して説明する。
なお、本実施形態の遊技機100は、基本的には第1の実施形態の遊技機100と略同じ構成を有しており、以下、主に第1の実施形態の遊技機100と相違する部分について説明する。
本実施形態の遊技機100は、遊技盤1の前面から表示部12を介して視認可能な画像表示面171が、斜め上方を向くように配されて、遊技者にとって見やすくなるようになっている。
上述したように、表示ユニット170は表示ユニット収納部168内で前後方向に移動
可能となっている。また、その移動の仕方は、遊技盤1に対して画像表示面171が平行な状態で前後方向に移動可能であるだけでなく、遊技盤1に対して画像表示面171が非平行に傾斜した状態となるように、表示ユニット170の一側部だけが前後方向に移動する(表示ユニット収納部168内で表示ユニット170が揺動する)ことも可能となっている。また、表示ユニット収納部168と表示ユニット170の対向する各角部は、引張コイルばね182を介して連結され、表示ユニット170の四隅がそれぞれ独立して表示ユニット収納部168の前端側方向へ付勢されるようになっている。
そして、本実施形態の遊技機100における表示部構成部材11の後端部16は、下端部が上端部より前側に位置するように形成され、斜め上方向を向いている。なお、遊技盤1を遊技機100に取り付けた状態において、この後端部16の下端部および上端部は、表示ユニット170の前後方向に沿った移動範囲内に収まる位置に配されるようになっている。また、この後端部16の傾斜角度は、表示ユニット170の傾斜可能な角度の範囲に収まるような角度となっている。
このように、表示部構成部材11の後端部16が斜め上方向を向いていることと、表示ユニット170の四隅に設けられた引張コイルばね182が、それぞれ独立して伸縮可能であることで、表示ユニット170の画像表示面171が斜め上方向を向くように配することができる。すなわち、斜め上方向を向いた表示部構成部材11の後端部16によって表示ユニット170の前方向への移動が規制される際に、表示ユニット170の下側の両角部に設けられた引張コイルばね182が、上側の両角部に設けられた引張コイルばね182よりも退縮し、表示ユニット170の前面が表示部構成部材11の後端部16に密着して傾斜した状態となる。これによって、画像表示面171が斜め上方向を向いて配されるようになる。
なお、表示ユニット170は上方向だけでなく、下方向、左右方向のいずれか一方に傾斜可能である。よって、表示部構成部材11の後端部16の傾斜方向を変えれば、画像表示面171の向きを斜め下方向や斜め左、斜め右方向に変更できる。すなわち、この表示ユニット170は、表示部構成部材11の後端部16の傾斜方向に合わせてその後端部16に密着するように画像表示面171を配設することができ、多種の遊技盤1を装着可能となっている。
次に、この発明の第4の実施形態について図15を参照して説明する。
なお、本実施形態の遊技機100は、基本的には第1の実施形態の遊技機100と略同じ構成を有しており、以下、主に第1の実施形態の遊技機100と相違する部分について説明する。
本実施形態の遊技機100は、前面枠本体130に形成された開口部131に対して、裏面側から遊技盤1を着脱可能に嵌め込んで固定するようになっている。そして、遊技盤1を裏面側から取り付ける構成とされた開口部131には、開口部131内の所定位置に遊技盤1を固定する部材として、規制壁133、後方押さえ部材137、位置決め部材136、固定部材(図示略)が設けられている。
図15に示すように、規制壁133は第1の実施形態の遊技機と同様に、開口部131の内側面に対して垂直に開口部131の中心方向に延出する板状の部材であるが、前面枠本体130の開口部131周囲の後端部より遊技盤1の厚みの分だけ前側に設けられている。すなわち、規制壁133は、遊技盤1の前面に当接し、遊技盤1の前方向への移動を規制するものとなっている。
なお、遊技盤1の前面に設けられた周囲構成部材17の前面であって、規制壁133が当接する部分には凹部17aが形成されていて、遊技盤1を開口部131に収容した状態
において、規制壁133がこの凹部17aに収容され、規制壁133の前面と周囲構成部材17の前面とが略同一面となるようになっている。そして、このように遊技盤1が開口部131に収容された状態において、遊技盤1の裏面(遊技盤本体10の裏面)が、前面枠本体130の開口部131周囲の後端部と略同じ前後位置に配されるように規制壁133の前後位置が設定されている。
開口部131の左右にある規制壁133の裏面側には、遊技盤1の左右位置を決める位置決め部材136が設けられている。
位置決め部材136は、左右の規制壁にそれぞれ2つずつ設けられており、開口部131の上下方向の中央より上側に1つ、下側に1つ、開口部分を挟んで対向する一対の位置決め部材136,136がそれぞれ同じ上下位置になるように配されている。
開口部131の左右に設けられた位置決め部材136のうち、裏面構成部材160が軸着された側の位置決め部材136は、矩形板状の部材であり、その板面が水平になるように、規制壁133の裏面と開口部131の内側面および後述する後方押さえ部材137の前面に接するように設けられている。なお、この位置決め部材136の開口部131の中心方向への突出幅は、規制壁133の突出幅よりも小さいものとなっている。
また、開口部131の裏面構成部材160が軸着された側と対向する側に設けられた位置決め部材136は、第1の実施形態と同様に、長方形の1つの角が切り取られた形状をした板状の部材である。
この位置決め部材136は、その板面が水平になるように、規制壁133の裏面と開口部131の内側面に接し、角部が切り取られ斜辺となった部分が開口部131の内側かつ後側(遊技盤1が挿入される側)に配されるように設けられている。
また、開口部131の開口部分を挟んで対向する位置決め部材136の側端部であって、開口部131の内側に位置する側端部間の間隔は、遊技盤1の左右幅と略同じとなっている。このような位置決め部材136によって、後述するように、遊技盤1の取付の際に、遊技盤1を開口部131の所定位置に案内することができるとともに、開口部131に完全に収容された遊技盤1の側面に当接して、遊技盤1の左右方向への移動を規制することができる。
また、裏面構成部材160が軸着された側であって、前面枠本体130の開口部131周囲の後端部には、遊技盤1の後端部に当接する後方押さえ部材137が設けられている。
この後方押さえ部材137は板状の部材であって、規制壁133と同様に開口部131の内側面に対して垂直に開口部131の中心方向へ突出するように設けられている。規制壁133と後方押さえ部材137の板面は互いに平行になっており、また、開口部131の内面からの突出幅も同じ幅となっている。また、板状の後方押さえ部材137の前面であって、開口部131の中心側にある端部は、先端に向かって後方に傾斜する傾斜面となっている。
以上のことから、開口部131の裏面構成部材160が軸着された側の内側面には、規制壁133と後方押さえ部材137および開口部131の内側面の一部とで、後述するように遊技盤1を開口部131に取り付ける際に、遊技盤1の一端部を挿入する挿入凹部138が形成されていることとなる。そして、この挿入凹部138内には、上述した遊技盤1の左右位置を決めるための位置決め部材136が設けられている。
また、規制壁133の裏面には、所定箇所に第1の実施形態と同様の構成を有する固定部材(図示略)が設けられており、開口部131内に遊技盤1が固定されるようになって
いる。すなわち、固定部材は、開口部131内に収容された遊技盤1の裏面に当接する状態と、遊技盤1の裏面から退避した状態とに変換可能な固定部を有し、これによって遊技盤の固定と解除を行うことができるようになっている。
本実施形態の遊技機100では、上述のように開口部131の裏面側から遊技盤1を着脱する構成としたので、ヒンジ機構139を介して裏面構成部材160を軸支する取付部材132は、前面枠本体130の外側面であって開口部131の側方となる位置に設けられている。また、裏面構成部材160の本体部161の前面側から見て左側、すなわち、前面枠本体130に軸着される側に配されたガイド部162の側壁部162aは、本体部の前面であって、表示ユニット配設部163よりも左側(周囲壁167、排出装置配設部164が形成された部分)を覆うことができる左右幅を有している。そして、このガイド部162の側壁部162aが前面枠本体130に設けられた取付部材132に軸着されることで、裏面構成部材160が前面枠本体130に対して扉状に回動できるようになっている。また、裏面構成部材160の前面枠本体130に軸着されていない側の端部(開放端)は、前面枠本体130に対して、例えば、ねじやワンタッチ式の固定部材(図示略)で固定されるようになっており、容易に着脱できるようになっている。すなわち、前面枠本体130と裏面構成部材160の一側端を回動可能に連結するヒンジ機構139と、前面枠本体130と裏面構成部材160の他側端を固定する固定部材とが開閉機構をなす。
次に、以上のように構成される遊技機100における、遊技盤1の取付方法について説明する。なお、ここではすでに開口部131から古い遊技盤が取り外されており、また、裏面構成部材160は後方側に回動した状態(開放した状態)となっているものとする。
遊技盤1を取り付ける際には、まず、遊技盤1の前面側から見て左側の側端部を、遊技領域1aが形成された面を前側にして、開口部131の後方側から挿入凹部138に斜めに挿入する。なお、挿入凹部138を形成する後方押さえ部材137の前面側の端部は傾斜面となっており、挿入凹部138に遊技盤1を入れやすくなっている。
次に、挿入凹部138に挿入された部分を軸として、遊技盤1を遊技機100の前方側に回動させながら開口部131に嵌め込む。この際、遊技盤1の挿入凹部138に挿入された側とは反対側の側端部が、位置決め部材136の斜辺に当接し、この斜辺に沿って開口部131の内側方向へ案内される。さらにこの側端部は、斜辺に沿って斜辺の開口部131内側の端部まで案内されると、斜辺に連続する位置決め部材136の側面に沿って遊技機100の前方側へ案内される。そして、規制壁133の裏面に遊技盤1の前面が接したところで前方向への移動が規制されるとともに、この側端部に連続する遊技盤1の側面が、位置決め部材136の側端部に当接する。また、挿入凹部138に挿入された側の遊技盤1の側端部も、位置決め部材136の側端部に当接するようになり、遊技盤1が開口部131に完全に収容された状態となる。
遊技盤1が開口部131に完全に嵌め込まれたら、固定部材の固定部を遊技盤の裏面に当接するように回動させ遊技盤1を開口部131内に固定する。
遊技盤1が完全に開口部131に嵌め込まれた状態においては、規制壁133が遊技盤1の前面に当接し、固定部材の固定部が遊技盤1の裏面に当接することで遊技盤1の前後方向の移動が規制される。また、位置決め部材136,136の側端部が遊技盤1の側端部に接することで、遊技盤1の左右方向の移動が規制される。
なお、左右の位置決め部材136,136の側端部間の寸法は、遊技盤1の左右方向の寸法よりも少しだけ大きくなっていることが望ましいが、この場合には遊技盤1の固定部材を、遊技盤1が左右に移動しないように固定できる構成とする(例えば、遊技盤1を左側に押圧して位置決め部材136の側端部に当接させることで、左右方向の移動を規制するような構成とする)。
図15(a)に示すように、遊技盤1を開口部131内に固定したら、裏面構成部材160を回動させ、表示ユニット170が遊技盤1の裏面側に配設されるようにする(裏面構成部材160を閉鎖する)。裏面構成部材160に設けられた表示ユニット170の前面は、裏面構成部材160を回動させる過程において、遊技盤1の後方に突出する表示部構成部材11の後端部16に当接する。しかし遊技盤1は、規制壁133によって前方向への移動が規制されているので、逆に表示ユニット170が遊技機100の後方側へ押圧されることとなる。上述の実施形態で説明したように、表示ユニット170は、裏面構成部材160に対し前後移動可能で、かつ、付勢部材としての引張コイルばね182によって前方向に付勢された状態となっている。よって、表示ユニット170の前面が表示部構成部材11の後端部16に当接して後方に押圧されると、表示ユニット170は付勢部材としての引張コイルばね182の付勢力に抗して後方向へ押し込まれることとなる。
ここで、裏面構成部材160は、前面枠本体130に軸着された一側部を軸として回動するので、表示部構成部材11の後端部16のうち、この軸に近い側の後端部が先に表示ユニット170の前面に当接する。表示ユニット170は、第1の実施形態で説明したように、表示ユニット収納部168内で傾斜した状態(表示ユニット170が前面枠120(前面枠本体130)の左右方向と非平行状態)となることが可能であり、表示部構成部材11の後端部16が当接した側が、より後ろ方向に押し込まれるように傾斜した状態で移動する。
なお、第1の実施形態で説明したように、表示ユニット170が表示ユニット収納部168内で傾斜した状態とは、例えば、裏面構成部材160が遊技盤1の裏面に臨むように配した状態(裏面構成部材160を閉鎖した状態)で、表示ユニット170が前面枠120の左右方向と非平行な状態である。よって、本実施形態の遊技機100のように、遊技盤1を取り付けた後に裏面構成部材160を閉鎖する構成において、裏面構成部材160の閉鎖時に表示ユニット170が表示ユニット収納部168内で傾斜した状態をより詳しく言えば、表示ユニット170が、裏面構成部材160の軸着部(ヒンジ機構139)を軸とした円の半径方向に対して非平行な状態と言える。さらに、この半径方向は裏面構成部材160の左右方向に沿った方向であり、このことから、表示ユニット170が裏面構成部材160の左右方向に対して非平行な状態と言うこともできる。
裏面構成部材160は、回動させることで徐々に遊技機100の左右方向に沿うようになり、図15(b)に示すように、裏面構成部材160が完全に遊技盤1の裏面側に配設された状態(裏面構成部材160を閉鎖した状態)では、遊技盤1の左右方向に平行な状態となる。また、表示ユニット170の傾斜も、裏面構成部材160を回動させることで徐々に遊技機100の左右方向に沿うようになる。このように、裏面構成部材160が完全に遊技盤1の裏面側に配設された状態では、表示ユニット170の前面が表示部構成部材11の後端部16に面接触し、遊技盤1の左右方向に平行な状態となる。そして、裏面構成部材160の前面枠本体130に軸着されていない側の端部(開放端)を、図示しない固定部材によって前面枠本体130に固定することで、裏面構成部材160が遊技盤1の裏面側に配設された状態で固定される。
なお、裏面構成部材160を回動させる過程の当初は、遊技機100の左右方向に平行な表示部構成部材11の後端部16に対する裏面構成部材160の傾きが大きく、表示ユニット170の傾斜可能な範囲より大きいため、表示部構成部材11の後端部16の一部が表示ユニット170の前面に当接した状態となる。しかし、裏面構成部材160の回動に伴い、表示部構成部材11の後端部16に対する裏面構成部材160の傾きが表示ユニット170の傾斜可能な範囲内になると、これ以降は表示ユニット170の前面が表示部構成部材11の後端部16に面接触した状態となる。
また、表示ユニット170は、付勢部材(引張コイルばね182)によって前側に付勢されているので、前面が表示部構成部材11の後端部16に密着した状態で保持される。そして、表示部構成部材11により形成される表示部12を介して、遊技盤1の前面から画像表示面171を見ることができるようになる。
裏面構成部材160を遊技盤1の裏面側に配設した後、遊技機100の裏面側において、遊技盤1に設けられた第1制御回路としての演出ROM基板32と、裏面構成部材160に設けられた第2制御回路としての演出制御基板33との接続を行う。この接続作業は、第1の実施形態で説明したように、演出制御基板33が収容されたボックス33aを回路取付凹部203に収容するように、遊技機100の前方向へ回動させて両基板のコネクタを接続し、固定部材33dにより固定することで完了する。さらに、この他にも各基板や装置を配線により接続する。
以上で遊技盤1の取付作業が完了する。なお、遊技盤1を取り外すときは、上述の作業と逆の作業を行えばよい。
以上のことから、前面枠120の裏面側に、表示ユニット170を配設するための裏面構成部材160を設け、裏面構成部材160は、前面枠120(前面枠本体130)裏面の左右方向一側部に軸着される一方、他側部に着脱可能に固定されることで、該前面枠120に対して片開き形式で開閉可能に構成され、裏面構成部材160の閉鎖時の動作に応じて、表示ユニット170が裏面構成部材160の左右方向と非平行状態で変位可能としたこととなる。
このように、遊技盤1を後方から装着する場合には、裏面構成部材160は遊技盤1の装着時に開放する必要がある。したがって裏面構成部材160の開閉機構は、遊技盤1を後方から装着する遊技機100の場合には、遊技盤1の装着部(開口部131)を後方側に臨ませる機能を有していることとなる。
なお、本実施形態の遊技機においても、第1の実施形態の遊技機と同様に、表示ユニット170を前面枠120の左右方向と非平行状態で変位させるためには、左右のガイド部162,162の間隔よりも表示ユニット170の左右方向の寸法を小さく設定する必要があるが、必ずしもガイド部162,162を必要とするものではない。例えば遊技機に、表示ユニット170を前後に移動可能に前面枠120側に支持するとともに、遊技盤1を前面枠120に装着した際に該遊技盤1の裏面端部と該表示ユニット170の表示面が当接するように当該表示ユニット170を支持する支持手段と、表示ユニット170を前方側に付勢する付勢手段と、を備え、該支持手段は、前面枠120に設けられた上下方向の回動軸に対して軸着された第1の支持部材と、表示ユニット170に設けられた上下方向の回動軸に対して軸着された第2の支持部材と、を備えるとともに該第1の支持部材と第2の支持部材を回動可能に連結して構成されるようにし、該支持手段を少なくとも表示ユニット170の左右方向の側部を支持可能に複数設けるようにしても良い。
また、付勢部材は上述の実施形態で示したもの以外でも良く、例えば、表示ユニット170の背面側に付勢部材として圧縮コイルばねを配し、表示ユニット170を前方向に付勢するようにしても良い。この場合、付勢部材としてのばねの配設位置は、表示ユニット170の裏面の中央1個あるいは左右に2個設けるなど、どのようなものでも良い。すなわち、付勢部材は、表示ユニット170の前方側の中央からずれた位置に力が加わった場合でも、その力を、表示ユニット170を前面枠120の左右方向と非平行状態で変位させることで吸収できれば良い。
以上のような第4の実施形態にかかる遊技機においては、前面枠120の裏面側に、表示ユニット170を配設するための裏面構成部材160を設け、裏面構成部材160は、
前面枠120(前面枠本体130)裏面の左右方向一側部に軸着される一方、他側部に着脱可能に固定されることで、該前面枠120に対して片開き形式で開閉可能に構成され、裏面構成部材160の閉鎖時の動作に応じて、表示ユニット170が裏面構成部材160の左右方向と非平行状態で変位可能としている。
従って、裏面構成部材160は、前面枠120に対して片開き形式で開閉可能に構成され、裏面構成部材160の閉鎖時の動作に応じて、表示ユニット170が裏面構成部材160の左右方向と非平行状態で変位可能であるので、何ら問題なく裏面構成部材160を閉鎖することができる。
ここで、表示ユニット170が裏面構成部材160の左右方向に平行状態でのみ変位可能であるとすると、裏面構成部材160の閉鎖時において、表示ユニット170の前方側の中央からずれた位置に力が加わった場合に、表示ユニット170をスライドさせるのに大きな力が必要となり、その大きな力により表示部構成部材11や表示ユニット170が故障する虞がある。
特に、裏面構成部材160は、一側部が軸着された片開き形式であるため、これを閉鎖する際には、表示ユニット170の面に対して力(遊技盤裏面部からの力)が表示ユニット170の前方側の中央からずれた位置に加わる場合があるが、このような場合でも表示ユニット170は裏面構成部材160の左右方向と非平行状態で変位できるので、裏面構成部材160の閉鎖時に大きな力が必要となったり、閉鎖時に発生する力で遊技盤裏面の接触する部材や表示ユニット170が故障してしまったりするなどの問題が生じず、何ら問題なく裏面構成部材160を閉鎖することが可能となる。
なお、本実施形態においては、遊技盤1を後方から装着する構成としたが、第1の実施形態のように遊技盤1を前方から装着する構成としても良い。遊技盤1を前方から装着するタイプでも、メンテナンス等の場合に裏面構成部材160を開放することがあり、裏面構成部材160が上述したような開閉機構を有することによって、作業が容易になる。
なお、本発明の遊技機は、遊技機として、第1から第4の実施形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技球を使用する全ての遊技機に適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明を適用した第1の実施形態にかかる遊技機の前面側を示す斜視図である。 図1の状態からガラス枠を開放し、遊技盤を取り外した状態を示す遊技機の前面側を示す斜視図である。 第1の実施形態にかかる遊技機の裏面側を示す斜視図である。 機枠を取り外した遊技機の裏面側を示す斜視図であって、演出制御基板が収納されたボックスを回動させた状態を示す図である。 図3の状態から裏面構成部材を回動させた状態を示す遊技機の裏面側を示す斜視図である。 第1の実施形態にかかる遊技機の前面枠本体と裏面構成部材の裏面側を示す斜視図である。 第1の実施形態にかかる遊技機の裏面構成部材の前面側を示す斜視図である。 図7に示す裏面構成部材の前面側を示す斜視図であって、表示ユニットを取り外した状態を示す図である。 第1の実施形態にかかる遊技機の裏面構成部材の裏面側から見た分解斜視図である。 第1の実施形態にかかる遊技機の上部断面図であって、(a)遊技機に遊技盤を取り付ける途中を示す図、(b)遊技機に遊技盤を取り付けた状態を示す図である。 第1の実施形態にかかる遊技機の制御系を示すブロック図である。 第1の実施形態にかかる遊技機の画像表示面における画像表示領域と表示部の関係を示す図である。 第2の実施形態にかかる遊技機の上部断面図である。 第3の実施形態にかかる遊技機の側部断面図である。 第4の実施形態にかかる遊技機の上部断面図であって、(a)遊技盤の裏面側に裏面構成部材を配設する途中を示す図、(b)遊技盤の裏面側に裏面構成部材を配設した状態を示す図である。
符号の説明
1 遊技盤
1a 遊技領域
10 遊技盤本体
11 表示部構成部材
12 表示部
13 表示用開口部
16 後端部
21 装飾部
30 主制御基板(主制御回路)
32 演出ROM基板(第1制御回路)
33 演出制御基板(第2制御回路、制御装置)
100 遊技機
120 前面枠
130 前面枠本体
131 開口部(遊技盤収容部)
160 裏面構成部材(前面枠)
168 表示ユニット収納部
170 表示ユニット
171 画像表示面
181 付勢部材取付部
182 引張コイルばね(付勢部材)
202 開口部
210 補助表示部構成部材

Claims (6)

  1. 遊技領域を形成する遊技盤を前面枠に対して着脱可能に配設し、該遊技盤前面の所要領域において遊技に関わる表示ゲームを表示するようにした遊技機において、
    前記前面枠における前記遊技盤の後方位置に、前記表示ゲームを実行する表示ユニットを設け、
    前記表示ユニットは、前後にスライド可能であって前方側に付勢された状態で前記前面枠側に配設されるとともに、前記遊技盤を前面枠に装着した際に該遊技盤の裏面端部と当該表示ユニットの表面が当接可能に設けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記前面枠の裏面側に、前記表示ユニットを配設するための裏面構成部材を設け、
    前記裏面構成部材は、前記表示ユニットを前後に案内可能な案内部と、表示ユニットを前方側に付勢する付勢部材の取付部との各々を、少なくとも左右の各々に設けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記裏面構成部材の裏面側には、前記表示ユニットを駆動するための制御装置が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技盤は、
    前記表示ゲームが表示される表示部を形成するための表示用開口部を有する遊技盤本体と、
    前記表示用開口部に挿入されて取り付けられるとともに前記表示部の周囲を装飾する装飾部が形成される表示部構成部材と、
    を設け、
    前記表示部構成部材の後端部は前記遊技盤本体の裏面よりも後方側に突出して構成されるとともに、当該後端部が前記表示ユニットの前面に当接することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遊技機。
  5. 前記前面枠の裏面側に、前記表示ユニットを配設するための裏面構成部材を設け、
    前記裏面構成部材は、前記前面枠裏面の左右方向一側部に軸着される一方、他側部に着脱可能に固定されることで、該前面枠に対して片開き形式で開閉可能に構成され、
    前記裏面構成部材の閉鎖時の動作に応じて、前記表示ユニットが該裏面構成部材の左右方向と非平行状態で変位可能としたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遊技機。
  6. 前記前面枠の左右方向一方側に、前記遊技盤を係止する係止部材を配設する一方、他方側に該遊技盤を固定する固定部材を設けて、該遊技盤を該前面枠の前方側から装着するように構成して、該遊技盤の一方端を前記係止部材に係止させた状態で、他方端側を前記固定部材で固定可能な位置まで後方に回動させることで、当該遊技盤を前記前面枠に装着するようにし、
    前記遊技盤の装着時の動作に応じて、前記表示ユニットが前記前面枠の左右方向と非平行状態で変位可能としたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の遊技機。
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