JP2010051388A - マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】覆い部の下端部の上方へのずれのないマスクを提供する。
【解決手段】覆い部10のヒダ形成部25は、箱ヒダ26および車ヒダ28を含み、覆い部10を形成する素材がヒダ形成部25の最下端から内側へ折り返されるとともに、折り返された部分の側縁部の折返し点に隣接する部分がヒダ形成部25の下端部に接合されて折返し部24が形成されている。マスク装着時には箱ヒダ26および車ヒダ28の各ヒダを伸ばし、上下方向に広げて口,鼻およびその周辺を覆う膨出部を得るとともに、折返し部24を顎の下に掛け、覆い部10の下端部の上方へのずれを防止する。本体部22の上縁部40に塑性変形可能なバー44を横方向に取り付け、マスク装着時に鼻に沿って変形させ、鼻に引っ掛けて覆い部10の下方へのずれを防止する。マスク装着状態で装着者が口や顎を動かしても覆い部10は上下いずれの方向にもずれず、マスクのずれの直しが不要である。
【選択図】図3

Description

本発明は、花粉,ほこり等の吸引防止、風邪の感染防止等の目的で使用されるマスクに関するものであり、特に、使い勝手の向上に関するものである。
マスクには、下記の特許文献1に記載されているように、口と鼻とを覆う覆い部と耳に掛けられる2つの耳掛部とを含み、覆い部が横方向に延びる複数のヒダが形成されたヒダ形成部を含むものがある。特許文献1に記載のマスクのヒダ形成部は、1つの箱ヒダと、その箱ヒダの上下両側にそれぞれ、1つずつ形成された2つのヒダとを含み、覆い部の上端部および下端部はヒダが形成されない非ヒダ形成部とされている。本明細書においてヒダは、互いに隣接する山折り部と谷折り部とを1つずつ含み、山折り部を形成する2つの側壁の一方と、谷折り部を形成する2つの側壁の一方とが共通であって、3つの側壁を含むものであり、箱ヒダは向きが逆である2つのヒダが互いに隣接して形成されたものである。
特許文献1に記載のマスクにおいては、箱ヒダの上下両側にそれぞれ形成されたヒダは、箱ヒダの2つのヒダのうち、隣接するヒダと同じ向きに形成されており、ヒダが上下対称に形成されている。覆い部の上端部については、覆い部を形成する素材が外側(表面側)へ折り返され、折返し部と素材自体との間にワイヤが挟まれるとともに、ワイヤの両側に沿って横方向の全体にわたって溶着されている。また、覆い部の下端部については、ワイヤは介装されないが、上端部と同様に素材が外側へ折り返されるとともに、横方向の全体にわたって溶着されている。
このマスクは、装着時に箱ヒダおよび2つのヒダがそれぞれ伸ばされ、ヒダ形成部が側縁部から中央部に向かうにつれて多く伸ばされて上下方向に広がらされるとともに、前方へ膨らまされ、口,鼻およびそれらの周辺部を覆う広い空間が形成される。覆い部の上端部に組み込まれたワイヤは、鼻の表面に沿って変形させられて鼻に引っ掛かるようにされ、上端部の下方へのずれが防止される。
実用新案登録第3126242号公報
しかしながら、特許文献1に記載のマスクは、覆い部の上端部にはワイヤが組み込まれて下方へのずれが防止されるが、下端部は自由であり、装着者がマスク装着状態で会話をしたり、ガムを噛むなど、口や顎を動かす動作をすれば、下端部が上方へずれることがある。そのため、装着者は下端部が上方へずれる毎に下へ引っ張って装着状態を直すことが必要であり、面倒である。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたものであり、覆い部の下端部の上方へのずれのないマスクの提供を課題とする。
上記の課題は、通気性を有する素材から成り、口と鼻とを覆う覆い部と、その覆い部の両側部から延び出して耳に掛けられる2つの耳掛部とを含むマスクの覆い部を、その覆い部の下端部に、当該マスクの装着者の顎に係合することによりその下端部が上方にずれることを防止する上ずれ防止機能が上記素材自体に比較して高められた上ずれ防止部を備えたものとすることにより解決される。
上記通気性を有する素材としては、不織布,織布等が採用でき、織布としてはガーゼが適している。
覆い部の下端部に上ずれ防止部が設けられなくても、素材自体、覆い部の下端部を装着者の顎の下近傍まで降ろすことができるものであれば、素材自体の変形能に基づいて覆い部の下端部を顎の先端部分に引っ掛けて、下端部が上方にずれることを防止する機能を果たさせ得る。しかし、上ずれ防止機能が不十分であり、前述のように、装着者が口や顎を動かす動作をすれば、下端部が上方へずれ易い。それに対し、本発明に係るマスクにおいては、上記素材自体の変形能によるよりも上ずれ防止機能が高い上ずれ防止部が設けられることにより、下端部を装着者の顎に確実に係合させることができ、覆い部の下端部の上方へのずれが確実に防止される。そのため、装着者がマスクを装着した状態で会話をする等、口や顎を動かしても下端部が上方へずれることがなく、マスクのずれの直しが不要であり、使い勝手の良いマスクが得られる。
発明の態様
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、少なくとも、請求の範囲に記載された発明である「本発明」ないし「本願発明」を含むが、本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むこともある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載,従来技術等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
なお、以下の各項において、(1)項が請求項1に相当し、(2)項が請求項2に、(3)項が請求項3に、(9)項が請求項4に、(4)項が請求項5に、(5)項が請求項6に、(10)項が請求項7に、(13)項が請求項8に、(16)項が請求項9に、それぞれ相当する。
(1)通気性を有する素材から成り、口と鼻とを覆う覆い部と、その覆い部の両側部から延び出して耳に掛けられる2つの耳掛部とを含むマスクであって、
前記覆い部が、その覆い部の下端部に、当該マスクの装着者の顎に係合することにより前記下位端部が上方にずれることを防止する上ずれ防止機能が前記素材自体に比較して高められた上ずれ防止部を備えたことを特徴とするマスク。
(2)前記覆い部が、四角形の前記素材の下端部が内側へ折り返されるとともに、その折り返された部分の側縁部の少なくとも一部がその側縁部と対向する部分に接合されて形成された折返し部を含み、少なくともその折返し部が前記上ずれ防止部を構成する(1)項に記載のマスク。
本態様は、次項におけるように、覆い部がヒダ形成部を含む態様を含むが、その態様には限定されない。すなわち、覆い部がヒダ形成部を含まず、素材の下端部が単純に内側へ折り返されるとともに、その折り返された部分の側縁部の少なくとも一部がその側縁部と対向する部分に接合されて折返し部が形成されたマスクを含む。
本項に記載のマスクによれば、少なくとも折返し部が装着者の顎に掛かり、その顎への係合により覆い部の下端部の上方へのずれが防止される。
(3)前記覆い部が、前記四角形の素材に横方向に延びる複数のヒダが形成されるとともに各ヒダの両端部においてヒダの側壁同士が接合されて伸びない側縁部とされたヒダ形成部を含む(2)項に記載のマスク。
上記「伸びない側縁部」とは、素材自体の伸縮性に基づく伸びも生じないという意味ではなく、ヒダが存在しない状態とされることによりヒダの伸びに基づく伸びが生じないという意味である。
本項のマスクにおいては、四角形の素材がヒダ形成部と折返し部との両方を備えた形状とされる。折返し部は、全体が最下端のヒダより下方に位置する状態で形成されてもよく、少なくとも一部が最下端のヒダの少なくとも一部と上下方向において同じ位置に位置するように形成されてもよい。後者の場合、折返し部の折目は、最下端のヒダの下端と同じ位置に位置させてもよく、それより下あるいは上に位置させてもよく、折返し端は、最下端のヒダの上端と同じ位置に位置させてもよく、それより下あるいは上に位置させてもよい。
ヒダが折り畳まれた状態において、ヒダを形成する3つの側壁のうち、山折り部と谷折り部とに共通の側壁の両側の側壁の少なくとも一方の上下方向の長さが、共通の側壁の上下方向の長さより長くても、共通側壁を超える部分の長さが共通側壁の長さの2/3以下であれば、その部分もヒダと見なすこととする。さらに厳格には、共通側壁を超える部分の長さが共通側壁の長さの1/2以下、1/3以下、1/4以下の場合にヒダと見なすこととする。ヒダと見なすこととする長さを超える長さの部分がある場合、その部分はヒダではなく、非ヒダ形成部と見なすこととする。
ヒダの数が多いほど、装着時におけるヒダ形成部の上下方向の長さに対して、非装着時における上下方向の長さを短くすることができるが、非装着状態において折返し部の、ヒダ形成部の下端部との上下方向における重なりを多くするほど、非装着状態における覆い部の上下方向の長さを短くすることができる。
本項のマスクは、非装着時にはヒダが折り畳まれて扁平形状を成すが、装着されれば、複数のヒダがそれぞれ開かれて上下方向に広がり、口と鼻とを覆う空間が得られる。その際、側縁部は伸びないため、左右方向の中央部が最も多く伸び、側縁部に近づくに従って伸びが少なくなることとなって、中央部が丸く膨出した状態となり、その膨出部の内面が鼻や口から離れて十分な呼吸空間が形成される。そのため、装着者はマスクを装着しても息をし易く、また、口がマスクに触れ難く、口とマスクとの接触によるマスクの汚れが低減される。
しかも、折返し部が顎に係合し易く、上ずれが良好に防止される。折返し部が最下端のヒダと共同して顎に係合するようにしてもよい。
(4)前記折返し部の両側端部の各々に前記2つの耳掛部の各々の一端が接合された(2)項または(3)項に記載のマスク。
マスク装着時に折返し部が耳掛部により直接支持され、安定して顎に掛けられた状態に保たれる。
(5)前記折り返された部分の側縁部の折返し点に隣接する部分がその側縁部に対向する部分に接合される一方、前記折り返された部分の自由端側の側縁部は接合されず、その接合されない側縁部に前記耳掛部の一端が接合されたことを特徴とする(4)項に記載のマスク。
耳掛部の一端が、覆い部の折返し部以外の部分に対して比較的自由であり、折返し部の耳掛部が接合された部分を容易に動かすことができ、折返し部を顎に掛け易い。
(6)前記複数のヒダが箱ヒダを含む(3)項ないし(5)項のいずれかに記載のマスク。
箱ヒダは1つ設けられてもよく、複数設けられてもよい。
マスク装着時には箱ヒダの2つのヒダがそれぞれ、上方向と下方向とに開き、ヒダ形成部に上下方向の広がりが得られる。
(7)前記複数のヒダが車ヒダを含む(3)項ないし(5)項のいずれかに記載のマスク。
本明細書において車ヒダは、同じ方向に連続して並ぶ複数のヒダを含むものである。マスク装着時には車ヒダの複数のヒダが、その並び方向に伸び、ヒダ形成部がヒダの並び方向へ広がる。また、車ヒダはヒダの方向が同じであり、ヒダ形成部の形成が容易である。
(8)前記複数のヒダが箱ヒダと車ヒダとの両方を含む(3)項ないし(5)項のいずれかに記載のマスク。
ヒダ形成部が上方にも下方にも広がり、かつ、広がりの大きいマスクが得られる。
(9)前記箱ヒダが1つ形成され、その箱ヒダの上方にはヒダが形成されず、下方に前記車ヒダが形成された(8)項に記載のマスク。
本項における車ヒダは、下向きのヒダ、すなわち山折り部の折目の方が谷折り部の折目より下方に位置するヒダが複数形成されて車ヒダが形成される。
本項のマスクのヒダ形成部は、箱ヒダの上方にはヒダが形成されず、下方に下向きのヒダが複数形成されて車ヒダとされ、ヒダが上下非対称に形成されてヒダ形成部は上方より下方へ大きく広がる。そのため、口および鼻を覆う広い空間が確保されつつ、折返し部の顎への引掛けが容易となる。
ただし、複数のヒダを上下非対称に形成することは不可欠ではなく、上下対称に形成してもよい。
(10)前記覆い部が、四角形の前記素材に横方向に延びる複数のヒダが形成されるとともに各ヒダの両端部においてヒダの側壁同士が接合されて伸びない側縁部とされたヒダ形成部を含み、かつ、覆い部の下端までヒダ形成部とされ、少なくとも、その下端のヒダ形成部が前記上ずれ防止部を構成することを特徴とする(1)項に記載のマスク。
本項に記載のマスクにおいては、装着時にヒダが伸ばされることにより下部に十分な膨出部が得られ、その下部の膨出部が顎を収容する状態で顎に係合し、良好な上ずれ防止部として機能する。
ヒダの3つの側壁は折り畳まれた状態では1つに重なっているため、覆い部の下端までヒダ形成部とされて大きい膨出部が得られるようにされても、下端にはヒダが形成されない場合に比較して覆い部の上下方向の寸法が大きくなることはなく、非装着状態におけるマスクの寸法の増大を抑えつつ、上ずれ防止機能を有するマスクを得ることができる。
(6)項〜(9)項に記載の各特徴は、本項のマスクにも適用可能である。
本項においてヒダおよびヒダ形成部は、(3)項におけるヒダおよびヒダ形成部と同様に定義される。
(11)前記ヒダ形成部におけるヒダの形成形態が、前記覆い部の左右方向における中央においてヒダ形成部のヒダを完全に伸ばした場合における上下方向の長さの前記側縁部の長さに対する比率が、ヒダ形成部の下端部においてそれより上方の部分より大きくなる形態とされたことを特徴とする(10)項に記載のマスク。
本項の特徴によれば、顎に係合して上ずれ防止部として機能する膨出部の形成が容易となる。
(12)前記ヒダ形成部が車ヒダを含み、その車ヒダにおける複数のヒダの谷折り部同士および山折り部同士のピッチが下端部において他の部分より小さくされたことを特徴とする(10)項または(11)項に記載のマスク。
本項の構成は前項の特徴を実現するための一具体例である。
複数のヒダは、折り畳まれた状態における上下方向の寸法が同じであり、それぞれの側壁のヒダ形成部の下端部においては複数のヒダの各々の一部が重なるため、ヒダ形成部の上部のヒダが重なっていない部分に比較して、ヒダを完全に伸ばした場合における伸び代が多く、上下方向の長さの側縁部の長さに対する比率が大きくなる。
本項に記載のマスクは、そのヒダ形成部の下端部における厚みが他の部分に比較して厚くなるが、梱包等のためにマスクを複数重ねる場合、交互に上下逆向きに重ね、あるいは半数ずつ上下逆に重ねることにより、重ねられた複数枚のマスクの厚さの増大を抑えることができる。
(13)前記覆い部が、さらに、上端縁に沿って横方向に延びる上縁部を含み、その上縁部にその上縁部が下方へずれることを防止する下ずれ防止部が設けられた(1)項ないし(12)項のいずれかに記載のマスク。
前記上ずれ防止部が顎に掛けられることによるマスクの上方へのずれ防止と、下ずれ防止部による覆い部の上端部の下方へのずれ防止とにより、マスクはヒダの伸びにより得られる広い空間によって装着者の口および鼻が覆われた状態に保たれる。装着者が上下いずれの方向においてもマスクのずれを直さなくてよく、より装着性に優れたマスクが得られる。
(14)前記上縁部に、塑性変形が可能な材料から成る長手形状の塑性変形部材が取り付けられ、前記下ずれ防止部とされた(13)項に記載のマスク。
装着者は自身の顔の形状に合わせて下ずれ防止部を変形させる。塑性変形部材は、一旦、変形させられれば変形させられた状態に保たれ、ずれ防止状態が得られる。
(15)前記上縁部が、筒状部を備え、その筒状部内に前記塑性変形部材が挿入されて取り付けられた(14)項に記載のマスク。
塑性変形部材が直接、装着者の顔に当たることがなく、素材を介して当たり、ずれが防止されつつ装着感の良いマスクが得られる。
(16)前記通気性を有する素材が、複数枚の通気性を有するシートが重ね合わされたものであり、前記覆い部の少なくとも上端縁と下端縁とにおいて、1枚のシートが他のシートの縁から外方に延び出させられ、他のシートの縁部の上に折り返されて接合された(1)項ないし(15)項のいずれかに記載のマスク。
上記「1枚のシート」は、複数枚のシートのうち最も内側のシートでもよく、最も外側のシートでもよい。最も内側のシートであれば、外側へ折り返されることとなり、そのシートの切り端が覆い部の外側にあって装着者に当たらず、装着感がよい。上記「1枚のシート」が最も外側のシートであれば、内側へ折り返されることとなり、そのシートの切り端が覆い部の内側に位置することとなり、見栄えがよい。
上記「他のシート」の縁が上記「1枚のシート」により覆われるため、上記「他のシート」の切れ端が隠されて見栄えのよいマスクが得られる。ただし、上記「1枚のシート」の切れ端は見えることとなるため、上記「1枚のシート」が薄いものであるほど見栄えのよいマスクが得られ、複数枚のシートのうちで最も薄いものとされることが特に望ましい。
以下、請求可能発明のいくつかの実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、請求可能発明は、下記実施例の他、上記〔発明の態様〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更を施した態様で実施することができる。
図1ないし図6に、請求可能発明の一実施例としてのマスクを示す。本マスクは、図1に示すように、装着者の口,鼻およびそれらの周辺を覆う覆い部10と、その覆い部10の両側部から延び出して耳に掛けられる耳掛部12とを含む。覆い部10は、通気性を有するシートが複数枚、本マスクでは3枚のシート14,16,18が重ね合わされて通気性を有する素材20(図4(a)参照)から成る。シート14,16,18は、本マスクでは、熱可塑性合成繊維から成る不織布である。これらシート14,16,18のうち、外側および内側の各シート14,18は、真中のシート16より薄いものとされている。
覆い部10は、図1ないし図3に示すように、本体部22および折返し部24を含む。本マスクにおいて本体部22は、ヒダ形成部25を含む。なお、図3はマスクを断面にして示す図であるが、図面が煩雑になることを避けるために切断面に施す平行斜線の図示は省略されている。図4(b)および図5についても同様である。ヒダ形成部25は、横方向に延びる複数のヒダ、本マスクでは1つの箱ヒダ26および車ヒダ28を含む。箱ヒダ26は、図2に示すように、互いに隣接する上向きのヒダ30および下向きのヒダ32を含み、箱ヒダ26の上方にはヒダが形成されず、図1および図2に示すように、箱ヒダ26の下方に車ヒダ28が形成され、車ヒダ28は、複数、本マスクでは下向きの2つのヒダ34,36を含む。ヒダ形成部25には、上向きのヒダが1つ、下向きのヒダが複数、本マスクでは3つ形成されているのであり、ヒダが上下非対称に形成されている。
これらヒダ32,34,36はそれぞれ、山折り部と谷折り部とを1つずつ含み、図3に示すように、各ヒダの符号にa,b,cを付して示すように、側壁を3つずつ含む。ヒダ32,34,36は、折り畳まれた状態における上下方向の寸法が同じであって、各側壁の寸法が互いに同じであり、各山折り部は等間隔に形成され、谷折り部は、山折り部の形成間隔と同じ間隔で等間隔に形成されている。そのため、ヒダ32,34,36の形成が容易である。これら箱ヒダ26のヒダ30,32および車ヒダ28のヒダ34,36はそれぞれ、各両端部において3つの側壁同士が加圧,加熱されて溶着され、図1に示すように、上下方向に連続し、伸びない側縁部38とされている。なお、図3では、図示の都合上、ヒダ32,34,36のうち、隣接するヒダの間に隙間があるように示されているが、実際にはヒダ32,34,36は隣接するヒダ同士が重ならず、間に隙間もないように形成される。形成の都合上、隣接するヒダの一部が僅かに重なったり、隙間が生じることはある。
図3に示すように、車ヒダ28の2つのヒダ34,36のうち、下側のヒダ36は、内側の側壁36cの上下方向の長さが、真中の側壁であって、山折り部と谷折り部とに共通の側壁36bの上下方向の長さより長くされ、ヒダ36が折り畳まれた状態において側壁36bより下方へ延び出させられており、素材20が側壁36cの延び出し端から内側へ折り返され、前記折返し部24が形成される。本マスクでは、側壁36cの側壁36bからの延び出し長さが、側壁36bの上下方向の長さの1/3である部分において素材20が折り返されており、この延び出し部分もヒダ36と見なす。本体部22の下端までヒダ形成部25であるのであり、素材20が、本体部22の下端縁であるヒダ形成部25の下端縁から内側へ折り返されるとともに、折り返された部分の側縁部の折返し点に隣接する部分が、その側縁部に対向する部分であるヒダ形成部25の下端部の両端部に溶着されて折返し部24が形成され、覆い部10の下端部に折返し部24が設けられる。折返し部24の折返し端の、ヒダ形成部25の下端縁側とは反対側の部分であって、自由端側の部分の両側縁部はヒダ形成部25に接合されず、自由側縁部39とされている。また、折返し部24は、その折返し端がちょうどヒダ36の谷折り部の底に至る状態で設けられている。
素材20の折返し部24を形成する部分は、図4(a)に示すように、最も内側のシート18が他の2枚のシート14,16より上下方向の寸法が長く、シート14,16の縁から外方へ延び出させられ、図3に示すように、シート14,16の縁部の上に折り返されるとともに、最も外側のシート14上に重ねられ、シート14,16の縁部に溶着され、接合されている。
素材20は、覆い部10の上部側においても、図4(a)に示すように、最も内側のシート18が他の2枚のシート14,16より上下方向の寸法が長くされ、図3に示すように、シート18は、シート14,16の縁部の上に折り返されるとともに、シート14上に重ねられ、シート14,16,18は、上下方向に隔たった2箇所において覆い部10の横方向に沿って溶着され、接合されている。それにより、本体部22に、その上端縁に沿って横方向に延びる上縁部40が設けられ、覆い部10が上縁部を含むとともに、上縁部40に横方向に貫通する筒状部42が形成されている。
筒状部42には、バー44が収容されている。バー44は、幅が狭く、薄い長手形状の板状を成し、本マスクでは、添加物が添加されたポリエチレンにより形成され、塑性変形可能な公知の材料から成る塑性変形部材であり、筒状部42に挿入されて覆い部10の横方向に延びる状態で設けられている。筒状部42のバー44の長手方向の両側部分はそれぞれ、溶着されて筒状部42の両端開口が閉じられ、バー44の長手方向のずれおよび筒状部42からの脱落が防止されるとともに、覆い部10の横方向の中央部に位置するようにされている。
前記2つの耳掛部12は、本マスクでは、熱可塑性合成樹脂材料により伸縮性の良い紐状に形成され、図3に一方の耳掛部12を示すように、一端部は本体部22の上縁部40の横方向の一端部に溶着により接合され、他端部は折返し部24の横方向の一端部であって、ヒダ形成部25に接合されていない自由端部39に溶着され、接合されている。
本マスクは、次のようにして作られる。
まず、図4(a)に示すように、3枚のシート14,16,18が重ねられるとともに、最も内側のシート18が上下方向において他のシート14,16より長く、シート14,16の上端縁と下端縁とからそれぞれ、外方へ延び出させられた四角形の素材20が折り畳まれ、箱ヒダ26および車ヒダ28を含むヒダ形成部25が形成される。そして、図4(b)に示すように、シート18のシート14,16の上端縁から外方へ延び出させられた部分がシート14,16の上縁部の上に折り返されるとともに、上下方向に隔たった2箇所がそれぞれ、横方向にわたって溶着され、シート18の折り返された部分も含めてシート14,16,18が接合されるとともに、筒状部42が形成される。筒状部42には、バー44が挿入されるとともに、筒状部42のバー44の長手方向の両側の部分がそれぞれ溶着されて筒状部42の開口が塞がれる。また、シート18のシート14,16の下端縁から外方へ延び出させられた部分がシート14,16の下縁部の上に折り返されるとともに、横方向にわたって溶着され、シート18の折返し部も含めてシート14,16,18が接合される。
次いで、図5(a)に示すように、素材20の横方向の両端部がそれぞれ、上端部40を除いて上下方向に溶着され、箱ヒダ26および車ヒダ28の各ヒダ30,32,34,36は、各両端部において3つの側壁同士が接合されて伸びない側縁部38が形成される。そして、図5(b)に示すように、耳掛部12が覆い部10の内側に取り付けられる。耳掛部12の一端部は、本体部22の上縁部40の側端部の内側に溶着され、他端部は、素材20の下縁部の角であって、折返し部24の自由側端部39とされる部分の内側に溶着される。耳掛部12の取付け後、素材20がヒダ形成部25の下端縁から内側へ折り返され、図3に示すように、折り返された部分の、ヒダ形成部25の下端縁に隣接する部分の両側端部の角部が、耳掛部12が接合された部分を残して斜めに切り落とされるとともにヒダ形成部25に溶着され、折返し部24が形成されるとともに、自由端部39が設けられる。このように本マスクは、素材20の折畳み,折返しおよび溶着により、容易に作成することができる。
本マスクを人が装着する場合には、2つの耳掛部12をそれぞれ耳に掛け、図6に示すように、箱ヒダ26のヒダ30,32および車ヒダ28のヒダ34,36をそれぞれ伸ばして上下方向に広げ、中央部を前方へ丸く膨出させ、覆い部10の上縁部40の下側に隣接する部分から本体部22の下端に至る膨出部50を形成する。この膨出部50の内面により、鼻,口およびそれらの周辺を、それらから離れて覆うのに十分な呼吸空間が形成される。
そして、折返し部24を開いて顎に掛ける。折返し部24は、素材20の折り返された部分のヒダ形成部25の下端縁に隣接する部分の両側端部がヒダ形成部25に接合されて形成されており、折り返された状態に保たれ、顎の下側に係合した状態に保たれる。ヒダ形成部25のヒダの伸びにより本体部22が上下方向に広げられることにより、折返し部24を顎に掛け易く、顎の奥の喉近傍まで掛けることができ、顎の先端部分を覆うヒダ形成部25の下端部と共に顎を覆い、覆い部10の下端部の上方へのずれを良好に防止する。本マスクでは、折返し部24がヒダ形成部25の下端部と共に上ずれ防止部を構成している。また、耳掛部12の一端部は折返し部24の自由端部39に接合されているため、本体部22に対して容易に動かすことができ、折り返し部24を顎に掛け易く、掛けられた状態に保たれ易い。さらに、バー44を鼻の表面に沿って変形させ、鼻に引っ掛かるようにし、上縁部40の下方へのずれを防止させる。
なお、このマスクの装着手順は1例であり、装着者は任意の順序でマスクを装着することができる。
このようマスクが装着された状態では、図6に示すように、口および鼻の周辺は膨出部50によってゆったりと覆われる一方、マスクの上縁部40,両側縁部38および折返し部24は装着者の顔に隙間なく当たった状態となり、装着者の呼吸が楽であるとともに埃等の吸い込みが良好に防止される。そして、折返し部24およびバー44によってそれぞれ覆い部10の上ずれおよび下ずれが防止されることにより、良好な装着状態が長く保たれ、使い勝手の良いマスクが得られる。
また、本マスクは、上記のように装着された状態では3次元的に膨らまされるとともに、折返し部24等によって覆い部10の下端部の上方へのずれが防止されるが、非装着状態では扁平であり、形状が簡単であって包装が簡単である。
なお、折返し部は、ヒダ形成部の最下端のヒダと重なるように設けられることは不可欠ではなく、図7に概略的に示す折返し部60のように、ヒダ形成部62の最下端のヒダ64より下側に位置するように設けてもよい。
また、図8に概略的に示すように、ヒダ形成部70は、1つの箱ヒダ72および下向きのヒダ74を1つ含むものとしてもよい。図8において符号76は折返し部である。
さらに、図9に概略的に示すように、マスクは、覆い部80が下端までヒダ形成部82とされてもよい。このヒダ形成部82は、1つの箱ヒダ84および車ヒダ86を含み、車ヒダ86は複数、例えば3つ以上、本マスクでは3つのヒダ88,90,92を含み、最下端のヒダ92が覆い部80の下端を構成している。これらヒダ88,90,92のそれぞれ、山折り部同士および谷折り部同士のピッチは同じである。箱ヒダ84の2つのヒダおよび車ヒダ86のヒダ88,90,92は、各両端部においてヒダの側壁同士が接合されて伸びない側縁部とされる。
マスク装着時には、箱ヒダ84の2つのヒダおよび車ヒダ86のヒダ88,90,92が伸ばされ、前記図1〜図6に示す実施例のマスクと同様に膨出部が形成されるが、ヒダが覆い部80の下端まで形成されているため、下端まで膨らまされて広い膨らみが得られ、膨出部の下部を顎を収容する状態で顎に係合させることができ、覆い部80の下端部の上方へのずれが防止される。本マスクでは、ヒダ形成部82の覆い部80の下端の部分が上ずれ防止部を構成している。
覆い部の下端までヒダ形成部とされるマスクの別の例を図10に概略的に示す。本マスクの覆い部98のヒダ形成部100は車ヒダ102を含み、その車ヒダ102における複数、本マスクでは4つのヒダ104,106,108,110を含む。本マスクでは、折り畳まれた状態における1つのヒダの上下方向の長さをaとすれば、谷折り部104v,106v,108v,110v同士および山折り部104m,106m,108m,110m同士のピッチは上から順にa,a/2,a/4とされており、それにより、ヒダ106,108,110は、折り畳まれた状態において一部が上下方向において重なっている。上下方向の長さがaである側壁を3つ含むヒダが完全なヒダであり、ヒダ104,106,108,110がいずれも完全ヒダであると考えるのであれば、隣接するヒダ106と108、ヒダ108と110とは一部を共有することとなる。また、山折り部と谷折り部とを1つずつ含み、山折り部と谷折り部とが共有する側壁は長さがaであるが、その側壁の両側の側壁のうちの少なくとも一方は長さがaに満たないヒダを不完全なヒダと考えれば、ヒダ108,110は不完全ヒダであることとなる。
このようにヒダ形成部100のヒダ104,106,108,110は、谷折り部104v,106v,108v,110v同士および山折り部104m,106m,108m,110m同士のピッチがヒダ形成部100の下端ほど小さくされているため、それらヒダ104,106,108,110が左右方向の中央において完全に伸ばされた状態では、上下方向の長さの側縁部の長さに対する比率が、ヒダ形成部100の下端部においてそれより上方の部分より大きくなる。例えば、ヒダ形成部100の上端から長さaの範囲内に位置するヒダが伸ばされれば、中央部において長さが2a増え、中央部と側縁部との上下方向の長さの比が3a対aになるのに対し、ヒダ形成部100の下端から上方へ長さaの範囲に位置するヒダが伸ばされれば、中央部において長さが4a増え、中央部と側縁部との上下方向の長さの比が5a対aになるのである。そのため、覆い部98の下部に十分な膨出部が容易に得られ、マスク装着時にヒダ形成部100の下端部を顎に掛け易く、覆い部98の下端部の上方へのずれが良好に防止される。本マスクでは、覆い部98のヒダ108,110が形成された部分が上ずれ防止部を構成している。
また、ヒダ形成部100の下部ではヒダ106,108,110の各一部が重なって設けられるため、ヒダ形成部100の上下方向の長さを短くしつつ、十分な伸びが得られる。本マスクでは、ヒダが折り畳まれた状態におけるヒダ形成部100の上下方向の長さは2.75aであり、全部のヒダが完全に伸ばされた状態では長さが8a増えるのに対し、ヒダが重なることなく形成される場合、8aの伸びを得るためには、長さaのヒダが4つ必要であり、上下方向の長さは4aであり、本マスクによればヒダ形成部100の上下方向の長さを短くすることができるのである。
なお、覆い部の下端までヒダ形成部とされる場合、最下端のヒダにおいて、伸ばされた状態で最も下に位置することとなる側壁は、ヒダが折り畳まれた状態でその下端部の一部が、3つの側壁のうちの真中の側壁より下方へ延び出させられていてもよい。但し、この延出し量は、ヒダと見なすことができる量とされる。
また、覆い部がヒダ形成部に加えて非ヒダ形成部を有するマスクも請求可能発明に係るマスクである。
覆い部がヒダ形成部,非ヒダ形成部および折返し部を含むマスクにおいて、非ヒダ形成部により本体部の下端縁が構成され、その下端縁から素材が内側へ折り返されて折返し部が形成されてもよい。
ヒダ形成時に素材を折り畳む都合上、ヒダとヒダとの間に隙間が生じることがあっても、覆い部のその隙間を形成する部分の上下方向の長さがヒダと見なすことができる長さであれば、その部分もヒダ形成部を構成するが、隣接する2つのヒダの間に意図的に隙間が設けられ、その上下方向の長さがヒダと見なすことができる長さを超える場合には、その部分は非ヒダ形成部となる。
さらに、覆い部をヒダ形成部を含まないものとし、素材の下端部が折り返されて覆い部の下端部に折返し部が形成されてもよい。この場合、覆い部の折返し部以外の部分が本体部を構成し、折り返された部分の側縁部の少なくとも一部が、その側縁部と対向する部分である本体部に接合され、折返し部が形成される。
本願の請求可能発明の一実施例であるマスクであって、非装着状態におけるマスクを示す正面図である。 図1に示すマスクの背面図である。 図1に示すマスクを横方向に直角な方向において断面にして示す斜視図である。 図1に示すマスクの作り方を説明する斜視図であり、図4(a)は素材にヒダ形成部が形成された状態を示す図であり、図4(b)は内側のシートの上下両端部が他の2枚のシートの縁部の上に折り返されて接合された状態を示す図である。 図1に示すマスクの作り方を説明する斜視図であり、図5(a)は複数の各ヒダの端部の側壁同士が接合されて側縁部とされた状態を示す図であり、図5(b)は覆い部に耳掛部が取り付けられた状態を示す図である。 図1に示すマスクを人が装着した状態を示す側面図である。 別の実施例であるマスクのヒダ形成部を概略的に示す側面図である。 さらに別の実施例であるマスクのヒダ形成部を概略的に示す側面図である。 さらに別の実施例であるマスクのヒダ形成部を概略的に示す側面図である。 さらに別の実施例であるマスクのヒダ形成部を概略的に示す側面図である。
符号の説明
10:覆い部 12:耳掛部 14,16,18:シート 20:素材 22:本体部 24:折返し部 25:ヒダ形成部 26:箱ヒダ 28:車ヒダ 30,32,34,36:ヒダ 38:側縁部 40:上縁部 42:筒状部 44:バー 60:折返し部 62:ヒダ形成部 64:ヒダ 70:ヒダ形成部 72:箱ヒダ 74:ヒダ 76:折返し部 80:覆い部 82:ヒダ形成部 84:箱ヒダ 86:車ヒダ 88,90,92:ヒダ 98:覆い部 100:ヒダ形成部 102:車ヒダ 104,106,108,110:ヒダ

Claims (9)

  1. 通気性を有する素材から成り、口と鼻とを覆う覆い部と、その覆い部の両側部から延び出して耳に掛けられる2つの耳掛部とを含むマスクであって、
    前記覆い部が、その覆い部の下端部に、当該マスクの装着者の顎に係合することにより前記下端部が上方にずれることを防止する上ずれ防止機能が前記素材自体に比較して高められた上ずれ防止部を備えたことを特徴とするマスク。
  2. 前記覆い部が、四角形の前記素材の下端部が内側へ折り返されるとともに、その折り返された部分の側縁部の少なくとも一部がその側縁部と対向する部分に接合されて形成された折返し部を含み、少なくともその折返し部が前記上ずれ防止部を構成することを特徴とする請求項1に記載のマスク。
  3. 前記覆い部が、前記四角形の素材に横方向に延びる複数のヒダが形成されるとともに各ヒダの両端部においてヒダの側壁同士が接合されて伸びない側縁部とされたヒダ形成部を含む請求項2に記載のマスク。
  4. 前記複数のヒダが1つの箱ヒダと、その箱ヒダの下方に形成された車ヒダとの両方を含むことを特徴とする請求項3に記載のマスク。
  5. 前記折返し部の両側端部の各々に前記2つの耳掛部の各々の一端が接合されたことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載のマスク。
  6. 前記折り返された部分の側縁部の折返し点に隣接する部分がその側縁部に対向する部分に接合される一方、前記折り返された部分の自由端側の側縁部は接合されず、その接合されない側縁部に前記耳掛部の一端が接合されたことを特徴とする請求項5に記載のマスク。
  7. 前記覆い部が、四角形の前記素材に横方向に延びる複数のヒダが形成されるとともに各ヒダの両端部においてヒダの側壁同士が接合されて伸びない側縁部とされたヒダ形成部を含み、かつ、覆い部の下端までヒダ形成部とされ、少なくとも、その下端のヒダ形成部が前記上ずれ防止部を構成することを特徴とする請求項1に記載のマスク。
  8. 前記覆い部が、さらに、上端縁に沿って横方向に延びる上縁部を含み、その上縁部にその上縁部が下方へずれることを防止する下ずれ防止部が設けられたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のマスク。
  9. 前記通気性を有する素材が、複数枚の通気性を有するシートが重ね合わされたものであり、前記覆い部の少なくとも上端縁と下端縁とにおいて、1枚のシートが他のシートの縁から外方に延び出させられ、他のシートの縁部の上に折り返されて接合された請求項1ないし8のいずれかに記載のマスク。
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