JP2010048473A - 熱交換器ユニット及びこれを備えた空気調和機 - Google Patents

熱交換器ユニット及びこれを備えた空気調和機 Download PDF

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Abstract

【課題】過冷却を十分に促進させることができ、蒸発器としても問題なく使用できる熱交換器ユニットを提供する。
【解決手段】熱交換器ユニット1は、第1段熱交換器と、凝縮時にはこの第1段熱交換器を通った冷媒を通す第2段熱交換器を備える。第1段熱交換器10はパラレルフローのダウンフロータイプである。第2段熱交換器としては、パラレルフローのサイドフロータイプの第2段熱交換器20、またはサーペンタインタイプの第2段熱交換器30、またはフィンアンドチューブタイプの第2段熱交換器40のいずれかを用いる。第2段熱交換器20、30、40は第1段熱交換器10よりも冷媒流路面積が小さい。そして第1段熱交換器10は、第2段熱交換器20、30、40のいずれかの上に積み上げられる形で配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は空気調和機等に用いられる熱交換器ユニット及びこれを備えた空気調和機に関する。
空気調和機等に用いられる熱交換器には、フィンアンドチューブタイプ、パラレルフロータイプ、サーペンタインタイプといった種類のものがある。フィンアンドチューブタイプは、多数の平行するフィンを1本のチューブが蛇行しつつ貫通する形のものであって、一般的に良く用いられている。パラレルフロータイプは、2本のヘッダパイプの間に複数の偏平チューブを配置して偏平チューブ内部の冷媒通路をヘッダパイプの内部に連通させるとともに、偏平チューブ間にコルゲートフィン等のフィンを配置したものである。サーペンタインタイプは、2本のヘッダパイプの間に偏平チューブを配置するところまではパラレルフロータイプと同じであるが、偏平チューブの数が1本であり、この1本の偏平チューブが蛇行し、蛇行する偏平チューブの間にコルゲートフィン等のフィンが配置されている。フィンアンドチューブタイプの例は特許文献1に見ることができ、パラレルフロータイプとサーペンタインタイプの例は特許文献2に見ることができる。
熱交換器ユニットは、凝縮器としても用いられ、蒸発器としても用いられる。凝縮器として用いられる熱交換器ユニットでは、冷媒通路の出口側に、凝縮・液化された冷媒が流通する補助熱交換器が接続されることがある。この場合、液化された冷媒は比容積が小さく流速が低下するため、冷媒側の熱伝達率が低下し、その結果、熱交換器全体の性能が低下することがある。この性能低下を防止するために、補助熱交換器ではパイプ径を小さくして冷媒流速を速め、凝縮した液冷媒の熱交換を促進するという対策が講じられている。このような過冷却機能を備えた熱交換器ユニットの例を特許文献3に見ることができる。
特許文献4にはサブクールシステムコンデンサである熱交換器ユニットが記載されている。このサブクールシステムコンデンサは、離間して対峙する一対の垂直方向に沿うヘッダー間に、各々両端を両ヘッダーに連通接続した複数本の水平方向に沿う熱交換管路を並列配置してコア部とした第一コンデンサと、同様構造で第一コンデンサよりも上下幅の小さいコア部を有する第二コンデンサとを、前後に重なる状態で一体化したものである。
特開平7−198166号公報 特開2005−55108号公報 特開平8−313049号公報 特開平11−211279号公報
特許文献4記載の熱交換器ユニットは、凝縮部である第一コンデンサとサブクール部である第二コンデンサが前後に重なっているため、サブクール部の通風性が良くなく、過冷却機能を十分に発揮させるという点で問題がある。また、第一コンデンサがヘッダーを垂直にして配置されるサイドフロータイプであるため、ヘッダー内で重力の影響を受けて、液化された冷媒と液化されていない気体の冷媒が分離してしまい、性能低下を引き起こす。さらに、蒸発器としては排水性が悪く使いづらい。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、過冷却機能を十分に発揮させることができ、蒸発器としても問題なく使用できる熱交換器ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明熱交換器ユニットは、第1段熱交換器と、凝縮時にはこの第1段熱交換器を通った冷媒を通す第2段熱交換器を備え、前記第1段熱交換器をパラレルフローのダウンフロータイプとし、前記第2段熱交換器を、パラレルフローのサイドフロータイプ、またはサーペンタインタイプ、またはフィンアンドチューブタイプのいずれかであって、前記第1段熱交換器よりも冷媒流路面積小のものとするとともに、前記第2段熱交換器の上に前記第1段熱交換器を位置させる形で両熱交換器を配置したことを特徴としている。
この構成によると、熱交換器ユニットを凝縮器として用いる場合、ガス状態の冷媒はパラレルフロータイプのダウンフロータイプであって、相対的に流路面積の大きい第1段熱交換器を通る間に速やかに凝縮せしめられ、凝縮した液状冷媒は、第1段熱交換器よりも流路面積の小さい第2段熱交換器を通る間に過冷却状態とされるから、過冷却化を効率的に進めることができる。また第2段熱交換器の上に第1段熱交換器を位置させる形であって、第1段熱交換器と第2段熱交換器が前後に重なっていないので、第2段熱交換器の通風性が良く、過冷却を十分に促進させることができる。
上記構成の熱交換器ユニットにおいて、前記第2段熱交換器がパラレルフローのサイドフロータイプであることが好ましい。
このような構成にすれば、第1段熱交換器に比較して第2段熱交換器の冷媒流路面積が小さいという状況を無理なく作り出すことができる。
上記構成の熱交換器ユニットにおいて、前記第1段熱交換器の下部ヘッダパイプと前記第2段熱交換器の冷媒流入側ヘッダパイプが一体化されていることが好ましい。
このような構成にすれば、構成が簡素化され、構造的に強固な熱交換器ユニットを得ることができる。
上記構成の熱交換器ユニットにおいて、前記第2段熱交換器の冷媒流出側ヘッダパイプの上部に冷媒流出口が設けられていることが好ましい。
このような構成にすれば、第2段熱交換器の内部の冷媒の流れに偏りが生じにくく、熱交換性能を十分に発揮させることができる。
上記構成の熱交換器ユニットにおいて、前記第2段熱交換器がサーペンタインタイプであることが好ましい。
このような構成にすれば、第1段熱交換器に比較して第2段熱交換器の冷媒流路面積が小さいという状況を無理なく作り出すことができる。
上記構成の熱交換器ユニットにおいて、前記第2段熱交換器がフィンアンドチューブタイプであることが好ましい。
このような構成にすれば、第1段熱交換器に比較して第2段熱交換器の冷媒流路面積が小さいという状況を無理なく作り出すことができる。また熱交換器ユニットを蒸発器として用いる場合、フィンアンドチューブタイプの熱交換器の特徴である排水性の良さを生かすことができる。
また本発明は、上記熱交換器ユニットを備えた空気調和機であることを特徴としている。
この構成によると、過冷却化を効率的に進めることができる空気調和機を得ることができる。
本発明によると、第1段熱交換器も第2段熱交換器も通風性が良く、凝縮器として使用する場合に過冷却機能を十分に発揮させることができる。蒸発器として使用する場合も、排水が極端に悪くなったりするということがなく、期待される性能を発揮することができる。
以下本発明の第1実施形態を図1及び図2に基づき説明する。図1は熱交換器ユニットの概略構造を示す模型的垂直断面図、図2は図1のA−A線に沿って切断した断面図である。なお図1でも図2でも、紙面の上側が熱交換器ユニットの上側である。
熱交換器ユニット1は第1段熱交換器10と第2段熱交換器20により構成される。第1段熱交換器10と第2段熱交換器20は1個の垂直な平面内にあり、第2段熱交換器20の上に第1段熱交換器10を位置させる形で配置されている。
第1段熱交換器10はパラレルフローのダウンフロータイプである。第1段熱交換器10は、上部ヘッダパイプ11と下部ヘッダパイプ12を互いに間隔を置いてそれぞれ水平に、すなわち互いに平行する形で配置し、上部ヘッダパイプ11と下部ヘッダパイプ12の間に垂直な偏平チューブ13を所定ピッチで複数配置し、偏平チューブ13間にコルゲートフィン15を配置したものである。偏平チューブ13はアルミニウム等熱伝導の良い金属を押出成型した細長い成型品であり、内部には冷媒を流通させる冷媒通路14が形成されている。偏平チューブ13は押出成型方向を垂直にする形で配置されるので、冷媒通路14の冷媒流通方向も垂直になる。冷媒通路14の一構成例では、断面形状及び断面面積の等しいものが図1の奥行き方向、図2では左右方向に複数個並び、そのため偏平チューブ13はハーモニカのような断面を呈している。各冷媒通路14は上部ヘッダパイプ11及び下部ヘッダパイプ12の内部に連通する。
隣り合う偏平チューブ13同士の間にはコルゲートフィン15が配置される。上部ヘッダパイプ11及び下部ヘッダパイプ12と偏平チューブ13、及び偏平チューブ13とコルゲートフィン15はそれぞれロウ付けまたは溶着により固定される。偏平チューブ13の他、上部ヘッダパイプ11、下部ヘッダパイプ12、及びコルゲートフィン15もアルミニウム等熱伝導の良い金属からなる。
上部ヘッダパイプ11と下部ヘッダパイプ12の間に多数の偏平チューブ13を設け、偏平チューブ13間にコルゲートフィン15を設けた構造であるから、第1段熱交換器10の放熱(吸熱)面積は大きく、効率的に熱交換を行うことができる。上部ヘッダパイプ11の一端には凝縮器として機能する際に冷媒が流入する冷媒流入口16が設けられる。
第2段熱交換器20はパラレルフロータイプのサイドフロータイプであり、第1段熱交換器10と同一の平面内に配置される。第2段熱交換器20は、凝縮器として機能する際に冷媒が流入する冷媒流入側ヘッダパイプ21と冷媒が流出する冷媒流出側ヘッダパイプ22を水平方向に間隔を置いてそれぞれ垂直に、すなわち互いに平行する形で配置し、冷媒流入側ヘッダパイプ21と冷媒流出側ヘッダパイプ22の間に水平な偏平チューブ23を所定ピッチで複数配置したものである。偏平チューブ23はアルミニウム等熱伝導の良い金属を押出成型した細長い成型品であり、内部には冷媒を流通させる冷媒通路24が形成されている。偏平チューブ23は押出成型方向を水平にする形で配置されるので、冷媒通路24の冷媒流通方向も水平になる。冷媒通路24の一構成例では、断面形状及び断面面積の等しいものが図1の奥行き方向、図2では左右方向に複数個並び、そのため偏平チューブ23はハーモニカのような断面を呈している。各冷媒通路24は冷媒流入側ヘッダパイプ21及び冷媒流出側ヘッダパイプ22の内部に連通する。
偏平チューブ23同士の間にはコルゲートフィン25が配置される。冷媒流入側ヘッダパイプ21及び冷媒流出側ヘッダパイプ22と偏平チューブ23、及び偏平チューブ23とコルゲートフィン25はそれぞれロウ付けまたは溶着により固定される。偏平チューブ23の他、冷媒流入側ヘッダパイプ21、冷媒流出側ヘッダパイプ22、及びコルゲートフィン25もアルミニウム等熱伝導の良い金属からなる。
冷媒流入側ヘッダパイプ21と冷媒流出側ヘッダパイプ22の間に多数の偏平チューブ23を設け、偏平チューブ23間にコルゲートフィン25を設けた構造であるから、第2段熱交換器20の放熱(吸熱)面積は大きく、効率的に熱交換を行うことができる。
冷媒流入側ヘッダパイプ21は第1段熱交換器10の冷媒流入口16と対角をなす位置で下部ヘッダパイプ12に直角に接続され、下部ヘッダパイプ12と一体化されている。また冷媒流出側ヘッダパイプ22の上部に冷媒流出口26が設けられている。
第2段熱交換器20の偏平チューブ23の本数は、第1段熱交換器10の偏平チューブ13の本数より少ない。そのため、第2段熱交換器20の冷媒流路面積は第1段熱交換器10に比べて小さくなる。
熱交換器ユニット1を凝縮器として使用する場合、第1段熱交換器10の冷媒流入口16から少なくとも一部がガス状となった冷媒が流入する。冷媒は上部ヘッダパイプ11から偏平チューブ13の冷媒通路14に入り、冷媒通路14を流下する。冷媒通路14を流下する間にガス状冷媒はコルゲートフィン15を通じて熱を放散し、凝縮して液状になる。液状冷媒は下部ヘッダパイプ12から第2段熱交換器20の冷媒流入側ヘッダパイプ21に入り、偏平チューブ23の冷媒通路24を通って水平に流れる。冷媒通路24を流れる間に液状冷媒は熱を放散し、過冷却状態となる。過冷却状態となった液状冷媒は冷媒流出口26から流出する。
熱交換器ユニット1では、ガス状冷媒は第2段熱交換器20に比べ流路面積の大きい第1段熱交換器10を通る間に速やかに凝縮せしめられ、凝縮した液状冷媒は、第1段熱交換器10よりも流路面積の小さい第2段熱交換器20を通る間に過冷却状態とされるから、過冷却化を効率的に進めることができる。また第2段熱交換器20の上に第1段熱交換器10を位置させる形であって、第1段熱交換器10と第2段熱交換器20が前後に重なっていないので、第2段熱交換器20の通風性が良く、過冷却を十分に促進させることができる。
第1実施形態の熱交換器ユニット1では、第2段熱交換器20がパラレルフローのサイドフロータイプであることにより、第1段熱交換器10に比較して第2段熱交換器20の冷媒流路面積が小さいという状況を無理なく作り出すことができる。また、第1段熱交換器10の下部ヘッダパイプ12と第2段熱交換器20の冷媒流入側ヘッダパイプ21が一体化されているので、構成が簡素化され、構造的に強固な熱交換器ユニット1を得ることができる。さらに、第2段熱交換器20では、冷媒流出側ヘッダパイプ22の上部に冷媒流出口26が設けられているので、複数存在する偏平チューブ23の中で下の方に位置するものに液状冷媒の流れが偏るといったことが生じにくく、熱交換性能を十分に発揮させることができる。
続いて本発明の第2実施形態を図3及び図4に基づき説明する。図3は熱交換器の概略構造を示す模型的垂直断面図、図4は図3のB−B線に沿って切断した断面図である。なお第2実施形態の中で、第1実施形態と共通する構成要素には第1実施形態の説明で用いたのと同じ符号を付し、説明は省略するものとする。これは第3実施形態についても同様とする。
第2実施形態の熱交換器ユニット1は、第1段熱交換器10は第1実施形態と共通であるが、第2段熱交換器が第1実施形態と異なっている。すなわち第2実施形態では、サーペンタインタイプの第2段熱交換器30が用いられている。
第2段熱交換器30は、凝縮器として機能する際に冷媒が流入する冷媒流入側ヘッダパイプ31と、凝縮器として機能する際に冷媒が流出する冷媒流出側ヘッダパイプ32を水平方向に間隔を置いてそれぞれ水平に、すなわち互いに平行する形で配置し、冷媒流入側ヘッダパイプ31と冷媒流出側ヘッダパイプ32の間に1本の蛇行する偏平チューブ33を配置したものである。偏平チューブ33はアルミニウム等熱伝導の良い金属を押出成型した細長い成型品であり、内部には冷媒を流通させる冷媒通路34が形成されている。冷媒通路34の一構成例では、断面形状及び断面面積の等しいものが図3の奥行き方向、図4では左右方向に複数個並び、そのため偏平チューブ33はハーモニカのような断面を呈している。各冷媒通路34は冷媒流入側ヘッダパイプ31及び冷媒流出側ヘッダパイプ32の内部に連通する。
蛇行する偏平チューブ33の間にコルゲートフィン35が配置される。冷媒流入側ヘッダパイプ31及び冷媒流出側ヘッダパイプ32と偏平チューブ33、及び偏平チューブ33とコルゲートフィン35はそれぞれロウ付けまたは溶着により固定される。偏平チューブ33の他、冷媒流入側ヘッダパイプ31、冷媒流出側ヘッダパイプ32、及びコルゲートフィン35もアルミニウム等熱伝導の良い金属からなる。
冷媒流入側ヘッダパイプ31と冷媒流出側ヘッダパイプ32の間に蛇行する偏平チューブ33を設け、偏平チューブ33の間にコルゲートフィン35を設けた構造であるから、第2段熱交換器30の放熱(吸熱)面積は大きく、効率的に熱交換を行うことができる。
冷媒流入側ヘッダパイプ31は第1段熱交換器10の冷媒流入口16と対角をなす位置で下部ヘッダパイプ12に対し接続パイプ36を介して接続される。冷媒流出側ヘッダパイプ32には冷媒流出口37が設けられている。
第2段熱交換器30には偏平チューブ33が1本しかなく、そのため、第2段熱交換器30の冷媒流路面積は第1段熱交換器10に比べて小さい。
熱交換器ユニット1を凝縮器として使用する場合、第1段熱交換器10の冷媒流入口16から少なくとも一部がガス状となった冷媒が流入する。冷媒は上部ヘッダパイプ11から偏平チューブ13の冷媒通路14に入り、冷媒通路14を流下する。冷媒通路14を流下する間にガス状冷媒はコルゲートフィン15を通じて熱を放散し、凝縮して液状になる。液状冷媒は下部ヘッダパイプ12から接続パイプ36を通って第2段熱交換器30の冷媒流入側ヘッダパイプ31に入り、偏平チューブ33の冷媒通路34を通って蛇行して流れる。冷媒通路34を流れる間に液状冷媒は熱を放散し、過冷却状態となる。過冷却状態となった液状冷媒は冷媒流出口37から流出する。
熱交換器ユニット1では、ガス状冷媒は第2段熱交換器30に比べ流路面積の大きい第1段熱交換器10を通る間に速やかに凝縮せしめられ、凝縮した液状冷媒は、第1段熱交換器10よりも流路面積の小さい第2段熱交換器30を通る間に過冷却状態とされるから、過冷却化を効率的に進めることができる。また第2段熱交換器30の上に第1段熱交換器10を位置させる形であって、第1段熱交換器10と第2段熱交換器30が前後に重なっていないので、第2段熱交換器30の通風性が良く、過冷却を十分に促進させることができる。
第2実施形態の熱交換器ユニット1では、第2段熱交換器30がサーペンタインタイプであることにより、第1段熱交換器10に比較して第2段熱交換器30の冷媒流路面積が小さいという状況を無理なく作り出すことができる。また第2熱交換器30の偏平チューブ33が1本だけなので、熱交換器ユニット1を蒸発器として使用する場合、偏平チューブ33の出口近くで冷媒温度を監視しておけば、除霜の進行具合を正確に知ることができる。
続いて本発明の第3実施形態を図5及び図6に基づき説明する。図5は熱交換器の概略構造を示す模型的垂直断面図、図6は図5のC−C線に沿って切断した断面図である。
第3実施形態の熱交換器ユニット1では、フィンアンドチューブタイプの第2段熱交換器40が用いられている。第2段熱交換器40は多数のフィン41と1本の蛇行するチューブ42を備える。個々のフィン41は垂直方向を長手方向とする短冊形状であり、それが多数、互いの間に所定の隙間を置いて水平方向に並んでいる。このフィン41の集団をチューブ42が、上から下へと蛇行して縫うように貫通する。チューブ42の内部は冷媒を流通させる冷媒通路43となる。フィン41とチューブ42はアルミニウム等熱伝導の良い金属からなり、例えば、ロウ付け、溶着やチューブの拡管により固定される。第2段熱交換器40は、空気調和機で一般的に用いられている、アルミニウム製フィンと銅製チューブの組み合わせからなるものであってもよい。
チューブ42の一端は第1段熱交換器10の凝縮器として機能する際に冷媒が流入する冷媒流入口16と対角をなす位置で下部ヘッダパイプ12に接続される。チューブ42の他端は凝縮器として機能する際に冷媒が流出する冷媒流出口44となる。
第2段熱交換器40は1本のチューブ42を備えるだけなので、第2段熱交換器40の冷媒流路面積は第1段熱交換器10に比べて小さい。
熱交換器ユニット1を凝縮器として使用する場合、第1段熱交換器10の冷媒流入口16から少なくとも一部がガス状となった冷媒が流入する。冷媒は上部ヘッダパイプ11から偏平チューブ13の冷媒通路14に入り、冷媒通路14を流下する。冷媒通路14を流下する間にガス冷媒はコルゲートフィン15を通じて熱を放散し、凝縮して液状になる。液状冷媒は下部ヘッダパイプ12から第2段熱交換器40に入り、チューブ42の冷媒通路43を通って蛇行して流れる。冷媒通路43を流れる間に液状冷媒は熱を放散し、過冷却状態となる。過冷却状態となった液状冷媒は冷媒流出口44から流出する。
熱交換器ユニット1では、ガス状冷媒は第2段熱交換器40に比べ流路面積の大きい第1段熱交換器10を通る間に速やかに凝縮せしめられ、凝縮した液状冷媒は、第1段熱交換器10よりも流路面積の小さい第2段熱交換器40を通る間に過冷却状態とされるから、過冷却化を効率的に進めることができる。また第2段熱交換器40の上に第1段熱交換器10を位置させる形であって、第1段熱交換器10と第2段熱交換器40が前後に重なっていないので、第2段熱交換器40の通風性が良く、過冷却を十分に促進させることができる。
第3実施形態の熱交換器ユニット1では、第2段熱交換器40がフィンアンドチューブタイプであることにより、第1段熱交換器10に比較して第2段熱交換器40の冷媒流路面積が小さいという状況を無理なく作り出すことができる。また第2熱交換器40は1本のチューブ42を備えるだけなので、熱交換器ユニット1を蒸発器として使用する場合、チューブ42の出口近くで冷媒温度を監視しておけば、除霜の進行具合を正確に知ることができる。除霜の結果生じた除霜水は、フィンアンドチューブタイプの熱交換器の特徴である排水性の良さを生かして、第2段熱交換器40から速やかに排水することができる。
第1実施形態から第3実施形態まで、第1段熱交換器10と第2段熱交換器20、30、40のいずれかが1個の垂直な平面内にあるものとして説明してきたが、この平面は傾斜していても構わない。また第1段熱交換器10と第2段熱交換器20、30、40のいずれかは1個の平面内にあることを厳密に要求されるものではなく、前後方向に多少のずれがあっても構わない。また、熱交換器ユニット1を正面から見たとき、第1段熱交換器10と第2段熱交換器20、30、40のいずれかが左右方向に多少ずれていても構わない。
上述した熱交換器ユニットは、空気調和機に搭載することができる。空気調和機の中でセパレート型と呼ばれるものは、室外機と室内機により構成される。室外機は、圧縮機、四方弁、膨張弁、室外側熱交換器、室外側送風ファンなどを含み、室内機は、室内側熱交換器、室内側送風ファンなどを含む。上述熱交換器ユニットを室外機に搭載するときは、熱交換器ユニットは垂直に立てた状態で設置する。室外側熱交換器は、暖房運転時には蒸発器として機能し、冷房運転時には凝縮器として機能する。
上述熱交換器ユニットを室内機に搭載するときは、斜めに傾斜させて設置することにより、室内機の上下方向の長さを縮め、室内機を小型化することができる。室内側熱交換器は、冷房運転時と除霜運転時には蒸発器として機能し、暖房運転時には凝縮器として機能する。
以上、本発明の各実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は過冷却を効率的に促進させる目的で複数の熱交換器を組み合わせる熱交換器ユニットに広く利用可能である。
第1実施形態に係る熱交換器ユニットの概略構造を示す模型的垂直断面図 図1のA−A線に沿って切断した断面図 第2実施形態に係る熱交換器ユニットの概略構造を示す模型的垂直断面図 図3のB−B線に沿って切断した断面図 第3実施形態に係る熱交換器ユニットの概略構造を示す模型的垂直断面図 図5のC−C線に沿って切断した断面図
符号の説明
1 熱交換器ユニット
10 パラレルフローのダウンフロータイプの第1段熱交換器
20 パラレルフローのサイドフロータイプの第2段熱交換器
30 サーペンタインタイプの第2段熱交換器
40 フィンアンドチューブタイプの第2段熱交換器

Claims (5)

  1. 第1段熱交換器と、凝縮時にはこの第1段熱交換器を通った冷媒を通す第2段熱交換器を備え、
    前記第1段熱交換器をパラレルフローのダウンフロータイプとし、
    前記第2段熱交換器を、パラレルフローのサイドフロータイプ、またはサーペンタインタイプ、またはフィンアンドチューブタイプのいずれかであって、前記第1段熱交換器よりも冷媒流路面積小のものとするとともに、
    前記第2段熱交換器の上に前記第1段熱交換器を位置させる形で両熱交換器を配置したことを特徴とする熱交換器ユニット。
  2. 前記第2段熱交換器がパラレルフローのサイドフロータイプであることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器ユニット。
  3. 前記第1段熱交換器の下部ヘッダパイプと前記第2段熱交換器の冷媒流入側ヘッダパイプが一体化されていることを特徴とする請求項2に記載の熱交換器ユニット。
  4. 前記第2段熱交換器の冷媒流出側ヘッダパイプの上部に冷媒流出口が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器ユニット。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の熱交換器ユニットを備えた空気調和機。
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