JPH09329372A - 冷却機能付配管継手 - Google Patents

冷却機能付配管継手

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JPH09329372A
JPH09329372A JP8148994A JP14899496A JPH09329372A JP H09329372 A JPH09329372 A JP H09329372A JP 8148994 A JP8148994 A JP 8148994A JP 14899496 A JP14899496 A JP 14899496A JP H09329372 A JPH09329372 A JP H09329372A
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JP
Japan
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pipe
heat
refrigerant
body block
temperature fluid
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JP8148994A
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Masahiro Ono
賢洋 小野
Yoshitoshi Noda
圭俊 野田
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B39/00Evaporators; Condensers
    • F25B39/04Condensers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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    • F25B2339/044Condensers with an integrated receiver
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温の流体が流れる配管16からの熱が中低
温の流体が流れる配管17に熱影響を及ぼさないように
した「冷却機能付配管継手」15を提供することを目的
とする。 【解決手段】 高温の流体が流通する配管16と中温あ
るいは低温の流体が流通する配管17が連結された本体
ブロック15aに放熱部材31を設けたことを特徴とす
る冷却機能付配管継手15。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車用
空気調和装置の冷媒配管を接続するための配管継手、特
に、内部を流れる流体の熱を放熱し得る冷却機能付配管
継手に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車用空気調和装置に対して
は、熱交換性能が高くかつ省スペースであることという
要請が強いことから、ここに組み込まれるコンデンサ
も、高性能化、小形化されている。
【0003】一般的な周知の冷房サイクルでは、図5に
示すように、コンプレッサ1から吐出された高温高圧の
気化冷媒が、コンデンサ2で凝縮され、この液冷媒は一
部がリキッドタンク3に貯溜され、残りが膨脹弁4を介
してエバポレータ5に導かれ、ここで空気と熱交換を行
ない、冷却された空気を、例えば車室内に吹出すという
構成となっている。
【0004】最近の自動車用空気調和装置は、リキッド
タンク3をコンデンサ2に組み込むことにより装置全体
の小形化を図り、またこのコンデンサ自体を、いわゆる
多パス式マルチフロータイプのコンデンサとし、高性能
化を図っている。
【0005】ここに、多パス式マルチフロータイプのコ
ンデンサ2とは、図6に示すように、平行に対設された
一対のヘッダパイプ11,12と連通するように、多数
の扁平管13を設け、これら扁平管13相互間に伝熱フ
ィンfを固着してコア部14を形成し、一方のヘッダパ
イプ11に取付けられた配管継手15には入口管16と
出口管17を接続したものであり、この入口管16から
流入した冷媒がコア部14を蛇行して流れて出口管17
より流出するように、前記ヘッダパイプ11,12内に
は仕切板18が設けられている。
【0006】つまり、このコンデンサ2は、1群の扁平
管13内を流れる冷媒流が一方のヘッダパイプ11から
他方のヘッダパイプ12に向かって流れる経路(以下パ
スと称す)が多数形成された、いわゆる多パス式のマル
チフロータイプで、多量の冷媒を複数の扁平管13によ
り一括して流すと共にこれをコア14内で蛇行させて流
す多パス式であるので、小型であっても熱交換性能の高
く高性能であり、しかもリキッドタンクの機能も合わせ
持つ小型のものとなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このコンデ
ンサ2では、過冷却された中温の液冷媒が流れる下部の
過冷却部SCと、高温のガス冷媒が流れる凝縮部Cとの
境界面BL(図中2点鎖線で示す)で熱伝達が起こり、
過冷却部SCで冷却された冷媒が再加熱され、サブクー
ル(過冷却)が取れなくなる虞れがある。例えば、冷媒
封入量が適正に近いかやや少ない場合には、コンデンサ
2の出口部分で冷媒は液化するのみで、サブクールを十
分とることができず、ここでさらに熱伝達が起こると、
冷媒はガス化するという不安定な状態になる。なお、
「サブクール」とは、図7のモリエル線図において、凝
縮線aが飽和曲線bを越え、断熱膨張線cと交差するま
での部分SCをいう。
【0008】このような不安定な状態になると、膨脹弁
4に流入する冷媒は、液状態とガス状態とを交互に繰返
す、いわゆるハンチング状態となり、エバポレータ5の
冷却性能も低くなり、車室内に吹出される空気の温度も
変動する虞れがある。
【0009】特に、最近では、地球環境保護の観点から
使用冷媒量の小量化という要請があるが、このために、
使用冷媒量を低減すると、前述した高性能コンデンサ2
を用いて少量の冷媒を流すと、僅かな熱負荷の変動に対
してもコンデンサ2内の冷媒状態は変動し、前記不具合
がさらに助長されることになる。
【0010】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、高温の流体が流れる配管からの熱が中低温の
流体に熱影響を及ぼさないようにした冷却機能付配管継
手を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1にかかる発明は、高温の流体が流通する配
管と中温あるいは低温の流体が流通する配管が連結され
た本体ブロックに放熱部材を設けたことを特徴とする。
【0012】このようにようにすれば、高温流体が流通
する配管の熱が本体ブロックの放熱部材により外部に放
熱されるので、中低温の流体に熱影響を及ぼさず、所望
の流体状態で中低温側の流体を流すことができる。特
に、配管継手は、配管の出入口部分に設けられるので、
両配管を近接配置しても両流体相互の熱影響を防止で
き、これによりスペース的にも有利になる。
【0013】請求項2にかかる発明は、前記本体ブロッ
クを、熱交換器のヘッダパイプにロー付けにより取付け
るようにしたことを特徴とする。
【0014】このようにすれば、熱交換器のヘッダパイ
プに本体ブロックをロー付け接合する場合の熱が放熱部
材により本体ブロック内部に取り込みやすくなり、本体
ブロックが速やかに温度上昇し、ロー付け性を向上さ
せ、生産性も向上する。
【0015】請求項3にかかる発明は、前記放熱部材
を、前記高温流体の熱を外部に放出するように前記本体
ブロックより一体的に突出された放熱フィンにより構成
したことを特徴とする。
【0016】このようにすれば、熱交換器のヘッダパイ
プに本体ブロックをロー付け接合する場合のロー付け
性、生産性の向上に加え、当該熱交換器使用時に本体ブ
ロックからの放熱性能も優れたものとなる。
【0017】請求項4にかかる発明は、前記放熱部材
を、前記高温流体の熱が中低温の流体側に伝達されない
ように前記本体ブロックの前記入口管と出口管との間に
スリットを形成したことを特徴とする。
【0018】このようにすれば、熱交換器のヘッダパイ
プに本体ブロックをロー付け接合する場合のロー付け
性、生産性の向上に加え、高温流体側の熱が中低温流体
側に影響させないようにすることができる。また、これ
により放熱部材の成形も簡単になる。
【0019】請求項5にかかる発明は、前記本体ブロッ
クが取付けられる相手である前記熱交換器が、一対のヘ
ッダパイプ相互を多数の扁平管により連通し、各扁平管
の間に伝熱フィンが介装したコア部を有し、前記ヘッダ
パイプ内に仕切板を設けることにより入口管から流入し
た冷媒が前記コア部内を蛇行しつつ流下するように構成
した多パス式マルチフロータイプのコンデンサであっ
て、前記入口管から流入した冷媒を凝縮する凝縮部と、
当該凝縮された冷媒をさらに冷却する過冷却部とを有
し、当該過冷却部により過冷却された冷媒を流出する前
記出口管と前記入口管とを前記本体ブロックに並列的に
近接して連結したことを特徴とする。
【0020】このようにすれば、高温のガス冷媒が流入
するときに、当該高温冷媒を1次冷却でき、コンデンサ
の凝縮性能をより高めることができる。また、コンデン
サで過冷却された中温の液冷媒が流れる過冷却部と、高
温のガス冷媒が流れる凝縮部との間で熱伝達が起き、冷
媒の温度や圧力が上昇しサブクールが減少したとして
も、出口部分で冷媒は再度過冷却されるので、サブクー
ルの低下を防止でき、冷媒がガス化し冷房サイクルの状
態がハンチングするような不安定になるのを防止し、エ
バポレータの冷却性能低下、車室内への吹出し空気温度
の変動も防止することができる。
【0021】請求項6にかかる発明は、前記本体ブロッ
クが取付けられる相手である前記熱交換器が、前記ヘッ
ダパイプのいずれか一方若しくは両方に液化した前記冷
媒が貯溜されるタンク部を有し、当該タンク部内の液冷
媒が前記過冷却部より出口管を通って流出するようにし
たことを特徴とする。
【0022】このようにすれば、別途リキッドタンクを
設ける場合に比し、スペース的に有利となり、また、過
剰冷媒封入時でもこれを吸収し、常に安定した冷媒をエ
バポレータに導くことができ、エバポレータの性能低下
等を防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る
冷却機能付配管継手を多パス式マルチフロータイプのコ
ンデンサのヘッダパイプ分に取付けた状態を示す概略斜
視図、図2は同コンデンサの概略断面図、図3は同コン
デンサの概念図、図4は本発明の他の実施の形態に係る
冷却機能付配管継手の斜視図であり、以下の説明に当た
り、図5〜7に示す部材と同一部材には同一符号を使用
し、説明を一部省略することもある。
【0024】図1に示すコンデンサ30は、小型高性能
のコンデンサで、いわゆる多パス式のマルチフロータイ
プであり、アルミニウムあるいはアルミニウム合金(以
下アルミニウム合金等と称す)からなる一対のヘッダパ
イプ11,12相互を、同アルミニウム合金等からなる
多数の扁平管13により連通し、各扁平管13の間に同
アルミニウム合金プレート等からなる伝熱フィンfが介
装されたコア部14を有している。
【0025】このコア部14は、図2に示すように、ヘ
ッダパイプ11と12内に仕切板18が設けられ、入口
管16からヘッダパイプ11に流入した冷媒が複数本の
扁平管13内を通ってヘッダパイプ12内に入り、Uタ
ーンした後にヘッダパイプ11に戻り、再度Uターンし
てヘッダパイプ12内に入るように構成された凝縮部C
と、凝縮された液冷媒の一部が貯溜されるタンク部T
と、液冷媒がさらに冷却される過冷却部SCとを有して
いる。つまり、このコンデンサ30は、概念的に示す
と、図3に示すように凝縮部Cと、タンク部Tと、過冷
却部SCが直列に設けられた状態となっている。
【0026】そして、この過冷却部SCにより過冷却さ
れた冷媒が流出する出口管17と前記入口管16とは、
前記ヘッダパイプ11にロー付けにより固着された配管
継手15に並列的に近接して連結されている。この配管
継手15は、アルミニウム合金等からなる本体ブロック
15aに通孔を開設し、この通孔に前記入口管16と出
口管17の端部を挿入し、ロー付けにより固着してい
る。
【0027】特に、本実施の形態では、このように高温
の流体が流通する入口管16と、中温あるいは低温の流
体が流通する出口管17が連結された本体ブロック15
aに入口管16側の高温流体の熱を外部に放出する放熱
部材31を設けている。
【0028】図1に示す放熱部材31は、アルミニウム
合金等からなる本体ブロック15aより一体的に突出す
るように形成された波形状の放熱フィン31aにより構
成されているが、入口管16から本体ブロック15aに
伝達された熱を速やかに外部に放出する放熱機能を有す
るものであればどのようなものであっても良く、例え
ば、図4Aに示すように凹凸が繰り返された平行プレー
トフィン31bにルーバを切起したもの、図4Bに示す
ように本体ブロック15aの全周に薄肉プレート31c
を固着することにより形成したもの、図4Cに示すよう
に当該薄肉プレート31cに通孔Oを開設し、軽量化し
たもの、図4Dに示すように本体ブロック15aに連結
された入口管16と出口管17との間に熱伝達を防止す
るスリットSを形成したもの等が好適に使用される。な
お、このスリットSを形成した本体ブロック15aに前
記凹凸が繰り返された平行プレートフィン31bや薄肉
プレート31cを取付けても良い。また、前述した本体
ブロック15aに薄肉プレートを波形状に形成した、い
わゆるコルゲートフィン(図示せず)を固着しても良
い。
【0029】また、前記コンデンサ30には、ヘッダパ
イプ12に液化した冷媒が貯溜されるタンク部Tが設け
られている。このようにすれば、別途リキッドタンクを
設ける場合に比し、スペース的に有利となり、また、過
剰冷媒封入時でもこれを吸収し、常に安定した冷媒をエ
バポレータ5に導くことができ、エバポレータ5の性能
低下等を防止できる。なお、タンク部Tが取付けられて
いるヘッダパイプは、ヘッダパイプ11又は12のいず
れでも良く、また両方に設けても良い。
【0030】次に、上記実施の形態の作用を説明する。
まず、コンデンサ30を製造する場合には、炉中ロー付
けにより全体を一体に成形する。つまり、両ヘッダパイ
プ11,12間に多数の扁平管13を設け、各扁平管1
3の間に伝熱フィンfを介装し、さらに、ヘッダパイプ
11に本体ブロック15a及び出入口管16,17を、
他方のヘッダパイプ12にタンク部Tを取付けた状態で
炉内に入れ、加熱し全体を一体的にロー付けする。
【0031】この場合、本体ブロック15aにも熱が加
わり、ヘッダパイプ11,12、扁平管13、フィンf
に比べてブロック15は熱容量が大きいため、温度上昇
が遅くなり、温度分布が異なり易いが、この本体ブロッ
ク15aには、放熱部材31が設けられているので、外
部からの熱がこの放熱部材31を介して内部に伝達さ
れ、本体ブロック15aの温度上昇を促進させ、他の部
分の温度上昇と同じになりロー付け性を良くし、生産性
も向上する。
【0032】そして、このようにして成形されたコンデ
ンサ30を用いて通常の冷房運転を行うと、コンプレッ
サ1から吐出された高温高圧の気化冷媒は、コンデンサ
30の入口管16よりヘッダパイプ11に入り、凝縮部
Cを構成する複数の扁平管13内を流れ、ここで凝縮さ
れつつ流下し、液冷媒となる。この場合、高温のガス冷
媒が流入するときに、当該高温冷媒は、本体ブロック1
5aの放熱部材31により1次冷却されることになるの
で、コンデンサ30の凝縮性能はより高められる。
【0033】この液冷媒は、タンク部Tに一部が貯溜さ
れた状態で、コンデンサ30の下部域の過冷却部SCを
流通するとき、外部の冷却空気と熱交換して、さらに冷
却されサブクールがとられる。通常の自動車用空気調和
装置の場合には、サブクールは5〜8度程度である。サ
ブクールがとられた液冷媒は、ヘッダパイプ11内に戻
り出口管17より膨張弁4に導かれる。
【0034】ところが、入口管16内を流通する冷媒は
高温であり、出口管17より流出する冷媒はサブクール
がとられた中低温の冷媒であるために、入口管16の高
温冷媒の熱が本体ブロック15aを介して出口管17の
中低温の冷媒に伝達され、冷媒の温度や圧力が上昇しサ
ブクールが減少することになる。
【0035】しかし、この本体ブロック15aには、放
熱部材31が設けられているので、外部を流れている空
気流により本体ブロック15aは冷却され、出口部分で
冷媒は再度過冷却されることになるので、冷媒はサブク
ールの低下が防止される。
【0036】例えば、冷媒封入量が適正に近いかやや少
ない場合には、通常のコンデンサ30では、出口部分で
冷媒は液化するが、十分サブクールをとることができな
いことがあるが、このような場合でも本実施の形態のコ
ンデンサ30は、冷媒出口の本体ブロック15aで、さ
らに冷媒を冷却することになるので、ここで再び冷媒が
ガス化し、これが下流の膨張弁、エバポレータに流れて
冷房サイクルが不安定な状態になるのを防止できる。
【0037】その後、コンプレッサの回転数の上昇にと
もない循環冷媒量も増大すると、コンデンサ30内に生
じる液冷媒の量も増大し、液冷媒がタンク部T内に蓄え
られ、サブクール量もコンプレッサの回転数如何に拘ら
ず一定となり、膨脹弁4には所定のサブクールがとられ
た液冷媒を安定的に供給される。
【0038】したがって、出口管17が受熱や多少の圧
損を受けても、冷媒はハンチング状態とならず、エバポ
レータ5の冷却性能も向上し、サイクルの安定性、冷力
確保の面からも好ましい状態となる。
【0039】本発明は、上述した実施の形態のみに限定
されるものではなく、特許請求の範囲内において種々改
変することができる。例えば、前記実施の形態は、コン
デンサ30について説明したが、本発明は、コンデンサ
のみに限定されるものではなく、高温流体と中低温流体
が流れる配管が連結される熱交換器に取付けられるもの
であれば、どのようなものでも良く、エバポレータ等に
も使用することができるものである。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載の発明
は、高温流体が流通する配管の熱が本体ブロックの放熱
部材により外部に放熱されるので、中低温の流体に熱影
響を及ぼさず、所望の流体状態で中低温側の流体を流す
ことができる。特に、配管継手は、配管の出入口部分に
設けられるので、両配管を近接配置しても両流体相互の
熱影響を防止できる。また、これによりスペース的にも
有利になる。
【0041】請求項2にかかる発明は、熱交換器のヘッ
ダパイプに本体ブロックをロー付け接合する場合の熱が
放熱部材から多量に吸熱され、ブロックが早急に温度上
昇し、ロー付け温度になるため、ロー付け性を向上さ
せ、生産性も向上する。
【0042】請求項3にかかる発明は、放熱部材を本体
ブロックより一体的に突出した放熱フィンにより構成し
たので、熱交換器のヘッダパイプに本体ブロックをロー
付け接合する場合のロー付け性、生産性の向上に加え、
当該熱交換器使用時に本体ブロックからの放熱性能も優
れたものとなる。
【0043】請求項4にかかる発明は、熱交換器のヘッ
ダパイプに本体ブロックをロー付け接合する場合のロー
付け性、生産性の向上に加え、高温流体の熱が中低温流
体に影響せず、また放熱部材の成形も簡単になる。
【0044】請求項5にかかる発明は、多パス式マルチ
フロータイプのコンデンサのヘッダパイプに、並列的に
近接して連結された出入口管を有する本体ブロックをロ
ー付け固着するようにしたので、高温のガス冷媒が流入
するときに、当該高温冷媒を1次冷却でき、コンデンサ
の凝縮性能をより高めることができ、また、コンデンサ
で過冷却された中温の液冷媒が流れる過冷却部と、高温
のガス冷媒が流れる凝縮部との間で熱伝達が起き、冷媒
の温度や圧力が再び上昇しサブクールが減少したとして
も、出口部分で冷媒は再度過冷却されるので、冷媒の状
態は元に戻され、サブクールの低下を防止でき、冷媒が
再度ガス化し冷房サイクルが不安定になるのを防止し、
エバポレータの冷却性能低下、車室内等への吹出し空気
温度の変動も防止することができる。
【0045】請求項6にかかる発明は、ヘッダパイプに
タンク部を設けたので、別途リキッドタンク部を設ける
場合に比し、スペース的に有利となり、また、過剰冷媒
封入時でもこれを吸収し、常に安定した冷媒をエバポレ
ータに導くことができ、エバポレータの性能低下等を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す概略斜視図であ
る。
【図2】 同実施の形態の概略断面図である。
【図3】 同実施の形態の概念図である。
【図4】 本発明の他の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図5】 一般的な冷房サイクルを示す説明図である。
【図6】 従来のコンデンサの断面図である。
【図7】 一般的なモリエル線図である。
【符号の説明】
11,12…ヘッダパイプ、 13…扁平管、1
4…コア部、 15…配管継手、1
5a…本体ブロック、 16…配管(入口
管)、17…配管(出口管)、 18…仕切
板、30…熱交換器、 31…放熱部
材、31a…放熱フィン、 C…凝縮部、
f…伝熱フィン、 S…スリット、S
C…過冷却部、 T…タンク部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温の流体が流通する配管(16)と中温あ
    るいは低温の流体が流通する配管(17)が連結された本体
    ブロック(15a)に放熱部材(31)を設けたことを特徴とす
    る冷却機能付配管継手。
  2. 【請求項2】 前記本体ブロック(15a)は、熱交換器(3
    0)のヘッダパイプ(11,12) にロー付けにより取付けられ
    たことを特徴とする請求項1に記載の冷却機能付配管継
    手。
  3. 【請求項3】 前記放熱部材(31)は、前記高温流体の熱
    を外部に放出するように前記本体ブロック(15a)より一
    体的に突出された放熱フィン(31a) により構成したこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の冷却機能付配管継
    手。
  4. 【請求項4】 前記放熱部材(31)は、前記高温流体の熱
    が中低温の流体側に伝達されないように前記本体ブロッ
    ク(15a)の前記入口管(16)と出口管(17)との間にスリッ
    ト(S)を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の冷却機能付配管継手。
  5. 【請求項5】 前記熱交換器(30)は、一対のヘッダパイ
    プ(11,12) 相互を多数の扁平管(13)により連通し、各扁
    平管(13)の間に伝熱フィン(f) が介装したコア部(14)を
    有し、前記ヘッダパイプ(11,12) 内に仕切板(18)を設け
    ることにより入口管(16)から流入した冷媒が前記コア部
    (14)内を蛇行しつつ流下するように構成した多パス式マ
    ルチフロータイプのコンデンサであって、前記入口管(1
    6)から流入した冷媒を凝縮する凝縮部(C)と、当該凝縮
    された冷媒をさらに冷却する過冷却部(SC)とを有し、当
    該過冷却部(SC)により過冷却された冷媒を流出する前記
    出口管(17)と前記入口管(16)とを前記本体ブロック(15
    a)に並列的に近接して連結したことを特徴とする請求
    項2に記載の冷却機能付配管継手。
  6. 【請求項6】 前記熱交換器(30)は、前記ヘッダパイプ
    (11,12) のいずれか一方若しくは両方に液化した前記冷
    媒が貯溜されるタンク部(T) を設け、当該タンク部(T)
    内の液冷媒が前記過冷却部(SC)より出口管(17)を通って
    流出するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の
    冷却機能付配管継手。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7328739B2 (en) 2003-02-14 2008-02-12 Calsonic Kansei Corporation Heat exchanger for vehicle
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