JP2010047293A - ハニカム構造体の梱包箱、及び梱包方法 - Google Patents

ハニカム構造体の梱包箱、及び梱包方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ハニカム構造体の輸送時において安定であり、ハニカム構造体の縁欠けを防止することが可能なハニカム構造体の梱包構造、及び梱包方法を提供すること。
【解決手段】セラミック製のハニカム構造体を複数収容可能な梱包箱1を用いた梱包構造である。梱包箱1は、底板部11と、底板部11の外周端から立設した外壁部12と、外壁部12の内部に配置された仕切り部13とを有し、外壁部12と仕切り部13とにより区画された複数の空間14を有する。空間14は、その横断面形状がハニカム構造体の直径に略合致する一辺を有する正方形状であると共に、その深さがハニカム構造体の軸方向高さ以上である直方体形状を有している。仕切り部13には、各空間14の上端における横断面正方形の一辺の中点141を含む上端中央部142に切り欠き部15が設けられており、切り欠き部15の下端151はハニカム構造体の軸方向高さよりも低い位置に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハニカム構造体を輸送する際に用いる梱包箱、及び梱包方法に関する。
ハニカム構造体は、例えば、自動車用排ガス浄化システムにおける触媒担体や、排ガス浄化フィルタとして広く使用されている。
上記ハニカム構造体は、主にセラミックからなり、その構造は、ハニカム状のセル壁と該セル壁に囲まれた多数のセルと外周側面を覆う筒状の外周スキンとを有している。そのため、ハニカム構造体は、梱包、保管、搬送時等において衝撃等が加わることにより破損し易い。
そして、輸送時のハニカム構造体の破損は、ハニカム構造体を緩衝材等で1つ1つ梱包することにより防止することができる。しかし、その場合には、作業性が劣るという問題がある。
また、従来、ハニカム構造体の輸送は、例えば、特許文献1の図5(a)に示されているように、収容予定のハニカム構造体の横断面形状を凹状に形成された梱包用トレーを上向きにダンボール箱の底に置き、触媒担持用ハニカム構造体を所定の位置に置き、次に、同じ形状の梱包用トレーを上から被せる形態にして運搬する方法により行われていた。また、特許文献1の図5(b)に示されているように、仕切り板で区画してその中にハニカム構造体を配置することにより梱包して輸送されていた。
しかしながら、従来の梱包では、輸送時の振動により、ハニカム構造体の基材端面の角が梱包材に接触したり、仕切り板を介在させても隣り合うハニカム構造体の基材端面の角同士が接触することにより、縁欠けが発生するという問題があった。
そして、特許文献1には、ハンドリングが容易で、搬送中の振動に対して安定で、かつコストの安いハニカム状構造体の梱包手段が記載されている。
そこには、底板と周囲壁と一体に構成された外箱と、ハニカム上構造体保持部と脚部とズレ防止部とが一体に形成されたハニカム上構造体保持用板とからなるハニカム状構造体保持用板とからなり、ハニカム構造体保持部は、外箱の周囲壁の高さ方向の中間部に、底板に平行かつ周囲壁に当接するように配置され、脚部はハニカム状構造体保持部の相対する2辺端部に外箱の周囲壁に沿って垂直下方向に配置され、ズレ防止部は外箱の周囲壁に沿って垂直上方向に配置されてなることが記載されている。
特開平9−226837号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のハニカム状構造体の梱包手段は、ハニカム構造体に対して、保持板が横応力を集中してかけ易い構造であるため、ハニカム構造体の破損が生じ易い。
また、ハニカム構造体を点で支えるため不安定であり、隣とぶつかり合って縁欠けが起こり易いという問題がある。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、ハニカム構造体の輸送時において安定であり、ハニカム構造体の縁欠けを防止することが可能なハニカム構造体の梱包構造、及び梱包方法を提供しようとするものである。
第1の発明は、セラミック製のハニカム構造体を複数収容可能な梱包箱を用いた梱包構造であって、
上記梱包箱は、底板部と、該底板部の外周端から立設した外壁部と、該外壁部の内部に配置された仕切り部とを有し、上記外壁部と上記仕切り部とにより区画された複数の空間を有し、
該空間は、その横断面形状が、上記ハニカム構造体の直径に略合致する一辺を有する正方形状であると共に、その深さが上記ハニカム構造体の軸方向高さ以上である直方体形状を有しており、
上記仕切り部には、上記各空間の上端における横断面正方形の一辺の中点を含む上端中央部に切り欠き部が設けられており、
該切り欠き部の下端は、上記ハニカム構造体の軸方向高さよりも低い位置に設けられていることを特徴とするハニカム構造体の梱包構造にある(請求項1)。
上記ハニカム構造体の梱包構造は、上記のように仕様を規定した梱包箱を用いて梱包することにより、ハニカム構造体の輸送時において安定であり、ハニカム構造体の縁欠けを防止することができる。
すなわち、上記梱包箱は、仕切り板で区画して上記ハニカム構造体をぴったりと収容できる空間が形成されている。そのため、ハニカム構造体の輸送時の安定性を得ることができる。
また、上記各空間の上端における横断面正方形の一辺の中点を含む上端中央部は、上記空間内にハニカム構造体を収容した際に、隣り合うハニカム構造体が最も接近し、ハニカム構造体の上端角部同士がぶつかり易い部分である。そして、その上端中央部を、積極的に切り欠いて隣り合うハニカム構造体の間に物理的に空間を設けた梱包箱を用いることにより、ハニカム構造体同士の接触を避けることができると共に、梱包箱とハニカム構造体の上端角部との接触をも防止することができ、ハニカム構造体の上端角部の縁欠けを防止することができる。
このように、本発明によれば、ハニカム構造体の輸送時におけるハニカム構造体の縁欠けを防止することが可能なハニカム構造体の梱包構造を提供することができる。
第2の発明は、セラミック製のハニカム構造体を複数収容可能な梱包箱を用いてハニカム構造体を梱包する方法であって、
上記梱包箱としては、底板部と、該底板部の外周端から立設した外壁部と、該外壁部の内部に配置された仕切り部とを有し、上記外壁部と上記仕切り部とにより区画された複数の空間を有し、
該空間は、その横断面形状が、上記ハニカム構造体の直径に略合致する一辺を有する正方形状であると共に、その深さが上記ハニカム構造体の軸方向高さ以上である直方体形状を有しており、
上記仕切り部及び上記外壁部には、上記各空間の上端における横断面正方形の一辺の中点を含む上端中央部に切り欠き部が設けられており、
該切り欠き部の下端は、上記ハニカム構造体の軸方向高さよりも低い位置に設けられた梱包箱を用い、
上記切欠部分の下端の幅寸法と同じ又はそれ以下の幅を有するテープを上記外周壁の一辺から対向する一辺に亘って、上記切欠部部分に掛けて配置し、
上記各空間にハニカム構造体を挿入して、上記テープが、上記ハニカム構造体と、上記底板部、外壁部、あるいは仕切り部との間に配置されるよう順次ハニカム構造体を空間内に収容した後、
上記ハニカム構造体の挿入完了後、テープを切断することを特徴とするハニカム構造体の梱包方法にある(請求項6)。
上記ハニカム構造体の梱包方法は、ハニカム構造体を、上記特定の仕様で構成される梱包箱の空間に、特定の順序で収納していく。そのため、ハニカム構造体が各空間に収容され、また、上記テープが、上記ハニカム構造体と、上記底板部、外壁部、あるいは仕切り部との間に配置された状態の梱包構造を、効率良く形成することができる。
そのため、上記梱包方法により得られる梱包構造は、上記第1の発明のハニカム構造体の梱包構造と同様にハニカム構造体の輸送時におけるハニカム構造体の縁欠けを防止できるだけでなく、ハニカム構造体と上記底板部や外壁部との接触を極力防ぐことができるため、さらに、ハニカム構造体に汚れが付着することを防止することもできる。
このように、本発明によれば、ハニカム構造体の輸送時において安定であり、ハニカム構造体の縁欠けを防止することが可能なハニカム構造体の梱包方法を提供できることがわかる。
第1の発明のハニカム構造体の梱包構造において、上記梱包箱は、上述したように、底板部と、該底板部の外周端から立設した外壁部と、該外壁部の内部に配置された仕切り部とを有し、上記外壁部と上記仕切り部とにより区画された複数の空間を有する。
そして、上記空間は、その横断面形状が、上記ハニカム構造体の直径に略合致する一辺を有する正方形状であると共に、その深さが上記ハニカム構造体の軸方向高さ以上である直方体形状を有している。
上記空間の辺がハニカム構造体の直径と略合致しない場合には、輸送時の安定性を確保することができない。
また、上記空間の深さが上記ハニカム構造体の軸方向高さ未満である場合には、安定性が損なわれるおそれや、隣り合うハニカム構造体同士がぶつかり合うおそれがある。
また、上記仕切り部には、上記各空間の上端における横断面正方形の一辺の中点を含む上端中央部に切り欠き部が設けられている。
上記切り欠き部が上記上端中央部に設けられていない場合には、隣り合うハニカム構造体の上端角部同士の衝突を防ぐことができず、ハニカム構造体の縁欠けを防止する効果を得ることができない。
上記切り欠き部は、隣り合うハニカム構造体の上端角部同士の接触を防ぐことができる空間を設けることができればどのような形状であってもよく、矩形形状、テーパ形状、くさび形状、アーチ形状等を適用することができる。
また、縦方向及び横方向において、全ての切り欠き部が同一の位置、同一の形状で形成されていることが好ましい。
また、上記切り欠き部の下端は、上記ハニカム構造体の軸方向高さよりも低い位置に設けられている。
上記切り欠き部の下端が上記ハニカム構造体の軸方向高さと同じ高さ以上に設けられている場合には、ハニカム構造体の縁欠けを防止する効果を得ることができない。
上記切り欠き部の下端は、好ましくは、上記ハニカム構造体の軸方向高さよりも3〜
20mm低い位置に設けられていることが好ましい。
上記梱包箱は、ダンボール、プラスチック等、様々な材料より形成することができる。
そして、上記梱包箱は、リサイクルの観点から、ダンボールよりなることが好ましい(請求項2)。
また、上記外壁部には、上記各空間の上端における横断面正方形の一辺の中点を含む上端中央部に切り欠き部が設けられていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、さらに、ハニカム構造体の縁欠けを防止する効果を向上することができる。
また、後述するようにテープを配置する場合に適している。
また、上記切り欠き部の下端の幅寸法と同じ又はそれ以下の幅を有するテープを、上記外周壁の一辺から対向する一辺に亘って、上記切り欠き部に掛けて、かつ、上記ハニカム構造体と、上記底板部、外壁部、あるいは仕切り部との間に介在させて配置させることが好ましい(請求項4)。
上記テープは、上記梱包箱の上記空間の縦の列、横の列において、1列につき各1本ずつ配置されている。
そして、ハニカム構造体は、底面及び側面の一部を、底面において直交する2本のテープで包まれた状態となっている。
従来、ハニカム構造体の輸送時にダンボール製の箱に入れると、基材とダンボールとか直接振れる部分に汚れが発生するという問題があった。そのため、この場合には、ハニカム構造体と上記底板部及び外壁部との接触を低減することができ、ハニカム構造体に汚れが付着することを防止することができる。
また、輸送時に上記テープが横方向に滑ることを防止するために、上記テープの幅と上記切り欠き部の下端の幅は一致していることが好ましい。
そして、上記切り欠き部の下端は、10mm以上の幅寸法を有することが好ましい。
この場合には、隣り合うハニカム構造体の間に十分な空間を設けることができると共に、上述したようにテープを配置する場合に適している。
また、安定性の確保や、隣り合うハニカム構造体の接触を防止するため、上記切り欠き部の下端の幅は80mm以下であることが好ましい。
また、上記テープは、リサイクルの観点から、紙からなることが好ましい(請求項5)。
第2の発明のハニカム構造体の梱包方法は、上述の特定の梱包箱を用いる。
そして、上記切欠部分の下端の幅寸法と同じ又はそれ以下の幅を有するテープを上記外周壁の一辺から対向する一辺に亘って、上記切欠部部分に掛けて配置してある。
上記テープは、上記梱包箱の上記空間の縦の列、横の列において、1列につき各1本ずつ配置されている。
そして、上記テープは、上記切り欠き部に載せるようにゆるく配置してもよいし、空間形状に沿って配置してもよい。ゆるく配置する場合には、上記テープは、外壁部よりも外方に延びるように十分な長さを持たせておく必要がある。
上記各空間にハニカム構造体を挿入して、上記テープが、上記ハニカム構造体と、上記底板部、外壁部、あるいは仕切り部との間に配置されるよう順次ハニカム構造体を空間内に収容していく。
上記梱包方法は、上記テープを上述したようにゆるく配置した場合には、特に、空間におけるテープの移動を妨げない順序でハニカム構造体を収容しなければならない。
そして、上記ハニカム構造体の挿入完了後、テープを切断する。
上記テープは、上記外壁部に設けられた切り欠き部の下端付近で切断することが好ましい。
そして、得られる梱包構造では、記ハニカム構造体は、底面及び側面の一部を、底面において直交する2本のテープで包まれた状態となる。
上記ハニカム構造体の梱包方法において、上記テープは、上記外周壁の縦方向の辺の一方の側及び横方向の辺の一方の側において予め固定しておき、
最初に上記ハニカム構造体を挿入する空間を、上記テープが固定されている側の縦方向の一辺及び横方向の一辺が直交する角部に位置する第1空間とし、
上記第1空間にハニカム構造体を挿入した後、未だハニカム構造体が挿入されていない他の空間におけるテープの移動を妨げないよう順次一つずつ空間にハニカム構造体を挿入することが好ましい(請求項7)。
この場合には、特に効率よく梱包を行うことができる。
初めの1個を、上記第1空間に挿入しない場合、また、その後のハニカム構造体の挿入を空間におけるテープの移動を妨げないように行わない場合には、良好な梱包構造を得ることができない。
また、上記テープの固定は、どのような方法で固定してもよいが、例えば、壁等にテープ仮止め用のフックを取り付け、フックにテープを引っ掛けるようにして固定を行う等、簡単に固定できるような方法により行うことが好ましい。
(実施例1)
本例は、本発明の実施例にかかるハニカム構造体の梱包構造について、図1〜図11を用いて説明する。
本例のハニカム構造体の梱包構造は、セラミック製のハニカム構造体を複数収容可能な梱包箱を用いるものである。
図1に示すように、上記梱包箱1は、底板部11と、該底板部11の外周端から立設した外壁部12と、該外壁部12の内部に配置された仕切り部13とを有し、上記外壁部12と上記仕切り部13とにより区画された複数の空間14を有する。該空間14は、その横断面形状が、上記ハニカム構造体の直径に略合致する一辺を有する正方形状であると共に、その深さが上記ハニカム構造体の軸方向高さ以上である直方体形状を有している。上記仕切り部13には、上記各空間14の上端における横断面正方形の一辺の中点141を含む上端中央部143に切り欠き部15が設けられており、該切り欠き部15の下端151は、上記ハニカム構造体の軸方向高さよりも低い位置に設けられている。
以下、これを詳説する。
本例の梱包構造は、直径φ103mm、高さ105mmのハニカム構造体2を、12個梱包する梱包構造である。
まず、上記梱包箱1は、図1に示すように、上記底板部11は、縦L1=441mm、横W1=332mmであり、上記外壁部12は、高さH1=110mmである。また、上記仕切り部13は高さ110mmである。また、上記底板部11、外壁部12、仕切り部13は、厚み5mmのダンボールよりなる。
そして、上記外壁部12と上記仕切り部13とにより区画された複数の空間14の一つを図2に示す。図2に示すように各空間14は、それぞれ、縦L2=104mm、横W2=104mm、深さH2=110mmの直方体形状を有している。
そして、上記仕切り部13及び上記外壁部12には、上記各空間14の上端における横断面正方形の一辺の中点14を含む上端中央部141に、幅W3=26mm、深さH3=10mmの切り欠き部15が設けられている。上記切り欠き部は、縦方向及び横方向において、全ての切り欠き部が同一の位置、同一の形状で形成してある。
そして、図3に示すように、幅24mm、厚み0.2mmの紙テープ16を、上記外周壁12の一辺から対向する一辺に亘って、縦方向の辺の一方の側及び横方向の辺の一方の側において固定し、上記切り欠き部15に掛けて配置してある。紙テープ16の固定は、紙テープの一端161を、壁に紐で繋がれた洗濯バサミに固定することにより行った。
本例では、上記テープ16は、上記切り欠き部15に載せるようにゆるく配置してある。また、固定していない側162は、ハニカム構造体2の収容時に上記ハニカム構造体2と、上記底板部11、外壁部12、あるいは仕切り部13との間に介在させるために、外壁部12よりも外方に延びるように十分な長さを持たせてある。
そして、図4に示すように、外壁部12における上記テープ16が固定されている側の縦方向の一辺及び横方向の一辺が直交する角部に位置する第1空間14(143)にハニカム構造体2を挿入した。
その後、図5〜図7に示すように、上記テープ16が、上記ハニカム構造体2と、上記底板部11、外壁部12、あるいは仕切り部13との間に配置されるように、未だハニカム構造体2が挿入されていない他の空間14におけるテープ16の移動を妨げないよう順次一つずつ空間14にハニカム構造体2を挿入した。
そして、図8に、ハニカム構造体2の挿入が完了した状態を示す。この際、上記梱包箱1と、外壁部12、底板部11、あるいは仕切り部13との間には、上記紙テープ16が介在した状態となっている。
そして、上記ハニカム構造体2の挿入完了後は、図9に示すように、上記テープ16を、上記外壁部12に設けられた切り欠き部15の下端151付近で切断した。
図10に、得られた梱包構造を示す。また、図11には、上記梱包構造の上面拡大図を示す。
本例の梱包構造は、上記のように仕様を規定した梱包箱1を用いて梱包することにより、ハニカム構造体2の輸送時において安定であり、ハニカム構造体2の縁欠けを防止することができる。
つまり、上記梱包箱1は、仕切り板13で区画して上記ハニカム構造体2をぴったりと収容できる空間14が形成されている。そのため、ハニカム構造体2の輸送時の安定性を得ることができる。
また、上記各空間14の上端における横断面正方形の一辺の中点141を含む上端中央部142は、上記空間14内にハニカム構造体2を収容した際に、隣り合うハニカム構造体2同士が最も接近し、ハニカム構造体2の上端角部同士がぶつかり合い易い部分である。そして、その上端中央部142を、積極的に切り欠いて隣り合うハニカム構造体2の間に物理的に空間を設けた梱包箱1を用いることにより、ハニカム構造体2同士の接触を避けることができると共に、梱包箱とハニカム構造体の上端角部との接触をも防止することができ、ハニカム構造体2の上端角部の縁欠けを防止することができる。
また、上記梱包構造は、上記切り欠き部15の下端151の幅寸法と同じ又はそれ以下の幅を有するテープ16を、上記外周壁12の一辺から対向する一辺に亘って、上記切り欠き部5に掛けて、かつ、上記底板部11、外壁部12、あるいは仕切り部13と上記ハニカム構造体2との間に介在させて配置させてある。
そのため、ハニカム構造体2と上記底板部11、外壁部12、及び仕切り部13との接触を低減することができ、ハニカム構造体2に汚れが付着することを防止することができる。
このように、本例によれば、ハニカム構造体の輸送時において安定であり、ハニカム構造体の縁欠けを防止することが可能なハニカム構造体の梱包構造、及び梱包方法を提供できることが分かる。
なお、本例においては、上記底板部11、外壁部12、仕切り部13は、ダンボールからなることとしたが、プラスチック等、様々な材料を用いても、同様の縁欠け防止効果を得ることができる。
また、上記テープ16として紙テープを用いたが、樹脂等、紙以外の素材よりなるテープを用いても、汚れ付着防止効果を得ることができる。
また、本例において、上記切り欠き部15は矩形形状としたが、図12(a)に示すようなテーパ形状の切り欠き部152、図12(b)に示すようなくさび形状の切り欠き部153、図12(c)に示すようなアーチ形状の切り欠き部154等を適用することもできる。
実施例1における、梱包箱を示す説明図。 実施例1における、空間を示す説明図。 実施例1における、梱包箱を示す説明図。 実施例1における、梱包方法を示す説明図。 実施例1における、梱包方法を示す説明図。 実施例1における、梱包方法を示す説明図。 実施例1における、梱包方法を示す説明図。 実施例1における、梱包方法を示す説明図。 実施例1における、梱包方法を示す説明図。 実施例1における、梱包構造を示す説明図。 実施例1における、梱包構造を示す上面拡大図。 実施例1における、切り欠き部分の形状の別例を示す説明図。
符号の説明
1 梱包箱
11 底板部
12 外壁部
13 仕切り部
14 空間
141 中点
142 上端中央部
15 切り欠き部
151 下端

Claims (7)

  1. セラミック製のハニカム構造体を複数収容可能な梱包箱を用いた梱包構造であって、
    上記梱包箱は、底板部と、該底板部の外周端から立設した外壁部と、該外壁部の内部に配置された仕切り部とを有し、上記外壁部と上記仕切り部とにより区画された複数の空間を有し、
    該空間は、その横断面形状が、上記ハニカム構造体の直径に略合致する一辺を有する正方形状であると共に、その深さが上記ハニカム構造体の軸方向高さ以上である直方体形状を有しており、
    上記仕切り部には、上記各空間の上端における横断面正方形の一辺の中点を含む上端中央部に切り欠き部が設けられており、
    該切り欠き部の下端は、上記ハニカム構造体の軸方向高さよりも低い位置に設けられていることを特徴とするハニカム構造体の梱包構造。
  2. 請求項1において、上記梱包箱は、ダンボールよりなることを特徴とするハニカム構造体の梱包構造。
  3. 請求項1又は2において、上記外壁部には、上記各空間の上端における横断面正方形の一辺の中点を含む上端中央部に切り欠き部が設けられていることを特徴とするハニカム構造体の梱包構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記切り欠き部の下端の幅寸法と同じ又はそれ以下の幅を有するテープを、上記外周壁の一辺から対向する一辺に亘って、上記切り欠き部に掛けて、かつ、上記ハニカム構造体と、上記底板部、外壁部、あるいは仕切り部との間に介在させて配置させることを特徴とするハニカム構造体の梱包構造。
  5. 請求項4において、上記テープは、紙からなることを特徴とするハニカム構造体の梱包構造。
  6. セラミック製のハニカム構造体を複数収容可能な梱包箱を用いてハニカム構造体を梱包する方法であって、
    上記梱包箱としては、底板部と、該底板部の外周端から立設した外壁部と、該外壁部の内部に配置された仕切り部とを有し、上記外壁部と上記仕切り部とにより区画された複数の空間を有し、
    該空間は、その横断面形状が、上記ハニカム構造体の直径に略合致する一辺を有する正方形状であると共に、その深さが上記ハニカム構造体の軸方向高さ以上である直方体形状を有しており、
    上記仕切り部及び上記外壁部には、上記各空間の上端における横断面正方形の一辺の中点を含む上端中央部に切り欠き部が設けられており、
    該切り欠き部の下端は、上記ハニカム構造体の軸方向高さよりも低い位置に設けられた梱包箱を用い、
    上記切欠部分の下端の幅寸法と同じ又はそれ以下の幅を有するテープを上記外周壁の一辺から対向する一辺に亘って、上記切欠部部分に掛けて配置し、
    上記各空間にハニカム構造体を挿入して、上記テープが、上記ハニカム構造体と、上記底板部、外壁部、あるいは仕切り部との間に配置されるよう順次ハニカム構造体を空間内に収容した後、
    上記ハニカム構造体の挿入完了後、テープを切断することを特徴とするハニカム構造体の梱包方法。
  7. 請求項6において、上記テープは、上記外周壁の縦方向の辺の一方の側及び横方向の辺の一方の側において予め固定しておき、
    最初に上記ハニカム構造体を挿入する空間を、上記テープが固定されている側の縦方向の一辺及び横方向の一辺が直交する角部に位置する第1空間とし、
    上記第1空間にハニカム構造体を挿入した後、未だハニカム構造体が挿入されていない他の空間におけるテープの移動を妨げないよう順次一つずつ空間にハニカム構造体を挿入することを特徴とするハニカム構造体の梱包方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107735073A (zh) * 2015-06-30 2018-02-23 株式会社爱茉莉太平洋 包含层状结构的化妆用化妆品组合物

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CN107735073A (zh) * 2015-06-30 2018-02-23 株式会社爱茉莉太平洋 包含层状结构的化妆用化妆品组合物
CN107735073B (zh) * 2015-06-30 2021-03-05 株式会社爱茉莉太平洋 包含层状结构的化妆用化妆品组合物

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