JP2010046854A - 流体噴射装置 - Google Patents

流体噴射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010046854A
JP2010046854A JP2008211598A JP2008211598A JP2010046854A JP 2010046854 A JP2010046854 A JP 2010046854A JP 2008211598 A JP2008211598 A JP 2008211598A JP 2008211598 A JP2008211598 A JP 2008211598A JP 2010046854 A JP2010046854 A JP 2010046854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
ink
atmosphere
check valve
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008211598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5211931B2 (ja
Inventor
Takashi Mano
隆志 間野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2008211598A priority Critical patent/JP5211931B2/ja
Priority to US12/543,643 priority patent/US20100045733A1/en
Publication of JP2010046854A publication Critical patent/JP2010046854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5211931B2 publication Critical patent/JP5211931B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/1652Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head
    • B41J2/16523Waste ink collection from caps or spittoons, e.g. by suction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16505Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out
    • B41J2/16508Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out connected with the printer frame
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17596Ink pumps, ink valves

Abstract

【課題】キャップから大気開放バルブ側へ逆流するインクの量を減らして、吸引動作を含むクリーニングの処理効果および動作効率を向上させることが可能な流体噴射装置を提供する。
【解決手段】本発明のインクジェットプリンタは、インクを噴射する複数のノズルNを形成したノズル形成面20aを有した記録ヘッド20と、ノズル形成面20aに当接し、該ノズル形成面20aとの間に密閉空間Kを形成可能なキャップ23とを備え、キャップ23に、排出チューブ26を介して密閉空間Kを減圧する吸引ポンプ30が接続されているとともに、大気連通チューブ28を介して密閉空間Kを大気開放する大気開放バルブ29が接続されており、キャップ23と大気開放バルブ29との間の大気開放チューブ28上に逆止弁32が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体噴射装置に関するものである。
流体を噴射する流体噴射装置として、例えばインクジェットプリンタなどが知られている。インクジェットプリンタは、記録媒体に文字や画像等を記録する装置であり、記録ヘッド(流体噴射ヘッド)に設けられたノズル列から記録媒体にインク(流体)を選択的に噴射する構成になっている。
このようなインクジェットプリンタでは、ノズルの目詰まりや、ゴミの混入、インクの増粘、気泡の混入等によるインクの噴射の不具合等を防止するため、記録ヘッドのノズル形成面をキャップにて封止し、キャップとノズル形成面との間に形成された密閉空間を吸引ポンプにて減圧して、ノズルから増粘したインク等をキャップ内に吸引する吸引動作が実施される。キャップには大気連通チューブを介して大気開放バルブが接続されており、吸引動作終了後、ヘッドからインクが供給され負圧が解消された後に大気開放バルブを開きキャップ内及びノズル面に付着したインクを吸い取る動作を行う。
特許文献1には、大気開放バルブを備えたキャップが開示されている。
特開2005―225163号公報
吸引動作により、吸引ポンプとキャップとを繋ぐ排出チューブにはインクが充填されていることから、吸引ポンプを停止すると、負圧空間とされた大気連通チューブ内にインクが流入する。そのため、大気連通チューブに接続された大気開放バルブは、キャップよりも高い位置に配置されており、バルブを開放した際にその水頭差によってインクが外部に漏れ出さないようになっている。
ところが、このような構成にするためには大気連通チューブを長くする必要があり、キャップ側から流入するインクの量が多くなってしまう。そのため、大気開放時に流入してくる空気とともに多くのインクがキャップへと戻されることになり、キャップへと逆流したインクがノズル形成面に付着したり、インクが泡立つなどの不具合が発生していた。
キャップから大気連通チューブへ流入するインクの量を少なくするために、大気開放バルブを大気連通チューブの上端側すなわちキャップ近傍に配置することも考えられるが、バルブの開放とともにインクが外部へ漏れ出すおそれがあった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、吸引動作を含むクリーニングの処理効果および動作効率を向上させることが可能な流体噴射装置を提供することを目的としている。
本発明の流体噴射装置は、上記課題を解決するために、流体を噴射する複数のノズルを形成したノズル形成面を有した流体噴射ヘッドと、前記ノズル形成面に当接し、該ノズル形成面との間に密閉空間を形成可能なキャップとを備える流体噴射装置であって、前記キャップに、第1経路を介して前記密閉空間を減圧する減圧手段が接続されているとともに、第2経路を介して前記密閉空間を大気開放する大気開放手段が接続されており、前記キャップと前記大気開放手段との間の前記第2経路上に逆止弁が設けられていることを特徴とする。
本発明では、キャップと大気開放手段との間に逆止弁が設けられている構成とした。逆止弁は、外部からキャップ内へ空気の供給を許容するとともに空気および流体の逆流を阻止する。これにより、大気開放バルブをキャップの下方に配置しても、大気開放バルブを開放した時に流体が外部へ流出するのを阻止することができる。したがって、減圧手段による吸引動作を含むクリーニング後の良好な状態を維持することができるとともに、クリーニング時の動作効率を向上させることが可能な流体噴射装置を得ることができる。
また、前記逆止弁が、前記キャップの近傍に配置されていることが好ましい。
本発明によれば、逆止弁がキャップの近傍に配置されていることから、キャップと逆止弁との間の減圧空間を小さくすることができ、キャップから逆止弁まで逆流する流体の量を少なくすることができる。これにより、大気開放手段を開放した場合に、空気の供給とともにキャップ内に戻される流体の量が少なくなり、キャップ内の流体の変動(泡立ちなど)を抑えることができる。
また、前記逆止弁が、大気開放動作時に前記キャップに流入する大気の流量を制御する大気流入量制御手段であることが好ましい。
本発明によれば、逆止弁が、大気開放動作時にキャップに流入する大気の流量を制御する大気流入量制御手段であることから、大気開放手段を開放しても密閉空間内の圧力が急激に上昇するのを防ぐことができる。たとえば、逆止弁の開弁量を所定の開弁量に設定し、単位時間当たりに導入される空気の量を定めておくことにより、クリーニング終了後すぐに大気開放手段を開放することが可能になる。つまり、キャップ内には単位時間当たり所定量の空気しか導入されず、キャップ内の圧力が急激に上昇するのを防止することが可能となる。これにより、キャップ内の流体が変動するのを抑えることができ、インクの泡立ちなどにともなう不具合をなくすことができる。
以下、本発明を具体化した液体噴射装置の一実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。図1は、液体噴射装置としてのインクジェットプリンタ11の要部斜視図、図2はメンテナンス機構22の要部説明図を示す。
図1に示すように、インクジェットプリンタ11には、フレーム12が備えられ、このフレーム12にはプラテン13が架設されている。プラテン13上には、図示しない紙送り機構によりターゲットとしての記録紙Pが搬送される。また、フレーム12には、プラテン13の長手方向と平行にガイド部材15が架設され、このガイド部材15にはキャリッジ16が摺動可能に支持されている。キャリッジ16は、キャリッジモータ18によりタイミングベルト17を介して、記録紙Pの搬送方向に交差する方向(図中X方向)に往復移動可能となっている。
このキャリッジ16の下面には、記録ヘッド20が搭載されている。記録ヘッド20は、図2に示すように、その下面で開口する複数のノズルNを有しており、ノズル形成面20aが搬送された記録紙Pに対向するように配設されている。そして、圧電素子20bが駆動されることで、ノズルNから記録紙Pに向かってインク滴が吐出される。
また、キャリッジ16上には、内部にインクを収容したインクカートリッジ21が着脱可能に取着されている。キャリッジ16に配設されたインクカートリッジ21は、その下方に配設された記録ヘッド20にインクを供給する。供給されたインクは、印刷データに基づいた圧電素子20bの駆動によって、ノズルNを介して記録紙Pに吐出される。
フレーム12の一側部には、ホームポジションが設けられており、このホームポジションにはメンテナンス機構22が配設されている。このホームポジションは、非印刷時又は保管時等、プリンタが印刷休止状態にあるときにキャリッジ16が配置される領域である。メンテナンス機構22は、ケース22a内に、キャップ23、減圧手段を構成する吸引ポンプ30(図2参照)を備えている。また、キャップ23及び吸引ポンプ30の駆動源である図示しない駆動モータと、この駆動モータの動力をキャップ23及び吸引ポンプ30に伝達する図示しない動力伝達機構を備えている。
図2に示すように、キャップ23は、キャップホルダ23aとキャップ部材23bとを備えている。キャップホルダ23aは、上側が開口した箱状に形成されており、この開口面が記録ヘッド20のノズル形成面20aを向くように配設されている。キャップ部材23bは、エラストマ等の可撓性材質からなり、キャップホルダ23aの内壁面によって支持されている。このキャップ部材23bは、その上端縁がキャップホルダ23aの上端縁よりも上方に突出している。
キャップホルダ23aは、駆動モータの駆動により上下方向に移動可能にケース22a内に取り付けられている。そして、キャップ23は、キャップ部材23bが記録ヘッド20に当接するキャッピング位置と、キャップ部材23bが記録ヘッド20から離間した退避位置との間を往復移動可能となっている。
キャップ部材23bの底面には、スポンジ材等からなる、シート状のインク吸収材Sが収容されている。このインク吸収材Sは、記録ヘッド20から吐出されるインクを受け止めて吸収する。そして、キャップ23がノズル形成面20aを封止した際に、ノズル形成面20aとキャップ23とにより形成された空間(以下、密閉空間Kとする。)に、吸収したインクの溶媒を揮発させ、ノズルNの乾燥を防止する。
また、キャップホルダ23aの底面には、インク排出口25が貫通形成され、キャップホルダ23aの下面には、排出チューブ26(第1経路)が接続されている。これらのインク排出口25と排出チューブ26内の流路とは互いに連通されて配設されている。キャップ23内に吐出されたインクは、このインク排出口25を介して、排出チューブ26内の流路に流入する。この排出チューブ26は、便宜上、図2では直線状に示しているが、通常はケース22a内において、キャップ23の下方で引き回され、吸引ポンプ30側へ延設された状態で収容されている。
排出チューブ26上には、吸引ポンプ30が配置されている。この吸引ポンプ30は、ノズルN内のインク等を吸引するヘッドクリーニングを行うためのものである。ヘッドクリーニングは、プリンタが長期間印刷を休止した後、印刷を再開するとき等、プリンタの図示しない制御部により実行命令が送出された際に行われる。その際、キャリッジ16がホームポジションに移動されて、記録ヘッド20がキャップ23の上方に配置される。
また、キャップ23の底面には、大気連通口27が貫通形成されており、この大気連通口27には大気連通チューブ28(第2経路)が連通されている。この大気連通チューブ28の端部には、大気開放バルブ29(大気開放手段)が設けられている。大気開放バルブ29を開状態にすると、ノズル形成面20aとキャップ23との間の密閉空間Kは大気連通口27を介して大気に接続される。
本実施形態においては、大気連通チューブ28上のキャップ23と大気開放バルブ29との間に逆止弁32(大気流入量制御手段)が設けられている。図2に示すように、逆止弁32は、大気連通チューブ28の上端側であってキャップ23の近傍に配置されている。この逆止弁32は、外部からキャップ23側に向かう順方向にのみ空気の供給を可能とし、逆にキャップ23側から空気やインクが流れようとすると自動的に閉弁するバルブである。つまり、逆止弁32の上端側の圧力(密閉空間K内の圧力)が下端側の圧力(大気圧)よりも低いと外部から空気が供給され、上端側の圧力が下端側の圧力と略平衡状態になった後では、大気開放バルブ29側への空気の逆流およびインクの流出を阻止する。
本実施形態における逆止弁32は、キャップ23側の大気連通チューブ28内の圧力が所定の負圧になると開弁する。また、逆止弁32の開弁量は所定の開弁量に設定されている。具体的には、単位時間当たりに供給される空気の量が、キャップ23内のインクが泡立つことのない量であるとともに、大気開放バルブ29が閉まった状態で記録ヘッド20から減圧空間(密閉空間K)内に自ずと導出されるインク量よりも多いことが好ましい。このように、キャップ23内のインクが泡立たない範囲で空気の供給量を多くすることで、従来よりも早く密閉空間Kを大気開放できる。
なお、逆止弁32の開弁量は、例えばスプール(不図示)のストローク量(スプリング力)やスプールに設けられた空気導入孔などによって調整できる。あるいは、制御部などによって逆止弁32の開弁量を適宜調整するようにしてもよい。
一方、逆止弁32は、大気連通チューブ28のキャップ23側の圧力が大気圧あるいは大気圧近傍になると閉弁する。ここで、逆止弁32の閉弁圧は、大気連通チューブ28における逆止弁32よりも上端側の圧力が大気圧にどれだけ近づいた場合に閉弁すべきかその差圧を予め把握した上で設定するのが好ましい。
次に、プリンタの動作の一実施例についてヘッドクリーニングを中心に説明する。
ヘッドクリーニングの実行命令が送出されると、駆動モータ及び動力伝達機構により、キャップホルダ23aが上方に移動してキャッピング位置に配置され、キャップ部材23bがノズル形成面20aに当接する。キャップ23がキャッピング位置に配置されたとき、大気開放バルブ29は閉弁している。このため、キャップ23内の空間は、排出チューブ26および大気連通チューブ28と連通された状態で封止される。
そして、ノズル形成面20aをキャップ23により封止した状態で、吸引ポンプ30が駆動される。その結果、排出チューブ26内及びキャップ23内の密閉空間Kの空気が吸引ポンプ30によって排出され、生じた負圧によりノズルN内のインクが吸引される。ノズルNから吐出されたインクは、インク吸収材Sに吸収され、排出チューブ26へ流入する。そして、吸引ポンプ30を介して、フレーム12内に配設された廃インクタンクTに収容される。
上述したように、大気開放バルブ29は閉まっているので、吸引ポンプ30の駆動によってキャップ23と逆止弁32との間の大気連通チューブ28内が負圧になると、逆止弁32と大気開放バルブ29との間の大気連通チューブ28内の圧力(大気圧)との差圧によって逆止弁32が一旦開弁する。その後、すぐに逆止弁32と大気開放バルブ29との間の大気連通チューブ28内が負圧になり、逆止弁32は閉弁する。
ヘッドクリーニング終了後、吸引ポンプ30を停止する。すると、負圧となっている大気連通チューブ28に、キャップ23内のインクが流入する。このとき、逆止弁32は閉じているのでそれ以上のインクの流出が阻止される。
その後、大気開放バルブ29を開放する。大気開放バルブ29を開放することによって逆止弁32が開弁され、キャップ23内に空気が導入される。導入される空気とともに逆流したインクもキャップ23内に戻されることになる。逆止弁32は、所定の開弁量に設定されているため、インクを泡立てることなくキャップ23内の圧力を迅速に上昇させることが可能となる。密閉空間Kの負圧が緩和されて大気圧に略近い状態にまでなると、逆止弁32は閉弁する。
このようにして、負圧が蓄積されたキャップ23内の密閉空間Kが大気に連通され、記録ヘッド20からキャップ部材23bが離れる。
本実施形態では、キャップ23と大気開放バルブ29との間の大気連通チューブ28上に逆止弁32が配置されている。逆止弁32は、大気連通チューブ28の下端側からキャップ23への空気の流入のみを許容し、逆にキャップ23側からの空気の逆流およびインクの流出を阻止する。例えば、この逆止弁32の開弁量を所定の開弁量に設定し、単位時間当たりに導入される空気の量を定めておくことにより、クリーニング(吸引動作)終了後すぐに大気開放バルブ29を開放しても、キャップ23内には単位時間当たり所定量の空気しか導入されず、キャップ23内の圧力が急激に上昇するのを抑えることが可能となる。これにより、キャップ23内のインクの流動(泡立ちなど)を防止することができ、クリーニング後の良好な状態を維持することができる。
また、大気開放バルブ29の開放時期(放置時間)を管理する必要がなく、クリーニング終了後、すぐに大気開放バルブ29を開放することが可能となる。つまり、吸引ポンプ30を停止してから密閉空間Kを大気開放するまでの時間を短縮することが可能になるので、従来よりも早く密閉空間K内を大気圧に近づけることができる。これにより、クリーニング時の動作効率が向上しスムーズに印刷動作へと移行することができる。
また、逆止弁32は、大気連通チューブ28の上端側であってキャップ23の近傍に配置されている。そのため、クリーニング終了後、吸引ポンプ30を停止した後に、大気連通チューブ28側に流入するインクの量を抑えることができる。そのため、大気開放バルブ29を開放した時に空気とともにキャップ23に流入するインクの量が少なくてすみ、キャップ23内のインクの流動を防止することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもなく、上記各実施形態を組み合わせても良い。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態は、インクジェット式のプリンタと、インクカートリッジが採用されているが、インク以外の他の流体を噴射したり吐出したりする流体噴射装置と、その流体を収容した流体容器を採用しても良い。
微小量の液滴を吐出させる流体噴射ヘッド等を備える各種の流体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記流体噴射装置から吐出される流体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう流体とは、流体噴射装置が噴射させることができるような材料であれ良い。例えば、物質が液相であるときの状態のものであれば良く、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての流体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなどを含む。
また、流体の代表的な例としては上記実施例の形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種流体組成物を包含するものとする。
流体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む流体を噴射する流体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する流体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる流体を噴射する流体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。
さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する流体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する流体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する流体噴射装置を採用しても良い。そして、これらのうちいずれか一種の噴射装置および流体容器に本発明を適用することができる。
本実施形態のプリンタの全体構成を示す概略斜視図。 メンテナンス機構の概略構成を示す断面図。
符号の説明
11…インクジェットプリンタ、23…キャップ、20…記録ヘッド(流体噴射ヘッド)、20a…ノズル形成面、26…排出チューブ(第1経路)、28…大気連通チューブ(第2経路)、29…大気開放バルブ(大気開放手段)、32…逆止弁、N…ノズル、30…吸引ポンプ(減圧手段)

Claims (3)

  1. 流体を噴射する複数のノズルを形成したノズル形成面を有した流体噴射ヘッドと、前記ノズル形成面に当接し、該ノズル形成面との間に密閉空間を形成可能なキャップとを備える流体噴射装置であって、
    前記キャップに、第1経路を介して前記密閉空間を減圧する減圧手段が接続されているとともに、第2経路を介して前記密閉空間を大気開放する大気開放手段が接続されており、前記キャップと前記大気開放手段との間の前記第2経路上に逆止弁が設けられている
    ことを特徴とする流体噴射装置。
  2. 前記逆止弁が、前記キャップの近傍に配置されていることを特徴とする請求項1記載の流体噴射装置。
  3. 前記逆止弁が、大気開放動作時に、前記キャップに流入する大気の流量を制御する大気流入量制御手段である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の流体噴射装置。
JP2008211598A 2008-08-20 2008-08-20 流体噴射装置 Active JP5211931B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008211598A JP5211931B2 (ja) 2008-08-20 2008-08-20 流体噴射装置
US12/543,643 US20100045733A1 (en) 2008-08-20 2009-08-19 Fluid ejecting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008211598A JP5211931B2 (ja) 2008-08-20 2008-08-20 流体噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010046854A true JP2010046854A (ja) 2010-03-04
JP5211931B2 JP5211931B2 (ja) 2013-06-12

Family

ID=41695965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008211598A Active JP5211931B2 (ja) 2008-08-20 2008-08-20 流体噴射装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20100045733A1 (ja)
JP (1) JP5211931B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9090068B2 (en) 2010-12-16 2015-07-28 Seiko Epson Corporation Capping device and liquid ejecting apparatus
US9120315B2 (en) 2012-07-10 2015-09-01 Ricoh Company, Ltd. Droplet ejection device and image forming apparatus including the droplet ejection device
EP4309900A1 (en) 2022-07-21 2024-01-24 Ricoh Company, Ltd. Liquid discharge apparatus

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012111159A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP5742205B2 (ja) 2010-12-20 2015-07-01 ブラザー工業株式会社 インク吐出装置及びプログラム
JP2012183741A (ja) * 2011-03-07 2012-09-27 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2013052644A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Shima Seiki Mfg Ltd インクジェットプリントシステムのノズルクリーニング方法とインクジェットプリントシステム
JP5844756B2 (ja) * 2013-01-29 2016-01-20 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 キャップ及びインクジェット記録装置
JP5844755B2 (ja) * 2013-01-29 2016-01-20 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 キャップ及びインクジェット記録装置
US10759181B2 (en) 2017-07-07 2020-09-01 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and control method of the inkjet printing apparatus
JP7247526B2 (ja) * 2018-11-13 2023-03-29 セイコーエプソン株式会社 キャップ、液体噴射装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09239997A (ja) * 1996-03-05 1997-09-16 Citizen Watch Co Ltd メンテキャップ
JP3951094B2 (ja) * 2000-02-15 2007-08-01 セイコーエプソン株式会社 チューブポンプおよびこれを用いたインクジェット式記録装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5213319B2 (ja) * 2006-08-31 2013-06-19 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09239997A (ja) * 1996-03-05 1997-09-16 Citizen Watch Co Ltd メンテキャップ
JP3951094B2 (ja) * 2000-02-15 2007-08-01 セイコーエプソン株式会社 チューブポンプおよびこれを用いたインクジェット式記録装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9090068B2 (en) 2010-12-16 2015-07-28 Seiko Epson Corporation Capping device and liquid ejecting apparatus
US9120315B2 (en) 2012-07-10 2015-09-01 Ricoh Company, Ltd. Droplet ejection device and image forming apparatus including the droplet ejection device
EP4309900A1 (en) 2022-07-21 2024-01-24 Ricoh Company, Ltd. Liquid discharge apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP5211931B2 (ja) 2013-06-12
US20100045733A1 (en) 2010-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5211931B2 (ja) 流体噴射装置
JP5776188B2 (ja) 液体噴射装置
US8764176B2 (en) Liquid ejecting apparatus
US8651647B2 (en) Liquid ejecting apparatus, and nozzle recovery method used in liquid ejecting apparatus
JP5245975B2 (ja) 液体供給装置、及び液体噴射装置
JP2011207066A (ja) 液体消費装置および液体収容容器
JP2010208188A (ja) 気泡除去方法
JP2010208187A (ja) 液体噴射装置
JP2010201829A (ja) 液体供給装置及び液体噴射装置
JP2010240894A (ja) フィルター装置、流路ユニット、流体供給装置及び流体噴射装置
JP6103199B2 (ja) 液体噴射装置
JP2010120294A (ja) 液体噴射装置
JP5668467B2 (ja) 液体噴射装置
JP2010188590A (ja) 液体供給装置及び液体噴射装置
JP6003209B2 (ja) 液体噴射装置のメンテナンス方法
JP5482270B2 (ja) メンテナンス装置、液体噴射装置、及びメンテナンス方法
JP2010030143A (ja) 流体収容容器及び流体噴射装置
JP2010120296A (ja) 液体噴射装置
US20120229563A1 (en) Maintenance device and liquid ejecting apparatus
JP2010120249A (ja) 記録装置
JP2011255644A (ja) 流体噴射装置
JP2007160861A (ja) インク収納容器及びインク収納容器を用いたインク撹拌システム
JP4807062B2 (ja) 液体噴射装置およびそのメンテナンス方法
JP2012192661A (ja) 弁機構及び液体噴射装置
JP2006075998A (ja) 液体噴射装置および液体噴射ヘッドの液体吸引装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110801

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110802

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5211931

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350