JP2010043972A - 半導体試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】論理ピンとテスタピンとの自由な割り付けを可能にすることで試験効率を高めることができ、また、回路規模を削減することができる半導体試験装置を提供する。
【解決手段】半導体試験装置のピンエレクトロニスクカードは、半導体デバイスに接続されるテスタピンとテスタピンを論理的に管理するための論理ピンとの対応関係を示すリンクテーブルを記憶するピンリンクレジスタ群41と、論理ピン毎に設定されて論理ピンに対応するテスタピンに対する所定の操作を許可するか否かを示すイネーブルデータを記憶するピンコードレジスタ群42と、ピンコードレジスタ群42に記憶された論理ピン毎のイネーブルデータを、ピンリンクレジスタ群41に記憶されたリンクテーブルに基づいてテスタピン毎のイネーブル信号E1〜E8に変換するイネーブル信号生成回路43a〜43hとを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体デバイスの試験を行う半導体試験装置に関する。
半導体試験装置は、周知の通り、半導体デバイス(以下、DUT(Device Under Test)という)に試験信号を印加して得られる信号と予め定められた期待値とを比較してパス/フェイルを判断することによりDUTの良/不良を試験する。近年においては、DUTの試験効率を向上させるために、複数DUTの並列試験を可能とする半導体試験装置の開発が盛んに行われている。特に、メモリデバイスの試験を行うメモリ試験装置においては、五百を越えるメモリデバイスの並列試験が可能なものも実用化されている。
半導体試験装置は、DUTに対するインターフェイスとして機能するピンエレクトロニスクカードをテストヘッド内に備える。複数DUTの並列試験が可能な半導体試験装置は、このピンエレクトロニクスカードを多数備えている。ピンエレクトロニクスカードの各々には、DUTに印加する試験信号を生成するドライバやDUTから得られる信号と所定の電圧との比較を行うコンパレータ等が付随してDUTのピン(DUTピン)と接続されるテスタピン(物理ピン)が複数設けられている。
半導体試験装置の動作を統括的に制御するテスタコントローラは、テスタピンの各々に一意に割り当てられたピン番号(物理ピン番号)を用いてテスタピンを管理する訳ではなく、テスタピンの各々を論理ピンとして論理的に管理する。これは、物理ピン番号を用いてテスタピンの管理を行うと、並列試験を行うDUTの数(並列数)が変わる度にDUTの試験に用いられる試験プログラムの変更が必要になり、管理が極めて煩雑になるからである。また、複数のテスタピンを1つの論理ピンに割り付けることで、例えば複数のDUTを1つの論理的なDUTとして管理することも可能になるからである。
ピンエレクトロニクスカードには、テスタコントローラで用いられる論理ピンとテスタピンとの対応付けを行うために、テスタコントローラから出力される論理ピンを特定する番号である論理ピン番号を、所定の変換規則に従って変換する変換回路が設けられている。この変換回路の変換規則は、DUTの並列数に応じて変化する。例えば、DUTの並列数が32である「32DUTモード」、DUTの並列数が64である「64DUTモード」、及びDUTの並列数が128である「128DUTモード」の各モード毎に異なる変換規則が用意されている。
複数DUTの試験を行う場合には、テスタコントローラは、まず各ピンエレクトロニクスカードに設けられた変換回路に対してDUTの並列数を示す情報を出力して、上記の「32DUTモード」、「64DUTモード」、及び「128DUTモード」の何れかのモードに設定する。これにより、DUTの数に応じた論理ピンとテスタピンとの対応付けが行われる。次いで、テスタコントローラは、論理ピンの各々に対して各種設定を行うか否かを示すイネーブル信号を出力する。ここで、論理ピンの各々に対して行う各種設定としては、例えばドライバから出力される信号の電圧値の設定等が挙げられる。
このイネーブル信号は、ピンエレクトロニクスカードに設けられた変換回路において、先に設定されたモードの変換規則(論理ピンとテスタピンとの対応付け)に従って変換される。例えば、論理ピン「1」とテスタピン「2」とが対応付けられているとすると、論理ピン「1」についてのイネーブル信号はテスタピン「2」についてのイネーブル信号に変換される。そして、変換されたイネーブル信号が入力されたテスタピンでは、上述した電圧値の設定等の各種設定が行われる。以上の各種設定が終了した後に、複数DUTに対して並列試験が開始される。
尚、従来の半導体試験装置におけるテスタピンの割り当て方法の詳細については、例えば以下の特許文献1,2を参照されたい。
特開2001−84156号公報 特開2007−47098号公報
ところで、従来の半導体試験装置においては、前述した通り「32DUTモード」、「64DUTモード」、及び「128DUTモード」の如く、DUTの並列数がハードウェア上固定されており、半導体試験装置の製造・販売された後に変更することができない。このため、DUTの並列数が半導体試験装置で予め用意されているDUTモードに合致しない場合には使用されないテスタピンが生じ、これにより試験効率が悪くなるという問題があった。
図9は、従来の半導体試験装置において使用されないテスタピンが生ずる様子を示す図である。尚、ここでは、理解を容易にするために、半導体試験装置100に設けられたテスタピンが24個であり、予め用意されているDUTモードが「4DUTモード」及び「8DUTモード」の2つのモードであるものとし、DUTの並列数が「4」の場合と「6」の場合とについて説明する。尚、図9においては、半導体試験装置100内の四角印はテスタピンを表しており、その中の数字はテスタピンに割り当てられた物理ピン番号を示している。また、DUT200a〜200f内の丸印はDUTピンを表しており、その中の数字はDUTピンのピン番号を示している。
まず、DUTの並列数が「4」であって半導体試験装置100が「4DUTモード」に設定されている場合には、図9(a)に示す通り、1つのDUTに対して6つのテスタピンが割り当てられて無駄なテスタピンが生ずることはない。具体的には、テスタピン「1」〜「6」がDUT200aに、テスタピン「7」〜「12」がDUT200bに、テスタピン「13」〜「18」がDUT200cに、テスタピン「19」〜「24」がDUT200dにそれぞれ割り当てられる。
これに対し、DUTの並列数が「6」の場合には、半導体試験装置100に「6DUTモード」が無いため、一度に6個のDUTを並列して試験するには「8DUTモード」に設定する必要がある。この「8DUTモード」では、図9(b)に示す通り、1つのDUTに対して3つのテスタピン割り当てられ、DUTが8個であれば無駄なテスタピンが生ずることはない。しかしながら、実際のDUTの並列数は「6」であるため(DUT200a〜200f)、無駄な6個のテスタピン(テスタピン「19」〜「26」)が生じ、試験効率が悪くなる。
ここで、テストヘッドに設けられるピンエレクトロニスクカードの数が多数であると、半導体試験装置に設けられるテスタピンの総数は膨大になる。このため、試験効率を高めるためにテスタピンに付随する構成を増加させると、1つのテスタピンについては僅かな増加であるものの、全てのテスタピンについて見てみると回路規模が膨大に増大することが考えられる。回路規模の増大は半導体試験装置のコスト上昇に直結するため、極力避ける必要がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、論理ピンとテスタピンとの自由な割り付けを可能にすることで試験効率を高めることができ、また、回路規模を削減することができる半導体試験装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の半導体試験装置は、半導体デバイス(30a、30b)に対して電気的に接続される複数の物理ピン(22a〜22h)と、当該複数の物理ピンを論理ピンとして論理的に管理する管理部(10)とを備える半導体試験装置(1)において、前記物理ピンと前記論理ピンとの対応関係を示す対応テーブルを記憶する第1記憶部(41、61、62)と、前記論理ピン毎に設定されて前記論理ピンに対応する物理ピンに対する所定の操作を許可するか否かを示すイネーブル情報を記憶する第2記憶部(42、71)と、前記第2記憶部に記憶された前記論理ピン毎の前記イネーブル情報を、前記第1記憶部に記憶された対応テーブルに基づいて前記物理ピン毎のイネーブル情報に変換する変換部(43a〜43h、73a〜73h)とを備えることを特徴としている。
この発明によると、変換部において、第2記憶部に記憶された論理ピン毎のイネーブル情報が、第1記憶部に記憶された対応テーブルに基づいて物理ピン毎のイネーブル情報に変換される。
また、本発明の半導体試験装置は、前記管理部が、前記半導体デバイスの試験開始前に予め前記対応テーブルを前記第1記憶部に記憶させ、前記半導体デバイスの試験開始後に前記イネーブル情報を前記第2記憶部に記憶させることを特徴としている。
また、本発明の半導体試験装置は、前記変換部が、前記物理ピン毎に設けられていることを特徴としている。
また、本発明の半導体試験装置は、前記第1記憶部が、前記変換部に対応して前記物理ピン毎に設けられた複数のレジスタ(41a〜41h)を備えることを特徴としている。
また、本発明の半導体試験装置は、前記第1記憶部が、前記変換部の各々に共通して設けられて前記変換部の各々で用いられる対応テーブル情報を記憶するメモリ(61)と、前記メモリから前記複数の変換部の各々で用いられる対応テーブルを読み出す制御を行うコントローラ(62)とを備えることを特徴としている。
また、本発明の半導体試験装置は、前記第2記憶部が、前記変換部の各々に共通して設けられるレジスタ(42a〜42m、71)を備えることを特徴としている。
本発明によれば、第2記憶部に記憶された論理ピン毎のイネーブル情報を、第1記憶部に記憶された対応テーブルに基づいて物理ピン毎のイネーブル情報に変換しているため、第1記憶部に記憶される対応テーブルの内容に応じて、論理ピンとテスタピンとの自由な割り付けが可能であり、これにより試験効率を高めることができるという効果がある。
また、対応テーブルを複数のレジスタに記憶させることもメモリに記憶させることも可能であるが、メモリに記憶させれば回路規模を削減することができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施形態による半導体試験装置について詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態による半導体試験装置の要部構成を示すブロック図である。図1に示す通り、本実施形態の半導体試験装置1は、データバスB1を介して接続されたテスタコントローラ10(管理部)と複数のピンエレクトロニクスカード20a〜20nとを備えており、DUT30a,30b,…の各々に対して試験信号を印加してDUT30a,30b,…の各々から得られる信号に基づいて、DUT30a,30b,…の並列試験を行う。
尚、ピンエレクトロニクスカード20a〜20nの各々には複数のDUTが接続されるが、図1においては図面の簡略化のためにピンエレクトロニクスカード20b〜20nに接続されるDUTの図示を省略している。また、ピンエレクトロニスクカード20a〜20nの内部構成は同様であるため、図1においてはピンエレクトロニスクカード20aの内部構成のみを図示し、ピンエレクトロニスクカード20b〜20nについては図示を省略している。
テスタコントローラ10は、ユーザによって作成された試験プログラムに従って、半導体試験装置1の動作を統括的に制御する。例えば、DUT30a,30b,…の試験を行う上で必要なピンエレクトロニクスカード20a〜20nの各種設定のためのデータを、データバスB1を介してピンエレクトロニクスカード20a〜20nの各々に送信する制御を行う。尚、テスタコントローラ10が、ピンエレクトロニクスカード20a〜20nに対して行う各種設定の詳細については後述する。
ここで、ピンエレクトロニクスカード20a〜20nの各々には一意に定まるアドレスが割り当てられており、テスタコントローラ10はこのアドレスを指定してデータの送信先を特定する訳であるが、図1においては図示を簡略化するためにアドレスバスの図示は省略している。また、以下の説明では、特に必要な場合を除いてデータ送信先のアドレス指定に関する説明は省略する。
また、テスタコントローラ10は、ピンエレクトロニクスカード20a〜20nに設けられる複数のテスタピン22a〜22h(物理ピン)を論理ピンとして論理的に管理する。これは、DUTの並列数が変わっても試験プログラムの変更を不要として試験プログラムの管理を容易にするとともに、1つの論理ピンに対する複数のテスタピンの割り当てや1つのテスタピンに対する複数の論理ピンの割り当てを可能にすることで、例えば複数のDUTを1つの論理的なDUTとして管理するといった自由度の高い柔軟な試験を可能にするためである。
ここで、テスタコントローラ10は、テスタピン22a〜22hを論理ピンとして管理しているため、テスタコントローラ10が取り扱うテスタピン22a〜22hに関する各種データも論理ピン毎に設定される。例えば、テスタコントローラ10によって取り扱われるテスタピン22a〜22hの各々に対する設定を許可するか否かを示すイネーブルデータ(イネーブル情報)は、テスタピン22a〜22h毎に設定される訳ではなく、論理ピン毎に設定される。
ピンエレクトロニクスカード20a〜20nは、DUT30a,30b,…に対するインターフェイスとして機能するものであり、イネーブル信号生成部21と複数のテスタピン22a〜22h(物理ピン)とを備える。尚、図1においては簡略化のために1枚のピンエレクトロニスクカード20aに8つのテスタピン22a〜22hが設けられている例を図示しているが、1枚のピンエレクトロニスクカードに設けられるテスタピンの数が「8」に制限されるという訳ではない。
イネーブル信号生成部21は、テスタコントローラ10の制御の下で、テスタピン22a〜22hの各々に対する設定を許可するイネーブル信号E1〜E8を生成する。具体的には、テスタコントローラ10が管理する論理ピンとテスタピン22a〜22hとの対応関係を示すリンクテーブル(対応テーブル)に基づいて、テスタコントローラ10から出力される論理ピン毎に設定されたイネーブルデータを、テスタピン22a〜22h毎のイネーブル信号E1〜E8に変換する。尚、リンクテーブルの詳細については後述する。
テスタピン22a〜22hは、DUT30a,30b,…に印加する試験信号を生成するドライバやDUT30a,30b,…から得られる信号と所定の電圧との比較を行うコンパレータ等を備えており、DUT30a〜30nのピン(DUTピン)と電気的に接続される。これらテスタピン22a〜22hの各々には、データバスB1が接続されるととともにイネーブル信号E1〜E8がそれぞれ入力されており、イネーブル信号が入力されたテスタピンについてのみ、データバスB1を介して入力されるデータに応じた設定が行われる。
テスタピン22a〜22hで行われる設定としては、例えばドライバから出力される試験信号の上限電圧値及び下限電圧値の設定や、コンパレータで比較のために用いられる電圧値の設定等が挙げられる。尚、図1に示す例では、説明を簡単にするために、ピンエレクトロニスクカード20aに設けられたテスタピン22a〜22dがDUT30aに接続され、テスタピン22e〜22hがDUT30bに接続されている状態を図示している。
次に、ピンエレクトロニクスカード20a〜20nに設けられるイネーブル信号生成部21について説明する。図2は、イネーブル信号生成部21の構成を示すブロック図である。図2に示す通り、イネーブル信号生成部21は、ピンリンクレジスタ群41(第1記憶部)、ピンコードレジスタ群42(第2記憶部)、及びイネーブル信号生成回路43a〜43h(変換部)を備えており、テスタコントローラ10の制御の下で、テスタピン22a〜22hの各々に対する設定を許可するイネーブル信号E1〜E8を生成する。
ピンリンクレジスタ群41は、複数のピンリンクレジスタ41a〜41hを備えており、テスタコントローラ10が管理する論理ピンとテスタピン22a〜22hとの対応関係を示すリンクテーブル(対応テーブル)を記憶する。尚、ピンリンクレジスタ41a〜41hは、データバスB1のバス幅(例えば、32ビット)と同じビット数からなる多ビットのレジスタである。
ここで、ピンリンクレジスタ群41のピンリンクレジスタ41a〜41hは、それぞれイネーブル信号生成回路43a〜43hに対応して設けられている。尚、後述する通り、イネーブル信号生成回路43a〜43hはテスタピン22a〜22h毎に設けられているため、イネーブル信号生成回路43a〜43hに対応するピンリンクレジスタ41a〜41hもテスタピン22a〜22h毎に設けられていると言える。
ピンリンクレジスタ41a〜41hの各々には、テスタコントローラ10から出力される論理ピン番号が格納される。図3は、ピンリンクレジスタ41a〜41hに格納される論理ピン番号の一例を示す図である。例えば、論理ピン番号が「3」である論理ピンがテスタピン22aに割り付けられる場合には、図3に示す通り、テスタピン22aに対応するピンリンクレジスタ41aに論理ピン番号「3」(16進数表記で「0x03」)が格納される。
同様に、論理ピン番号が「7」である論理ピンがテスタピン22bに割り付けられる場合には、図3に示す通り、テスタピン22bに対応するピンリンクレジスタ41bに論理ピン番号「7」(16進数表記で「0x07」)が格納される。このように、ピンリンクレジスタ41a〜41hの各々に論理ピン番号が格納されることにより、ピンリンクレジスタ群41には、テスタコントローラ10が管理する論理ピンとテスタピン22a〜22hとの対応関係を示すリンクテーブルが記憶される。
ピンコードレジスタ群42は、イネーブル信号生成回路43a〜43hの各々に共通して設けられる複数のピンコードレジスタ42a〜42mを備えており、テスタコントローラ10から出力されるイネーブルデータを記憶する。図4は、ピンコードレジスタ42a〜42mに格納されるイネーブルデータの一例を示す図である。テスタコントローラ10が管理する論理ピンの数をXとすると、イネーブルデータは、図4に示す通り少なくとも論理ピンの数Xと同じビット数を有するデータであって、各ビットが論理ピンに対応しており、論理ピン毎に設定を許可するか(「1」)又は許可しないか(「0」)を示す情報が設定されたデータである。
ピンコードレジスタ42a〜42mは、ピンリンクレジスタ41a〜41hと同様に、データバスB1のバス幅(例えば、32ビット)と同じビット数からなる多ビットのレジスタである。ここで、ピンコードレジスタ42a〜42mのビット数をYとすると、ピンコードレジスタ42a〜42mの総数Wは以下の通りである。
W=X/Y (余りがない場合)
W=X/Y+1 (余りがある場合)
いま、ピンコードレジスタ42a〜42mのビット数が32ビットであるとすると、イネーブルデータは、図4に示す通り、下位ビットから32ビットずつピンコードレジスタ42a〜42mに順に格納される。図4に示す例では、論理ピン番号が「3」である論理ピンに関して設定を許可する情報(「1」)が設定されており、この情報はピンコードレジスタ42aの下位第3ビット目に格納されている。
イネーブル信号生成回路43a〜43hは、テスタピン22a〜22h毎に設けられており、ピンコードレジスタ群42に記憶された論理ピン毎のイネーブルデータを、ピンリンクレジスタ群41に記憶されたリンクテーブルに基づいて、テスタピン22a〜22h毎のイネーブルデータに変換したイネーブル信号E1〜E8を生成する。ここで、イネーブル信号生成回路43a〜43hの内部構成について説明する。尚、イネーブル信号生成回路43a〜43hは、同様の構成であるため、ここではイネーブル信号生成回路43aのみについて言及する。
イネーブル信号生成回路43aは、第1セレクタ51、レジスタ52、第2セレクタ53、及びRSフリップフロップ54を備えている。第1セレクタ51は、イネーブル信号生成回路43aに対応するピンリンクレジスタ41aに格納された論理ピン番号に基づいて、ピンコードレジスタ群42が備えるピンコードレジスタ42a〜42mから1つを選択する。
具体的には、ピンコードレジスタ42a〜42mが32ビットのレジスタである場合には、ピンリンクレジスタ41aに格納された論理ピン番号の下位5ビット(2=32)を除いた上位27ビットの内容に基づいて選択する。例えば、図3に示す通り、ピンリンクレジスタ41aに論理ピン番号「3」が格納されている場合には、その論理ピン番号の上位27ビットの値は「0」であるため、ピンコードレジスタ42aを選択する。
レジスタ52は、ピンコードレジスタ42a〜42mと同じビット数を有する多ビットのレジスタであり、第1セレクタ51で選択されたピンコードレジスタに記憶されていたイネーブルデータを一時的に記憶する。例えば、ピンコードレジスタ42aが選択された場合には、その内容がレジスタ52に一時的に記憶される。
第2セレクタ53は、イネーブル信号生成回路43aに対応するピンリンクレジスタ41aに格納された論理ピン番号に基づいて、レジスタ52に記憶されたイネーブルデータの1つのビットを選択する。具体的には、ピンコードレジスタ42a〜42mが32ビットのレジスタである場合には、ピンリンクレジスタ41aに格納された論理ピン番号の下位5ビット(2=32)の内容に基づいて選択する。例えば、ピンリンクレジスタ41aに論理ピン番号「3」が格納されている場合には、下位第3ビット目を選択する。RSフリップフロップ54は、第2セレクタ53で選択されたビットの内容(「1」又は「0」)をイネーブル信号E1として出力する。
次に、上記構成における本実施形態の半導体試験装置1の動作について説明する。DUT30a,30b,…に対する試験を開始する前に、テスタコントローラ10からデータバスB1を介して各ピンエレクトロニクスカード20a〜20nのピンリンクレジスタ群41に対して論理ピン番号が順次出力され、テスタコントローラ10が管理する論理ピンとテスタピン22a〜22hとの対応関係を示すリンクテーブルがピンリンクレジスタ群41に格納される。
以上の初期設定が完了すると、DUT30a,30b,…に対する試験が開始される。試験が開始されると、まずテスタコントローラ10からデータバスB1を介して各ピンエレクトロニクスカード20a〜20nのピンコードレジスタ群42に対してイネーブルデータが順次出力され、ピンコードレジスタ群42が備えるピンコードレジスタ42a〜42mに順に格納される。
イネーブルデータの格納が終了すると、ピンエレクトロニクスカード20a〜20nの各々において、ピンリンクレジスタ群41に設けられたピンリンクレジスタ41a〜41hに格納された論理ピン番号が、対応するイネーブル信号生成回路43a〜43hにそれぞれ読み出される。例えば、ピンリンクレジスタ41aに格納された論理ピン番号は、対応するイネーブル信号生成回路43aに読み出される。
論理ピン番号が読み出されると、イネーブル信号生成回路43a〜43hの各々に設けられた第1セレクタ51によって、ピンコードレジスタ群42が備えるピンコードレジスタ42a〜42mのうちから論理ピン番号に応じた1つが選択される。第1セレクタ51により選択されたピンコードレジスタに格納されていたイネーブルデータは、レジスタ52に一時的に格納される。
次いで、イネーブル信号生成回路43a〜43hの各々において、先に読み出した論理ピン番号を用いて、レジスタ52に一時的に格納されているイネーブルデータの1つのビットが第2セレクタ53により選択されてRSフリップフロップ54に入力される。RSフリップフロップ54に入力されたビットの内容が「1」である場合にはイネーブル信号が出力され、「0」である場合にはイネーブル信号は出力されない。
以上の動作によって、論理ピン毎のイネーブルデータをテスタピン22a〜22h毎のイネーブルデータに変換したイネーブル信号E1〜E8が生成される。イネーブル信号生成部21からのイネーブル信号E1〜E8が入力されたテスタピン22a〜22hは、設定が許可された状態となり、テスタコントローラ10からバスB1を介して入力されるデータに応じて、例えばドライバから出力される試験信号の上限電圧値及び下限電圧値の設定や、コンパレータで比較のために用いられる電圧値の設定等が行われる。そして、以上の設定が終了すると、ピンエレクトロニクス20aが備えるテスタピン22a〜22hからDUT30a,30b,…に対して試験信号が印加され、並列試験が実行される。
以上説明した通り、本実施形態では、テスタコントローラ10が管理する論理ピンとテスタピン22a〜22hとの対応関係を示すリンクテーブルをピンリンクレジスタ群41に格納するとともに、論理ピン毎のイネーブルデータをピンコードレジスタ群42に格納している。そして、イネーブル信号生成回路20a〜20nの各々において、ピンコードレジスタ群42に記憶された論理ピン毎のイネーブルデータを、ピンリンクレジスタ群41に記憶されたリンクテーブルに基づいて、テスタピン22a〜22h毎のイネーブルデータに変換したイネーブル信号E1〜E8を生成している。
このため、ピンリンクレジスタ群41に格納するリンクテーブルを変更すれば、論理ピンとテスタピン22a〜22hとの対応関係を任意に変更することができ、論理ピンとテスタピンとの割り付けを自由に行うことができる。この割り付けが自由になることにより、図5に示す通り、使用されないテスタピンが生ずる事態を防止することができる。
図5は、本発明の第1実施形態による半導体試験装置1が備えるテスタピンとDUT30a〜30fとの割り当て例を示す図である。尚、ここでは、理解を容易にするために、半導体試験装置1に設けられたテスタピンが24個であるとしている。また、図5においては、半導体試験装置1内の四角印はテスタピンを表しており、その中の数字はテスタピンに割り当てられた物理ピン番号を示している。また、DUT30a〜30f内の丸印はDUTピンを表しており、その中の数字はDUTピンのピン番号を示している。
図9を参照すると、従来は6つのDUTの並列試験を行う場合には「8DUTモードに設定する必要があり、各々のDUTには3つのテスタピンが割り当てられていたため、、無駄な6個のテスタピンが生じて試験効率が悪くなっていた。これに対し、図5を参照すると、全てのDUTに4つずつテスタピンが割り当てられており、無駄なテスタピンは生じていない。このように、本実施形態では、いわば新たな「6DUTモード」が実現されており、これにより試験効率を高めることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態による半導体試験装置について説明する。本実施形態の半導体試験装置は、ピンエレクトロニクスカード20a〜20nに設けられるイネーブル信号生成部21の内部構成を変更して回路規模の削減を図ったものである。図6は、本発明の第2実施形態による半導体試験装置が備えるイネーブル信号生成部21の構成を示すブロック図である。
図6に示す通り、本実施形態の半導体試験装置が備えるイネーブル信号生成部21は、図2に示すイネーブル信号生成部21のピンリンクレジスタ群41に代えて、ピンリンクメモリ61(メモリ)とメモリコントローラ62(コントローラ)とを備える構成である。ピンリンクメモリ61は、イネーブル信号生成回路43a〜43hに共通して設けられて、テスタコントローラ10から出力されるリンクテーブルを記憶する。
ピンリンクメモリ61の各アドレスで特定される記憶領域はテスタピン22a〜22hと一対一に対応付けられており、ピンリンクメモリ61の各アドレスで特定される記憶領域に論理ピン番号が記憶されることにより、ピンリンクメモリ61にはテスタコントローラ10が管理する論理ピンとテスタピン22a〜22hとの対応関係を示すリンクテーブルが記憶される。メモリコントローラ62は、テスタコントローラ10の制御の下で、ピンリンクメモリ61に対する論理ピン番号の書き込み制御及び読み出し制御を行う。
以上の構成の半導体試験装置においては、第1実施形態と同様に、DUT30a,30b,…に対する試験を開始する前に、テスタコントローラ10からデータバスB1を介して各ピンエレクトロニクスカード20a〜20nのピンリンクメモリ61に対して論理ピン番号が順次出力され、テスタコントローラ10が管理する論理ピンとテスタピン22a〜22hとの対応関係を示すリンクテーブルがピンリンクメモリ61に記憶される。このとき、テスタコントローラ10からメモリコントローラ62に対して制御信号C1が出力され、ピンリンクメモリ61に対する論理ピン番号の書き込み制御がメモリコントローラ62によって行われる。
以上の処理が終了するとDUT30a,30b,…に対する試験が開始され、コントローラ10からのイネーブルデータがピンコードレジスタ群42に設けられたピンコードレジスタ42a〜42mに順に格納された後に、メモリコントローラ62の制御の下で、ピンリンクメモリ61に記憶された論理ピン番号が、イネーブル信号生成回路43a〜43hにそれぞれ読み出され、イネーブル信号生成回路43a〜43hの各々において論理ピン毎のイネーブルデータをテスタピン22a〜22h毎のイネーブルデータに変換したイネーブル信号E1〜E8が生成される。尚、イネーブル信号生成回路43a〜43h内における動作は、基本的には第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態においては、ピンリンクメモリ61に格納するリンクテーブルを変更すれば、第1実施形態と同様に、論理ピンとテスタピン22a〜22hとの対応関係を任意に変更することができ、論理ピンとテスタピンとの割り付けを自由に行うことができる。この結果として、使用されないテスタピンが生ずる事態を防止することができ、試験効率を高めることができる。また、本実施形態では、ピンリンクレジスタ群41に代えて、ピンリンクメモリ61を設けた構成であるため回路規模を削減することができる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態による半導体試験装置について説明する。本実施形態の半導体試験装置は、第2実施形態の半導体試験装置と同様に、ピンエレクトロニクスカード20a〜20nに設けられるイネーブル信号生成部21の内部構成を変更して回路規模の削減を図ったものである。図7は、本発明の第3実施形態による半導体試験装置が備えるイネーブル信号生成部21の構成を示すブロック図である。
図7に示す通り、本実施形態の半導体試験装置が備えるイネーブル信号生成部21は、図2に示すイネーブル信号生成部21のピンコードレジスタ群42に代えてピンコードレジスタ71及びレジスタ72を備えるとともに、イネーブル信号生成回路43a〜43hに代えてイネーブル信号生成回路73a〜73hを備える構成である。ピンコードレジスタ71は、イネーブル信号生成回路73a〜73hに共通して設けられて、テスタコントローラ10から出力されるイネーブルデータを格納する。
ここで、前述した第1実施形態では、テスタコントローラ10から出力されるイネーブルデータ(図4に示すイネーブルデータの全て)がピンコードレジスタ群41が備えるピンコードレジスタ42a〜42mに格納されていた。これに対し、本実施形態では、イネーブルデータの一部のみが必要に応じてピンコードレジスタ71に格納される。例えば、最初に図4に示すピンコードレジスタ42aに格納されていたイネーブルデータに相当するデータがピンコードレジスタ71に格納され、次に図4に示すピンコードレジスタ42bに格納されていたイネーブルデータに相当するデータがピンコードレジスタ71に格納されるといった具合である。
このようにすることで、イネーブルデータを格納するためのピンコードレジスタの数を低減することができるため、回路規模の削減を図ることができる。尚、ピンコードレジスタ71は、データバスB1のバス幅(例えば、32ビット)と同じビット数からなる多ビットのレジスタである。
レジスタ72は、ピンコードレジスタ71に格納されるイネーブルデータに応じた比較データを格納する。この比較データは、イネーブルデータに対応してテスタコントローラ10から出力されるデータであり、データバスB1を介してレジスタ72に入力される。図8は、レジスタ72に格納される比較データの一例を示す図である。尚、図8中に示すイネーブルデータD1〜Dmは、図4に示すピンコードレジスタ42a〜42mに格納されるイネーブルデータに相当するものである。
図8に示す通り、イネーブルデータD1に対応する比較データ(16進数表記)は、例えば27ビットからなるデータ「0000000」であり、イネーブルデータD2に対応する比較データは27ビットからなるデータ「0000001」である。また、イネーブルデータD1〜Dmの総数が「32」の場合には、イネーブルデータD32に対応する比較データは、例えば27ビットからなるデータ「000001F」である。尚、レジスタ72は、データバスB1のバス幅(例えば、32ビット)と同じビット数からなる多ビットのレジスタである。
イネーブル信号生成回路73a〜73hは、テスタピン22a〜22h毎に設けられており、ピンコードレジスタ71に記憶されたイネーブルデータを、レジスタ72に記憶された比較データ及びピンリンクレジスタ群41に記憶されたリンクテーブルに基づいて、テスタピン22a〜22h毎のイネーブルデータに変換したイネーブル信号E1〜E8を生成する。ここで、イネーブル信号生成回路73a〜73hの内部構成について説明する。尚、イネーブル信号生成回路73a〜73hは、同様の構成であるため、ここではイネーブル信号生成回路73aのみについて言及する。
イネーブル信号生成回路73aは、セレクタ81、比較回路82、AND(論理積)回路83、及びRSフリップフロップ84を備えている。セレクタ81は、イネーブル信号生成回路73aに対応するピンリンクレジスタ41aに格納された論理ピン番号に基づいて、ピンコードレジスタ71の1つのビットを選択する。具体的には、ピンコードレジスタ71が32ビットのレジスタである場合には、ピンリンクレジスタ41aに格納された論理ピン番号の下位5ビット(2=32)の内容に基づいて選択する。例えば、ピンリンクレジスタ41aに論理ピン番号「3」が格納されている場合には、下位第3ビット目を選択する。
比較回路82は、レジスタ72に格納された比較データとイネーブル信号生成回路73aに対応するピンリンクレジスタ41aに格納された論理ピン番号とを比較し、一致する場合には「1」を示す信号を、一致しない場合には「0」を示す信号を出力する。例えば、図4に示すピンコードレジスタ42aに格納されるイネーブルデータに相当するイネーブルデータD1がピンコードレジスタ71に格納されている場合には、図8に示す通り、レジスタ72には27ビットからなる比較データ「0000000」が格納される。ここで、ピンリンクレジスタ41aに論理ピン番号「3」が格納されているとすると、その上記27ビットは「0000000」であるため、比較回路82からは「1」を示す信号が出力される。
AND回路83は、一方の入力端に入力される比較回路82の比較結果に応じて開状態又は閉状態になる回路であって、開状態である場合には他方の入力端に入力されるセレクタ81で選択されたビットを出力し、閉状態である場合には「0」を出力する。具体的に、AND回路83は、比較回路82から「1」を示す信号が出力された場合に開状態になり、「0」を示す信号が出力された場合には閉状態になる。RSフリップフロップ84は、AND回路83から出力される信号(「1」又は「0」を示す信号)をイネーブル信号E1として出力する。
以上の構成の半導体試験装置においては、第1実施形態と同様に、DUT30a,30b,…に対する試験を開始する前に、テスタコントローラ10からデータバスB1を介して各ピンエレクトロニクスカード20a〜20nのピンリンクレジスタ群41が備えるピンリンクレジスタ41a〜41hに対して論理ピン番号が順次出力される。これにより、テスタコントローラ10が管理する論理ピンとテスタピン22a〜22hとの対応関係を示すリンクテーブルがピンリンクレジスタ群41に記憶される。
以上の初期設定が完了すると、DUT30a,30b,…に対する試験が開始される。試験が開始されると、まずテスタコントローラ10からイネーブルデータの一部(例えば、図4に示すピンコードレジスタ42aに格納されるイネーブルデータに相当するイネーブルデータD1)が出力され、各ピンエレクトロニクスカード20a〜20nのピンコードレジスタ71に格納される。また、また、テスタコントローラ10から上記のイネーブルデータに対応する比較データ(図8参照)が出力され、各ピンエレクトロニクスカード20a〜20nのレジスタ72に格納される。
次に、ピンエレクトロニクスカード20a〜20nの各々において、ピンリンクレジスタ群41に設けられたピンリンクレジスタ41a〜41hに格納された論理ピン番号が、対応するイネーブル信号生成回路73a〜73hにそれぞれ読み出される。すると、イネーブル信号生成回路73a〜73hの各々において、読み出された論理ピン番号を用いて、ピンコードレジスタ71に格納されているイネーブルデータの1つのビットがセレクタ81により選択されとともに、読み出された論理ピン番号とレジスタ72に格納された比較データとの比較が比較回路82で行われる。
比較回路82から「1」を示す信号が出力された場合には、AND回路83が開状態になって、セレクタ81で選択されたビットがAND回路83を介してRSフリップフロップ84に入力される。RSフリップフロップ54に入力されたビットの内容が「1」である場合にはイネーブル信号が出力され、「0」である場合にはイネーブル信号は出力されない。これに対し、比較回路82から「0」を示す信号が出力された場合には、AND回路83が閉状態になり、RSフリップフロップ84からはイネーブル信号は出力されない。
以上の処理が終了すると、テスタコントローラ10から次のイネーブルデータ(例えば、図4に示すピンコードレジスタ42bに格納されるイネーブルデータに相当するイネーブルデータD2)が出力されて同様の処理が行われる。以下同様に、テスタコントローラ10からピンエレクトロニクスカード20a〜20nの各々に設けられたイネーブル信号生成部21に対してイネーブルデータが順に出力され、全てのイネーブルデータの出力が完了するまで、上述した処理と同様の処理が繰り返され、論理ピン毎のイネーブルデータをテスタピン22a〜22h毎のイネーブルデータに変換したイネーブル信号E1〜E8が生成される。
そして、イネーブル信号生成部21からのイネーブル信号E1〜E8が入力されたテスタピン22a〜22hは、設定が許可された状態となり、テスタコントローラ10からバスB1を介して入力されるデータに応じて、例えばドライバから出力される試験信号の上限電圧値及び下限電圧値の設定や、コンパレータで比較のために用いられる電圧値の設定等が行われる。以上の設定が終了すると、ピンエレクトロニクス20aが備えるテスタピン22a〜22hからDUT30a,30b,…に対して試験信号が印加され、並列試験が実行される。
本実施形態においても、ピンリンクレジスタ群41に格納するリンクテーブルを変更すれば、第1実施形態と同様に、論理ピンとテスタピン22a〜22hとの対応関係を任意に変更することができ、論理ピンとテスタピンとの割り付けを自由に行うことができる。この結果として、使用されないテスタピンが生ずる事態を防止することができ、試験効率を高めることができる。また、本実施形態では、ピンコードレジスタ群42に代えて、ピンコードレジスタ71及びレジスタ72を設けた構成であるため回路規模を削減することができる。
以上、本発明の実施形態による半導体試験装置について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、論理ピンとテスタピン(物理ピン)との対応関係を任意に変更する実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、DUT30a,30b,…を論理的に管理するための論理DUTと実際のDUT(物理DUT)との対応関係を任意に変更する場合にも適用することができる。
本発明の第1実施形態による半導体試験装置の要部構成を示すブロック図である。 イネーブル信号生成部21の構成を示すブロック図である。 ピンリンクレジスタ41a〜41hに格納される論理ピン番号の一例を示す図である。 ピンコードレジスタ42a〜42mに格納されるイネーブルデータの一例を示す図である。 本発明の第1実施形態による半導体試験装置1が備えるテスタピンとDUT30a〜30fとの割り当て例を示す図である。 本発明の第2実施形態による半導体試験装置が備えるイネーブル信号生成部21の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態による半導体試験装置が備えるイネーブル信号生成部21の構成を示すブロック図である。 レジスタ72に格納される比較データの一例を示す図である。 従来の半導体試験装置において使用されないテスタピンが生ずる様子を示す図である。
符号の説明
1 半導体試験装置
10 テスタコントローラ
22a〜22h テスタピン
30a,30b DUT
41 ピンリンクレジスタ群
41a〜41h ピンリンクレジスタ
42 ピンコードレジスタ群
42a〜42h ピンコードレジスタ
43a〜43h イネーブル信号生成回路
61 ピンリンクメモリ
62 メモリコントローラ
71 ピンコードレジスタ
73a〜73h イネーブル信号生成回路

Claims (6)

  1. 半導体デバイスに対して電気的に接続される複数の物理ピンと、当該複数の物理ピンを論理ピンとして論理的に管理する管理部とを備える半導体試験装置において、
    前記物理ピンと前記論理ピンとの対応関係を示す対応テーブルを記憶する第1記憶部と、
    前記論理ピン毎に設定されて前記論理ピンに対応する物理ピンに対する所定の操作を許可するか否かを示すイネーブル情報を記憶する第2記憶部と、
    前記第2記憶部に記憶された前記論理ピン毎の前記イネーブル情報を、前記第1記憶部に記憶された対応テーブルに基づいて前記物理ピン毎のイネーブル情報に変換する変換部と
    を備えることを特徴とする半導体試験装置。
  2. 前記管理部は、前記半導体デバイスの試験開始前に予め前記対応テーブルを前記第1記憶部に記憶させ、前記半導体デバイスの試験開始後に前記イネーブル情報を前記第2記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1記載の半導体試験装置。
  3. 前記変換部は、前記物理ピン毎に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の半導体試験装置。
  4. 前記第1記憶部は、前記変換部に対応して前記物理ピン毎に設けられた複数のレジスタを備えることを特徴とする請求項3記載の半導体試験装置。
  5. 前記第1記憶部は、前記変換部の各々に共通して設けられて前記変換部の各々で用いられる対応テーブル情報を記憶するメモリと、
    前記メモリから前記複数の変換部の各々で用いられる対応テーブルを読み出す制御を行うコントローラと
    を備えることを特徴とする請求項3記載の半導体試験装置。
  6. 前記第2記憶部は、前記変換部の各々に共通して設けられるレジスタを備えることを特徴とする請求項3から請求項5の何れか一項に記載の半導体試験装置。
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