JP2010043967A - 気体供給システムの検査方法および検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも誤差を低減して安全弁の吹始め圧力を高精度に求める。
【解決手段】気体供給システムの安全弁4の貯槽1側に検査用気体供給手段17と圧力検知手段16を接続しておき、安全弁4が閉じた状態で、検査用気体供給手段17から検査用気体を供給して安全弁の貯槽1側の圧力を所定の値(例えば0.01MPa)だけ昇圧させるステップと、検査用気体供給手段17からの検査用気体の供給を停止して所定の時間(例えば30秒間)だけ放置するステップとを交互に繰り返し、少なくとも、検査用気体の供給を停止して所定の時間だけ放置するステップの間、圧力検知手段16が検知した圧力を監視または記録し、検査用気体の供給を停止して所定の時間だけ放置するステップの最中に、圧力検知手段16が圧力変動を検知したら、その圧力変動開始時の圧力を吹始め圧力とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、気体を収容する貯槽を含む気体供給システムの検査方法および検査装置、特に、気体供給システムの安全弁の検査方法および検査装置に関する。
工場やビルの冷暖房などのために一般的に用いられているLPガス(液化石油ガス)等の気体の供給システムは、LPガス等の気体を収容する貯槽(貯蔵タンク)と、この貯槽内の気体を各使用場所まで供給するための配管を含む。このような気体供給システムには、何らかの原因により貯槽に過大な圧力が生じた場合に貯層内の気体の一部を外部へ放出することによって圧力を低下させて貯槽の破損を防ぐための安全弁が設けられている。
一般的な安全弁は、貯槽と放出管との間に配置され、通常は閉じた状態に保たれる。そして、貯槽内の気体の圧力が過大になったときに、その圧力に応じて安全弁が開かれて、貯槽から放出管へ至る経路が開かれる。そうすると、過大な圧力の気体が貯槽から安全弁および放出管を介して外部に放出され、それによって貯層内の圧力は低下する。貯層内の圧力が十分に低下すると、安全弁が再び閉じられて、貯層内の気体が放出管を介して外部に放出されることはなくなり、配管を介して貯槽内の気体を各使用場所まで供給することが円滑に行えるようになる。このように、貯層内の圧力の上昇に伴って安全弁が開いて、貯層内の気体の放出を開始する際の圧力を、吹始め圧力と言う。そして、一旦開いた安全弁が、貯層内の圧力の低下に伴って再び閉じる際の圧力を吹止り圧力と言う。なお、通常は、吹始め圧力と吹止り圧力との間には若干の差がある。
このような安全弁に関しては、気体供給システムの安全性を確保する観点から、定期的な検査が法的に義務付けられている。安全弁の検査としては、具体的には、安全弁の吹始め圧力と吹止り圧力がそれぞれ適正な範囲内にあるか否かを検査することが行われている。仮に、吹始め圧力および吹止り圧力が適正な範囲内にないと、貯槽に過大な圧力が加わり続けて破損することや、貯層内の圧力が低く保たれ過ぎることによって、配管を介して貯槽内の気体を各使用場所まで供給することが良好に行われなくなるなどの不具合が生じるおそれがある。
特許文献1には、気体供給システムの検査方法が開示されている。この検査方法では、安全弁に接続された検査用分岐配管の先端に窒素ボンベ等の検査用圧力供給手段を接続し、検査用圧力供給手段から安全弁に窒素ガスを供給し、徐々にその圧力を上昇させていく。この時の供給圧力を供給圧力検出手段によって測定する。安全弁に窒素ガスを供給して圧力を上昇させていくと、ある時点で安全弁が開き、それに伴って検査用分岐配管内の圧力が変動する。この圧力変動を供給圧力検出手段によって捉え、圧力変動発生直前の圧力を、安全弁の吹始め圧力として読み取る。次いで、検査用圧力供給手段からの圧力供給を停止すると、安全弁からの吹き出しによって圧力が低下し、ある圧力まで低下するとそこで圧力変化がなくなる。この時の圧力を安全弁の吹止り圧力として供給圧力検出手段によって読み取る。
特開平7−198430号公報(段落[0017],[0018])
特許文献1に記載の方法では、安全弁への供給圧力(特許文献1の段落[0018]参照)を求めており、吹始め圧力を求めるために、安全弁に連続的に窒素ガスを供給して圧力を上昇させ続けた状態で圧力変動を検知する。圧力が上昇し続けている状態であるため、安全弁が開くことに起因する圧力変動発生の瞬間を捉えるのは非常に困難であり、その代わりに、圧力変動発生直前の圧力が求められる(特許文献1の段落[0017]参照)。圧力変動発生の直前と、安全弁が開いた時点との間には、多少のタイムラグがあり、そのタイムラグの間にも窒素ガスが供給され続けて圧力は上昇し続けているため、この方法によって吹始め圧力を求めると、ある程度の誤差が生じることは避けられない。また、窒素ガスの供給圧力を求めており、これは安全弁における実際の内圧とは異なるため、そのことも吹始め圧力の誤差の要因となる。
そこで、本発明の目的は、従来よりも誤差を低減して安全弁の吹始め圧力を高精度に求めることができる気体供給システムの検査方法および検査装置を提供することにある。
本発明は、気体を収容する貯槽と、貯槽に接続されており貯層内の圧力に応じて開閉する安全弁と、安全弁に接続されている放出管とを有する気体供給システムの検査方法において、安全弁の貯槽側に検査用気体供給手段と圧力検知手段を接続しておき、安全弁が閉じた状態において、検査用気体供給手段から検査用気体を供給して安全弁の貯槽側の圧力を所定の値だけ昇圧させるステップと、検査用気体供給手段からの検査用気体の供給を停止して所定の時間だけ放置するステップとを交互に繰り返し、少なくとも、検査用気体供給手段からの検査用気体の供給を停止して所定の時間だけ放置するステップの間、圧力検知手段が検知した圧力を監視または記録し、検査用気体供給手段からの検査用気体の供給を停止して所定の時間だけ放置するステップの最中に、圧力検知手段が圧力変動を検知したら、その圧力変動開始時の圧力を吹始め圧力とすることを特徴とする。
吹始め圧力を求めた後に、安全弁の貯槽側から検査用気体を放出して所定の値だけ減圧するステップと、減圧を停止して所定の時間だけ放置するステップとを交互に繰り返し、少なくとも、減圧を停止して所定の時間だけ放置するステップの間、圧力検知手段が検知した圧力を監視または記録し、減圧を停止して所定の時間だけ放置するステップの最中に、圧力検知手段が、圧力が変動しないことを検知したら、その時点の圧力を吹止り圧力としてもよい。
あるいは、吹始め圧力を求めた後に、安全弁の貯槽側から検査用気体を放出して減圧するステップを行い、減圧するステップを行う間、圧力検知手段が検知した圧力を監視または記録し、減圧するステップの最中に、圧力検知手段が、圧力が変動しないことを検出したら、その時点の圧力を吹止り圧力としてもよい。
また、本発明は、気体を収容する貯槽と、貯槽に接続されており貯層内の圧力に応じて開閉する安全弁と、安全弁に接続されている放出管とを有する気体供給システムの検査装置において、安全弁の貯槽側に、検査用気体供給手段と圧力検知手段とが接続されており、検査用気体供給手段は、検査用気体を供給して安全弁の貯槽側の圧力を所定の値だけ昇圧させることと、検査用気体の供給を停止して所定の時間だけ放置することとを交互に繰り返すように、断続的に検査用気体を供給するものであり、圧力検知手段は、少なくとも検査用気体供給手段が気体の供給を停止して所定の時間だけ放置する間の圧力を監視または記録するものであることを特徴とする。
本発明によると、従来に比べて非常に精度よく、かつ容易に吹始め圧力を求めることができ、気体供給システムの検査が良好に行える。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1に、本発明の気体供給システムの概要が示されている。この気体供給システムは、供給すべき気体(LPガス等)を収容する貯槽(貯蔵タンク)1に、その気体を移送するための配管2が接続されている。貯層1内の気体は、配管2を通して、必要な箇所へ供給される。一例としては、ビルの敷地内に配置された大型の貯蔵タンク(貯槽1)から、ビル内に張り巡らされたパイプ(配管2)を介して、ビル内の各室の冷暖房装置へLPガス(気体)が供給される。
このような気体供給システムにおいて、貯槽1に元弁3を介して安全弁4が接続されている。図2に示すように、この安全弁4は、検査用フランジ5を介して元弁3(図1参照)に接続されている弁座6に弁体7が取り付けられており、この弁体7の孔部8に対して進退可能な弁棒9がばね10によって支持されている構成である。そして、弁座6と弁体7と弁棒9は、弁箱11およびふた12によって閉じられた空間内に収容されているが、弁箱11に設けられた接続部13が放出管14(図1参照)に接続されている。
安全弁4の検査用フランジ5は、元弁3側、すなわち貯槽1側に設けられている。そして、この検査用フランジ5には、ホース15を介して、圧力検知手段である記録圧力計16と、検査用気体供給手段17とが接続されている。検査用気体供給手段17は、圧力計18,19と、流量計20と、検査用気体ボンベ21とからなる。
この気体供給システムの通常の使用時には、貯槽1内の気体(例えばLPガス)が、配管2を通して、必要な箇所に供給される。この際に、元弁3は開いており、安全弁4が機能し得る状態になっている。そして、何らかの理由で貯層1内の圧力が基準値(吹始め圧力)以上に上昇したら、安全弁4が開く。具体的には、貯槽1から元弁3を通して伝わる気体の圧力によって、弁棒9がばね10の付勢力に抗してばね10を圧縮させつつ(図2の上方に)移動して、弁体7の孔部8を開放する。その結果、貯槽1から元弁3を通して伝わる気体は、孔部8から接続部13へ至り、放出管14から外部に放出される。こうして、貯槽1内の気体の一部が安全弁4を介して放出管14から外部に放出されることによって、過剰な高圧になっていた貯層1内の圧力が低下する。その後、貯槽1内の圧力が基準値(吹止り圧力)以下になったら、気体が安全弁4の弁棒9を押し上げる力がばね10の付勢力に打ち勝つことができなくなり、ばね10が初期状態に復帰する。それに伴って弁棒9が(図2下方に)移動して、弁体7の孔部8を塞ぐ。そうすると、弁座6から放出管14へ至る流路が弁体7および弁棒9によって遮断され、貯槽1内の気体が放出管14から外部へ放出されなくなる。このように安全弁4が開閉することによって、貯槽1の過剰な高圧および過剰な低圧が防止され、気体供給システムの破損や動作異常が抑えられる。
このような気体供給システムにおいては、安全弁4の開閉する際の圧力、すなわち吹始め圧力と吹止り圧力が適正であるか否かが、破損や異常を抑えるための重要なポイントである。従って、安全弁4の吹始め圧力と吹止り圧力とを検知する検査が定期的に行われる。本発明は、この安全弁4の吹始め圧力と吹止り圧力を従来よりも高精度に求められるようにすることを主眼とするものである。
本発明の気体供給システムの検査方法における、安全弁4の吹始め圧力の求め方について以下に説明する。
安全弁4の吹始め圧力を求めるにあたって、まず、元弁3を閉じる。これは、検査用気体(例えば窒素ガス)が貯槽1に入り込むのを防ぐとともに、検査のために安全弁4内を昇圧する際に貯槽1の圧力変動が生じることによって検査の作業効率が悪くなったり、貯槽1が損傷したりすることを防ぐためである。それから、検査用気体ボンベ21からホース15を介して検査用フランジ5に検査用気体を供給する。この検査用気体は、安全弁4の元弁3側(貯槽1側)に入り込む。このとき、圧力計18,19によって検査用気体の供給圧力を監視するとともに、流量計20によって検査用気体の供給量を調整する(例えば0.1〜0.5l/分程度に設定する)。そして、所定の供給圧力に達したら(例えば、後述する設定圧力の90%の圧力に到達したら)、弁を閉じるなどして検査用気体供給手段17からの検査用気体の供給を一旦停止する。
こうして検査用気体の供給を停止して検査用気体の流れがなくなったら、安全弁4の内部とホース15の内部が全て均一の圧力に保たれる。この均一な圧力を「内圧」という。この内圧を記録圧力計16によって検知して記録しながら、所定の時間(例えば30秒間)だけ、検査用気体の供給を停止した状態を維持する。
検査用気体の供給を停止した状態で所定の時間が経過したら、再び、検査用気体ボンベ21からホース15を介して検査用フランジ5に検査用気体を供給する。そして、所定の値(例えば0.01MPa)だけ昇圧させてから、再び検査用気体の供給を一旦停止して所定の時間(例えば30秒間)だけ放置し、その間の内圧を記録圧力計16によって検知して記録する。このように、検査用気体供給手段17から検査用気体を供給して内圧(安全弁4の貯槽1側を含む空間内の圧力)を所定の値だけ昇圧させるステップと、検査用気体供給手段17からの検査用気体の供給を停止して所定の時間だけ放置するステップとを交互に繰り返す。この間に記録圧力計16は内圧を検知して記録し続ける。この記録の一例を図3のグラフの前半に示している。
図3に示す例では、内圧を設定圧力の90%の圧力にした時点から、前記したような検査用気体を供給して昇圧させるステップ(ステップA1〜A4)と、検査用気体の供給を停止して放置するステップ(ステップB1〜B4)とを交互に繰り返し実施している。設定圧力とは、このような気体供給システムの安全弁に関連して、気体の種類等に応じて規定された圧力である。社団法人日本エルピーガスプラント協会発行の「JLPA501 LPガスプラント検査基準(2005年改訂版)」第118頁に、「吹始め圧力、吹止り圧力が下記のときは合格とする。吹始め圧力:設定圧力の90%以上、100%以下 吹止り圧力:設定圧力の80%以上」と記載されているように、設定圧力は、安全弁の吹始め圧力および吹止り圧力の判定基準として一般に用いられるものであり、そのことは当業者には周知である。図3に示す例では、内圧が設定圧力の90%である時点から検査を開始しているが、仮に、その時点で安全弁4が開いて検査用気体の供給を停止している状態で圧力変動(圧力降下)が生じた場合には、その安全弁4は前記したJLPA501の規格によると不合格ということになる。
記録圧力計16の記録を見ると、繰り返し行った、検査用気体供給手段17からの検査用気体の供給を停止して所定の時間だけ放置するステップ(図3の例ではステップB1〜B4)のうちのほとんど(図3の例ではステップB1〜B3)において圧力はそれぞれ一定であり圧力変動は生じていないが、1つのステップ(図3の例ではステップB4)においては圧力変動(圧力降下)が生じている。この圧力変動開始時の圧力P1を、吹始め圧力とする。
前記したとおり、特許文献1に記載の方法では、検査用圧力を供給し続けた状態で、すなわち、常に圧力が上昇しつつある状態で、安全弁の開放による圧力変動を検知しようとしている。そのため、安全弁の開放開始時の微小な圧力変動を即座に検知することは極めて困難であり、圧力変動がある程度大きくなった時点で初めて検知可能である。そこで特許文献1では、圧力変動を検知できた時点の直前の圧力を吹始め圧力として設定している。しかし、このようにして吹始め圧力を設定するのでは、誤差が生じることは避けられない。これに対し、本実施形態では、所定の値(例えば0.01MPa)だけ圧力を上昇させる度に、検査用圧力の供給を停止して放置し、安全弁4の内部とホース15の内部が全て均一の圧力に保たれる定常状態を生じさせる。従って、本実施形態では、安全弁4が閉じている限り圧力が一定に保たれるこの定常状態において、安全弁4の開放による圧力変動を検知しようとするため、安全弁4の開放開始時の微小な圧力変動であっても即座に検知することができる。また、この定常状態は、前回の定常状態よりも所定の値(例えば0.01MPa)だけ昇圧された状態であることが判っているため、圧力変動が生じたときの圧力P1は明確に判り、誤差が生じる余地はない。さらに、昇圧する所定の値をより小さく設定すればするほど、よりきめ細かく吹始め圧力を求めることができる。
また、前記したとおり、特許文献1に記載の方法によると、供給圧力、すなわち、ホース内を流れている検査用気体(窒素ガス)の圧力を求めており、これは安全弁の内圧と一致するものではない。要するに、特許文献1の方法では常に検査用気体を供給し続けているので、安全弁の内部空間とホース(検査用分岐配管)内の空間とが均一に保たれる定常状態になることはない。気体がホース内を移動するのに要する時間も考慮すると、安全弁の内部空間の圧力とホース内の空間の圧力が一致することはなく、特許文献1の方法では、安全弁の内部空間の圧力ではなく、ホース内の空間の圧力を求めて、それを吹始め圧力として設定していることになる。従って、こうして設定された吹始め圧力には誤差が含まれる。これに対し、本実施形態によると、検査用圧力の供給を停止して安全弁4の内部とホース15の内部が全て均一の圧力に保たれる定常状態を生じさせているため、記録圧力計16がホース15に接続されていても、安全弁4の内部空間と同じ圧力(内圧)を求めることなる。従って、より高精度に吹始め圧力を設定できる。そして、このように設定された吹始め圧力が設定圧力の90〜100%の範囲に入っているか否かによって、この安全弁4がJLPA501の規格に適合しているかどうか、すなわち合格か不合格かを判定することができる。
以上説明したとおり、本実施形態では、検査用気体を供給して所定の値だけ圧力を上昇させる度に検査用圧力の供給を停止して定常状態を生じさせ、その定常状態において圧力変動を検知するため、ごく僅かな圧力変動であっても敏感に検知することができる。しかも、所定の値ずつ圧力を上昇させて定常状態にしているため、圧力変動が生じたときの定常状態における内圧は明確に判っており、圧力変動が始まった瞬間の圧力を精度良くかつ容易に求めることができる。また、ホース15に接続された記録圧力計16を用いているにもかかわらず、安全弁4の内圧を精度良く求めることができる。
本実施形態では、このようにして吹始め圧力を求めた後に、引き続いて吹止り圧力を求めている。具体的には、前記したとおり吹始め圧力を求めた後に、例えば放出管から検査用気体を放出して安全弁4の内部空間を所定の値(例えば設定圧力の85%)まで減圧して(ステップC)、そのまま放置する(ステップD)。その間、記録圧力計16は内圧を検知して記録し続ける。この記録の一例を図3のグラフの後半に示している。図3に示すように、安全弁4を減圧して放置した際に記録圧力計16が圧力の変動を示さない場合には、安全弁4が閉じられることによって、放出管14からの気体の放出が行われなくなったと判断できる。すなわち、元弁3が閉じられている状態で安全弁4が閉じられると、検査用フランジ5およびホース15内は、閉じられた元弁3と閉じられた安全弁4(弁棒により閉じられた孔部)との間の密閉された空間となり、気体の出入りはなく、圧力は変化しない。従って、圧力が変化しないことが、安全弁4が閉じられたことを示していると判断できる。そこで、この時の圧力P2を吹止り圧力として設定する。
また、安全弁4を減圧して放置した際に、記録圧力計16が引き続き圧力の減少を示す場合には、再度減圧を行って放置する。そして、安全弁4を減圧して放置した際に、記録圧力計16が圧力の変動を示さなくなると、その時点で安全弁4が閉じられたと判断し、その時の圧力を吹止り圧力として設定する。
このように本実施形態では、圧力変動のなくなった時点の圧力P2を求めるため、変化しつつある圧力の一瞬間の圧力を求めるのに比べてはるかに容易かつ高精度であり、吹止り圧力の誤差を非常に小さくできる。
次に、本発明のより具体的な実施例を説明する。以下の実施形態では、記録圧力計16として、トレーサビリティを有するブルドン管式アナログ圧力計を用い、図4,5に示すような、安全弁4の内圧に関するグラフを得ている。
図4には2種類の安全弁を検査した結果を1枚のグラフに示している。最初に40A型((1+1/2)インチ型)の安全弁4の吹始め圧力を求めるための検査を行った。すなわち、予め、検査用気体(窒素ガス)を供給して、設定圧力(ここでは1.06MPa)の90%の圧力まで昇圧させる。それから、検査用気体(窒素ガス)の供給を止めて30秒間放置し(ステップBa1)、再び検査用気体を供給して0.01MPaだけ昇圧させ(ステップAa1)、検査用気体(窒素ガス)の供給を止めて30秒間放置する(ステップBa2)。その後、検査用気体を供給して0.01MPaだけ昇圧するステップAa2〜Aa3と、検査用気体(窒素ガス)の供給を止めて30秒間放置するステップBa3〜Ba4とを交互に繰り返す。その結果、放置するステップBa4の最中に圧力変動が生じたため、安全弁4が開いたと判断する。そこで、このステップBa4の開始時の内圧、すなわち、ステップAa3によって昇圧された圧力を吹始め圧力とする。
引き続いて、放出管14から気体を放出して安全弁4の内部空間を所定の値(例えば設定圧力の85〜90%の範囲で予め決められた値)まで減圧して(ステップCa)、そのまま放置する(ステップDa)。この放置するステップDaにおいて圧力が一定で変動しないため、安全弁4が閉じたと判断する。そこで、このステップDaにおける内圧を吹止り圧力とする。
このようにして、本発明に基づいて吹始め圧力と吹止り圧力を求めたら、図示しないポンプ等を用いて放出管14から安全弁4の内部空間を吸引して0MPaになるまで完全に減圧する。そして、前記したのと同様に吹始め圧力と吹止り圧力を求める。この検査を3回行って平均を取ったところ、吹始め圧力が1.05MPaで、吹止り圧力が0.99MPaであり、この安全弁4がJLPA501の規格に適合していることが確認できた。なお、図4では、見易くするために、2〜3回目の検査における各ステップについては符号を付与していない。
次に、50A型(2インチ型)の安全弁4の吹始め圧力を求めるための検査を行った。この際にも、前記したのと同様に、設定圧力の90%程度まで昇圧させた後に、検査用気体の供給を止めて30秒間放置すること(ステップBb1〜Bb5)と、検査用気体を供給して0.01MPaだけ昇圧させること(ステップAb1〜Ab4)とを交互に繰り返す。そして、圧力変動が生じたステップBb5の開始時の内圧、すなわち、ステップAb4によって昇圧された圧力を吹始め圧力とする。その後に、安全弁4の内部空間を所定の値まで減圧して(ステップCb)、そのまま放置する(ステップDb)。放置するステップDbにおいて圧力が一定で変動しないため、このステップDbにおける内圧を吹止り圧力とする。さらにその後、安全弁4の内部空間を完全に減圧して0MPaにし、前記したのと同様に吹止り圧力を求める。この検査を3回行ったところ、3回目の吹止り圧力を求めるステップにおいて、圧力が不安定になる、いわゆるポンピングといわれる不良が発生したため(点E付近)、4回目の検査を追加で行った。これらの検査結果の平均を取ったところ、吹始め圧力が1.06MPaで、吹止り圧力が0.98MPaであり、この安全弁4がJLPA501の規格に適合していることが確認できた。なお、図4では、見易くするために、2〜4回目の検査における各ステップについては符号を付与していない。
さらに、図5に結果を示している、50A型(2インチ型)の別の安全弁4の吹始め圧力を求めるための検査を行った。この時の設定圧力は1.77MPaであり、図4に示す例との設定圧力の相違は、気体の種類等に起因する。
前記したのと同様に、設定圧力の90%程度まで昇圧させた後に、検査用気体の供給を止めて30秒間放置すること(ステップBc1〜Bc4)と、検査用気体を供給して0.01MPaだけ昇圧させること(ステップAc1〜Ac3)とを交互に繰り返す。そして、圧力変動が生じたステップBc4の開始時の内圧、すなわち、ステップAc3によって昇圧された圧力を吹始め圧力として設定する。その後に、安全弁4の内部空間を所定の値まで減圧して(ステップCc)、そのまま放置する(ステップDc)。放置するステップDcにおいて圧力が一定で変動しないため、このステップDcにおける内圧を吹止り圧力として設定する。さらにその後、安全弁4の内部空間を完全に減圧して0MPaにし、前記したのと同様に吹始め圧力と吹止り圧力を求める検査を4回行った。4回の検査結果の平均を取ったところ、吹始め圧力が1.70MPaで、吹止り圧力が1.65MPaであり、この安全弁4がJLPA501の規格に適合していることが確認できた。なお、図5では、見易くするために、2〜4回目の検査における各ステップについては符号を付与していない。
なお、前記した実施形態および実施例では、吹止り圧力を求める際に、1回減圧した後に放置するステップD、Da,Db,Dcで圧力変動がなく、その時点で吹止り圧力を求めることができた。しかし、放置するステップにおいて圧力変動が検知された場合には、所定の値だけ減圧するステップと、減圧後に放置するステップとを繰り返せばよく、圧力変動がなくなった時点で吹止り圧力を求めることができる。
あるいは、吹止り圧力を求める際に、途中で停止することなく徐々に減圧し続けるようにしてもよい。その場合でも、安全弁4が閉じた時点で圧力変動は生じなくなるので、前記したのと同様に記録圧力計16の記録に基づいて吹止り圧力を求めることができる。
以上説明した実施形態および実施例では、記録圧力計16の記録(図3〜5などのグラフ)を参照して圧力変動の有無を調べることにより、吹始め圧力および吹止り圧力を求めている。しかし、記録圧力計16に変えてトレーサビリティのない圧力計を用い、リアルタイムで圧力を監視し続けるようにしてもよい。その場合、圧力変動の有無を検知して吹始め圧力または吹止り圧力が求められたら、即座に検査を終了することができる。
本発明の気体供給システムの一例を示す模式図である。 図1に示されている気体供給システムの安全弁の断面図である。 本発明の気体供給システムの検査方法の結果を示すグラフの一例である。 本発明の気体供給システムの検査方法のより具体的な実施例の結果を示すグラフの一例である。 本発明の気体供給システムの検査方法のより具体的な他の実施例の結果を示すグラフの一例である。
符号の説明
1 貯槽
2 配管
3 元弁
4 安全弁
5 検査用フランジ
6 弁座
7 弁体
8 孔部
9 弁棒
10 ばね
11 弁箱
12 ふた
13 接続部
14 放出管
15 ホース
16 記録圧力計(圧力検知手段)
17 検査用気体供給手段
18、19 圧力計
20 流量計
21 検査用気体ボンベ

Claims (4)

  1. 気体を収容する貯槽と、前記貯槽に接続されており前記貯層内の圧力に応じて開閉する安全弁と、前記安全弁に接続されている放出管とを有する気体供給システムの検査方法であって、
    前記安全弁の前記貯槽側に検査用気体供給手段と圧力検知手段を接続しておき、
    前記安全弁が閉じた状態において、前記検査用気体供給手段から検査用気体を供給して前記安全弁の前記貯槽側の圧力を所定の値だけ昇圧させるステップと、前記検査用気体供給手段からの前記検査用気体の供給を停止して所定の時間だけ放置するステップとを交互に繰り返し、
    少なくとも、前記検査用気体供給手段からの前記検査用気体の供給を停止して所定の時間だけ放置するステップの間、前記圧力検知手段が検知した圧力を監視または記録し、
    前記検査用気体供給手段からの前記検査用気体の供給を停止して所定の時間だけ放置するステップの最中に、前記圧力検知手段が圧力変動を検知したら、その圧力変動開始時の圧力を吹始め圧力とする
    気体供給システムの検査方法。
  2. 前記吹始め圧力を求めた後に、前記安全弁の前記貯槽側から前記検査用気体を放出して所定の値だけ減圧するステップと、減圧を停止して所定の時間だけ放置するステップとを交互に繰り返し、
    少なくとも、前記減圧を停止して所定の時間だけ放置するステップの間、前記圧力検知手段が検知した圧力を監視または記録し、
    前記減圧を停止して所定の時間だけ放置するステップの最中に、前記圧力検知手段が、圧力が変動しないことを検知したら、その時点の圧力を吹止り圧力とする
    請求項1に記載の気体供給システムの検査方法。
  3. 前記吹始め圧力を求めた後に、前記安全弁の前記貯槽側から前記検査用気体を放出して減圧するステップを行い、該減圧するステップを行う間、前記圧力検知手段が検知した圧力を監視または記録し、
    前記減圧するステップの最中に、前記圧力検知手段が、圧力が変動しないことを検出したら、その時点の圧力を吹止り圧力とする
    請求項1に記載の気体供給システムの検査方法。
  4. 気体を収容する貯槽と、前記貯槽に接続されており前記貯層内の圧力に応じて開閉する安全弁と、前記安全弁に接続されている放出管とを有する気体供給システムの検査装置であって、
    前記安全弁の前記貯槽側に、検査用気体供給手段と圧力検知手段とが接続されており、
    前記検査用気体供給手段は、検査用気体を供給して前記安全弁の前記貯槽側の圧力を所定の値だけ昇圧させることと、前記検査用気体の供給を停止して所定の時間だけ放置することとを交互に繰り返すように、断続的に前記検査用気体を供給するものであり、
    前記圧力検知手段は、少なくとも前記検査用気体供給手段が気体の供給を停止して所定の時間だけ放置する間の圧力を監視または記録するものである、
    気体供給システムの検査装置。
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