JPH04126137U - 安全弁試験装置 - Google Patents

安全弁試験装置

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JPH04126137U
JPH04126137U JP3084691U JP3084691U JPH04126137U JP H04126137 U JPH04126137 U JP H04126137U JP 3084691 U JP3084691 U JP 3084691U JP 3084691 U JP3084691 U JP 3084691U JP H04126137 U JPH04126137 U JP H04126137U
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safety valve
pressure
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discharge line
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JP3084691U
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哲雄 小野
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石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放出ライン2から安全弁4を取り外すことな
く放出試験を行うことができ、安全弁の保守点検作業を
容易にすると共にプラント配管の安全性を高めることが
できる安全弁試験装置を提供すること。 【構成】 LNGあるいはLPG等の流体を移送するプ
ラント配管に、その配管内が所定圧以上になったときに
大気等に放出させて管内圧を減ずる安全弁の検査装置に
おいて、上記プラント配管と安全弁とを結ぶ放出ライン
に設けられた開閉遮断弁と該開閉遮断弁と安全弁との間
の放出ラインに設けられ安全弁を作動させるための圧気
を導入する圧気導入ノズルと走行台車に支持され上記圧
気導入ノズルに作動圧気を供給するための圧気供給手段
と上記走行台車に支持され上記圧気供給手段により上記
安全弁が駆動されたとき安全弁の駆動状態を検出するた
めの安全弁駆動状態検出手段とを備えたことを特徴とし
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、新規な安全弁試験装置に係り、特に、プラント配管に分岐されて設 けられ管内圧が所定圧以上になったときに大気に放出する放出ラインに設けられ る安全弁を据え付けられた状態で放出試験を成し得る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、LNGあるいはLPG等の流体を移送するプラント配管系には管内の 異常昇圧による破壊を未然に防ぐため配管内が所定圧以上に達したときに管内圧 を減じるべく安全弁を有する放出ラインが設けられている。従来の放出ラインに あっては、図2に示す構成が知られている。図示するように、プラント配管1に はこれより分岐されて放出ライン2が設けられている。この放出ライン2はプラ ント配管1に弁等で閉塞される可能性のある個所毎に多数設けられている。これ ら放出ライン2にはその上流側となるプラント配管1側に位置されて開閉遮断弁 3が設けられていると共にその下流側には安全弁4が設けられている。上記開閉 遮断弁3はプラント配管1が稼動状態にあるときには常時開放されており、プラ ント配管1内が所定圧以上に昇圧されたときには放出ライン2の安全弁4が自動 的に開放して大気に放出するように構成されている。このように、プラント配管 1内が異常に昇圧されたときに内部圧を大気に放出するための安全弁4は屋内外 に位置されて設けられている。また、放出ライン2の安全弁4はプラント配管1 内が異常に昇圧されたときのみ開閉作動されることになっているため、平常時は 作動されることなく放置されていることから、定期的に保守点検する必要がある 。一般に安全弁4の保守点検作業として放出試験を行っている。
【0003】 従来、この安全弁4の放出試験にあたっては放出ライン2の開閉遮断弁3を閉 じて、安全弁4を放出ライン2から取り外した後、工場等に運んで行っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、従来行われていた安全弁の放出試験にあたっては、プラント配 管1の放出ライン2から安全弁4を取り外して工場等で行うことから、万が一プ ラント配管1内が異常に昇圧されて危険な状態に陥ったときには管内圧を減圧す べく放出できない問題があり、プラントの安全性を維持する上でも問題があった 。そこで、安全弁の保守点検作業としての放出試験は迅速に行われることが求め られていた。また、安全弁の放出試験が長期に亘る場合には予備の安全弁を放出 ラインに取り付ける必要があつた。さらに、プラント配管1には前述した通り多 数の放出ライン2が設けられており、それぞれの放出ライン2は安全弁4が設け られていることから、これら安全弁4を取り外して放出試験を行うことは煩雑な 作業であった。
【0005】 そこで、本考案の目的は、上記課題を解決し、放出ライン2から安全弁4を取 り外すことなく放出試験を行うことができ、安全弁の保守点検作業を容易にする と共にプラント配管の安全性を高めることができる安全弁試験装置を提供するこ とになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、LNGあるいはLPG等の流体を移送す るプラント配管に、その配管内が所定圧以上になったときに大気等に放出させて 管内圧を減ずる安全弁の検査装置において、上記プラント配管と安全弁とを結ぶ 放出ラインに設けられた開閉遮断弁と該開閉遮断弁と安全弁との間の放出ライン に設けられ安全弁を作動させるための圧気を導入する圧気導入ノズルと走行台車 に支持され上記圧気導入ノズルに作動圧気を供給するための圧気供給手段と上記 走行台車に支持され上記圧気供給手段により上記安全弁が駆動されたとき安全弁 の駆動状態を検出するための安全弁駆動状態検出手段とで構成されている。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、放出ラインに圧気導入ノズルを設けると共に走行台車に上 記圧気導入ノズルに圧気を供給する圧気供給手段と、安全弁の駆動状態を検出す るための安全弁駆動状態検出手段とを設けたことにより、放出ラインの圧気導入 ノズルに走行台車の圧気供給手段から圧気を供給して放出ラインに据え付けられ た安全弁を放出試験することができる。また、走行台車には放出試験される安全 弁の駆動状態を検出する手段が設けられていることから安全弁の放出と同時にそ の試験結果を検出することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0009】 図1に示すようにプラント配管には従来例同様に放出ライン2が分岐されて設 けられている。この放出ライン2に開閉遮断弁3と安全弁4との間には圧気を導 入するための圧気導入ノズル5が設けられている。また、この圧気導入ノズル5 には後述する圧気供給手段と接続するためのフランジ継手6が設けられている。
【0010】 一方、走行台車7には圧気供給手段8が設けられていると共に安全弁4が駆動 されたとき安全弁4の駆動状態を検出する安全弁駆動状態検出手段9が設けられ ている。圧気供給手段8は主に不活性ガスあるいは空気等を昇圧するための圧縮 機10とこの圧縮機10から昇圧された空気等を蓄圧するための蓄圧ドラム11 とから構成されている。蓄圧ドラム11には圧気導入ノズル5と結ばれる圧気移 送ライン12が接続されている。この圧気移送ライン12の先端部にはフレキシ ブル管13が接続されており、このフレキシブル管13がフランジ継手6に着脱 自在に取り付けられるように構成されている。圧縮機10と蓄圧ドラム11とを 結ぶ圧気移送ライン14には圧気調整弁15と遮断弁16が設けられていると共 にこれら圧気調整弁15と遮断弁16との上流側と下流側とを結ぶバイパス通路 17が設けられている。このバイパス通路17にはバイパス開閉弁18が設けら れている。そこで、圧縮機10によって加圧された空気等は圧気移送ライン14 のバイパス通路17を通して蓄圧ドラム11に送られて、被試験対象たる安全弁 4の放出設定圧力値に近似する圧力まで蓄圧ドラム11で蓄圧されるように構成 されている。蓄圧ドラム11には圧力計19が設けられており、この圧力計19 により蓄圧ドラム11内の圧力が上記近似値に至ったことを検出して上記バイパ ス通路17のバイパス開閉弁18を閉じると共に遮断弁16及び圧気調整弁15 を開放して圧気調整弁15により蓄圧ドラム11にさらに圧縮機10から圧気を 供給して上記安全弁4が作動する迄、但し安全弁4の設定圧力の10%を越える 程度迄昇圧させるように構成されている。
【0011】 一方、走行台車7には安全弁駆動状態検出手段9が設けられており、この検出 手段9を構成するものの一つとして走行台車7より延出されて放出試験される安 全弁4の放出音あるいは振動を検出する検出センサ−20が設けられている。こ の検出センサ−20の出力側には、得られる安全弁4の放出音あるいは振動から 安全弁4が正常か否か判別する演算回路21が設けられている。この演算回路2 1と上記検出センサ−20とによって安全弁駆動状態検出手段9が、主に構成さ れている。また、演算回路21には出力側に記録計22が接続されている。安全 弁駆動状態検出手段9には安全弁4が作動した後の吹止り圧力を保持する為に、 安全弁4が作動すると同時に遮断弁16の閉止と圧縮機10の停止作動が瞬時に なされるような制御回路が含まれている。
【0012】 次に実施例の作用を述べる。
【0013】 放出ライン2の安全弁4を放出試験するに際して、走行台車7を安全弁4の近 傍に運ぶと共に開閉遮断弁3を閉じる。開閉遮断弁3を閉じた後、圧気導入ノズ ル5に圧気供給手段8としてのフレキシブル管13をフランジ継手6を介して接 続すると同時に圧縮機10を駆動して蓄圧ドラム11から開閉遮断弁3以降の放 出管部まで不活性ガスあるいは空気を蓄圧する。蓄圧ドラム11内にはバイパス 通路17を介して圧縮機10から被試験対象である安全弁4の放出設定圧力に近 似するまで上記圧力計19を検出しながら昇圧して蓄圧する。具体的には上記設 定圧力の90%程度まで昇圧して蓄圧することになる。爾後、バイパス開閉弁1 8を閉じて圧気調整弁15及び遮断弁16を開放して安全弁4が作動する迄但し 安全弁4の設定圧力の10%を越える程度迄を限界として圧縮機10から蓄圧ド ラム11に圧気を供給し、蓄圧ドラム11からの圧気を安全弁4に通過させて放 出試験を達成する。蓄圧ドラム11から圧気を安全弁4に供給して放出している ときに検出センサ−20より安全弁4の放出音あるいは振動等の安全弁4の駆動 状態を検出して演算機21に出力する。演算機21では検出センサ−20と圧力 計19から得られる信号により安全弁4の正常運転デ−タ−とを比較演算し、現 に放出された安全弁4が異常かいなか判別することができる。また、この演算機 21には記録計22が接続されていることから、その記録を記録紙等に書き込む ことができる。
【0014】 特に、圧力計19からの信号により演算機21は安全弁4の放出試験時におい て、前洩れ、吹き出し、吹き止まりの各圧力を検出して比較演算して記録するよ うに構成されている。
【0015】 このように、放出ライン2に直接圧気を導入して安全弁4の放出試験を成し得 ることから放出ライン2に安全弁4が取り付けられた状態で試験ができることか ら正確な試験結果を得ることができると共に安全弁4の放出ライン2から取り外 すことがないので、その作業性を高めることができる。また、安全弁4を取り外 すことなく放出試験ができ、且つ短時間でその試験を達成することが可能になり プラントの安全性を継続して維持することができる。なお、図中24は蓄圧ドラ ム11に設けられた放出安全弁であり、25は不活性ガス等を圧縮機10に導く ためのラインである。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような優れた効果を発揮する。
【0017】 (1) プラント配管に設けられる放出ラインの安全弁をその放出ラインに据え 付けられた状態で放出試験を成し得る。
【0018】 (2) 安全弁の放出試験を短時間で達成できプラント設備の安全性を継続して 維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す概略図である。
【図2】従来例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 プラント配管 2 放出ライン 3 開閉遮断弁 4 安全弁 5 圧気導入ノズル 7 走行台車 8 圧気供給手段 9 安全弁駆動状態検出手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LNGあるいはLPG等の流体を移送す
    るプラント配管に、その配管内が所定圧以上になったと
    きに大気等に放出させて管内圧を減ずる安全弁の検査装
    置において、上記プラント配管と安全弁とを結ぶ放出ラ
    インに設けられた開閉遮断弁と該開閉遮断弁と安全弁と
    の間の放出ラインに設けられ安全弁を作動させるための
    圧気を導入する圧気導入ノズルと走行台車に支持され上
    記圧気導入ノズルに作動圧気を供給するための圧気供給
    手段と上記走行台車に支持され上記圧気供給手段により
    上記安全弁が駆動されたとき安全弁の駆動状態を検出す
    るための安全弁駆動状態検出手段とを備えたことを特徴
    とする安全弁試験装置。
JP3084691U 1991-05-02 1991-05-02 安全弁試験装置 Expired - Lifetime JP2513479Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010043967A (ja) * 2008-08-13 2010-02-25 Gasuken:Kk 気体供給システムの検査方法および検査装置
KR101358087B1 (ko) * 2013-03-26 2014-02-04 한국기계연구원 안전밸브 정밀 자동시험방법 및 장치
WO2020208815A1 (ja) * 2019-04-12 2020-10-15 株式会社福井製作所 パイロット式安全弁の検査方法
JP2021177132A (ja) * 2020-05-07 2021-11-11 ダフン イエヌジー カンパニー リミテッドDaheung Eng Co., Ltd. 安全弁の性能試験測定装置

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