JP2010043498A - 断熱パネル構造 - Google Patents

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穣 君島
Kiyoko Adachi
喜世子 足立
Masaharu Fukunishi
正治 福西
Yukiko Matsuura
有希子 松浦
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【課題】一般家屋の外壁用に使用され、夏季は高い外気温を遮り、冬季は冷気を防いで断熱層を形成する外張り用の断熱パネル構造を提供する。
【解決手段】パネル体1と断熱材本体2とからなる断熱パネルの構造であって、該断熱材本体2は間隔をおいて上記パネル体1上に並設されるとともに、該断熱材本体2の側部には隣り合う断熱材本体2の間の空間を埋める断熱スペーサー3が屈曲自在に取り付けられてなる断熱パネル構造Aとすることにより、短時間で施工可能とした。
【選択図】図4

Description

本願発明は、建築物の外壁の断熱に使用される断熱パネルに関し、特に、一般家屋の外側に断熱層を形成する外張り断熱パネルの構造に関するものである。
近年、一般住宅等においても、夏は冷房、冬は暖房を施すことが普及しており、建物の壁、天井、床の内部に断熱施工を行い、夏季は高い外気温を遮り、冬季は冷気を防いで、四季を通じて快適な住環境で過ごせるように住宅の高性能化が図られている。特に近年、資源、エネルギーの有効活用の観点から建物の気密性や断熱性を向上させるための種々の技術が求められている。
例えば、特開2004−92125号公報には、特に木造系や鉄骨系の建物において構造体の屋外側に断熱・気密ラインを形成する外断熱方式の壁構造が開示されている。すなわち、柱、梁、胴縁その他の軸組部材の屋外側表面に気密テープが貼着され、四周を構成する枠材の内側に断熱材が充填されて屋内側全面に気密フィルムが貼着されてなる壁断熱パネルが、前記軸組部材の屋外側に密着状態で建て込まれ、前記壁断熱パネルの縦目地部分に配した壁断熱パネル取り付け金具によって各壁断熱パネルが前記軸組部材に固定され、前記壁断熱パネルの縦目地部分に断熱充填材が充填され、前記壁断熱パネルの縦目地部分に固定した外壁パネル取り付け金具を介して壁断熱パネルの屋外側に外壁パネルが取り付けられたことを特徴とする外断熱壁構造が開示されている。
そして、上記壁断熱パネルは、現場での施工が容易で、断熱・気密ラインの連続性を確保しやすく、長期的にも建物の劣化を生じにくく、また、壁断熱パネルの枠材の断面寸法を規格化することにより、断熱材の厚みが変化しても、外壁の下地材や仕上げ材を軸組部材に対して共通の納まりで取り付けることができるとその効果が記載されている。
特開2004−92125号公報
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなしたものであり、その目的は、梁、柱、土台等の構造材や軸組材に作業性よく取り付けることができるとともに、夏季は高い外気温を遮り、冬季は冷気を防いで一般家屋の外側に断熱層を形成する外張り用の断熱パネルの構造を提供することである。
上記課題を解決するために、本願請求項1に記載の発明に係る断熱パネル構造は、パネル体と断熱材本体とからなる断熱パネルの構造であって、該断熱材本体は間隔をおいて上記パネル体上に並設されるとともに、該断熱材本体の側部には隣り合う断熱材本体の間の空間を埋める断熱スペーサーが屈曲自在に取り付けられてなることを特徴としている。
上記断熱スペーサーは、断熱材本体に粘着テープやプラスチック蝶番等の蝶番類、あるいは屈曲自在に一体成形される等、公知の手段によって一体的に屈曲自在に取り付けられる。上記パネル本体としては、クロス合板や強化合板、パーティクルボード、MDF(中密度繊維板)、WBP(ウッドプラスチックボード)、集積材等の木質系基板、石膏ボード、石膏スラグボード等の石膏系基材、パルプセメント板等の繊維セメント板、ならびに上記各基材の複合体を用いることができる。
また、上記断熱材本体を形成する断熱材としては、合成樹脂発泡体からなる各種のものをあげることができる。例えば、発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタン、ビーズ法ポリスチレン、エポキシフォーム、フェノールフォーム、ポリエチレンフォーム等の硬質合成樹脂発泡体の圧縮成形品が用いられ、これらを板状に成形したものや、高密度のグラスウールマット、ロックウールマット等を単独で板状の形態を保持する程度の硬さに成形したものが用いられる。
本願請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の断熱パネル構造において、上記断熱材本体の屋外側角部には上記断熱スペーサーが屈曲自在にヒンジ結合されるとともに、上記断熱スペーサーの自由端は屋外側から屋内側へ向かう鋭角の傾斜面を形成するように面取りされ、間隔をおいて隣り合う断熱材本体の側部には上記傾斜面が重合する受け傾斜面が形成されたことを特徴としている。
本願請求項1記載の発明に係る断熱パネル構造は、パネル体と断熱材本体とからなり、該断熱材本体は間隔をおいて上記パネル体上に並設されて、該断熱材本体の側部には隣り合う断熱材本体との間の空間を埋める断熱スペーサーが屈曲自在に取り付けられているため、従来のように当初、パネル体上に断熱材本体を間隔をおいて並設し、断熱材本体どうしの間の空間から釘打ち、ビス留め、タッカー留め等によりパネル体を軸組材に固定した後、上記空間に相当するサイズの断熱スペーサーを作製し嵌合する方法に比べて短時間で施工が可能となる。
また、断熱スペーサーを仕分けて管理する手間が省けるとともに、別途、梱包する必要がなく輸送コスト等を下げることができる。さらに、風等の外力により一旦嵌められた断熱スペーサーが脱落したり、紛失することを防止でき、断熱パネル工事の施工と外壁パネル工事の施工との間に時間的な間隔があいてもスペーサーが脱落する等の問題なく外張り断熱パネルの施工を行うことができる。
本願請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明に係る断熱パネル構造において、上記断熱材本体の屋外側角部には上記断熱スペーサーが屈曲自在にヒンジ結合されているため、上記断熱パネル構造を柱や間柱に固定する際は断熱スペーサーを開いて断熱材本体と断熱材本体との空間を確保し、この空間を利用して釘、ビス、タッカー等を打ち込み、上記断熱パネル構造を固定することができる。この固定作業終了後に上記断熱スペーサーを回動させて空間を閉じる。
また、上記断熱スペーサーの自由端は屋外側から屋内側へ向かう鋭角の傾斜面に面取りされ、隣り合う断熱材本体の側部には上記傾斜面が重合する受け傾斜面が形成されているため、空間を閉じたときぴったりと重なり合って固定手段、例えば釘の頭は隠されて断熱パネル構造を作業性よく、かつ、見映えよく柱や間柱等の軸材に固定することができる。
さらに、上記断熱パネル構造を該断熱パネル構造自体および胴縁を挿通する脚長の固定手段を用いて柱等軸組材に固定することにより、作業性よく断熱下地材の施工を行うことができる。このようにして、本願発明の断熱パネル構造を一般住宅の外壁用として使用した場合、屋内で結露等の問題が発生しにくく、かつ、冷房、暖房効果を向上させることのできる良好な居住環境を提供できる。
以下、本願発明にかかる断熱パネルの実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本願発明の第1実施形態に係る断熱パネル構造Aを示す斜視図である。図1に示すように、上記断熱パネル構造Aは、パネル体1と断熱材本体2とからなり、該断熱材本体2と隣接する断熱材本体2とは間隔をおいてパネル体1の上に並設されている。また、断熱材本体2の屋外側角部21には隣り合う断熱材本体2との間の空間Sを埋める断熱スペーサー3が上記屋外側角部21に屈曲自在に粘着テープやプラスチック蝶番等の蝶番類、あるいは屈曲自在に一体成形される等、公知のヒンジ結合手段4によってヒンジ結合されている。
図2は、本願発明の第2実施形態に係る断熱パネル構造Bを示す斜視図である。図3は、上記第2実施形態に係る断熱パネル構造Bを示す平面図である。図2、図3に示すように、第2実施形態においては、上記断熱スペーサー3の自由端は屋外側から屋内側へ向かう鋭角の傾斜面31を形成するように面取りされ、間隔をおいて隣り合う断熱材本体2の側部には上記傾斜面31が重なる受け傾斜面22が形成されている。
つぎに、上記のように配設された断熱パネル構造Bを施工する方法について述べる。図4は、上記断熱スペーサー3を開いて断熱材本体2と断熱材本体2との間に空間Sを確保した状態を示す説明図である。すなわち、断熱材本体2の屋外側角部21にヒンジ結合手段4で屈曲自在にヒンジ結合された断熱スペーサー3を開いて上記空間Sを確保し、この空間を利用して断熱パネル構造Bを柱5や間柱51に釘、ビス、タッカー等の固定手段6によりしっかりと固定する。ついで、図5に示すように、上記断熱スペーサー3を回動させて空間Sを閉じる。
このようにすることにより、上記断熱スペーサー3の傾斜面31と断熱材本体2の受け傾斜面22とがぴったりと重合し、固定手段6、例えば釘の頭は隠されて断熱パネル構造Bを作業性よく柱5や間柱51等の軸材に固定することができる。なお、上記傾斜面31との受け傾斜面22とを重合する際、必要に応じてテープ、接着剤、釘等で仮留めすることにより、更に効率よく作業することができる。
図6は、図5に示すように、柱5や間柱51等の軸材の屋外側に外張りした第2実施形態に係る断熱パネル構造Bに透湿防水シート7を介して縦胴縁8を脚長の釘等の胴縁固定手段9によって固定する状態を示す説明図である。上記透湿シート7としては公知のシートが用いられ、屋内側からの湿気は気体として屋外に排気するとともに、雨水等、液体としての水の浸入を防ぐ特殊素材からなる透湿シート7が用いられる。
上記したように、断熱材本体2の側部に隣り合う断熱材本体2との間の空間Sを埋める断熱スペーサー3を屈曲自在に取り付けることにより、断熱パネル構造Bを柱5や間柱51等に固定する作業工程を単純化することができるため、従来の施工方法による場合より手間が掛かることなく、作業性よく断熱下地材の施工を行うことができ、施工コストの低減を図ることができる。
以上述べたように、本願発明に係る断熱壁構造Bを例えば、一般住宅の外壁用として用いた場合、屋内で結露が発生しにくく、断熱性、耐久性に優れるとともに、良好な居住環境を提供することができる。なお、上記実施形態においては、断熱壁パネルBを用いた例について説明したが、断熱壁パネルBに限定されず、断熱壁パネルAを用いてもよく、このように本願発明は設計変更自在であり、特許請求の範囲を逸脱しない限り、いずれも本願発明の技術的範囲に属する。
本願発明の第1実施形態に係る断熱パネル構造を示す斜視図。 本願発明の第2実施形態に係る断熱パネル構造を示す斜視図。 本願発明の第2実施形態に係る断熱パネル構造を示す平面図。 本願発明の第2実施形態に係る断熱スペーサーを開いて断熱材本体と断熱材本体との間に空間を確保した状態を示す説明図。 本願発明の第2実施形態に係る断熱スペーサーを回動させて空間を閉じた状態を示す説明図。 屋外側に外張りした第2実施形態に係る断熱パネル構造に透湿防水シートを介して縦胴縁を脚長の釘等の胴縁固定手段によって固定する状態を示す説明図。
符号の説明
A 本願発明の第1実施形態に係る断熱パネル
B 本願発明の第2実施形態に係る断熱パネル
S 隣り合う断熱材本体の間の空間
1 パネル体
2 断熱材本体
21 屋外側角部
22 受け傾斜面
3 断熱スペーサー
31 傾斜面
4 ヒンジ結合手段
5 本柱
51 間柱
6 固定手段
7 透湿防水シート層
8 胴縁
9 胴縁固定手段

Claims (2)

  1. パネル体と断熱材本体とからなる断熱パネルの構造であって、該断熱材本体は間隔をおいて上記パネル体上に並設されるとともに、該断熱材本体の側部には隣り合う断熱材本体の間の空間を埋める断熱スペーサーが屈曲自在に取り付けられてなる断熱パネル構造。
  2. 上記断熱材本体の屋外側角部には上記断熱スペーサーが屈曲自在にヒンジ結合されるとともに、上記断熱スペーサーの自由端は屋外側から屋内側へ向かう鋭角の傾斜面を形成するように面取りされ、間隔をおいて隣り合う断熱材本体の側部には上記傾斜面が重合する受け傾斜面が形成された請求項1に記載の断熱パネル構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6315442Y2 (ja) * 1982-09-22 1988-04-30
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JP2000154603A (ja) * 1998-11-20 2000-06-06 Ig Tech Res Inc 断熱パネル

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