JP2010042519A - 樹脂成形品の製造方法および樹脂成形品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本体裏面に発泡層を有する樹脂成形品の製造方法およびその樹脂成形品を提供する。
【解決手段】 樹樹脂成形品本体を形成する成形樹脂と、発泡させることで発泡層71となる発泡性樹脂7と、からなる熱可塑性樹脂の二色成形による成形金型1を用いた製造方法であって、上記成形金型1の型閉めを行い、上記型閉めにより形成した空間に、上記成形樹脂を注入して樹脂成形品本体を形成し、その後、上記成形金型1の一方の金型に設けた上記駆動型部4を動かして、上記発泡性樹脂7を注入し発泡させる新たな空間を形成し上記発泡性樹脂7を注入し発泡させて、発泡層71を密着して備えた樹脂成形品を製造する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、樹脂成形品の製造方法および樹脂成形品、殊に断熱用の発泡層を有する樹脂便器ボウルの製造方法および断熱用の発泡層を有する樹脂便器ボウルに関するものである。
従来の樹脂便器ボウルを備えた便器において、上記樹脂便器ボウル裏面に発生する結露により、床面固定具の腐食が生じることがある。そのため、断熱性を有する発泡スチロールなどの断熱部材を、粘着テープなどの接着部材で上記樹脂便器ボウル裏面に貼り付けて、結露の発生防止を行っている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、樹脂便器ボウルとは別に断熱部材を製造していたため、別途断熱部材用の製造工程および金型が必要であり、更に接着部材を用いた樹脂便器ボウルへの取付工程も必要となっていた。
特開平9−004029号公報
本発明は、上記従来の問題点に鑑みて発明したものであり、樹脂成形品裏面に断熱性のある発泡層を一体で設けた樹脂成形品の製造方法を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明の樹脂成形品の製造方法は、樹脂成形品本体を形成する成形樹脂と、発泡させることで発泡層71となる発泡性樹脂7と、からなる熱可塑性樹脂の二色成形による製造方法であって、前記樹脂成形品本体の表面を形成する表面形成面を備えた可動側型部2と、前記樹脂成形品本体の裏面を形成する裏面形成面42を備えた固定側型部3と、からなる成形金型1を用い、前記固定側型部3には裏面形成面42の一部もしくは全てを備えた少なくとも一つ以上の駆動型部4を設けてあって、前記可動側型部2を動かして前記成形金型1の型閉めを行い、前記型閉めにより形成した空間に、前記成形樹脂を注入して樹脂成形品本体を形成し、その後、前記駆動型部4を動かして、前記発泡性樹脂7を注入し発泡させる新たな空間を形成し前記発泡性樹脂7を注入し発泡させて、樹脂成形品本体の裏面に密着した発泡層71を設けることを特徴とするものである。
このような構成をすることで、断熱部材を別途製造し樹脂成形品本体に取り付ける工程が不要となり、作業工程を容易にできる。尚且つ二色成形で形成するため、樹脂成形品本体と断熱部材との密着性が高まり、断熱性を向上できる。
また、前記駆動型部4の加熱および冷却を行う温度調節手段を備えた前記駆動型部4であって、前記発泡性樹脂7の注入時には前記駆動型部4の温度を下げ、前記発泡性樹脂7の発泡時には前記駆動型部4の温度を上げることで、前記発泡性樹脂7の発泡が良好に行えるため、品質の向上した発泡層71が得られるものとなり好ましい。
また、注入した前記成形樹脂の状態を検知する検知手段46を備えた前記成形金型1であれば、注入した前記成形樹脂の充填状態および硬化具合を判断でき、前記発泡性樹脂7を注入するタイミングの調節が容易となり、前記発泡性樹脂7の発泡を良好に行え、断熱性が向上し好ましい。
また、前記検知手段46に連動する制御手段を設け、前記発泡性樹脂7の注入直後に、前記駆動型部4の動く量を、前記制御手段が調節することで、前記発泡性樹脂7の充填圧力にばらつきが生じても、前記発泡性樹脂7を注入する発泡性樹脂注入空間92を広くすることで、注入する前記発泡性樹脂7の発泡のばらつきを調節でき、安定した発泡層71の形成を行えるものとなり好ましい。
また、前記成形樹脂の注入手段と、前記発泡性樹脂7の注入手段と、の切替機構47を備えた前記駆動型部4であって、前記駆動型部4の動きに連動して、前記切替機構47が注入する樹脂を切り替えることで、夫々の注入手段の切替操作を不要とし、作業工程が容易になり好ましい。
また、前記発泡性樹脂7の発泡中に、前記発泡性樹脂7を発泡させる発泡空間93を少なくとも一回以上増加させ、増加した前記発泡空間93に、前記発泡性樹脂7を更に発泡させることで、樹脂成形品の形状や用途に合わせて、発泡層71の厚さを調節可能となり好ましい。
また、本発明の樹脂成形品は、請求項1から6のいずれか一つに記載の樹脂成形品の製造方法で製造したことを特徴とするものである。
このような構成をすることで、断熱部材である発泡層71を樹脂成形品本体と一体で成形でき、粘着テープなどの接着部材の経年劣化による断熱部材の剥離を防止できるものとなる。
上記のように、本発明の樹脂成形品の製造方法は、断熱部材を製造する製造装置を別途設ける必要が無く、且つ断熱部材となる発泡層を樹脂成形品本体と連続した工程で製造できるため、断熱部材の樹脂成形品本体への取付作業が必要無く、製造工程を容易にできる。そして、二色成形であるため、断熱部材を樹脂成形品本体へ接着する接着部材が必要無く、且つ樹脂成形品本体と断熱部材との密着性が高まり、断熱性を向上した樹脂成形品を製造できる。
また、本発明の樹脂成形品は、断熱部材と樹脂成形品本体の間に接着部材が必要無いため、接着部材の経年劣化による断熱部材の剥離を防止でき、且つ断熱部材を樹脂成形品本体に直接設けているため、断熱性が向上したものとなる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1および図2に示す実施例で製造される樹脂成形品は、樹脂便器ボウル8であり、表面底部から後方に貫通する配管を備えた樹脂便器ボウル本体81と、上記樹脂便器ボウル本体81の裏面に一体で設けた発泡層71と、からなるものであり、上記樹脂便器ボウル本体81の一部には、発泡層71を設けない背面部位を、上記配管の外周面に対向する位置に設けてある。
そして、上記発泡層71を裏面に設けた上記樹脂便器ボウル8の製造方法は、上記樹脂便器ボウル本体81を形成する成形樹脂と、上記発泡層71を形成する発泡性樹脂7の、二種類の熱可塑性樹脂を用いた二色成形である。なお、発泡性樹脂7は発泡剤を含ませた樹脂あるいはガス含浸したガス含浸樹脂が望ましいが、本発明の製造方法で、樹脂便器ボウル本体81の裏面に発泡層71を製造可能とするものであれば、特に限定しない。
また、上記二色成形を行う製造装置は、固定盤(特に図示しない)と、上記固定盤に対向し上記固定盤に対して垂直方向に可動自在の可動盤(特に図示しない)と、上記固定盤および可動盤間の空間内にあり可動盤の動きに伴い型閉めあるいは型開きを行う成形金型1と、上記成形金型1により形成されるキャビティ9に二種類の熱可塑性樹脂を注入する夫々の射出成形機(特に図示しない)と、からなるものである。
上記成形金型1は、上記固定盤に固定され上記樹脂便器ボウル本体81の背面部位以外の裏面および上記配管外周面の固定盤側半周の形成面を備えた固定側型部3と、上記可動盤に固定され樹脂便器ボウル本体81の表面の形成面を備えた可動側型部2と、上記配管の残りの面および上記背面部位の裏面の背面部位形成面56を備えたスライド部5と、からなるものである。
前記可動側型部2は、上記樹脂便器ボウル本体81の表面の形成面である可動側型部コア23と、上記可動側型部コア23を支持する可動側型部型板22と、上記可動側型部コア23および上記可動側型部型板22の樹脂成形時の圧力によるたわみを防止するサポートピラー24と、上記サポートピラー24を支持し前記可動盤に固定された可動側型部取付板21と、前記固定側型部3に対して可動側型部2を位置決めするノックピン25と、上記ノックピン25の型閉め時に前記固定側型部3の接する端部に設けたノックプレート26と、からなるものである。
また、上記サポートピラー24に沿ってスライド自在とするエジェクタープレート27に、上記ノックピン25は固定されており、上記エジェクタープレート27の動きに伴い、製造した樹脂便器ボウル8を成形金型1から取り外す押出し部材の役割も備えている。
そして、型閉め時に上記ノックプレート26と接する上記固定側型部3は、前記固定盤に固定された固定側型部取付板31と、上記固定側型部取付板31に固定され上記樹脂便器ボウル本体81の縁および上記配管外周面の固定盤側半周を形成する固定側型部型板32と、前記樹脂便器ボウル本体81の裏面の形成面を備えた駆動型部4と、からなるものである。
更に、上記駆動型部4は、樹脂便器ボウル本体81の裏面を形成する裏面形成面42と、前記キャビティ9に樹脂を注入する注入経路であり駆動型部4内部を貫通するゲート43と、前記射出成形機の取付口であり上記ゲート43と連通するロケートリング44と、からなるものであり、前記固定側型部型板32に対して可動自在である。
駆動型部4の固定側型部型板32に対する動きを、図2に基づいて説明する。図2aは、成形金型1の型閉めを行い成形樹脂注入空間91を形成した状態であり、駆動型部4は、可動側型部コア23に最も接近している。上記成形樹脂注入空間91に、図2bのように、ゲート43を介して成形樹脂を注入することで、樹脂便器ボウル本体81が形成される。
そして、成形樹脂の硬化途中に、駆動型部4を動かし、発泡性樹脂注入空間92を形成し、図2cのように上記発泡性樹脂注入空間92に発泡性樹脂7を注入する。
なお、上記発泡性樹脂7は、上記発泡性樹脂注入空間92全体に充填せず端部に余裕を設けることで発泡する領域を広く取れ望ましいが、上記発泡性樹脂注入空間92全体に充填してもよく、断熱性を持つ発泡層71を形成可能であれば、特に限定はしない。
更に、上記発泡性樹脂7の硬化途中に、駆動型部4を動かし、発泡空間93を形成することで、発泡性樹脂7の内部圧力が低下し、発泡性樹脂7の発泡が生じ上記発泡空間93および上記発泡性樹脂注入空間92の上記余裕に、図2dのように発泡層71を形成するものである。
したがって、硬化途中の成形樹脂に発泡性樹脂7を注入したことで、二つの樹脂の密着性が向上し、互いが強固に接合し、より発泡層71が剥離し難いものとなる。そして、硬化途中の上記発泡性樹脂7を発泡させることで、適切な粘度での発泡を行え、発泡層71の崩壊を防止でき、断熱部材としての効果が得られる厚さの発泡層71を裏面に設けた樹脂便器ボウル8を製造することができる。
なお、前記スライド部5は、前記可動側型部2側と、前記固定側型部3側と、に分かれて設けてある。上記可動側型部2側には、配管内周面を形成する配管内周形成部511を備えたスライドコア51と、上記スライドコア51を可動側型部型板22に対してスライド自在とするガイドプレート52と、型開き時の上記スライドコア51の抜け落ちを防止するスライドストッパー53と、が設けてある。
そして、前記固定側型部3側には、上記スライドコア51を傾斜してガイドするアンギュラピン54と、上記スライドコア51に掛かる成形時の圧力を受けるロッキングブロック55と、が設けてある。
したがって、上記スライド部5は、前記可動側型部2の型閉めおよび型開きに伴い、スライドコア51を、アンギュラピン54で傾斜してガイドしつつ、ガイドプレート52に沿ってスライドさせるものであり、型閉め時には、配管内周形成部511を可動側型部コア23に係合し、可動側型部2との間にキャビティ9の一部を形成するものである。
そして、上記キャビティ9の一部とは、図1cのように、上記配管内周形成部511だけでなく、前記配管外周面の可動盤側半周を形成する可動盤側半周形成面512と、前記背面部位の裏面を形成する背面部位形成面56と、を備えたスライドコア51により形成される成形樹脂注入空間91である。
また、上記背面部位は、上記スライドコア51の背面部位形成面56により裏面を形成されているため、発泡性樹脂注入空間92および発泡空間93が形成されず、発泡層71を設けない部位となっている。
また、他例として、図3は、前記駆動型部4の内部に、熱水や蒸気などの加熱流体の流動する加熱管451と、冷水などの冷却流体の流動する冷却管452とからなる温度調節手段を設け、前記裏面形成面42の温度調節を可能したものである。
発泡性樹脂7の注入時に、冷却管452に冷却流体を流し上記裏面形成面42の温度を下げることで、発泡性樹脂7を途中で発泡させることなく安定して注入でき、発泡性樹脂注入空間92への充填が容易となる。
そして、発泡時には冷却管452への冷却流体の流動を止め、加熱管451に加熱流体を流すことで、上記裏面形成面42の温度を上げて、発泡性樹脂7の発泡を促進する。
また、図4は、注入された成形樹脂の状態を検知する検知手段46を成形金型1に備えた他例である。
上記検知手段46は、例えば温度センサーまたは圧力センサーであり、成形樹脂の温度または圧力を検知するものである。上記検知手段46の検知した変化値に基づいて、注入された成形樹脂の充填および硬化状態を判断し、発泡性樹脂7を注入するタイミングを調節する。
なお、固定側型部型板32や、駆動型部4に検知手段46を備えることで、発泡性樹脂7の充填状況や、発泡層71の形成状況なども検知でき、各工程へ移行するタイミングの判断が容易となり、品質の安定した発泡層71を裏面に設けた樹脂便器ボウル8の製造が可能となる。
更に、上記検知手段46の情報を基に駆動型部4を制御する制御手段(特に図示しない)、例えばコンピュータ、により、駆動型部4の動作タイミングや、駆動型部4の動作により形成されるキャビティ9の量を制御することで、樹脂便器ボウル8ごとの発泡層71の厚さのばらつきが減少され、発泡層71を裏面に設けた樹脂便器ボウル8を安定した品質で製造できる。
なお、検知手段46は、複数のセンサーからなるものであってもよく、検知手段46の種類や数は特に限定しない。もちろん、制御手段においても、コンピュータに限定するものではない。
また、図5は、成形樹脂射出部33と発泡性樹脂射出部34を固定側型部型板32に設け、前記ゲート43と夫々の射出部との連結を切り替える切替機構47を駆動型部4に備えた他例である。
上記成形樹脂射出部33は、成形樹脂用射出成形機を取り付ける成形樹脂用ロケートリングと、上記成形樹脂用ロケートリングから上記ゲート43へ開口する成形樹脂用連結管と、からなるものであり、発泡性樹脂射出部34は、発泡性樹脂7用射出成形機を取り付ける発泡性樹脂7用ロケートリングと、上記発泡性樹脂7用ロケートリングから上記ゲート43へ開口する発泡性樹脂7用連結管と、からなるものである。
駆動型部4が成形樹脂注入空間91を形成した時、成形樹脂射出部33と駆動型部4のゲート43は連結し、成形樹脂の注入を可能とする。そして、上記駆動型部4が動き、発泡性樹脂注入空間92を形成すると、上記成形樹脂射出部33との連結が解かれ、前記発泡性樹脂射出部34と上記ゲート43が連結し、発泡性樹脂7の注入を可能とする。
なお、上記駆動型部4の動きに伴い、注入する樹脂を切り替えることができるものであれば、切替機構47と、夫々の樹脂の射出部は特に限定しない。
また、図6は、駆動型部4を、ゲート43を備えた円筒状の第一駆動型部411と、上記第一駆動型部411が動く円筒状の空間を備えた第二駆動型部412と、からなる二つに分割したものであり、発泡空間93が、一次発泡空間と、発泡促進のための発泡促進空間の二段階に変化する他例である。
図6aは、第一駆動型部411および第二駆動型部412が共に動き、一次発泡空間を形成した状態であり、図2dと同一の発泡層71を形成するものである。
そして、一次発泡中に、発泡促進空間形成のために第一駆動型部411が更に動くことで、キャビティ9内の樹脂圧力が低下して発泡が促進され、図6bのように一部の厚さを増加させた発泡層71となる。
したがって、発泡層71の一部の厚さを増加させたことで、断熱性だけでなく、樹脂便器ボウル8使用時の防音効果を付加したものが製造可能となる。
なお、第一駆動型部411のみが動き一次発泡空間を形成した後、第一駆動型部411と第二駆動型部412が共に動き発泡促進空間を形成するものであってもよく、ましてや駆動型部4を三つ以上に分割したものや、発泡空間93を三段階以上変化させるものとし、発泡層71の厚さを部位ごとに調節可能としたものであってもよい。
また、固定側型部3に設けた駆動型部4による発泡層71の形成に加え、スライド部5に前記背面部位形成面56を備えた駆動型部4を設け、前記樹脂便器ボウル本体81の背面部位にも、発泡性樹脂注入空間92および発泡空間93を形成し、上記背面部位に対しても、発泡層71を形成するものとしてもよい。
本発明の実施例であり、(a)は側断面図であり、(b)はW−W面での断面図であり、(c)はV−V面での断面図である。 同上ののW−W面での断面図における駆動型部の動作例であり、(a)は成形樹脂注入空間を形成した状態であり、(b)は成形樹脂を注入した状態であり、(c)は発泡性樹脂を注入した状態であり、(d)は発泡層を形成した状態である。 同上の、駆動型部に温度調節手段を備えた他例である。 同上の、駆動型部に検知手段を備えた他例である。 同上の、駆動型部に注入手段の切替機構を備えた他例である。 同上の更に他例であり、(a)は一次発泡空間に一次発泡を行った状態であり、(b)は発泡促進空間を形成し発泡を促進した状態である。
符号の説明
1 成形金型
2 可動側型部
3 固定側型部
4 駆動型部
5 スライド部
7 発泡性樹脂
71 発泡層

Claims (7)

  1. 樹脂成形品本体を形成する成形樹脂と、発泡させることで発泡層となる発泡性樹脂と、からなる熱可塑性樹脂の二色成形による製造方法であって、前記樹脂成形品本体の表面を形成する表面形成面を備えた可動側型部と、前記樹脂成形品本体の裏面を形成する裏面形成面を備えた固定側型部と、からなる成形金型を用い、前記固定側型部には裏面形成面の一部もしくは全てを備えた少なくとも一つ以上の駆動型部を設けてあって、前記可動側型部を動かして前記成形金型の型閉めを行い、前記型閉めにより形成した空間に、前記成形樹脂を注入して樹脂成形品本体を形成し、その後、前記駆動型部を動かして、前記発泡性樹脂を注入し発泡させる新たな空間を形成し前記発泡性樹脂を注入し発泡させて、樹脂成形品本体の裏面に密着した発泡層を設けることを特徴とする樹脂成形品の製造方法。
  2. 前記駆動型部の加熱および冷却を行う温度調節手段を備えた前記駆動型部であって、前記発泡性樹脂の注入時に前記駆動型部の温度を下げ、前記発泡性樹脂の発泡時に前記駆動型部の温度を上げることを特徴とする請求項1記載の樹脂成形品の製造方法。
  3. 注入した前記成形樹脂の状態を検知する検知手段を備えた前記成形金型であることを特徴とする請求項1または2記載の樹脂成形品の製造方法。
  4. 前記検知手段に連動する制御手段を設け、前記発泡性樹脂の注入直後に、前記駆動型部の動く量を、前記制御手段が調節することを特徴とする請求項3記載の樹脂成形品の製造方法。
  5. 前記成形樹脂の注入手段と、前記発泡性樹脂の注入手段と、の切替機構を備えた前記駆動型部であって、前記駆動型部の動きに連動して、前記切替機構が注入する樹脂を切り替えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の樹脂成形品の製造方法。
  6. 前記発泡性樹脂の発泡中に、前記発泡性樹脂を発泡させる発泡空間を少なくとも一回以上増加させ、増加した前記発泡空間に、前記発泡性樹脂を更に発泡させることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の樹脂成形品の製造方法。
  7. 請求項1から6のいずれか一つに記載の樹脂成形品の製造方法で製造したことを特徴とする樹脂成形品。
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