JP2010041737A - 車両用モーター取付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】モーターの周方向移動を抑制しつつ、外部から加わる荷重に耐え得るモーターの保持性と、ハウジングへの振動伝達を原因とする電磁騒音の発生防止と、の両立を図ることができる車両用モーター取付け構造を提供すること。
【解決手段】ロータ4aとステータ4bを有するモータージェネレータ4を、外周に配置されたハウジング20に取り付ける車両用モーター取付け構造A1において、モータージェネレータ4の外周を覆い、且つ、ステータ4bのステータコアと結合するモーターカバー21と、ハウジング20に対するモーターカバー21の軸方向変位を弾性支持する弾性プレート片28と、ハウジング20に対するモーターカバー21の径方向変位を弾性支持するガイドリング31と、ハウジング20に対するモーターカバー21の周方向位置を固定するハウジング側キー溝23a,カバー側キー溝21d´,キー25と、を有する手段とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、駆動ユニット等に適用され、ロータとステータを有するモーターを、該モーターの外周に配置されたハウジングに取り付ける車両用モーター取付け構造に関するものである。
従来、ロータと、ロータの周囲に配置されるステータと、ステータを収容するハウジングと、ハウジングに取付けられた蓋と、を含む車両用モーターの取付け構造としては、ステータとハウジングとの間に制振部材を介在し、ステータをハウジングに対しボルトによって固定したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来の車両用モーター取付け構造では、制振部材を設定することにより、潤滑および冷却用のオイルが通過可能な流体通路を確保しつつ、ステータの振動のハウジングへの伝達を減衰させるようにしている。
特開2006-166554号公報
しかしながら、従来の車両用モーター取付け構造にあっては、ステータコアの端面を、ハウジングに対しボルトにより直接固定しているため、ステータコアに発生する振動が、ステータコアとハウジングのボルト結合端面からハウジングに直接に伝わってしまい、ハウジングにより振動が増幅されて電磁騒音が発生する、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、モーターの周方向移動を抑制しつつ、外部から加わる荷重に耐え得るモーターの保持性と、ハウジングへの振動伝達を原因とする電磁騒音の発生防止と、の両立を図ることができる車両用モーター取付け構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、ロータとステータを有するモーターを、該モーターの外周に配置されたハウジングに取り付ける車両用モーター取付け構造において、モーターカバーと、軸方向弾性支持部材と、径方向弾性支持部材と、周方向固定部材と、を有することを特徴とする。前記モーターカバーは、前記モーターの外周を覆い、且つ、前記ステータのステータコアと結合する。軸方向弾性支持部材は、前記ハウジングに対する前記モーターカバーの軸方向変位を弾性支持する。前記径方向弾性支持部材は、前記ハウジングに対する前記モーターカバーの径方向変位を弾性支持する。前記周方向固定部材は、前記ハウジングに対する前記モーターカバーの周方向位置を固定する。
よって、本発明の車両用モーター取付け構造にあっては、モーターの外周を覆い、且つ、ステータと結合するモーターカバーは、軸方向弾性支持部材によりハウジングに対する軸方向変位が弾性支持され、径方向弾性支持部材によりハウジングに対する径方向変位が弾性支持され、周方向固定部材によりハウジングに対する周方向位置が固定される。
例えば、重量物であるモーターは、車両に入力される上下加速度や前後加速度の影響を受け、各方向に大きな荷重が加わる。これに対し、モーターのステータコアを直接ハウジングに弾性支持するのではなく、モーターのステータコアをモーターカバーに結合し、モーターカバーを介してハウジングに弾性支持している。また、モーターカバーとハウジングとの間に生じる周方向の相対移動、つまりモーターの周方向移動は、周方向固定部材により抑制される。このため、外部からモーターに加わる荷重にかかわらず、モーターの周方向の移動を抑制しつつ、モーターカバー内に収容されたロータとステータの位置関係を一定に維持するモーター保持性が確保される。
そして、モーターのステータコアにて発生した振動のうち、モーターカバーからハウジングへ向かって軸方向に伝達される振動成分は、軸方向弾性支持部材により減衰され、モーターカバーからハウジングへ向かって径方向に伝達される振動成分は、径方向弾性支持部材により減衰される。
この結果、モーターの周方向の移動を抑制しつつ、外部から加わる荷重に耐え得るモーターの保持性と、ハウジングへの振動伝達を原因とする電磁騒音の発生防止と、の両立を図ることができる。
以下、本発明の車両用モーター取付け構造および車両用モーター取付け方法を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1〜実施例7に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1の車両用モーター取付け構造を適用したハイブリッド車両の駆動系を示す概略図である。
実施例1の車両用モーター取付け構造を適用した後輪駆動によるハイブリッド車両(車両の一例)の駆動系は、図1に示すように、エンジン1と、フライホイール2と、エンジンクラッチ3と、モータージェネレータ4(モーター)と、自動変速機5(変速機)と、プロペラシャフト6と、ディファレンシャル7と、左ドライブシャフト8と、右ドライブシャフト9と、左後輪10と、右後輪11と、を備えている。なお、図1中で、12は左前輪であり、13は右前輪である。
前記エンジン1は、そのエンジン出力軸14にフライホイール2が設けられ、エンジンクラッチ3を介して変速機入力軸15に連結される。前記エンジンクラッチ3は、外部からの制御油圧により、クラッチ締結(滑り締結を含む。)とクラッチ解放(滑り解放を含む。)が制御される。
前記モータージェネレータ4は、永久磁石を埋設するとともに前記変速機入力軸15に連結されるロータ4aと、積層板によるステータコアにステータコイルが巻き付けられたステータ4bと、を有する同期型モータージェネレータである。このモータージェネレータ4は、駆動機能と回生機能と発電機能を有する。前記駆動機能は、バッテリ充電容量が確保されている走行時等において、ステータコイルに三相交流の電流を印加することで回転駆動する機能をいう。前記回生機能は、制動時や減速時等において、前記変速機入力軸15に制動トルクを付与することで発生する発電エネルギー分を回生する機能をいう。前記発電機能は、バッテリ充電容量が不足している走行時等において、エンジン1からの駆動力の一部によりロータ4aを回転駆動させることで発電する機能をいう。
前記自動変速機5は、例えば、プラネタリギア列と摩擦締結要素を有し、摩擦締結要素の掛け替え変速により複数の前進変速段を得る有段変速機である。この自動変速機5の変速機出力軸16には、プロペラシャフト6とディファレンシャル7が連結され、このディファレンシャル7に、左後輪10を有する左ドライブシャフト8と、右後輪11を有する右ドライブシャフト9が連結されている。
そして、ハイブリッド車両は、走行条件やバッテリ容量条件等に応じて、「ハイブリッド車走行モード」、「エンジン車走行モード」、「電気自動車走行モード」等から最適な走行モードを選択する制御が行われる。前記「ハイブリッド車走行モード」は、エンジンクラッチ3を締結し、エンジン1とモータージェネレータ4を動力源として走行するモードをいう。前記「エンジン車走行モード」は、エンジンクラッチ3を締結し、モータージェネレータ4により発電しながらエンジン1のみを動力源として走行するモードをいう。前記「電気自動車走行モード」は、エンジンクラッチ3を解放し、モータージェネレータ4のみを動力源として走行するモードをいう。
図2は、実施例1の車両用モーター取付け構造A1を示す全体断面図である。図3は、実施例1の車両用モーター取付け構造A1のうちエンジン側からの軸方向弾性支持構造及び周方向固定構造を示す図2の矢印B1方向から視た図である。図4は、実施例1の車両用モーター取付け構造A1のうち周方向固定構造を示す図2のC1部拡大断面図である。図5は、実施例1の車両用モーター取付け構造A1のうちモーターカバーに設けられたステータ突出支持面のハウジング支持構造を示す図2のC2部拡大断面図である。なお、図2は、図3におけるA−A断面を示している。以下、図2〜図5に基づいて、実施例1の車両用モーター取付け構造A1の構成を説明する。
実施例1の車両用モーター取付け構造A1は、ロータ4aとステータ4bを有するモータージェネレータ4を、該モータージェネレータ4の外周に配置されたハウジング20に取り付ける構造である。この車両用モーター取付け構造A1は、モータージェネレータ4の外周を覆い、且つ、ステータ4bのステータコアと結合するモーターカバー21と、ハウジング20に対するモーターカバー21の軸方向変位を弾性支持する軸方向弾性支持部材と、ハウジング20に対するモーターカバー21の径方向変位を弾性支持する径方向弾性支持部材と、ハウジング20に対するモーターカバー21の周方向位置を固定する周方向固定部材と、を有する。
前記ハウジング20は、エンジン1と自動変速機5の間に配置される。このハウジング20には、図2に示すように、エンジン1が連結される一端側の開口径から自動変速機5が連結される他端側の開口径に向かって段階的に縮径することで、第1段差内面22と円筒内面23と第2段差内面24を形成している。前記第1段差内面22は、周方向の3箇所に等間隔をあけて部分的に形成している。前記円筒内面23は、ほぼ同一内径を保って形成しており、第1段差内面22に連続する部分の3箇所にそれぞれハウジング側キー溝23a(図4参照)が形成されている。このため、ハウジング側キー溝23aは、モーターカバー21(=モータージェネレータ4)の周方向に等間隔に配置される。前記第2段差内面24は、全周にわたって形成している。
前記モーターカバー21は、円筒内面23に囲まれる空間に設定している。このモーターカバー21は、フロントカバー部21aと、リアカバー部21bと、インナーカバー部21cと、アウターカバー部21dと、を有して構成されている。
前記フロントカバー部21aは、モーター室とクラッチ室を画成する。前記リアカバー部21bは、モーター室と変速機入口室を画成する。前記インナーカバー部21cは、モータージェネレータ4のロータ4aに連結され、前記変速機入力軸15に対しスプライン嵌合する。前記アウターカバー部21dは、モータージェネレータ4のステータコアを結合する。
前記アウターカバー部21dには、モーター冷却媒体通路21eが形成されると共に、自動変速機5が連結される他端側であって、前記第2段差内面24と対向する位置にステータ突出支持面21fを設けている。さらに、このアウターカバー部21dには、クラッチ室に開放するカバー側キー溝21d´(図4参照)が3箇所形成されている。このカバー側キー溝21d´は、モーターカバー21(=モータージェネレータ4)の周方向に等間隔に配置されると共に、ハウジング20とモーターカバー21とを周方向に位置合わせしたとき、ハウジング側キー溝23aに対向する位置に形成される。
前記インナーカバー部21cの両側位置には、フロントカバー部21aとの間に第1ベアリング26を介装し、リアカバー部21bとの間に第2ベアリング27を介装している。
キー25は、対向したハウジング側キー溝23aとカバー側キー溝21d´との間に嵌入する回り止め部材であり、各キー溝23a、21d´間に挿入される嵌入部25aと、嵌入部25aの後端部25Aから屈曲してフロントカバー部21aに当接する当接片25bとを有し、断面形状がL字形状を呈している。嵌入部25aは、先端部25Bがハウジング側キー溝23aとカバー側キー溝21d´との間隙Δtよりも細く、後端部25Aがこの間隙Δtよりも太くなっている。当接片25bは、モーターカバー21の軸芯に向けて延在している。
前記軸方向弾性支持部材としては、外側端部28aを第1段差内面22に固定し、内側端部28bをモーターカバー21のエンジン側端面に圧接した3個の弾性プレート片28(弾性部材)を有する。この弾性プレート片28は、図2及び図3に示すように、断面形状がL字形状であり、外側端部28aを第1段差内面22にボルト29により固定し、内側の折り曲げ端部(内側端部)28bを、キー25の当接片25bを介してモーターカバー21のフロントカバー部21aに対し弾性復元力を用いて圧接している。
前記モーターカバー21の変速機側端面の軸方向支持は、図2及び図5に示すように、ハウジング20に形成された第2段差内面24と対向する位置に設けたモーターカバー21のステータ突出支持面21fを、この第2段差内面24に対して突き当て、3個の弾性プレート片28から加わる付勢力により摩擦圧着することで行っている。
前記径方向弾性支持部材としては、自動変速機5の変速機ハウジング30に形成された円筒状の内部ハウジング部30aに嵌合される径方向に変形可能な弾性を持ったガイドリング31を有する。このガイドリング31は、図2に示すように、エンジン側端部がモーターカバー21のリアカバー部21bに設けられた支持リング部21gに圧入され、変速機側端部が内部ハウジング部30aにスキマバメで嵌合される。ここで、変速機ハウジング30に形成された円筒状の内部ハウジング部30aの中心軸は、自動変速機5の軸芯と一致させている。また、モーターカバー21の支持リング部21gの中心軸は、モーターカバー21(=モータージェネレータ4)の軸芯と一致させている。
前記周方向固定部材としては、上記円筒内面23に形成したハウジング側キー溝23aと、モーターカバー21のアウターカバー部21dに形成したカバー側キー溝21d´と、対向したハウジング側キー溝23aとカバー側キー溝21d´との間に嵌入するキー25とを有する。
モーターカバー21の周方向位置固定は、キー25がハウジング側キー溝23a及びカバー側キー溝21d´に干渉することで行っている。
次に、作用を説明する。
まず、「車両用モーター取付け方法」の説明を行い、実施例1の車両用モーター取付け構造A1における作用を、「モータージェネレータの保持作用」、「ハウジングへの振動伝達抑制作用」に分けて説明する。
[車両用モーター取付け方法]
図6は、実施例1の車両用モーター取付け構造においてモーターカバー被覆手順を示す説明図である。図7は、実施例1の車両用モーター取付け構造においてモーターカバーの径方向弾性支持手順を示す説明図である。図8は、実施例1の車両用モーター取付け構造においてモーターカバーの周方向固定手順を示す説明図である。図9は、実施例1の車両用モーター取付け方法においてモーターカバーの軸方向弾性支持手順を示す説明図である。以下、図6〜図9に基づき実施例1の車両用モーター取付け方法を説明する。
まず、ハウジング20は、エンジン1の組み付け前で自動変速機5側に変速機ハウジング30を連結しておき、図6に示すように、ハウジング20のエンジン側を、モーターカバー21が挿入可能な開口状態としておく。そして、ハウジング20には、図6に示すように、エンジン1が連結される一端側の開口径から自動変速機5が連結される他端側の開口径に向かって段階的に縮径することで、第1段差内面22と円筒内面23と第2段差内面24を形成する。
前記モーターカバー被覆手順は、図6に示すように、第2段差内面24と対向する位置にステータ突出支持面21fを設けたモーターカバー21により、ロータ4aとステータ4bを有するモータージェネレータ4を覆う。その後、モーターカバー21の支持リング部21gにガイドリング31を圧入しておく。
前記モーターカバー21の径方向弾性支持手順は、図6の矢印に示すように、モータージェネレータ4を覆ったモーターカバー21を、ハウジング20の円筒内面23に囲まれる空間に軸方向に挿入する。そして、図7に示すように、この軸方向挿入に伴いモーターカバー21の径方向に変形可能な弾性を持ったガイドリング31を、自動変速機5の変速機ハウジング30に形成された円筒状の内部ハウジング部30aに嵌合する。
前記モーターカバー21の周方向固定手順は、モーターカバー21を径方向に弾性支持した後、図8に示すように、ハウジング20とモーターカバー21との周方向の位置合わせ状態で対向する位置に形成されたハウジング側キー溝23a,カバー側キー溝21d´間にキー25を嵌入する。
ここで、キー25の嵌入部25aは、図4に示すように、ハウジング側キー溝23a,カバー側キー溝21d´との間隙Δtよりも先端部25Bが細く、後端部25Bが太くなっている。そのため、各キー溝23a,21d´間にキー25を嵌入しやすくすると共に、後端部25Bまで差し込むことでハウジング20とモーターカバー21との間に一定のクリアランス(隙間)を確保することができる。特に、ハウジング側キー溝23a,カバー側キー溝21d´がモーターカバー12(=モータージェネレータ4)の周方向に等間隔に配置されているので、各キー溝23a,21d´間に嵌入したキー25により、モーターカバー21の全周にわたって一定のクリアランスを確保することができる。
前記モーターカバー21の軸方向弾性支持手順は、図9に示すように、モーターカバー21の周方向位置を固定した後、モーターカバー21のステータ突出支持面21fを第2段差内面24に対し突き当てにより支持させた状態で、弾性プレート片28の外側端部28aを第1段差内面22に対しボルト29により固定する。そして、3個の弾性プレート片28を固定することで、3個の弾性プレート片28の内側の折り曲げ端部28bを、キー25の当接片25bを介してモーターカバー21のフロントカバー部21aに対し弾性復元力を用いて圧接する。すなわち、当接片25bは、弾性プレート片28とフロントカバー部21aとの間に狭持され、キー25のキー溝23a,21d´からの抜け止めを図ることができる。
上記車両用モーター取付け方法により、モータージェネレータ4を包み込んだモーターカバー21をハウジング20のエンジン側開口部から挿入し、エンジン側開口部のみからの簡単な組み付け作業性により、モーター保持性と電磁騒音の発生防止の両立を図った実施例1の車両用モーター取付け構造A1が得られることになる。
この車両用モーター取付け構造A1は、モータージェネレータ4の外周を覆い、且つ、ステータ4bと結合するモーターカバー21が、弾性プレート片28によりハウジング20に対する軸方向変位が弾性支持され、ガイドリング31によりハウジング20に対する径方向変位が弾性支持され、ハウジング側キー溝23a,カバー側キー溝21d´間に嵌入したキー25によりハウジング20に対する周方向位置が固定されたものであり、本発明に関わる主要機能は、モータージェネレータ4の保持機能と、ハウジング20への振動伝達抑制機能である。
[モータージェネレータの保持作用]
車両に搭載されたモータージェネレータの保持に関しては、モータージェネレータは、鉄製の重量物であるため、車両に入る上下・前後などの加速度の影響を受け、各方向に大きな荷重を加えることになる。一方、モータージェネレータのステータコア支持部分では、トルクが発生するのに伴い機械的な振動を生起するため、ステータコアで発生した振動がハウジングに直接伝わると電磁騒音となってしまう。
このように、車両に搭載されたモータージェネレータの場合、ハウジングへの振動伝達を減衰させる構成が求められる。しかし、単純に減衰性を求めてゴム弾性体等により支持する構成を採用した場合、上記した大きな荷重が加わった場合にモータージェネレータの保持性が損なわれる。すなわち、ハウジングへの振動伝達を減衰させる構成を求めつつ、大きな荷重に耐え得るモータージェネレータの保持構造にする必要がある。
これに対し、実施例1の車両用モーター取付け構造A1では、モーターのステータコアを直接ハウジングに弾性支持するのではなく、モータージェネレータ4のステータコアをモーターカバー21に結合し、モーターカバー21を介してハウジング20に軸方向と径方向に弾性支持すると共に、ハウジング20に対するモーターカバー21の周方向位置を固定した。言い換えると、モータージェネレータ4がモーターカバー21により包まれた状態とし、このモーターカバー21をハウジング20に弾性支持し、且つ周方向位置を固定する構成を採用した。
このため、外部から加わる荷重の大きさにかかわらず、モータージェネレータ4の周方向の移動(回転)を抑制しつつ、モーターカバー21内に収容されたロータ4aとステータ4bの位置関係、特にロータ4aとステータ4bの対向面間のギャップを一定に維持するモーター保持性を確保することができる。
仮にモーターのステータコアを直接ハウジングに弾性支持した場合には、ハウジングへの振動伝達を減衰させることはできるものの、外部から荷重が加わるとステータのみが弾性変位し、ロータとステータのギャップを一定に維持することができない。また、モーターカバー21をハウジングに弾性支持したのみでは、外部から加わる荷重によりモーターカバー21が回転し、モーターのステータが回転してしまう。
[ハウジングへの振動伝達抑制作用]
実施例1の車両用モーター取付け構造A1では、モーターカバー21のハウジング20に対する軸方向の支持を弾性プレート片28の押し付けで行い、モーターカバー21のハウジング20に対する径方向の支持をガイドリング31による弾性支持で行う構成を採用した。
このため、モータージェネレータ4のステータコアにて発生した振動のうち、モーターカバー21からハウジング20へ向かって軸方向に伝達される振動成分は、弾性プレート片28により減衰される。さらに、モータージェネレータ4のステータコアにて発生した振動のうち、モーターカバー21からハウジング20へ向かって径方向に伝達される振動成分は、ガイドリング31により減衰される。そして、弾性プレート片28とガイドリング31は、入力方向にしたがって弾性変形する柔軟性を持つため、ハウジング20への振動伝達を抑えることができる。
なお、モーターカバー21の変速機側端面の軸方向支持は、第2段差内面24に対しステータ突出支持面21fを突き当て、弾性プレート片28から加わる付勢力により摩擦圧着することで行っている。このように、摩擦圧着のみであるので、モーターカバーをハウジングにボルト結合する場合に比べ、振動伝達を少ない量に抑えることができる。
また、実施例1では、キー25により円筒内面23とアウターカバー部21dとの間にクリアランスが確保されているので、モーターカバー21からの振動伝達をさらに抑制することができる。
この結果、ステータコアにて発生した振動がハウジング20へ伝達することを原因として発生する電磁騒音を小さく抑えることができる。そして、実施例1のように、ハイブリッド車両の場合、エンジン1をエンジンクラッチ3により切り離し、エンジン1を停止してモータージェネレータ4のみを動力源とする「電気自動車走行モード」の選択により発進や走行をする場合、乗員にとって耳障りとなる電磁騒音が抑えられ、車室内は高い静粛性が保たれることになる。
さらに、前後方向へ意図しない衝撃的な荷重が加わった場合には、弾性プレート片28が衝撃力の一部を吸収できるし、上下方向へ意図しない衝撃的な荷重が加わった場合には、ガイドリング31が衝撃力の一部を吸収できるため、隣接する自動変速機5の内蔵部品等と衝突する速度を抑えることができる。
加えて、変速機ハウジング30に形成された円筒状の内部ハウジング部30aの中心軸は、自動変速機5の軸芯と一致させ、モーターカバー21の支持リング部21gの中心軸は、モーターカバー21の軸芯と一致させている。このため、支持リング部21gに圧入したガイドリング31を、内部ハウジング部30aに嵌合させるだけで、径方向の弾性支持ができると共に、自動変速機5の軸芯とモータージェネレータ4の軸芯を、精度良く軸芯合わせすることができる。
さらには、ハウジング側キー溝23a,カバー側キー溝21d´がモーターカバー21(=モータージェネレータ4)の周方向に等間隔に配置されているので、キー25にて支持するモーターカバー21の荷重を分散支持することができ、ステータコアにて発生した振動がハウジング20へ伝達されることを抑制できる。
次に、効果を説明する。
実施例1の車両用モーター取付け構造A1にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) ロータ4aとステータ4bを有するモーター(モータージェネレータ4)を、該モーターの外周に配置されたハウジング20に取り付ける車両用モーター取付け構造A1において、前記モーターの外周を覆い、且つ、前記ステータ4bのステータコアと結合するモーターカバー21と、前記ハウジング20に対する前記モーターカバー21の軸方向変位を弾性支持する軸方向弾性支持部材(弾性プレート片28)と、前記ハウジング20に対する前記モーターカバー21の径方向変位を弾性支持する径方向弾性支持部材(ガイドリング31)と、前記ハウジング20に対する前記モーターカバー21の周方向位置を固定する周方向固定部材(ハウジング側キー溝23a,カバー側キー溝21d´,キー25)と、を有する。このため、モーター(モータージェネレータ4)の周方向移動を抑制しつつ、外部から加わる荷重に耐え得るモーター(モータージェネレータ4)の保持性と、ハウジング20への振動伝達を原因とする電磁騒音の発生防止と、の両立を図ることができる。
(2) 前記ハウジング20は、エンジン1と変速機(自動変速機5)の間に配置され、前記ハウジング20には、前記エンジン1が連結される一端側の開口径から前記変速機が連結される他端側の開口径に向かって段階的に縮径することで、第1段差内面22と円筒内面23と第2段差内面24を形成し、前記モーターカバー21は、前記円筒内面23に囲まれる空間に設定し、前記モーターカバー21には、前記変速機が連結される他端側であって、前記第2段差内面24と対向する位置にステータ突出支持面21fを設け、前記径方向弾性支持部材は、前記変速機の変速機ハウジング30に形成された円筒状の内部ハウジング部30aに嵌合される径方向に変形可能な弾性を持ったガイドリング31を有し、前記周方向固定部材は、前記円筒内面23に形成したハウジング側キー溝23aと、前記モーターカバー21に形成したカバー側キー溝21d´と、対向したハウジング側キー溝23aとカバー側キー溝21d´との間に嵌入するキー25とを有する。このため、各キー溝23a,21d´とキー25との間に隙間を持たせることができ、ハウジング20へのモーターカバー21の組付けを容易にすることができる。
(3) 前記周方向固定部材は、複数設けると共に、前記モーター(モータージェネレータ4)の周方向に等間隔に配置する。このため、モーターカバー21の荷重を分散支持することができ、ステータコアにて発生した振動がハウジング20へ伝達されることを抑制できる。
(4) 前記キー25は、先端部25Bが前記ハウジング側キー溝23aと前記カバー側キー溝21d´との隙間よりも細く、後端部25Aが前記隙間よりも太い嵌入部25aを有する。このため、各キー溝23a,21d´間にキー25を嵌入しやすくすると共に、ハウジング20とモーターカバー21との間に一定のクリアランス(隙間)を確保して、さらなる振動伝達の抑制を図ることができる。
(5) 前記キー25は、前記モーターカバー21のエンジン側端面(フロントカバー部21a)に当接する当接片25bを有し、前記軸方向弾性部材は、外側端部28aを前記第1段差内面22に固定し、内側端部(折り曲げ端部28b)を前記当接片25bを介してモーターカバー21のエンジン側端面に圧接した複数の弾性部材(弾性プレート片28)を有する。このため、キー25を弾性部材(弾性プレート片28)とエンジン側端面(フロントカバー部21a)との間に狭持でき、キー25の抜け止めを図ることができる。
実施例2は、モーターカバーの周方向位置固定構造において、径方向弾性支持機能を持つキーを採用した例である。
まず、構成を説明する。
図10は、実施例2の車両用モーター取付け構造A2を示す全体断面図である。図11は、実施例2の車両用モーター取付け構造A2のうちエンジン側からの軸方向弾性支持構造及び周方向固定構造を示す図10の矢印B2方向から視た図である。図12は、(a)は実施例2の車両用モーター取付け構造A2のうち周方向固定構造を示す図10のC3部拡大断面図であり、(b)は図12(a)におけるD1−D1断面図である。
実施例2の車両用モーター取付け構造A2は、前記周方向固定部材として、円筒内面23に形成したハウジング側キー溝33と、モーターカバー21のアウターカバー部21dに形成したカバー側キー溝34と、各キー溝33,34間に嵌入するキー35と、キー35とハウジング側キー溝33との間に配置し、キー35を押圧して弾性支持する板バネ36(キー弾性支持体)とを有する。
ハウジング側キー溝33及びカバー側キー溝34は、それぞれモーターカバー21(=モータージェネレータ4)の周方向に等間隔に配置すると共に、第1段差内面22に固定される弾性プレート片28と干渉しない位置に形成される(図11参照)。また、図12(a)に示すように、各キー溝33,34は、モータージェネレータ4の軸方向に沿って長くなっている。ここでは、アウターカバー部21dの全長とほぼ同じ長さに形成されている。キー35は、各キー溝33,34間に嵌入可能であって、先細り形状の角柱形状を呈している。このキー35とハウジング側キー溝33との間には周方向の隙間Δt1,Δt1及び径方向の隙間Δt2が設けられている。板バネ36は、隙間Δt2に挿入され、キー35を径方向に押圧して、このキー35の径方向変位を弾性支持する。板バネ36は、周方向に開く断面形状がU字形状を呈すると共に、モータージェネレータ4の軸方向に延びている。
なお、他の構成は、実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明する。
実施例2のキー35は、ハウジング側キー溝33との間に周方向の隙間Δt1,Δt1及び径方向の隙間Δt2が設けられており、径方向の隙間Δt2に挿入された板バネ36によって径方向に押圧されて、径方向変位が弾性支持されている。
すなわち、キー35は、隙間Δt1,Δt1及び隙間Δt2によってハウジング側キー溝33から浮いた状態で、板バネ36によって径方向に弾性支持される。これにより、モータージェネレータ4のステータコアにて発生した振動のうち、モーターカバー21からハウジング20へ向かって径方向に伝達される振動成分は、板バネ36を介してハウジング20に伝達される。そのため、この振動成分が板バネ36によって減衰し、さらに振動の伝達を効果的に防止することができる。加えて、モータージェネレータ4に外部からの大きな荷重が加わった場合には、この荷重の径方向に入力する成分は板バネ36を介してハウジング20からモーターカバー21へと伝達される。そのため、この荷重が板バネ36によって緩衝され、モーター(モータージェネレータ4)の保持性能をも向上することができる。
したがって、キー35が対向した各キー溝33,34間に嵌入することで、実施例1のハウジング20に対するモーターカバー21の周方向位置固定機能(回転固定機能)を有すると共に、板バネ36によりモーター保持性能及びハウジングへの振動伝達抑制性能の向上を図ることができる。
さらに、実施例2の各キー溝33,34は、モータージェネレータ4の軸方向に沿って長くなっているため、モーターカバー21のアウターカバー部21dは、キー35及び板バネ36によりほぼ全長にわたって均等に押えられる。そのため、モーターカバー21の荷重を分散支持することができ、ステータコアにて発生した振動がハウジング20へ伝達されることをさらに抑制できる。なお、他の作用は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例2の車両用モーター取付け構造A2にあっては、実施例1の(1)〜(3)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(6) 前記周方向固定部材は、前記キー35と前記ハウジング側キー溝33との間に配置し、前記キー35を押圧して弾性支持するキー弾性支持体(板バネ36)を有する。このため、実施例1のハウジング20に対するモーターカバー21の周方向位置固定機能(回転固定機能)を有すると共に、モーター保持性能及びハウジングへの振動伝達抑制性能の向上を図ることができる。
(7) 前記キー弾性支持体(板バネ36)は、前記キー35を径方向に押圧して、径方向変位を弾性支持する。このため、モータージェネレータ4のステータコアにて発生した振動のうち、モーターカバー21からハウジング20へ向かって径方向に伝達される振動成分の伝達を効果的に防止することができる。
実施例3は、モーターカバーの周方向位置固定構造において、周方向弾性支持機能を持つキーを採用した例である。
まず、構成を説明する。
図13は、実施例3の車両用モーター取付け構造A3を示す全体断面図である。図14は、実施例3の車両用モーター取付け構造A3のうちエンジン側からの軸方向弾性支持構造及び周方向固定構造を示す図13の矢印B3方向から視た図である。図15は、(a)は実施例3の車両用モーター取付け構造A3のうち周方向固定構造を示す図13のC4部拡大断面図であり、(b)は図15(a)におけるD2−D2断面図である。
実施例3の車両用モーター取付け構造A3は、前記周方向固定部材として、円筒内面23に形成したハウジング側キー溝37と、モーターカバー21のアウターカバー部21dに形成したカバー側キー溝38と、各キー溝37,38間に嵌入するキー39と、キー39とハウジング側キー溝37との間に配置し、キー39を押圧して弾性支持する板バネ40(キー弾性支持体)とを有する。
ハウジング側キー溝37及びカバー側キー溝38は、それぞれモーターカバー21(=モータージェネレータ4)の周方向に等間隔に配置すると共に、第1段差内面22に固定される弾性プレート片28と干渉しない位置に形成される(図14参照)。また、図15(a)に示すように、各キー溝37,38は、モータージェネレータ4の軸方向に沿って長くなっている。ここでは、アウターカバー部21dの全長とほぼ同じ長さに形成されている。キー39は、各キー溝37,38間に嵌入可能であって、先細り形状の角柱形状を呈している。このキー39とハウジング側キー溝37との間には周方向の隙間Δt3が設けられている。板バネ40は、隙間Δt3に挿入され、キー39を周方向に押圧して、このキー39の周方向変位を弾性支持する。板バネ39は、ハウジング20側に開く断面形状がU字形状を呈すると共に、モータージェネレータ4の軸方向に延びている。
なお、他の構成は、実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明する。
実施例3のキー39は、ハウジング側キー溝37との間に周方向の隙間Δt3が設けられており、この周方向の隙間Δt3に挿入された板バネ40によって周方向に押圧されて、周方向変位が弾性支持されている。
これにより、モータージェネレータ4のステータコアにて発生した振動のうち、モーターカバー21からハウジング20へ向かって周方向に伝達される振動成分は、板バネ40を介してハウジング20に伝達される。そのため、この振動成分が板バネ40によって減衰し、さらに振動の伝達を効果的に防止することができる。加えて、モータージェネレータ4に外部からの大きな荷重が加わった場合には、この荷重の周方向に入力する成分は板バネ40を介してハウジング20からモーターカバー21へと伝達される。そのため、この荷重が板バネ40によって緩衝され、モーター(モータージェネレータ4)の保持性能をも向上することができる。
したがって、板バネ40により、モータージェネレータ4のステータコアにて発生した振動のうち、モーターカバー21からハウジング20へ向かって周方向に伝達される振動成分の伝達を効果的に防止することができる。なお、他の作用は、実施例1及び実施例2と同様であるので説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例3の車両用モーター取付け構造A3にあっては、実施例1の(1),(2)及び実施例2の(6)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(8) 前記キー弾性支持体(板バネ40)は、前記キー39を周方向に押圧して、周方向変位を弾性支持する。このため、モータージェネレータ4のステータコアにて発生した振動のうち、モーターカバー21からハウジング20へ向かって周方向に伝達される振動成分の伝達を効果的に防止することができる。
さらに、この実施例3において、図16に示す板バネ40´のようなものであってもよい。すなわち、断面形状U字形状に屈曲した板バネの内側に弾性変形を規制する突出部(ストッパー)40aを有してもよい。
この板バネ40´では、モーターカバー21からハウジング20へ向かって周方向に伝達される振動成分により、板バネ40´の変形が一定以上になると突出部40aに突き当たり、変形が規制される。すなわち、板バネ40´の変形許容範囲を小さくする(変位域を制限する)ことができる。そのため、キー39の周方向変位を小さく抑えることができ、モータージェネレータ4の周方向に揺れ動く変位量を抑制することができる。
なお、実施例2に示す板バネ36においても、弾性変形を規制するストッパーを設けてもよい。この場合では、キー35の径方向変位を小さく抑えることができ、モータージェネレータ4の径方向に揺れ動く変位量を抑制することができる。
実施例3の車両用モーター取付け構造A3において板バネを変形することで、実施例1の(1),(2)、実施例2の(6)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(9) 前記キー弾性支持体(板バネ40´)は、弾性変形を規制するストッパー(突出部)40aを有する。このため、キー39の変位を小さく抑えることができ、モータージェネレータ4の揺れ動く変位量を抑制することができる。
実施例4は、ハウジングに対するモーターカバーの軸方向弾性支持力を向上させた例である。
まず、構成を説明する。
図17は、実施例4の車両用モーター取付け構造A4を示す全体断面図である。
実施例4の車両用モーター取付け構造A4は、軸方向弾性支持部材として、外側端部41aをハウジング20の第1段差内面22からエンジン1に向けて延びるエンジン側円筒内面42に固定したスナップリング43に圧接し、内側端部41bをモーターカバー21のフロントカバー部21aに圧接した皿バネ41を有する。ここで、エンジン側円筒内面42はほぼ同一内径を保つ円筒状に形成している。
また、このときのモーターカバー21のハウジング20に対する周方向固定は、周方向の位置合わせ状態でモーターカバー21とハウジング20の対向する位置にそれぞれ形成されたハウジング側キー溝23a,カバー側キー溝21a´間に嵌入されるキー32で行うようにしている。ここで、カバー側キー溝21a´は、モーターカバー21のフロントカバー部21aに形成される。なお、他の構成は、実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明する。
実施例4では、外側端部41aをエンジン側円筒内面42に固定したスナップリング43に圧接し、内側端部41bをフロントカバー部21aに圧接した皿バネ41によって、モーターカバー21のステータ突出支持面21fを、ハウジング20の第2段差内面24に突き当てて支持する。
したがって、モーターカバー21のハウジング20に対する軸方向押し付け力を大きく設定することができ、より強固に支持することができて、モーターカバー21の固定性を高めることができる。なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例4の車両用モーター取付け構造A4にあっては、実施例1の(1),(2)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(10) 前記軸方向弾性支持部材は、外側端部41aをハウジング20の第1段差内面22からエンジン1に向けて延びるエンジン側円筒内面42に固定したスナップリング43に圧接し、内側端部41bをモーターカバー21のフロントカバー部21aに圧接した皿バネ41を有する。これにより、モーターカバー21のハウジング20に対する軸方向押し付け力を大きく設定することができ、モーターカバー21の高い固定性を確保することができる。
実施例5は、ハウジングに対するモーターカバーの軸方向弾性支持力を向上させた例である。
まず、構成を説明する。
図18は、実施例5の車両用モーター取付け構造A5を示す全体断面図である。
実施例5の車両用モーター取付け構造A5は、軸方向弾性支持部材として、外側端部44aを外側支持円板45を介してハウジング20の第1段差内面22からエンジン1に向けて延びるエンジン側円筒内面42に固定したスナップリング43に圧接し、内側端部44bをモーターカバー21のフロントカバー部21aに圧接した皿バネ44を有する。外側支持円板45は、中央に開口45aを有するドーナツ形状の金属製円板であり、スナップリング43よりもモータージェネレータ4の軸芯側に突出する大きさを有している。なお、エンジン側円筒内面42はほぼ同一内径を保つ円筒状に形成している。
また、このときのモーターカバー21のハウジング20に対する周方向固定は、周方向の位置合わせ状態でモーターカバー21とハウジング20の対向する位置にそれぞれ形成されたハウジング側キー溝23a,カバー側キー溝21a´間に嵌入されるキー32で行うようにしている。ここで、カバー側キー溝21a´は、モーターカバー21のフロントカバー部21aに形成される。なお、他の構成は、実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明する。
実施例5では、外側端部44aを外側支持円板45を介してエンジン側円筒内面42に固定したスナップリング43に圧接し、内側端部44bをフロントカバー部21aに圧接した皿バネ44によって、モーターカバー21のステータ突出支持面21fを、ハウジング20の第2段差内面24に突き当てて支持する。
したがって、モーターカバー21のハウジング20に対する軸方向押し付け力を大きく設定することができ、より強固に支持することができて、モーターカバー21の固定性を高めることができる。また、スナップリング43と皿バネ44との間に外側支持円板45を介することで、皿バネ44を安定的に支持することができ、さらに強固に支持することができる。なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例5の車両用モーター取付け構造A5にあっては、実施例1の(1),(2)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(11) 前記軸方向弾性支持部材は、外側端部44aを外側支持円板45を介してハウジング20の第1段差内面22からエンジン1に向けて延びるエンジン側円筒内面42に固定したスナップリング43に圧接し、内側端部44bをモーターカバー21のフロントカバー部21aに圧接した皿バネ44を有する。これにより、モーターカバー21の高い固定性を確保することができると共に、外側端部44aを安定的に支持することでさらに強固に固定することができる。
実施例6は、ハウジングに対するモーターカバーの軸方向弾性支持力を向上させた例である。
まず、構成を説明する。
図19は、実施例6の車両用モーター取付け構造A6を示す全体断面図である。
実施例6の車両用モーター取付け構造A6は、軸方向弾性支持部材として、外側端部46aをハウジング20の第1段差内面22からエンジン1に向けて延びるエンジン側円筒内面42に固定したスナップリング43に圧接し、内側端部46bを内側支持円板47を介してモーターカバー21のフロントカバー部21aに圧接した皿バネ46を有する。外側支持円板47は、中央に開口47aを有するドーナツ形状の金属製円板であり、フロントカバー部21aに当接している。なお、エンジン側円筒内面42はほぼ同一内径を保つ円筒状に形成している。
また、このときのモーターカバー21のハウジング20に対する周方向固定は、周方向の位置合わせ状態でモーターカバー21とハウジング20の対向する位置にそれぞれ形成されたハウジング側キー溝23a,カバー側キー溝21a´間に嵌入されるキー32で行うようにしている。ここで、カバー側キー溝21a´は、モーターカバー21のフロントカバー部21aに形成される。なお、他の構成は、実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明する。
実施例6では、外側端部46aをエンジン側円筒内面42に固定したスナップリング43に圧接し、内側端部46bを内側支持円板47を介してフロントカバー部21aに圧接した皿バネ46によって、モーターカバー21のステータ突出支持面21fを、ハウジング20の第2段差内面24に突き当てて支持する。
したがって、モーターカバー21のハウジング20に対する軸方向押し付け力を大きく設定することができ、より強固に支持することができて、モーターカバー21の固定性を高めることができる。また、皿バネ46とフロントカバー部21aとの間に内側支持円板47を介することで、内側支持円板47をフロントカバー部21aに沿って形状加工すれば、フロントカバー部21aの形状に関わらず、確実にモーターカバー21の軸方向押さえ込みを行うことができる。さらに、皿バネ46からの押圧力を分散させてモーターカバー21に伝達することができ、カバー支持の安定性を高めることができる。なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例6の車両用モーター取付け構造A6にあっては、実施例1の(1),(2)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(12) 前記軸方向弾性支持部材は、外側端部46aをハウジング20の第1段差内面22からエンジン1に向けて延びるエンジン側円筒内面42に固定したスナップリング43に圧接し、内側端部46bを内側支持円板47を介してモーターカバー21のフロントカバー部21aに圧接した皿バネ46を有する。これにより、モーターカバー21の高い固定性を確保することができると共に、モーターカバー21の形状に関わらず確実に支持することができる。
実施例7は、ハウジングに対するモーターカバーの軸方向弾性支持力を向上させた例である。
まず、構成を説明する。
図20は、実施例7の車両用モーター取付け構造A7を示す全体断面図である。
実施例7の車両用モーター取付け構造A7は、軸方向弾性支持部材として、外側端部48aをエンジン1とモータージェネレータ4との間に配置した壁面Hに圧接し、内側端部48bをモーターカバー21のフロントカバー部21aに圧接した皿バネ48を有する。ここで、壁面Hは、クラッチ3(図20において図示せず)のモーター側に配置された区画壁である。
また、このときのモーターカバー21のハウジング20に対する周方向固定は、周方向の位置合わせ状態でモーターカバー21とハウジング20の対向する位置にそれぞれ形成されたハウジング側キー溝23a,カバー側キー溝21a´間に嵌入されるキー32で行うようにしている。ここで、カバー側キー溝21a´は、モーターカバー21のフロントカバー部21aに形成される。なお、他の構成は、実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明する。
実施例7では、外側端部48aをエンジン1とモータージェネレータ4との間に配置した壁面Hに圧接し、内側端部48bをフロントカバー部21aに圧接した皿バネ48によって、モーターカバー21のステータ突出支持面21fを、ハウジング20の第2段差内面24に突き当てて支持する。
したがって、簡易な構成でモーターカバー21のハウジング20に対する軸方向押し付け力を大きく設定して、モーターカバー21の固定性を高めることができる。なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例7の車両用モーター取付け構造A7にあっては、実施例1の(1),(2)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(13) 前記軸方向弾性支持部材は、外側端部48aをエンジン1とモータージェネレータ4との間に配置した壁面Hに圧接し、内側端部48bをモーターカバー21のフロントカバー部21aに圧接した皿バネ48を有する。これにより、簡易な構造でモーターカバー21の高い固定性を確保することができる。
以上、本発明の車両用モーター取付け構造および車両用モーター取付け方法を実施例1〜実施例7に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、ハウジング20に対するモーターカバー21の周方向位置を固定する周方向固定部材として、ハウジング20に形成したハウジング側キー溝23aと、モーターカバー21に形成したカバー側キー溝21d´と、各キー溝23a,21d´間に嵌入するキー25とを用い、そのキー25の断面形状がL字形状を呈する例を示した。しかし、ハウジング20に対するモーターカバー21の周方向位置を固定しつつ、軸方向弾性支持部材によって抜け止め可能なキーであれば、実施例1で示す以外の形状や構造を持つキーであってもよい。
実施例2及び3では、ハウジング20に対するモーターカバー21の周方向位置を固定する周方向固定部材が有するキー弾性支持体として、ハウジング側キー溝23aとキー35,39との間に挿入する板バネ36,40とする例を示した。しかし、キーを径方向あるいは周方向に押圧して弾性支持するものであれば、実施例2及び3に示す板バネ36,40以外の形状や構造をもつキー弾性支持体であってもよい。
さらに、実施例3の変形では、弾性変形を規制する突起部40aを有する板バネ40´を示したが、キー弾性支持体の弾性変形を規制すれば良いので、実施例3に示す突起部41a以外の形状や構造をもつキー弾性支持体であってもよい。
実施例1〜7では、本発明の車両用モーター取付け構造を、エンジンと自動変速機を備えたハイブリッド車両の駆動系への適用例を示したが、エンジンと無段変速機を備えたハイブリッド車両やエンジンと動力分割装置を備えたハイブリッド車両の駆動系に対しても適用することができる。さらに、電気自動車や燃料電池車等の他の車両の駆動系に対しても適用することができる。要するに、ロータとステータを有するモーターを、その外周に配置されたハウジングに取り付ける車両用モーター取付け構造であれば適用できる。
実施例1の車両用モーター取付け構造を適用したハイブリッド車両の駆動系を示す概略図である。 実施例1の車両用モーター取付け構造A1を示す全体断面図である。 実施例1の車両用モーター取付け構造A1のうちエンジン側からの軸方向弾性支持構造及び周方向固定構造を示す図2の矢印B1方向から視た図である。 実施例1の車両用モーター取付け構造A1のうち周方向固定構造を示す図2のC1部拡大断面図である。 実施例1の車両用モーター取付け構造A1のうちモーターカバーに設けられたステータ突出支持面のハウジング支持構造を示す図2のC2部拡大断面図である。 実施例1の車両用モーター取付け構造においてモーターカバー被覆手順を示す説明図である。 実施例1の車両用モーター取付け構造においてモーターカバーの径方向弾性支持手順を示す説明図である。 実施例1の車両用モーター取付け構造においてモーターカバーの周方向固定手順を示す説明図である。 実施例1の車両用モーター取付け方法においてモーターカバーの軸方向弾性支持手順を示す説明図である。 実施例2の車両用モーター取付け構造A2を示す全体断面図である。 実施例2の車両用モーター取付け構造A2のうちエンジン側からの軸方向弾性支持構造及び周方向固定構造を示す図10の矢印B2方向から視た図である。 (a)は実施例2の車両用モーター取付け構造A2のうち周方向固定構造を示す図10のC3部拡大断面図であり、(b)は図12(a)におけるD1−D1断面図である。 実施例3の車両用モーター取付け構造A3を示す全体断面図である。 実施例3の車両用モーター取付け構造A3のうちエンジン側からの軸方向弾性支持構造及び周方向固定構造を示す図13の矢印B3方向から視た図である。 (a)は実施例3の車両用モーター取付け構造A3のうち周方向固定構造を示す図13のC4部拡大断面図であり、(b)は図15(a)におけるD2−D2断面図である。 実施例3のキー弾性支持体の変形例を示す要部拡大断面図である。 実施例4の車両用モーター取付け構造A4を示す全体断面図である。 実施例5の車両用モーター取付け構造A5を示す全体断面図である。 実施例6の車両用モーター取付け構造A6を示す全体断面図である。 実施例7の車両用モーター取付け構造A7を示す全体断面図である。
符号の説明
1 エンジン
4 モータージェネレータ(モーター)
4a ロータ
4b ステータ
20 ハウジング
21 モーターカバー
21d´ カバー側キー溝(周方向固定部材)
23 円筒内面
23a ハウジング側キー溝(周方向固定部材)
25 キー(周方向固定部材)
28 弾性プレート片(軸方向弾性支持部材、弾性部材)
30 変速機ハウジング
31 ガイドリング(径方向弾性支持部材)

Claims (13)

  1. ロータとステータを有するモーターを、該モーターの外周に配置されたハウジングに取り付ける車両用モーター取付け構造において、
    前記モーターの外周を覆い、且つ、前記ステータのステータコアと結合するモーターカバーと、
    前記ハウジングに対する前記モーターカバーの軸方向変位を弾性支持する軸方向弾性支持部材と、
    前記ハウジングに対する前記モーターカバーの径方向変位を弾性支持する径方向弾性支持部材と、
    前記ハウジングに対する前記モーターカバーの周方向位置を固定する周方向固定部材と、
    を有することを特徴とする車両用モーター取付け構造。
  2. 請求項1に記載された車両用モーター取付け構造において、
    前記ハウジングは、エンジンと変速機の間に配置され、前記ハウジングには、前記エンジンが連結される一端側の開口径から前記変速機が連結される他端側の開口径に向かって段階的に縮径することで、第1段差内面と円筒内面と第2段差内面を形成し、
    前記モーターカバーは、前記円筒内面に囲まれる空間に設定し、前記モーターカバーには、前記変速機が連結される他端側であって、前記第2段差内面と対向する位置にステータ突出支持面を設け、
    前記径方向弾性支持部材は、前記変速機の変速機ハウジングに形成された円筒状の内部ハウジング部に嵌合される径方向に変形可能な弾性を持ったガイドリングを有し、
    前記周方向固定部材は、前記円筒内面に形成したハウジング側キー溝と、前記モーターカバーに形成したカバー側キー溝と、対向した前記ハウジング側キー溝と前記モーター側キー溝との間に嵌入するキーとを有することを特徴とする車両用モーター取付け構造。
  3. 請求項2に記載された車両用モーター取付け構造において、
    前記周方向固定部材は、前記キーと前記ハウジング側キー溝との間に配置し、前記キーを押圧して弾性支持するキー弾性支持体を有することを特徴とする車両用モーター取付け構造。
  4. 請求項3に記載された車両用モーター取付け構造において、
    前記キー弾性支持体は、前記キーを径方向に押圧して、径方向変位を弾性支持することを特徴とする車両用モーター取付け構造。
  5. 請求項3に記載された車両用モーター取付け構造において、
    前記キー弾性支持体は、前記キーを周方向に押圧して、周方向変位を弾性支持することを特徴とする車両用モーター取付け構造。
  6. 請求項3に記載された車両用モーター取付け構造において、
    前記キー弾性支持体は、弾性変形を規制するストッパーを有することを特徴とする車両用モーター取付け構造。
  7. 請求項2に記載された車両用モーター取付け構造において、
    前記周方向固定部材は、複数設けると共に、前記モーターの周方向に等間隔に配置することを特徴とする車両用モーター取付け構造。
  8. 請求項7に記載された車両用モーター取付け構造において、
    前記キーは、先端部が前記ハウジング側キー溝と前記カバー側キー溝との間隙よりも細く、後端部が前記間隙よりも太い嵌入部を有することを特徴とする車両用モーター取付け構造。
  9. 請求項2に記載された車両用モーター取付け構造において、
    前記キーは、前記モーターカバーのエンジン側端面に当接する当接片を有し、
    前記軸方向弾性支持部材は、外側端部を前記第1段差内面に固定し、内側端部を前記当接片を介して前記モーターカバーのエンジン側端面に圧接した弾性部材を有することを特徴とする車両用モーター取付け構造。
  10. 請求項2に記載された車両用モーター取付け構造において、
    前記軸方向弾性支持部材は、外側端部を前記第1段差内面から前記エンジンに向けて延びるエンジン側円筒内面に固定したスナップリングに圧接し、内側端部を前記モーターカバーのエンジン側端面に圧接した皿バネを有することを特徴とする車両用モーター取付け構造。
  11. 請求項2に記載された車両用モーター取付け構造において、
    前記軸方向弾性支持部材は、外側端部を外側支持円板を介して前記第1段差内面から前記エンジンに向けて延びるエンジン側円筒内面に固定したスナップリングに圧接し、内側端部を前記モーターカバーのエンジン側端面に圧接した皿バネを有することを特徴とする車両用モーター取付け構造。
  12. 請求項2に記載された車両用モーター取付け構造において、
    前記軸方向弾性支持部材は、外側端部を前記第1段差内面から前記エンジンに向けて延びるエンジン側円筒内面に固定したスナップリングに圧接し、内側端部を内側支持円板を介して前記モーターカバーのエンジン側端面に圧接した皿バネを有することを特徴とする車両用モーター取付け構造。
  13. 請求項2に記載された車両用モーター取付け構造において、
    前記軸方向弾性支持部材は、外側端部を前記エンジンと前記モーターとの間に配設した壁面に圧接し、内側端部を前記モーターカバーのエンジン側端面に圧接した皿バネを有することを特徴とする車両用モーター取付け構造。
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