JP2010040658A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010040658A
JP2010040658A JP2008199830A JP2008199830A JP2010040658A JP 2010040658 A JP2010040658 A JP 2010040658A JP 2008199830 A JP2008199830 A JP 2008199830A JP 2008199830 A JP2008199830 A JP 2008199830A JP 2010040658 A JP2010040658 A JP 2010040658A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit line
write
write bit
bit lines
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008199830A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoya Kawagoe
知也 河越
Hiroaki Tanizaki
弘晃 谷崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Technology Corp
Original Assignee
Renesas Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Technology Corp filed Critical Renesas Technology Corp
Priority to JP2008199830A priority Critical patent/JP2010040658A/ja
Publication of JP2010040658A publication Critical patent/JP2010040658A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/02Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
    • G11C11/16Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using elements in which the storage effect is based on magnetic spin effect
    • G11C11/165Auxiliary circuits
    • G11C11/1675Writing or programming circuits or methods

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Mram Or Spin Memory Techniques (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)

Abstract

【課題】磁気ランダム・アクセス・メモリのデータ書込部のレイアウト面積を低減する。
【解決手段】可変磁気抵抗素子(VR)の磁化容易軸(EX)と直交する方向に書込ビット線(WBL0,WBL1)を配置し、書込ビット線ドライブ回路(22U,22L)により、書込データに応じた方向に、書込ビット線に電流を流す。一方、ビット線(BL0−BL3)には、データ書込時、固定された方向に電流を流す。書込ビット線両側に配置される書込ビット線ドライブ回路において、複数の書込ビット線に共通に書込ビット線ドライバ(30u)を配置し、他方側の書込ビット線ドライブ回路においては、個々に書込ビット線に対し書込ビット線ドライバを配置する。
【選択図】図3

Description

この発明は、不揮発性半導体記憶装置に関し、特に、磁気抵抗素子の磁化方向に応じてデータを記憶する薄膜磁性体半導体記憶装置の構成に関する。より特定的には、この発明は、電流誘起磁界により可変磁気抵抗素子の磁化方向を設定する薄膜磁性体半導体記憶装置のデータ書込部の配置に関する。
不揮発性半導体記憶装置の1つに、薄膜磁性体半導体記憶装置(MRAM:磁気ランダム・アクセス・メモリ)がある。このMRAMは、データの記憶に磁気抵抗効果を利用する。すなわち、記憶素子に可変磁気抵抗素子を用いる。この可変磁気抵抗素子においては、バリア層を挟んで自由層と固定層とが対向して配置される。自由層は記憶データに応じて磁化方向が設定され、一方、固定層は、その磁化方向が記憶データにかかわらず固定される。自由層および固定層の磁化方向が一致する場合、可変磁気抵抗素子の抵抗値は小さくなる。逆に、自由層と固定層の磁化方向が逆(反平行)の場合には、その抵抗値が高くなる。この可変磁気抵抗素子の抵抗値の高低を、2値データの“0”および“1”に対応付ける。
データの書込時においては、ビット線およびデジット線を流れる電流が誘起する磁界を用いて自由層の磁化方向を設定する。MRAMにおいては、フラッシュメモリのように、高電圧を用いて絶縁膜を介して電荷を移動させる必要はない。従って、MRAMは、フラッシュメモリなどに比べて、低電圧動作が可能であり、また、高速アクセスが可能であり、また理想的には、書込回数が制限されない。これらの理由により、MRAMは、携帯機器の用途に適した候補の1つと考えられ、種々の構成が提案されている。
このようなMRAMの構成の一例が、非特許文献1(T. Tsuji et al.,“A 1.2V 1Mbit Embedded MRAM Core with Folded Bit-Line Array Architecture,”2004 Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical Papers, June 2004, pp.450-453.)に示されている。この非特許文献1に示される構成においては、MRAMセルは、1つの可変磁気抵抗素子(MTJ素子(磁気トンネル接合素子)またはTMR素子(トンネリング磁気抵抗素子))と、この可変磁気抵抗素子に直列に接続される1つの選択トランジスタ(セルトランジスタ)とで構成される。
可変磁気抵抗素子の上部電極をビット線に結合し、可変磁気抵抗素子下部に、書込ワード線(デジット線)が配置される。可変磁気抵抗素子が行方向に整列して配置され、一方一方、セルトランジスタは、2行の読出用のワード線に交互に結合され、可変磁気抵抗素子はセルトランジスタを介して対応の列のビット線に結合される。書込ワード線(デジット線)を流れる電流が誘起する磁界とビット線を流れる電流が誘起する磁界とにより、選択メモリセルの可変磁気抵抗素子の自由層の磁化方向を設定する。
データ読出時においては、1つのワード線が選択され、対をなすビット線の一方にメモリセルの記憶データに応じた電流が流れ、他方に、ダミーセルの抵抗値に応じた参照電流が流れる。この非特許文献1においては、2ビット単位でメモリセルを選択し、ダミーセルとして高抵抗状態のダミーセルおよび低抵抗状態のダミーセルを用い、これらの2つのダミーセルを流れる電流の平均電流を参照電流として用いて、2ビットのメモリセルの記憶データの検出を行なう。
上述の非特許文献1に示される構成においては、デジット線に、書込データの論理値にかかわらず、一定の方向に電流が流れる。ビット線において、書込データの論理値に応じた方向に電流が流れる。このため、各ビット線の両側に、ビット線ドライバが配置される。このビット線ドライバは、各々、充電用のPチャネルMOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)および放電用のNチャネルMOSトランジスタで構成される。ビット線を流れる電流により、自由層の磁化方向を設定するため、ビット線は、可変磁気抵抗素子の磁化容易軸と直交する方向に配置される。デジット線は、書込時の磁化反転を容易とするためのアシスト磁界を供給するために、可変磁気抵抗素子の磁化困難軸と直交する方向に配置される。
データ書込時、ビット線ドライバを介してビット線に電流が供給される。この書込時、可変磁気抵抗素子を介してセルトランジスタにビット線上の電圧が供給されるため、通常、ビット線ドライバの動作電源電圧(VDD)は、セルトランジスタの耐圧に応じた電圧に設定される。通常、セルトランジスタとしては、読出時の高速動作および高集積化を目的として、ロジックトランジスタ(プロセッサに含まれるトランジスタ)と同様、低電圧動作のトランジスタが用いられる。したがって、ビット線ドライバの動作電源電圧は、セルトランジスタの耐圧で決定される低電圧である。
一方、デジット線においては、この書込時に必要十分なデジット線電流を流すために、デジット線ドライバを構成するトランジスタを飽和領域で動作させる。通常、デジット線は一端が電源ノードに結合され、他端がディジット線ドライバを介して接地ノードに結合される。したがって、このデジット線ドライバが、十分な大きさのゲート−ソース間電圧Vgsを得るために、ディジット線電圧としては、ビット線ドライバの動作電源電圧(VDD)よりも高い電圧(VCC)が用いられる。このため、通常、デジット線ドライバとしては、セルトランジスタよりも耐圧の高い高耐圧トランジスタが用いられる。
T. Tsuji et al.,"A 1.2V 1Mbit Embedded MRAM Core with Folded Bit-Line Array Architecture,"2004 Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical Papers, June 2004, pp.450-453.
データ書込時においては、選択メモリセルが接続されるビット線に書込電流が供給される。このビット線書込電流は、ビット線ドライバの動作電源電圧(VDD)から供給される。十分な大きさのビット線書込電流を供給するためには、ビット線ドライバのトランジスタを飽和領域で動作させる。この場合には、ビット線ドライバのゲートーソース間電圧の絶対値Vgsをできるだけ大きくするのが望ましい。しかしながら、このビット線ドライバの動作電源電圧は、セルトランジスタの耐圧で決定される電圧レベルであり、その上限が制限される。
データ書込時には、ビット線に書込電流が供給される。このビット線書込電流としては、ビット線の寄生抵抗を介して十分な大きさの電流を流すことが要求され、このビット線書込電流を供給するビット線ドライバ電源電圧(VDD)が、ビット線書込電流のために大部分が消費される。このビット線書込電流のために、ビット線ドライバの動作電源電圧が低下すると、ビット線ドライバのトランジスタ(PチャネルMOSトランジスタ)のゲート−ソース間電圧Vgsの絶対値が低下し、十分な電流を供給することができなくなる。特に、ビット線ドライバの電源電圧が、セルトランジスタの耐圧で決定される低電圧レベルのときには、この電圧低下の影響が大きくなる。
したがって、十分な大きさのビット線書込電流をビット線(ビット線寄生抵抗)に供給するためには、このビット線ドライバのサイズ(チャネル幅とチャネル長の比)を大きくして、そのオン抵抗を小さくし、十分な電流駆動力を実現する必要がある。この結果、ビット線ドライバのレイアウト面積が増加するという問題が生じる。
また、ビット線ドライバは、各ビット線の両側に配置される。ビット線ドライバは、CMOSドライバであり、1ビット線当たり、2個のPチャネルMOSトランジスタおよび2個のNチャネルMOSトランジスタが配置される。従って、このビット線ドライバのレイアウトの面積が大きく、ビット線ドライバトランジスタの面積増加によるビット線ドライブ回路全体の面積増加に対する影響が大きくなる。
前述の非特許文献1に示される構成においては、ビット線書込ドライバの充電トランジスタのソース電圧を、デジット線ドライバの動作電源電圧(VCC)と同じ電圧レベルとし、放電用トランジスタのゲート電圧を、このドライバ電源電圧VCCよりも低い電圧レベルに設定し、ビット線書込電流を調整している。しかしながら、非特許文献1においては、選択列のビット線BLをドライバ電源電圧VCCに充電した後に、ビット線の放電を行なっている。従って、セルトランジスタの耐圧を保証することができないという問題があり、セルトランジスタとしてロジックトランジスタを用いて、高集積化および高速読出を実現する構成に対しては、この非特許文献1のビット線ドライバの構成を適用することができない。
それゆえ、この発明の目的は、レイアウト面積を大幅に低減することのできる不揮発性半導体記憶装置を提供することである。
この発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、可変磁気抵抗素子の磁化容易軸と直交する方向に書込ビット線を配置し、この書込ビット線に、書込データに応じた方向に双方向的に電流を流す。可変磁気抵抗素子の困難軸と直交する方向にビット線を配置し、このビット線には、書込データの論理値にかかわらず、一定の方向に電流を流す。この書込ビット線をグループに分割し、各グループごとに書込ビット線の一方側に共通に1つの書込ビット線ドライバを配置するとともに対向するビット線端部においては、各ビット線に対して書込ドライバを配置する。
磁化容易軸と直交する方向に書込ビット線を配置し、この可変磁気抵抗素子下層に配置される。したがって書込ビット線とメモリセルのトランジスタとは電気的に分離されており、この書込ビット線にセルトランジスタの耐圧が決定する電圧よりも高い電圧を供給することができる。これにより、書込ビット線ドライバのトランジスタサイズの増大を抑制する。また、書込ビット線グループごとに1つの1対の書込ビット線ドライバが配置されており、この書込ビット線ドライバの数を低減でき、データ書込に関連する部分のレイアウト面積を低減することができる。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う不揮発性半導体記憶装置(MRAM)のメモリセルアレイのレイアウトを概略的に示す図である。図1においては、4行4列に配列されるメモリセルのレイアウトを示す。
図1において、矩形状の活性領域1が間をおいてX方向およびY方向に整列して配置される。この活性領域1には、2ビットのメモリセルのトランジスタ(セルトランジスタ)が形成される。
X方向に整列して、可変磁気抵抗素子VRaおよびVRbが配置される。可変磁気抵抗素子VRaおよびVRbそれぞれに対応してローカル配線2aおよび2bが配置される。これらのローカル配線2aおよび2bは、それぞれ、可変磁気抵抗素子VRaおよびVRbを載置し、可変磁気抵抗素子VRaおよびVRbの下部電極に電気的に接続される。
ローカル配線2aおよび2bは、それぞれビア4aおよび4bを介してそれぞれ中間配線3aおよび3bに電気的に接続される。中間配線3aおよび3bは、それぞれX方向に長い矩形形状を有し、活性領域1に対応する領域内において、互いに間をおいて配置される。
中間配線3aおよび3bはプラグ(脚)を有し、このプラグにより、下層の中間配線5aおよび5bに電気的に接続される。中間配線5aおよび5bは、Y方向において整列して配置され、それぞれ、コンタクト6aおよび6bを介して下部の活性領域1に電気的に接続される。
各可変磁気抵抗素子行に対応して、可変磁気抵抗素子VR(VRa,VRb)下部に、書込ビット線WBLがX方向に延在して配置される。図1においては、書込ビット線WBL0およびWBL1を示す。可変磁気抵抗素子VR(VRa,VRb)は、Y方向に沿った磁化容易軸EXおよびX方向に沿った磁化困難軸HXを有し、書込ビット線WBL(WBL0,WBL1)は、この可変磁気抵抗素子VR(VRa,VRb)の磁化容易軸EXと直交する方向に配置される。この書込ビット線WBL(WBL0,WBL1)は、可変磁気抵抗素子VRaおよびVRbと電気的に分離され、かつ磁気的に結合される。
また、X方向に連続的に延在してかつY方向において間をおいて、書込ビット線WBL(WBL0,WBL1)の両側に、ワード線WLが配置される。図1においては、ワード線WL0−WL3を代表的に示す。これらのワード線WL0−WL3は、それぞれ活性領域1に形成されるセルトランジスタのゲート電極を構成する。
Y方向に連続的に延在してかつ可変磁気抵抗素子列に対応してビット線BL,BL_Bが配置される。このビット線BLおよびBL_Bは、対をなして配置され、データ読出時に一方が参照ビット線として用いられる。図1においては、一例として、ビット線BL0、BL2がビット線BLを構成し、ビット線BL1およびBL3が、補のビット線BL_Bを構成する。これらのビット線BL0−BL3は、それぞれ、対応の列の可変磁気抵抗素子VR(VRa,VRb)の上部電極に電気的に接続される。
各ビット線対の両側に、Y方向に連続的に延在してソース線SLが配置される。ソース線SLは、コンタクト7を介して活性領域1に電気的に接続される。ソース線コンタクト7は、したがって、活性領域1に形成される2つのメモリセルのセルトランジスタに共通に設けられる。
図2は、図1に示すレイアウトの線L2−L2に沿った断面構造を概略的に示す図である。図2においては、ビット線BLおよび可変磁気抵抗素子VRの断面構造を、メモリセルの各構成要素の接続関係を明確にするために併せて示す。
図2において、半導体基板領域10表面に活性領域1が形成される。活性領域1は、不純物が注入された領域であり、図2においては、セルトランジスタのドレインを構成する不純物領域1aおよび1bと、ソース領域を構成する不純物領域1cを示す。ワード線WL(WL2,WL3)下部にチャネルが形成される。チャネル形成領域にも不純物注入が行なわれており、図2においては、このチャネル領域においても、不純物領域1a、1bおよび1cが連通するように示す。この不純物領域1cは、先の非特許文献1に示されるように、表面にシリサイドが形成され、低抵抗化が図られル構成が用いられても良く、図1に示すコンタクト7を介してソース線SLに電気的に接続される。
不純物領域1aおよび1bは、それぞれコンタクト6aおよび6bを介して中間配線5aおよび5bにそれぞれ電気的に接続される。これらの中間配線5aおよび5b上部に、それぞれ、プラグ3aおよび3bが形成される。プラグ3aは、バイア4aを介してローカル配線2(2a)に電気的に接続される。ローカル配線2(2a)に、可変磁気抵抗素子VR(VRaまたはVRb)が配置され、可変磁気抵抗素子VRの下部電極(図2には明確に示さず)がローカル配線2に電気的に接続される。可変磁気抵抗素子VRの上部電極は、ビット線BLに電気的に接続される。
この図2に示すように、書込ビット線WBLが、可変磁気抵抗素子VRの下部に、ローカル配線2と非接触で配置される。書込ビット線WBLは、図1に示すように、可変磁気抵抗素子VR(VRa,VRb)の磁化困難軸HXと平行な方向、すなわち磁化容易軸EXと直交する方向に配置される。したがって、書込ビット線WBLに書込データの論理値に応じた方向に電流を流すことにより、書込ビット線WBLが誘起する磁界は、磁化容易軸EXと平行な方向となる。
一方、ビット線BLまたはBL_Bには、書込データの論理値にかかわらず、一定の方向に電流を流す。このビット線BLまたはBL_Bは、可変磁気抵抗素子VR(VRa,VRb)の磁化困難軸HXと直交する方向に配置されている。したがって、ビット線BLおよびBL_Bを流れる電流が誘起する磁界は、この可変磁気抵抗素子の磁化困難軸HXと平行な方向となる。このビット線BLおよびBL_Bの書込電流が、アシスト磁界(半選択電流)となり、書込ビット線WBL(WBL0,WBL1)を流れる電流が誘起する磁界が、磁化反転磁界となる。
書込ビット線WBLは、セルトランジスタと分離されており、書込ビット線WBLには、セルトランジスタの耐圧により決定される電圧(VDD)よりも大きな電圧(VCC)を印加することができる。応じて、書込ビット線ドライバのトランジスタのゲート−ソース間電圧Vgsの絶対値を十分に大きくすることができ、ドライバトランジスタの電流駆動力を、その面積を増大させることなく、大きくすることができる。
図3は、図1に示すメモリサブアレイの電気的回路構成および周辺の書込および読出に関連する部分の構成の一例を概略的に示す図である。図3において、メモリサブアレイ20においてメモリセルMCが行列状に配列される。メモリセルMCは、可変磁気抵抗素子VRとセルトランジスタCTの直列体で構成される。2行のメモリセルの可変磁気抵抗素子VRがX方向に整列して配置され、各可変磁気抵抗素子VRの行に対応して書込ビット線WBL(WBL0,WBL1)が配設され、メモリセルの各列に対応してビット線BL(BL0−BL3)が配設される。
また、メモリセル行に対応して、書込ビット線WBL(WBL0,WBL1)と平行にワード線WL(WL0−WL3)が配設される。ワード線WLは、対応の行のメモリセルのトランジスタ(セルトランジスタCT)の制御電極に結合される。また、ビット線BLと平行にソース線SLが配設され、列方向(ビット線延在方向)において隣接する2ビットのメモリセルのセルトランジスタCTが共通のコンタクト(7)を介して対応のソース線SLに結合される。
ビット線の両端にメモリサブアレイ20に関して対向してビット線ドライブ回路24および25が設けられる。ビット線ドライブ回路24は、ビット線BL(BL0−BL3)各々に対応して設けられる放電トランジスタNTを含む。放電トランジスタNTは、データ書込時に、図示しない列選択信号に従って選択的にオン状態に設定される。ビット線ドライブ回路25は、ビット線BL(BL0−BL3)それぞれに対応して設けられる充電トランジスタPTを含む。充電トランジスタPTは、データ書込時、図示しない列選択信号に従って選択的に導通状態とされ、選択列のビット線へ、電源電圧VDDから電流を供給する。
このビット線ドライブ電源電圧VDDは、セルトランジスタCTの耐圧により決定される電圧レベルである。データ書込時、ビット線ドライブ回路24および25により、選択列のビット線には、書込データの論理値にかかわらず、常に固定された方向(図3の右から左方向)に沿ってビット線書込電流が流れる。ビット線BLは、可変磁気抵抗素子VRの磁化困難軸と直交する方向に配設されており、ビット線書込電流により、いわゆる半選択電流(アシスト磁界誘起電流)が供給される。
書込ビット線WBLの両端にメモリサブアレイ209に関して対向して書込ビット線ドライブ回路22Uおよび22Lが設けられる。書込ビット線ドライブ回路22Uにおいては、複数の書込ビット線WBL(WBL0,WBL1)に対し共通に書込ビット線ドライバ30uが設けられる。一方、この書込ビット線の他方側の書込ビット線ドライブ回路22Lにおいては、書込ビット線WBL(WBL0,WBL1)それぞれに対応して書込ビット線ドライバ30lが設けられる。
書込ビット線ドライバ30uは、PチャネルMOSトランジスタPQ1およびNチャネルMOSトランジスタNQ1を含む。書込ビット線ドライバ30lは、PチャネルMOSトランジスタPQ2およびNチャネルMOSトランジスタNQ2を含む。書込ビット線ドライバ30uおよび30lは、電源電圧VCCを動作電源電圧とし、それぞれ書込データの論理値に応じた方向に電流を供給する。
データ書込時において、書込ビット線ドライブ回路22Uにおいては、複数(図3においては2本)の書込ビット線WBL0およびWBL1に同じ方向に電流を供給する。しかしながら、書込ビット線ドライブ回路22Lにおいては、選択行のメモリセルが接続される書込ビット線(たとえばWBL0)に電流を流し、非選択行のメモリセルが選択される書込ビット線(たとえばWBL1)においては、対応の書込ビット線ドライバ30lは出力ハイインピーダンス状態とされる。したがって、この書込ビット線においては、選択メモリセルが接続される書込ビット線に対してのみ書込電流が流れ、正確なデータの書込を行なうことができる。
図2に示すように、書込ビット線WBLは、可変磁気抵抗素子VRの下層に配置されており、セルトランジスタCTとは電気的に分離されている。したがって、書込ビット線WBLに高い電源電圧VCCが供給されても、セルトランジスタCTに対しては何ら悪影響は及ぼさない。このため、書込ビット線ドライバ30uおよび30lにおいて、PチャネルMOSトランジスタPQ1およびPQ2の導通時のゲート−ソース間電圧Vgspの絶対値およびNチャネルMOSトランジスタNQ1およびNQ2の導通時のゲート−ソース間電圧Vgsnは、ビット線ドライブ回路25へ供給される電源電圧VDDよりも高い電圧レベルである。一般に、MOSトランジスタの飽和領域におけるドレイン電流は、(Vs−Vth)の二乗に比例する。Vthは、しきい値電圧を示す。したがって、MOSトランジスタPQ1、PQ2、NQ2、NQ1の導通時の駆動電流量を大きくすることができ、電源電圧VDDを用いた磁化反転用のビット線書込電流を生成するビット線ドライバの構成に比べて、ビット線書込ドライブ回路22Uおよび22Lのレイアウト面積を低減することができる。
また、図3に示す書込に関連する部分の配置においては、書込ビット線の一方側に設けられた書込ビット線ドライブ回路(22U)において複数の書込ビット線に共通に1つの書込ビット線ドライバが配置される。したがって、書込ビット線ドライバの数を低減でき、応じて書込ビット線ドライバ部分のレイアウト面積をさらに、低減することができる。
メモリサブアレイ20においては、さらに、メモリセル行に対応してワード線WLが配置される。このワード線WLは、1列おきに対応の行のメモリセルのトランジスタCTに結合される。1つの書込ビット線WBLに対応して2本ワード線(WL0、WL1)が配置される。従って、ワード線選択時においては、1列置きのビット線BL(BL_B)に可変磁気抵抗素子が結合され、残りのビット線には、メモリセルの可変磁気抵抗素子は結合されない。この残りのビット線に対してはダミーセル(図示せず)が結合される。
データ書込時においては、ワード線は、非選択状態に維持され、選択トランジスタCTは、オフ状態に維持される。
データ読出時においては、ワード線WLが選択状態に駆動され、また、読出回路28に含まれるセンスアンプSAに、選択列に対応して配置される対をなすビット線BLおよびBL_Bが結合され、ビット線電流に従ってデータの読出が行なわれる。この場合、図3に示すように、対をなすビット線BL(BL0,BL2)および補のビット線BL_B(BL1,BL3)の一方にメモリセルが接続され、他方のビット線は、参照ビット線として用いられる。この参照ビット線には、上述のように、図示しないダミーセルが接続される。また、ビット線と読出回路28の間には、列選択信号に従って選択列のビット線対をセンスアンプSAに結合する列選択回路が配置されるが、図3においては、図面を簡略化するために、この列選択回路の構成は示していない。
図4は、図3に示す書込ビット線ドライブ回路22Uおよび22Lに含まれる書込ビット線ドライバ30uおよび30lの制御部の構成の一例を概略的に示す図である。図4において、書込ビット線ドライバ30uに対して書込タイミング発生器40uが設けられ、書込ビット線ドライバ30lに対して書込タイミング発生器40lが設けられる。
書込タイミング発生器40uは、行グループ選択信号(行グロープデコード信号)RSGと書込データWDとを受け、所定のタイミングで書込タイミング信号φP1およびφN1を生成する。これらの書込タイミング信号φP1およびφN1に従って、それぞれ、書込ビット線ドライバ30uのPチャネルMOSトランジスタPQ1およびNチャネルMOSトランジスタNQ1が選択的にオン状態に設定される。
書込タイミング発生器40lは、行選択信号RSと補の書込データ/WDとを受け、書込タイミング信号φP2およびφN2を生成する。これらの書込タイミング信号φP2およびφN2に従って、書込ビット線ドライバ30lのMOSトランジスタPQ2およびNQ2が選択的にオン状態に設定される。この行選択信号RSは、書込ビット線を指定する信号であり、2行のメモリセルに対して共通に選択状態に駆動される。すなわち、データ読出時の1行のメモリセルを指定する行アドレス信号の最下位ビットを縮退して生成される行アドレス信号をデコードして、この書込時の行選択信号RSが生成される。
行グループ選択信号は、さらに、行選択信号の所定数の(下位)ビットを縮退したアドレス信号をデコードして生成される。この縮退アドレスビットの数は、グループ化される書込ビット線の数に応じて決定される(4行のメモリセルに対して1つの書込ビット線ドライバが配置されるときには、下位2ビットの行アドレスを縮退する)。選択行の書込ビット線を含む書込ビット線グループが、行グループ選択信号に従って指定される。この場合、非選択行のメモリセルに対しても、書込ビット線ドライバにより書込電流が供給される。しかしながら、非選択列のビット線においては、書込電流は流れないため、選択列かつ選択行のメモリセルに対して書込電流が供給されて誘起磁界が生成され、正確にデータの書込を行なうことができる。
これらの書込タイミング発生器40uおよび40lに与えられる書込データWDおよび/WDは、データ書込時、互いに相補な論理値を有する。したがって、書込ビット線ドライバ30uおよび30lにおいて、互いに異なる導電型のMOSトランジスタがオン状態に駆動される。たとえば、書込ビット線ドライバ30uにおいてPチャネルMOSトランジスタPQ1がオン状態に設定された場合、書込ビット線ドライバ30lにおいては、NチャネルMOSトランジスタNQ2がオン状態に設定される。これにより、書込ビット線WBLに対し、MOSトランジスタPQ1から電流が供給され、この書込ビット線WBL上に供給される電流が、MOSトランジスタNQ2を介して放電される。
書込タイミング発生器40uおよび40lは、データ書込時、書込ビット線WBLを先ず、電源電圧VCCレベルに充電する。この後、NチャネルMOSトランジスタNQ1またはNQ2をオン状態に設定して、書込ビット線WBLに電流を流す(非特許文献1参照)。この書込電流タイミング制御により、書込ビット線WBLに急激な突入電流が流れるのを抑制する。したがって、データ書込時の書込ビット線WBLおよびビット線BLの電流を流すタイミング制御としては、通常のデジット線およびビット線を用いるMRAMの場合と同様のタイミング制御が行なわれればよい。
図5は、図3に示すビット線ドライブ回路24および25に含まれるビット線ドライバの制御部の構成を概略的に示す図である。図5において、ビット線書込ドライブトランジスタNTに対しタイミング制御回路42が設けられ、ビット線書込ドライブトランジスタPTに対しタイミング制御回路43が設けられる。タイミング制御回路42は、列選択信号CSLと書込指示信号WEとに従って書込列選択信号WCSLを生成して、ビット線書込ドライブトランジスタNTのゲートへ与える。
タイミング制御回路43は、列選択信号CSLと書込モード指示信号WEとに従って、補の書込列選択信号/WCSLを生成して、ビット線書込ドライブトランジスタPTのゲートへ与える。
データ書込時、外部からの書込コマンドに従って書込モード指示信号WEが活性化される。また、この書込コマンドに従って、図示しない列デコード回路において列アドレスのデコード動作が行われ、デコード結果に従って指定された列に対応する列選択信号が活性化される。応じて、指定された列に対応して配置されたタイミング制御回路42および43が、この活性状態の列選択信号CSLに従って書込列選択信号WCSLおよび/WCSLを活性化する。応じて、ビット線書込ドライブトランジスタNTおよびPTがオン状態となり、ビット線BLに対しては、常にビット線ドライブトランジスタPTからビット線ドライブトランジスタNTに向かって書込電流が流れる。これらのタイミング制御回路42および43により、図4に示す書込ビット線ドライブ回路の書込ビット線WBLの電流供給動作に対するタイミング調整を行なう。
これらのビット線書込ドライブトランジスタPTおよびNTは、データ読出時ともに非導通状態に設定される。これにより、図3に示すように、ビット線BLを、図示しない列選択回路を介して読出回路に接続してデータ読出用の配線として利用することができる。
なお、ワード線ドライブ回路29に含まれるワード線ドライバ35は、データ書込時においてはすべて非活性状態であり、データ読出モード時において、行選択信号に従って選択行のワード線WLを選択状態へ駆動する。ワード線選択時に用いられる行選択信号は、データ書込時の行選択信号と異なり、1行のメモリセルを指定する行アドレス信号をデコードして生成される。
また、この図5に示す構成において、列選択信号CSLに代えてメモリセル列を指定するYアドレスYADが用いられて、タイミング制御回路42および43においてデコード動作が行なわれてもよい。
なお、上述の図3に示す構成においては、各ビット線ドライブ回路22Uにおいては、隣接する2つの書込ビット線WBL0およびWBL1に対し共通に書込ビット線ドライバ30uが設けられている。しかしながら、より多くの書込ビット線に対し、1つの書込ビット線ドライバが設けられてもよい。
また、この書込ビット線ドライバ(30u)は、複数の書込ビット線に対し共通に1つの書込ビット線ドライバが配置されていればよく、隣接して配置される書込ビット線に対し1つの書込ビット線ドライバを配置することは特に要求されない。
以上のように、この発明の実施の形態1に従えば、書込ビット線を可変磁気抵抗素子の下部に、その可変磁気抵抗素子の磁化容易軸と直交する方向に配置し、書込で他の論理値に応じた方向に双方向的に電流を流している。したがって、この書込ビット線ドライバのトランジスタサイズを増大させることなく大きな電流を流すことができ、書込ビット線ドライバのレイアウト面積の増大を抑制することができる。また、書込ビット線の一方側の書込ビット線ドライブ回路においては、複数の書込ビット線ごとに1つの書込ビット線ドライバを配置しており、書込ビット線ドライバの数が低減でき、応じて、書込ビット線ドライブ回路のレイアウト面積を低減することができる。
[実施の形態2]
図6は、この発明の実施の形態2に従う不揮発性半導体記憶装置(MRAM)の要部の構成を概略的に示す図である。図6においては、メモリサブアレイ20において配置される書込ビット線WBL0−WBL7…を示す。このメモリサブアレイ20における各ビット線、ワード線、およびメモリセルの配置は、先の実施の形態1の場合と同様である。
この図6に示す構成は、以下の点で、その構成が、図3に示す不揮発性半導体記憶装置と異なる。すなわち、書込ビット線WBL(WBL0−WBL7…)は、所定数(図6においては4本)でグループ化される。この書込ビット線グループごとに、この書込ビット線ドライブ回路22Uおよび22Lにおいて交互に共通に書込ビット線ドライバ30uaおよび30laが配される。図6においては、書込ビット線WBL0−WBL3で構成される書込ビット線グループWBG0に対し、書込ビット線ドライブ回路22Lにおいて共通に、書込ビット線ドライバ30laが設けられる。書込ビット線WBL4−WBL7で構成される書込ビット線グループWBG1に対しては、共通に、書込ビット線ドライブ回路20Uにおいて、書込ビット線ドライバ30uaが設けられる。
この書込ビット線ドライバ30laおよび30uaに対向する書込ビット線端部においては、それぞれ、書込ビット線ドライブ回路22Uおよび22Lにおいては、書込ビット線ドライバ30ubおよび30lbがそれぞれ個々に書込ビット線ごとに設けられる。
この図6に示す不揮発性半導体記憶装置の他の構成は、図3に示す不揮発性半導体記憶装置(MRAM)の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
この書込ビット線に対し共通に設けられる書込ビット線ドライバを、書込ビット線ドライブ回路22Uおよび22Lにおいて交互に配置する。これにより、書込ビット線ドライブ回路22Uおよび22Lにおいて配置される書込ビット線ドライバの数が等しくなり、この書込ビット線ドライブ回路22Uおよび22Lのその書込ビット線ドライバの配置における面積利用効率を改善することができる(ドライバ配置領域の隙間を低減することができるため)。
なお、この図6に示す構成において書込ビット線ドライバ30ua、30ub、30laおよび30lbを駆動する部分の制御の構成としては、図4に示す構成を利用することができる。書込ビット線群に共通に設けられる書込ビット線ドライバに対し、行アドレス信号ビットを縮退した書込ビット線グループ指定信号を行選択信号に代えて供給し、また、各書込ビット線に対して設けられる書込ビット線ドライバに対しては、書込データとともに、行アドレスビットをすべてデコードして生成される行選択信号を与える。
[変更例]
図7は、この発明の実施の形態2の変更例の不揮発性半導体記憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。図7において、メモリサブアレイ20Aおよび20Bが設けられる。このメモリサブアレイ20Aおよび20B各々においては、メモリセルが行列状に配列され、また、メモリセル行に対応してワード線(WL)が配設され、またメモリセル列に対応してビット線(BL)が配設され、また、メモリセル列に対応してソース線(SL)が配設される。
図7においては、図面を簡略化するため、これらのメモリサブアレイ20Aおよび20Bにおけるメモリセルの配置は示していない。メモリサブアレイ20Aおよび20Bにおいては、書込ビット線WBL(WBL0−WBL7…)がそれぞれグループ化して配置される。図7においては、メモリサブアレイ20Aにおいて、書込ビット線WBL0−WBL3により、書込ビット線グループWBGA1が構成され、書込ビット線WBL4−WBL7により、書込ビット線グループWBGA1が構成される。メモリサブアレイ20Bにおいても、書込ビット線WBL0−WBL3により、書込ビット線グループWBGB0が構成され、書込ビット線WBL4−WBL7により、書込ビット線グループWBGB1が構成される。
メモリサブアレイ20Aおよび20Bの間に、ビット線ドライブ回路22Mが配置され、このメモリサブアレイ20Aおよび20Bの端部に、それぞれ、書込ビット線ドライブ回路22Uおよび22Lが配置される。
ビット線書込ドライブ回路22Uにおいては、書込ビット線WBL(WBL0−WBL7…)各々に対応して書込ビット線ドライバ30ubが配置される。一方、書込ビット線ドライブ回路22lにおいては、メモリセルサブアレイ20Bにおける書込ビット線グループWBGBおよびWBGB1それぞれに対して書込ビット線ドライバ30laが設けられる。したがって、この書込ビット線ドライブ回路22Uにおいては、書込データの論理値に応じて書込ビット線を個々に書込ビット線ドライバ30ubによりその電流を駆動し、一方、書込ビット線ドライブ回路22Lにおいては、書込データの論理値に応じて、書込ビット線グループの書込ビット線に対し電流を供給する。
書込ビット線ドライブ回路22Mにおいては、メモリサブアレイ22Aの書込ビット線グループWBGA0およびWBGA1それぞれに対応して書込ビット線ドライバ30maが配置され、また、メモリサブアレイ20Bの書込ビット線WBL(WBL0−WBL7、…)各々に対応して書込ビット線ドライバ30mbが設けられる。書込ビット線ドライバ30maは、メモリサブアレイ20Aに含まれる書込ビット線グループの書込ビット線を駆動し、一方、書込ビット線ドライバ30mbは、メモリサブアレイ20Bにおける書込ビット線WBL(WBL0−WBL7、…)に対して個々に書込データの論理値に応じて電流を駆動する。図7に示す構成においては、書込ビット線ドライブ回路22Mが、メモリサブアレイ20Aおよび20Bにより共有される。
メモリサブアレイ20Aの両側に配置されるビット線ドライブ回路24Aおよび24Bとメモリサブアレイ20Bの両側に配置されるビット線ドライブ回路24Bおよび25Bの構成は、先の図3に示す構成と同じである。また、メモリサブアレイ20Aおよび20Bそれぞれに対応して設けられるワード線ドライブ回路29Aおよび29Bの構成も、先の図3に示す構成と同じである。図面を簡略化するため、これらのワード線ドライブ回路29Aおよび29Bに含まれるワード線ドライバは、示していない。
この図7に示す構成においては、メモリサブアレイ20Aおよび20Bそれぞれに対して設けられる書込ビット線ドライバの数は同じであり、メモリセルサブアレイ20Aおよび20Bの間において稠密に、面積利用効率を大きくして、書込ビット線ドライバを配置することができる。また、書込ビット線ドライブ回路22Mは、メモリサブアレイ20Aおよび20Bにより共有されるため、書込ビット線ドライブ回路のレイアウト面積を低減することができる。
[変更例2]
図8は、この発明の実施の形態2の変更例2の不揮発性半導体記憶装置(MRAM)の要部の構成を概略的に示す図である。この図8に示す不揮発性半導体記憶装置(MRAM)の構成は、以下の点で、図7に示す不揮発性半導体記憶装置の構成と異なる。すなわち、書込ビット線ドライブ回路22Uにおいては、個々に書込ビット線を駆動する書込ビット線ドライバ30ubと、書込ビット線グループの各書込ビット線を共通に駆動する書込ビット線ドライバ30uaが、各書込ビット線グループごとに交互に配置される。図8においては、書込ビット線グループWBGA0の書込ビット線WBL0−WBL3それぞれに対応して、書込ビット線ドライバ30ubが配置され、書込ビット線グループWBGA1の書込ビット線WBL4−WBL7に対し共通に書込ビット線ドライバ30uaが配置される。
同様、書込ビット線ドライブ回路22Lにおいても、書込ビット線グループごとに、共通に書込ビット線グループの書込ビット線を駆動する書込ビット線ドライバ30laと書込ビット線グループの個々の書込ビット線を駆動する書込ビット線ドライバ30lbとが、各書込ビット線グループごとに交互に配置される。
書込ビット線ドライブ回路22Mにおいては、書込ビット線ドライブ回路22Uおよび22Lの書込ビット線ドライバの配置に対応して、各書込ビット線グループごとに、共通に書込ビット線を駆動する書込ビット線ドライバ30maおよび30mcと個々の書込ビット線を駆動する書込ビット線ドライバ30mbおよび30mcが、書込ビット線グループごとに交互に配置される。図8においては、書込ビット線ドライバ30maが、メモリサブアレイ20Aの書込ビット線グループWBLA0の書込ビット線WBL0−WBL3を共通に駆動し、書込ビット線ドライバ30mcが、このメモリサブアレイ20Bの書込ビット線グループWBGB1の各書込ビット線WBL4−WBL7を共通に駆動する。
一方、ビット線ドライブ回路22Lの書込ビット線ドライバ30laに対向して、書込ビット線ドライブ回路22Mにおいて、個々に書込ビット線を駆動する書込ビット線ドライバ30mbが配置される。同様、個々に書込ビット線を駆動する書込ビット線ドライバ30lbが、書込ビット線グループWBGB1の書込ビット線に対し共通に設けられる書込ビット線ドライバ30mcに対応して配置される。書込ビット線ドライブ回路22Mにおいて、書込ビット線ドライブ回路22Uの書込ビット線ドライバ30uaに対向して各書込ビット線ごとに書込ビット線ドライバ30mdが配置される。
この図8に示す不揮発性半導体記憶装置の他の構成は、図7に示す構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
この図8に示す構成においても、書込ビット線ドライブ回路22Uおよび22Lに配置される書込ビット線ドライバの数が同じであり、よりレイアウト面積損失を低減して、書込ビット線ドライバを配置することができる。
なお、この図7および図8に示す構成においても、書込ビット線ドライバの駆動する制御部の構成としては、図4に示す構成を利用することができる。データの書込時、メモリサブアレイ20Aおよび20Bにおいて並列にデータ書込が行なわれてもよく、メモリサブアレイ20Aおよび20Bにおいて、個々に、すなわち、一方のメモリサブアレイにおいてデータの書込が行なわれてもよい。
また、図7および図8に示す構成において、書込ビット線グループを構成する書込ビット線の数は、4でなく他の数であってもよい。また、書込ビット線グループを構成する書込ビット線は、隣接する書込ビット線でなく、離れて配置される書込ビット線であってもよい。
以上のように、この発明の実施の形態2に従えば、メモリサブアレイの両側に配置される書込ビット線ドライバの数を均等にしており、書込ビット線ドライバの面積利用効率を改善して配置することができ、レイアウト面積を低減することができる。
この発明に従う不揮発性半導体記憶装置(MRAM)は、単体で用いられてもよく、また携帯機器などの組込み用途に用いられてもよく、小占有面積の不揮発性半導体記憶装置(MRAM)を実現することができる。また、可変磁気抵抗素子としては、電流が誘起する磁界により磁化方向が設定される素子であれば、本発明は適用可能である。
この発明の実施の形態1に従うMRAMのアレイ部の平面レイアウトを概略的に示す図である。 図1に示す線L2−L2に沿った断面構造を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態1に従う不揮発性半導体記憶装置の要部の電気的回路構成を概略的に示す図である。 図3に示す書込ビット線ドライブ回路の構成をより詳細に示す図である。 図3に示すビット線ドライブ回路の構成をより詳細に示す図である。 この発明の実施の形態2に従う不揮発性半導体記憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態2の変更例に従う不揮発性半導体記憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態2の第2の変更例に従う不揮発性半導体記憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。
符号の説明
1 活性領域、VR,VRa,VRb 可変磁気抵抗素子、WL,WL0−WL3 ワード線、WBL,WBL0−WBL7 書込ビット線、BL,BL_B,BL0−BL3 ビット線、20,20A,20B メモリサブアレイ、22U,22L 書込ビット線ドライブ回路、24,25 ビット線ドライブ回路、CT セル選択トランジスタ、30u,30l,30ua,30ub,30la,30lb,30ma,30mb,30mc,30md 書込ビット線ドライバ、24,24A,24B,25,25A,25B ビット線ドライブ回路。

Claims (1)

  1. 行列状に配列され、各々が選択トランジスタと可変磁気抵抗素子の直列体を有する複数のメモリセルを備え、各前記可変磁気抵抗素子は、磁化容易軸と磁化困難軸とを有し、
    各メモリセル列に対応して配置され、各々に対応の列のメモリセルの可変磁気抵抗素子が結合される複数のビット線、
    各メモリセル行に対応して配置され、各々が対応の行のメモリセルの選択トランジスタの制御電極に結合される複数のワード線、
    メモリセル行に対応して、対応の行のメモリセルの可変磁気抵抗素子の下部に前記磁化容易軸と直交するように配置されるとともに複数のグループに分割される複数の書込ビット線、
    各前記ビット線に対応して配置され、各々が、データ書込時、対応のビット線に書込データの論理値にかかわらず固定方向に電流を供給するビット線ドライブ回路、および
    各前記書込ビット線グループに対応してかつ対応のグループの書込ビット線に共通に設けられ、前記データ書込時、前記書込データの論理値に応じた方向に対応のグループの書込ビット線に電流を供給する第1の書込ビット線ドライバと、各書込ビット線に対応して前記第1の書込ビット線ドライバと対向して配置され、前記書込データの論理値に応じて前記第1の書込ドライバと反対方向に対応の書込ビット線に電流を駆動する第2の書込ビット線ドライバとを含む書込ビット線ドライブ回路を備える、不揮発性半導体記憶装置。
JP2008199830A 2008-08-01 2008-08-01 不揮発性半導体記憶装置 Pending JP2010040658A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008199830A JP2010040658A (ja) 2008-08-01 2008-08-01 不揮発性半導体記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008199830A JP2010040658A (ja) 2008-08-01 2008-08-01 不揮発性半導体記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010040658A true JP2010040658A (ja) 2010-02-18

Family

ID=42012915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008199830A Pending JP2010040658A (ja) 2008-08-01 2008-08-01 不揮発性半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010040658A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI678707B (zh) * 2019-02-27 2019-12-01 大陸商長江存儲科技有限責任公司 位元線驅動器裝置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002533863A (ja) * 1998-12-18 2002-10-08 モトローラ・インコーポレイテッド 参照メモリ・アレイを有する磁気ランダム・アクセス・メモリ
JP2003257176A (ja) * 2001-12-26 2003-09-12 Mitsubishi Electric Corp 薄膜磁性体記憶装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002533863A (ja) * 1998-12-18 2002-10-08 モトローラ・インコーポレイテッド 参照メモリ・アレイを有する磁気ランダム・アクセス・メモリ
JP2003257176A (ja) * 2001-12-26 2003-09-12 Mitsubishi Electric Corp 薄膜磁性体記憶装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI678707B (zh) * 2019-02-27 2019-12-01 大陸商長江存儲科技有限責任公司 位元線驅動器裝置
US10937507B2 (en) 2019-02-27 2021-03-02 Yangtze Memory Technologies Co., Ltd. Bit line driver device including active region

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6760251B2 (en) Memory device reading data according to difference in electrical resistance between selected memory cell and reference cell
US7248498B2 (en) Serial transistor-cell array architecture
US7668005B2 (en) Magnetic memory
JP4133149B2 (ja) 半導体記憶装置
US6587371B1 (en) Memory device having wide margin of data reading operation, for storing data by change in electric resistance value
JP2009539202A (ja) スピン移動を利用して磁気メモリ構造を提供する方法およびシステム
US20180040358A1 (en) Nonvolatile memory
US20150023085A1 (en) Semiconductor storage device
JP4084084B2 (ja) 薄膜磁性体記憶装置
JP6381461B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ
US9627053B2 (en) Memory device and access method
US20100034015A1 (en) Semiconductor device
JP5227133B2 (ja) 半導体記憶装置
US6903965B2 (en) Thin film magnetic memory device permitting high precision data read
JP2008198311A (ja) 磁気記憶集積回路装置
US20070058424A1 (en) Semiconductor memory device
JP4262969B2 (ja) 薄膜磁性体記憶装置
US10748595B2 (en) Magnetic memory including meomory units and circuits for reading and writing data and memory system
JP2007164837A (ja) 不揮発性記憶装置
JP2007213639A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US6862209B2 (en) Thin film magnetic memory device with magnetic tunnel junction
JP2010040658A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP5150935B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2010040079A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
KR100680422B1 (ko) 자기저항 램

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100602

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130423

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130820