JP2010040325A - 回路遮断器のハンドルロック装置 - Google Patents
回路遮断器のハンドルロック装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010040325A JP2010040325A JP2008201835A JP2008201835A JP2010040325A JP 2010040325 A JP2010040325 A JP 2010040325A JP 2008201835 A JP2008201835 A JP 2008201835A JP 2008201835 A JP2008201835 A JP 2008201835A JP 2010040325 A JP2010040325 A JP 2010040325A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- plate
- circuit breaker
- lock device
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Abstract
【課題】回路遮断器のケースカバーにネジ穴を追加加工することなく、標準品の回路遮断器に装着できるように取付構造を改良したハンドルロック装置を提供する
【解決手段】回路遮断器1のケースカバー2から外方に突き出たロッカー式の開閉操作用ハンドル3をOFF位置に鎖錠するプレート式のハンドルロック装置であって、前記ハンドル3の側方に敷設するロックプレート10の両端に取付台座11を連結した上で、該取付台座11を回路遮断器1の取付ネジ7で共締めするようにし、ここでロックプレート10は南京錠を掛ける施錠穴8cを開口した固定プレート8と、該固定プレート8に添わせてハンドルに掛止連繋させる可動プレート9とからなり、前記固定プレート8の端部に取付台座11の第1のネジ座部11aを重ねてネジ止めし、第2のネジ座部11bに取付ネジ7を通して回路遮断器1と共締めする。
【選択図】 図1
【解決手段】回路遮断器1のケースカバー2から外方に突き出たロッカー式の開閉操作用ハンドル3をOFF位置に鎖錠するプレート式のハンドルロック装置であって、前記ハンドル3の側方に敷設するロックプレート10の両端に取付台座11を連結した上で、該取付台座11を回路遮断器1の取付ネジ7で共締めするようにし、ここでロックプレート10は南京錠を掛ける施錠穴8cを開口した固定プレート8と、該固定プレート8に添わせてハンドルに掛止連繋させる可動プレート9とからなり、前記固定プレート8の端部に取付台座11の第1のネジ座部11aを重ねてネジ止めし、第2のネジ座部11bに取付ネジ7を通して回路遮断器1と共締めする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、配線用遮断器,漏電遮断器などを対象に、その外部付属装置として適用する回路遮断器のハンドルロック装置に関する。
周知のように、頭記の配線用遮断器,漏電遮断器は手動操作で主回路接点を開閉するロッカー式の開閉操作用ハンドルを装備している。こられの回路車を配電盤,操作盤などに装備して使用する場合には、保守員,部外者による不用意なハンドルの誤操作を防止するために、ハンドルに南京錠(pad-lock)を掛けて回路遮断器をON,あるいはOFF位置に鎖錠するようにしたハンドルロック装置が外部付属装置(オプション品)として用意されている。
このハンドルロック装置には各種タイプのものがあり、その一例としてハンドルの側方に沿って起立するロックプレートを回路遮断器のケースカバーに取付け、このロックプレートの板面に穿孔した施錠穴に南京錠を掛けてハンドルをON位置(主回路接点が閉),あるいはOFF位置(主回路接点が開)に拘束保持するようにしたロックプレート式のハンドルロック装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
次に、ハンドルロック装置の従来例として、前記特許文献1に開示されているハンドルロック装置を図6(a)〜(c)に示す。なお、図示例のハンドルロック装置はONおよびOFFの各位置でハンドルを鎖錠するタイプである。図において、1は回路遮断器、2はケース2aとケースカバー2bを組み合わせた回路遮断器1のモールドケース、3はケースカバー2bに開口した角穴から摘み(knob)が外方に突き出したON/OFF操作用のロッカー式ハンドル、4はケースカバー2bに取付けたハンドルロック装置のロックプレート、5はロックプレート4に掛けた南京錠である。
ここで、前記ロックプレート4は、図6(c)で表すように固定プレート4aと、固定プレート4aの内側に添わせた可動プレート4bと、可動プレート4bの一端を固定プレート4aに枢支する支軸4cとの組立体からなり、前記ハンドル3の側方に沿って起立延在するようにケースカバー2bの上に取付け、この位置で固定プレート4aの両端に形成したL形のネジ座4a−2に締結ネジ6を通してケースカバー2bにネジ止めしている。また、固定プレート4aの端部には南京錠5を掛ける施錠穴4a−1が開口している。一方、可動プレート4bは断面L形の板であり、前記固定プレート4aとの重なり面には前記施錠穴4a−1と重なり合う位置に施錠穴4b−1が開口し、またハンドル3に向けて側方に張り出した板面にはハンドル3のON,OFF操作位置に合わせてハンドル3と嵌合し合う角穴4b−2,4b−3が開口している。
上記の構成で回路遮断器1のハンドル3をOFF操作位置で鎖錠する場合には、図6(a),(b)で示すように、ハンドル3をOFF位置に移動した状態で可動プレート4bの角穴4b−2にハンドル3を嵌め合わせ、この状態で固定プレート4aの施錠穴4a−1と可動プレート4bの施錠穴4b−1に跨がって南京錠5を掛ける。これにより、ハンドル3はOFF位置に鎖錠され、南京錠5を解錠した上で可動プレート4bを開放しない限りはハンドル3をON位置に切換え操作することができなくなる。
また、ハンドル3をON操作位置で鎖錠するには、前記とは逆にON位置に移動したハンドル3に可動プレート4aの角穴4b−3を嵌め合わせた上で、施錠穴4a−1と4b−1に跨がり南京錠5を掛けて施錠する。なお、回路遮断器を装備した配電盤,操作盤などで盤内の配電系統を点検する場合の感電事故を防ぐために、昨今では回路遮断器のハンドルをOFF操作位置でのみ鎖錠し、逆にON操作位置では誤って南京錠が掛けられないようにインターロックしたハンドルロック装置の需要が多くなっている。
特開昭61−269814号公報(図1〜図4)
上記したハンドルロック装置はユーザーからの注文に応じて特注追加するオプションであり、標準品の回路遮断器には当初からハンドルロック装置が備えられていない。このために、メーカーはユーザーからの注文を受けた後、その要請に応じて回路遮断器にハンドルロック装置を追加装備した上で出荷するようにしている。
この場合に、図6に示した従来構造では、ハンドルロック装置のロックプレート4は回路遮断器1のケースカバー2bにネジ止めして取付けるようにしている。このために、標準品の回路遮断器にロックプレート4を追加装備するには、工場で回路遮断器のケースカバー2bに固定ネジ6を螺合するネジ穴を追加加工する必要があり、そのネジ穴加工に伴う経費と期間が発生する問題がある。
この場合に、図6に示した従来構造では、ハンドルロック装置のロックプレート4は回路遮断器1のケースカバー2bにネジ止めして取付けるようにしている。このために、標準品の回路遮断器にロックプレート4を追加装備するには、工場で回路遮断器のケースカバー2bに固定ネジ6を螺合するネジ穴を追加加工する必要があり、そのネジ穴加工に伴う経費と期間が発生する問題がある。
この発明は上記の点に鑑みなされたものであり、ユーザーからの注文,要請でハンドルロック装置(オプション)を追加装備する際に、回路遮断器のケースカバーにネジ穴を追加加工することなく、そのまま標準品の回路遮断器に組み付けて使用することができるように取付構造を改良したハンドルロック装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、回路遮断器のケースカバーに開口した穴を通して摘み部が外方に突き出たロッカー式の開閉操作用ハンドルをOFF位置に鎖錠するハンドルロック装置であり、前記ケースカバーには前記ハンドルの側方に沿って起立延在するロックプレートを敷設し、該ロックプレートに南京錠を掛けてハンドルをOFF位置に鎖錠するようにしたものにおいて、
前記ロックプレートの両端に一対の取付台座を連結した上で、該取付台座を前記ケースカバーに回路遮断器の取付ネジで共締めして固定するようにし(請求項1)、具体的にはロックプレート,および取付台座を次記のような態様で構成するものとする。
(1)前記のロックプレートは、断面L形の固定プレートと、該固定プレートの板面に添わせて長手方向に案内支持したスライド式の可動プレートとの組立体になり、かつ前記固定プレートにはその底板部の中央に開口して回路遮断器のハンドルの摘み部周域を包囲する穴、および両端部に穿孔したネジ穴を設けるとともに、起立板部には長手方向の中央に南京錠を掛ける施錠穴を開口し、また前記可動プレートには前記ハンドルの摘み部に掛止連繋する係合突起を設け、ハンドルのON位置では前記固定プレートに開口した施錠穴を可動プレートで塞ぐように構成する(請求項2)。
(2)前記の取付台座は、ロックプレートの両端部に重ね合わせてネジ締結する第1のネジ座部と、回路遮断器の取付ネジを通す第2のネジ座部を有する樹脂成形品になり、第1のネジ座部にはその裏面側から締結ネジを通してロックプレートの固定プレートをネジ止めするようにする(請求項3)。
(3)さらに、前項(2)において、取付台座の第1のネジ座部には、回路遮断器のフレームサイズに合わせて選択する複数の締結ネジ通し穴を設ける(請求項4)。
前記ロックプレートの両端に一対の取付台座を連結した上で、該取付台座を前記ケースカバーに回路遮断器の取付ネジで共締めして固定するようにし(請求項1)、具体的にはロックプレート,および取付台座を次記のような態様で構成するものとする。
(1)前記のロックプレートは、断面L形の固定プレートと、該固定プレートの板面に添わせて長手方向に案内支持したスライド式の可動プレートとの組立体になり、かつ前記固定プレートにはその底板部の中央に開口して回路遮断器のハンドルの摘み部周域を包囲する穴、および両端部に穿孔したネジ穴を設けるとともに、起立板部には長手方向の中央に南京錠を掛ける施錠穴を開口し、また前記可動プレートには前記ハンドルの摘み部に掛止連繋する係合突起を設け、ハンドルのON位置では前記固定プレートに開口した施錠穴を可動プレートで塞ぐように構成する(請求項2)。
(2)前記の取付台座は、ロックプレートの両端部に重ね合わせてネジ締結する第1のネジ座部と、回路遮断器の取付ネジを通す第2のネジ座部を有する樹脂成形品になり、第1のネジ座部にはその裏面側から締結ネジを通してロックプレートの固定プレートをネジ止めするようにする(請求項3)。
(3)さらに、前項(2)において、取付台座の第1のネジ座部には、回路遮断器のフレームサイズに合わせて選択する複数の締結ネジ通し穴を設ける(請求項4)。
上記構成のプレート式ハンドルロック装置により、次記の効果を奏することができる。
まず、標準品の配線用回路遮断器,漏電遮断器には、当該回路遮断器を配電盤,制御盤などの盤内の取付板にネジ止めできるようにするために、回路遮断器のモールドケースにはケースおよびケースカバーの双方を貫通してケースカバー側から取付ネジを嵌挿するネジ通し穴を備えており、ここでその構造を図1を援用して説明する。図1において、回路遮断器1(図示例は4極構造)のモールドケース2には、電源側,および負荷側端子が並ぶケース2の両端側でケース2aおよびケースカバー2bに跨がって上下方向に貫通する取付ネジ通し穴2cが左右に分散して3箇所に開口している。そして、回路遮断器1を盤内の取付板(不図示)にネジ止めするには、ケースカバー側から前記ネジ通し穴2cに符号7で示す取付ネジを挿入し、この取付ネジ7を介して回路遮断器1を盤内の取付板に締結固定するようにする。
まず、標準品の配線用回路遮断器,漏電遮断器には、当該回路遮断器を配電盤,制御盤などの盤内の取付板にネジ止めできるようにするために、回路遮断器のモールドケースにはケースおよびケースカバーの双方を貫通してケースカバー側から取付ネジを嵌挿するネジ通し穴を備えており、ここでその構造を図1を援用して説明する。図1において、回路遮断器1(図示例は4極構造)のモールドケース2には、電源側,および負荷側端子が並ぶケース2の両端側でケース2aおよびケースカバー2bに跨がって上下方向に貫通する取付ネジ通し穴2cが左右に分散して3箇所に開口している。そして、回路遮断器1を盤内の取付板(不図示)にネジ止めするには、ケースカバー側から前記ネジ通し穴2cに符号7で示す取付ネジを挿入し、この取付ネジ7を介して回路遮断器1を盤内の取付板に締結固定するようにする。
そこで、この発明では回路遮断器にプレート式のハンドルロック装置(オプション)を追加装備する際に、そのロックプレートの両端にモールド樹脂製の取付台座を組み付けた上で、前記した回路遮断器の取付ネジ7(図2参照)を利用して取付台座を共締めする。これにより、従来構造のように回路遮断器のケースカバーにはロックプレートを固定するためのネジ穴の追加加工を施す必要がなく、標準品の回路遮断器にそのままハンドルロック装置を追加装備して使用することができる。
また、ロックプレートを請求項2のように構成したことにより、不用意なハンドルの鎖錠ミスを防止し、回路遮断器のOFF状態でのみ南京錠を掛けてハンドルをOFF操作位置に鎖錠することが可能となって、安全,取扱い面での信頼性が向上する。すなわち、回路遮断器にロックプレートを装着した状態でハンドルをON位置に移動操作すると、ハンドルの動きに従動して可動プレートが固定プレートの施錠穴を塞ぐ。一方、ハンドルをOFF位置に移動するとハンドルの動きに従動して可動プレートが固定プレートの施錠穴位置から後退して施錠穴を開放する。したがって、回路遮断器のON状態ではハンドルロック装置に南京錠を掛けることができないのでハンドルの不用意な鎖錠ミスを防止できる。
さらに、前記の取付台座を請求項3のように構成したことにより、ロックプレートを回路遮断器に装着した組立状態では、固定プレートを固定した締結ネジのネジ頭が取付台座の裏面側に隠れてネジを緩めることができない。したがって、ロックプレートを不用意に取り外してハンドルをON位置に切り換える誤操作を防止して高い安全性を確保できる。
さらに加えて、請求項4のように、取付台座の第1のネジ座部には回路遮断器のフレームサイズに合わせて選択する複数の締結ネジ通し穴を設けたことにより、同じサイズのロックプレートをフレームサイズの異なる他の回路遮断器にも適用することができて部品の共用化が図れる。
さらに加えて、請求項4のように、取付台座の第1のネジ座部には回路遮断器のフレームサイズに合わせて選択する複数の締結ネジ通し穴を設けたことにより、同じサイズのロックプレートをフレームサイズの異なる他の回路遮断器にも適用することができて部品の共用化が図れる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5に示す実施例に基づいて説明する。なお、図1はハンドルロック装置を回路遮断器に装着する前の状態を表す俯瞰図、図2は図1におけるハンドルロック装置の詳細構造を表す分解斜視図、図3は回路遮断器に装着したハンドルロック装置に南京錠を掛けてハンドルをOFF位置に鎖錠した状態を表す俯瞰図、図4は図3の側面図、図5はハンドルをON位置に移動した状態を表す側面図であり、実施例の図中で図6に対応する部材には同じ符号を付している。
まず、図1において、実施例のプレート式ハンドルロック装置は、詳細構造を後述する固定プレート8に可動プレート9を組み合わせたロックプレート10と、前記固定プレート8の両端に連結した一対の取付台座11との組立体で構成されている。一方、回路遮断器(4極形)1にはモールドケース2のケース2a,ケースカバー2bを上下に貫通して電源側および負荷側端子部の隔壁基部には取付ネジ通し穴2cが左右に分散して開口しており、この取付ネジ通し穴2cに取付ネジ7を通して制御盤などの盤内に敷設した取付板(不図示)にネジ締結するようにしている。
そして、この発明では前記構成のハンドルロック装置を回路遮断器1の開閉操作用ハンドル3に並置してケースカバー2bの上に装着する際に、前記ロックプレート10の両端部に連結した取付台座11に取付ネジ7を通し、この取付ネジ7で回路遮断器1と共締めするようにしている。
次に、前記ハンドルロック装置の詳細構造を図2に示す。このハンドルロック装置は、固定プレート8に可動プレート9を組み合わせたロックプレート10と、前記固定プレート8の両端部に連結した一対の取付座11との組立体になる。
次に、前記ハンドルロック装置の詳細構造を図2に示す。このハンドルロック装置は、固定プレート8に可動プレート9を組み合わせたロックプレート10と、前記固定プレート8の両端部に連結した一対の取付座11との組立体になる。
ここで、固定プレート8は断面L形の板金品で、その底板部の中央には回路遮断器1に備えた開閉操作用ハンドル3(図1参照)の摘み部周域を包囲する角穴8a、および両端部に穿孔したネジ穴8bを設けるとともに、前記底板部の側縁から立ち上がる起立板部には長手方向の中央に南京錠を掛ける施錠穴8cが開口している。さらに、底板部と起立板部との境には長手方向に沿って固定プレート9を案内支持するスリット状のレール溝8dが形成されている。
また、可動プレート9は、固定プレート8の長さの半分以下に設定されており、その下縁には前記固定プレート8のレール溝8dに嵌入するL形のガイド9aが形成され、さらにプレートの板面には回路遮断器の開閉操作用ハンドル3の摘み部(該摘み部の側面は凹状に窪んでいる)に向けて突き出すように係合突起9bが形成されている。
一方、取付台座11は樹脂成形品で作られたもので、前記ロックプレート10の固定プレート8の端部に重ね合わせてネジ締結する第1のネジ座部11aと、該第1のネジ座部11aから側方に突き出した第2のネジ座部11bを有し、第1のネジ座部11aにはその裏面側から締結ネジ12を通してロックプレート10の固定プレート8をネジ止めするとともに、回路遮断器のフレームサイズに合わせて選択することのできる複数のネジ通し穴11a−1が相対位置をずらして開口している。また、第2のネジ座部11bには、回路遮断器の取付ネジ7を通すネジ通し穴11b−1が開口している。
一方、取付台座11は樹脂成形品で作られたもので、前記ロックプレート10の固定プレート8の端部に重ね合わせてネジ締結する第1のネジ座部11aと、該第1のネジ座部11aから側方に突き出した第2のネジ座部11bを有し、第1のネジ座部11aにはその裏面側から締結ネジ12を通してロックプレート10の固定プレート8をネジ止めするとともに、回路遮断器のフレームサイズに合わせて選択することのできる複数のネジ通し穴11a−1が相対位置をずらして開口している。また、第2のネジ座部11bには、回路遮断器の取付ネジ7を通すネジ通し穴11b−1が開口している。
次に、前記構成になるハンドルロック装置の組立,および回路遮断器1への組み付け作業の手順を説明する。まず、固定プレート8の両端に裏面側から取付台座11の第1のネジ座部11aを重ね合わせ、取付台座11の裏面側から通した締結ネジ12を固定プレート8のネジ穴8bに螺合する。なお、この場合に第1のネジ座部11aに穿孔したネジ通し穴11a−1を選択することで、固定プレート8に対する取付台座11の結合位置を長手方向で調整することが可能である。続いて、可動プレート9のガイド9aを固定プレート8のレール溝8dに嵌入し、可動プレート9が固定プレート8の板面に沿ってスライド可能に保持する。
そして、前記組立体を回路遮断器に装着するには、回路遮断器1の上方からケースカバー2aの上にロックプレート10を重ね合わせ、ハンドル3の摘み部が固定プレート8の底板部に開口した角穴8aから突き出すように位置合わせするとともに、同時に可動プレート9の係合突起9bをハンドル3の摘み部側面の凹部に掛止してハンドル3に可動プレート9を連繋させる。最後に取付台座11の第2のネジ座部11bと回路遮断器1のモールドケース2に設けたネジ通し穴2cに跨がってケースカバー側から取付ネジ7を挿入し、取付台座11を回路遮断器1と共締めして装着位置に固定する。この取付構造によれば、回路遮断器1にハンドルロック装置を装着する際に、図6の従来構造で述べたようにモールドケース2のケースカバー2bにネジ穴を追加加工することなしに、標準品の回路遮断器1に備えた取付ネジ7を利用してロックプレート10を簡単に装着できる。
図3,図4は、前記の取付台座11を介してロックプレート10を回路遮断器1に装着した状態でハンドル3をOFF操作位置に移動し、ロックプレート10の固定プレート8に開口した施錠穴8cに南京錠5を掛けてハンドル3をOFF操作位置に鎖錠した状態を表している。すなわち、ハンドル3をOFF位置に移動して回路遮断器の主回路接点を開極すると、ハンドル3の動きにロックプレート10の可動プレート9が従動して前記施錠穴8cが開放となる。したがって、この状態で施錠穴8cに南京錠5を掛けると、可動プレート9と掛止連繋しているハンドル3はこのOFF位置に拘束保持され、ON位置に移動操作することができなくなる。
一方、図4に示すOFF位置での鎖錠状態から南京錠5を解錠してロックプレート10から取り外すと、ハンドル3の鎖錠が解除されてON位置への切換え操作が可能となる。そして、ハンドル3を図5に示すON位置に移動すると、ハンドル3の動きに従動して可動プレート9が右側に移動して固定プレート8の施錠穴8cを塞ぐようになる。したがってこの状態では南京錠5を掛けることができず、これにより盤内の保守点検時に誤ってハンドル3のON位置で南京錠5を掛ける操作ミスを確実に防ぎ、不測な感電事故発生を未然に防ぐことができる。
1 回路遮断器
2 回路遮断器のモールドケース
2b ケースカバー
3 ハンドル
5 南京錠
7 回路遮断器の取付ネジ
8 固定プレート
8a 角穴
8b ネジ穴
8c 施錠穴
9 可動プレート
9b 係合突起
10 ロックプレート
11 取付台座
11a 第1のネジ座部
11a−1 締結ネジ通し穴
11b 第2のネジ座部
11b−1 取付ネジ通し穴
12 締結ネジ
2 回路遮断器のモールドケース
2b ケースカバー
3 ハンドル
5 南京錠
7 回路遮断器の取付ネジ
8 固定プレート
8a 角穴
8b ネジ穴
8c 施錠穴
9 可動プレート
9b 係合突起
10 ロックプレート
11 取付台座
11a 第1のネジ座部
11a−1 締結ネジ通し穴
11b 第2のネジ座部
11b−1 取付ネジ通し穴
12 締結ネジ
Claims (4)
- 回路遮断器のケースカバーに開口した穴を通して摘み部が外方に突き出たロッカー式の開閉操作用ハンドルをOFF位置に鎖錠するハンドルロック装置であり、前記ケースカバーには前記ハンドルの側方に沿って起立延在するロックプレートを敷設し、該ロックプレートに南京錠を掛けてハンドルをOFF位置に鎖錠するようにしたものにおいて、
前記ロックプレートの両端に一対の取付台座を連結した上で、該取付台座を前記カバーに遮断器の取付ネジで共締めしたことを特徴とする回路遮断器のハンドルロック装置。 - 請求項1に記載ハンドルロック装置において、ロックプレートは、断面L形の固定プレートと、該固定プレートの板面に添わせて長手方向へ移動可能に案内支持したスライド式の可動プレートとの組立体になり、
前記固定プレートにはその底板部の中央に開口して回路遮断器のハンドルの摘み部周域を包囲する穴、および両端部に穿孔したネジ穴を設けるとともに、起立板部には長手方向の中央に南京錠を掛ける施錠穴を開口し、
また、前記可動プレートには前記ハンドルの摘み部に掛止連繋する係合突起を設け、
ハンドルのON操作位置では前記固定プレートに開口した施錠穴を可動プレートで塞ぐようにしたことを特徴とする回路遮断器のハンドルロック装置。 - 請求項1に記載のハンドルロック装置において、取付台座が、ロックプレートの端部に重ね合わせてネジ締結する第1のネジ座部と、回路遮断器の取付ネジを通す第2のネジ座部を有する樹脂成形品になり、第1のネジ座部にはその裏面側から締結ネジを通してロックプレートの固定プレートをネジ止めするようにしたことを特徴とする回路遮断器のハンドルロック装置。
- 請求項3に記載のハンドルロック装置において、取付台座の第1のネジ座部には、回路遮断器のフレームサイズに合わせて選択する複数の締結ネジ通し穴を設けたことを特徴とする回路遮断器のハンドルロック装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008201835A JP2010040325A (ja) | 2008-08-05 | 2008-08-05 | 回路遮断器のハンドルロック装置 |
CN2009101272144A CN101645377B (zh) | 2008-08-05 | 2009-03-09 | 电路断路器的手柄锁装置及电路断路器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008201835A JP2010040325A (ja) | 2008-08-05 | 2008-08-05 | 回路遮断器のハンドルロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010040325A true JP2010040325A (ja) | 2010-02-18 |
Family
ID=41657197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008201835A Withdrawn JP2010040325A (ja) | 2008-08-05 | 2008-08-05 | 回路遮断器のハンドルロック装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010040325A (ja) |
CN (1) | CN101645377B (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012225662A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-15 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | ケーブルの測定モード切替装置 |
KR200464004Y1 (ko) | 2011-12-19 | 2012-12-07 | 엘에스산전 주식회사 | 진공차단기의 조작기구 마모 방지장치 |
CN112771641A (zh) * | 2019-06-25 | 2021-05-07 | Abb瑞士股份有限公司 | 用于断路器的电动机操作器以及制造电动机操作器的方法 |
CN115101387A (zh) * | 2022-07-25 | 2022-09-23 | 深圳市脉联电子有限公司 | 一种断路器的防触电结构、断路器及配电器 |
KR20230008349A (ko) * | 2021-07-07 | 2023-01-16 | 엘피스시스템 주식회사 | 차단기 작동스위치의 잠금 고정구 |
CN112771641B (zh) * | 2019-06-25 | 2024-05-17 | Abb瑞士股份有限公司 | 用于断路器的电动机操作器以及制造电动机操作器的方法 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102509659B (zh) * | 2011-10-27 | 2014-05-07 | 蓝星化工新材料股份有限公司广西分公司 | 一种空气开关锁定装置 |
CN102360971B (zh) | 2011-11-03 | 2014-01-15 | 上海诺雅克电气有限公司 | 一种模数化终端电器的手柄锁定装置 |
CN102568935B (zh) * | 2012-02-14 | 2014-11-19 | 华为技术有限公司 | 一种接触器 |
CN109509649B (zh) * | 2017-09-15 | 2022-07-05 | Abb瑞士股份有限公司 | 开关装置 |
CN113284770B (zh) * | 2021-05-26 | 2022-09-16 | 西安石油大学 | 一种电力物联网配电设施用智能断路器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11306930A (ja) * | 1998-04-16 | 1999-11-05 | Mitsubishi Electric Corp | 開閉器の操作ハンドルロック装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5113043A (en) * | 1991-02-25 | 1992-05-12 | General Electric Company | Circuit breaker safety interlock unit |
JP3028753B2 (ja) * | 1995-07-13 | 2000-04-04 | 富士電機株式会社 | 回路しゃ断器の操作ハンドル装置 |
JP4126866B2 (ja) * | 2000-11-06 | 2008-07-30 | 富士電機機器制御株式会社 | 回路しゃ断器 |
JP4914196B2 (ja) * | 2006-12-14 | 2012-04-11 | テンパール工業株式会社 | 回路遮断器 |
JP4867644B2 (ja) * | 2006-12-26 | 2012-02-01 | 富士電機機器制御株式会社 | 回路遮断器の外部操作ハンドル装置 |
-
2008
- 2008-08-05 JP JP2008201835A patent/JP2010040325A/ja not_active Withdrawn
-
2009
- 2009-03-09 CN CN2009101272144A patent/CN101645377B/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11306930A (ja) * | 1998-04-16 | 1999-11-05 | Mitsubishi Electric Corp | 開閉器の操作ハンドルロック装置 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012225662A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-15 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | ケーブルの測定モード切替装置 |
KR200464004Y1 (ko) | 2011-12-19 | 2012-12-07 | 엘에스산전 주식회사 | 진공차단기의 조작기구 마모 방지장치 |
CN112771641A (zh) * | 2019-06-25 | 2021-05-07 | Abb瑞士股份有限公司 | 用于断路器的电动机操作器以及制造电动机操作器的方法 |
CN112771641B (zh) * | 2019-06-25 | 2024-05-17 | Abb瑞士股份有限公司 | 用于断路器的电动机操作器以及制造电动机操作器的方法 |
KR20230008349A (ko) * | 2021-07-07 | 2023-01-16 | 엘피스시스템 주식회사 | 차단기 작동스위치의 잠금 고정구 |
KR102541699B1 (ko) * | 2021-07-07 | 2023-06-12 | 엘피스시스템 주식회사 | 차단기 작동스위치의 잠금 고정구 |
CN115101387A (zh) * | 2022-07-25 | 2022-09-23 | 深圳市脉联电子有限公司 | 一种断路器的防触电结构、断路器及配电器 |
CN115101387B (zh) * | 2022-07-25 | 2022-11-01 | 深圳市脉联电子有限公司 | 一种断路器的防触电结构、断路器及配电器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101645377A (zh) | 2010-02-10 |
CN101645377B (zh) | 2012-07-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010040325A (ja) | 回路遮断器のハンドルロック装置 | |
EP2325856B1 (en) | Keylock device for circuit breaker | |
US8471159B2 (en) | Undercarriage and keylock assembly for use with a circuit breaker | |
US5393942A (en) | Panelboard having panel-mounted interlock for two main circuit breakers | |
US4483420A (en) | Elevator door interlocking apparatus | |
JP2005235730A (ja) | 開閉器の端子装置 | |
US20080277249A1 (en) | Circuit breaker with improved lock-off accessory | |
KR101126941B1 (ko) | 배전반의 차단기 도어 인터록장치 | |
US8084895B2 (en) | Safety device for electrical distribution boards | |
KR101602920B1 (ko) | 배전반용 셔터 배리어 | |
JP2002150911A (ja) | 回路遮断器の取付構造 | |
JP5082465B2 (ja) | 回路遮断器のハンドルロック装置 | |
JP5338961B2 (ja) | 配電盤 | |
EP3220497B1 (en) | Motor control center unit | |
JP4407402B2 (ja) | 回路遮断器のハンドルロック装置 | |
KR101650698B1 (ko) | 배전반 도어의 인터록 장치 및 이를 포함하는 배전반 | |
CN108701973B (zh) | 用于接触器和操作器元件的可安装端子块 | |
KR20180038491A (ko) | 승강기 비상 동작 디바이스 | |
US11682883B2 (en) | Power distribution system and method | |
WO2015101470A1 (en) | Switchgear assembly module interlock and switchgear assembly module | |
JP7257020B2 (ja) | バスダクト分岐装置 | |
JP2012110223A (ja) | コントロールセンター | |
KR100835397B1 (ko) | 록킹장치가 구비된 보호계전기 | |
CN111344827B (zh) | 断路器用锁定栓安装件 | |
JP2000197218A (ja) | 住宅用分電盤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20100812 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120425 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20120508 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20120706 |