JP2010038925A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送速度制御時に発生する記録材に対する画像の位置ずれを防ぎつつ、高い生産性で印字できる画像形成装置を提案する。
【解決手段】画像を形成すると共に、形成した画像を転写位置で記録材に転写する画像形成部と、記録材を供給する複数の給紙部と、複数の給紙部のそれぞれから供給された記録材の搬送速度を変更する、該記録材の搬送方向の上流側の所定位置および前記転写位置を経て画像形成部に記録材を搬送する搬送路と、転写位置において、画像形成部で形成した画像を記録材に転写できるように、搬送路に沿って、所定位置から転写位置までの、記録材の搬送速度を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、速度、加速度、減速度の少なくとも一つが互いに異なる、記録材の搬送のための複数の搬送速度制御パターンを有し、記録材が供給される給紙部に応じて、搬送速度制御パターン(S16,S17)を選択することを特徴とする画像形成装置。
により前記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式、静電記憶方式等の複写機、プリンタなどの画像形成装置に関し、特に、その画像形成部で形成した画像を、記録材の所定の位置へ正確かつ迅速に転写することに関するものである。
図5で、多色画像形成装置としてのレーザプリンタの全体構成について概略を説明する。なお、図5は実施例1の図面であるが、図示構成は従来も同じなので、この図を用いて背景技術を説明する。
カラーレーザプリンタは、画像形成部において原稿を走査した画像信号に基づいて形成される画像光により静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して可視像を重畳転写してカラー可視像を形成する。そして、このカラー可視像を記録材11へ転写し、その記録材11上のカラー可視像を定着させるものである。画像形成部は、現像色分並置したステーションごとの感光体(3a、3b、3c、3d)、一次帯電手段としての注入帯電手段(4a、4b、4c、4d)、現像手段(8a、8b、8c、8d)、中間転写体2、給紙部、転写部および定着部10によって構成されている。
中間転写体2は、感光体3a、3b、3c、3dに接触しており、カラー画像形成時に感光体3a、3b、3c、3dの回転に伴って反時計回り方向へ回転し、可視像の転写を受ける。また、中間転写体2と転写ローラ1とが接触して形成される転写ニップ部18(以下、転写位置という)で記録材11を狭持搬送することにより記録材11に中間転写体2上のカラー可視像を転写する。可視像転写後の記録材11は、その後定着部10で熱転写され、排出部7に排出される。
従来、かかる画像形成装置においては、カセット給紙トレイ13から記録材11を給紙し、レジストローラ14位置で記録材11の搬送を止め、前述した画像形成部で画像形成を開始する。レーザプリンタは、中間転写体2に上に重畳転写されたカラー可視像が転写位置に到達したときに、記録材11を同じく転写位置に到達できるようなタイミングで、記録材11の搬送を再開する。記録材11は転写位置でカラー可視像を転写されたのち、定着部10を通過して、排出部7に排出される。
その他にも、特許文献1に提案されているように、搬送路上に設置されたレジストセンサ15で記録材11の先端を検出したタイミングで、可視像が転写位置に到達するタイミングとの時間的な誤差を検出し、転写位置に到達する時点でこの誤差が解消されるようにステッピングモータに供給する駆動パルスの周波数を一時的に変更することにより、搬送速度を加速又は減速する搬送速度制御が提案されている。
実公平05−031661号公報
しかしながら、前述の従来の画像形成装置では、以下のような問題がある。
画像形成装置が搬送速度制御を行った場合には、記録材の搬送経路や記録材の種類に応じて発生する搬送負荷に起因した紙すべりなどで遅延が発生し、意図した時間で転写位置へ到達しないことがあった。このため、記録材に対する画像の位置ずれが発生してしまうことがあった。
また、レジストローラ位置で記録材を止めて印字した場合には、記録材に対する画像の位置を精度良く合わせることが可能である。しかし、レジストローラ位置で記録材を停止させてから可視像を生成するため、搬送速度制御を行う場合に比べて、印字に時間がかかり生産性が低下してしまうことになる。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、搬送速度制御時に発生する記録材に対する画像の位置ずれを防ぎつつ、高い生産性で印字できる画像形成装置を提案することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明では、画像形成装置を次の(1)、(2)のとおりに構成する。
(1)画像を形成すると共に、形成した画像を転写位置で記録材に転写する画像形成部と、
前記記録材を供給する複数の給紙部と、
前記複数の給紙部のそれぞれから供給された前記記録材の搬送速度を変更する、該記録材の搬送方向の上流側の所定位置および前記転写位置を経て前記画像形成部に前記記録材を搬送する搬送路と、
前記転写位置において、前記画像形成部で形成した画像を前記記録材に転写できるように、前記搬送路に沿って、前記所定位置から前記転写位置までの、前記記録材の搬送速度を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、速度、加速度、減速度の少なくとも一つが互いに異なる、前記記録材の搬送のための複数の搬送速度制御パターンを有し、前記記録材が供給される給紙部に応じて、前記搬送速度制御パターンを選択する画像形成装置。
(2)画像を形成すると共に、形成した画像を転写位置で記録材に転写する画像形成部と、
前記記録材を供給する複数の給紙部と、
前記複数の給紙部のそれぞれから供給された前記記録材の搬送速度を変更する、該記録材の搬送方向の上流側の所定位置および前転写位置を経て前記画像形成部に前記記録材を搬送する搬送路と、
前記搬送路に沿って配置され、搬送される記録材の種類を判別する記録材種類判別手段と、
前記転写位置において、前記画像形成部で形成した画像を前記記録材に転写できるように、前記搬送路に沿って、前記所定位置から前記転写位置までの、前記記録材の搬送速度を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、速度、加速度、減速度の少なくとも一つが互いに異なる、前記記録材の搬送のための複数の搬送速度制御パターンを有し、前記記録材種類判別手段で判別した記録材の種類に応じて、前記搬送速度制御パターンを選択する画像形成装置。
本発明によれば、搬送速度制御において記録材の給紙口や市場で使用される様々な記録材に応じて最適な搬送速度制御パターンを使用することで、記録材と可視像を精度良く合わせつつ、高い生産性で印字することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、画像形成装置の実施例により詳しく説明する。
実施例1である“画像形成装置”について説明する。
本実施例は、記録材が給紙される給紙口に応じて、搬送負荷に起因した紙すべりなどで発生する遅延を防ぎ、記録材と可視像を精度良く合わせつつ、高い生産性で印字するものである。
図5は、実施例1の全体構成を示す断面図である。図5に示すように、画像形成装置100は、カセット給紙トレイ13、手差し給紙トレイ23、カセット給紙ローラ12、手差し給紙ローラ21、中間転写体2、潜像担持体たる感光体3a〜3d、転写手段たる転写ローラ1を有している。さらに、一次帯電手段としての注入帯電手段4a〜4d、現像手段8a〜8d、光学ユニット5a〜5d、定着装置たる定着部10、レジストセンサ15等を有している。
画像形成装置100にあっては、電子写真プロセスを用い記録材11又は22の上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー画像を重ねて転写し、定着部10によって前記記録材を所定温度で加熱すると共に加圧することにより前記トナー画像を前記記録材に定着させる。
各色の光学ユニット5a〜5dは、各感光体3a〜3dの表面をレーザビームによって露光走査して潜像を形成するよう構成され、これら一連の画像形成動作は搬送される記録材上の予め決まった位置から画像が転写されるよう同期をとって走査制御している。各感光体3a〜3dの表面に形成された潜像は、現像手段8a〜8dによって各色の現像剤たるトナーによってトナー画像として可視化される。
また、画像形成装置100は、記録材11又は22を給紙および搬送するためにレジストローラ14およびカセット給紙ローラ12、手差し給紙ローラ21、搬送ローラ20を駆動する給紙モータ(図示せず)を具えている。さらに、中間転写体2および転写ローラ1、中間転写体駆動ローラ9を駆動する中間転写体駆動モータ(図示せず)と、各感光体3a〜3dおよび転写手段16a〜16dを駆動する感光体駆動モータ(図示せず)と、前記定着ローラを駆動する定着駆動モータ(図示せず)とを具えている。
図2は、本実施例における搬送速度制御に関するタイミングチャートを示したものである。画像形成装置100は、カセット給紙ローラ12およびレジストローラ14を駆動し、記録材11を給紙することによりレジストセンサ15に到達させる。画像形成装置100は、記録材11に対する画像の位置を合わせるために、レジストセンサ15が記録材11の先端を検出したタイミングで、感光体3aに対する光学ユニット5aの露光走査開始から転写位置(図5の転写ニップ部18)へ可視像が搬送されるまでに要する時間(t1)と、レジストセンサ15が記録材11の先端を検知してから転写位置へ記録材が搬送されるまでに要する時間(t2)、感光体3aに対する光学ユニット5aの露光走査開始からレジストセンサ15が記録材11の先端を検知するまでに要した時間(t3)により、転写ローラ1に到達する時点での時間的な誤差(Δt=t1−t2−t3)を算出する。この時間的な誤差が存在する場合、用紙上の正確な位置に画像を転写できない。
画像形成装置100は、この時間的な誤差を補正するために、レジストセンサ15へ記録材11が到達する時間が遅い場合(Δt<0、つまり(t1−t2)<t3)は、給紙モータを加速し、レジストセンサ15へ記録材11が到達する時間が早い場合(Δt>0、つまり(t1−t2)>t3)は、給紙モータを減速する。
図3を用いて、搬送速度制御に関する概要構成を示すブロック図について説明する。画像形成装置100は、画像形成制御を行うためにCPU400およびROM401、RAM402を具えている。そして、CPU400には、レジストローラ14、カセット給紙ローラ12および手差し給紙ローラ21、搬送ローラ20を駆動する給紙モータ403と、記録材11又は22の先端を検出するレジストセンサ15が接続されている。
次に、図4を用いて、搬送速度制御の内部構成を示すブロック図について説明する。搬送速度制御を行う、露光開始タイミング記憶部302、記録材先端タイミング検出部303、搬送速度制御部301および給紙モータ制御部300は、CPU400およびROM401、RAM402を使用して、制御が行われる。露光開始タイミング記憶部302は、感光体3aに対する光学ユニット5aの露光走査開始タイミング(t1開始タイミングとt3開始タイミング)をRAM402に記憶する。そして、記録材先端タイミング検出部303は、レジストセンサ15で記録材11又は22の先端が到達したタイミング(t2開始タイミングとt3終了タイミング)を検出し、RAM402に記録する。記録材11又は22が転写ローラ1に到達するタイミング(t1終了タイミングとt2終了タイミング)は、印字時に決められた搬送速度から算出できるため、予めROM401に記録されている。搬送速度制御部301は、露光開始タイミング記憶部302と記録材先端タイミング検出部303で得られ、ROM401とRAM402に記録された時間を基に給紙モータ403の加速量又は減速量を算出し、給紙モータ制御部300で給紙モータ403を加速および減速する。搬送速度制御部301は、算出された加速量又は減速量から、予めROM401に記録された搬送目標速度と、搬送目標速度で搬送する距離と、搬送目標速度までの加速度および減速度を参照することで、転写位置での時間的な誤差(Δt)がなくなるように、給紙モータ403を制御する。
搬送速度制御で使用される図6に示すような搬送速度制御パターンは、搬送目標速度および搬送目標速度で搬送する距離、搬送目標速度までの加速度および減速度が指定されたものである。つまり、搬送速度制御パターンで指定される搬送目標速度又は搬送目標速度で搬送する距離、搬送目標速度までの加速度および減速度のいずれかを変更することで、給紙モータ403の加速量又は減速量を変更することが可能である。
図1に、本実施例の制御フローを示す。カセット給紙トレイ13からのプリントであった場合、ユーザーによりカセット給紙トレイ13に記録材11がセットされた後、プリント開始コマンドをホストコンピュータから受信すると印字を開始する(ステップ10、以下、S10のように略記する。)。各色の光学ユニット5a〜5dが順番に、各感光体3a〜3dの表面をレーザビームによって露光走査開始する(S11)。その所定時間後(S12)、カセット給紙ローラ12を駆動することにより、カセット給紙トレイ13にセットされた記録材11の給紙が開始され(S13)、レジストセンサ15で記録材11の先端を検出するまでカセット給紙ローラ12、搬送ローラ20、およびレジストローラ14を駆動し(S14)、レジストセンサ15に記録材11の先端がかかる位置(この位置が請求項でいう、記録材の搬送方向の上流側の所定位置に相当)で記録材11の搬送速度を変更する。レジストセンサ15で記録材11の先端を検出した時点で、ホストコンピュータから指定された給紙口がカセット給紙トレイ13であるため(S15)、搬送速度制御パターン1を使用した搬送速度制御を実施する(S16)。図6に示すような搬送速度制御パターン1は、給紙モータ403の加速量又は減速量ごとに、予めROM401に記録されおり、搬送目標速度(=定常速×a倍)は紙すべりが発生する速度よりも遅い速度にマージンを含めて設定されている。その後、転写ローラ1で記録材11の所定位置に可視像を転写し(S18)、定着部10で可視像を定着し(S19)、記録材11は排出部7に排出される(S20)。なお、定常速は、請求項でいう、定常速度に相当する。
手差し給紙トレイ23からのプリントであった場合、ユーザーにより手差し給紙トレイ23に記録材22がセットされた後、プリント開始コマンドをホストコンピュータから受信すると印字を開始する(S10)。各色の光学ユニット5a〜5dが順番に、各感光体3a〜3dの表面をレーザビームによって露光走査開始する(S11)。その所定時間後(S12)、手差し給紙ローラ21を駆動することにより、手差し給紙トレイ23にセットされた記録材22の給紙が開始され(S13)、レジストセンサ15で記録材22の先端を検出するまで手差し給紙ローラ21、搬送ローラ20、およびレジストローラ14を駆動する(S14)。レジストセンサ15で記録材22の先端を検出した時点で、ホストコンピュータから指定された給紙口が手差し給紙トレイ23であるため(S15)、図6に示すような搬送速度制御パターン2を使用した搬送速度制御を実施する(S17)。搬送速度制御パターン1、2は、請求項でいう、記録材の搬送のための複数の搬送速度制御パターンに相当する。
従来、手差し給紙トレイ23からの給紙は、カセット給紙トレイ13からの給紙に比べて、記録材の搬送経路の曲率が大きいために、搬送負荷が増加してしまうことがある。このため、搬送目標速度が速い場合には、記録材とローラがスリップし易くなるため、記録材と可視像を精度良く合わせることが困難であるという問題がある。この問題を解決するために、手差し給紙トレイ23からのプリントであった場合には、搬送速度制御時の搬送目標速度(=定常速×b倍)を抑える。搬送速度制御実施後、転写ローラ1で記録材22に可視像を転写し(S18)、定着部10で可視像を定着し(S19)、記録材22は排出部7に排出される(S20)。
なお、本実施例は、紙すべりなどで遅延が発生しにくい給紙口の例として、カセット給紙トレイを想定したものの、その他複数の給紙口を対象とすることも可能である。
前述したように、本実施例によれば、記録材が給紙される給紙口に応じて、搬送速度制御時の搬送目標速度を選択する機能を有することで、記録材と可視像を精度良く合わせると共に、高い生産性で印字することが可能となる。
実施例2である“画像形成装置”について説明する。なお、実施例1と同様の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略する。本実施例は、記録材が給紙される給紙口に応じて、搬送負荷に起因した紙すべりなどで発生する遅延を防ぎ、記録材と可視像を精度良く合わせつつ、高い生産性で印字する手法についてのものである。本実施例における搬送速度制御の動作に関しては、前述した実施例1における動作と同様に説明することができる。
図7に、本実施例の制御フローを示す。カセット給紙トレイ13からのプリントであった場合、ユーザーによりカセット給紙トレイ13に記録材11がセットされた後、プリント開始コマンドをホストコンピュータから受信すると印字を開始する(S30)。各色の光学ユニット5a〜5dが順番に、各感光体3a〜3dの表面をレーザビームによって露光走査開始する(S31)。その所定時間後(S32)、カセット給紙ローラ12を駆動することにより、カセット給紙トレイ13にセットされた記録材11の給紙が開始され(S33)、レジストセンサ15で記録材11の先端を検出するまでカセット給紙ローラ12、搬送ローラ20、およびレジストローラ14を駆動する(S34)。レジストセンサ15で記録材11の先端を検出した時点で、ホストコンピュータから指定された給紙口がカセット給紙トレイ13であるため(S35)、搬送速度制御パターン3を使用した搬送速度制御を実施する(S36)。図8に示すような搬送速度制御パターン3は、給紙モータ403の加速量又は減速量ごとに、予めROM401に記録されおり、搬送速度の加速度は紙すべりが発生する加速度よりも小さい加速度にマージンを含めて設定されている。その後、転写ローラ1で記録材11の所定位置に可視像を転写し(S38)、定着部10で可視像を定着し(S39)、記録材11は排出部7に排出される(S40)。
手差し給紙トレイ23からのプリントであった場合、ユーザーにより手差し給紙トレイ23に記録材22がセットされた後、プリント開始コマンドをホストコンピュータから受信すると印字を開始する(S30)。各色の光学ユニット5a〜5dが順番に、各感光体3a〜3dの表面をレーザビームによって露光走査開始する(S31)。その所定時間後(S32)、手差し給紙ローラ21を駆動することにより、手差し給紙トレイ23にセットされた記録材22の給紙が開始され(S33)、レジストセンサ15で記録材22の先端を検出するまで手差し給紙ローラ21、搬送ローラ20、およびレジストローラ14を駆動する(S34)。レジストセンサ15で記録材22の先端を検出した時点で、ホストコンピュータから指定された給紙口が手差し給紙トレイ23であるため(S35)、図8に示すような搬送速度制御パターン4を使用した搬送速度制御を実施する(S37)。搬送速度制御パターン3、4は、請求項でいう、記録材の搬送のための複数の搬送速度制御パターンに相当する。
従来、手差し給紙トレイ23からの給紙は、カセット給紙トレイ13からの給紙に比べて、記録材の搬送経路の曲率が大きいために、搬送負荷が増加してしまうことがある。このため、搬送速度の加速度および減速度が大きい場合に、記録材とローラがスリップし易くなるため、記録材と可視像を精度良く合わせることが困難であるという問題がある。これらの問題を解決するために、手差し給紙トレイ23からのプリントであった場合には、搬送速度制御時の搬送速度の加速度および減速度を抑える。搬送速度制御実施後、転写ローラ1で記録材22に可視像を転写し(S38)、定着部10で可視像を定着し(S39)、記録材22は排出部7に排出される(S40)。
前述したように、本実施例によれば、記録材が給紙される給紙口に応じて、搬送速度制御時の搬送の加速度および減速度を選択する機能を有することで、記録材と可視像を精度良く合わせると共に、高い生産性で印字することが可能となる。
実施例3である“画像形成装置”について説明する。なお、実施例1、2と同様の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略する。本実施例は、記録材判別手段が判別した記録材の種類に応じて、搬送負荷に起因した紙すべりなどで発生する遅延を防ぎ、記録材と可視像を精度良く合わせつつ、高い生産性で印字する手法についてのものである。本実施例における搬送速度制御の動作に関しては、前述した実施例1における動作と同様に説明することができる。
画像形成装置100は、記録材の種類を判別する記録材種類判別手段である、記録材判別センサ200およびLED201を搬送路に配置し、記録材11の光学的特性を検出することにより、記録材11の用紙種類を判別する。そして、記録材の種類に応じて現像条件、転写条件、搬送条件あるいは定着条件を可変制御する。画像形成装置100は、ユーザーによりカセット給紙トレイ13に記録材11がセットされた直後の1枚目の印字時は、カセット給紙トレイ13から記録材11を給紙し、レジストローラ14位置で記録材11の搬送を止め、記録材の用紙種類を判別する。カセット給紙トレイ13の記録材が無くなる又は交換されるまでの印字では、判別した用紙種類をカセット給紙トレイ13にセットされた記録材の用紙種類として使用する。
図9に、本実施例における制御フローを示す。ユーザーによりカセット給紙トレイ13に記録材11がセットされた後、プリント開始コマンドをホストコンピュータから受信すると印字を開始する(S50)。まず初めに、カセット給紙トレイ13の記録材判別結果を取得し(S51)、記録材11の画像形成条件を決定する(S52)。各色の光学ユニット5a〜5dが順番に、各感光体3a〜3dの表面をレーザビームによって露光走査開始する(S53)。その所定時間後(S54)、カセット給紙ローラ12を駆動することにより、カセット給紙トレイ13にセットされた記録材11の給紙が開始され(S55)、レジストセンサ15で記録材11の先端を検出するまでカセット給紙ローラ12およびレジストローラ14を駆動する(S56)。レジストセンサ15で記録材11の先端を検出した時点で、記録材判別センサ200で判別した紙種が普通紙であるかどうかを判断し(S57)、搬送速度制御で使用する搬送目標速度を選択する。
記録材判別センサ200で判別した紙種が普通紙であった場合、レジストセンサ15で記録材11の先端を検出した時点から、図10に示すような搬送目標速度(=定常速×c倍)の搬送速度制御パターン5で、搬送速度制御を実施する(S58)。図10に示すような搬送速度制御パターン5は、給紙モータ403の加速量又は減速量ごとに、予めROM401に記録されおり、搬送目標速度(=定常速×c倍)は紙すべりが発生する速度よりも遅い速度にマージンを含めて設定されている。搬送速度制御実施後、転写ローラ1で記録材11の所定位置に可視像を転写し(S60)、定着部10で可視像を定着し(S61)、記録材11は排出部7に排出される(S62)。
記録材判別センサ200で判別した紙種が厚紙であった場合、レジストセンサ15で記録材11の先端を検出した時点から、図10に示すような搬送目標速度(=定常速×d倍)の搬送速度制御パターン6で、搬送速度制御を実施する(S59)。図10に示すような搬送速度制御パターン6は、厚紙で搬送速度制御を行っても記録材の遅延が発生しないような搬送目標速度(=定常速×d倍)に設定されている。搬送速度制御実施後、転写ローラ1で記録材11に可視像を転写し(S60)、定着部10で可視像を定着し(S61)、記録材11は排出部7に排出される(S62)。搬送速度制御パターン5、6は、請求項でいう、記録材の搬送のための複数の搬送速度制御パターンに相当する。
前述したように、記録材判別手段が判別した記録材の種類に応じて、搬送速度制御時に最適な搬送目標速度を選択する機能を有することで、記録材と可視像を精度良く合わせると共に、高い生産性で印字することが可能となる。
実施例1である画像形成装置の制御フローチャート 実施例1における搬送速度制御に関するタイミングチャート 実施例1における搬送速度制御に関する概要構成を示すブロック図 実施例1における搬送速度制御のための内部構成を示すブロック図 実施例1である画像形成装置の全体構成を示す断面図 実施例1における搬送速度制御パターンを示す図 実施例2における制御フローチャート 実施例2における搬送速度制御パターンを示す図 実施例3における制御フローチャート 実施例3における搬送速度制御パターンを示す図
符号の説明
1 転写ローラ
3a〜3d 感光体
6a〜6d プロセスカートリッジ
11、22 記録材
13 カセット給紙トレイ
14 レジストローラ
200 記録材判別センサ
201 LED
301 搬送速度制御部
400 CPU
401 ROM
402 RAM

Claims (6)

  1. 画像を形成すると共に、形成した画像を転写位置で記録材に転写する画像形成部と、
    前記記録材を供給する複数の給紙部と、
    前記複数の給紙部のそれぞれから供給された前記記録材の搬送速度を変更する、該記録材の搬送方向の上流側の所定位置および前記転写位置を経て前記画像形成部に前記記録材を搬送する搬送路と、
    前記転写位置において、前記画像形成部で形成した画像を前記記録材に転写できるように、前記搬送路に沿って、前記所定位置から前記転写位置までの、前記記録材の搬送速度を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、速度、加速度、減速度の少なくとも一つが互いに異なる、前記記録材の搬送のための複数の搬送速度制御パターンを有し、前記記録材が供給される給紙部に応じて、前記搬送速度制御パターンを選択することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記複数の搬送速度制御パターンは、速度が互いに異なるものを含むことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記複数の搬送速度制御パターンは、加速度と減速度が互いに異なるものを含むことを特徴とする画像形成装置。
  4. 画像を形成すると共に、形成した画像を転写位置で記録材に転写する画像形成部と、
    前記記録材を供給する複数の給紙部と、
    前記複数の給紙部のそれぞれから供給された前記記録材の搬送速度を変更する、該記録材の搬送方向の上流側の所定位置および前記転写位置を経て前記画像形成部に前記記録材を搬送する搬送路と、
    前記搬送路に沿って配置され、搬送される記録材の種類を判別する記録材種類判別手段と、
    前記転写位置において、前記画像形成部で形成した画像を前記記録材に転写できるように、前記搬送路に沿って、前記所定位置から前記転写位置までの、前記記録材の搬送速度を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、速度、加速度、減速度の少なくとも一つが互いに異なる、前記記録材の搬送のための複数の搬送速度制御パターンを有し、前記記録材種類判別手段で判別した記録材の種類に応じて、前記搬送速度制御パターンを選択することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記複数の搬送速度制御パターンは、速度が互いに異なるものを含むことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置おいて、
    前記複数の搬送速度制御パターンにおける速度は、前記搬送路に沿って前記記録材を搬送する定常速度より大きいことを特徴とする画像形成装置。
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