JP2010038603A - 磁界測定による部分放電検出方法及び磁界検出センサ - Google Patents

磁界測定による部分放電検出方法及び磁界検出センサ Download PDF

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Abstract

【課題】接地線に流れる高周波電流により発生する磁界成分と、部分放電発生源から空間を伝搬してくる磁界成分の両方を測定して、部分放電有りを判定する。
【解決手段】接地線の近傍に第1、第2測定センサ11、21を配置する。接地線にはパルス電流6により磁界Aが発生し、また、変圧器の内部では磁界Bが発生し、空間を伝搬してくる。第1測定センサ11は、磁界Aと磁界Bを同一方向に測定し、第2測定センサ21は、磁界Aと磁界Bを逆方向に測定する。従って、第1測定センサ11で捕捉された磁界は磁界B+磁界Aとなり、第2測定センサ21で捕捉された磁界は磁界B−磁界Aなる。次に、両磁界の差と和を取り、磁界Aの成分と磁界Bの成分を抽出する。抽出された磁界信号A,Bを比較し、両信号とも閾値以上なら部分放電信号とカウントし、このカウント数が閾値以上なら部分放電有りと判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、高圧の電気設備や機器から発生する部分放電を検出する方法及びセンサに係り、特に磁界測定による部分放電検出方法及び磁界検出センサに関するものである。
高圧の電気設備や機器に共通して発生する異常現象としては、製造時の不良や経年劣化の影響による部分放電の発生が挙げられる。一般的にモールド機器などに使用される絶縁材料内部に微小な空隙状欠陥部(ボイド)や剥離部などがあると、運転時にその部分に電界が集中し、部分放電と呼ばれる微弱な放電が発生する。また、モールド絶縁体表面の汚損の影響によっても部分放電が発生することがある。
特に、後者の場合には、汚損を除去すれば、部分放電を防止できるけれども、前者の場合の部分放電は、防止が困難であり、回復性はない。部分放電が発生した状態で運転を継続すると、ボイドや剥離状態を進展させる恐れがあり、最終的には、絶縁破壊に至る危険性がある。
このため、電気機器で発生する部分放電を検出する手段が種々開発されるようになってきた。例えば、電気機器で発生する部分放電測定精度を向上させるために、2つのセンサを用いて行う方法で、1つは、部分放電による電磁波の検出をアンテナセンサで行い、もう一つは、接地線に流れる電流の検出を電流センサで行い、両センサからの信号を別々に設けられたFFT解析部で、FFT解析し、部分放電の有無を判断する方法である(特許文献1参照。)。
また、電気機器からの部分放電により流れる電流を検出するのには、通常、高周波CTが使用されるが、このCTを使用しないで、電気機器の課電導体に磁界プローブを近づけて、課電導体を通流する部分放電の電流を計測し、その計測結果から部分放電を検出する方法がある(特許文献2参照。)。
特開2005−274440号公報 特開2002−323531号公報
電気機器で発生する部分放電の測定精度を向上させるためには、アンテナセンサと電流センサの2つのセンサを電気機器の近傍に配置して使用する必要があるとともに、両センサで検出した信号をそれぞれ別々に設けられた測定系(A/D変換器、FFT解析部)で処理する必要がある。
また、回転機などの電気機器の接地線には、電流センサ(高周波CT)が比較的容易に取り付けや取り外しができるように構成されている。しかし、例えば、モールド計器用変圧器では、接地線がフレームパイプや盤内柱にラッチバンド等で固定されている。このため、高周波CTの取り付けや取り外しの作業が大変に困難となり、状況によっては、設備に停電を発生させて作業を行なわなければならない問題がある。
さらに、磁界プローブを使用して部分放電を検出する場合には、ノイズ分別が難しく測定精度が低下する問題も生じてくる。
本発明の目的は、上記の事情に鑑みてなされたもので、部分放電発生により接地線に流れる高周波電流で発生する磁界と部分放電発生源から空気中を伝搬してくる電磁波(磁界)の両方を測定することにより、部分放電であると明確に判定することができるとともに、磁界検出センサを一体型構造に構成して取り付けを容易にした磁界測定による部分放電検出方法及び磁界検出センサを提供することにある。
上記の課題を達成するために、請求項1に係る発明は、電気機器の接地線に第1、第2測定センサを、前記接地線を挟んで同一面に並置し、第1測定センサでは前記接地線に流れるパルス電流により発生する第1磁界と前記電気機器から空間を伝搬してくる第2磁界とを同一方向に測定し、第2測定センサでは、前記第1磁界と第2磁界とを逆方向に測定し、第1測定センサで捕捉した第1信号は「第2磁界+第1磁界」と処理し、第2測定センサで捕捉した第2信号は「第2磁界−第1磁界」と処理した後、第1信号と第2信号の差と和を算出して第1磁界成分と第2磁界成分を抽出し、抽出された第1、第2磁界成分を比較した後に、両成分とも閾値以上なら前記電気機器からの部分放電とカウントし、一定時間内に前記カウント数が閾値以上なら前記電気機器に部分放電有りと判断することを特徴とする磁界測定による部分放電検出方法である。
請求項2に係る発明は、電気機器の接地線に第1〜第3測定センサを配置し、第1、第2測定センサは前記接地線を挟んで同一面に並置し、第3測定センサは第1、第2測定センサが配置された面とは直角方向の面で、かつ第1、第2測定センサとの間の中央部となるように配置し、第1測定センサでは前記接地線に流れるパルス電流により発生する第1磁界と前記電気機器から空間を伝搬してくる第2磁界とを同一方向に測定し、第2測定センサでは前記第1磁界と第2磁界とを逆方向に測定し、第3測定センサでは第1磁界のみを測定し、第1測定センサで捕捉した第1信号は「第2磁界+第1磁界」と処理し、第2測定センサで捕捉した第2信号は「第2磁界−第1磁界」と処理し、第3測定センサで捕捉した第3信号は「第1磁界」と処理した後、
第1信号と第2信号の差を算出して又は第3信号を使用して第1磁界成分を抽出し、第1信号と第3信号の差又は第2信号と第3信号の和を算出して第2磁界成分を抽出した後、抽出された第1、第2磁界成分を比較し、両成分とも閾値以上なら前記電気機器からの部分放電とカウントし、一定時間内に前記カウント数が閾値以上なら前記電気機器に部分放電有りと判断することを特徴とする磁界測定による部分放電検出方法である。
請求項3に係る発明は、請求項1及び2において、前記第1信号をH1、前記第2信号をH2、第1磁界をA、第2磁界をBとしたとき、第1測定センサで捕捉した第1信号H1は「B+A」と、第2測定センサで捕捉した第2信号H2は「B−A」と処理して、第1、第2信号の差「H1−H2」を算出した際に、ノイズCが第1、第2測定センサで捕捉されると、H1=B+A+C,H2=B−A+Cとなるから、前記「H1−H2」は、H1−H2=(B+A+C)−(B−A+C)=2Aとなって、第1磁界成分は、ノイズCの影響を受けないで抽出されることを特徴とする磁界測定による部分放電検出方法である。
請求項4に係る発明は、請求項2において、前記第1信号をH1、前記第2信号をH2、前記第3信号をH3、第1磁界をA、第2磁界をBとしたとき、第1測定センサで捕捉した第1信号H1は「B+A」と、第2測定センサで捕捉した第2信号H2は「B−A」と、第3測定センサで捕捉した第3信号H3は「A」と処理して、第1信号と第3信号の差「H1−H3」または第2信号と第3信号の和「H2+H3」を算出した際に、
ノイズC1,C2が異なる方向から発生しているとき、ノイズC1が第1〜第3測定センサで捕捉されると、H1=B+A+C1,H2=B−A+C1,H3=A+C1となるから、上記第1信号と第3信号の差「H1−H3」を算出すると第2磁界B成分となり、また、ノイズC2が第1〜第3測定センサで捕捉されると、H1=B+A+C2,H2=B−A+C2,H3=A−C2となるから、上記第2信号と第3信号の和「H2+H3」を算出すると、第2磁界B成分となって、ノイズC1、C2の影響を受けないで第2磁界成分が抽出されることを特徴とする磁界測定による部分放電検出方法である。
請求項5に係る発明は、請求項2において、前記第1信号をH1、前記第2信号をH2、前記第3信号をH3、第1磁界をA、第2磁界をBとしたとき、第1測定センサで捕捉した第1信号H1は「B+A」と、第2測定センサで捕捉した第2信号H2は「B−A」と、第3測定センサで捕捉した第3信号H3は「A」と処理して、第1信号と第3信号の差「H1−H3」または第2信号と第3信号の和「H2+H3」を算出した際に、
ノイズC1,C2が異なる方向から発生しているとき、ノイズC1が第1及び第2測定センサにk1C1として、第3測定センサにk2C1として捕捉されると(k1、k2は係数)、H1=B+A+k1C1,H2=B−A+k1C1,H3=A+k2C1となるから、第1信号と第3信号の差「k2H1−k1H3」を算出すると、(k2−k1)A+k2Bとなり、また、ノイズC2が第1及び第2測定センサにk1C2として、第3測定センサにk2C2として捕捉されると(k1、k2は係数)、H1=B+A+k1C2,H2=B−A+k1C2,H3=A−k2C2となるから、第2信号と第3信号の和「k2H2+k1H3」を算出すると、(k1−k2)A+k2Bとなり,ノイズが異なる方向から発生しても磁界成分はノイズの影響を受けないで抽出されることを特徴とする磁界測定による部分放電検出方法である。
請求項6に係る発明は、請求項2において、第1〜第3測定センサは、接地線を軸として回動可能に取り付けたことを特徴とする磁界測定による部分放電検出方法である。
請求項7に係る発明は、電気機器の接地線を挟んで第1、第2測定センサを配置するとともに、第1、第2測定センサを横方向に一定間隔離して並置し、前記第1、第2測定センサで接地線に流れるパルス電流により発生する磁界と電気機器の内部で発生した空間を伝搬してくる磁界を捕捉するようにし、第1、第2測定センサにより捕捉した信号を、第1、第2のローノイズアンプ、第1、第2の帯域フィルタ、第1、第2のアンプ、第1、第2のA/D変換器、第1、第2の出力信号検出部からなる第1、第2磁界出力信号検出装置を介して処理して電気機器からの部分放電であると判断する装置において、対向配置させた一対の第1測定センサと、この一対の第1測定センサから一定間隔離して設けられて対向配置させた一対の第2測定センサを、ケース内に収納し、一対の第1測定センサの出力端子と一対の第2測定センサの出力端子とを、出力が和と差出力となるように接続して前記判断する装置の第1、第2のローノイズアンプに供給したことを特徴とする磁界検出センサである。
請求項8に係る発明は、電気機器の接地線を挟んで第1、第2測定センサを配置するとともに、第1、第2測定センサを横方向に一定間隔離して並置し、前記第1、第2測定センサで接地線に流れるパルス電流により発生する磁界と電気機器の内部で発生した空間を伝搬してくる磁界を捕捉するようにし、第1、第2測定センサにより捕捉した信号を、第1、第2のローノイズアンプ、第1、第2の帯域フィルタ、第1、第2のアンプ、第1、第2のA/D変換器、第1、第2の出力信号検出部からなる第1、第2磁界出力信号検出装置を介して処理して電気機器からの部分放電であると判断する装置において、第1、第2測定センサが並置された面の中央部に、その面に対して直角方向となるように第3測定センサを配置して、第1〜第3測定センサをケース内に収納し、前記第3測定センサにより捕捉した信号を、第3のローノイズアンプ、第3の帯域フィルタ、第3のアンプ、第3のA/D変換器、第3の出力信号検出部からなる第3磁界出力信号検出装置を介して処理したことを特徴とする磁界検出センサである。
本発明によれば、第1、第2及び第3測定センサで測定した第1、第2及び第3信号の差と和を算出して、第1、第2磁界成分を抽出した後、両成分を比較することができるため、精度の良い部分放電有無判断ができる。
また、本発明によれば、バックグランノイズのみを測定する工程が必要なく、このため、設備を停電させる等の工程を行うことが不要となるとともに、ノイズに時間変化があってもノイズ除去が可能となり、精度の良い部分放電有無判断ができる。
さらに、本発明によれば、一体型センサを接地線に簡単に取り付けることができるため、作業時間の短縮化を図ることができるとともに、安全性も向上する。この他、障害物等があって高周波変流器が取り付けられない場所においても、一体型センサを簡単に取り付けて測定が可能となる。
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1を、モールド接地型計器用変圧器の部分放電を測定する場合に適用した概略構成図で、図1において、1は対象電気機器となるモールド接地型計器用変圧器である。この変圧器1の一方のブッシング2には、ライン側導体3が接続され、他方のブッシング4には、接地線5が接続され、接地線5は、図示しないアース端子に接続される。
11、21は、微小ループアンテナや磁界プローブなどからなる磁界を検出する第1、第2測定センサで、この第1、第2測定センサ11、21は、接地線5を挟んだ対称の位置にそれぞれは配置されるとともに、接地線5に沿う近傍に設置される。
特に、第1、第2測定センサ11、21の配置位置の向きは、接地線5に流れるパルス電流6(このパルス電流は部分放電により発生する)による磁界が捕捉できる接地線5の近傍で、かつ、変圧器1の内部(図示×印の部位)で発生する電磁波(磁界成分)7が捕捉できる向きに配置される。
次に、第1、第2測定センサ11、21で捕捉される磁界について、図2を参照して述べる。モールド接地型計器用変圧器1の内部(図示×印)で部分放電が発生すると以下の2つの磁界が発生する。
(イ)接地線5にパルス電流6が流れると、このパルス電流6により右ねじの向きに磁界Aが発生し、第1、第2測定センサ11、21に入る。この磁界Aの大きさは、接地線5から遠ざかるほど小さくなる。
(ロ)空間(モールド樹脂、空気中)を伝搬する電磁波が発生する。電磁波には、電界成分と磁界成分があり、ここでは、第1、第2測定センサ11、21に到達する磁界Bを対象とする。この磁界Bの大きさも発生源から遠ざかるほど小さくなりやがて一定となる。
従って、第1測定センサ11では、磁界Aと磁界Bとを同一方向に、第2測定センサ21では、磁界Aと磁界Bとを逆方向に、それぞれ測定することになる。
図3は、第1、第2測定センサ11、21で検出された磁界から部分放電を測定検出するためのブロック構成図で、図3において、第1、第2測定センサ11、21で捕捉された磁界は、ローノイズアンプ12、22で増幅されて、BPF(帯域フィルタ)13、23に供給され、ここで不要な周波数成分がカットされる。その後、不要な周波数成分がカットされた磁界信号は、アンプ14、24で増幅されてからA/D変換器15、25でデジタル変換され、オシロスコープ等で構成される出力信号検出部16、26、記憶部17、処理部18に供給される。その後、処理部18に送られ、部分放電有り、無しが判定部19にて判定される。
なお、上記において、磁界出力信号検出装置は、ローノイズアンプ12,22、BPF13,23、アンプ14,24、A/D変換器15,25、出力信号検出部16,26、記憶部17、処理部18及び判定部19から構成される。
次に、上記処理部18の処理方法について述べる。
第1測定センサ11で捕捉された磁界信号H1は、上述したように同一方向であるから「磁界B+磁界A」となる。また、第2測定センサ21で捕捉された磁界信号H2は、同様に逆方向であるから「磁界B−磁界A」となる。但し、図2の手前側を「正」とした。ここで、両信号の差と和を取ると次式のようになる。
H1−H2=(B+A)−(B−A)=2A
H1+H2=(B+A)+(B−A)=2B
以上の結果から磁界Aの成分と磁界Bの成分が抽出できる。
よって、磁界信号H1と磁界信号H2の差を計算し、磁界Aの成分すなわち接地線5を流れるパルス電流6の信号のみを、同様に磁界信号H1と磁界信号H2の和を計算し、磁界Bの成分すなわち部分放電により空間を伝搬してくる電磁波(磁界)信号を抽出できる。また、ノイズCが存在した場合でも、後述する実施の形態3で説明するように、ノイズCの影響を受けずに磁界Aの成分を抽出できる。
上記のようにして抽出した磁界Aの成分と磁界Bの成分を、図4に示すフローチャートのように処理することにより、部分放電有り、無しが判断できる。以下、図4のフローチャートにより述べる。
ステップS1で磁界信号A,Bとも閾値以上であるかを判定し、閾値以上の出力が認められれば(Y)、部分放電信号と判断されてステップS2でカウントされる。そのカウント数が一定時間内かをステップS3で判断され、(Y)ならカウント数が閾値以上であれば部分放電有りと判断し、閾値以下であれば部分放電無しと判断される。
なお、上記で言う出力は1波の波形最大値と最小値の差を表している(Vp−p)。
[実施の形態2]
図5は本発明の実施の形態2を示す磁界検出センサの概略構成図で、図5において、11a,11bは第1測定センサ、21a,21bは第2測定センサである。
第1測定センサ11a,11b及び第2測定センサ21a,21bは、対向する面部を一定間隔隔てて配置するとともに、両測定センサ11a,11b及び21a,21bは横方向に一定間隔離して配置し、かつ、第1測定センサ11aの出力端子「+」と第2測定センサ21aの出力端子「+」とを接続し、両測定センサ11a,21aの出力端子「−」を引き出して磁界信号Uが得られるように構成する。
また、第1測定センサ11bの出力端子「−」と第2測定サンサ21bの出力端子「+」とを接続し、第1測定センサ11bの出力端子「+」と第2測定センサ21bの出力端子「−」を引き出して磁界信号Vが得られるように構成する。
上記のように構成した測定センサ10は、プラスチックなどのケース(図示破線)に収納されて形成され、そのケースの長辺方向の面部の中央には、接地線が配置される凹部10aが設けられている。この凹部10aは、接地線5に対して、両測定センサ11a,11b及び21a,21bが対称位置に配置されるようにするものである。
上記のように構成した一体型測定センサ10では、第1測定センサ11aで捕捉した磁界信号H1と第2測定センサ21aで捕捉した磁界信号H2は、差の出力「磁界信号2A」が得られるように、また、第1測定センサ11bで捕捉した磁界信号H1と第2測定センサ21bで捕捉した磁界信号H2は、和の出力「磁界信号2B」が得られるように、それぞれの出力端子が接続されている。
磁界号U,Vは、図6に示す部分放電を測定検出するためのブロック構成図に入力され、実施の形態1と同様に処理されて、磁界Aの成分,磁界Bの成分が抽出される。その後、処理部18にて図4に示す処理が実施され、部分放電有り、無しが判定部19にて判定される。以上のように実施の形態1の処理部18で実施していた信号の差と和の計算が不要となる。なお、図6に示すブロック構成図は、図3に示すブロック構成と同一構成であるので、その詳細な説明は省略する。
[実施の形態3]
図7は本発明の実施の形態3を示す概略構成図で、この実施の形態3は、図1に示す実施の形態1にノイズ成分Cが分別できる第3測定センサ31を配置しもので、実施の形態1と同一部分には同一符号を付して説明する。
図7において、第1、第2測定センサ11,21は、実施の形態1で述べたと同様な配置位置向きであるが、第3測定センサ31は、上記と同様に微小ループアンテナ、磁界プローブ等から構成され、第1、第2測定センサ11,21に対してそれぞれ直角となるように配置される。そして、第3測定センサ31の配置位置は、変圧器1の接地線5に流れるパルス電流6による磁界が捕捉される接地線5の近傍で、かつ、前記変圧器1の内部で発生する電磁波(磁界成分)7が捕捉できない向きに配置される。なお、測定センサは、そのセンサの指向性を利用して配置位置向きを決定する。
次に、第1〜第3測定センサ11,21,31で捕捉される磁界について、図8を参照して述べる。
前記変圧器1の内部で部分放電が発生すると以下の2つの磁界が発生する。
(イ)接地線5にパルス電流6が流れると、このパルス電流6により右ねじの向きに磁界Aが発生し、第1〜第3測定センサ11、21、31に入る。この磁界Aの大きさは、接地線5から遠ざかるほど小さくなる。
(ロ)空間(モールド樹脂、空気中)を伝搬する電磁波が発生する。電磁波には、電界成分と磁界成分があり、ここでは、第1、第2測定センサ11、21に到達する磁界Bを対象とする。この磁界Bの大きさも発生源から遠ざかるほど小さくなりやがて一定となる。
従って、第1測定センサ11では、磁界Aと磁界Bとを同一方向に、第2測定センサ21では、磁界Aと磁界Bとを逆方向に、第3測定センサ31では、磁界Aのみをそれぞれ測定することになる。
図9は、第1〜第3測定センサ11、21、31で検出された磁界から部分放電を測定検出するためのブロック構成図で、図9において、第1〜第3測定センサ11、21、31で捕捉された磁界は、ローノイズアンプ12、22、32で増幅されて、BPF(帯域フィルタ)13、23、33に供給され、ここで不要な周波数成分がカットされる。
その後、不要な周波数成分がカットされた磁界信号は、アンプ14、24、34で増幅されてからA/D変換器15、25、35でデジタル変換され、オシロスコープ等で構成される出力信号検出部16、26、36、記憶部17、処理部18に供給される。その後、処理部18に送られ、部分放電の有り、無しが判定部19にて判定される。
なお、上記において、磁界出力信号検出装置は、ローノイズアンプ12,22、32、BPF13,23、33、アンプ14,24、34、A/D変換器15,25、35、出力信号検出部16,26、36、記憶部17、処理部18及び判定部19から構成される。
次に、上記処理部18の処理方法について述べる。
まず、第1測定センサ11と第2測定センサ21による処理について、
第1測定センサ11で捕捉された磁界信号H1は、上述したように同一方向であるから「磁界B+磁界A」となる。また、第2測定センサ21で捕捉された磁界信号H2は、同様に逆方向であるから「磁界B−磁界A」となる。但し、図8の手前側を「正」とした。ここで、両信号の差を取ると、次式のようになる。
H1−H2=(B+A)−(B−A)=2A
以上の結果より磁界Aの成分が抽出できる。別の方法として、第3測定センサ31で捕捉された磁界信号H3を利用しても良い。(ただし、この場合、後述のノイズCは残る。)
次に、図2に示すノイズCが存在した場合を考える。第1測定センサ11と第2測定センサ21には同じノイズCが捕捉されるので、次式のようになる。
H1=B+A+C
H2=B−A+C
H1−H2=(B+A+C)−(B−A+C)=2A
以上のように、ノイズCの影響を受けずに磁界Aの成分が抽出することができる。ノイズの方向が図8に示すノイズC1,C2いずれでも同様である。
次に、第1測定センサ11と第3測定センサ31及び第2測定センサ21と第3測定センサ31による処理について述べる。
第1測定センサ11で捕捉された磁界信号H1は、上述したように同一方向であるから「磁界B+磁界A」となる。また、第3測定センサ31で捕捉された磁界信号H3は磁界Aとなる。但し、図8の手前側を「正」とした。ここで、両信号の差を取ると、次式のようになる。
H1−H3=(B+A)−(A)=B
以上の結果より磁界Bの成分が抽出できる。別の方法として、第2、第3測定センサ21,31を利用してH2+H3=(B−A)+(A)=Bとしてもよい。
次に、ノイズC1、C2が存在した場合を考える。センサの指向特性を考えると、ノイズC1,C2は、第1〜第3測定センサ11、21、31に侵入してくる角度や方向の違いにより大きさや正負が変わる。まず、簡易的に大きさが同じ場合を考えると、
(イ)ノイズがC1方向から発生しているとき、
H1=B+A+C1
H2=B−A+C1
H3=A+C1となり、
ここで、H1−H3=(B+A+C1)−(A+C1)=Bとなる。
(ロ)ノイズがC2方向から発生しているとき、
H1=B+A+C2
H2=B−A+C2
H3=A−C2となり、
ここで、H1+H3=(B−A+C2)+(A−C2)=Bとなる。
次に、高精度な測定が要求される場合は、
(イ)ノイズがC1方向から発生しているとき、
第1及び第2測定センサ11,21にk1C1、第3測定センサ31にk2C1が捕捉される場合(k1、k2は係数)
H1=B+A+k1C1
H2=B−A+k1C1
H3=A+k2C1となり、
ここで、k2H1−k1H3=k2(B+A+k1C1)−k1(A+k2C1)=(k2−k1)A+k2Bとなる。
(ロ)ノイズがC2方向から発生しているとき、
第1及び第2測定センサ11,21にk1C2、第3測定センサ31にk2C2が捕捉される場合
H1=B+A+k1C2
H2=B−A+k1C2
H3=A−k2C2となり、
ここで、k2H2+k1H3=k2(B−A+k1C2)+k1(A−k2C2)=(k1−k2)A+k2Bとなる。
上記「第1測定センサ11と第2測定センサ21による処理」で求めた磁界Aを使用して磁界B成分のみを求めることができる。ノイズCが逆方向の場合でも「+C」が「−C」、「−C」が「+C」となるだけで同様である。
以上より磁界Aと磁界Bの2つの磁界成分を算出することが可能となる。これにより、従来のアンテナセンサと電流センサによるものと同様な効果が得られる。また、ノイズC(C1,C2)が存在した場合でもその影響を受けずに、2つの信号を抽出することができる。
このようにして抽出した磁界信号Aと磁界信号B両者の信号とも閾値以上の出力が認められれば、図4に示すフローチャートのようにして部分放電有りと判断することができる。
[実施の形態4]
図10は本発明の実施の形態4を示す概略構成図で、この実施の形態4は、実施の形態3で接地線5のすぐ近傍に第1測定センサ11の方向に障害物があって第1測定センサ11が配置できない場合の例で、この場合には、図10に示すように反時計方向に各測定センサ11,21,31を90度回転させて配置させても同様な測定が可能である。
以下処理について述べる。第1測定センサ11と第3測定センサ31及び第2測定センサ21と第3測定センサ31による処理は、次のようになる。
(イ)ノイズがC1方向から発生しているとき、
H1=A+C1
H2=−A+C1
H3=A−B−C1となり、
ここで、H2+H3=(−A+C1)+(A−B−C1)=−Bとなる。
(ロ)ノイズがC2方向から発生しているとき、
H1=A−C2
H2=−A−C2
H3=A−B−C2となり、
ここで、H1−H3=(A−C2)−(A−B−C2)=Bとなる。
以上のように実施の形態3と同様な結果が得られる。
[実施の形態5]
図11は本発明の実施の形態5を示す概略的な斜視図で、この実施の形態5は、実施の形態3で示した第1〜第3測定センサ11,21,31をプラスチックなどのケース(図示破線)内に収納して一体型測定センサ20に構成したもので、ケース上部には、接地線5に取り付け易いようにクリップ40を設けたものである。このようにクリップ40を設けることにより、接地線5への取り付けが容易になり、作業性が一段と良好になる。また、ケースには接地線5への取り付けが容易となるように、凹部20aが形成されている。なお、クリップ40は、ケースの下部あるいは上下部に設けても良い。
本発明の実施の形態1を示す概略構成図。 測定センサで捕捉される磁界についての説明図。 実施の形態1における部分放電を測定検出するためのブロック構成図。 処理部における処理方法を示すフローチャート。 本発明の実施の形態2を示す一体型測定センサの概略構成図。 実施の形態2における部分放電を測定検出するためのブロック構成図。 本発明の実施の形態3を示す概略構成図。 実施の形態3で使用される測定センサで捕捉される磁界についての説明図。 実施の形態3における部分放電を測定検出するためのブロック構成図。 本発明の実施の形態4を示す概略構成図。 本発明の実施の形態5を示す一体型測定センサの概略構成図。
符号の説明
1…モールド接地型計器用変圧器
5…接地線
6…パルス電流
7…電磁波信号
10,20…一体型測定センサ
11,21、31…第1〜第3測定センサ
11a,11b,21a,21b…測定センサ
12,22,32…ローノイズアンプ
13,23,33…BPF
14,24,34…アンプ
15,25,35…A/D変換器
16,26,36…出力信号検出部
17…記憶部
18…処理部
19…判定部

Claims (8)

  1. 電気機器の接地線に第1、第2測定センサを、前記接地線を挟んで同一面に並置し、
    第1測定センサでは前記接地線に流れるパルス電流により発生する第1磁界と前記電気機器から空間を伝搬してくる第2磁界とを同一方向に測定し、第2測定センサでは、前記第1磁界と第2磁界とを逆方向に測定し、第1測定センサで捕捉した第1信号は「第2磁界+第1磁界」と処理し、第2測定センサで捕捉した第2信号は「第2磁界−第1磁界」と処理した後、
    第1信号と第2信号の差と和を算出して第1磁界成分と第2磁界成分を抽出し、抽出された第1、第2磁界成分を比較した後に、両成分とも閾値以上なら前記電気機器からの部分放電とカウントし、一定時間内に前記カウント数が閾値以上なら前記電気機器に部分放電有りと判断することを特徴とする磁界測定による部分放電検出方法。
  2. 電気機器の接地線に第1〜第3測定センサを配置し、第1、第2測定センサは前記接地線を挟んで同一面に並置し、第3測定センサは第1、第2測定センサが配置された面とは直角方向の面で、かつ第1、第2測定センサとの間の中央部となるように配置し、
    第1測定センサでは前記接地線に流れるパルス電流により発生する第1磁界と前記電気機器から空間を伝搬してくる第2磁界とを同一方向に測定し、第2測定センサでは前記第1磁界と第2磁界とを逆方向に測定し、第3測定センサでは第1磁界のみを測定し、第1測定センサで捕捉した第1信号は「第2磁界+第1磁界」と処理し、第2測定センサで捕捉した第2信号は「第2磁界−第1磁界」と処理し、第3測定センサで捕捉した第3信号は「第1磁界」と処理した後、
    第1信号と第2信号の差を算出して又は第3信号を使用して第1磁界成分を抽出し、第1信号と第3信号の差又は第2信号と第3信号の和を算出して第2磁界成分を抽出した後、
    抽出された第1、第2磁界成分を比較し、両成分とも閾値以上なら前記電気機器からの部分放電とカウントし、一定時間内に前記カウント数が閾値以上なら前記電気機器に部分放電有りと判断することを特徴とする磁界測定による部分放電検出方法。
  3. 請求項1及び請求項2記載の磁界測定による部分放電検出方法において、
    前記第1信号をH1、前記第2信号をH2、第1磁界をA、第2磁界をBとしたとき、第1測定センサで捕捉した第1信号H1は「B+A」と、第2測定センサで捕捉した第2信号H2は「B−A」と処理して、第1、第2信号の差「H1−H2」を算出した際に、
    ノイズCが第1、第2測定センサで捕捉されると、H1=B+A+C,H2=B−A+Cとなるから、前記「H1−H2」は、H1−H2=(B+A+C)−(B−A+C)=2Aとなって、第1磁界成分は、ノイズCの影響を受けないで抽出されることを特徴とする磁界測定による部分放電検出方法。
  4. 請求項2記載の磁界測定による部分放電検出方法において、
    前記第1信号をH1、前記第2信号をH2、前記第3信号をH3、第1磁界をA、第2磁界をBとしたとき、第1測定センサで捕捉した第1信号H1は「B+A」と、第2測定センサで捕捉した第2信号H2は「B−A」と、第3測定センサで捕捉した第3信号H3は「A」と処理して、第1信号と第3信号の差「H1−H3」または第2信号と第3信号の和「H2+H3」を算出した際に、
    ノイズC1,C2が異なる方向から発生しているとき、ノイズC1が第1〜第3測定センサで捕捉されると、H1=B+A+C1,H2=B−A+C1,H3=A+C1となるから、上記第1信号と第3信号の差「H1−H3」を算出すると第2磁界B成分となり、また、ノイズC2が第1〜第3測定センサで捕捉されると、H1=B+A+C2,H2=B−A+C2,H3=A−C2となるから、上記第2信号と第3信号の和「H2+H3」を算出すると、第2磁界B成分となって、ノイズC1、C2の影響を受けないで第2磁界成分が抽出されることを特徴とする磁界測定による部分放電検出方法。
  5. 請求項2記載の磁界測定による部分放電検出方法において、
    前記第1信号をH1、前記第2信号をH2、前記第3信号をH3、第1磁界をA、第2磁界をBとしたとき、第1測定センサで捕捉した第1信号H1は「B+A」と、第2測定センサで捕捉した第2信号H2は「B−A」と、第3測定センサで捕捉した第3信号H3は「A」と処理して、第1信号と第3信号の差「H1−H3」または第2信号と第3信号の和「H2+H3」を算出した際に、
    ノイズC1,C2が異なる方向から発生しているとき、ノイズC1が第1及び第2測定センサにk1C1として、第3測定センサにk2C1として捕捉されると(k1、k2は係数)、H1=B+A+k1C1,H2=B−A+k1C1,H3=A+k2C1となるから、第1信号と第3信号の差「k2H1−k1H3」を算出すると、(k2−k1)A+k2Bとなり、また、ノイズC2が第1及び第2測定センサにk1C2として、第3測定センサにk2C2として捕捉されると(k1、k2は係数)、H1=B+A+k1C2,H2=B−A+k1C2,H3=A−k2C2となるから、第2信号と第3信号の和「k2H2+k1H3」を算出すると、(k1−k2)A+k2Bとなり,ノイズが異なる方向から発生しても磁界成分はノイズの影響を受けないで抽出されることを特徴とする磁界測定による部分放電検出方法。
  6. 請求項2記載の磁界測定による部分放電検出方法において、
    第1〜第3測定センサは、接地線を軸として回動可能に取り付けたことを特徴とする磁界測定による部分放電検出方法。
  7. 電気機器の接地線を挟んで第1、第2測定センサを配置するとともに、第1、第2測定センサを横方向に一定間隔離して並置し、前記第1、第2測定センサで接地線に流れるパルス電流により発生する磁界と電気機器の内部で発生した空間を伝搬してくる磁界を捕捉するようにし、第1、第2測定センサにより捕捉した信号を、第1、第2のローノイズアンプ、第1、第2の帯域フィルタ、第1、第2のアンプ、第1、第2のA/D変換器、第1、第2の出力信号検出部からなる第1、第2磁界出力信号検出装置を介して処理して電気機器からの部分放電であると判断する装置において、
    対向配置させた一対の第1測定センサと、この一対の第1測定センサから一定間隔離して設けられて対向配置させた一対の第2測定センサを、ケース内に収納し、一対の第1測定センサの出力端子と一対の第2測定センサの出力端子とを、出力が和と差出力となるように接続して前記判断する装置の第1、第2のローノイズアンプに供給したことを特徴とする磁界検出センサ。
  8. 電気機器の接地線を挟んで第1、第2測定センサを配置するとともに、第1、第2測定センサを横方向に一定間隔離して並置し、前記第1、第2測定センサで接地線に流れるパルス電流により発生する磁界と電気機器の内部で発生した空間を伝搬してくる磁界を捕捉するようにし、第1、第2測定センサにより捕捉した信号を、第1、第2のローノイズアンプ、第1、第2の帯域フィルタ、第1、第2のアンプ、第1、第2のA/D変換器、第1、第2の出力信号検出部からなる第1、第2磁界出力信号検出装置を介して処理して電気機器からの部分放電であると判断する装置において、
    第1、第2測定センサが並置された面の中央部に、その面に対して直角方向となるように第3測定センサを配置して、第1〜第3測定センサをケース内に収納し、
    前記第3測定センサにより捕捉した信号を、第3のローノイズアンプ、第3の帯域フィルタ、第3のアンプ、第3のA/D変換器、第3の出力信号検出部からなる第3磁界出力信号検出装置を介して処理したことを特徴とする磁界検出センサ。
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