JP2005274440A - 回転電機の検査装置および検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ノイズ電磁波や電源ノイズなどのノイズの影響を抑え、部分放電の発生の検出精度を高めることが可能な回転電機の検査装置および検査方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 モータ1に対してインパルス電圧印加が行われ部分放電試験が行われる。部分放電による電磁波の検出がアンテナセンサ7を用いて行われ、接地線に流れる電流の検出が電流センサ9を用いて行われる。得られた部分放電波形はFFT解析され、電磁波スペクトルおよび電流スペクトルの積分値が算出され、電磁波スペクトル強度WIおよび電流スペクトル強度CIが得られる。電磁波スペクトル強度WIが電磁波強度規格値ST1以上であり、かつ、電流スペクトル強度CIが電流強度規格値ST2以上である場合には、部分放電の発生ありと判断される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転電機の不良品を検出する装置および方法に関するものであり、特に、回転電機のステータの部分放電試験による絶縁不良検査装置および検査方法に関するものである。
回転電機の内部で発生した部分放電信号とその発生場所を検出する手段の一つとして、特許文献1に記載された方法を説明する。図9(a)は固定子巻線と部分放電センサの配置を示す説明図、図9(b)は部分放電信号の伝播を示す波形図である。図9(a)において回転電機の固定子フレーム112にはU相,V相,W相の固定子巻線114が備えられ、各固定子巻線114には部分放電センサ109a,109b,109cが備えられている。また接地線には電波雑音計測のため電磁波センサ113bが設けられている。発電機の運転中には固定子巻線114に高電圧が発生している。固定子巻線114の絶縁劣化などにより異常が発生すると、固定子巻線114に部分放電Aが発生し高周波電流が流れる。このとき図9(b)に示すように、放電センサ109a乃至109cでは放電発生とほぼ同時に信号が検出される。また電磁波センサ113bの信号は放電センサ109aの信号に対して時間Δt2だけ遅れて検出される。そして部分放電センサ109aの信号を検知した後、時間Δt2経過後に第1電磁波センサ113bの信号が検知された場合には、部分放電の発生ありと判断される。
また、回転電機の内部で発生した部分放電強度を求める手段の一つとして、その部分放電によって電力機器から外部に放射される電磁波をアンテナにより受信し、この受信された信号を基に解析する方法がある。例として特許文献2に記載の部分放電の強度判断方法を図10に示す。部分放電検出対象に設置された部分放電検出センサ101aに入力させて得た部分放電信号成分を含むアナログ信号122aは、A/D変換器102aによりデジタル信号化され、FFT変換器103aによりフーリエ変換して周波数分布123aに展開される。一方、部分放電検出対象から充分離れた場所に設置された部分放電検出センサ101bに入力させて得たバックグラウンドノイズのアナログ信号122bは、A/D変換器102bによりデジタル信号化され、FFT変換器103bによりフーリエ変換して周波数分布123bに展開される。上記、部分放電信号成分を含む信号の周波数分布123aと、バックグラウンドノイズ成分のみの信号の周波数分布123bは差分器104に送られ、ここで部分放電信号成分を含む信号の周波数分布123aと、バックグラウンドノイズ成分のみの信号の周波数分布123bとの差分が行われ、部分放電信号成分のみの周波数分布125が出力される。積分器105では、この周波数分布125における部分放電の所定周波数帯部分の面積が求められ、部分放電の強度として出力される。
また、その他の回転電機の絶縁検査方法についても特許文献3が開示されている。
特開平7−39111号公報(段落0030−0047、図8) 特開平8−105928号公報(段落0018−0019、図2) 特開平5−264639号公報
上記特許文献1に記載の方法では、部分放電の発生を、放電センサの信号と電磁波センサの信号との検出時間差(時間Δt2)で判断している。すなわち時間領域で判断しており、部分放電信号とノイズ信号との区別が困難なため、例えば検査時の測定期間内において、放電センサ109aと第1電磁波センサ113bとに時間差をもったノイズ信号が検出された場合には、部分放電ありと誤検知されてしまう。よって、ノイズ信号により部分放電の誤検知が行われるおそれがあるため問題である。また時間Δt2は、部分放電Aの発生場所が変わるときや、部分放電が複数の場所で発生する場合や、固定子巻線が変わるとき等には変化する。よって時間Δt2が測定出来ない程度まで小さくなった場合には、部分放電の検知が出来なくなるおそれがあるため問題である。また時間Δt2はナノ秒オーダの値であるため測定が困難であり、これによっても部分放電の検知が出来なくなるおそれがあるため問題である。
また上記特許文献2に記載の方法では、部分放電による電磁波と同一の周波数帯域の信号成分を有する外乱のノイズ電磁波が、部分放電検出センサ101aにのみ検出された場合にあっては、部分放電によって発生した電磁波であるのか、ノイズ電磁波であるのかの区別ができない。すると当該ノイズ電磁波によって、部分放電の発生があるとの誤検知が行われるおそれがあるため問題である。
本発明は前記従来技術の課題の少なくとも1つを解消するためになされたものであり、ノイズ電磁波や電源ノイズなどのノイズの影響を抑え、部分放電の発生の検出精度を高めることが可能な回転電機の検査装置および検査方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に係る回転電機の検査方法は、回転電機のステータコイルへの電圧印加により発生する部分放電を検出することにより、ステータコイルの絶縁不良を検出する回転電機の検査方法において、部分放電により発生する電流を検出する電流測定ステップと、部分放電により発生する電磁波を検出する電磁波測定ステップと、電流測定ステップで検出された信号を電流スペクトルへ変換し、電磁波測定ステップで検出された信号を電磁波スペクトルへ変換するフーリエ変換ステップとを備えることを特徴とする。
また請求項4に係る回転電機の検査装置は、回転電機のステータコイルへの電圧印加により発生する部分放電を検出することにより、ステータコイルの絶縁不良を検出する回転電機の検査装置において、部分放電により発生する電流を検出する少なくとも1つの電流センサと、部分放電により発生する電磁波を検出する少なくとも1つの電磁波センサと、電流センサで検出された信号を電流スペクトルへ変換し、電磁波センサで検出された信号を電磁波スペクトルへ変換するフーリエ変換部とを備えることを特徴とする。
電流測定ステップまたは電流センサは、部分放電により発生する電流を検出する。電磁波測定ステップまたは電磁波センサは、部分放電により発生する電磁波を検出する。フーリエ変換ステップは、電流測定ステップで検出された信号を電流スペクトルへ、また電磁波測定ステップで検出された信号を電磁波スペクトルへそれぞれ変換する。フーリエ変換部は、電流センサで検出された信号を電流スペクトルへ、また電磁波センサで検出された信号を電磁波スペクトルへそれぞれ変換する。なお電流スペクトルおよび電磁波スペクトルは、グラフの横軸に該当する値に周波数をとった周波数スペクトルである。また電流センサおよび電磁波センサは複数備えられても良い。
これにより周波数領域で部分放電の発生有無を判断することで、時間領域における電流と電磁波との発生時間差の変動等の影響を受けることがないため、部分放電発生の検出精度を高めることが可能となる。
また請求項2に係る回転電機の検査方法は、請求項1に記載の回転電機の検査方法において、電流スペクトルのうち部分放電成分が多い周波数帯域のスペクトルを積分して電流スペクトル強度を得る電流スペクトル強度算出ステップと、電磁波スペクトルのうち部分放電成分が多い周波数帯域のスペクトルを積分して電磁波スペクトル強度を得る電磁波スペクトル強度算出ステップとを備え、電流スペクトル強度と電磁波スペクトル強度値とが共に所定規格値以上である場合には、部分放電の発生ありと判断されることを特徴とする。
また請求項5に係る回転電機の検査装置は、請求項4に記載の回転電機の検査装置において、電流スペクトルのうち部分放電成分が多い周波数帯域の電流スペクトル強度を得る電流スペクトル強度算出部と、電磁波スペクトルのうち部分放電成分が多い周波数帯域の電磁波スペクトル強度を得る電磁波スペクトル強度算出部とを備え、電流スペクトル強度と電磁波スペクトル強度とが共に所定規格値以上である場合には、部分放電の発生ありと判断されることを特徴とする。
電流スペクトル強度算出ステップまたは電流スペクトル強度算出部では、電流スペクトルのうち部分放電成分が多い周波数帯域のスペクトルが積分されて、電流スペクトル強度が得られる。部分放電成分が多い周波数帯域とは、部分放電発生がない時の電流スペクトルに比して、部分放電発生がある時の電流スペクトルにおいてスペクトルが特徴的に増加する帯域のことである。よって、部分放電の電流とは異なるスペクトル強度分布を有するようなノイズ電流の電流スペクトルの強度を算出すると、得られる電流スペクトル強度が低くなる。電磁波スペクトル強度算出ステップまたは電磁波スペクトル強度算出部では、電磁波スペクトルのうち部分放電成分が多い周波数帯域のスペクトルが積分されて、電磁波スペクトル強度が得られる。よって、部分放電の電磁波とは異なるスペクトル強度分布を有するようなノイズ電磁波の電磁波スペクトルの強度を算出すると、得られる電磁波スペクトル強度が低くなる。
そして電流スペクトル強度と電磁波スペクトル強度値とが共に所定規格値以上である場合には、部分放電の発生ありと判断される。例えばノイズ電磁波が周囲から入射された場合には、当該ノイズ電磁波は電磁波測定ステップで検出されるが、電流は発生していないため検出されない。この場合には電流スペクトル強度が所定規格値以上となることはないため、部分放電の発生は無いと判断される。同様にして、ノイズ電流が入ってきた場合には、当該ノイズ電流は電流測定ステップで検出されるが、電磁波は発生していないため検出されない。この場合には電磁波スペクトル強度が所定規格値以上となることはないため、部分放電の発生は無いと判断される。なお所定規格値は、例えば、部分放電が発生するような回転電機のサンプルを用いて実験的にあらかじめ求められる。
よって周波数領域においてスペクトル強度を算出することにより、時間領域では困難であったノイズ電磁波と部分放電による電磁波との区別や、ノイズ電磁波と部分放電による電磁波との区別をすることが可能となる。また電流スペクトル強度と電磁波スペクトル強度との2つの値を判断基準に用いることによって、ノイズ電磁波と部分放電による電磁波との区別や、ノイズ電流と部分放電による電流との区別を行うことが可能となる。これにより部分放電を確実に得ることができ、部分放電の発生判断の精度を高めることが可能となる。
また請求項3に係る回転電機の検査方法は、請求項1に記載の回転電機の検査方法において、電流スペクトルと電磁波スペクトルとの差分をとる差分ステップと、該差分ステップにより得られる差分スペクトルを積分して差分スペクトル強度を得る差分スペクトル強度算出ステップとを備え、差分スペクトル強度が所定規格値以上である場合には、部分放電の発生ありと判断されることを特徴とする。
差分ステップでは、電流スペクトルと電磁波スペクトルとの差分がとられる。差分スペクトル強度算出ステップでは、差分ステップにより得られる差分スペクトルが積分されて差分スペクトル強度が得られる。そして差分スペクトル強度が所定規格値以上である場合には、部分放電の発生ありと判断される。
部分放電により発生した電流と電磁波とは、それぞれ異なる固有振動数を有して発生するため、電流と電磁波との周波数スペクトルはそれぞれ異なる周波数帯域に発生する。そしてそれぞれ共振帯域が異なるセンサを用いて測定される。一方、ノイズが測定値に影響を与える場合には、例えば電源ライン等から測定装置にノイズが入ってくるような場合において、電流スペクトルと電磁波スペクトルとの両者の同一周波数帯域にノイズのスペクトルが発生する場合がある。このような場合に差分ステップを行うと、部分放電により得られる電流と電磁波とのスペクトルは周波数帯域が異なるため打ち消し合わないが、同一周波数帯域に同一強度で発生したノイズのスペクトルは、互いに打ち消し合うことでキャンセルされる。
また部分放電による電流と部分放電による電磁波との発生タイミングにずれがある場合においても、電流スペクトルと電磁波スペクトルとのうちの最大値同士の差分をとることによって、発生タイミングのずれの影響を排除することができる。すなわち本発明では周波数領域で差分を行うため、時間領域における電流や電磁波の発生タイミング差の影響を受けることなく、ノイズキャンセルをより効果的に行うことが可能となる。
これにより部分放電の検出時において、それぞれ異なる固有振動数を有して発生し、異なる周波数帯域にスペクトルが現れる電流と電磁波との2種類の物理量を異なるセンサで測定し、得られる周波数スペクトルの差分をとることによって、部分放電のスペクトルを残しつつ、同一周波数帯域に現れたノイズスペクトルのみをキャンセルすることが可能となる。よってノイズによる誤検知を防止することが可能となり、部分放電発生の検出精度を高めることが可能となる。
本発明によれば、回転電機の検査装置および検査方法において、部分放電によってそれぞれ異なる固有振動数を有して発生する、電流と電磁波との異なる物理量をそれぞれセンサで測定し、得られた2つの測定値の周波数スペクトルに基づいて部分放電の発生を判断する。これにより、部分放電による電流とノイズ電流との区別や、部分放電による電磁波とノイズ電磁波との区別や、ノイズ成分をキャンセルすることができるため、部分放電発生の検出精度を高めることが可能となる。
以下、本発明の回転電機の検査装置および検査方法について具体化した実施形態を図1乃至図8に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。本発明に係る第1実施形態を図1乃至図8を用いて説明する。図1に本発明にかかる検査装置を用いたステータの検査方法を示す。モータ1は、ステータにコイルの巻線工程が完了した状態のモータである。モータ1のステータにおける不図示の複数のティースには、U相コイル2、V相コイル3、W相コイル4の3相のコイルがそれぞれ形成されており、コイル接続端子2a乃至4aを備える。各相の中性点は結合されて完成状態とされている。高電圧電源5はモータ1のコイル接続端子2a乃至4aから選択された2端子間、または接続端子とステータコア間に接続される。高電圧電源5はインパルス波形や正弦波形等を有する高電圧をモータ1に印加する。電圧制御部6は高電圧電源5に接続され、印加電圧値、電圧印加回数、電圧波形形状等の指令を高電圧電源5に与える。
絶縁検査装置13はA/D変換部8aおよび8b、FFT解析部10aおよび10b、ノイズ判定部11、表示部12を備える。アンテナセンサ7はモータ1の近傍に配置され、アンテナセンサ7の出力は絶縁検査装置13のA/D変換部8aへ入力される。電流センサ9は接地線に配置され、電流センサ9の出力は絶縁検査装置13のA/D変換部8bへ入力される。アンテナセンサ7は部分放電によりモータ1から発生する電磁波を検出するためのセンサであり、電流センサ9はモータに流れる電流を検出するためのセンサである。A/D変換部8a、8bはセンサから入力されるアナログ信号をデジタル信号へ変換する変換部である。A/D変換部8a、8bの出力はそれぞれFFT解析部10a、10bへ入力される。FFT解析部10a、10bの出力は共にノイズ判定部11へ入力される。ノイズ判定部11は表示部12へ接続され、表示部12に測定結果が表示される。
モータ1の部分放電測定による高電圧絶縁試験を図2のフローチャートを用いて説明する。まずステップS1においてモータ1に対してインパルス電圧印加が行われる。電圧制御部6から高電圧電源5に対して所定の電圧値のインパルス電圧を印加する指令が出されると、高電圧電源5によってモータ1にインパルス電圧が印加される。
次にステップS2aにおいて、モータ1の近傍に存在する電磁波の検出がアンテナセンサ7を用いて行われる。同時にステップS2bにおいて、接地線に流れる電流の検出が電流センサ9を用いて行われる。電磁波および電流の時間変化波形の測定は、高電圧電源5によってモータ1のコイル接続端子にインパルス電圧が印加されるときの信号をトリガとして開始される。測定された信号は一定のサンプリング周期でA/D変換部8aおよび8bに取り込まれ、デジタル信号に変換される。なお、インパルス電圧を印加する瞬間や、スイッチングノイズ等が混入することが想定される時間帯においては、測定信号の取り込みが行われない。これにより、不要なノイズが測定されることを極力抑えることが可能である。
図3(A)に部分放電の発生があった場合に測定された電磁波強度の時間変化波形を、また図3(B)に電流強度の時間変化波形をそれぞれ示す。図3(A)(B)はインパルス電圧がモータ1に印加されるときの信号をトリガとして絶縁検査装置13に取り込まれる。図3(A)の電磁波波形において検出された鋭いピーク波形(部分放電波形W1)が、部分放電により発生した電磁波が検出された波形である。また図3(B)の電流波形において検出された鋭いピーク波形(部分放電波形W2)が、部分放電により発生した電流が検出された波形である。
次にステップS3aでは、A/D変換部8aの出力信号のFFT解析がFFT解析部10aにおいて行われる。ステップS3bでは、A/D変換部8bの出力信号のFFT解析がFFT解析部10bにおいて行われる。そして例えば、A/D変換部8aおよび8bで一定のサンプリング周期でA/D変換された測定信号を、当該サンプリング周期と同一周期でFFT解析部10aおよび10bでFFT処理を行えば、部分放電波形W1、W2が発生した瞬間における部分放電波形の周波数スペクトルを得ることが出来る。すなわち時間領域での測定値を周波数領域に変換することで、部分放電波形W1、W2の発生タイミング時間差に影響されることなく、部分放電の判断を行うことが出来るようになる。図4(A)に部分放電による電磁波が発生していないときの電磁波スペクトルを、図4(B)に部分放電による電流が発生していないときの電流スペクトルを示す。また図5(A)に部分放電による電磁波が発生している時(部分放電波形W1)の電磁波スペクトルを、図5(B)に部分放電による電流が発生している時(部分放電波形W2)の電流スペクトルを示す。
ステップS4aにおいて、図4(A)に示す電磁波スペクトルのうち、部分放電帯域FB1以外の周波数帯域のスペクトルがカットされることで、部分放電帯域FB1のスペクトルの抽出が行われる。ここで部分放電帯域FB1とは、部分放電発生がない時の電磁波スペクトル(図4(A))に比して、部分放電発生がある時の電磁波スペクトル(図5(A))においてスペクトルが特徴的に増加する帯域のことである。そして部分放電帯域FB1をあらかじめ求めておき、部分放電帯域FB1に着目してスペクトル発生の有無を検査する方法を用いれば、部分放電帯域FB1以外の帯域にスペクトルが発生するようなノイズ電磁波を、部分放電による電磁波と見分けて除去することが可能となる。また部分放電帯域FB1だけに着目する手法を用いれば、全周波数帯域に渡ってスペクトルの発生を監視する必要がなくなるため、部分放電による電磁波の検出にかかる時間や計算量等を減らすことが可能となる利点がある。
同様にステップS4bにおいて、図4(B)に示す電流スペクトルのうち、部分放電によってスペクトルが発生する帯域である部分放電帯域FB2のスペクトルの抽出が行われる。ここで部分放電帯域FB2とは、部分放電発生がない時の電流スペクトル(図4(B))に比して、部分放電発生時の電流スペクトル(図5(B))において特徴的にスペクトルが増加する帯域のことである。またステップS4aと同様に、あらかじめ求めた部分放電帯域FB2に着目してスペクトル発生の有無を判断することができる。
ステップS5aでは、ノイズ判定部11(図1)において部分放電帯域FB1での電磁波スペクトルの積分値が算出され、電磁波スペクトル強度WIが得られる。同様にしてステップS5bでは、ノイズ判定部11において部分放電帯域FB2での電流スペクトルの積分値が算出され、電流スペクトル強度CIが得られる。このとき、測定された電磁波がノイズ電磁波の場合には、電磁波スペクトル強度WIが弱くなり、ノイズ電流の場合には電流スペクトル強度CIが弱くなる。なお、例えば電磁波スペクトルの部分放電帯域FB1は数百MHz、電流スペクトルの部分放電帯域FB2は数十MHz近傍の帯域を取る場合がある。
ステップS6では、得られた電磁波スペクトル強度WIおよび電流スペクトル強度CIに基づいて、部分放電発生の有無の判断が行われる。ここで部分放電の判定例について、図6のグラフを用いて説明する。図6のグラフは、それぞれ部分放電領域AA0(電磁波スペクトル強度WIが電磁波強度規格値ST1以上であり、かつ、電流スペクトル強度CIが電流強度規格値ST2以上である領域)、ノイズ領域AA1(電流スペクトル強度CIのみが電流強度規格値ST2以上である領域)、ノイズ領域AA2(電磁波スペクトル強度WIのみが電磁波強度規格値ST1以上である領域)、ノイズ領域AA3(電磁波スペクトル強度WIおよび電流スペクトル強度CIが共に規格値ST1、ST2以下の領域)の4つの領域に分かれている。そして複数のモータについての測定値がプロットされている。ここで部分放電領域AA0に測定値が存在するモータは、ステップS7aへ進み部分放電発生ありと判断される。またノイズ領域AA1、AA2、AA3に測定値が存在するモータは、ステップS7bへ進み部分放電発生なしと判断される。なお電磁波強度規格値ST1および電流強度規格値ST2の値は、絶縁不良部を有し部分放電が発生するような不良品モータのサンプルを用いて、実験的にあらかじめ求められる。
ステップS6における本発明の部分放電発生判断方法の利点を説明する。部分放電測定時において、部分放電は発生しなかったが、ノイズ電磁波がアンテナセンサ7に入射された場合を考える。ここで従来のような電磁波の強度にのみ基づく判断方法(1つの物理量のみに基づく判断方法)では、電磁波スペクトル強度WIが電磁波強度規格値ST1以上であれば部分放電有りと判断するため、ノイズ領域AA2の測定点と部分放電領域AA0の測定点とを区別できない。すなわちノイズ電磁波と部分放電による電磁波との区別をすることができない。よってノイズ領域AA2の測定点に基づいて部分放電の発生ありと誤判断が行われてしまう。しかし本発明における、電磁波スペクトル強度WIと電流スペクトル強度CIとに基づく判断方法(2つの物理量に基づく判断方法)では、当該ノイズ電磁波の電磁波スペクトル強度WIが電磁波強度規格値ST1を越えたとしても、部分放電は発生しておらずモータ1に部分放電による電流は発生しないため、電流スペクトル強度CIは電流強度規格値ST2を越えることはない。よってこの場合の測定値はノイズ領域AA2(図6)に存在するため、部分放電の発生なしと判断される。すなわちノイズ電磁波と部分放電による電磁波との区別をすることができるため、誤判断を防止し、部分放電発生の判断精度を高めることが可能となる。
また同様にして、電流の測定値にのみ基づく従来の判断方法では、ノイズ領域AA1の測定点と部分放電領域AA0の測定点とを区別できず、ノイズ電流と部分放電による電流との区別をすることができない。しかし本発明では両領域を区別することができ、ノイズ電流と部分放電による電流との区別ができるため、部分放電発生の判断精度を高めることが可能となる。
ステップS8では、ステップS1乃至ステップS7a、S7bの一連の測定が測定対象のモータ1について所定回数繰り返されたかどうかが判断され、所定回数に達しない場合にはステップS1へ戻り、所定回数を満たす場合にはステップS9へ進んで結果表示がされる。ステップS9では、繰り返し測定回数のうち部分放電発生ありと判断された回数の割合を求め、その割合が所定値を越える場合にはモータ1が絶縁不良品である旨が表示部12にされる。このようにステップS8において繰り返し測定を行うことにより、部分放電発生の検出精度をさらに高めることが可能となる。
以上により本発明の判断手法によれば、周波数領域における電磁波スペクトル強度WIと電流スペクトル強度CIとを算出することにより、時間領域では困難であったノイズ電磁波と部分放電による電磁波との区別や、ノイズ電流と部分放電による電流との区別をすることが可能となる。また電流スペクトル強度CIと電磁波スペクトル強度WIとの2つの値をそれぞれ規格値と比較することによっても、ノイズ電磁波と部分放電による電磁波との区別や、ノイズ電流と部分放電による電流との区別をすることが可能となる。
これにより部分放電の発生判断の精度を高めることが可能となる。
本発明に係る第2実施形態を図7および図8を用いて説明する。第2実施形態は第1実施形態のノイズ判定部11(図1)における信号処理方法に変更を加えた実施形態である。第2実施形態におけるモータ1の部分放電測定による高電圧絶縁試験を図7のフローチャートを用いて説明する。図7のステップS11、S12a、S12b、S13a、S13bは、第1実施形態のフロー(図2)におけるステップS1、S2a、S2b、S3a、S3bと同様のため、ここでは説明を省略する。
ステップS14において、図5(B)に示す部分放電発生時の電流スペクトルから図5(A)に示す部分放電発生時の電磁波スペクトルの差分をとる計算が行われる。差分計算後に得られる差分スペクトルを図8に示す。
ステップS15において図8に示す差分スペクトルのうち、部分放電帯域FB3のスペクトルの抽出が行われる。ここで部分放電帯域FB3とは、第1実施形態における部分放電帯域FB1および部分放電帯域FB2を含むようにあらかじめ設定された帯域である。
ステップS16において図8の差分スペクトルの絶対値をとる処理が行われる。のちのステップにおける強度計算上の便宜のために、差分スペクトルが含むマイナスの値の影響を回避するためである。なお、ステップS16を介さずにステップS17へ進み、図8の差分スペクトルを用いて強度計算を行う構成をとってもよいことは言うまでもない。
ステップS17において、部分放電帯域FB3での差分スペクトルの積分値が算出され、差分スペクトル強度DIが得られる。ステップS18では、得られた差分スペクトル強度DIに基づいて、部分放電発生の有無の判断が行われる。具体的手法としては、差分スペクトル強度DIが電磁波強度規格値ST3以上であるときには部分放電発生ありと判断され(ステップS19a)、差分スペクトル強度DIが電磁波強度規格値ST3より小さいときには、部分放電発生なしと判断される(ステップS19b)。なお電磁波強度規格値ST3の値は、絶縁不良部を有し部分放電が発生するような不良品モータのサンプルを用いて、実験的にあらかじめ求められる。またステップS20での繰り返し測定は第1実施形態のステップS8と同様であるためここでは説明を省略する。
第2実施形態でのステップS18における部分放電発生判断方法の利点を説明する。部分放電の測定時に、図1において、電磁波の測定系(A/D変換部8a、FFT解析部10a)と電流の測定系(A/D変換部8b、FFT解析部10b)との両系統に共通するノイズが発生した場合を考える。例えば両系統に共通する電源にノイズが発生する場合などが挙げられる。このとき、FFT解析部10aから出力される電磁波スペクトルとFFT解析部10bから出力される電流スペクトルとには、同一周波数帯域に同一強度・同一分布のノイズスペクトルが発生する場合がある。一方、部分放電の発生により電流センサ9で測定された電流の周波数スペクトルとアンテナセンサ7で測定された電磁波の周波数スペクトルとは、同一の部分放電によって発生した電流と電磁波とではあるが、それぞれ異なる固有振動数を有して発生するため、電流と電磁波との周波数スペクトルはそれぞれ異なる周波数帯域(部分放電帯域FB1および部分放電帯域FB2)に発生する。そしてそれぞれ共振帯域が異なるセンサを用いて測定される。
そこでステップS14において電流スペクトルから電磁波スペクトルの差分をとる計算を行えば、電流スペクトルと電磁波スペクトルとの同一周波数帯域に存在する同一強度のノイズスペクトルは互いに打ち消し合ってゼロとなる。しかし電流センサ9で測定された部分放電による電流の周波数スペクトル(部分放電帯域FB2)とアンテナセンサ7で測定された部分放電による電磁波の周波数スペクトル(部分放電帯域FB1)とは周波数帯域が異なるため打ち消し合わない。よって電流スペクトルと電磁波スペクトルとの差分計算を行うことで、部分放電のスペクトル成分を残したまま、ノイズのスペクトルのみをキャンセルすることができる。
また本発明では周波数領域で差分を行うため、時間領域における波形である部分放電波形W1(図3(A))と部分放電波形W2(図3(B))との発生タイミングにずれがある場合においても、最大強度が得られた周波数スペクトル同士である電磁波スペクトル(図5(A))と電流スペクトル(図5(B))との差分をとることによって、発生タイミングのずれの影響を排除することができる。よってノイズキャンセルをより効果的に行うことが可能となる。
以上により部分放電の検出時において、それぞれ異なる固有振動数を有して発生し、異なる周波数帯域にスペクトルが現れる電流と電磁波との2種類の物理量を異なるセンサで測定し、得られる周波数スペクトルの差分をとることによって、部分放電のスペクトルを残しつつ、同一周波数帯域に現れたノイズスペクトルのみをキャンセルすることが可能となる。よってノイズによる誤検知を防止することが可能となり、部分放電発生の検出精度を高めることが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。本実施形態において電磁波測定用センサとして備えられるアンテナセンサ7は、単数に限られず複数備えても良い。この場合は、各アンテナの周波数スペクトルを各々足し合わせる処理を行えば、部分放電による電磁波の検出感度を高めることが可能となり、S/N比を高めることで部分放電の検出精度を高めることが可能となる。
またステップS14の差分ステップ、ステップS15の帯域抽出ステップ、ステップS17の積分ステップは本実施形態に示した順番に限られず、任意の順番で行うことができる。例えば帯域抽出ステップ後に差分ステップを行っても良いし、積分ステップ後に差分ステップを行っても良い。
またステップS1においてモータ1に印加される電圧はインパルス電圧であるとしたが、正弦波波形を有する電圧を印加する形態であってもよい。これにより部分放電が複数回発生するため、部分放電の繰り返し測定が可能になる等の利点がある。
なお、ステップS2bは電流測定ステップの、ステップS2aは電磁波測定ステップの、ステップS3aおよびS3bはフーリエ変換ステップの、ステップS4bおよびS5bは電流スペクトル強度算出ステップの、ステップS4aおよびS5aは電磁波スペクトル強度算出ステップの、ステップS14は差分ステップの、ステップS17は差分スペクトル強度算出ステップの、それぞれ一例である。また、電流センサ9は電流センサの、アンテナセンサ7は電磁波センサの、FFT解析部10aおよび10bはフーリエ変換部の、ノイズ判定部11は電流スペクトル強度算出部および電磁波スペクトル強度算出部の、それぞれ一例である。
本発明の回転電機の検査装置を示す図である。 第1実施形態における部分放電測定による高電圧絶縁試験方法を示すフローチャートである。 部分放電の発生がある場合の電磁波および電流の時間変化波形を示す図である。 部分放電の発生がない場合における電磁波スペクトルおよび電流スペクトルを示す図である。 部分放電の発生がある場合における電磁波スペクトルおよび電流スペクトルを示す図である。 部分放電の判定例を示すグラフである。 第2実施形態における部分放電測定による高電圧絶縁試験方法を示すフローチャートである。 差分スペクトルを示す図である。 従来の固定子巻線と部分放電センサの配置を示す説明図および部分放電信号の波形図である。 従来の部分放電の強度判断方法を示す図である。
符号の説明
1 モータ
5 高電圧電源
6 電圧制御部
7 アンテナセンサ
8a、8b A/D変換部
9 電流センサ
10a、10b FFT解析部
11 ノイズ判定部
13 絶縁検査装置
FB1、FB2、FB3 部分放電帯域
ST1 電磁波強度規格値
ST2 電流強度規格値
AA0 部分放電領域
AA1、AA2、AA3 ノイズ領域
WI 電磁波スペクトル強度
CI 電流スペクトル強度

Claims (5)

  1. 回転電機のステータコイルへの電圧印加により発生する部分放電を検出することにより、前記ステータコイルの絶縁不良を検出する回転電機の検査方法において、
    部分放電により発生する電流を検出する電流測定ステップと、
    部分放電により発生する電磁波を検出する電磁波測定ステップと、
    前記電流測定ステップで検出された信号を電流スペクトルへ変換し、前記電磁波測定ステップで検出された信号を電磁波スペクトルへ変換するフーリエ変換ステップと
    を備えることを特徴とする回転電機の検査方法。
  2. 前記電流スペクトルのうち部分放電成分が多い周波数帯域のスペクトルを積分して電流スペクトル強度を得る電流スペクトル強度算出ステップと、
    前記電磁波スペクトルのうち部分放電成分が多い周波数帯域のスペクトルを積分して電磁波スペクトル強度を得る電磁波スペクトル強度算出ステップとを備え、
    前記電流スペクトル強度と前記電磁波スペクトル強度値とが共に所定規格値以上である場合には、部分放電の発生ありと判断されることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の検査方法。
  3. 前記電流スペクトルと前記電磁波スペクトルとの差分をとる差分ステップと、
    該差分ステップにより得られる差分スペクトルを積分して差分スペクトル強度を得る差分スペクトル強度算出ステップとを備え、
    前記差分スペクトル強度が所定規格値以上である場合には、部分放電の発生ありと判断されることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の検査方法。
  4. 回転電機のステータコイルへの電圧印加により発生する部分放電を検出することにより、前記ステータコイルの絶縁不良を検出する回転電機の検査装置において、
    前記部分放電により発生する電流を検出する少なくとも1つの電流センサと、
    前記部分放電により発生する電磁波を検出する少なくとも1つの電磁波センサと、
    前記電流センサで検出された信号を電流スペクトルへ変換し、前記電磁波センサで検出された信号を電磁波スペクトルへ変換するフーリエ変換部と
    を備えることを特徴とする回転電機の検査装置。
  5. 前記電流スペクトルのうち部分放電成分が多い周波数帯域の電流スペクトル強度を得る電流スペクトル強度算出部と、
    前記電磁波スペクトルのうち部分放電成分が多い周波数帯域の電磁波スペクトル強度を得る電磁波スペクトル強度算出部とを備え、
    前記電流スペクトル強度と前記電磁波スペクトル強度とが共に所定規格値以上である場合には、部分放電の発生ありと判断されることを特徴とする請求項4に記載の回転電機の検査装置。
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