JP2010036926A - 段ボール製緩衝材 - Google Patents

段ボール製緩衝材 Download PDF

Info

Publication number
JP2010036926A
JP2010036926A JP2008199323A JP2008199323A JP2010036926A JP 2010036926 A JP2010036926 A JP 2010036926A JP 2008199323 A JP2008199323 A JP 2008199323A JP 2008199323 A JP2008199323 A JP 2008199323A JP 2010036926 A JP2010036926 A JP 2010036926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
boundary
connecting piece
side plate
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008199323A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yoshida
健 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rengo Co Ltd
Original Assignee
Rengo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rengo Co Ltd filed Critical Rengo Co Ltd
Priority to JP2008199323A priority Critical patent/JP2010036926A/ja
Publication of JP2010036926A publication Critical patent/JP2010036926A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)

Abstract

【課題】組立性を損なうことなく、いずれの方向にも優れた緩衝性が得られる段ボール製緩衝材を提供する。
【解決手段】2個の枠材1,2の側縁同士を、一方の枠材1を切り込んで形成した連結片30を介して繋ぎ、一方の枠材1と連結片30との境界の折目線31を、枠材1の側縁に対して斜め方向に延びるものとし、他方の枠材2と連結片30との境界の折目線32を、他の折目線31とは逆方向に折れ曲がるようにし、枠材1,2の基板11,21と側板12,22の稜部に、先端縁が段目を横切る緩衝突起15a,15b,25aを形成する。連結片30を折り込みつつ、枠材1,2同士を90°捻って、各枠材1,2を角筒状に折り曲げ、一方の枠材1で他方の枠材2を包み込み、枠材1,2の折り曲げに伴い、緩衝突起15a,15b,25aを突出させると、各方向の緩衝突起15a,15b,25aの段目方向を、段ボールが最大の強度を発揮する方向へ向けることができる。
【選択図】図6

Description

この発明は、音響機器等、直方体状の精密な物品の包装に適した段ボール製緩衝材に関するものである。
従来、この種の段ボール製緩衝材として、下記特許文献1には、図7に示すようなものが記載されている。この緩衝材は、底壁51の周囲各辺に側壁52及び上面板53を順次連設し、底壁51から側壁52へ、上面板53から側壁52へ、側壁52から底壁51へそれぞれコ字状の切込を入れて、緩衝突起54を形成したものとされている。
この緩衝材を使用する際には、底壁51から側壁52を起こし、底壁51上に製品Gを載置して、上面板53を内側水平方向へ折り曲げ、緩衝突起54が外周各方向及び下方向へ突出した状態で、緩衝材を箱60に挿入し、操作説明書等の付属品61を製品Gの上方に置いた後、箱60を閉じる。
このように、上記緩衝材では、容易に組み立てて製品Gを包装でき、緩衝突起54の突出により、製品Gの外周各方向及び下方向に緩衝空間が確保され、製品Gの上方向は、付属品61がクッションとなって、緩衝効果を得ることができる。
ここで、段ボールは、ライナに波状の中しんを貼り合せたものであり、中しんの段頂が延びる段目方向の強度は大きく、これに直交する方向の強度は小さくなるという性質を有する。このため、上記緩衝材では、各方向に延びる緩衝突起54の強度の均等化を図るため、段目方向を底壁51の周囲各辺に対して傾斜させている。
特開2001−19051号公報
しかしながら、上記のような段ボール製緩衝材では、例えば、輸送条件の厳しい海外で流通する製品の包装に使用する際、緩衝性が十分でない場合があった。
そこで、この発明は、組立性を損なうことなく、いずれの方向にも優れた緩衝性が得られる段ボール製緩衝材を提供することを課題とする。
上記のような課題を解決するため、この発明に係る段ボール製緩衝材は、2個の枠材の側縁同士を、一方の枠材を切り込んで形成した連結片を介して繋ぎ、一方の枠材と連結片との境界の折目線を、枠材の側縁に対して斜め方向に延びるものとし、他方の枠材と連結片との境界の折目線を、他の折目線とは逆方向に折れ曲がるようにし、枠材の基板と側板の稜部に、先端縁が段目を横切る緩衝突起を形成しておき、連結片を折り込みつつ、枠材同士を90°捻って、各枠材を角筒状に折り曲げ、一方の枠材で他方の枠材を包み込み、枠材の折り曲げに伴い、緩衝突起を突出させ、各方向の緩衝突起の段目方向を、段ボールが最大の強度を発揮する方向へ向けられるようにしたのである。
また、前記緩衝突起の側縁をなす切込の基端に、基板と側板の境界をなす折目線を越えて、湾曲しつつ折目線に戻る湾曲部を設け、緩衝突起の基端からの段ボールの破れを防止したのである。
さらに、前記側板を、対向する基板間に亘る切目線を境界として分割し、側板と基板との境界の折目線を千鳥状にずらして、枠材の折り曲げに伴い、隣接する側板同士を互いに傾斜させ、側板の揺動を阻止して、強度の向上を図ったのである。
この発明に係る段ボール製緩衝材では、2個の枠材を段目方向が直交するように重ねるので、各枠材を角筒状に折り曲げて製品を包み込むだけで、製品に対して各方向に延びる緩衝突起の段目方向を、段ボールが最大の強度を発揮する方向へ向けることができ、輸送条件が厳しい仕向け地へ配送する製品の包装に使用しても、十分な緩衝性を確保して、製品を保護することができる。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
この段ボール製緩衝材は、直方体状の車載用音響機器の包装に使用されるものであり、図1及び図2に示すように、製品Gを包み込んで、箱40に挿入される。
この緩衝材のブランクは、図3に示すように、2個の帯状の枠材1,2が繋がったものとされている。枠材1は、一対の基板11を側板12を挟んで連設し、各基板11の外側にも側板12を連設したものとされ、枠材2は、基本となる大きさの中間の基板21の両側に、側板22及び半分の大きさの基板21を順次連設したものとされている。
ブランクの段目方向は、基板11と側板12及び基板21と側板22とが繋がる方向に延びている。枠材1,2の寸法は、組立時に枠材1で枠材2を包み込んで緩衝空間を確保するため、枠材1が枠材2よりも大きくなっている。
枠材1,2の基板11,21は、基板11を側縁から斜めに切り込んで形成した連結片30を介して繋がれている。
基板11と連結片30との境界の折目線31は、枠材1の側縁に対して45°の角度で斜め方向に延びる押罫から成り、基板21の側縁と連結片30との境界の折目線32は、押罫に切目を入れて、他の折目線31とは逆方向に折れ曲がるようになっている。
上記枠材1において、両側の側板12のうち、右方の側板12の両端には、先広がりの係合片13aが設けられ、左方の側板12の両端には、開口側から奥まで幅が係合片13aの基部と同一の係合凹所13bが設けられている。
基板11と側板12の稜部には、押罫の折目線14を基準とし、側板12から基板11へコ字状に切込を入れて、複数個の緩衝突起15aが形成され、また、基板11から側板12の両端部にL字状の切込を入れて、緩衝突起15bが形成されている。緩衝突起15a,15bの先端縁は、段目を直角に横切るようになっている。
緩衝突起15a,15bの側縁をなす切込の基端には、折目線14を一旦越えて湾曲しつつ折目線に戻る湾曲部16が設けられている。
また、各基板11には、軽量化及び包装作業性向上のため、比較的大きな角型の貫窓17が設けられている。
一方、上記枠材2において、両側の基板21のうち、右方の基板21の先端には、先広がりの係合片23aが設けられ、左方の基板21の先端には、開口側が狭くなった係合凹所23bが設けられている。
基本となる中間の基板21と左方の基板21との間の側板22は、この基板21間に亘る2本の切目線22aにより二分割され、この側板22と基板21との境界は、押罫の折目線24aとされている。2本の切目線22aの間には、一対の緩衝突起25aが設けられ、緩衝突起25aの先端縁は、波状とされて段目を横切っている。
基本となる中間の基板21と右方の基板21との間の側板22は、この基板21間に亘る切目線22bを境界として二分割され、この側板22と基板21との境界をなす押罫の折目線24bは、千鳥状にずらされている。
ここで、左右の側板22を分割する切目線22a,22bの両端部には、湾曲部22cが設けられている。また、左方の側板22の一方には、ボリューム調整用のダイヤルが挿入されるダイヤル穴26が設けられ、中間の基板21には、軽量化及び包装作業性向上のため、比較的小さな角型の貫窓27が設けられている。
いま、上記のようなブランクから緩衝材を組み立てて、音響製品を包装するには、図4に示すように、折目線31を山折りし、折目線32を谷折りして、連結片30を折り込みつつ、枠材1,2を90°捻って重ね合わせる。これにより、枠材1,2は、段目方向が直交した状態となる。
次に、図5に示すように、枠材2の基板21及び側板22を折目線24a,24bに沿って角筒状に折り曲げ、製品Gを包囲した状態で、係合片23aを係合凹所23bに係合させることにより、枠材2を保形する。
この枠材2の折り曲げに伴い、上方の側板22から緩衝突起25aが上方向へ突出し、下方の隣接する側板22同士が互いに傾斜する。
その後、図6に示すように、枠材1の基板11及び側板12を折目線14に沿って角筒状に折り曲げ、枠材2を包み込み、係合片13aを有する側板12を、係合凹所13bを有する側板12の内側に重ね、係合片13aを外側へ折り曲げて、係合凹所13bに係合させることにより、枠材1を保形する。
この枠材1の折り曲げに伴い、基板11から緩衝突起15aが前後方向へ突出し、側板12から左右方向へ緩衝突起15bが突出する。
そして、この状態で、図2に示すように、製品Gを保持した緩衝材を、箱40にその上面の開口から挿入し、図1に示すように、一対のフラップ41を内側へ折り曲げ、内蓋42及び外蓋43を順次閉じて封緘する。
上記のような段ボール製緩衝材では、2個の枠材1,2を段目方向が直交するように重ねるので、枠材1,2を角筒状に折り曲げて製品Gを包み込むだけで、製品Gに対して各方向に延びる緩衝突起15a,15b,25aの段目方向を、段ボールが最大の強度を発揮する方向、すなわち、箱40の内面に垂直に当接する方向へ向けることができる。
また、緩衝突起15a,15bの側縁をなす切込の基端に湾曲部16を設け、切目線22a,22bの両端部に湾曲部22cを設けたので、引裂力が集中するこの部分からの段ボールの破れを防止することができ、丸穴を設ける通常の手法に比べて、ブランク製造時のカス取り作業が不要となり、製造工程の合理化を図ることができる。
また、図6に示すように、緩衝突起15aは、湾曲部16の内側に形成される小突起16aに挟まれて安定するので、大きな衝撃にも対応できる。
また、枠材2の下方の隣接する側板22同士が傾斜しているので、この側板22の揺動が阻止され、緩衝材の下部の強度が向上し、製品Gの接続コード取付部の突起等を保護することができる。
さらに、ブランクにおいて、枠材1,2が帯状に並行しているので、材料の段ボールを効率的に利用することができ、製造に要するコストを抑制することができる。
この発明に係る段ボール製緩衝材を箱へ挿入した包装状態を示す斜視図 同上の箱への挿入過程を示す斜視図 同上の段ボール製緩衝材のブランクを示す裏面図 同上の組立過程を示す裏面図 同上の組立過程を示す斜視図 同上の組立状態を示す斜視図 従来の段ボール製緩衝材による包装過程を示す斜視図
符号の説明
1,2 枠材
11 基板
12 側板
13a 係合片
13b 係合凹所
14 折目線
15a,15b 緩衝突起
16 湾曲部
16a 小突起
17 貫窓
21 基板
22 側板
22a,22b 切目線
22c 湾曲部
23a 係合片
23b 係合凹所
24a,24b 折目線
25a 緩衝突起
26 ダイヤル穴
27 貫窓
30 連結片
31,32 折目線
40 箱
41 フラップ
42 内蓋
43 外蓋

Claims (3)

  1. 2個の枠材(1,2)の側縁同士を、一方の枠材(1)を切り込んで形成した連結片(30)を介して繋ぎ、一方の枠材(1)と連結片(30)との境界の折目線(31)を、枠材(1)の側縁に対して斜め方向に延びるものとし、他方の枠材(2)と連結片(30)との境界の折目線(32)を、他の折目線(31)とは逆方向に折れ曲がるようにし、枠材(1,2)の基板(11,21)と側板(12,22)の稜部に、先端縁が段目を横切る緩衝突起(15a,15b,25a)を形成しておき、連結片(30)を折り込みつつ、枠材(1,2)同士を90°捻って、各枠材(1,2)を角筒状に折り曲げ、一方の枠材(1)で他方の枠材(2)を包み込み、枠材(1,2)の折り曲げに伴い、緩衝突起(15a,15b,25a)を突出させた段ボール製緩衝材。
  2. 前記緩衝突起(15a)の側縁をなす切込の基端に、基板(11)と側板(12)の境界をなす折目線(14)を越えて、湾曲しつつ折目線(14)に戻る湾曲部(16)を設けた請求項1に記載の段ボール製緩衝材。
  3. 前記側板(22)を、対向する基板(21)間に亘る切目線(22b)を境界として分割し、側板(22)と基板(21)との境界の折目線(24b)を千鳥状にずらして、枠材(2)の折り曲げに伴い、隣接する側板(22)同士を互いに傾斜させた請求項1又は2に記載の段ボール製緩衝材。
JP2008199323A 2008-08-01 2008-08-01 段ボール製緩衝材 Pending JP2010036926A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008199323A JP2010036926A (ja) 2008-08-01 2008-08-01 段ボール製緩衝材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008199323A JP2010036926A (ja) 2008-08-01 2008-08-01 段ボール製緩衝材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010036926A true JP2010036926A (ja) 2010-02-18

Family

ID=42009883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008199323A Pending JP2010036926A (ja) 2008-08-01 2008-08-01 段ボール製緩衝材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010036926A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110466859A (zh) * 2019-08-22 2019-11-19 上海怡唐进出口有限公司 可伸放折叠式简便型包装盒

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110466859A (zh) * 2019-08-22 2019-11-19 上海怡唐进出口有限公司 可伸放折叠式简便型包装盒

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5425650B2 (ja) パック収納用トレー
JP4711910B2 (ja) 紙製包装箱
WO2007013319A1 (ja) 梱包箱
JP5619490B2 (ja) 緩衝仕切り付包装用箱
JP5031655B2 (ja) スペーサ
JP2010036926A (ja) 段ボール製緩衝材
JP4936933B2 (ja) 梱包用トレイ
JP6912286B2 (ja) ロック構造および包装箱
JP6501875B2 (ja) 包装体
JP5934060B2 (ja) コーナー用の緩衝体
JP2001261031A (ja) 段ボール製包装箱
JP5085154B2 (ja) 板状体の梱包材及びそれを用いた梱包体
JP5174410B2 (ja) 緩衝包装材
JP5358285B2 (ja) 緩衝包装材
JP4276011B2 (ja) 包装材及び包装構造
JP5077387B2 (ja) 梱包装置
WO2015060111A1 (ja) 緩衝材及びそれを用いた梱包体
JP4676283B2 (ja) 段ボール製緩衝材
JP6946958B2 (ja) 包装箱
JP4439381B2 (ja) 包装用緩衝体および包装構造
JP5626131B2 (ja) コーナー保護材
JP5124166B2 (ja) 緩衝包装材
JP2024066177A (ja) L字状スリーブ
JP2012246005A (ja) 梱包装置
JP5494852B2 (ja) 梱包装置