JP2010036674A - 車両用内装材の組み付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両側壁の車外側から衝撃力が入力した時に衝撃力を十分吸収することができる車両用内装材の組み付け構造を提供する。
【解決手段】車両側壁の上部と下部に車内側から上側内装材10と下側内装材11を各別に取り付け、上側内装材10の下端部21Kと下側内装材11の上端部31Jのいずれか一方に他方側に向かって突出する補強リブ50を設け、補強リブ50に当接する当接リブ60を、補強リブ50と交差するように他方に設け、車外側から衝撃力が入力した時に衝撃力で補強リブ50及び/又は当接リブ60が潰れながら変形して衝撃力を吸収するよう構成してある。
【選択図】図3

Description

本発明は、
車両側壁の上部と下部に上側内装材と下側内装材を各別に取り付け、
前記上側内装材の下端部と下側内装材の上端部を車幅方向で重ね合わせてある車両用内装材の組み付け構造に関する。
従来、この種の車両用内装材の組み付け構造では、特許文献1に開示されているように、下側内装材の上端部の車外側の面に車両前後方向に延びるリブを設け、上側内装材の下端部に箱形状の係合部を車内側に向けて突設し、下側内装材の上端部を上側内装材の下端部に車内側から重ね合わせて前記係合部をリブに係合させてあった。
特開2007−76597号公報
上記従来の構造によれば、下側内装材の上端部と上側内装材の下端部を重ね合わせてあることや、係合部を箱形状に形成してあったこと等から、上側内装材の下端部と下側内装材の上端部との重ね合わせ部の剛性が強くなり、車両側壁の車外側から衝撃力が入力した時の衝撃力の吸収性の面で改善の余地が残されていた。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、車両側壁の車外側から衝撃力が入力した時に衝撃力を十分吸収することができる車両用内装材の組み付け構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
車両側壁の上部と下部に上側内装材と下側内装材を各別に取り付け、
前記上側内装材の下端部と下側内装材の上端部を車幅方向で重ね合わせてある車両用内装材の組み付け構造であって、
前記上側内装材の下端部と下側内装材の上端部とのいずれか一方に他方側に向かって突出する補強リブを設け、
前記他方から前記一方側に向かって突出して前記補強リブに当接する当接リブを、車幅方向視で前記補強リブと交差するように設け、
前記車両側壁の車外側から衝撃力が入力した時に前記衝撃力で前記補強リブ及び/又は当接リブが潰れながら変形して前記衝撃力を吸収するよう構成してある点にある。(請求項1)
この構成によれば、車両側壁の車外側から衝撃力が入力した時に前記衝撃力で補強リブ及び/又は当接リブが潰れながら変形して衝撃力を吸収する。この場合、補強リブと当接リブは交差しているから、衝撃力が入力した時にこれらのリブを倒れにくくすることができ、補強リブと当接リブを当接点で互いに潰れやすくすることができる。その結果、補強リブと当接リブで衝撃を吸収して車体の車内側への変形量を減らすことができて、車室内の乗員を保護することができる。(請求項1)
本発明において、
前記補強リブを水平方向に沿わせ、前記当接リブを上下方向に沿わせてあると、補強リブと当接リブを直交させることができ、請求項1の構成による上記の作用効果をより得やすくすることができる。(請求項2)
本発明において、
前記上側内装材の下端部に前記下側内装材の上端部を車内側から重ね合わせ、
前記当接リブを前記上側内装材の下端部に設け、
前記補強リブを前記下側内装材の上端部に設け、
前記下側内装材の上端の上方に位置する上側内装材部分から車内側に張り出す張り出し部を、この張り出し部の下面が前記下側内装材の上端に近接対向するように設け、
前記当接リブの上端部に、前記張り出し部の下面との間に隙間を形成する水平リブを連設し、
前記下側内装材の上端に形成した車外側に突出するフランジを前記隙間に車内側から挿入係合してあると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
当接リブの上端部に水平リブを連設してあるから、当接リブの剛性を適度に高めることができる。従って、衝撃力が入力したときに当接リブを倒れにくくすることができる。しかも、前記下側内装材の上端に形成した車外側に突出するフランジを前記隙間に車内側から挿入係合してあるから、フランジを介して上側内装材の下端部に対する下側内装材の上端部の上下方向の位置を正確に決めることができて、当接リブを補強リブに対して上下方向で正確に位置決めすることができ、当接リブを補強リブに、より確実に当接させることができる。(請求項3)
本発明において、
前記下側内装材に、車両前後方向で対向する前後一対の側壁と、前記一対の側壁の車内側の端部同士を連結する背壁とを設け、
前記補強リブを、一方の側壁の内面と、車両前後方向で前記一方の側壁側に位置する背壁部分の内面とにわたって形成し、
前記背壁部分の内面から車外側に向かって突出する補強リブ部分に前記当接リブが当接すると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
下側内装材に、車両前後方向で対向する前後一対の側壁と、前記一対の側壁の車内側の端部同士を連結する背壁とを設け、補強リブを、一方の側壁の内面と、車両前後方向で前記一方の側壁側に位置する背壁部分の内面とにわたって形成したことで下側内装材の剛性を強くすることができる。そして、このような下側内装材の前記背壁部分の内面から車外側に向かって突出する補強リブ部分に前記当接リブが当接するから、車両側壁の車外側から衝撃力が入力した時に補強リブ及び/又は当接リブが前記衝撃力で潰れながら変形しやすくすることができる。(請求項4)
本発明において、
前記上側内装材の下端部に設けた前記車両側壁に対する固定部を、車両前後方向で前記背壁の中心よりも前記当接リブ側に寄せて配置してあると、上側内装材の下端部のうち当接リブ側の下端部分の位置を車両側壁に対して正確に決めることができる。その結果、当接リブを補強リブに対して車両前後方向で正確に位置決めすることができて、当接リブを補強リブに、より確実に当接させることができる。(請求項5)
本発明において、
前記補強リブと当接リブのいずれか一方の頂部に嵌合凹部を切り欠き形成し、この嵌合凹部を前記補強リブと当接リブのいずれか他方の頂部に嵌合してあると、衝撃力が入力した時に補強リブ及び/又は当接リブが潰れる挙動を取るきっかけを作ることができ、補強リブ及び/又は当接リブを潰れやすくすることができる。
本発明によれば、車両側壁の車外側から衝撃力が入力した時に衝撃力を十分吸収することができる車両用内装材の組み付け構造を提供することができた。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1,図2に、フロントドア用の開口20とリアドア用の開口30の間に位置し、ルーフ5からフロア6にわたって架け渡された自動車のセンターピラー100を示してある。図7,図8に示すように、このセンターピラー100は、サイドボディアウターパネル1とセンターピラーリンフォース2とセンターピラーインナパネル3(車両側壁に相当)とセンターピラートリム4(車両用内装材に相当)とを備えている。サイドボディアウターパネル1とセンターピラーリンフォース2とセンターピラーインナパネル3は金属板から成り、センターピラートリム4は樹脂板から成る。
サイドボディアウターパネル1とセンターピラーリンフォース2は車内側W1(車幅方向で車内側)が開放した断面ハット形状に形成され、センターピラーインナパネル3は車外側W2(車幅方向で車外側)が開放した断面ハット形状に形成され、センターピラートリム4は車外側W2が開放した断面コの字状に形成されている。
そして、サイドボディアウターパネル1とセンターピラーリンフォース2とセンターピラーインナパネル3との車両上下方向に沿う前側フランジ1F1,2F1,3F1同士、及び、車両上下方向に沿う後側フランジ1F2,2F2,3F2同士を車幅方向で重ね合わせて溶接接合し、センターピラートリム4をセンターピラーインナパネル3に取り付けてある。
互いに重なり合う三枚づつの前側フランジ1F1,2F1,3F1と後側フランジ1F2,2F2,3F2とにはウエザストリップ5の断面U字状の取付基部をそれぞれ外嵌してある。センターピラートリム4は、成形型を用いて成形された互いに別体の下側トリム11(下側内装材に相当)と上側トリム10(上側内装材に相当)から成る。
図示はしないが、シートベルトを挿通させて吊り下げ支持する横に長い環状のショルダアンカを備えたアンカー部を、センターピラーインナパネル3にラッチ機構を介して一定ピッチづつ昇降自在に支持させ、これにより、乗員の体格に合わせて前記アンカー部の高さを変更調節可能に構成してある。前記アンカー部は上側トリム10の後述の背壁21に形成した上下方向に長い長孔Hから車内側W1に突出している。
次に、センターピラートリム4を構成する前記上側トリム10と下側トリム11の構造について簡単に説明し、その後に、センターピラートリム4の組み付け構造と前記上下のトリム10,11の詳細な構造とについて説明する。
[上側トリム10の構造]
図1,図2,図6,図7に示すように、上側トリム10は車両後方側に少し倒れており、斜め上下方向に沿う下広がりの背壁21と、背壁21の車両前方側Frの側部から車外側W2に突出するとともに前記斜め上下方向に沿う車両前方側Frの側壁22と、背壁21の車両後方側の側部から車外側W2に突出するとともに前記斜め上下方向に沿う車両後方側の側壁23とを備えている。背壁21と車両前方側Frの側壁22との接続部であるコーナー部24A、及び、背壁21と車両後方側の側壁23との接続部であるコーナー部24Bは断面円弧状に折曲している。
[下側トリム11の構造]
図1,図2,図6,図8に示すように、下側トリム11も車両後方側に少し倒れており、斜め上下方向に沿う下広がりの背壁31と、背壁31の車両前方側Frの側部から車外側W2に突出するとともに前記斜め上下方向に沿う車両前方側Frの側壁32と、背壁31の車両後方側の側部から車外側W2に突出するとともに前記斜め上下方向に沿う車両後方側の側壁33と、両側壁32,33からサイドボディアウターパネル1のフランジ1F1,1F2の車外側に回り込む第2の側壁57,58とを備えている。すなわち、前記下側トリム11に、車両前後方向で対向する前後一対の側壁32,33と、これらの車内側W1の端部同士を連結する背壁31とを設けてある。前記第2の側壁57,58はウエザストリップ5の取付け基部の車外側W2の面に当接している。
背壁31と車両前方側Frの側壁32との接続部であるコーナー部34A、及び、背壁31と車両後方側の側壁33との接続部であるコーナー部34Bは断面円弧状に折曲している。背壁31の下端部は車両前後方向に大きく張り出し、これに対応して、車両前方側Frの側壁32の下端部が円弧状に折曲しながら車両前方側Frに延出するとともに、車両後方側の側壁33の下端部が円弧状に折曲しながら車両後方側に延出している。
[センターピラートリム4の組み付け構造、及び、上側トリム10と下側トリム11の詳細な構造]
図2に示すように、センターピラーインナパネル3の上部3Aと下部3Bに上側トリム10と下側トリム11を車内側W1から各別に取り付け、図3,図6に示すように、上側トリム10の背壁21の下端部21K(上側内装材の下端部に相当)に、下側トリム11の背壁31の上端部31J(下側内装材の上端部に相当)を車内側W1から重ね合わせてある。つまり、上側トリム10の背壁21の下端部21Kと下側トリム11の背壁31の上端部31Jとを車幅方向で重ね合わせてある。
[上側トリム10の下端部の構造]
上側トリム10の背壁21の下端部21Kは、この下端部21Kよりも上側の上下方向中間部(背壁21の上下方向中間部)に対して車外側W2に一段下がった段差状に形成されている。
上側トリム10の車両前方側Frの側壁22の下端部22Kは、この下端部22Kよりも上側の上下方向中間部(側壁22の上下方向中間部)に対して車両後方側に一段下がった段差状に形成されている。
同様に、上側トリム10の車両後方側の側壁23の下端部23Kは、この下端部23Kよりも上側の上下方向中間部(側壁23の上下方向中間部)に対して車両前方側Fr側に一段下がった段差状に形成されている。
上側トリム10の背壁21の下端部21Kと、車両前方側Frの側壁22の下端部22Kと、車両後方側の側壁23の下端部23Kとは滑らかに連なっており、これらで車外側W2が開放した断面コの字状を成している。
そして図6に示すように、上側トリム10の車両前方側Frの側壁22の下端部22Kに、下側トリム11の車両前方側Frの側壁32の上端部32Jを車両前方側Frから重ね合わせ、上側トリム10の車両後方側の側壁23の下端部23Kに、下側トリム11の車両後方側の側壁33の上端部33Jを車両後方側から重ね合わせてある。
[補強リブの構造]
図1,図6に示すように、下側トリム11の車両後方側の部分と車両前方側Frの部分に、上端部から下端部にわたって上下方向に所定の間隔をあけて並ぶ複数の補強リブ50を一体に設けてある。詳しくは、車両後方側の各補強リブ50を、車両後方側の側壁33の内面33N(請求項中の「一方の側壁の内面」に相当、図8参照)と、車両前後方向で車両後方側の側壁33側に位置する背壁部分31Bの内面31B1(請求項中の「一方の側壁側に位置する背壁部分の内面」に相当)とにわたって形成するとともに、車両前方側Frの各補強リブ50を、車両前方側Frの側壁32の内面32Nと、車両前後方向で車両前方側Frの側壁32側に位置する背壁部分31Aの内面31A1とにわたって形成してある。
[上側補強リブ50の構造]
前記下側トリム11の車両後方側の部分に設けた最も上側の補強リブ50(以下、「上側補強リブ50」と称する)は、図3,図5にも示すように、前記背壁部分31Bの内面31B1から上側トリム10の背壁21の下端部21K側に突出する第1上側補強リブ部分51と、車両後方側の側壁33の内面33Nから車両前方側Frに突出する第2上側補強リブ部分53とから成る。
このように、下側トリム11の上端部である背壁31の上端部31J(請求項中の「上側内装材の下端部と下側内装材の上端部とのいずれか一方」に相当)に、上側トリム10の下端部である背壁21の下端部21K(請求項中の「他方」に相当)に向かって突出する上側補強リブ50を設けてある。
前記第1上側補強リブ部分51は後述のフランジ11F(図4参照)よりも薄肉に形成され、その突出長さは第2上側補強リブ部分53の突出長さよりも短く設定されている。第1上側補強リブ部分51と第2上側補強リブ部分53との周縁54は上下方向から見て円弧状に滑らかに連なっている。
図1に示すように、上側トリム10の車両後方側の部分と車両前方側Frの部分にも、上下方向に所定の間隔をあけて並ぶ複数の補強用のリブ49を一体に設けてある。
[当接リブ60の構造]
図3,図4に示すように、上側トリム10の背壁21の下端部21Kから下側トリム11の背壁31の上端部31J側に向かって突出して、第1上側補強リブ部分51に当接する当接リブ60を、車幅方向視で第1上側補強リブ部分51と交差するように上側トリム10の背壁21の下端部21K(詳しくは背壁21の下端部21Kのうち車両後方側の下端部分)に設けてある。この当接リブ60は前記背壁21の下端部21Kの上端近くから下端近くにわたって形成されている。
前記上側補強リブ50は水平方向に、当接リブ60は上下方向にそれぞれ沿っており、車幅方向視で第1上側補強リブ部分51と当接リブ60が直交してこれらが十字形状を成している。これにより、センターピラーインナパネル3にその車外側W2から衝撃力が入力した時に前記衝撃力で第1上側補強リブ部分51及び/又は当接リブ60が潰れながら変形して前記衝撃力を吸収する。従って、センターピラー100の車内側W1に位置する乗員M(図1参照)を保護することができる。
前記当接リブ60が設けられた背壁21の下端部分は車内側W1に膨出して、当接リブ60のリブ高さが高くなり過ぎるのを回避し、当接リブ60が前記衝撃力で倒れることなく潰れるようにしてある。
図4に示すように、前記当接リブ60は第1上側補強リブ部分51の頂部51Tに当接する。当接リブ60の頂部60T(一方の頂部に相当)には、車内側W1が開放した嵌合凹部52を切り欠き形成してあり、前記嵌合凹部52を第1上側補強リブ部分51の頂部51Tに嵌合してある。嵌合深さは0.5mmである(この数値に限られない)。上記の構造に換えて、嵌合凹部52を第1上側補強リブ部分51の頂部51Tに形成し、前記嵌合凹部52を当接リブ60の頂部60Tに嵌合してあってもよい。
図3,図4,図6に示すように、下側トリム11の上端11Eの上方に位置する上側トリム10の背壁部分21B、詳しくは、上側トリム10の背壁21のうちの車両後方側に位置する背壁部分21Bから車内側W1に膨出して張り出す横断面円弧状の張り出し部70を、この張り出し部70の水平な下面70Mが前記下側トリム11の上端11Eに上方から近接対向するように設けてある。
上側トリム10の背壁21の下端部21Kと下側トリム11の背壁31の上端部31Jとの間にはシートベルトの挿通空間55が形成されている。また、前記背壁21の下端部21Kの上方に位置する背壁21の幅方向中間部は、下側トリム11の背壁31の上端よりも車外側W2に凹んでおり、その凹みをシートベルトの通過空間27に構成してある。つまり、シートベルト用のリトラクタから上方に延びるシートベルトがシートベルトの挿通空間55と前記シートベルトの通過空間27を昇降するよう構成してある。
前記張り出し部70は昇降するシートベルトを車両後方側からガイドしており、シートベルトを車両後方側から受け止めて、シートベルトが車両後方側に位置ずれするのを阻止している。
図3,図4に示すように、当接リブ60の上端部に、張り出し部70の下面70Mとの間に隙間Sを形成する水平リブ80を連設してある。つまり、当接リブ60と水平リブ80とでT字状を成している。当接リブ60の頂部60Tと水平リブ80の頂部とは車幅方向で同一位置に位置し、張り出し部70の車内側W1の面よりも車外側W2に位置している(図4参照)。そして、下側トリム11の上端11Eに形成した車外側W2に突出するフランジ11Fの先端部を前記隙間Sに車内側W1から挿入係合してある。図3に示すように、水平リブ80は基端部側(車外側W2の端部)ほど厚肉に形成されている。
水平リブ80の長さ(車両前後方向の水平リブ80の長さ)は、当接リブ60の長さ(車両上下方向の当接リブ60の長さ)よりも短い長さに設定されている。また、フランジ11Fの車外側W2への突出長さは、第1上側補強リブ部分51の車外側W2への突出長さよりも長く設定されて、フランジ11Fの突出先端縁が第1上側補強リブ部分51の突出先端縁よりも車外側に位置している(図4参照)。
前記フランジ11Fは背壁31の全長にわたって形成されるとともに、両側壁32,33のほぼ全長にわたって形成されて、背壁31や側壁32,33の内面側に直角(厳密には直角よりも少し大きい角度)に折れ曲がっている。
図3,図6に示すように、上側トリム10の背壁21の下端部21Kに設けたセンターピラーインナパネル3に対する固定部25を、車両前後方向で背壁21の下端部の中心よりも当接リブ60側(車両後方側)に寄せて配置してある。前記固定部25は上側トリム10の背壁21の下端部21Kから下方に突出する上下逆の台形状に形成され、周部が車外側W2に折曲している。そして、固定部25の中央部に車外側W2に突出する係合爪26を備えている。図8に示すように、この係合爪26はセンターピラーインナパネル3に形成された係合孔28に係合している。
[別実施形態]
上記の構造に換えて、前記当接リブ60を、下側トリム11の車両前方側の部分に設けた最も上側の補強リブ50に交差して当接するように設けてあってもよい。
車体右側の構造を示す図 車体右側の構造を示す分解斜視図 車両用内装材(センターピラートリム)の組み付け構造を示す拡大斜視図 図3のA−A断面図 下側内装材(下側トリム)の上端部の斜視図 車両用内装材(センターピラートリム)の組み付け構造を示す斜視図 図6のA−A断面図 図6のB−B断面図
符号の説明
3 車両側壁(センターピラーインナパネル)
3A 車両側壁の上部
3B 車両側壁の下部
10 上側内装材(上側トリム)
11 下側内装材(下側トリム)
11E 下側内装材(下側トリム)の上端
11F フランジ
21B 上側内装材部分
21K 上側内装材(上側トリム)の下端部
25 固定部
31 背壁
31J 下側内装材(下側トリム)の上端部
32,33 前後一対の側壁
33N 一方の側壁の内面
31B1 一方の側壁側に位置する背壁部分の内面
50 補強リブ
51 補強リブ部分(上側第1補強リブ部分)
51T 他方の頂部
52 嵌合凹部
60 当接リブ
60T 一方の頂部
70 張り出し部
70M 張り出し部の下面
80 水平リブ
S 隙間
W1 車内側
W2 車外側

Claims (6)

  1. 車両側壁の上部と下部に上側内装材と下側内装材を各別に取り付け、
    前記上側内装材の下端部と下側内装材の上端部を車幅方向で重ね合わせてある車両用内装材の組み付け構造であって、
    前記上側内装材の下端部と下側内装材の上端部とのいずれか一方に他方側に向かって突出する補強リブを設け、
    前記他方から前記一方側に向かって突出して前記補強リブに当接する当接リブを、車幅方向視で前記補強リブと交差するように設け、
    前記車両側壁の車外側から衝撃力が入力した時に前記衝撃力で前記補強リブ及び/又は当接リブが潰れながら変形して前記衝撃力を吸収するよう構成してある車両用内装材の組み付け構造。
  2. 前記補強リブを水平方向に沿わせ、前記当接リブを上下方向に沿わせてある請求項1記載の車両用内装材の組み付け構造。
  3. 前記上側内装材の下端部に前記下側内装材の上端部を車内側から重ね合わせ、
    前記当接リブを前記上側内装材の下端部に設け、
    前記補強リブを前記下側内装材の上端部に設け、
    前記下側内装材の上端の上方に位置する上側内装材部分から車内側に張り出す張り出し部を、この張り出し部の下面が前記下側内装材の上端に近接対向するように設け、
    前記当接リブの上端部に、前記張り出し部の下面との間に隙間を形成する水平リブを連設し、
    前記下側内装材の上端に形成した車外側に突出するフランジを前記隙間に車内側から挿入係合してある請求項2記載の車両用内装材の組み付け構造。
  4. 前記下側内装材に、車両前後方向で対向する前後一対の側壁と、前記一対の側壁の車内側の端部同士を連結する背壁とを設け、
    前記補強リブを、一方の側壁の内面と、車両前後方向で前記一方の側壁側に位置する背壁部分の内面とにわたって形成し、
    前記背壁部分の内面から車外側に向かって突出する補強リブ部分に前記当接リブが当接する請求項3記載の車両用内装材の組み付け構造。
  5. 前記上側内装材の下端部に設けた前記車両側壁に対する固定部を、車両前後方向で前記背壁の中心よりも前記当接リブ側に寄せて配置してある請求項4記載の車両用内装材の組み付け構造。
  6. 前記補強リブと当接リブのいずれか一方の頂部に嵌合凹部を切り欠き形成し、この嵌合凹部を前記補強リブと当接リブのいずれか他方の頂部に嵌合してある請求項1〜5のいずれか一つに記載の車両用内装材の組み付け構造。
JP2008200302A 2008-08-03 2008-08-03 車両用内装材の組み付け構造 Active JP5246543B2 (ja)

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