JP2010034720A - 指示システム、指示装置、端末装置、指示プログラム及び端末用プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 注釈画像により指示された対象物が移動しても、円滑な指示が継続して行われ得る指示システムを提供する。
【解決手段】 対象物を含む対象領域内を撮像するビデオカメラ20と、ビデオカメラ20で撮像された撮像画像に基づく指示に応じた注釈画像を対象領域内に投影するプロジェクタ40と、撮像画像を送信する画像送信部51、注釈画像ないし指示操作によって指し示された指示位置を判定する指示位置判定部55、撮像画像と予め設定された背景画像との差分による差分画像並びに指示位置判定部55により判定された指示位置により、該指示位置が含まれた対象物を抽出する指示対象抽出部56及び抽出された対象物の残像画像を注釈画像と共にプロジェクタ40に投影させる投影制御部54を具備するサーバ50と、撮像画像を受信する受信部及び該撮像画像に基づく指示を送信する送信部を具備する端末100と、を有する。
【選択図】 図2
【解決手段】 対象物を含む対象領域内を撮像するビデオカメラ20と、ビデオカメラ20で撮像された撮像画像に基づく指示に応じた注釈画像を対象領域内に投影するプロジェクタ40と、撮像画像を送信する画像送信部51、注釈画像ないし指示操作によって指し示された指示位置を判定する指示位置判定部55、撮像画像と予め設定された背景画像との差分による差分画像並びに指示位置判定部55により判定された指示位置により、該指示位置が含まれた対象物を抽出する指示対象抽出部56及び抽出された対象物の残像画像を注釈画像と共にプロジェクタ40に投影させる投影制御部54を具備するサーバ50と、撮像画像を受信する受信部及び該撮像画像に基づく指示を送信する送信部を具備する端末100と、を有する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、指示システム、指示装置、端末装置、指示プログラム及び端末用プログラムに関する。
会議システム等においては、端末側から実物体側へ向けて作業手順の指示等の各種指示を行う必要がある。このような、端末側から実物体側への指示を行うことができる会議システムとしては、例えば、実物体側に存在する対象物をビデオカメラで撮像しつつその撮像画像を端末に送信すると共に、端末において撮像画像に基づいて操作者によって指示された注釈画像を実物体側でプロジェクタにより対象物へ投影する指示システムが知られている。
また、指示システムとして、一の端末と遠隔地に置かれている他の端末との間で、他の端末に表示される実物体の任意の位置を一の端末から容易かつ正確に指示するために、3次元スキャナで実物体の画像を予め取り込み、双方の端末で共有するシステムが知られている(例えば特許文献1)。さらに、画像と音声の送受のみを行うテレビ会議システムに利用される端末同士間でポインタ像等の表示位置がずれるという問題を解消する技術や(例えば特許文献2)、被写体が移動する場合でも、被写体の位置に応じて適切に注釈画像を投影する技術も知られている(例えば特許文献3)。
本発明は、注釈画像により指示された対象物が移動しても、円滑な指示が継続して行われ得る指示システム、指示装置、端末装置、指示プログラム及び端末用プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、対象物を含む対象領域内を撮像する撮像手段と、撮像手段で撮像された撮像画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像を対象領域内に投影する投影手段と、撮像画像を送信する第1の送信部と、注釈画像ないし指示操作によって指し示された指示位置を判定する判定部と、撮像画像と予め設定された背景画像との差分による差分画像並びに判定部により判定された指示位置により、該指示位置が含まれた対象物を抽出する抽出部と、抽出部により抽出された対象物の残像に関する残像画像を、注釈画像と共に投影手段に投影させる投影制御部とを具備する制御手段と、撮像画像を受信する受信部及び受信部により受信された撮像画像に基づく指示を送信する第2の送信部を具備する端末と、を有することを特徴とする指示システムである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、制御手段の判定部は、注釈画像の形状が矢印又は線分の形状である場合に、形状の終点を指示位置と判定することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、制御手段の判定部は、注釈画像の形状が円又は多角形のいずれかである場合に、形状の重心を指示位置と判定することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、制御手段の判定部は、キーボードやマウス等の入力デバイスによる特定キーないしボタンが押されたカーソル位置と判定することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、制御手段の判定部は、端末に表示された撮像画像上の対象物が指示画像により指示された場合に、該指示画像によって指示された位置を指示位置と判定することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明において、対象物が残像画像の投影位置に置かれたことを検出した場合に、残像画像を消去する消去部を制御手段にさらに含むことを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の発明において、注釈画像によって指し示された対象物の移動を検出する検出部を制御手段にさらに含み、制御手段の投影制御部は、検出部によって対象物の移動が検出された場合に、残像画像を投影手段に投影させることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項に記載の発明において、対象物が指し示されたか否かを判定する判定部を制御手段にさらに含み、制御手段の投影制御部は、判定部によって対象物が指し示されたと判定された場合に、残像画像を投影手段に投影させることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか1項に記載の発明において、指示の際に利用された撮像画像と、最新の撮像画像との変化を検知する検知部を制御手段にさらに含み、制御手段の投影制御部は、検知部によって撮像画像の変化が検知された場合に、残像画像を投影手段に投影させることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、対象物を含む対象領域内を撮像する撮像手段により撮像された撮像画像を送信する送信部と、撮像手段で撮像された撮像画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像ないし指示操作によって指し示された指示位置を判定する判定部と、撮像画像と予め設定された背景画像との差分による差分画像並びに判定部により判定された指示位置により、該指示位置が含まれた対象物を抽出する抽出部と、対象領域内に注釈画像を投影する投影手段に、抽出部により抽出された対象物の残像に関する残像画像も併せて投影させる投影制御部と、を有することを特徴とする指示装置である。
請求項11に記載の発明は、対象物を含む対象領域内を撮像する撮像手段により撮像された撮像画像を受信する受信部と、撮像画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像を対象領域内に投影する投影手段に対して、対象物の残像に関する残像画像も併せて投影させるか否かを選択する選択部と、選択部により投影させる旨が選択された場合に、指示を送信する送信部と、を有することを特徴とする端末装置である。
請求項12に記載の発明は、コンピュータを、対象物を含む対象領域内を撮像する撮像手段により撮像された撮像画像を送信する送信部、撮像手段で撮像された撮像画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像ないしは指示操作によって指し示された指示位置を判定する判定部、撮像画像と予め設定された背景画像との差分による差分画像並びに判定部により判定された指示位置により、該指示位置が含まれた対象物を抽出する抽出部、対象領域内に注釈画像を投影する投影手段に、抽出部により抽出された対象物の残像に関する残像画像も併せて投影させる投影制御部、として機能させることを特徴とする指示プログラムである。
請求項13に記載の発明は、コンピュータを、対象物を含む対象領域内を撮像する撮像手段により撮像された撮像画像を受信する受信部、撮像画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像を対象領域内に投影する投影手段に対して、対象物の残像に関する残像画像も併せて投影させるか否かを選択する選択部、選択部により投影させる旨が選択された場合に、指示を送信する送信部、として機能させることを特徴とする端末用プログラムである。
請求項1に記載の発明によれば、注釈画像ないし指示操作により指示された対象物が移動しても、対象物の残像画像を元にして、円滑な指示が継続して行われる。
請求項2に記載の発明によれば、注釈画像の形状が矢印等である場合に、該形状による指示位置が特定される。
請求項3に記載の発明によれば、注釈画像の形状が多角形等である場合に、該形状による指示位置が特定される。
請求項4に記載の発明によれば、キーボードやマウス等の入力デバイスの操作により指示位置が特定される。
請求項5に記載の発明によれば、指示画像ないし指示操作によって指示された位置により指示位置が特定される。
請求項6に記載の発明によれば、対象物とその残像が重複することに伴う、視認性の劣化が抑えられる。
請求項7に記載の発明によれば、対象物が移動すれば、その残像が投影される。
請求項8に記載の発明によれば、対象物側の利用者は対象物を指し示すことで残像画像を投影させることができる。
請求項9に記載の発明によれば、撮像画像の端末への送信に遅延が生じても、端末の操作者は的確な指示を継続して行うことができる。
請求項10に記載の発明によれば、注釈画像ないし指示操作により指示された対象物が移動しても、対象物の残像画像を元にして、円滑な指示が継続して行われる。
請求項11に記載の発明によれば、撮像画像に基づく注釈画像を投影手段に投影させる指示を送信する端末に、残像画像の投影も併せて投影させるか否か選択できる。
請求項12に記載の発明によれば、注釈画像ないし指示操作により指示された対象物が移動しても、対象物の残像画像を元にして、円滑な指示が継続して行われる。
請求項13に記載の発明によれば、撮像画像に基づく注釈画像を投影手段に投影させる指示を送信する端末に、残像画像の投影も併せて投影させるか否か選択できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の指示システムの実施形態を示す構成図、図2は、サーバ50の要部構成を例示するブロック図、図3は、サーバ50のハードウェア構成を例示するブロック図である。
図1は、本発明の指示システムの実施形態を示す構成図、図2は、サーバ50の要部構成を例示するブロック図、図3は、サーバ50のハードウェア構成を例示するブロック図である。
この指示システムは、図1に示すように、対象物側装置10及び端末100等を備えており、対象物側装置10と端末100とはネットワーク300により相互に通信可能に接続されている。尚、図1においては、端末100を一台のみ示しているが、複数の端末100、101等をネットワーク300を通じて対象物側装置10の後述するサーバ50へ接続可能である。
対象物側装置10は、撮像手段としてのビデオカメラ20、投影手段としてのプロジェクタ40、制御手段または制御装置としてのサーバ50、ハーフミラー65等を含んで構成される。
ビデオカメラ20は、例えばCCDカメラ等で構成され、テーブル70上に置かれた対象物200を撮像すると共に、その撮像画像の情報はサーバ50に取り込まれる。尚、ビデオカメラ20は、ハーフミラー65を透過した画像を撮像する。
プロジェクタ40は、液晶プロジェクタ等で構成され、端末100でなされた撮像画像に基づく指示に応じた注釈画像(以下、アノテーション画像という。)ANを対象物200に投影する。また、プロジェクタ40は、その光学系が、ハーフミラー65によりビデオカメラ20と光学的な主点が略一致するように配置されている。このプロジェクタ40は、サーバ50から送信されたアノテーション画像ANをその光学系を通じハーフミラー65を介して対象物200へ投影する。プロジェクタ40からのアノテーション画像ANは、ハーフミラー65で反射して対象物200へ投影される。尚、アノテーション画像ANには、線、文字、図形等のあらゆる形態の画像が含まれる。また、ハーフミラーの反射率は0.3%程度であることが望ましい。
サーバ50は、ビデオカメラ20、プロジェクタ40の動作を制御すると共に、ネットワーク300を介して端末100との間で各種情報を送受する。
より詳しくは、図2に示すように、ビデオカメラ20を制御する撮像制御部51と、ビデオカメラ20によって撮像された撮像画像を端末100に送信する画像送信部52とを備える。また、サーバ50は、端末100からの描画指示等、各種指示を受信する指示受信部53と、プロジェクタ40を制御し、アノテーション画像ANや後述する残像画像IMGを投影させる投影制御部54とを備える。さらに、指示受信部53に対して描画に関する指示(描画指示)があった場合に、描画が指示する位置や指示操作があったどうかを判定する指示位置判定部55と、指示された位置が含まれた対象物200を抽出する指示対象抽出部56とを備える。
したがって、サーバ50は、ビデオカメラ20が撮像した撮像画像を端末100へ送信すると共に、端末100でなされた撮像画像に基づく指示に応じたアノテーション画像ANや対象物200の残像に関する残像画像IMGをプロジェクタ40により対象物200へ投影させる。
尚、サーバ50は、図3に示すように、CPU50a、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)やSDRAM(Synchronous DRAM)、NVRAM(Non Volatile RAM)等のRAM50b、フラッシュメモリ等のROM(Read Only Memory)50c及び入出力を制御するI/Oインタフェース50dやLANインタフェース50e等がバス50fにより接続されたハードウェア構成により実現される。
したがって、CPU50aがRAM50bやROM50c等の記憶装置に格納された所要のプログラムを読み込み、当該プログラムに従った演算を行うことにより、上述したサーバ50の各機能が実現される。後述する端末100のコンピュータ120ついても概ね同様の構成である。尚、このようなプログラムとしては後述するフローチャートに応じたプログラムとすることができる。また、同図に示すように、必要に応じて、バス50fにHDD(ハードディスクドライブ)50g、CD−ROMドライブ50h、FDドライブ50i、モデム50jを接続するようにしてもよい。
端末100は、図1に示すように、液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等からなる表示装置110、ネットワーク300に接続されたコンピュータ120、コンピュータ120に接続されたポインティングデバイス(マウス)130等から構成されている。表示装置110及びポインティングデバイス130の動作はコンピュータ120によって制御される。
表示装置110は、その表示画面に対象物側装置10から送信される撮像画像を表示する。
ポインティングデバイス130は、撮像画像が表示された表示画面においてポインタで各種ボタン等を操作することにより、対象物200へ投影するアノテーション画像ANに関する指示の形成や残像となる対象物を指定する操作に用いられる。
コンピュータ120は、撮像画像を受信する受信部、撮像画像に対して行われたアノテーション画像の描画に関する描画指示等、各種指示を送信する送信部及びアノテーション画像を投影するプロジェクタ40に対して、残像画像も併せて投影させるか否かを選択する選択部を含んで構成される。
ポインティングデバイス130は、撮像画像が表示された表示画面においてポインタで各種ボタン等を操作することにより、対象物200へ投影するアノテーション画像ANに関する指示の形成や残像となる対象物を指定する操作に用いられる。
コンピュータ120は、撮像画像を受信する受信部、撮像画像に対して行われたアノテーション画像の描画に関する描画指示等、各種指示を送信する送信部及びアノテーション画像を投影するプロジェクタ40に対して、残像画像も併せて投影させるか否かを選択する選択部を含んで構成される。
次に、上記構成の指示システムの動作について図4から図6を参照して説明する。
まず、対象物側装置10の動作について図4を参照して説明する。
図4は、対象物側装置10のサーバ50における処理の一例を示すフローチャートである。
図4は、対象物側装置10のサーバ50における処理の一例を示すフローチャートである。
サーバ50は、図4に示すように、まず、ビデオカメラ20のよる撮像画像の取り込みを開始し(ステップS11)、端末100のコンピュータ120から接続要求があるかを判断する(ステップS12)。そして、サーバ50は、コンピュータ120からの接続要求があったと判断した場合には、ビデオカメラ20の撮像画像をネットワーク300を通じて端末100のコンピュータ120へ送信する(ステップS13)。
サーバ50は、次いで、コンピュータ120から描画指示の送信があるか否かを判断する(ステップS14)。この描画指示は、アノテーション画像ANの描画に関する指示である。サーバ50は、上記の描画指示を受信した場合には、その描画指示の内容に応じて描画指示処理を行う(ステップS15)。具体的には、描画指示に応じたアノテーション画像ANを生成する。これにより、プロジェクタ40に処理結果に基づくアノテーション画像ANを投影させる。
一方、サーバ50は、上記の描画指示を受信しない場合には、コンピュータ120から切断要求があるかを判断し(ステップS16)、切断要求が無い場合には、ステップS13に戻って新たな撮像画像をネットワーク300を通じて端末100のコンピュータ120へ送信し、切断要求があった場合には、ビデオカメラ20の撮像画像の送信を停止する(ステップS17)。そして、サーバ50は、処理の終了要求があるかを判断し(ステップS18)、終了要求がない場合には、ステップS12に戻って上記の処理を繰り返し、終了要求があった場合には処理を終了する。
次に、端末100の動作について図5及び図6を参照して説明する。
図5は、端末100のコンピュータ120における画像形成における処理の一例を示すフローチャート、図6は、端末100側の操作の一例を説明するための図である。
図5は、端末100のコンピュータ120における画像形成における処理の一例を示すフローチャート、図6は、端末100側の操作の一例を説明するための図である。
まず、図5に示すように、端末100のコンピュータ120は、サーバ50に対して接続要求を行う(ステップS21)。次いで、コンピュータ120は、接続が完了した後、例えば、図6に示すように、対象物側のサーバ50から送信される撮像画像111を表示装置110の画面上に表示する(ステップS22)。尚、図6に示される撮像画像111は、テーブル70の上に置かれた対象物200a,200bが、これらの上方に配置されたビデオカメラ20によって撮像された画像を表している。
次いで、コンピュータ120は、表示装置110の画面上に表示された撮像画像111に対する操作者からのアノテーション画像ANの描画指示があるかを判断し(ステップS23)、アノテーション画像ANの描画指示がある場合には、その描画指示に応じた処理を行う(ステップS24)。
具体的には、端末100の操作者は、図6に示すような表示装置110の画面上の撮像画像111を見ながら、画面上の指示画像としてのポインタPtをポインティングデバイス130の操作によって移動させ、アノテーション画像ANを指示する。この指示は、例えば、ポインティングデバイス130を用いて画面上に形成された各種ボタンBT等を操作することにより行われる。
アノテーション画像ANの描画指示には、多角形や円、線分、矢印などの図形の描画を行わせる指示、あらかじめ用意されたビットマップ画像の描画を行わせる指示、キーボードなどから入力されたテキスト画像の描画を行わせる指示、ポインティングデバイス130の動作を反映させた画像の描画を行わせる指示等がある。そして、コンピュータ120は、ステップS24で特定された描画指示をサーバ50へ送信する(ステップS25)。
次いで、コンピュータ120は、端末100でなされたビデオカメラ20の撮像画像に基づく操作者による指示が完了したかを判断し(ステップS26)、終了した場合には、サーバ50に対して切断要求を行い(ステップS27)、処理を終了する。端末100の操作者による指示操作が終了していない場合には、ステップS22に戻って上記の処理を繰り返す。
続いて、残像画像IMGの投影処理について説明する。
図7は、サーバ50における指示位置判定部55の動作の一例を示すフローチャート、図8は、アノテーション画像ANの形状を説明するための図である。尚、図7に示されるフローチャートは、図4に示されるステップS15の処理に含められることが望ましい。後述するフローチャートについても同様である。
指示位置判定部55は、まず、アノテーション画像ANの形状が矢印であるか否かを判定し(ステップS31)。アノテーション画像ANの形状が矢印であると判定した場合には、矢印の終点座標を指示位置と判定する(ステップS32)。
具体的には、図8(a)に示すように、撮像画像111上に現れる対象物200aに対して指示されたアノテーション画像ANの形状が矢印の形状である場合には、そのアノテーション画像ANの終点Eがそのアノテーション画像ANによって指示された指示位置であると判定する。尚、矢印に代えて線分を用いて判定するようにしてもよい。
一方、指示位置判定部55は、ステップS31の処理において、アノテーション画像ANの形状が矢印でないと判定した場合には、次に、アノテーション画像ANの形状が円又は多角形であるか否かを判定する(ステップS33)。そして、アノテーション画像ANの形状が円又は多角形であると判定した場合には、その形状の重心を指示位置と判定する(ステップS34)。
具体的には、図8(b)に示すように、撮像画像111上に現れる対象物200aに対して指示されたアノテーション画像ANの形状が長方形の形状である場合には、そのアノテーション画像ANの重心Gがそのアノテーション画像ANによって指示された指示位置であると判定する。
指示位置判定部55は、ステップS33の処理において、アノテーション画像ANの形状が円又は多角形でないと判定した場合には、アノテーション画像ANによって指示された指示位置はないと判定する(ステップS35)。このような形状としては、例えば、折線や曲線等がある。
尚、指示位置判定部55の動作は上述した実施形態に限定されない。その一例について図9を参照して説明する。
図9は、指示位置判定部55の動作の他の一例を示すフローチャートである。
図9は、指示位置判定部55の動作の他の一例を示すフローチャートである。
指示位置判定部55は、同図に示すように、アノテーション画像ANの形状が矢印であるか否かを判定し(ステップS41)。アノテーション画像ANの形状が矢印であると判定した場合には、矢印の終点座標を指示位置と判定し(ステップS42)、アノテーション画像ANの形状が矢印でないと判定した場合には、円又は多角形の重心を指示位置と判定する(ステップS43)。
さらに、他の指示位置の判定処理としては、例えば、表示装置110に表示された撮像画像111上に現れる対象物200aがポインタPtにより指示された場合に、そのポインタPtによって指示された位置を指示位置と判定するようにしてもよい。
次に、アノテーション画像ANによって指示された対象物200の画像を抽出する処理について図10から図12を参照して説明する。
図10は、サーバ50における指示対象抽出部56の動作の一例を示すフローチャート、図11は、撮像画像111からのアノテーション画像ANの除去を説明するための図、図12は、指示された対象物200の画像抽出処理を説明するための図である。
指示対象抽出部56は、図10に示すように、まず、指示位置が存在するか否かを判定する(ステップS51)。当該判定処理は、上述した指示位置判定部55の判定処理によって指示位置が特定されたか否かを判定される。
指示対象抽出部56は、ステップS51の処理において、指示位置が存在すると判定した場合には、次いで、撮像画像111からアノテーション画像ANを除去する処理を行う(ステップS52)。
具体的には、図11(a)に示すように、アノテーション画像ANが対象物200aに投影された状態において、指示対象抽出部56は、投影制御部54に対しプロジェクタ40への投影停止要求を送信し、投影制御部54はこの要求を受信してプロジェクタ40に対し投影を停止させる。この投影停止時間は、例えば1秒以下等、一時的であることが望ましい。この結果、同図(b)に示すように、一時的にアノテーション画像ANの投影を停止する。したがって、ビデオカメラ20は、アノテーション画像ANが投影されていない対象物200aの画像を撮像する。そして、指示対象抽出部56は、投影制御部54に対しプロジェクタ40への投影停止解除要求を送信し、投影制御部54はプロジェクタ40に対し投影を開始させる。この結果、同図(c)に示すように、再び、対象物200aに対しアノテーション画像ANが投影される。
これにより、指示対象抽出部56は、対象物200aに対して、図12(a)に示すように、アノテーション画像ANが投影された撮像画像111と、同図(b)に示すように、アノテーション画像ANが投影されていない撮像画像111とを得る。
指示対象抽出部56は、ステップS52の処理が終了すると、次いで、アノテーション画像除去後の撮像画像111と予め設定された背景画像との差分画像を生成する(ステップS53)。具体的には、図12(b)に示すように、アノテーション画像ANが投影されていない撮像画像111と、同図(c)に示すように、対象物200a,200bがまだテーブル70上に設置されていない画像となる背景画像115と、の差分画像117を生成する。この結果、同図(d)に示すように、対象物200a,200bが画像として現れる。
指示対象抽出部56は、ここで、図10に示すように、指示位置が差分画像117に現れる対象物200a,200b内に含まれるか否かを判定する(ステップS54)。例えば、アノテーション画像ANの形状が矢印の場合であれば、終点Eが対象物200a,200bのいずれかに含まれているか判定する。
指示対象抽出部56は、ステップS54の処理において、指示位置が差分画像117に現れる対象物200a,200bのいずれかの内部に含まれると判定した場合には、指示位置を画素の起点として連続性がある画素を抽出する(ステップS55)。例えば、図12(d)に示す対象物200a内に指示位置が含まれていれば、その指示位置を起点として、その対象物200a内部の画素すべてを抽出する。これにより、アノテーション画像ANによって指し示された対象物を特定する。この抽出された画素の集合は、対象物200aの残像に関する残像画像IMGとなる。指示対象抽出部56は、ステップS55の処理を終了すると、投影制御部54に対し、残像画像IMGを送信する。
次に、残像画像IMGの投影例について図13を参照して説明する。
図13は、残像画像IMGの投影を説明するための図である。
図13は、残像画像IMGの投影を説明するための図である。
サーバ50における投影制御部54は、指示対象抽出部56から残像画像IMGを受信すると、対象物が設置された位置と概ね同じ位置に概ね同じ大きさの残像画像IMGをプロジェクタ40に投影させる。この投影技術は、例えば、特開2007―52216号公報に開示されるカメラと投影部との光軸一致技術を利用すればよい。この結果、図13(a)に示すように、アノテーション画像ANが投影されていた対象物200aに対し、同図(b)に示すように、その対象物200aの同じ位置に同じ大きさの残像画像IMGも投影される。
この結果、図13(c)に示すように、対象物200aがテーブル70から移動しても、テーブル70には残像画像IMGがアノテーション画像ANと共に投影され続ける。ビデオカメラ20はこの状態を撮像する。したがって、サーバ50は、ビデオカメラ20により撮像されたこの状態の撮像画像を端末100に送信する。端末100側での操作者は、対象物200aが移動した後であっても、残像画像IMGを対象として指示を継続する。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態について図14及び図15を参照して説明する。
続いて、本発明の第2実施形態について図14及び図15を参照して説明する。
図14は、サーバ50の要部構成を例示する他のブロック図、図15は、残像画像IMGの消去を説明するための図である。尚、図2に示されるサーバ50の各機能と同様の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。後述する実施形態についても同様とする。
本実施形態に係るサーバ50は、残像消去部57をさらに具備する点で、第1実施形態に係るサーバ50と相違する。
残像消去部57は、残像画像が投影された場所に、その残像画像の元となった対象物が戻された場合に、投影制御部54に対し、その残像画像を消去する要求を送信する。
残像消去部57は、残像画像が投影された場所に、その残像画像の元となった対象物が戻された場合に、投影制御部54に対し、その残像画像を消去する要求を送信する。
具体的には、図15(a)に示すように、テーブル70に対象物200aの残像画像IMG及び対象物200aに対して指示されたアノテーション画像ANが投影されている状態において、残像画像IMGの投影位置と概ね同じ位置に対象物200aが設置されると、同図(b)に示すように、対象物200aの天井面に残像画像IMGとアノテーション画像ANの一部が投影された状態となる。
ビデオカメラ20は、この状態を撮像し、画像送信部52に送信する。画像送信部52は、ビデオカメラ20によって撮像された撮像画像を端末100と残像消去部57に送信する。残像消去部57は、対象物200aが残像画像IMGの投影位置と概ね同じ位置に設置されたと判定した場合、図15(c)に示すように、残像画像IMGを消去する処理を行う。
対象物200aが残像画像IMGの投影位置と概ね同じ位置に設置されたか否かについての判定は、例えば、残像画像IMGと対象物200aの撮像画像との特徴量に基づいたパターンマッチング技術により行うことが望ましい。また、残像画像IMGを消去する処理は、例えば、残像消去部57が投影制御部54に対し、残像画像IMGの投影を停止させる指示を送信するようにすればよい。投影制御部54はこれを受信してプロジェクタ40に残像画像IMGの投影を停止させる。
(第3実施形態)
続いて、本発明の第3実施形態について図16及び図17を参照して説明する。
続いて、本発明の第3実施形態について図16及び図17を参照して説明する。
図16は、サーバ50の要部構成を例示する他のブロック図、図17は、残像画像IMGの投影を説明するための図である。
本実施形態に係るサーバ50は、移動検出部58をさらに具備する点で、第1実施形態に係るサーバ50と相違する。
移動検出部58は、アノテーション画像によって指し示された対象物が移動したことを検出すると、投影制御部54に対し、対象物が設置されていた位置と概ね同じ位置に、その対象物の残像画像をプロジェクタ40に投影させる旨の要求を送信する。
移動検出部58は、アノテーション画像によって指し示された対象物が移動したことを検出すると、投影制御部54に対し、対象物が設置されていた位置と概ね同じ位置に、その対象物の残像画像をプロジェクタ40に投影させる旨の要求を送信する。
具体的には、図17(a)に示すように、テーブル70にアノテーション画像ANによって指し示された対象物200aが設置されている状態において、同図(b)に示すように、対象物200aが移動すると、テーブル70上には、アノテーション画像ANが投影されている状態となる。
ビデオカメラ20は、この状態を撮像し、画像送信部52に送信する。画像送信部52は、ビデオカメラ20によって撮像された撮像画像を端末100と移動検出部58に送信する。移動検出部58は、対象物200aが移動したと判定した場合、図17(c)に示すように、残像画像IMGを投影する処理を行う。
対象物200aが移動したか否かについての判定は、例えば、移動検出部58が、受信した撮像画像を一定時間にかけて保持し続け、保持した複数の撮像画像の中に対象物200aの画像がない撮像画像の数が予め設定された数値以上となったか否かにより行い、対象物200aの画像がない撮像画像の数が予め設定された数値以上となった場合に、対象物200aが移動したと判定する。また、残像画像IMGを投影する処理は、移動検出部58が投影制御部54に対し、残像画像IMGを投影させる指示を送信するようにすればよい。投影制御部54はこれを受信してプロジェクタ40に残像画像IMGを投影させる。
(第4実施形態)
続いて、本発明の第4実施形態について図18及び図19を参照して説明する。
続いて、本発明の第4実施形態について図18及び図19を参照して説明する。
図18は、サーバ50の要部構成を例示する他のブロック図、図19は、残像画像IMGの投影を説明するための他の図である。
本実施形態に係るサーバ50は、指し示し判定部59をさらに具備する点で、第1実施形態に係るサーバ50と相違する。
指し示し判定部59は、対象物が、例えば指や手等、対象物側の利用者の体の一部によって指し示された場合に、対象物が設置されていた位置と概ね同じ位置に、その対象物の残像画像を投影する処理を行う。
指し示し判定部59は、対象物が、例えば指や手等、対象物側の利用者の体の一部によって指し示された場合に、対象物が設置されていた位置と概ね同じ位置に、その対象物の残像画像を投影する処理を行う。
具体的には、図19(a)に示すように、テーブル70にアノテーション画像ANによって指し示された対象物200aが設置されている状態において、同図(b)に示すように、対象物側の利用者は、自身の指90により対象物200aを指し示す。
ビデオカメラ20は、この指し示された状態を撮像し、画像送信部52に送信する。画像送信部52は、ビデオカメラ20によって撮像された撮像画像を端末100と指し示し判定部59に送信する。指し示し判定部59は、対象物200aが指し示されたと判定した場合、図19(c)に示すように、残像画像IMGを投影させる要求を投影制御部54に送信する。
対象物200aが指し示されたか否かについての判定は、例えば、ジェスチャー認識に関する技術
(http://www.i.u-tokyo.ac.jp/coe/report/H17/21COE-ISTSC-H17_2_1.pdf)を利用すればよい。また、残像画像IMGを投影する処理は、例えば、指し示し判定部59が投影制御部54に対し、残像画像IMGを投影させる指示を送信するようにすればよい。投影制御部54はこれを受信してプロジェクタ40に残像画像IMGを投影させる。この結果、同図(d)に示すように、対象物200aが移動しても、対象物200aが設置された位置と概ね同じ位置に残像画像IMGが投影される。
(http://www.i.u-tokyo.ac.jp/coe/report/H17/21COE-ISTSC-H17_2_1.pdf)を利用すればよい。また、残像画像IMGを投影する処理は、例えば、指し示し判定部59が投影制御部54に対し、残像画像IMGを投影させる指示を送信するようにすればよい。投影制御部54はこれを受信してプロジェクタ40に残像画像IMGを投影させる。この結果、同図(d)に示すように、対象物200aが移動しても、対象物200aが設置された位置と概ね同じ位置に残像画像IMGが投影される。
尚、本実施形態では、対象物側の利用者の体の一部を使った実施形態を説明したが、これに代えて、レーザポインタや種々のコーナーキューブ(例えばコーナーキューブ・ミラー、コーナーキューブ・プリズム、コーナーキューブ・リフレクタ)等を利用するようにしてもよい。前者であれば、レーザポインタによって対象物200aが指し示されると、対象物200aの側面や天井面に発光点が現れる。この発光点を含む対象物200aの撮像画像から、発光点を画像処理で検出する技術
(http://www.mech.chuo-u.ac.jp/umedalab/introduction/g1/r_1.html)により行うことが望ましい。後者であれば、対象物200aの天井面等にコーナーキューブを置いたり、付けたりすることで、予め定められた強度よりの高い強度の反射光を画像処理で検出することが望ましい。また、本実施形態では、棒状の部材で指し示すようにしてもよい。さらに、サーバ50に移動検出部58を構成し、対象物200aが指し示された後に、対象物200aの移動を検出すれば、残像画像IMGを投影するようにしてもよい。
(http://www.mech.chuo-u.ac.jp/umedalab/introduction/g1/r_1.html)により行うことが望ましい。後者であれば、対象物200aの天井面等にコーナーキューブを置いたり、付けたりすることで、予め定められた強度よりの高い強度の反射光を画像処理で検出することが望ましい。また、本実施形態では、棒状の部材で指し示すようにしてもよい。さらに、サーバ50に移動検出部58を構成し、対象物200aが指し示された後に、対象物200aの移動を検出すれば、残像画像IMGを投影するようにしてもよい。
(第5実施形態)
続いて、本発明の第5実施形態について図20から図22を参照して説明する。
続いて、本発明の第5実施形態について図20から図22を参照して説明する。
図20は、サーバ50の要部構成を例示する他のブロック図、図21及び図22は、残像画像IMGの投影を説明するための他の図である。
本実施形態に係るサーバ50は、指示位置判定部55に代えて、画像変化検知部60を具備すると共に、画像送信部52が撮像画像を送信する際に、各撮像画像に識別情報(画像ID)を付し、この撮像画像を複写し、複写された撮像画像を予め定められた期間自己に保持しつつ、複写元の撮像画像を送信する点で、第1実施形態に係るサーバ50と相違する。
画像変化検知部60は、描画指示の際に利用された撮像画像と、最新の撮像画像との変化を検知し、検知結果を投影制御部54に送信する。
具体的には、図21(a)に示すように、テーブル70に対象物200a,200bが設置されている状態において、表示装置110に表示される撮像画像111に対し、同図(b)に示すように、アノテーション画像AN1の指示が行われると、サーバ50の指示受信部53がこの指示及びこの指示を行う際に利用された撮像画像の識別情報を受信して、投影制御部54に対しプロジェクタ40にアノテーション画像AN1を投影させる旨の要求を行う。この結果、図21(c)に示すように、テーブル70にアノテーション画像AN1が投影される。そして、アノテーション画像AN1に従って、対象物側の利用者は、図21(d)に示すように、対象物200aを対象物200bに近づける。
ここで、ビデオカメラ20は、対象物200aが対象物200bに近づけられた状態を撮像し、サーバ50の画像送信部52はこれを撮像画像として端末100に送信する。しかし、端末100がこの撮像画像を受信して、表示装置110がこの撮像画像を表示するまで時間がかかる場合があり、表示装置111には、図21(b)に示すように、対象物200aがまだ対象物200bに近づけられていない状態の撮像画像が表示される可能性がある。
表示装置110が、図21(b)に示すように、撮像画像111を表示している場合に、図22(a)に示すように、アノテーション画像AN1の描画指示が停止され、図22(b)に示すように、修正されたアノテーション画像AN2の描画指示が行われると、サーバ50の指示受信部53がこの指示及びこの指示を行う際に利用された撮像画像の識別情報を受信して、投影制御部54に対してプロジェクタ40にアノテーション画像AN2を投影させる旨の要求を行う。この結果、図22(c)に示すように、テーブル70にアノテーション画像AN2が投影される。
画像変化検知部60は、指示受信部53が受信した撮像画像の識別情報を取得し、この識別情報に応じた撮像画像を画像送信部52から取得すると共に、最新の撮像画像をも取得する。そして、双方の撮像画像を比較して、撮像画像が相違するか否かを判定する。
具体的には、アノテーション画像AN2の描画指示の際に利用された、図22(a)に示すような撮像画像と、対象物200aが対象物200bに近づけられた、図22(c)に示すような、撮像画像とが比較される。この場合、対象物200aが移動しており、双方の撮像画像は相違すると判定される。
画像変化検知部60は、画像の変化を検知した場合、投影制御部54に対し、残像画像IMGを投影させる指示を送信する。投影制御部54はこれを受信して対象物200aが設置された位置と概ね同じ位置にプロジェクタ40に残像画像IMGを投影させる。
この結果、図21(c)に示すように、対象物200aが移動しても、対象物200aが設置された位置と概ね同じ位置に残像画像IMGが投影される。残像画像IMGが投影されなければ、対象物側の利用者は、テーブル70に投影されたアノテーション画像AN2による指示を認識しない可能性がある。一方、残像画像IMGが投影されることで、対象物200aの修正後の移動先を把握し易くなる。
また、表示装置110には、図22(d)に示すように、対象物200bに近づけられた対象物200a、対象物200aが設置されていた位置と概ね同じ位置に投影された残像画像IMG及びアノテーション画像AN2等が撮像された撮像画像が表示される。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、本発明のプログラムを通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。例えば、上述した各実施形態に係るサーバを選択的に組み合わせて構成するようにしてもよい。また、移動した対象物とその残像画像の投影位置は、可能な限り移動前と同じ位置であることが望ましい。
10 対象物側装置
20 ビデオカメラ
40 プロジェクタ
50 サーバ
51 撮像制御部
52 画像送信部
53 指示受信部
54 投影制御部
55 指示位置判定部
56 指示対象抽出部
57 残像消去部
58 移動検出部
59 指し示し判定部
60 画像変化検知部
65 ハーフミラー
70 テーブル
100 端末
110 表示装置
111 撮像画像
120 コンピュータ
130 ポインティングデバイス
200、200a、200b 対象物
300 ネットワーク
AN、AN1、AN2 アノテーション画像
IMG 残像画像
Pt ポインタ
BT ボタン
20 ビデオカメラ
40 プロジェクタ
50 サーバ
51 撮像制御部
52 画像送信部
53 指示受信部
54 投影制御部
55 指示位置判定部
56 指示対象抽出部
57 残像消去部
58 移動検出部
59 指し示し判定部
60 画像変化検知部
65 ハーフミラー
70 テーブル
100 端末
110 表示装置
111 撮像画像
120 コンピュータ
130 ポインティングデバイス
200、200a、200b 対象物
300 ネットワーク
AN、AN1、AN2 アノテーション画像
IMG 残像画像
Pt ポインタ
BT ボタン
Claims (13)
- 対象物を含む対象領域内を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段で撮像された撮像画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像を前記対象領域内に投影する投影手段と、
前記撮像画像を送信する第1の送信部と、前記注釈画像ないしは指示操作により指し示された指示位置を判定する判定部と、前記撮像画像と予め設定された背景画像との差分による差分画像並びに前記判定部により判定された指示位置により、該指示位置が含まれた対象物を抽出する抽出部と、前記抽出部により抽出された対象物の残像に関する残像画像を、前記注釈画像と共に前記投影手段に投影させる投影制御部とを具備する制御手段と、
前記撮像画像を受信する受信部及び前記受信部により受信された撮像画像に基づく指示を送信する第2の送信部を具備する端末と、
を有することを特徴とする指示システム。 - 前記制御手段の前記判定部は、前記注釈画像の形状が矢印又は線分の形状である場合に、前記形状の終点を指示位置と判定することを特徴とする請求項1に記載の指示システム。
- 前記制御手段の前記判定部は、前記注釈画像の形状が円又は多角形のいずれかである場合に、前記形状の重心を指示位置と判定することを特徴とする請求項1に記載の指示システム。
- 前記制御手段の前記判定部は、前記指示操作としてマウスないしキーボード等の入力デバイスの特定キーないしボタンが押されたカーソル位置と判定することを特徴とする請求項1に記載の指示システム。
- 前記制御手段の前記判定部は、前記端末に表示された撮像画像上の対象物が指示画像ないし指示操作により指示された場合に、該指示画像によって指示された位置を指示位置と判定することを特徴とする請求項1に記載の指示システム。
- 前記対象物が前記残像画像の投影位置に置かれたことを検出した場合に、前記残像画像を消去する消去部を前記制御手段にさらに含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の指示システム。
- 前記注釈画像によって指し示された対象物の移動を検出する検出部を前記制御手段にさらに含み、
前記制御手段の前記投影制御部は、前記検出部によって前記対象物の移動が検出された場合に、前記残像画像を前記投影手段に投影させることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の指示システム。 - 前記対象物が指し示されたか否かを判定する判定部を前記制御手段にさらに含み、
前記制御手段の前記投影制御部は、前記判定部によって前記対象物が指し示されたと判定された場合に、前記残像画像を前記投影手段に投影させることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の指示システム。 - 前記指示の際に利用された撮像画像と、最新の撮像画像との変化を検知する検知部を前記制御手段にさらに含み、
前記制御手段の前記投影制御部は、前記検知部によって撮像画像の変化が検知された場合に、前記残像画像を前記投影手段に投影させることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の指示システム。 - 対象物を含む対象領域内を撮像する撮像手段により撮像された撮像画像を送信する送信部と、
前記撮像手段で撮像された撮像画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像ないし指示操作によって指し示された指示位置を判定する判定部と、
前記撮像画像と予め設定された背景画像との差分による差分画像並びに前記判定部により判定された指示位置により、該指示位置が含まれた対象物を抽出する抽出部と、
前記対象領域内に前記注釈画像を投影する投影手段に、前記抽出部により抽出された前記対象物の残像に関する残像画像も併せて投影させる投影制御部と、
を有することを特徴とする指示装置。 - 対象物を含む対象領域内を撮像する撮像手段により撮像された撮像画像を受信する受信部と、
前記撮像画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像を前記対象領域内に投影する投影手段に対して、前記対象物の残像に関する残像画像も併せて投影させるか否かを選択する選択部と、
前記選択部により投影させる旨が選択された場合に、前記指示を送信する送信部と、
を有することを特徴とする端末装置。 - コンピュータを、
対象物を含む対象領域内を撮像する撮像手段により撮像された撮像画像を送信する送信部、
前記撮像手段で撮像された撮像画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像ないし指示操作によって指し示された指示位置を判定する判定部、
前記撮像画像と予め設定された背景画像との差分による差分画像並びに前記判定部により判定された指示位置により、該指示位置が含まれた対象物を抽出する抽出部、
前記対象領域内に前記注釈画像を投影する投影手段に、前記抽出部により抽出された前記対象物の残像に関する残像画像も併せて投影させる投影制御部、
として機能させることを特徴とする指示プログラム。 - コンピュータを、
対象物を含む対象領域内を撮像する撮像手段により撮像された撮像画像を受信する受信部、
前記撮像画像に基づく指示に応じた注釈を表す注釈画像を前記対象領域内に投影する投影手段に対して、前記対象物の残像に関する残像画像も併せて投影させるか否かを選択する選択部、
前記選択部により投影させる旨が選択された場合に、前記指示を送信する送信部、
として機能させることを特徴とする端末用プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008192963A JP2010034720A (ja) | 2008-07-28 | 2008-07-28 | 指示システム、指示装置、端末装置、指示プログラム及び端末用プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=41738732
Family Applications (1)
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JP2008192963A Pending JP2010034720A (ja) | 2008-07-28 | 2008-07-28 | 指示システム、指示装置、端末装置、指示プログラム及び端末用プログラム |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012156820A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 映像コミュニケーションシステム及びその作動方法 |
WO2020245130A1 (en) * | 2019-06-03 | 2020-12-10 | Inspecvision Limited | Projector assembly system and method |
CN115842905A (zh) * | 2021-09-21 | 2023-03-24 | 精工爱普生株式会社 | 投射方法以及投射系统 |
-
2008
- 2008-07-28 JP JP2008192963A patent/JP2010034720A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012156820A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 映像コミュニケーションシステム及びその作動方法 |
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CN115842905A (zh) * | 2021-09-21 | 2023-03-24 | 精工爱普生株式会社 | 投射方法以及投射系统 |
CN115842905B (zh) * | 2021-09-21 | 2024-05-28 | 精工爱普生株式会社 | 投射方法以及投射系统 |
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