JP2010034482A - 検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フットプリントを削減することができると共に低コストで製造することができる検査装置を提供する。
【解決手段】本発明の検査装置10は、移動可能な載置台11上で保持された半導体ウエハWと載置台11の上方に配置されたプローブカード12を位置合わせした後、半導体ウエハWとプローブカード12を一括接触させて半導体ウエハWの電気的特性検査を行う検査装置において、プローブカード12を支持する支持柱18Aと、プローブカード12の上側に配置されたテスタ21と、テスタ21に連結され且つテスタ21を昇降させてプローブカード12と電気的に接触させる昇降駆動機構22と、プローブカード12と載置台11の間に移動可能に配置されて半導体ウエハW及びプローブカード12の双方を撮像するアライメント機構13と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウエハ等の被検査体の全面とプローブカードの全面を一括接触させて被検査体の電気的特性検査を行う検査装置に関し、更に詳しくは、フットプリントを削減することができる検査装置に関するものである。
従来のこの種の検査装置は、例えば図6に示すように、互いに隣接するローダ室1及び検査室2を備えている。ローダ室1は、複数枚の半導体ウエハWをカセット単位で収納するカセット収納部と、カセットから半導体ウエハWを一枚ずつ搬出入するウエハ搬送機構と、ウエハ搬送機構によって半導体ウエハWを搬送する間に半導体ウエハWの予備位置合わせを行うプリアライメント機構と、を備えている。検査室2は、半導体ウエハWを保持しX、Y、Z及びθ方向で移動可能に構成された載置台3と、この載置台3上に載置された半導体ウエハWに形成された複数のデバイスの電極パッドに接触する複数のプローブ4Aを有するプローブカード4と、このプローブカード4を、カードホルダ(図示せず)を介して固定するクランプ機構5と、プローブカード4とテストヘッドTとを電気的に接続する接続リング6と、を備え、制御装置の制御下でテストヘッドT、接続リング6及びプローブカード4を介して図示しないテスタと半導体ウエハWに形成された各デバイスの電極パッドとの間でテスト信号を送受信して各デバイスの電気的特性検査を行なうように構成されている。尚、図6において、7は載置台3と協働して半導体ウエハWとプローブカード4との位置合わせを行うアライメント機構で、7Aはアライメントブリッジに設けられた上カメラ、7Bは載置台側に設けられた下カメラであり、8はクランプ機構5が固定されたヘッドプレートである。
而して、半導体ウエハWの電気的特性検査を行う時には、検査に先立って半導体ウエハWの複数の電極パッドとこれらの電極パッドに対応するプローブカード4のプローブ4Aのアライメントを行う。この際、載置台3がX方向及びY方向へ水平移動する間に、プローブセンタ(プローブカード4の真下)に進出したアライメント機構7が載置台3上の半導体ウエハWの全面に形成された電極パッドを上カメラ7Aによって撮像し、互いに離間した複数個所の特定の電極パッドを検出している。
また、検査装置の中には半導体ウエハWの全面とプローブカード3の全面を一括接触させて半導体ウエハWの電気的特性検査を行う検査装置もある。この場合にも、アライメント機構7の真下で載置台3を水平方向に移動させて半導体ウエハWの全面を撮像し、特定の電極パッドを検出している。
しかしながら、従来の検査装置の場合には、プローブセンタに進出したアライメント機構7の上カメラ7Aの真下を載置台3がXY方向へ移動する間に載置台3上の半導体ウエハWの全面を撮像し、特定の数箇所の電極パッドを認識しているため、載置台3のXY方向への移動範囲が広くなってフットプリントが大きくなる問題があった。また、載置台3に内蔵された昇降駆動機構によって載置台3の載置面が上昇し、載置面上の半導体ウエハWがプローブカード4と電気的に接触する際に大きな接触荷重が発生するため、この大きな接触荷重でヘッドプレート8が撓まないようにヘッドプレート8の肉厚を厚くした高剛性構造になってコスト高になる。
尚、特許文献1、2には電子部品の実装機に適用されたアライメント用の光学系が開示されているが、半導体ウエハ等の被検査体については記載されていない。また、特許文献3には検査装置のアライメント機構に適用可能な光学系について開示されているが、この文献にも検査装置について具体的な記載はない。
特開2007−183416号公報 特開2007−227965号公報 特開2007−306031号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、フットプリントを削減することができると共に低コストで製造することができる検査装置を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に記載の検査装置は、移動可能な載置台上で保持された被検査体と上記載置台の上方に配置されたプローブカードを位置合わせした後、上記被検査体と上記プローブカードを一括接触させて上記被検査体の電気的特性検査を行う検査装置において、上記プローブカードを支持する支持体と、上記プローブカードの上側に配置されたテスタと、上記テスタに連結され且つ上記テスタを昇降させて上記プローブカードと電気的に接触させる昇降駆動機構と、上記プローブカードと上記載置台の間に移動可能に配置されて上記被検査体及び上記プローブカードの双方を撮像するアライメント機構と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の検査装置は、請求項1に記載の発明において、上記被検査体と上記プローブカードの接触荷重を検出する荷重センサを設けたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載の検査装置は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上記テスタを昇降案内する昇降ガイド機構を設けたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載の検査装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、上記テスタは、上記プローブカードと電気的に接触する接続リングを有すると共に上記接続リングを保守点検するために旋回可能に構成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載の検査装置は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明において、上記アライメント機構は、上下方向及び水平方向に移動可能に構成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、フットプリントを削減することができると共に低コストで製造することができる検査装置を提供することができる。
以下、図1〜図5に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。尚、各図中、図1は本発明の検査装置の一実施形態を示す斜視図、図2は図1に示す検査室の構成を示す概念図、図3の(a)、(b)はそれぞれ図1に示す検査装置を示す図で、(a)は検査装置の載置台とプローブカードとアライメント機構の関係を示す構成図、(b)はアライメント機構の光学系の一例を示す構成図、図4は図1に示すテスタ及びプローブカードを斜め下方から見た部分を示す斜視図、図5は図1に示す検査装置のテスタの動作を説明するための説明図である。
本実施形態の検査装置10は、例えば図1に示すように、被検査体(例えば、半導体ウエハ)Wの検査を行う検査室10Aと、検査室10Aの背面側に隣接し且つ検査室へ半導体ウエハWを搬送するローダ室10Bと、を備え、検査室10A内の各種の機器及びローダ室10B内の各種の機器が制御装置(図示せず)の制御下で駆動するように構成されている。図1ではローダ室10B内の構成機器は省略されているが、ローダ室10Bは、複数枚の半導体ウエハが収納されたカセットを収納するカセット収納部と、カセット内の半導体ウエハを取り出して検査室内へ搬送するウエハ搬送機構と、ウエハ搬送機構で検査室10Aへ半導体ウエハを搬送する途中で半導体ウエハの予備位置合わせを行うプリアライメント機構と、を備えている。
而して、検査室10Aは、例えば図2、図3に示すように、被検査体(例えば、半導体ウエハ)Wを保持する水平方向及び上下方向へ移動可能な載置台11と、載置台11の上方に配置されたプローブカード12と、載置台11上の半導体ウエハWに形成された複数の電極パッド(図示せず)とプローブカード12の複数のプローブ12Aの位置合わせを行うアライメント機構13と、を備え、アライメント機構13を介して載置台11上の半導体ウエハWの複数の電極パッドとプローブカード12の複数のプローブ12Aの位置合わせを行った後、半導体ウエハWの全電極パッドとプローブカード12の全プローブ12Aを電気的に一括して接触させ、半導体ウエハWに形成された複数のデバイスの電気的検査を行うように構成されている。
載置台11は、図2、図3に示すように、水平移動駆動機構14及び昇降駆動機構15を介して水平方向及び上下方向へ移動するように構成されている。この載置台11の載置面には吸着溝が形成され、載置台11の内部には吸着溝の底面で開口する真空排気路が形成され、排気装置によって半導体ウエハWを載置台11の載置面上に真空吸着するようにしてある。
載置台11の移動駆動機構14は、図2、図3に示すように、載置台11が設置されたXテーブル14Aと、Xテーブル14AをX方向へ移動案内する一対のXレール14Bと、一対のXレールが固定されたYテーブル14Cと、Yテーブル14CをY方向へ移動案内する一対のYレール14Dと、を有し、基台16上に設けられている。また、Yテーブル14C上にはXテーブル14AをX方向へ移動させる駆動軸及び駆動モータが設けられ、基台16上にはYテーブル14CをY方向へ移動させる駆動軸及び駆動モータが設けられている。また、Xテーブル14Aには載置台11をθ方向へ所定の角度範囲で回動させるθ機構14Eが設けられている。昇降駆動機構15としては従来公知のボールネジ等を用いることができる。
本実施形態では、載置台11上の半導体ウエハWとプローブカード12を一括接触させて半導体ウエハWの電気的特性検査を行うため、少なくとも2箇所の電極パッドとこれらに対応するプローブ12Aを位置合わせすれば、半導体ウエハWの全ての電極パッドとプローブカード12の全てのプローブ12Aを電気的に接触させることができる。更に、本実施形態では後述のようにアライメント機構13がX方向、Y方向及びZ方向に移動できるように構成されているため、移動駆動機構14のXレール14B及びYレール14Dを従来よりも短くして載置台11の移動範囲を狭くしても半導体ウエハWの互いに離間した少なくとも2箇所の電極パッドとこれらの電極パッドに対応するプローブ12Aの位置合わせをすることができる。
また、載置台11は、温度調節機構(図示せず)を内蔵し、半導体ウエハWを所定の検査温度に設定できるようになっている。高温検査を行う場合には温度調節機構を介して載置台11上の半導体ウエハWを例えば100℃以上の検査温度に調整し、低温検査を行う場合には温度調節機構を介して載置台11上の半導体ウエハWを例えば−数10℃の検査温度に調整する。
プローブカード12は、図1、図4に示すように矩形状のカードホルダ17を介して矩形状に組み立てられた支持枠体18の前半の垂直な支持柱18Aの上端に薄板状のプレート19を介して固定、支持されている。従来のプローブカードは剛性のある厚板状のヘッドプレートに固定されていたが、本実施形態のプローブカード12はカードホルダ17を介して薄板状のプレート19上に固定され、プレート19の軽量化が図られている。
また、アライメント機構13は、図3の(a)に示すように載置台11とプローブカード12の間でX方向、Y方向及びZ方向に移動できるように配置されている。このアライメント機構13は、同図の(b)に示すように互いに対向する位置に配置された第1、第2のカメラ13A、13Bと、第1、第2のカメラに属する光路変換手段としての第1、第2のプリズム13C、13Dと、これらのプリズム13C、13Dの間に配置された透明な合焦手段13Eと、を備えている。第1、第2のカメラ13A、13Bそれぞれの光学系の光軸が一致していない時は合焦プレート13Eを介してそれぞれの光軸を一致させるように構成されている。
第1のカメラ13Aは、第1のプリズム13Cを介してプローブ12Aを撮像すると共に第1のプリズム13C、合焦板13E及び第2のプリズム13Dを介して電極パッドを同時に撮像することができる。第2のカメラ13Bも第1のカメラ13Aと同様に電極パッド及びプローブ12Aを同時に撮像することができる。
従って、第1のカメラ13Aで撮像するプローブ12Aと第2のカメラ13Bで撮像する電極パッドは互いに対応関係にあり、また、第1のカメラ13Aで撮像した電極パッドと第2のカメラ13Bで撮像したプローブ12Aも互いに対応関係にあるため、互いに離間する2箇所のプローブ12Aとそれぞれに対応する電極パッドを同時に撮像することができる。この時、互いに離間した2箇所のプローブ12Aとこれらに対応する電極パッドとの間に位置ズレがあれば、載置台11を水平方向に移動させることにより、これら2箇所のプローブ12Aとそれぞれに対応する電極パッドを同時に位置合わせすることができる。本実施形態では、半導体ウエハWとプローブカード12は一括接触するようになっているため、このように互いに離間した2箇所のプローブ12A及びこれらに対応する電極パッドを撮像して位置合わせすれば、他の全てのプローブ12Aと電極パッドの位置合わせも完了する。
また、第1、第2のカメラ13A、13Bからプローブ12A及び電極パッドまでの高さは、アライメント機構13をZ方向に移動させることにより、それぞれの移動距離に基づいて検出することができる。また、第1、第2のカメラ13A、13Bは、ズーム機能を有し、それぞれの焦点を自動調整してプローブ12A及び電極パッドに焦点を合わせることができる。
本実施形態では図3に示すように2台の第1、第2のカメラ13A、13Bを用いる例について説明したが、アライメント機構13としてはいずれか一方のカメラを用いる場合であっても良い。この場合には、互いに離間した2箇所のプローブ12A及びこれらに対応する電極パッドを撮像するために、アライメント機構13を離間距離だけ水平方向に移動させることによって所定のプローブ12Aとこれらに対応する電極パッドを位置決めすることができる。
次に、プローブカード12とテスタ21の関係について説明する。図1、図2に示すように、プローブカード12の上方には筐体20に収納されたテスタ21が配置され、このテスタ21は半導体ウエハWの電気的特性検査のための複数の能動素子や受動素子が実装された基板21Aを複数枚有している。また、テスタ21は、昇降駆動機構(例えば、シリンダ機構)22を介して昇降すると共に、筐体20の背面と支持枠体18を連結する昇降ガイド機構23を介して垂直方向に昇降するように構成されている。昇降駆動機構22の上端は支持枠体18を形成する天面部18Bの下面に重なる板部材(図示せず)に連結され、昇降駆動機構22の下端は筐体20の上面に敷設された荷重センサ24に連結されている。
また、図1に示すように昇降駆動機構22の上端に連結された板部材の前端縁の左右両端には回転軸18Cの両端が貫通する支持ブロック18Dが一体的に形成されている。そして、回転軸18Cの両端が天面部18Bの両側に形成された側面部18Eにおいてそれぞれ軸支され、昇降駆動機構22に連結された筐体20が回転軸18Cを中心に前方へ回転するようになっている。また、昇降ガイド機構23は、筐体20の背面に固定されたリニアガイド23Aと、リニアガイド23Aと係合し且つ支持枠体18に固定された係合部材23Bと、を有している。
また、図2、図4に示すようにテスタ21の下面には筐体20の底面を貫通する接続リング25が接続されている。この接続リング25は、複数のポゴピン(図示せず)を内蔵し、複数のポゴピンによってテスタ21とプローブカード12の基板12Bに形成された接続端子を電気的に接続するように構成されている。従って、接続リング25のポゴリングをメンテナンスする場合には、回転軸18Cを中心に筐体20を回転させてその下面の接続リング25のポゴリングをメンテナンスできるようになっている。
また、図1に示すようにカードホルダ17の四隅には連結用の突起26Aが設けられ、図4に示すように筐体20の下面の四隅には4箇所の突起26Aに対応するクランプ機構26Bが設けられており、これらの突起26Aとクランプ機構26Bによってプローブカード12とテスタ21の接続リング25を電気的に接続する時にプローブカード12とテスタ21を連結する連結機構26を構成している。連結機構26は、例えばクランプ機構26Bが空気力によって突起26Aを掴み、プローブカード12とテスタ21を連結するようにしている。
従って、テスタ21が昇降駆動機構22及び昇降ガイド機構23を介して下降すると、テスタ21が連結機構26を介してプローブカード12に機械的に連結されると共に、テスタ21は接続リング25を介してプローブカード12と電気的に接続されることになる。
また、半導体ウエハWの電気的特性検査を行う場合には、載置台11が水平方向に移動する間に、アライメント機構13を介して載置台11上の半導体ウエハWの全電極パッドとプローブカード12の全プローブ12Aの位置合わせが行われた後、載置台11の昇降駆動機構15が作動し、半導体ウエハWの全電極パッドとプローブカード12の全プローブ12Aが接触する。この時、電極パッドとプローブ12Aの間には殆ど接触荷重がかかっていない。
プローブカード12の全プローブ12Aと半導体ウエハWの全電極パッドを電気的に接続するためには、上述のように全電極パッドと全プローブ12Aが接触した後、載置台11がオーバードライブして所定の接触荷重で全電極パッドと全プローブ12Aが接触する。この際、テスタ21が昇降駆動機構22によって支持されているため、載置台11がオーバードライブしてもプローブカード12は撓むことなく一定の高さを維持し、オーバードライブにより全電極パッドと全プローブ12Aの間に作用する接触荷重は荷重センサ24によって検出することができる。荷重センサ24が所定の接触荷重(即ち、全電極パッドと全プローブ12Aが電気的に接触する接触荷重)を検出すると、昇降駆動機構15が制御装置を介して停止し、半導体ウエハWの全電極パッドとプローブカードの全プローブ12A間の接触荷重を所定の接触荷重に維持する。この状態で、テスタ21から接続リング25及びプローブ12Aを介して半導体ウエハWの各電極パッドへ信号を送信し、デバイスの電気的特性検査を行う。
次に、検査装置10の動作について説明する。検査装置10は、制御装置の制御下で以下のように駆動する。即ち、検査装置10のローダ室10Bから検査室10A内の載置台11上に半導体ウエハWが搬送されると、載置台11は半導体ウエハWを真空吸着により保持する。これと並行してテスタ21が図5に矢印で示すように昇降駆動機構23及び昇降ガイド機構24を介してプローブカード12まで下降し、テスタ21とプローブカード12が連結機構25を介して機械的に連結されると共に接続リング25を介して電気的に接続される。この時、接続リング25は複数のポゴピンを介してプローブカード12とテスタ21を接続するため、テスタ21側からプローブカード12側にかかる荷重を支持柱18Aによって受ける。
一方、半導体ウエハWを保持した載置台11が検査時の基準位置へ移動した後、載置台11とプローブカード12の間にアライメント機構13が所定の位置(例えば、プローブセンタ)へ進出し、第1、第2のカメラ13A、13Bが半導体ウエハWの2箇所の電極パッド及びこれらに対応するプローブカード12のプローブ12Aを撮像して検出する。この位置で、第1、第2のカメラ13A、13Bによってプローブ12Aを検出できない時には、アライメント機構13が僅かに移動してそれぞれで所定のプローブ12Aを検出し、撮像する。また、この時第1、第2のカメラ13A、13Bによって2箇所プローブ12Aに対応する電極パッドを検出できない時には、第1、第2のカメラ13A、13Bそれぞれによって電極パッドを検出できる位置へ載置台11が僅かに移動する。
本実施形態では半導体ウエハWの全電極パッドとプローブカード12の全プローブ12Aが一括して接触するため、少なくとも近接した2箇所の電極パッドとこれらに対応するプローブ12Aを位置合わせすることによって他の全ての電極パッドと他の全てのプローブ12Aは自動的に位置合わせされることになる。そのため、本実施形態では、載置台11は、従来のように載置台が一定位置にあるアライメント機構を横切って移動するまでもなく、短い移動距離で半導体ウエハWとプローブカード12の位置合わせを行うことができる。
位置合わせが終了した後、載置台11上の半導体ウエハWが昇降駆動機構15を介して上昇し、半導体ウエハWの全電極パッドとプローブカード12の全プローブ12Aが一括して接触した後、更にオーバードライブする。この時、筐体20の上面に配置された荷重センサ24によって全電極パッドと全プローブ12Aの接触荷重を検出している。荷重センサ24が所定の荷重を検出すると制御装置を介して載置台11の昇降駆動機構15を止めると、全電極パッドと全プローブ12Aが一括して電気的に接触し、テスタ21による検査が可能になる。テスタ21からの信号に基づいて半導体ウエハWの電気的特性検査が終了すると、載置台11が上述した場合と逆方向へ移動し、半導体ウエハWは検査室10Aからローダ室10Bへ返される。次の半導体ウエハWを検査する時には、上述の要領で載置台11が移動し、アライメント機構13による位置合わせを経て、同一の手順で半導体ウエハWの電気的特性検査を繰り返す。
以上説明したように本実施形態によれば、プローブカード12を支持する支持柱18Aと、プローブカード12の上側に配置されたテスタ21と、テスタ21に連結され且つテスタ21を昇降させてプローブカード12と電気的に接触させる昇降駆動機構22と、プローブカード12と載置台11の間に移動可能に配置されて半導体ウエハW及びプローブカード12の双方を撮像するアライメント機構13と、を備えているため、載置台11上で保持された半導体ウエハWと載置台11の上方に配置されたプローブカード12をアライメント機構13によって位置合わせした後、半導体ウエハWとプローブカード12を一括接触させて半導体ウエハWの電気的特性検査を行う際に、少なくとも2箇所の半導体ウエハWの電極パッドとこれらに対応するプローブカード12のプローブ12Aを位置合わせするだけで全電極パッドと全プローブ12Aを一括して電気的に接触させることができ、もって載置台11の移動範囲を狭くすることができ、フットプリントを削減することができる。また、載置台11がオーバードライブして半導体ウエハWとプローブカード12の間に大きな接触荷重が作用してもプローブカード12は載置台11の昇降駆動機構15とテスタ21の昇降駆動機構22それぞれの押圧力で相殺され、プローブカード12の撓みを防止しあるいは抑制することができるため、プローブカード12を支持するプレート19を薄くすることができ、装置の軽量化及び低コスト化に寄与することができる。
また、本実施形態によれば、半導体ウエハWとプローブカード12の接触荷重を検出する荷重センサ24を設けたため、半導体ウエハWとプローブカード12の接触荷重を監視することができ、所定のオーバードライイブ量を確実に把握することができる。また、テスタ21を昇降案内する昇降ガイド機構23を設けたため、テスタ21とプローブカード12とを確実に接続することができる。また、テスタ21は、プローブカード12と電気的に接触する接続リング25を有すると共に接続リング25を保守点検するために旋回可能に構成されているため、接続リング25のポゴピン等のメンテナンスを簡単に行うことができる。更に、アライメント機構13は、上下方向及び水平方向に移動可能に構成されている載置台11の移動範囲を更に狭くすることができ、更にフットプリントの削減に寄与することができる。
尚、本発明は上記の各実施形態に何等制限されるものではなく、各構成要素を必要に応じて適宜設計変更することができる。例えば、上記各実施形態ではプローブカード12の上側にテスタ21を配置した例について説明したが、テスタ21に代えてテストヘッドを配置しても良い。また、アライメント機構の光学系も上記実施形態に制限されるものではない。
本発明は、半導体ウエハ等の被検査体の電気的特性検査をを行う検査装置として好適に利用することができる。
本発明の検査装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す検査室の構成を示す概念図である。 (a)、(b)はそれぞれ図1に示す検査装置を示す図で、(a)は検査装置の載置台とプローブカードとアライメント機構の関係を示す構成図、(b)はアライメント機構の光学系の一例を示す構成図である。 図1に示すテスタ及びプローブカードを斜め下方から見た部分を示す斜視図である。 図1に示す検査装置のテスタの動作を説明するための説明図である。 従来の検査装置の一例の一部を破断して示す正面図である。
符号の説明
10 検査装置
11 載置台
12 プローブカード
12A プローブ
13 アライメント機構
18A 支持柱(支持体)
21 テスタ
22 昇降駆動機構
23 昇降ガイド機構
24 荷重センサ
25 接続リング
W 半導体ウエハ(被検査体)

Claims (5)

  1. 移動可能な載置台上で保持された被検査体と上記載置台の上方に配置されたプローブカードを位置合わせした後、上記被検査体と上記プローブカードを一括接触させて上記被検査体の電気的特性検査を行う検査装置において、上記プローブカードを支持する支持体と、上記プローブカードの上側に配置されたテスタと、上記テスタに連結され且つ上記テスタを昇降させて上記プローブカードと電気的に接触させる昇降駆動機構と、上記プローブカードと上記載置台の間に移動可能に配置されて上記被検査体及び上記プローブカードの双方を撮像するアライメント機構と、を備えたことを特徴とする検査装置。
  2. 上記被検査体と上記プローブカードの接触荷重を検出する荷重センサを設けたことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 上記テスタを昇降案内する昇降ガイド機構を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の検査装置。
  4. 上記テスタは、上記プローブカードと電気的に接触する接続リングを有すると共に上記接続リングを保守点検するために旋回可能に構成されていることを特徴とする求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の検査装置。
  5. 上記アライメント機構は、上下方向及び水平方向に移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の検査装置。
JP2008197818A 2008-07-31 2008-07-31 検査装置 Active JP5358138B2 (ja)

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