JP2010034392A - 弁体、粒子進入阻止機構、排気制御装置及び基板処理装置 - Google Patents

弁体、粒子進入阻止機構、排気制御装置及び基板処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】排気ポンプから反跳してきた粒子の処理室への進入を防止するとともに、排気効率の低下を防止することができる排気制御装置を提供する。
【解決手段】ウエハWにRIE処理を施すチャンバ11、及び高速回転する回転翼46を有するTMP18の間に配されるAPCバルブ17は、排気流路に突出自在な円板状の弁体40を備え、該弁体40は排気流路中の排気流に沿って貫通する貫通穴43と、該貫通穴43をTMP18側において覆うパーティクルトラップ48とを有し、該パーティクルトラップ48は、TMP18からの反跳パーティクルの進路を遮断するように配置された複数の阻止部材50a〜50hを有し、パーティクルトラップ48の排気流に対する開口率が90%以上である。
【選択図】図2

Description

本発明は、弁体、粒子進入防止機構、排気制御装置及び基板処理装置に関し、特に、基板処理装置において排気ポンプから反跳する粒子のチャンバへの進入を阻止する弁体、粒子進入阻止機構及び排気制御装置に関する。
通常、半導体デバイス用のウエハ等に所定の処理を施す基板処理装置は、基板を収容して所定の処理を施す処理室(以下、「チャンバ」という。)を備える。このチャンバ内には、チャンバ内壁の付着物や所定の処理において発生した反応生成物に起因するパーティクルが浮遊している。これら浮遊しているパーティクルがウエハ表面に付着すると、該ウエハから製造される製品、例えば、半導体デバイスにおいて配線短絡が発生し、半導体デバイスの歩留まりが低下する。そこで、チャンバ内のパーティクルを除去するために、基板処理装置は排気システムによってチャンバ内を排気する。
基板処理装置の排気システムは、高真空を実現可能な排気ポンプであるターボ分子ポンプ(Turbo Molecular Pump)(以下、「TMP」という。)と、該TMP及びチャンバ内を連通する排気管とを有する。TMPは、排気流に沿って配置された回転軸と、該回転軸から直角に突出する複数のブレード状の回転翼とを有し、回転翼が回転軸を中心に高速回転することにより、回転翼前方のガスを回転翼後方に高速排気する。排気システムは、TMPを作動させることによってチャンバ内のパーティクルをチャンバ内のガスと共に排出する。
ところが、近年、チャンバ内に排気システムからパーティクルが逆流することが分かってきた。具体的には、TMPの回転翼に付着した付着物が剥離してチャンバ内へ逆流し、または、チャンバ内から排出されたパーティクルがTMPの回転翼と衝突して反跳し、そのままチャンバ内へ逆流することが分かってきた。
回転翼から剥離した付着物及び回転翼によって反跳したパーティクルは、いずれも高速回転する回転翼によって大きな運動エネルギーを付与されるため、排気管における排気流の存在にも拘わらずチャンバ内に進入すると考えられている。
上述したパーティクルの逆流に対応して本発明者等は、TMPから反跳してきたパーティクルを該TMPへ向けて反射する反射装置や該パーティクルを捕捉する捕捉機構を開発した(例えば、特許文献1参照。)。該特許文献1に係る反射装置や捕捉機構は排気管内に該排気管の断面をほぼ覆うように配されるため、反跳してきたパーティクルの殆どを反射し、若しくは捕捉することができる。
特開2007−180467号公報
しかしながら、上述した特許文献1に係る反射装置や捕捉機構は、排気流に対する開口率が非常に小さい。例えば、捕捉装置を樹脂製のフィルタで構成した場合、その開口率は0.1%にも満たない。したがって、排気流路のコンダクタンスを低下させて排気効率を低下させる。排気効率が低下するとチャンバの真空引きに時間を要し、基板処理装置の稼働率が低下する等の問題が生じる。
本発明の目的は、排気ポンプから反跳してきた粒子の処理室への進入を防止するとともに、排気効率の低下を防止することができる弁体、粒子進入阻止機構、排気制御装置及び基板処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の弁体は、基板に所定の処理を施す処理室、及び高速回転する回転翼を有する排気ポンプの間の排気流路に突出自在な板状の弁体であって、前記排気流路中の排気流に沿って貫通する貫通開口部と、該貫通開口部を覆う粒子進入阻止機構とを備え、該粒子進入阻止機構は、前記排気ポンプから反跳してきた粒子の進路を遮断するように配置された複数の阻止部材を有し、前記粒子進入阻止機構の前記排気流路中の排気流に対する開口率が所定値以上であることを特徴とする。
好ましくは、前記所定値は前記排気流路のコンダクタンスを低下させない値であるのがよい。
請求項2記載の弁体は、請求項1記載の弁体において、前記所定値は90%であることを特徴とする。
請求項3記載の弁体は、請求項1又は2記載の弁体において、各前記阻止部材が有する各面は前記排気流に対して正対しないことを特徴とする。
好ましくは、各前記阻止部材は、前記排気ポンプから反跳してきた粒子の進路に正対する面を有するのがよい。
好ましくは、前記粒子進入阻止機構は前記排気流に沿う軸を中心に回転するのがよい。
好ましくは、各前記阻止部材を冷却する冷却機構を備えるのがよい。
好ましくは、各前記阻止部材に直流電圧を印加する電圧印加機構を備えるのがよい。
上記目的を達成するために、請求項4記載の粒子進入阻止機構は、基板に所定の処理を施す処理室、及び高速回転する回転翼を有する排気ポンプの間の排気流路に配される粒子進入阻止機構であって、前記排気ポンプから反跳してきた粒子の進路を遮断するように配置された複数の阻止部材を備え、前記排気流路中の排気流に対する開口率が所定値以上であることを特徴とする。
請求項5記載の粒子進入阻止機構は、請求項4記載の粒子進入阻止機構において、前記複数の阻止部材は、前記排気流に沿う方向から眺めたときに、放射状に配されることを特徴とする。
請求項6記載の粒子進入阻止機構は、請求項4記載の粒子進入阻止機構において、前記複数の阻止部材は、前記排気流に沿う方向から眺めたときに、同心円状に配されることを特徴とする。
好ましくは、前記所定値は前記排気流路のコンダクタンスを低下させない値であるのがよい。
請求項7記載の粒子進入阻止機構は、請求項4乃至6のいずれか1項に記載の粒子進入阻止機構において、前記所定値は90%であることを特徴とする。
請求項8記載の粒子進入阻止機構は、請求項4乃至7のいずれか1項に記載の粒子進入阻止機構において、各前記阻止部材が有する各面は前記排気流に対して正対しないことを特徴とする。
請求項9記載の粒子進入阻止機構は、請求項4乃至8のいずれか1項に記載の粒子進入阻止機構において、前記排気流に沿う軸を中心に回転することを特徴とする。
請求項10記載の粒子進入阻止機構は、請求項4乃至9のいずれか1項に記載の粒子進入阻止機構において、各前記阻止部材を冷却する冷却機構を備えることを特徴とする。
請求項11記載の粒子進入阻止機構は、請求項4乃至10のいずれか1項に記載の粒子進入阻止機構において、各前記阻止部材に直流電圧を印加する電圧印加機構を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項12記載の排気制御装置は、基板に所定の処理を施す処理室、及び高速回転する回転翼を有する排気ポンプの間に配される排気制御装置であって、前記処理室及び前記排気ポンプの間の排気流路に配される粒子進入阻止機構を備え、該粒子進入阻止機構は、前記排気ポンプから反跳してきた粒子の進路を遮断するように配置された複数の阻止部材を有し、前記粒子進入阻止機構の前記排気流路中の排気流に対する開口率が所定値以上であることを特徴とする。
請求項13記載の排気制御装置は、請求項12記載の排気制御装置において、前記粒子進入阻止機構を前記排気流路から隔離して収容する隔離収容室と、前記粒子進入阻止機構を前記排気流路及び前記隔離収容室の間で自在に移動させる移動機構とをさらに備え、該隔離収容室は前記収容された粒子進入阻止機構を洗浄する洗浄機構を有することを特徴とする。
請求項14記載の排気制御装置は、請求項13記載の排気制御装置において、前記洗浄機構は、気相及び液相又は気相及び固相の2つの相状態を呈する物質、気体のパルス波、気体の衝撃波、ラジカル、洗浄溶液、振動、若しくは熱応力からなる手段の群から選択された少なくとも1つを用いることを特徴とする。
好ましくは、前記所定値は前記排気流路のコンダクタンスを低下させない値であるのがよい。
請求項15記載の排気制御装置は、請求項12乃至14のいずれか1項に記載の排気制御装置において、前記所定値は90%であることを特徴とする。
請求項16記載の排気制御装置は、請求項13乃至15のいずれか1項に記載の排気制御装置において、前記排気流路及び前記隔離収容室の間を移動自在な板状の弁体をさらに備え、該弁体は前記排気流路中の排気流に沿って貫通する貫通開口部を有し、前記粒子進入阻止機構は前記貫通開口部を覆うことを特徴とする。
請求項17記載の排気制御装置は、請求項13記載の排気制御装置において、互いに前記開口率が異なる複数の前記粒子進入阻止機構を備え、前記移動機構は、前記排気流路の所望のコンダクタンスに応じて前記複数の粒子進入阻止機構から該所望のコンダクタンスに対応する前記粒子進入阻止機構を選択して前記排気流路に配することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項18記載の基板処理装置は、基板に所定の処理を施す処理室と、高速回転する回転翼を有する排気ポンプと、前記処理室及び前記排気ポンプの間に配される排気制御装置とを備える基板処理装置であって、前記排気制御装置は、前記処理室及び前記排気ポンプの間の排気流路に配される粒子進入阻止機構を有し、該粒子進入阻止機構は、前記排気ポンプから反跳してきた粒子の進路を遮断するように配置された複数の阻止部材を有し、前記粒子進入阻止機構の前記排気流路中の排気流に対する開口率が所定値以上であることを特徴とする。
好ましくは、前記所定値は前記排気流路のコンダクタンスを低下させない値であるのがよい。
請求項1記載の弁体、請求項4記載の粒子進入阻止機構、請求項12記載の排気制御装置及び請求項18記載の基板処理装置によれば、粒子進入阻止機構の複数の阻止部材が排気ポンプから反跳してきた粒子の進路を遮断するように配置され、且つ該粒子進入阻止機構の排気流に対する開口率が所定値以上であるので、排気ポンプから反跳してきた粒子の処理室への進入を防止するとともに、排気効率の低下を防止することができる。
請求項2記載の弁体、請求項7記載の粒子進入阻止機構及び請求項15記載の排気制御装置によれば、粒子進入阻止機構の排気流に対する開口率が90%以上であるので、排気効率の低下をより確実に防止することができる。
請求項3記載の弁体及び請求項8記載の粒子進入阻止機構によれば、各阻止部材が有する各面は排気流に対して正対しないので、各阻止部材は排気の流れを阻害しにくく、もって、排気流路のコンダクタンスの低下を防止することができる。
また、各阻止部材が、排気ポンプから反跳してきた粒子の進路に正対する面を有する場合、排気ポンプから反跳してきた粒子と各阻止部材との衝突確率を高めることができ、もって、該粒子の処理室への進入を確実に防止することができる。
請求項5記載の粒子進入阻止機構によれば、複数の阻止部材は、排気流に沿う方向から眺めたときに、放射状に配されるので、該粒子進入阻止機構を通過する排気流を乱すことがなく、もって、排気効率の低下を確実に防止することができる。
請求項6記載の粒子進入阻止機構によれば、複数の阻止部材は、排気流に沿う方向から眺めたときに、同心円状に配されるので、該粒子進入阻止機構を通過する排気流を乱すことがなく、もって、排気効率の低下を確実に防止することができる。
請求項9記載の粒子進入阻止機構によれば、粒子進入阻止機構は排気流に沿う軸を中心に回転するので、排気流によって運ばれる処理室からの粒子と各阻止部材との衝突確率を高めて各阻止部材による粒子の捕捉確率を高めることができ、もって、処理室から排気ポンプへ粒子が流れ込むのを防止することができる。その結果、排気ポンプから反跳する粒子の発生を根本的に防止することができる。
請求項10記載の粒子進入阻止機構によれば、各阻止部材を冷却することによって該阻止部材近傍において排気流によって運ばれる粒子に熱泳動力を作用させることができ、もって、該粒子を各阻止部材に捕捉させることができる。
請求項11記載の粒子進入阻止機構によれば、各阻止部材に直流電圧を印加することによって該阻止部材近傍において排気流によって運ばれる粒子に静電気力を作用させることができ、もって、該粒子を各阻止部材に捕捉させることができる。
請求項13記載の排気制御装置によれば、粒子進入阻止機構を排気流路から隔離して収容する隔離収容室は収容された粒子進入阻止機構を洗浄する洗浄機構を有するので、粒子進入阻止機構の洗浄の際、排気流路が隔離収容室と連通することがない。その結果、排気流路を大気開放する必要がなく、且つ洗浄剤等が排気流路に進入することがないため、排気ポンプによる処理室の真空引きが阻害されることがなく、もって、該排気制御装置を用いた基板処理装置の稼働率を向上することができる。
また、請求項13記載の排気制御装置によれば、粒子進入阻止機構を排気流路及び隔離収容室の間で自在に移動させる移動機構を有するので、粒子進入阻止機構が多量の粒子を捕捉した場合、該粒子進入阻止機構を隔離収容室に容易且つ確実に移動させることができ、もって、粒子進入阻止機構から剥離した粒子の排気流路への飛散を未然に防止することができる。
請求項14記載の排気制御装置によれば、洗浄機構は、気相及び液相又は気相及び固相の2つの相状態を呈する物質、気体のパルス波、気体の衝撃波、ラジカル、洗浄溶液、振動、若しくは熱応力からなる手段の群から選択された少なくとも1つを用いるので、粒子進入阻止機構を確実に清浄化することができる。
請求項16記載の排気制御装置によれば、排気流路及び隔離収容室の間を移動自在であって、粒子進入阻止機構によって覆われる貫通開口部を有する弁体をさらに備えるので、粒子進入阻止機構が多量の粒子を捕捉した場合、該粒子進入阻止機構を隔離収容室に容易且つ確実に移動させることができ、もって、粒子進入阻止機構から剥離した粒子の排気流路への飛散を未然に防止することができる。
請求項17記載の排気制御装置によれば、移動機構は、排気流路の所望のコンダクタンスに応じて、互いに開口率が異なる複数の粒子進入阻止機構から該所望のコンダクタンスに対応する粒子進入阻止機構を選択して排気流路に配するので、排気流路の所望のコンダクタンスを容易且つ確実に実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態に係る排気制御装置が適用される基板処理装置について説明する。
図1は、本実施の形態に係る排気制御装置が適用される基板処理装置の構成を概略的に示す断面図である。
図1において、半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)Wに反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching)(以下、「RIE」という。)処理を施すエッチング処理装置として構成される基板処理装置10は、金属、例えば、アルミニウム又はステン
レス鋼からなる、大小2つの円筒が重ねられた形状を呈するチャンバ11(処理室)を備える。
該チャンバ11内には、ウエハWを載置し、且つ該載置されたウエハWと共にチャンバ11内を上下降するウエハステージとしての下部電極12と、上下降する下部電極12の側部を覆う円筒状のカバー13とが配置される。
下部電極12の側部には、下部電極12上方の空間である処理空間Sから排気室14を仕切る環状のバッフル板15が配置され、排気室14は、排気マニホールド16及び可変式スライドバルブである自動圧力制御弁(Automatic Pressure Control)(以下、「APC」という。)バルブ17(排気制御装置)を介して真空引き用の排気ポンプであるTMP18に連通する。
TMP18はチャンバ11内をほぼ真空状態になるまで減圧し、APCバルブ17はチャンバ11の減圧の際にチャンバ11内の圧力を制御する。バッフル板15は処理空間Sと排気室14を連通する複数の円孔状の通気孔を有する。
下部電極12には下部高周波電源19が下部整合器20を介して接続されており、下部高周波電源19は、所定の高周波電力を下部電極12に印加する。また、下部整合器20は、下部電極12からの高周波電力の反射を低減して該高周波電力の下部電極12への入射効率を最大にする。
下部電極12の内部上方には、ウエハWを静電吸着力で吸着するためのESC21が配置されている。ESC21には直流電源(図示しない)が電気的に接続されている。ESC21は、直流電源からESC21に印加された直流電圧により発生するクーロン力又はジョンソン・ラーベック(Johnsen-Rahbek)力によってウエハWをその上面に吸着保持する。また、ESC21の周縁にはシリコン(Si)等から成る円環状のフォーカスリング22が配置され、該フォーカスリング22は処理空間Sに発生したイオンやラジカルをウエハWに向けて収束させる。また、フォーカスリング22の周囲は環状のカバーリング23によって覆われている。
また、下部電極12の下方には、該下部電極12の下部から下方に向けて延設された支持体24が配置されている。該支持体24は下部電極12を支持し、且つ下部電極12を昇降させる。また、支持体24は、周囲をベローズカバー25によって覆われてチャンバ11内の雰囲気から遮断される。
この基板処理装置10では、チャンバ11内へウエハWが搬出入される場合、下部電極12がウエハWの搬出入位置まで下降し、ウエハWにRIE処理が施される場合、下部電極12がウエハWの処理位置まで上昇する。
チャンバ11の天井部には、チャンバ11内に後述する処理ガスを供給するシャワーヘッド26が配置されている。シャワーヘッド26は、処理空間Sに面した多数のガス通気孔27を有する円板状の上部電極28と、該上部電極28の上方に配置され且つ上部電極28を着脱可能に支持する電極支持体29とを有する。
上部電極28には、上部高周波電源30が上部整合器31を介して接続されており、上部高周波電源30は、所定の高周波電力を上部電極28に印加する。また、上部整合器31は、上部電極28からの高周波電力の反射を低減して該高周波電力の上部電極28への入射効率を最大にする。
電極支持体29の内部にはバッファ室32が設けられ、このバッファ室32には処理ガス導入管33が接続されており、処理ガス導入管33の途中にはバルブ34が配置されている。また、バッファ室32には、例えば、処理ガス導入管33から四フッ化ケイ素(SiF),酸素ガス(O),アルゴンガス(Ar)及び四フッ化炭素(CF)の単独、又は組み合わせからなる処理ガスが導入され、該導入された処理ガスはガス通気孔27を介して処理空間Sに供給される。
この基板処理装置10のチャンバ11内では、上述したように、下部電極12及び上部電極28に高周波電力が印加され、該印加された高周波電力によって処理空間Sにおいて処理ガスから高密度のプラズマが発生し、イオンやラジカルが生成される。これら生成されたラジカルやイオンは、フォーカスリング22によってウエハWの表面に収束され、ウエハWの表面を物理的又は化学的にエッチングする。
図2は、図1におけるAPCバルブの構成を概略的に示す図であり、(A)は該APCバルブの縦断面図であり、(B)は該APCバルブの水平断面図である。
図2(A)及び2(B)において、APCバルブ17は、平面視楕円状の容器からなる本体35と、該本体35の略中央に位置し、本体35の内部を排気流路室36及びトラップ洗浄室37(隔離収容室)に仕切るゲートバルブ38と、本体35の内部において水平に移動可能な弁体40とを備える。
また、図2(A)において、TMP18は、図中上下方向、すなわち排気流の方向に沿って配置された回転軸44と、該回転軸44を収容するように回転軸44と平行に配置される円筒体45と、回転軸44から垂直に突出する複数のブレード状の回転翼46と、円筒体45の内周面から回転軸44に向けて突出する複数のブレード状の静止翼47とを備える。
複数の回転翼46は回転軸44から放射状に突出して回転翼群を形成し、複数の静止翼47は、円筒体45の内周面の同一円周上において等間隔に配置され、且つ回転軸44に向けて突出して静止翼群を形成する。TMP18では回転翼群と静止翼群とが複数存在し、各回転翼群は回転軸44に沿って等間隔に配置され、各静止翼群は隣接する2つの回転翼群の間に配置される。
一般的に、TMP18では最上の回転翼群が最上の静止翼群より上側に配置される。すなわち、最上の回転翼群が最上の静止翼群より排気マニホールド16側に配置される。また、TMP18は、回転翼46を回転軸44周りに高速回転させることにより、ガスを排気マニホールド16からTMP18の下側へ高速排気する。
排気流路室36は、排気マニホールド16及びTMP18の間に介在し、円孔である上部開口部41を介して排気マニホールド16と連通し、且つ円孔である下部開口部42を介してTMP18と連通する。図2(A)において、上部開口部41及び下部開口部42は同軸上に配置され、排気流は上部開口部41から下部開口部42へ向けて流れる。
弁体40は円板状を呈し、本体35の内部における略中央に位置する軸39を中心に回転移動することにより、排気流路室36及びトラップ洗浄室37を往来する。弁体40が排気流路室36へ移動して該排気流路室36内へ突出した場合、該弁体40は上部開口部41及び下部開口部42の間に介在し、排気流に対して垂直に突出することによって排気流を阻害する。また、弁体40は回転移動することによって排気流の阻害量を変化させて排気流量を調整し、これにより、排気マニホールド16内の圧力、引いては処理空間Sの圧力を制御する。
弁体40は排気流路室36内へ最大限突出した際に、図2(B)に示すように、下部開口部42を上部開口部41から完全に隠す大きさを有するが、該弁体40は、排気流路室36内へ最大限突出した際における上部開口部41(下部開口部42)に対応する位置において、上部開口部41から下部開口部42へ向けて貫通して開口する貫通穴43(貫通開口部)を有する。該貫通穴43の直径は、排気流に沿う方向から眺めたとき、上部開口部41及び下部開口部42の直径と略同じである。
また、弁体40は、貫通穴43をTMP18側において覆うパーティクルトラップ48(粒子進入阻止機構)を備える。
図3は、図2におけるパーティクルトラップの構成を概略的に示す図であり、(A)は該パーティクルトラップの平面図であり、(B)は該パーティクルトラップの側面図であり、(C)は該パーティクルトラップによるパーティクルの進入阻止の様子を示す図である。排気流路室36中の排気流は、図3(A)において奥行きに向かって流れ、図3(B)において上から下へ流れる。
図3(A)及び3(B)において、パーティクルトラップ48は、排気流に沿う方向から眺めたときに同心円状に配された直径が異なる3つの円環部材49a,49b,49cと、各円環部材49a,49b,49cに架橋され且つ排気流に沿う方向から眺めたときに最小の円環部材49cから放射状に配された細板状の阻止部材50a〜50hとを有する。
このパーティクルトラップ48では、排気流に沿う方向から眺めたときに、円環部材49a,49b,49cや阻止部材50a〜50hによって覆われない部分、すなわち開口部の面積が、全体の面積(円環部材49aの外径を有する円の面積)の、例えば、90%以上である。以下、パーティクルトラップ48を排気流に沿う方向から眺めたときの全体の面積に対する開口部の面積の割合を開口率という。該開口率が大きいほど排気流を阻害しない。なお、排気流に沿う方向から眺めたときに弁体40の貫通穴43が下部開口部42と一致する場合、すなわち、貫通穴43だけでなく下部開口部42も間接的にパーティクルトラップ48によって覆われる場合、該パーティクルトラップ48の開口率が90%以上であれば、上部開口部41、貫通穴43及び下部開口部42から構成される排気流路のコンダクタンスを低下させないことが確認されている。
パーティクルトラップ48では、3つの円環部材49a,49b,49cは直径が小さくなるほど排気流の下流側(TMP18側)に配されるので、各円環部材49a,49b,49cに架橋された各阻止部材50a〜50hは排気流(図3(B)中の矢印)に対して斜めに配される。したがって、各阻止部材50a〜50hが有する各面は排気流に対して正対せず、斜めに配される。
ここで、TMP18では、最上の回転翼群が最上の静止翼群より排気マニホールド16側に配置されているため、チャンバ11から排出されたパーティクルは、TMP18へ到達すると、回転翼46に衝突して上側、すなわち排気マニホールド16へ向けて反跳する。このとき、回転翼46は高速回転しているため、衝突によってパーティクルが回転翼46から受け取るエネルギーの殆どは回転翼46の回転方向の運動エネルギーである。また、回転翼46の回転方向は排気流に対して垂直である。その結果、反跳パーティクルの進行方向は、排気流に対して斜めとなる。
ここで、上述したように、各阻止部材50a〜50hが有する各面は排気流に対して斜めに配されるため、図3(C)に示すように、各阻止部材50a〜50hは反跳パーティクルの進路を遮断する。特に、パーティクルトラップ48の各阻止部材50a〜50hは、それらの一部の面が反跳パーティクルの進路に正対するように、各円環部材49a,49b,49cに対する取り付け角度が調整されている。これにより、反跳パーティクルと各阻止部材50a〜50hが有する各面との衝突確率を高めることができ、各阻止部材50a〜50hは反跳パーティクルの排気マニホールド16への進入、引いては、チャンバ11の処理空間Sへの進入を防止する。特に、各阻止部材50a〜50hの面を、メッシュ状部材(例えば、SUS,テフロン(登録商標)、シリカ(SiO)、アルミナ(Al)のいずれかから成るメッシュ状部材)で覆うと、各面に衝突する反跳パーティクルがメッシュ状部材によって捕捉されるため、反跳パーティクルのチャンバ11の処理空間Sへの進入をより確実に防止することができる。
また、パーティクルトラップ48は排気流に沿う軸を中心に回転する。具体的には、排気流に沿う方向から眺めたときに、TMP18の回転翼46が時計回りに回転する場合には、パーティクルトラップ48は各円環部材49a,49b,49cの中心点を中心に反時計回りに回転し、TMP18の回転翼46が反時計回りに回転する場合には、パーティクルトラップ48は各円環部材49a,49b,49cの中心点を中心に時計回りに回転する(図3(A))。
パーティクルトラップ48は排気流に沿う軸を中心に回転すると、排気流によって運ばれるパーティクル(チャンバ11からTMP18へ向けて流れるパーティクル)がパーティクルトラップ48を通過する際に該パーティクルが各阻止部材50a〜50hと衝突する確率を高めることができ、各阻止部材50a〜50hによるパーティクルの捕捉確率を高めることができる。例えば、図4(A)〜4(C)に示すように、パーティクルがパーティクルトラップ48を通過し始めたとき(図4(A))にその進路上に存在していない阻止部材50fは、パーティクルトラップ48の回転によってパーティクルの進路に近づき(図4(B))、やがてパーティクルと衝突して該パーティクルを捕捉する(図4(C))。これにより、パーティクルトラップ48は、反跳パーティクルのチャンバ11の処理空間Sへの進入を防止するだけでなく、排気流によって運ばれるパーティクルがTMP18へ流れ込むのを防止することができる。
パーティクルトラップ48の回転速度は、パーティクルがパーティクルトラップ48を通過する間に、或る阻止部材50が隣接する阻止部材50が存在していた位置まで移動可能な速度(例えば、図3(A)において、阻止部材50fが、阻止部材50eが存在していた位置まで移動可能な速度、すなわち、パーティクルトラップ48が1/8回転する速度)以上であるのが好ましい。これにより、各阻止部材50a〜50hは、パーティクルがパーティクルトラップ48を通過する間に、排気流に沿う方向から眺めたときの開口部を走査することができ、これにより、該開口部を通過するパーティクルの捕捉確率をさらに高めることができる。
パーティクルトラップ48は回転してもその開口率が変化する訳ではないので、該パーティクルトラップ48の回転が排気流を阻害することはない。むしろ、各阻止部材50a〜50hをブレード状に構成し、パーティクルトラップ48自身がTMP18への流れを生じさせるように該パーティクルトラップ48を構成すれば、チャンバ11の処理空間Sの排気効率をより高めることができる。
また、減圧された雰囲気、例えば、数mTorr〜数Torrの雰囲気では、該雰囲気中のパーティクルに温度差に起因する熱泳動力が作用することが知られている。具体的には、該パーティクルは温度の低い物体に引き寄せられる。本実施の形態におけるパーティクルトラップ48では、該熱泳動力を利用するために、パーティクルトラップ48は冷却機構(図示しない)、例えば、ペルチェ素子や冷媒通路を備え、該冷却機構は各阻止部材50a〜50hを冷却する。
排気流における圧力はせいぜい数Torrであるため、各阻止部材50a〜50hを冷却すると、排気流によって運ばれるパーティクルがパーティクルトラップ48、特に各阻止部材50a〜50hの側を通過する際、該パーティクルに熱泳動力が作用して各阻止部材50a〜50hへ引き寄せられ、これにより、各阻止部材50a〜50hによるパーティクルの捕捉確率を高めることができる。例えば、図5(A)〜5(C)に示すように、パーティクルがパーティクルトラップ48を通過し始めたとき(図5(A))に、その進路上に阻止部材50fが存在していなくても、熱泳動力によってパーティクルの進路が阻止部材50fへ向かうように変更され(図5(B)、やがて阻止部材50fと衝突して該阻止部材50fによって捕捉される(図5(C))。これによっても、パーティクルトラップ48は排気流によって運ばれるパーティクルがTMP18へ流れ込むのを防止することができる。
図2(A)及び2(B)に戻り、APCバルブ17において、ゲートバルブ38は開閉自在に構成され、弁体40が排気流路室36からトラップ洗浄室37へ移動する際、又はトラップ洗浄室37から排気流路室36へ移動する際、開弁して排気流路室36及びトラップ洗浄室37を連通させる。また、APCバルブ17がチャンバ11内の圧力を制御する際やトラップ洗浄室37に移動した弁体40のパーティクルトラップ48を洗浄する際、ゲートバルブ38は閉弁してトラップ洗浄室37を排気流路室36から隔離する。
弁体40のパーティクルトラップ48によって反跳パーティクルのチャンバ11の処理空間Sへの進入を防止し続けると、各阻止部材50a〜50hの各面に捕捉されたパーティクルの量が増加する。捕捉されたパーティクルの量の増加は、特に反跳パーティクルの進路に正対する面において顕著である。捕捉されたパーティクルが増加すると、パーティクルトラップ48に何らかの外力が加わった際の各阻止部材50a〜50hからのパーティクルの落下・剥離の可能性が増加する。剥離したパーティクルはTMP18へ流れ込んで反跳パーティクルとなる虞がある。
本実施の形態に係るTMP18では、これに対応して、パーティクルトラップ48の洗浄を行う。具体的には、トラップ洗浄室37がパーティクルトラップ48の洗浄機構51を備える。該洗浄機構51としては、例えば、気相及び液相又は気相及び固相の2つの相状態を呈する(すなわち、エアロゾル状の)洗浄物質をパーティクルトラップ48へ向けて噴出する装置、加熱された水蒸気をパーティクルトラップ48へ向けて噴出する装置、気体、例えば不活性ガスをパルス波状にパーティクルトラップ48へ吹き付ける装置、気体、例えば不活性ガスの衝撃波をパーティクルトラップ48へ付与する装置、プラズマ、例えば酸素ラジカルをパーティクルトラップ48へ向けて供給する装置、洗浄溶液を液相のままパーティクルトラップ48へ吹き付ける装置、パーティクルトラップ48を洗浄溶液槽へ浸漬させる装置、パーティクルトラップ48へ振動を付与する装置、又は、パーティクルトラップ48にヒートサイクルを付与して熱応力によってパーティクルを剥離させる装置が該当する。
パーティクルトラップ48へエアロゾル状の洗浄物質を噴出する場合には、該洗浄物質のパーティクルトラップ48への到達時の温度が約80度になるように洗浄物質を加熱して噴出するのが好ましく、これにより、洗浄物資による洗浄効果だけでなく熱応力による洗浄効果も期待することができ、パーティクルトラップ48の洗浄を迅速且つ確実に行うことができる。また、プラズマをパーティクルトラップ48へ供給する場合、該プラズマはトラップ洗浄室37内で発生させてもよく、又はリモートプラズマ発生装置によって発生させたプラズマをトラップ洗浄室37内へ導入してもよい。
従来の基板処理装置において、排気流路内に配される器具等を洗浄する場合、該器具を取り出すために排気流路を大気開放する必要があるが、排気流路を大気開放するとチャンバ11の処理空間Sの圧力も大気圧に戻ってしまうため、器具の洗浄後に処理空間Sを減圧するための排気(真空引き)を行う必要がある。
一方、基板処理装置10では、パーティクルトラップ48が洗浄機構51によって洗浄される際、トラップ洗浄室37がゲートバルブ38によって排気流路室36から隔離されるため、例えば、洗浄効果を高めるためにトラップ洗浄室37内を大気開放する場合であっても、排気流路室36内の圧力、引いては、排気マニホールド16やチャンバ11の処理空間Sの圧力は大気圧に戻ることがない。また、洗浄機構51から噴出される洗浄剤やパーティクルトラップ48から除去されたパーティクルが排気流路室36、引いては、処理空間Sへ逆流することもない。これにより、パーティクルトラップ48の洗浄後も処理空間Sを減圧するために排気を行う必要が無くすことができ、もって、基板処理装置10の稼働率を向上することができるとともに、チャンバ11の処理空間Sが不用意にパーティクル等によって汚染されるのを防止することができる。
本実施の形態に係る排気制御装置としてのAPCバルブ17によれば、パーティクルトラップ48の各阻止部材50a〜50hがTMP18からの反跳パーティクルの進路を遮断するように配置され、且つ該パーティクルトラップ48の排気流に沿う方向から眺めたときの開口率が90%以上であるので、反跳パーティクルのチャンバ11の処理空間Sへの進入を防止するとともに、排気流路のコンダクタンスを低下させることがなく、TMP18による排気効率の低下を防止することができる。
また、パーティクルトラップ48では、各阻止部材50a〜50hが有する各面は排気流に対して正対しないので、各阻止部材50a〜50hは排気の流れを阻害しにくく、もって、排気流路のコンダクタンスの低下を確実に防止することができる。
さらに、パーティクルトラップ48では、各阻止部材50a〜50hは、排気流に沿う方向から眺めたときに、放射状に配されるので、該パーティクルトラップ48を通過する排気流を乱すことがなく、もって、排気効率の低下を確実に防止することができる。
また、上述したAPCバルブ17において、弁体40は、パーティクルトラップ48が多量のパーティクルを捕捉した場合、該パーティクルトラップ48をトラップ洗浄室37に容易且つ確実に移動させることができるため、パーティクルトラップ48の各阻止部材50a〜50hから剥離したパーティクルの排気マニホールド16内への飛散を未然に防止することができる。
上述したパーティクルトラップ48では、該パーティクルトラップ48が冷却機構を備えたが、パーティクルトラップ48はさらに、若しくは冷却機構に加えて各阻止部材50a〜50hに正の直流電圧を印加する電圧印加機構を備えていてもよい。
チャンバ11の処理空間Sから流れてくるパーティクルは負に帯電していることが多いため、各阻止部材50a〜50hに正の直流電圧を印加すると、該パーティクルに静電気力させて各阻止部材50a〜50hへ引き寄せることができる。これにより、各阻止部材50a〜50hによるパーティクルの捕捉確率を高めることができる。
また、パーティクルトラップ48では、各阻止部材50a〜50hが、排気流に沿う方向から眺めたときに放射状に配されたが、図6(A)及び6(B)に示すように、排気流に沿う方向から眺めたときに、複数の直径が互いに異なる円筒状の阻止部材52a〜52dが同心円状に配されてもよい。各阻止部材52a〜52dは直径が小さくなるほど排気流の下流側(TMP18側)に配される。また、排気流に沿う方向の長さが所定値以上であり、排気流に沿う方向に関して隣接する阻止部材52同士の間隔が充分小さいため、各阻止部材52a〜52dは反跳パーティクルの進路を遮断する(図6(C))。一方、各阻止部材52a〜52dはその厚みが薄く構成されているため、排気流に対する開口率は非常に大きく、例えば、90%以上である。
以上より、図6(A)及び6(B)に示すパーティクルトラップ53も、反跳パーティクルのチャンバ11の処理空間Sへの進入を防止するとともに、TMP18による排気効率の低下を防止することができる。また、パーティクルトラップ53では、各阻止部材52a〜52dは、排気流に沿う方向から眺めたときに、同心円状に配されるので、該パーティクルトラップ53を通過する排気流を乱すことがなく、もって、排気効率の低下を確実に防止することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る排気制御装置について説明する。
本実施の形態は、その構成や作用が上述した第1の実施の形態と基本的に同じであり、弁体及びパーティクルトラップが一体化されていない点で上述した第1の実施の形態と異なる。したがって、重複した構成、作用については説明を省略し、以下に異なる構成、作用についての説明を行う。
図7は、本実施の形態に係る排気制御装置としてのAPCバルブの構成を概略的に示す図であり、(A)は該APCバルブの縦断面図であり、(B)は該APCバルブの水平断面図である。
図7(A)及び7(B)において、APCバルブ54は、本体35、ゲートバルブ38の他に、本体35の内部において水平に移動可能な弁体55と、パーティクルトラップ48を排気流路室36及びトラップ洗浄室37の間において移動可能なアーム機構56(移動機構)とを備える。
弁体55は円板状を呈し、本体35の内部における略中央に位置する軸39を中心に回転移動することにより、排気流路室36及びトラップ洗浄室37を往来する。弁体55が排気流路室36へ移動して該排気流路室36内へ突出した場合、排気流に対して垂直に突出することによって排気流を阻害する。また、弁体55は排気流の阻害量を変化させて排気流量を調整し、これにより、排気マニホールド16内の圧力、引いては処理空間Sの圧力を制御する。なお、弁体55は弁体40が有する貫通穴43のような貫通穴を有していない。
アーム機構56は、水平方向(排気流に対して垂直な方向)に伸縮自在なアーム部56aと、該アーム部56aの先端に配されてパーティクルトラップ48を釣支して昇降させるトラップ昇降ベルト56bとを有する。
TMP18からの反跳パーティクルの処理空間Sへの進入を防止する場合、アーム部56aが伸長してパーティクルトラップ48を排気流路室36内へ搬送し、さらにトラップ昇降ベルト56bがパーティクルトラップ48を降下させてパーティクルトラップ48を下部開口部42内に挿嵌する。このとき、パーティクルトラップは、排気流に沿う方向から眺めたときに、各阻止部材50a〜50hが放射状に配され、且つ各阻止部材50a〜50hの各面が跳パーティクルの進路を遮断するように下部開口部42内に挿嵌される。これにより、反跳パーティクルのチャンバ11の処理空間Sへの進入を防止するとともに、排気流路のコンダクタンスを低下させることがなく、TMP18による排気効率の低下を防止することができる。ここで、アーム機構56は、パーティクルトラップ48を下部開口部42内に挿嵌した後、トラップ昇降ベルト56bをパーティクルトラップ48から切り離し、パーティクルトラップ48を下部開口部42内に挿嵌したまま、トラップ昇降ベルト56bをトラップ洗浄室37へ収容してもよい。
また、アーム機構56は、パーティクルトラップ48が多量のパーティクルを捕捉した場合、該パーティクルトラップ48をトラップ洗浄室37に容易且つ確実に移動させることができるため、パーティクルトラップ48の各阻止部材50a〜50hから剥離したパーティクルの排気マニホールド16内への飛散を未然に防止することができる。
上述したAPCバルブ54では、1つのパーティクルトラップのみが用意されたが、APCバルブ54が複数のパーティクルトラップ、例えば、図8(A)や8(B)に示すような、パーティクルトラップ48とは互いに開口率が異なる複数のパーティクルトラップを備えていてもよい。開口率が異なるパーティクルトラップを下部開口部42へ挿嵌すると、該パーティクルトラップによる排気流の阻害量を変化させることができるため、排気流路のコンダクタンスを変化させることができる。
したがって、排気流路の所望のコンダクタンスに応じて、所定の開口率を有するパーティクルトラップを選択してアーム機構56によって下部開口部42に挿嵌すれば、弁体55と協働して、又は該パーティクルトラップ単独で所望のコンダクタンスを実現することができる。すなわち、互いに開口率が異なるパーティクルトラップの入れ換えによって排気流路の所望のコンダクタンスを容易且つ確実に実現することができる。
開口率が異なるパーティクルトラップを実現するためには、例えば、図8(A)や9(B)に示すように、阻止部材50a〜50hの一部又は全部をより幅の広い阻止部材(50i〜50p)に置換するのが好ましい。
本実施の形態では、トラップ洗浄室37、ゲートバルブ38及びアーム機構56をAPCバルブ54に配置したが、トラップ洗浄室37、ゲートバルブ38及びアーム機構56の配置位置はこれに限られない。例えば、図9に示すように、トラップ洗浄室37、ゲートバルブ38及びアーム機構56が排気マニホールド16の途中に配されてもよく、若しくは、TMP18のマニホールド部に配置されてもよい。いずれの場合も、アーム機構56がパーティクルトラップ48を排気流中に配することができればよく、また、ゲートバルブ38が排気流とトラップ洗浄室37を隔離できればよい。なお、各トラップ洗浄室37が洗浄機構51を備えるのが好ましいのは言うまでもない。いずれの場合にも、パーティクルトラップ48を用いれば、反跳パーティクルのチャンバ11の処理空間Sへの進入を防止するとともに、TMP18による排気効率の低下を防止することができる。
なお、上述した各実施の形態では、チャンバ11でRIE処理が施される基板は半導体用のウエハであったが、RIE処理が施される基板はこれに限られず、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やFPD(Flat Panel Display)等のガラス基板であってもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る排気制御装置が適用される基板処理装置の構成を概略的に示す断面図である。 図1におけるAPCバルブの構成を概略的に示す図であり、(A)は該APCバルブの縦断面図であり、(B)は該APCバルブの水平断面図である。 図2におけるパーティクルトラップの構成を概略的に示す図であり、(A)は該パーティクルトラップの平面図であり、(B)は該パーティクルトラップの側面図であり、(C)は該パーティクルトラップによるパーティクルの進入阻止の様子を示す図である。 回転するパーティクルトラップと排気流によって運ばれるパーティクルとの衝突を説明するための工程図である。 熱泳動力によるパーティクルトラップのパーティクルの捕捉を説明するための工程図である。 パーティクルトラップの変形例の構成を概略的に示す図であり、(A)は該パーティクルトラップの平面図であり、(B)は該パーティクルトラップの側面図であり、(C)は該パーティクルトラップによるパーティクルの進入阻止の様子を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る排気制御装置としてのAPCバルブの構成を概略的に示す図であり、(A)は該APCバルブの縦断面図であり、(B)は該APCバルブの水平断面図である。 図3のパーティクルトラップと開口率が異なるパーティクルトラップの構成を概略的に示す平面図であり、(A)は阻止部材の一部をより幅の広い阻止部材に置換したパーティクルトラップであり、(B)は阻止部材の全部をより幅の広い阻止部材に置換したパーティクルトラップである。 図7におけるトラップ洗浄室、ゲートバルブ及びアーム機構の配置位置の変形例を示す断面図である。
符号の説明
W ウエハ
S 処理空間
10 基板処理装置
11 チャンバ
16 排気マニホールド
17,54 APCバルブ
18 TMP
36 排気流路室
37 トラップ洗浄室
38 ゲートバルブ
40,55 弁体
46 回転翼
48,53 パーティクルトラップ
50a〜50h,52a〜52d 阻止部材
51 洗浄機構
56 アーム機構

Claims (18)

  1. 基板に所定の処理を施す処理室、及び高速回転する回転翼を有する排気ポンプの間の排気流路に突出自在な板状の弁体であって、
    前記排気流路中の排気流に沿って貫通する貫通開口部と、
    該貫通開口部を覆う粒子進入阻止機構とを備え、
    該粒子進入阻止機構は、前記排気ポンプから反跳してきた粒子の進路を遮断するように配置された複数の阻止部材を有し、
    前記粒子進入阻止機構の前記排気流路中の排気流に対する開口率が所定値以上であることを特徴とする弁体。
  2. 前記所定値は90%であることを特徴とする請求項1記載の弁体。
  3. 各前記阻止部材が有する各面は前記排気流に対して正対しないことを特徴とする請求項1又は2記載の弁体。
  4. 基板に所定の処理を施す処理室、及び高速回転する回転翼を有する排気ポンプの間の排気流路に配される粒子進入阻止機構であって、
    前記排気ポンプから反跳してきた粒子の進路を遮断するように配置された複数の阻止部材を備え、
    前記排気流路中の排気流に対する開口率が所定値以上であることを特徴とする粒子進入阻止機構。
  5. 前記複数の阻止部材は、前記排気流に沿う方向から眺めたときに、放射状に配されることを特徴とする請求項4記載の粒子進入阻止機構。
  6. 前記複数の阻止部材は、前記排気流に沿う方向から眺めたときに、同心円状に配されることを特徴とする請求項4記載の粒子進入阻止機構。
  7. 前記所定値は90%であることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の粒子進入阻止機構。
  8. 各前記阻止部材が有する各面は前記排気流に対して正対しないことを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の粒子進入阻止機構。
  9. 前記排気流に沿う軸を中心に回転することを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項に記載の粒子進入阻止機構。
  10. 各前記阻止部材を冷却する冷却機構を備えることを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1項に記載の粒子進入阻止機構。
  11. 各前記阻止部材に直流電圧を印加する電圧印加機構を備えることを特徴とする請求項4乃至10のいずれか1項に記載の粒子進入阻止機構。
  12. 基板に所定の処理を施す処理室、及び高速回転する回転翼を有する排気ポンプの間に配される排気制御装置であって、
    前記処理室及び前記排気ポンプの間の排気流路に配される粒子進入阻止機構を備え、
    該粒子進入阻止機構は、前記排気ポンプから反跳してきた粒子の進路を遮断するように配置された複数の阻止部材を有し、
    前記粒子進入阻止機構の前記排気流路中の排気流に対する開口率が所定値以上であることを特徴とする排気制御装置。
  13. 前記粒子進入阻止機構を前記排気流路から隔離して収容する隔離収容室と、前記粒子進入阻止機構を前記排気流路及び前記隔離収容室の間で自在に移動させる移動機構とをさらに備え、
    前記隔離収容室は前記収容された粒子進入阻止機構を洗浄する洗浄機構を有することを特徴とする請求項12記載の排気制御装置。
  14. 前記洗浄機構は、気相及び液相又は気相及び固相の2つの相状態を呈する物質、気体のパルス波、気体の衝撃波、ラジカル、洗浄溶液、振動、若しくは熱応力からなる手段の群から選択された少なくとも1つを用いることを特徴とする請求項13記載の排気制御装置。
  15. 前記所定値は90%であることを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の排気制御装置。
  16. 前記排気流路及び前記隔離収容室の間を移動自在な板状の弁体をさらに備え、
    該弁体は前記排気流路中の排気流に沿って貫通する貫通開口部を有し、
    前記粒子進入阻止機構は前記貫通開口部を覆うことを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項に記載の排気制御装置。
  17. 互いに前記開口率が異なる複数の前記粒子進入阻止機構を備え、
    前記移動機構は、前記排気流路の所望のコンダクタンスに応じて前記複数の粒子進入阻止機構から該所望のコンダクタンスに対応する前記粒子進入阻止機構を選択して前記排気流路に配することを特徴とする請求項13記載の排気制御装置。
  18. 基板に所定の処理を施す処理室と、高速回転する回転翼を有する排気ポンプと、前記処理室及び前記排気ポンプの間に配される排気制御装置とを備える基板処理装置であって、
    前記排気制御装置は、前記処理室及び前記排気ポンプの間の排気流路に配される粒子進入阻止機構を有し、
    該粒子進入阻止機構は、前記排気ポンプから反跳してきた粒子の進路を遮断するように配置された複数の阻止部材を有し、
    前記粒子進入阻止機構の前記排気流路中の排気流に対する開口率が所定値以上であることを特徴とする基板処理装置。
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