JP2010032035A - 変速電磁クラッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】より実用的な変速電磁クラッチを提供する。
【解決手段】変速電磁クラッチは、スクロール型圧縮機3のフロントハウジング5と駆動軸25とに装着される。コイル57に一方向で通電を行えば、固定磁石59を除く固定コア55の一部、可動コア69及び第1アーマチュア81で磁気回路が形成され、第1アーマチュア81が固定コア55に磁着する。また、コイル57に逆方向で通電を行えば、可動磁石71を除く可動コア69の一部、第2アーマチュア83及び固定コア55で磁気回路が形成され、第2アーマチュア83が可動コア69に磁着する。こうして、プーリ79と駆動軸25との動力伝達を2種類の変速で行うことができるとともに、動力遮断も行うことができる。
【選択図】図1
【解決手段】変速電磁クラッチは、スクロール型圧縮機3のフロントハウジング5と駆動軸25とに装着される。コイル57に一方向で通電を行えば、固定磁石59を除く固定コア55の一部、可動コア69及び第1アーマチュア81で磁気回路が形成され、第1アーマチュア81が固定コア55に磁着する。また、コイル57に逆方向で通電を行えば、可動磁石71を除く可動コア69の一部、第2アーマチュア83及び固定コア55で磁気回路が形成され、第2アーマチュア83が可動コア69に磁着する。こうして、プーリ79と駆動軸25との動力伝達を2種類の変速で行うことができるとともに、動力遮断も行うことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は変速電磁クラッチに関する。
特許文献1に従来の変速電磁クラッチが開示されている。この変速電磁クラッチは電動機に装着されることとされている。電動機は、ハウジングと、ハウジングから先端部が露出し、ハウジングに回転可能に設けられた駆動軸とを備えている。
この変速電磁クラッチでは、電動機のハウジングの前面に磁性材料からなる第1固定コアが固定される。第1固定コアはハウジングから駆動軸の軸方向に離反する一端側が開放されており、その内部には第1コイルが収納されている。また、第1固定コア及び第1コイルの前面には非磁性材料からなる遮磁部材が固定されており、遮磁部材の前面には磁性材料からなる第2固定コアが固定されている。第2固定コアも一端側が開放されており、その内部に第2コイルが収納されている。
駆動軸の先端部には太陽歯車が駆動軸の軸心と同心で回転可能に固定されている。太陽歯車は軸方向の後方に向かって突出するボス部を有しており、そのボス部にはアームが支持されている。ボス部とアームとの間には、アームを駆動軸の軸心と同心で回転可能に支承する軸受が設けられている。
また、駆動軸の先端部のより先端側にはボルトによってハブが固定されており、太陽歯車及びハブにはプーリが支持されている。プーリは磁性材料からなり、第1固定コアの外周まで延びている。太陽歯車及びハブとプーリとの間には、プーリを駆動軸の軸心と同心で回転可能に支承する軸受が設けられている。また、ハブには板ばねによってプーリと対面可能な第1アーマチュアが支持されている。
太陽歯車には第1遊星歯車が噛合している。また、プーリの内周面には内歯が形成されており、その内歯には第2遊星歯車が噛合している。第2遊星歯車は第1遊星歯車に噛合しており、第1遊星歯車は太陽歯車に噛合している。第1、2遊星歯車はアームに回転可能に支持されている。アームには板ばねによって第2固定コアと対面可能な第2アーマチュアが支持されている。
この変速電磁クラッチでは、第1コイルに通電を行い、第2コイルには通電を行わないことにより、第1固定コア、プーリ及び太陽歯車で磁気回路を形成することが可能である。このため、この状態では第1アーマチュアがプーリに磁着し、駆動軸の回転がボルト、ハブ及び第1アーマチュアを介してプーリに直接的に伝達される。
また、第2コイルに通電を行い、第1コイルには通電を行わないことにより、第2固定コア及び第2アーマチュアで磁気回路を形成することが可能である。このため、この状態では第2アーマチュアが第2固定コアに磁着し、アームがハウジングに固定される。このため、駆動軸の回転は、太陽歯車、第1遊星歯車及び第2遊星歯車を介してプーリに伝達される。
第1、2コイルに通電を行わなければ、第1、2アーマチュアは第1、2固定コアに磁着せず、駆動軸の動力はプーリに伝達されない。
こうして、この変速電磁クラッチは、駆動軸とプーリとの動力伝達を2種類の変速で行うことができるとともに、動力遮断も行うことができる。
また、特許文献2、3開示の変速電磁クラッチも知られている。これらの変速電磁クラッチは駆動軸に有効径の異なる2個のプーリが回転可能に設けられている。駆動軸と各プーリとの間には、各プーリを駆動軸の軸心と同心で回転可能に支承する軸受が設けられている。また、ハウジングには両プーリ間に位置するコイルが固定されており、コイル周りには磁性材料からなる固定コアが設けられている。コイルは通電される電流の正負が切替可能に構成されており、電流の正負を切り替えることにより2個のアーマチュアが選択的に固定コアに磁着するようになっている。各プーリは、各アーマチュアの選択的な磁着により、駆動軸と結合するようになっている。
この変速電磁クラッチにおいては、アーマチュアの磁着により有効径が大きいプーリで駆動軸を駆動させれば、駆動軸が高速で回転する。また、アーマチュアの磁着により有効径が小さいプーリで駆動軸を駆動させれば、駆動軸が低速で回転する。こうして、この変速クラッチにおいても、2種類の変速の下、プーリと駆動軸との動力伝達を2種類の変速で行うことができるとともに、動力遮断を行うことができる。
しかし、上記特許文献1開示の変速電磁クラッチは遊星歯車を2種類採用しており、また上記特許文献2、3開示の変速電磁クラッチはプーリを2個採用しており、いずれも構造が複雑である。このため、より実用的な変速電磁クラッチが求められている。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、より実用的な変速電磁クラッチを提供することを解決すべき課題としている。
第1発明の変速電磁クラッチは、ハウジングと、該ハウジングから先端部が露出し、該ハウジングに回転可能に設けられた駆動軸とに装着される変速電磁クラッチであって、
前記ハウジングに固定され、通電される電流の正負が切替可能なコイルと、
該ハウジングから前記駆動軸の軸方向に離反する一端側を除いて該コイルを囲包する磁性材料からなる固定コアと、
該コイルに他端側で対面するように該固定コアに固定され、該コイルへの一方向の通電時に生じる該固定コア内の磁束と対向する磁束を有する永久磁石からなる固定磁石と、
該駆動軸の軸心と同心で回転可能に該ハウジングに設けられたロータと、
該コイルの該一端側で該ロータに固定された磁性材料からなる可動コアと、
該コイルに該一端側で対面するように該可動コアに固定され、該コイルへの逆方向の通電時に生じる該固定コア内の磁束と対向する磁束を有する永久磁石からなる可動磁石と、
該駆動軸の前記先端部に該駆動軸の軸心と同心で回転可能に設けられた太陽歯車と、
該ロータに固定された内歯歯車と、
該太陽歯車及び該内歯歯車と噛合する遊星歯車と、
該遊星歯車を該ハウジングに対して該駆動軸の軸心と同心で回転可能に支承するアームと、
該遊星歯車及び該アームとともに該ハウジングに対して該駆動軸の軸心と同心で回転可能なプーリと、
該ロータに弾性的に設けられ、該固定磁石を介して該固定コアと磁着可能な第1アーマチュアと、
該プーリに弾性的に設けられ、該可動磁石を介して該可動コアと磁着可能な第2アーマチュアとを備えていることを特徴とする(請求項1)。
前記ハウジングに固定され、通電される電流の正負が切替可能なコイルと、
該ハウジングから前記駆動軸の軸方向に離反する一端側を除いて該コイルを囲包する磁性材料からなる固定コアと、
該コイルに他端側で対面するように該固定コアに固定され、該コイルへの一方向の通電時に生じる該固定コア内の磁束と対向する磁束を有する永久磁石からなる固定磁石と、
該駆動軸の軸心と同心で回転可能に該ハウジングに設けられたロータと、
該コイルの該一端側で該ロータに固定された磁性材料からなる可動コアと、
該コイルに該一端側で対面するように該可動コアに固定され、該コイルへの逆方向の通電時に生じる該固定コア内の磁束と対向する磁束を有する永久磁石からなる可動磁石と、
該駆動軸の前記先端部に該駆動軸の軸心と同心で回転可能に設けられた太陽歯車と、
該ロータに固定された内歯歯車と、
該太陽歯車及び該内歯歯車と噛合する遊星歯車と、
該遊星歯車を該ハウジングに対して該駆動軸の軸心と同心で回転可能に支承するアームと、
該遊星歯車及び該アームとともに該ハウジングに対して該駆動軸の軸心と同心で回転可能なプーリと、
該ロータに弾性的に設けられ、該固定磁石を介して該固定コアと磁着可能な第1アーマチュアと、
該プーリに弾性的に設けられ、該可動磁石を介して該可動コアと磁着可能な第2アーマチュアとを備えていることを特徴とする(請求項1)。
第1発明の変速電磁クラッチでは、コイルに一方向で通電を行えば、コイルは固定コア及び可動コアで磁気回路を形成しようとする。このとき、固定磁石の磁束が磁気回路の磁束と対向するため、磁束が第1アーマチュアを通る。なお、可動磁石の磁束は、磁気回路の磁束と一致するため、磁束は可動磁石を通る。第2アーマチュアの磁束は互いに打ち消し合う。このため、固定磁石を除く固定コアの一部、可動コア及び第1アーマチュアで磁気回路が形成され、第1アーマチュアが固定コアに磁着する。第2アーマチュアは可動コアに磁着しない。このため、この状態では、ロータがハウジングに固定されるため、プーリの回転は遊星歯車及び太陽歯車を介して駆動軸に増速で伝達される。
また、コイルに逆方向で通電を行えば、コイルは固定コア及び可動コアで磁気回路を形成しようとする。このとき、可動磁石の磁束が磁気回路の磁束と対向するため、磁束が第2アーマチュアを通る。なお、固定磁石の磁束は、磁気回路の磁束と一致するため、磁束は固定磁石を通り、第1アーマチュアを通らない。このため、可動磁石を除く可動コアの一部、第2アーマチュア及び固定コアで磁気回路が形成され、第2アーマチュアが可動コアに磁着する。第1アーマチュアは固定コアに磁着しない。このため、この状態では、ロータがプーリに固定されるため、プーリの回転はロータ、内歯歯車、遊星歯車及び太陽歯車を介して駆動軸に等速で伝達される。
コイルに通電を行わなければ、第1、2アーマチュアは固定コア及び可動コアに磁着せず、プーリの動力は駆動軸に伝達されない。
こうして、第1発明の変速電磁クラッチは、プーリと駆動軸との動力伝達を2種類の変速で行うことができるとともに、動力遮断も行うことができる。また、第1発明の変速電磁クラッチは、遊星歯車を1種類採用しているだけであり、またプーリも1個採用しているだけであり、これを駆動するベルトも1本で済むため、構造が比較的簡易である。
したがって、第1発明の変速電磁クラッチはより実用的なものとされている。
アームは、遊星歯車を回転可能に保持するとともに、プーリと一体に回転可能であり得る。そして、アームとハウジングとの間に第1軸受が設けられ、ロータとアーム又はハウジングとの間に第2軸受が設けられ得る(請求項2)。この場合、アームが遊星歯車及びプーリを保持するため、部品点数を少なくすることができる。
また、アームは、遊星歯車を回転可能に保持するピンと、ピンとは別体とされ、プーリと一体に回転可能なアーム本体とからなり得る。そして、アーム本体とハウジングとの間に第1軸受が設けられ、ロータとアーム本体又はハウジングとの間に第2軸受が設けられ得る(請求項3)。この場合、プーリに作用する荷重がアーム本体に伝わり、アーム本体から第1軸受を介してハウジングに伝わる。このため、プーリに作用する荷重がピンを介して遊星歯車に伝わり難く、遊星歯車が好適に回転する。また、このためにピンや遊星歯車を大型化する必要がなく、小型化を実現できる。
第1発明の変速電磁クラッチにおいて、第2軸受は第1軸受上に配設され得る(請求項4)。つまり、第1軸受と第2軸受とは径方向に沿って配設され得る。この場合、変速電磁クラッチの軸長が短くなり、車両等への搭載性が向上する。
また、第1発明の変速電磁クラッチにおいて、第1軸受と第2軸受とはそれぞれ駆動軸の軸方向に沿うように配設され得る(請求項5)。この場合、変速電磁クラッチの外径が小さくなり、車両等への搭載性が向上する。
第1発明の変速電磁クラッチにおいて、ロータは非磁性材料からなることが好ましい(請求項6)。この場合、ロータに磁束が漏れなくなり、本発明の作用が顕著になる。
また、第1発明の変速電磁クラッチにおいて、コイルは非磁性材料からなるブラケットによりハウジングに固定されていることが好ましい(請求項7)。この場合、コイルを容易にハウジングに固定できるとともに、ブラケットに磁束が漏れなくなり、本発明の作用が顕著になる。
第2発明の変速電磁クラッチは、ハウジングと、該ハウジングから先端部が露出し、該ハウジングに回転可能に設けられた駆動軸とに装着される変速電磁クラッチであって、
前記ハウジングに固定された第1コイルと、
該第1コイルを囲包する磁性材料からなる第1固定コアと、
該第1コイルよりも該ハウジングから軸方向に離反する一端側で該ハウジングに固定された第2コイルと、
該ハウジングから軸方向に離反する該一端側を除いて該第2コイルを囲包する磁性材料からなる第2固定コアと、
該駆動軸の軸心と同心で回転可能に該ハウジングに設けられたロータと、
該駆動軸の前記先端部に該駆動軸の軸心と同心で回転可能に設けられた太陽歯車と、
該ロータに固定された内歯歯車と、
該太陽歯車及び該内歯歯車と噛合する遊星歯車と、
該遊星歯車を該ハウジングに対して該駆動軸の軸心と同心で回転可能に支承するアームと、
該遊星歯車及び該アームとともに該ハウジングに対して該駆動軸の軸心と同心で回転可能なプーリと、
該ロータに弾性的に設けられ、該第1固定コアと磁着可能な第1アーマチュアと、
該第2コイルの該一端側で該ロータに固定され、該第2固定コアとともに磁気回路を形成可能な可動コアと、
該プーリに弾性的に設けられ、該可動コアに磁着可能な第2アーマチュアとを備えていることを特徴とする(請求項8)。
前記ハウジングに固定された第1コイルと、
該第1コイルを囲包する磁性材料からなる第1固定コアと、
該第1コイルよりも該ハウジングから軸方向に離反する一端側で該ハウジングに固定された第2コイルと、
該ハウジングから軸方向に離反する該一端側を除いて該第2コイルを囲包する磁性材料からなる第2固定コアと、
該駆動軸の軸心と同心で回転可能に該ハウジングに設けられたロータと、
該駆動軸の前記先端部に該駆動軸の軸心と同心で回転可能に設けられた太陽歯車と、
該ロータに固定された内歯歯車と、
該太陽歯車及び該内歯歯車と噛合する遊星歯車と、
該遊星歯車を該ハウジングに対して該駆動軸の軸心と同心で回転可能に支承するアームと、
該遊星歯車及び該アームとともに該ハウジングに対して該駆動軸の軸心と同心で回転可能なプーリと、
該ロータに弾性的に設けられ、該第1固定コアと磁着可能な第1アーマチュアと、
該第2コイルの該一端側で該ロータに固定され、該第2固定コアとともに磁気回路を形成可能な可動コアと、
該プーリに弾性的に設けられ、該可動コアに磁着可能な第2アーマチュアとを備えていることを特徴とする(請求項8)。
第2発明の変速電磁クラッチでは、第1コイルに通電を行い、第2コイルに通電を行わないことにより、第1アーマチュアが第1固定コアに磁着し、第1固定コア及び第1アーマチュアで磁気回路が形成される。このため、この状態ではロータがハウジングに固定されるため、プーリの回転は遊星歯車及び太陽歯車を介して駆動軸に増速で伝達される。
また、第2コイルに通電を行い、第1コイルに通電を行わないことにより、第2固定コア及び可動コアで磁気回路が形成される。このため、第2アーマチュアが可動コアに磁着する。このため、この状態ではロータがプーリに固定される。このため、プーリの回転は、ロータ、内歯歯車、遊星歯車及び太陽歯車を介して駆動軸に等速で伝達される。
第1、2コイルに通電を行わなければ、第1、2アーマチュアは第1固定コア及び可動コアに磁着せず、プーリの動力は駆動軸に伝達されない。
こうして、第2発明の変速電磁クラッチにおいても、実用的なものとされている。
第2発明の変速電磁クラッチにおいて、アームとハウジングとの間に第1軸受が設けられ、ロータとアーム又はハウジングとの間に第2軸受が設けられ得る。
第2発明の変速電磁クラッチにおいて、第2軸受は第1軸受上に配設され得る(請求項9)。この場合、変速電磁クラッチの軸長が短くなり、車両等への搭載性が向上する。
また、第2発明の変速電磁クラッチにおいて、第1軸受と第2軸受とはそれぞれ駆動軸の軸方向に沿って配設され得る。この場合、変速電磁クラッチの外径が短くなり、車両等への搭載性が向上する。
第2発明の変速電磁クラッチにおいて、ロータは非磁性材料からなることが好ましい(請求項10)。この場合、ロータに磁束が漏れなくなり、本発明の作用が顕著になる。
また、第2発明の変速電磁クラッチにおいて、コイルは非磁性材料からなるブラケットによりハウジングに固定されていることが好ましい。この場合、コイルを容易にハウジングに固定できるとともに、ブラケットに磁束が漏れなくなり、本発明の作用が顕著になる。
以下、第1発明を具体化した実施例1〜4と、第2発明を具体化した実施例5とを図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1の変速電磁クラッチはスクロール型圧縮機3に装着されている。
図1に示すように、実施例1の変速電磁クラッチはスクロール型圧縮機3に装着されている。
スクロール型圧縮機3では、ハウジングがフロントハウジング5とリヤハウジング7とから構成されており、フロントハウジング5とリヤハウジング7とが複数本のボルト9により接合されている。フロントハウジング5内には固定スクロール11が固定されており、固定スクロール11には可動スクロール13が噛合している。固定スクロール11は、円板状の基板11aと、この基板11aから前方(図中、左方向)に一体に突出する渦巻体11bとからなる。可動スクロール13は、円板状の基板13aと、この基板13aから後方に一体に突出する渦巻体13bとからなる。固定スクロール11及び可動スクロール13は、互いに噛み合うことにより、外周側から中心に向かって容積が小さくなる圧縮室を形成している。
また、フロントハウジング5内には隔壁15が固定されており、フロントハウジング5には前方から軸封装置17及び軸受19が設けられ、隔壁15には前方から軸受21及び軸封装置23が設けられている。これら軸封装置17、23及び軸受19、21により駆動軸25が回転可能に設けられている。駆動軸25の先端部25aは、フロントハウジング5のボス部5bから突出することによって露出している。隔壁15と可動スクロール13との間には背圧室15aが形成されている。背圧室15aは後述する吐出室7aと連通している。
駆動軸25の後端には、駆動軸25の軸芯から偏心して後方に突出する駆動ピン25aが一体に形成されている。駆動ピン25aにはブッシュ27が回動可能に設けられている。ブッシュ27はバランスウェイト27aを一体に有している。可動スクロール13の基板13aには前方に突出するボス部13cが形成されており、ボス部13cとブッシュ27との間には軸受31が設けられている。また、隔壁15と可動スクロール13の基板13aとの間には、可動スクロール13の公転を許容し、自転を防止する自転防止機構33が設けられている。
フロントハウジング5及び隔壁15によって吸入室5aが形成されている。吸入室5aは図示しない吸入口に接続された配管によって蒸発器に接続されている。外周側の圧縮室は、可動スクロール13の公転角度に応じ、隔壁15に形成された図示しない吸入通路により吸入室5aに連通するようになっている。
また、固定スクロール11の基板11aの中央には中央の圧縮室と連通する吐出ポート11cが形成されている。リヤハウジング7内は吐出ポート11cと連通する吐出室7aとされている。基板11aには、吐出ポート11cと当接する吐出弁35と、この吐出弁35のリフト量を規制するリテーナ37とが固定されている。吐出室7aは吐出口7bに接続された配管によって図示しない凝縮器に接続されている。
変速電磁クラッチでは、図2にも示すように、非磁性材料からなるブラケット51がフロントハウジング5の前面に複数本のボルト53によって固定されている。ブラケット51は前方に延出されており、その先端には磁性材料からなる固定コア55が固定されている。固定コア55はフロントハウジング5から駆動軸25の軸方向に離反する前端側が開放されており、その内部にはコイル57が収納された状態で固定されている。
固定コア55には、コイル57に後端側で対面するように永久磁石からなる複数個の固定磁石59が固定されている。各固定磁石59は、図4に示すように、駆動軸25の軸芯側がN極、外周側がS極とされている。
また、図2に示すように、フロントハウジング5のボス部5bの外周側には第1軸受61がサークリップ5cによって固定されており、第1軸受61の外周側には筒状をなすアーム63が設けられている。これにより、アーム63は駆動軸25の軸心と同心で回転できるようになっている。
アーム63の外周側には第2軸受65が設けられており、第2軸受65の外周側には筒状をなすロータ67が設けられている。ロータ67は非磁性材料からなる。第2軸受65はサークリップ67bによってロータ67に固定されている。これにより、ロータ67も駆動軸25の軸心と同心で回転できるようになっている。第2軸受65が第1軸受61上に配設されている。
ロータ67には磁性材料からなる可動コア69が固定されている。可動コア69は、コイル57の前端側に位置し、後端側が開放されている。可動コア69の内部には固定コア55及びコイル57の前部が収納されている。
可動コア69には、コイル57に前端側で対面するように永久磁石からなる複数個の可動磁石71が固定されている。可動磁石71は、図4に示すように、駆動軸25の軸芯側がN極、外周側がS極とされている。
さらに、図2に示すように、駆動軸25の先端部25aには太陽歯車73が固定されており、太陽歯車73は駆動軸25の軸心と同心で回転可能になっている。また、ロータ67の内周面には内歯歯車75が固定されている。そして、太陽歯車73及び内歯歯車75には複数個の遊星歯車77が噛合されている。
各遊星歯車77の軸芯にはピン77aが回動可能に挿通されており、各ピン77aの後端はアーム63に固定されている。このため、各遊星歯車77は、太陽歯車73及び内歯歯車75と噛合しながら、ピン77a回りに回動可能であるとともに、フロントハウジング5に対して駆動軸25の軸心と同心で回転可能になっている。
各ピン77aの先端にはスペーサ77b及びサークリップ77cによってプーリ79が固定されており、プーリ79は各遊星歯車77及びアーム63とともにフロントハウジング5に対して駆動軸25の軸心と同心で回転可能になっている。
ロータ67の外周側後端には径方向外側に突出するフランジ部67aが形成されており、フランジ部67aの前面には板ばね81aを介して第1アーマチュア81が固定されている。第1アーマチュア81は、図4に示すように、固定コア55の後端面との間に第1エアギャップ81bを有している。第1アーマチュア81は、板ばね81aの弾性変形に抗して第1エアギャップ81bを動き、固定コア55と当接できるようになっている。
また、図2に示すように、プーリ79のフランジ部79aの後面には板ばね83aを介して第2アーマチュア83が固定されている。第2アーマチュア83は、図4に示すように、可動コア69の前端面との間に第2エアギャップ83bを有している。第2アーマチュア83は、板ばね83aの弾性変形に抗して第2エアギャップ83bを動き、可動コア69と当接できるようになっている。
この変速電磁クラッチは以下のように組み付けられる。まず、図3に示すように、スクロール型圧縮機3を組み付け、その駆動軸25の先端部25aに太陽歯車73を固定する。また、フロントハウジング5に複数本のボルト53によってブラケット51を固定する。
一方、複数本のピン77aを固定したアーム63を用意し、このアーム63に第1軸受61を固定する。また、内歯歯車75を固定したロータ67を用意する。そして、アーム63に第2軸受65を固定し、第2軸受65にロータ67を嵌め、サークリップ67bで抜け止めを行う。ロータ67のフランジ部67aには図示しないリベットによって板ばね81aの一端を固定し、板ばね81aの他端にはリベットによって第1アーマチュア81を固定する。こうしてサブアッシーを組み付け、サブアッシーの第1軸受61をフロントハウジング5のボス部5bに嵌め、サークリップ5cで抜け止めする。
固定磁石59を固定した固定コア55を用意し、これにコイル57を一体に設け、これをブラケット51に固定する。次いで、可動磁石71を固定した可動コア69を用意し、これを固定コア55及びコイル57に被せながらロータ67に固定する。
また、プーリ79のフランジ部79aに図示しないリベットによって板ばね83aの一端を固定し、板ばね83aの他端にはリベットによって第2アーマチュア83を固定する。そして、各ピン77aに遊星歯車77を挿通し、さらに各ピン77aにプーリ79を嵌め、スペーサ77b及びサークリップ77cで抜け止めを行う。こうして、変速電磁クラッチがスクロール型圧縮機3に固定される。
車両において、スクロール型圧縮機3は、蒸発器、凝縮器、膨張弁等とともに車両の空調装置を構成する。そして、プーリ79にはベルト85が巻きかけられ、ベルト85には車両のエンジンから動力が伝達される。コイル57は図示しないバッテリに接続されており、コイル57に通電される電流の正負は図示しないコントローラによって切替可能になっている。
以上のように構成された変速電磁クラッチでは、コイル57に一方向で通電を行えば、図5に示すように、コイル57が固定コア55及び可動コア69で磁気回路Aを形成しようとする。このとき、固定磁石59の磁束は、磁気回路Aの磁束と対向するため、磁束が第1アーマチュア81を通る。なお、可動磁石71の磁束は、磁気回路Aの磁束と一致するため、磁束は可動磁石71を通る。第2アーマチュア83の磁束は互いに打ち消し合う。この際、図1及び図2に示すブラケット51及びロータ67が非磁性材料からなるため、ブラケット51やロータ67に磁束が漏れることはない。
このため、図5に示すように、固定磁石59を除く固定コア55の一部、可動コア69及び第1アーマチュア81で磁気回路Aが形成され、第1アーマチュア81が固定コア55に磁着する。第2アーマチュア83は、可動コア69との間に第2エアギャップ83bを残し、可動コア69に磁着しない。この現象は磁場解析によって確認されている。
このため、この状態では、図1及び図2に示すロータ67がフロントハウジング5に固定されるため、プーリ79の回転は各遊星歯車77及び太陽歯車73を介して駆動軸25に増速で伝達される。このため、この場合には、スクロール型圧縮機3が高い回転数で駆動され、効果的な冷房が行われることとなる。
また、コイル57に逆方向で通電を行えば、図6に示すように、コイル57は固定コア55及び可動コア69で磁気回路Bを形成しようとする。このとき、可動磁石71の磁束は、磁気回路Bの磁束と対向するため、磁束が第2アーマチュア83を通る。なお、固定磁石59の磁束は、磁気回路Bの磁束と一致するため、磁束は固定磁石59を通る。第1アーマチュア81の磁束は互いに打ち消し合う。このときもブラケット51やロータ67に磁束が漏れることはない。
このため、可動磁石71を除く可動コア69の一部、第2アーマチュア83及び固定コア55で磁気回路が形成され、第2アーマチュア83が可動コア69に磁着する。第1アーマチュア81は、固定コア55との間に第1エアギャップ81bを残し、固定コア55に磁着しない。この現象も磁場解析によって確認されている。
このため、この状態では、図1及び図2に示すロータ67がプーリ79に固定されるため、プーリ79の回転はロータ67、内歯歯車75、遊星歯車77及び太陽歯車73を介して駆動軸25に等速で伝達される。このため、この場合には、スクロール型圧縮機3は低い回転数で駆動され、抑制的な冷房が行われることとなる。
図4に示すように、コイル57に通電を行わなければ、第1、2アーマチュア81、83は固定コア55及び可動コア69に磁着せず、図1及び図2に示すプーリ79の動力は駆動軸25に伝達されない。この場合には、冷房が行われない。
こうして、この変速電磁クラッチは、プーリ79と駆動軸25との動力伝達を2種類の変速で行うことができるとともに、動力遮断も行うことができる。また、この変速電磁クラッチは、1種類の遊星歯車77を採用しているだけであり、またプーリ79も1個採用しているだけであり、これを駆動するベルト85も1本で済むため、構造が比較的簡易である。
したがって、この変速電磁クラッチはより実用的なものとされている。
また、この変速電磁クラッチは、アーム63が遊星歯車77を回転可能に保持するとともに、プーリ79と一体に回転可能である。そして、アーム63とフロントハウジング5との間に第1軸受61が設けられ、ロータ67とアーム63との間に第2軸受65が設けられている。このため、アーム63が遊星歯車77及びプーリ79を保持するため、部品点数を少なくすることができる。
また、この変速電磁クラッチは、第2軸受65が第1軸受61上に配設されているため、軸長が短い。特に、この変速電磁クラッチは、軸長が短く、その分外径が大きくなるが、スクロール型圧縮機3が比較的外径が大きく、軸長が短いものであることから、全体として大型化しない。このため、変速電磁クラッチを備えたスクロール型圧縮機3として、車両への優れた搭載性を発揮することができる。
(実施例2)
実施例2の変速電磁クラッチは、図7に示すように、ロータ本体87と、ロータ本体87の後端に固定されたフランジ部材89とによりロータが構成されている。フランジ部材89の前面に板ばね81aを介して第1アーマチュア81が固定されている。また、フロントハウジング5のボス部5bとアーム63との間に第1軸受61が設けられ、ボス部5bとロータ本体87との間に第2軸受65が設けられている。第2軸受65は第1軸受61の後方に位置しており、第1軸受61と第2軸受65とは駆動軸25の軸方向に沿うようにフロントハウジング5上に配設されている。他の構成は実施例1の変速電磁クラッチと同様であり、同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例2の変速電磁クラッチは、図7に示すように、ロータ本体87と、ロータ本体87の後端に固定されたフランジ部材89とによりロータが構成されている。フランジ部材89の前面に板ばね81aを介して第1アーマチュア81が固定されている。また、フロントハウジング5のボス部5bとアーム63との間に第1軸受61が設けられ、ボス部5bとロータ本体87との間に第2軸受65が設けられている。第2軸受65は第1軸受61の後方に位置しており、第1軸受61と第2軸受65とは駆動軸25の軸方向に沿うようにフロントハウジング5上に配設されている。他の構成は実施例1の変速電磁クラッチと同様であり、同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
この変速電磁クラッチは、第1軸受61と第2軸受65とが駆動軸25の軸方向に沿うようにフロントハウジング5上に配設されているため、外径が短くなり、車両への搭載性が向上している。他の作用効果は実施例1と同一である。
(実施例3)
実施例3の変速電磁クラッチでは、図8に示すように、ブラケット2がフロントハウジング4の前面に固定されている。ブラケット2は前方に延出されており、その先端に固定コア6が固定されている。固定コア6はフロントハウジング4から駆動軸8の軸方向に離反する前端側が開放されており、その内部にはコイル10が収納された状態で固定されている。
実施例3の変速電磁クラッチでは、図8に示すように、ブラケット2がフロントハウジング4の前面に固定されている。ブラケット2は前方に延出されており、その先端に固定コア6が固定されている。固定コア6はフロントハウジング4から駆動軸8の軸方向に離反する前端側が開放されており、その内部にはコイル10が収納された状態で固定されている。
固定コア6には、コイル10に後端側で対面するように複数個の固定磁石12が固定されている。また、フロントハウジング4のボス部4bの外周側には第1軸受14がサークリップ4cによって固定されており、第1軸受14の外周側には筒状をなすアーム本体16が設けられている。アーム本体16は、図9に示すように、3個の切欠き16aを有している。アーム16の各切欠き16a間は、図8に示すように、軸方向に延びてプーリ39とリベット34によって固定されている。
ボス部4bの外周側にはロータ18が設けられている。ロータ18は、筒状をなすロータ本体18aと、ロータ本体18aの後端に固定されたフランジ部材18bとからなる。ボス部4bとフランジ部材18bとの間に第2軸受20が設けられている。第2軸受20はサークリップ18cによってフランジ部材18bに固定されている。第2軸受20は第1軸受14の後方に位置しており、第1軸受14と第2軸受20とは駆動軸8の軸方向に沿うようにフロントハウジング4上に配設されている。
ロータ本体18aは可動コア22を一体に有している。可動コア22は、コイル10の前端側に位置し、後端側が開放されている。可動コア22の内部には固定コア6及びコイル10の前部が収納されている。可動コア22には、コイル10に前端側で対面するように複数個の可動磁石24が固定されている。
さらに、駆動軸8の先端部8aには太陽歯車26が固定されている。また、ロータ本体18aの内周面には内歯歯車28が固定されている。そして、太陽歯車26及び内歯歯車28には3個の遊星歯車30が噛合されている。各遊星歯車30はアーム本体16の切欠き16a間に位置している。
各遊星歯車30の軸芯にはピン32が回動可能に挿通されている。各ピン32の先端はプーリ39に固定されており、各ピン32の後端にはナット36が設けられている。アーム本体16と各ピン32とでアームが構成されている。
フランジ部材18bの前面には板ばね38aを介して第1アーマチュア38が固定されている。第1アーマチュア38は、板ばね38aの弾性変形に抗して固定コア6と当接できるようになっている。
また、プーリ39の後面には板ばね40aを介して第2アーマチュア40が固定されている。第2アーマチュア40は、板ばね40aの弾性変形に抗して可動コア22と当接できるようになっている。他の構成は実施例1、2の変速電磁クラッチと同様である。
この変速電磁クラッチでは、プーリ39に作用する荷重がアーム本体16に伝わり、アーム本体16から第1軸受14を介してフロントハウジング4に伝わる。このため、プーリ39に作用する荷重が各ピン32を介して各遊星歯車30に伝わり難く、各遊星歯車30が好適に回転する。また、このために各ピン32及び各遊星歯車30を大型化する必要がなく、小型化を実現できる。他の作用効果は実施例1、2と同一である。
(実施例4)
実施例4の変速電磁クラッチでは、図10に示すように、フロントハウジング4のボス部4bの外周側に第1軸受14aが固定されており、第1軸受14aの外周側にアーム本体16が設けられている。アーム本体16の外周側に第2軸受20aが設けられており、第2軸受20aの外周側にフランジ部材18bが設けられている。第2軸受20aが第1軸受14a上に配設されている。他の構成は実施例3の変速電磁クラッチと同様であり、同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例4の変速電磁クラッチでは、図10に示すように、フロントハウジング4のボス部4bの外周側に第1軸受14aが固定されており、第1軸受14aの外周側にアーム本体16が設けられている。アーム本体16の外周側に第2軸受20aが設けられており、第2軸受20aの外周側にフランジ部材18bが設けられている。第2軸受20aが第1軸受14a上に配設されている。他の構成は実施例3の変速電磁クラッチと同様であり、同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
この変速電磁クラッチは、第1軸受14aと第2軸受20aとが径方向に沿って配設されているため、軸長が短くなり、車両等への搭載性が向上する。他の作用効果は実施例3と同一である。
(実施例5)
実施例5の変速電磁クラッチは、図11に示すように、非磁性材料からなる第1ブラケット91aがフロントハウジング5の前面に複数本のボルト53によって固定されている。第1ブラケット91aは円環状に形成されており、その前面に磁性材料からなる第1固定コア本体93aが固定されている。第1固定コア本体93aは前端側が開放されており、その内部には第1コイル95aが収納された状態で固定されている。第1固定コア本体93aの前端側は蓋部材97によって閉鎖されている。第1固定コア本体93a及び蓋部材97が第1固定コアに相当する。
実施例5の変速電磁クラッチは、図11に示すように、非磁性材料からなる第1ブラケット91aがフロントハウジング5の前面に複数本のボルト53によって固定されている。第1ブラケット91aは円環状に形成されており、その前面に磁性材料からなる第1固定コア本体93aが固定されている。第1固定コア本体93aは前端側が開放されており、その内部には第1コイル95aが収納された状態で固定されている。第1固定コア本体93aの前端側は蓋部材97によって閉鎖されている。第1固定コア本体93a及び蓋部材97が第1固定コアに相当する。
第1ブラケット91aの外周縁には非磁性材料からなる筒状の第2ブラケット91bが固定されている。第1、2ブラケット91a、91bがブラケットである。第2ブラケット91bの先端には磁性材料からなる第2固定コア93bが固定されている。第2固定コア93bは前端側が開放されており、その内部には第2コイル95bが収納された状態で固定されている。
ロータ67の外周側中央には径方向外側に突出するフランジ部67cが形成されており、フランジ部67cの後面には板ばね98aを介して第1アーマチュア99aが固定されている。第1アーマチュア99aは、蓋部材97の前端面との間に実施例1と同様の第1エアギャップを有している。第1アーマチュア99aは、板ばね98aの弾性変形によって第1エアギャップを動き、蓋部材97と当接できるようになっている。
また、ロータ67には磁性材料からなる可動コア96が固定されている。可動コア96は、第2コイル95bの前端側に位置し、後端側が開放されている。可動コア96の内部には第2固定コア93b及び第2コイル95bの前部が収納されている。
そして、プーリ79のフランジ部79aの後面には板ばね98bを介して第2アーマチュア99bが固定されている。第2アーマチュア99bは、可動コア96の前端面との間に実施例1と同様の第2エアギャップを有している。第2アーマチュア99bは、板ばね98bの弾性変形によって第2エアギャップを動き、可動コア96と当接できるようになっている。
この変速電磁クラッチは以下のように組み付けられる。まず、図12に示すように、実施例1と同様、スクロール型圧縮機3の駆動軸25の先端部25aに太陽歯車73を固定する。また、第1固定コア本体93aに第1コイル95aを一体に設け、蓋部材97によって第1固定コア本体93aの前端側を閉鎖する。そして、これを第1ブラケット91aに固定する。この後、フロントハウジング5に複数本のボルト53によって第1ブラケット91aを固定する。
一方、ロータ67のフランジ部67cに図示しないリベットによって板ばね98aの一端を固定し、板ばね98aの他端にはリベットによって第1アーマチュア99aを固定する。そして、実施例1と同様にサブアッシーを組み付け、サブアッシーの第1軸受61をフロントハウジング5のボス部5bに嵌め、サークリップ5cで抜け止めする。
第2固定コア93bに第2コイル95bを一体に設け、これを第2ブラケット91bに固定する。そして、第2ブラケット91bを第1ブラケット91aに固定する。次いで、可動コア96を第2固定コア93b及び第2コイル95bに被せながらロータ67に固定する。
また、実施例1と同様、プーリ79のフランジ部79aに板ばね98b及び第2アーマチュア99bを固定する。そして、各ピン77aに各遊星歯車77及びプーリ79を嵌める。こうして、変速電磁クラッチがスクロール型圧縮機3に固定される。
第1、2コイル95a、95bは図示しないバッテリにそれぞれ接続されており、第1、2コイル95a、95bは図示しないコントローラによっていずれかが選択的に通電されるようになっている。他の構成は実施例1の変速電磁クラッチと同様であり、同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
以上のように構成された変速電磁クラッチでは、第1コイル95aに通電を行い、第2コイル95bに通電を行わないことにより、第1アーマチュア99aが蓋部材97に磁着し、第1固定コア本体93a、蓋部材97及び第1アーマチュア99aで磁気回路が形成される。
このため、この状態ではロータ67がフロントハウジング5に固定されるため、プーリ79の回転は各遊星歯車77及び太陽歯車73を介して駆動軸25に増速で伝達される。
また、第2コイル95bに通電を行い、第1コイル95aに通電を行わないことにより、第2固定コア93b及び可動コア96で磁気回路が形成される。このため、第2アーマチュア99bが可動コア96に磁着する。このため、この状態ではロータ67がプーリ79に固定される。このため、プーリ79の回転は、ロータ67、内歯歯車75、各遊星歯車77及び太陽歯車73を介して駆動軸25に等速で伝達される。
第1、2コイル95a、95bに通電を行わなければ、第1、2アーマチュア99a、99bは蓋部材97及び可動コア96に磁着せず、プーリ79の動力は駆動軸25に伝達されない。
こうして、この変速電磁クラッチも実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
以上において、本発明を実施例1〜5に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜5に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、本発明の変速電磁クラッチは、圧縮機に装着され得るだけでなく、電動機、ポンプ等にも装着され得る。また、圧縮機はスクロール型のものに限られず、斜板式、ベーン式等、種々のものであってもよい。
本発明は、車両用圧縮機、より具体的には車両用空調装置に利用可能である。
4、5、6…ハウジング(4、5…フロントハウジング、6…リヤハウジング)
8a、25a…先端部
8、25…駆動軸
10、57、95a、95b…コイル
6、55…固定コア
12、59…固定磁石
18、67…ロータ
22、69、96…可動コア
24、71…可動磁石
26、73…太陽歯車
28、75…内歯歯車
30、77…遊星歯車
63…アーム
39、79…プーリ
38、81、99a…第1アーマチュア
40、83、99b…第2アーマチュア
14、14a、61…第1軸受
20、20a、65…第2軸受
32、77a…ピン
16…アーム本体
2、51、91a、91b…ブラケット(91a…第1ブラケット、91b…第2ブラケット)
95a…第1コイル
93a…第1固定コア
95b…第2コイル
93b…第2固定コア
8a、25a…先端部
8、25…駆動軸
10、57、95a、95b…コイル
6、55…固定コア
12、59…固定磁石
18、67…ロータ
22、69、96…可動コア
24、71…可動磁石
26、73…太陽歯車
28、75…内歯歯車
30、77…遊星歯車
63…アーム
39、79…プーリ
38、81、99a…第1アーマチュア
40、83、99b…第2アーマチュア
14、14a、61…第1軸受
20、20a、65…第2軸受
32、77a…ピン
16…アーム本体
2、51、91a、91b…ブラケット(91a…第1ブラケット、91b…第2ブラケット)
95a…第1コイル
93a…第1固定コア
95b…第2コイル
93b…第2固定コア
Claims (11)
- ハウジングと、該ハウジングから先端部が露出し、該ハウジングに回転可能に設けられた駆動軸とに装着される変速電磁クラッチであって、
前記ハウジングに固定され、通電される電流の正負が切替可能なコイルと、
該ハウジングから前記駆動軸の軸方向に離反する一端側を除いて該コイルを囲包する磁性材料からなる固定コアと、
該コイルに他端側で対面するように該固定コアに固定され、該コイルへの一方向の通電時に生じる該固定コア内の磁束と対向する磁束を有する永久磁石からなる固定磁石と、
該駆動軸の軸心と同心で回転可能に該ハウジングに設けられたロータと、
該コイルの該一端側で該ロータに固定された磁性材料からなる可動コアと、
該コイルに該一端側で対面するように該可動コアに固定され、該コイルへの逆方向の通電時に生じる該固定コア内の磁束と対向する磁束を有する永久磁石からなる可動磁石と、
該駆動軸の前記先端部に該駆動軸の軸心と同心で回転可能に設けられた太陽歯車と、
該ロータに固定された内歯歯車と、
該太陽歯車及び該内歯歯車と噛合する遊星歯車と、
該遊星歯車を該ハウジングに対して該駆動軸の軸心と同心で回転可能に支承するアームと、
該遊星歯車及び該アームとともに該ハウジングに対して該駆動軸の軸心と同心で回転可能なプーリと、
該ロータに弾性的に設けられ、該固定磁石を介して該固定コアと磁着可能な第1アーマチュアと、
該プーリに弾性的に設けられ、該可動磁石を介して該可動コアと磁着可能な第2アーマチュアとを備えていることを特徴とする変速電磁クラッチ。 - 前記アームは、前記遊星歯車を回転可能に保持するとともに、該プーリと一体に回転可能であり、
前記アームと前記ハウジングとの間に第1軸受が設けられ、前記ロータと該アーム又は前記ハウジングとの間に第2軸受が設けられている請求項1記載の変速電磁クラッチ。 - 前記アームは、前記遊星歯車を回転可能に保持するピンと、該ピンとは別体とされ、該プーリと一体に回転可能なアーム本体とからなり、
前記アーム本体と前記ハウジングとの間に第1軸受が設けられ、前記ロータと該アーム本体又は前記ハウジングとの間に第2軸受が設けられている請求項1記載の変速電磁クラッチ。 - 前記第2軸受は前記第1軸受上に配設されている請求項2又は3記載の変速電磁クラッチ。
- 前記第1軸受と前記第2軸受とはそれぞれ前記駆動軸の軸方向に沿うように配設されている請求項2又は3記載の変速電磁クラッチ。
- 前記ロータは非磁性材料からなる請求項1乃至5のいずれか1項記載の変速電磁クラッチ。
- 前記コイルは非磁性材料からなるブラケットにより前記ハウジングに固定されている請求項1乃至6のいずれか1項記載の変速電磁クラッチ。
- ハウジングと、該ハウジングから先端部が露出し、該ハウジングに回転可能に設けられた駆動軸とに装着される変速電磁クラッチであって、
前記ハウジングに固定された第1コイルと、
該第1コイルを囲包する磁性材料からなる第1固定コアと、
該第1コイルよりも該ハウジングから軸方向に離反する一端側で該ハウジングに固定された第2コイルと、
該ハウジングから軸方向に離反する該一端側を除いて該第2コイルを囲包する磁性材料からなる第2固定コアと、
該駆動軸の軸心と同心で回転可能に該ハウジングに設けられたロータと、
該駆動軸の前記先端部に該駆動軸の軸心と同心で回転可能に設けられた太陽歯車と、
該ロータに固定された内歯歯車と、
該太陽歯車及び該内歯歯車と噛合する遊星歯車と、
該遊星歯車を該ハウジングに対して該駆動軸の軸心と同心で回転可能に支承するアームと、
該遊星歯車及び該アームとともに該ハウジングに対して該駆動軸の軸心と同心で回転可能なプーリと、
該ロータに弾性的に設けられ、該第1固定コアと磁着可能な第1アーマチュアと、
該第2コイルの該一端側で該ロータに固定され、該第2固定コアとともに磁気回路を形成可能な可動コアと、
該プーリに弾性的に設けられ、該可動コアに磁着可能な第2アーマチュアとを備えていることを特徴とする変速電磁クラッチ。 - 前記アームと前記ハウジングとの間に第1軸受が設けられ、前記ロータと該アーム又は前記ハウジングとの間に第2軸受が設けられ、該第2軸受は該第1軸受上に配設されている請求項8記載の変速電磁クラッチ。
- 前記ロータは非磁性材料からなる請求項8又は9記載の変速電磁クラッチ。
- 前記コイルは非磁性材料からなるブラケットにより前記ハウジングに固定されている請求項8乃至10のいずれか1項記載の変速電磁クラッチ。
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