JP2010030603A - 二軸延伸ブロー成形容器 - Google Patents

二軸延伸ブロー成形容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2010030603A
JP2010030603A JP2008191804A JP2008191804A JP2010030603A JP 2010030603 A JP2010030603 A JP 2010030603A JP 2008191804 A JP2008191804 A JP 2008191804A JP 2008191804 A JP2008191804 A JP 2008191804A JP 2010030603 A JP2010030603 A JP 2010030603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finger
portions
container
rib
molded container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008191804A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5250327B2 (ja
Inventor
Toshiaki Misaizu
敏章 美斉津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissei ASB Machine Co Ltd
Original Assignee
Nissei ASB Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissei ASB Machine Co Ltd filed Critical Nissei ASB Machine Co Ltd
Priority to JP2008191804A priority Critical patent/JP5250327B2/ja
Priority to CN2009101646674A priority patent/CN101648610B/zh
Publication of JP2010030603A publication Critical patent/JP2010030603A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5250327B2 publication Critical patent/JP5250327B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

【課題】 満充填時にもバランスが取れやすい把持位置にて、しかも容器の側方の二方向の何れからも安定して把持し易い二軸延伸ブロー成形容器を提供すること。
【解決手段】 二軸延伸ブロー成形容器10の胴部20は、相対向して配置される2つの第1側面部30と、2つの第1側面部30を2つの上側面部32と2つの下側面部34とに区画する、内方に窪む周リブ70と、2つの下側面部34の各々にて、2つの下側面部の各縦中心線P1上に位置する隔壁110の両側にそれぞれ配置され、2つの下側面部34にて最外表面となる平坦面34Aよりもそれぞれ内方に窪んで成形され、指の末節の指腹を挿入可能な2つの指掛け部100とを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、本発明は特に大型の容量に好適な、把持し易い二軸延伸ブロー成形容器に関する。
比較的に容量が大きな容器は、その容器を把持し易いように、容器とは別体の取手が設けられることがある。しかし、取手付き容器は、容器とは別体で取手が必要となると共に、取手を容器と一体化させるインサート成形等の技術を要し、取手のない容器よりも高価となる。
一方、二軸延伸ブロー成形される容器の胴部自体に、指先を侵入させて把持しやすくした容器が提供されている(特許文献1〜3)。これらの容器では、二軸延伸された胴部自体に把持部を成形することができるので、取手付き容器よりも安価に製造できる利点がある。
特許文献1は、その図1〜図5に図示されている通り、胴部(2)の略中央高さ位置に補強用の中央周溝(4)を設け、その中央周溝(4)の一部を共有した構成にて、一つの指先が侵入できる程度の高さ幅と横幅とを有する凹部(3)を設けた合成樹脂性壜体を開示している。
特許文献2の図1〜図5では、胴部(2)の周溝(3)の一部を共有した特許文献1と同様な指掛け用の凹部(6)を、周溝(3)よりも大きい深さで形成することを開示している。
特許文献3でも、その図1に特許文献1,2と同様に胴部(2)の周溝(3)の一部を共有した把持部(7)や、図6では周溝(3)のない容器の胴部に設けた把持部(7)を開示している。この把持部(7)の断面形状は、特許文献2と同様に、周溝(3)が存在する場合にはその周溝(3)よりも深さの大きい凹部(76)を有することに加え、特許文献1,2とは相違した把持部(7)の断面形状を定義している。
特許第2839012号公報 特許第3059975号公報 特開2004−250063号公報
しかし、上述した特許文献1〜3は、周溝の一部を共有した把持部として機能する凹部を開示したものであって、凹部の位置が限定されてデザインの多様性に欠けるとうい問題がある。
また、一般に周溝の高さ位置が容器高さをほぼ二等分する位置であるので、容器の重心高さ位置よりも上方を把持することになる。よって、容器に内容物が満杯に充填されているときには、注ぎ難いという問題がある。
さらに、容器の容量が1.5リットル、2リットルと大型化すると、幅広の側面部の縦軸中心に一つだけ把持部を設けた場合、比較的に手のサイズの小さな女性や子供等は把持し難いという問題がある。一つの把持部を横長に設ければ挿入可能となるが、挿入された指先よりも大きな凹部となるので把持が安定せず、特に指先の先端側にストッパが無いため滑り易いという問題がある。
そこで、本発明の目的は、満充填時にもバランスが取れやすい把持位置にて、しかも容器の側方の二方向の何れからも安定して把持し易い二軸延伸ブロー成形容器を提供することにある。
本発明の他の目的は、耐熱性容器であって、把持するための指掛け部を減圧時に変形し易くした減圧吸収パネルの一部として兼用することができる二軸延伸ブロー成形容器を提供することにある。
本発明の一態様に係る二軸延伸ブロー成形容器は、
口部と、胴部と、前記口部と前記胴部とを結ぶ肩部と、前記胴部を閉塞する底部とを有し、
前記胴部は、
相対向して配置される2つの第1側面部と、
前記2つの第1側面部を2つの上側面部と2つの下側面部とに区画する、内方に窪む周リブと、
前記2つの下側面部の各々にて、縦中心線上に位置する隔壁の両側にそれぞれ配置され、前記2つの下側面部にて最外表面となる平坦面よりもそれぞれ内方に窪んで成形され、指の末節の指腹を挿入可能な2つの指掛け部と、
を含むことを特徴とする。
本発明では、幅広の第1下側面部に2つの指掛け部を設けたので、容器の左右何れからも把持しやすい位置に各指掛け部を配置できる。加えて、第1下側面部に2つの指掛け部を設けたので、一つの指掛け部は一つの指先をフィットできる大きさ、特にその横幅を設定することができる。よって、一つの指掛け部は挿入された指先に適合した凹部となるので把持が安定する。しかも、一つの指掛け部に挿入された指先の先端側には隔壁が存在する。この隔壁が指先の挿入時のストッパとして機能し、把持位置が安定する。
特に、容器の容量が1.5リットル、2リットル等と大型化すると、幅広の側面部の縦軸中心に一つだけ把持部を設けた場合、比較的に手のサイズの小さな女性や子供等は把持し難くなる。特許文献1〜3に開示された一つの把持部を横長に設ければ挿入可能となるが、挿入された指先よりも大きな凹部となるので把持位置が安定せず、特に指先の挿入先端側に挿入時のストッパが存在しない。容器を傾けて内容物を注ぐ時には、把持部の挿入後端側の壁がストッパとなるが、指先挿入時の把持位置が安定していないと、容器を傾けた時に挿入後端側の壁に当たるまで把持部内で指が滑ることになり、不安定である。
また、一般の容器では、周リブは口部下から底部をほぼ二分する位置にて胴部を補強するために設けられるが、周リブの上側領域には容量の小さい肩部が配置されることも考慮すると、周リブの上側領域の容量よりも、周リブの下側領域の容量が大きい場合が多い。
そこで、周リブの下方の2つの下側面部に指掛け部を設けると、満充填時にもバランスが取れやすい把持位置にて容器を把持することができる。
また、本発明の一態様に係る容器は、殺菌のために、例えば80−95℃程度に加熱された状態で熱充填する耐熱容器にも好適である。なぜなら、2つの指掛け部とその中心の隔壁が一体となって、内容物が常温まで冷却されるに伴って容器内が減圧された時に変位して、減圧吸収パネルの一部として機能するからである。2つの指掛け部とその間の隔壁は、横断面にて凹リブ、凸リブ、凹リブを形成した補強構造であるので、その領域のパネル強度が高くなる。よって、2つの指掛け部とその間の隔壁を、その周囲の平坦面をヒンジとして、減圧時に一体的に変位させることができる。
本発明の一態様では、前記2つの指掛け部が配置される縦軸高さ位置は、前記周リブの縦軸高さ位置よりも、満充填時の前記二軸延伸ブロー成形容器の縦軸重心位置に近い位置とすることができる。周リブの下方の2つの下側面部に指掛け部を設けるとこのような位置関係を確保できるので、確認的に定義したものである。満充填時の二軸延伸ブロー成形容器の縦軸重心位置に把持位置が近いと、満充填時にもバランスが取れやすい把持位置にて容器を把持することができる。
本発明の一態様では、前記2つの指掛け部の各々は、前記縦中心線に近い第1縦側辺と、前記第1縦側辺よりも前記縦中心線から遠い第2縦側辺とをそれぞれ輪郭線上に有し、
前記2つの指掛け部の各々はさらに、
内方に窪んだ底壁部と、
前記第1縦側辺と前記底壁部とを結ぶ急傾斜部と、
前記第2縦側辺と前記底壁部とを結ぶ緩傾斜部と、
を含むことができる。
指掛け部を上述の通りの構造とすると、緩傾斜部の存在により指先を挿入しやすく、急傾斜部の存在は指先のストッパ効果を高めるものとなる。
本発明の一態様では、前記2つの指掛け部の間の前記隔壁を、前記平坦面よりも内方に窪ませることができる。こうすると、底壁部と隔壁とを急傾斜部にて結んでも、二軸延伸ブロー成形時の形状出しが容易となる。
本発明の一態様では、前記2つの指掛け部と前記周リブとの間の領域には前記平坦面と面一の仕切り領域が配置され、かつ、前記隔壁と面一にて上方に延長した延長領域を、前記仕切り領域を二分して前記周リブに到達させることができる。こうすると、2つの指掛け部がその中心の隔壁をきっかけとして減圧時に変形し易くなる。
本発明の一態様では、前記周リブは、前記縦中心線上にて、前記周リブの凹面よりも外方に突出し、かつ、前記平坦面よりも内方に窪んだ中央リブを有することができる。
こうすると、一直線上に位置する隔壁、延長領域及び中央リブが一体となって変位することで、2つの指掛け部が追従して減圧時に変位しやすくなる。
本発明の一態様では、前記隔壁には、前記隔壁よりも内方に窪み、かつ、前記2つの指掛け部の底壁部よりも浅い窪みの凹リブが設けられ、前記凹リブの両端を前記2つの指掛け部に連通させることができる。こうすると、隔壁の途中に設けた凹リブが、減圧変形する隔壁を補強することができる。
本発明の一態様では、前記胴部は、前記2つの第1側面部の各幅よりも狭い幅を有し、相対向する2つの第2側面部と、前記2つの第1側面部の幅方向の各両端と、前記2つの第2側面部の幅方向の各両端部とが交わる4つの角部にそれぞれ設けられた面取り部と、
をさらに有し、前記2つの下側面部には、前記2つの指掛け部よりも下方に減圧吸収パネルを配置することができる。
本発明の一態様によれば、2つの指掛け部及び隔壁を下側面部に設けた分だけ、減圧吸収パネルのパネル面積は減少する。しかし、上述した減圧時には、強度が比較的低い平坦面及び仕切り領域をヒンジ領域として、その内側に位置する2つの指掛け部、隔壁及び減圧吸収パネルが、その形状を維持したまま内側に変位して、減圧吸収することができる。つまり、2つの指掛け部及び隔壁もまた、減圧吸収パネルの他の一部として機能させることで、減圧吸収パネルと共に減圧時の変位を充分に吸収できる。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(容器の全体構造)
図1は、本実施形態に係る二軸延伸ブロー成形容器10の正面図である。図1において、この容器10は、開口した口部12を有する有底筒状プリフォーム(図示せず)を射出成形し、その後、プリフォーム内に、延伸ロッドとブローエアとを導入して、口部12を除く有底胴部を二軸延伸ブロー成形することで得られる。この容器10は、射出成形された口部12の他に、横断面が略矩形の胴部20と、口部12と胴部20とを結ぶ肩部14と、胴部20を閉塞する底部16とを有する。
図2は図1のII−II端面図、図3は図1のIII−III端面図である。図4(A)は図2の横断線IVA−IVAにて容器10全体を切断した端面図、図4(B)は図2の横断線IVB−IVBにて容器10全体を切断した端面図、図4(C)は図2の横断線IVC−IVCにて容器10全体を切断した端面図である。なお、図4(A)〜図4(C)において、容器10のうち射出成形された比較的厚肉の口部12と、この厚肉の口部12から肩部14の二軸延伸領域に亘る移行部の肉厚を除いて、肩部14、底部16及び胴部20は二軸延伸されて極めて薄肉であるので、その薄肉部の厚さは実線のみで示している。
図1及び図2に示すように、容器10の胴部20は、幅広の2つの第1側面部30と、幅狭の2つの第2の側面部40とを有して、横断面が略矩形に形成されている。また、2つの第1側面部30の幅方向の各両端と、2つの第2側面部40の幅方向の各両端部とが交わる4つの角部には、4つの面取り部60を形成することができる。なお、本実施形態のように面取り部60とするものや、これに代えて角部を湾曲させたものも含めて、横断面が略矩形の胴部20と称する。なお、本発明はこれに限らず、胴部20が相対向する2つの第1側面部30を少なくとも有するものであれば、他の胴部形状は上述した各種形状に限定されるものではない。
図1〜図4に示すように、胴部20は、2つの第1側面部30及び2つの第2側面部40を高さ方向で二分する位置に設けられた、内方に窪む周リブ70を有することができる。この周リブ70は、胴部20の剛性を高める目的で設けられている。なお、周リブ70の横断面形状は例えば図3の通りであり、4つの面取り部60を除く4つの第1,第2側面部30,40には、各幅方向の中心に向けて内方窪み量が増大する凹リブ72と、幅方向中心部にて外方に向けて突出する凸状の中央リブ74とが設けられている。中央リブ74は、周リブ70の凹面よりも外方に突出し、かつ、最該表面である平坦面34Aよりも内方に窪んでいる。
図1〜図4に示すように、周リブ70によって、幅広の2つの第1側面部30は、2つの第1上側面部32と2つの第1下側面部34とに区画される。同様に、図1〜図4に示すように、周リブ70によって、幅狭の2つの第2側面部40は、2つの第2上側面部42と2つの第2下側面部44とに区画される。さらに、4つの面取り部60も、4つの上側面取り部62と4つの下側面取り部64とに区画される。4つの上側面取り部62と4つの下側面取り部64とには、内方に窪む補強リブ66を設けて、面取り部60を補強してその変形を防止することができる。この補強リブ66は、各面取り部62,64の縦方向に沿って長い一つの連続リブとする他、複数のリブを縦方向で間隔を置いて配置してもよい。また、補強リブ66は、4つの下側面取り部64にのみ形成しても良いし、幅狭の面取り部60自体の強度が比較的高いので、補強リブ66を全く設けなくても良い。
(指掛け部)
本実施形態では、図1及び図2に示すように、幅広の2つの第1下側面部34の各々に2つ、2つの第1下側面部34で計4つの指掛け部100を設けている。2つの第1下側面部34の各々に設けられた2つの指掛け部100,100は、2つの第1下側面部34の各縦中心線P1上に位置する隔壁110の両側にて、2つの第1下側面部34にて最外表面となる平坦面34Aよりもそれぞれ内方に窪んで成形されている。好ましくは、2つの指掛け部100,100は、縦中心線P1に対して線対象となる各位置に配置されている。
図5は、2つの第1下側面部34の各一つにある指掛け部100,100に、それぞれ親指200と人差し指210の末節の指腹を挿入して、容器10を把持した状態を示している。図5に示すように、使用される2つの指掛け部100,100の各々は、2つの第1下側面部34,34の各幅方向を2等分する中心線P2よりも片側に偏位している。従って、比較的に手のサイズが小さな女性や子供でも、容易に容器10を把持することができる。
また、2つの第1下側面部34の各一つに、図1に示す隔壁110を挟んだ両側にて、好ましくは縦軸中心線P1を境に線対称位置にて、2つの指掛け部100,100を形成したので、図5のように左側から把持する場合に限らず、図5の右側からも同様にして容易に把持することができる。
本実施形態と上述した特許文献1〜3とを比較すると次の相違点がある。特許文献1〜3によれば、胴部に一体形成した把持部は、周溝(周リブ)と一部を共有した構成にて、一つの指先が侵入できる程度の高さ幅と横幅とを有する一つの凹部を縦軸中心線P1上に配置するものであった。
よって、容器の容量が1.5リットル、2リットル等と大型化すると、幅広の側面部の縦軸中心に一つだけ把持部を設けた場合、比較的に手のサイズの小さな女性や子供等は把持し難くなる。一つの把持部を横長に設ければ挿入可能となるが、挿入された指先よりも大きな凹部となるので把持が安定せず、特に指先の先端側にストッパ(図5の隔壁110)が無い。
本実施形態では、第1下側面部34に2つの指掛け部100,100を設けたので、上述したように図5の左右何れからも把持しやすい位置に各指掛け部100,100を配置できる。加えて、第1下側面部34に2つの指掛け部100,100を設けたので、一つの指掛け部100は一つの指先をフィットできる大きさ、特にその横幅を設定することができる。よって、一つの指掛け部100は挿入された指先に適合した凹部となるので把持が安定する。しかも、一つの指掛け部100に挿入された指先の先端側には隔壁110が存在する。この隔壁110が指先の挿入時のストッパとして機能し、把持位置が安定する。容器を傾けて内容物を注ぐ時には、把持部の挿入後端側の壁がストッパとなるが、指先挿入時に把持位置が安定しているので、容器を傾けた時に挿入後端側の壁に当たるまで指掛け部100内で指が滑ることはなく、内容物を注ぐ時にも安定して把持できる。
さらに、本実施形態の指掛け部100は、容器10の縦軸高さ方向においても最適位置に配置することができる。図1に示すように、周リブ70の縦軸高さ位置は、口部12の下部例えばサポートリング12Aから距離L1、底部16から距離L2の位置にあり、見た目上はほぼL1=L2となる。事実、周リブ70は胴部20の剛性を高めるという技術的理由と、外観デザインの視点とから、口部12の下端から底部16に至る長さをほぼ二等分した位置や、あるいはL1側を僅かに長くしてL1>L2に設定されることが多い(容器10の容量が2リットルである本実施形態では、L1≒135mm、L2≒145mmである)。いずれの場合も、長さL1の上側領域には容量の小さい肩部14が配置されることも考慮すると、明らかに周リブ70の上側領域の容量よりも、周リブ70の下側領域の容量が大きい。
よって、周リブ70を有する一般の容器である本実施形態の容器10は、満充填時の容器10の縦軸高さ方向での重心位置は、周リブ70よりも必ず下方に位置することが分かる。上述した特許文献1〜3のように、周リブ70の一部を共有した構成で指掛け用の凹部を形成すると、その把持位置は満充填時の容器の重心位置よりも上方となる。本実施形態では、周リブ70の下方にて、第1下側面部34に指掛け部100を設けている。よって、2つの指掛け部100,100が配置される縦軸高さ位置は、周リブ70の縦軸高さ位置よりも、満充填時の容器10の重心位置に近いかほぼ等しくなる。このため、腕力が弱くても、容器10を安定して保持でき、容器10を傾けて内容物を注ぐ動作も安定して行うことができる。
(指掛け部の詳細構造)
2つの第1下側面部34の各々に設けられた2つの指掛け部100の各々は、図1及び図2に示すようにも縦中心線P1に近い第1縦側辺102と、この第1縦側辺102より縦中心線P1から遠い第2縦側辺104とをそれぞれ輪郭線上に有している。
2つの第1下側面部34の各々に設けられた2つの指掛け部100の各々はさらに、内方に窪んだ底壁部105と、第1縦側辺102と底壁部105とを結ぶ急傾斜部106と、記第2縦側辺104と底壁部105とを結ぶ緩傾斜部107と、を有する。つまり、これら底壁部105、急傾斜部106及び緩傾斜部107を有する指掛け部100は、図5の通り指の末節の指腹にフィットした横断面形状となる。特に、図5の通りの把持状態を想定すると、緩傾斜部107の存在により指先を挿入しやすく、急傾斜部106の存在は指先のストッパ効果を高めるものとなる。
ここで、2つの指掛け部100の間の隔壁110は、図2及び図4(A)に示すように、2つの指掛け部100の各第2縦側辺104よりも外側の平坦面34Aよりも内方に窪んでいる。こうすると、底壁部105と隔壁110との間の段差は小さくなり、底壁部105と隔壁110とを、一般には成形し難い急傾斜部106にて結んでも、二軸延伸ブロー成形時の形状出しが容易となる。なお、底壁部105と平坦面34Aとの間の段差は比較的大きいが、これらの間は緩傾斜部107にて結ばれるので、二軸延伸ブロー成形時の形状出しが容易となる。
図1に示すように、2つの指掛け部100と周リブ70との間の領域には、平坦面34Aと面一の仕切り領域34Bが配置され、かつ、隔壁110と面一にて上方に延長した延長領域112が、仕切り領域34Bを二分して周リブ70に達している(図4(A)も参照)。
さらに、隔壁110の例えば下端部側には、図1及び図4(A)に示すように、隔壁110よりも内方に窪み、かつ、2つの指掛け部100の底壁部105よりも浅い窪みの凹リブ111が設けられている。この凹リブ111の両端は、2つの指掛け部100に連通している。
(減圧吸収のための構造)
容器10に充填される内容物は、殺菌のために、例えば80−95℃程度に加熱された状態で熱充填されるものがある。本実施形態に係る容器10は、このような耐熱容器としても極めて有用である。
内容物が熱充填された後、口部12にキャップが装着されて、容器10内に密封された内容物が常温まで冷却される。この冷却に伴って容器10内が減圧され、その減圧時に大気圧に押されて容器10の一部が陥没してその外観が変形してしまう。このような変形が生じても容器10の商品価値を維持するために、容器10に減圧吸収パネルを設け、この減圧吸収パネルを優先的に変位させて、容器10内の減圧に伴う形状変形を吸収するようにしている。キャップを外すと容器10内は大気開放されるが、このときに変形した減圧吸収パネルが元の状態に復帰して、容器10の外観が維持される。
本実施形態では、少なくとも2つの下側面部34において、2つの指掛け部100よりも下方に減圧吸収パネル120が配置されている。この減圧吸収パネル120は、例えば、2つの下側面部34の最外表面である平坦面34Aにて囲まれた四角領域内に、凹リブ122と凸リブ124とを交互に形成して、その四角領域内を補強して形成されている。
減圧吸収パネル120の上側には2つの指掛け部100及び隔壁110が存在し、減圧吸収パネル120の左右には平坦面34Aを挟んで下側面取り部64が存在し、減圧吸収パネル120の下側には例えば、平坦面34Aよりも内方に窪んで水平に延びる補強リブ130が存在する(図1及び図4(A)参照)。ただし、補強リブ130は省略することもできる。
ここで、2つの下側面部34のパネル強度について考察すると、上述した通り減圧吸収パネル120は補強されてパネル強度は高い。2つの指掛け部100とその間の隔壁110も、横断面にて凹リブ、凸リブ、凹リブを形成したものであるので、その領域のパネル強度も高い。
一方、2つの下側面部34の周囲について考察すると、下側面部34の上側に位置する周リブ70の強度は高く、下側面部34の左右に位置する下側面取り部66の強度も高く、さらに、下側面部34の下側に位置する底部16の強度も高い。
以上のことから、2つの下側面部34でパネル強度が比較的低い箇所は、2つの指掛け部100、隔壁110及び減圧吸収パネル120の補強領域と、周リブ70、下側面取り部66及び底部16の補強領域との間の領域、つまり、2つの下側面部34の最外表面である平坦面34A及び仕切り領域34Bである。
上述した減圧時には、強度が比較的低い平坦面34A及び仕切り領域34Bをヒンジ領域として、その内側に位置する2つの指掛け部100、隔壁110及び減圧吸収パネル120が、その形状を維持したまま内側に変位することになる。
つまり、2つの指掛け部100及び隔壁110は、減圧吸収パネル120と同様に機能させることができる。本実施形態では、周リブに指掛け部を設けた従来技術とは異なり、周リブ70の下方の2つの下側面部34に指掛け部100を設けたため、その分、下側面部34に形成できる減圧吸収パネル120の面積を縮小せざるを得ない。しかし、2つの指掛け部100及び隔壁110も減圧吸収パネルとして機能させることができるので、2つの下側面部34での減圧吸収効果を維持することが可能となる。
ここで、隔壁110と面一にて上方に延長した延長領域112が、仕切り領域34Bを二分して周リブ70に到達させている理由は、2つの指掛け部100がその中心の隔壁110をきっかけとして減圧時に変形し易くしたものである。特に、延長領域112のさらに延長上には、周リブ70に臨んで配置した中央リブ74が存在するので、一直線上に位置する隔壁110、延長領域112及び中央リブ74が一体となって変位することで、2つの指掛け部100が追従して変位しやすくなる。なお、隔壁110の途中に設けた凹リブ111は、減圧変形する隔壁110を補強するものであるが、必ずしも設ける必要はない。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるものである。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。
本発明の一実施形態に係る二軸延伸ブロー成形容器の正面図である。 図1のII−II端面図である。 図1のIII−III端面図である。 図4(A)は図2の横断線IVA−IVAにて容器全体を切断した端面図、図4(B)は図2の横断線IVB−IVBにて容器全体を切断した端面図、図4(C)は図2の横断線IVC−IVCにて容器全体を切断した端面図である。 2つの第1下側面部の各一つにある指掛け部に、それぞれ親指と人差し指の末節の指腹を挿入して容器を把持した状態を示す概略説明図である。
符号の説明
10 容器、12 口部、14 肩部、16 底部、20 胴部、30 第1側面部、
32 上側面部(第1上側面部)、34 下側面部(第1下側面部)、34A 平坦面、34B 仕切り領域、40 第2側面部、60 面取り部、62 上側面取り部、
64 下側面取り部、66 補強リブ、70 周リブ、74 中央リブ、
100 指掛け部、102 第1縦側辺、104 第2縦側辺、105 底壁部、
106 急傾斜部、107 緩傾斜部、110 隔壁、111 凹リブ、
112 延長領域、120 減圧吸収パネル、P1 縦軸中心線

Claims (8)

  1. 口部と、胴部と、前記口部と前記胴部とを結ぶ肩部と、前記胴部を閉塞する底部とを有し、
    前記胴部は、
    相対向して配置される2つの第1側面部と、
    前記2つの第1側面部を2つの上側面部と2つの下側面部とに区画する、内方に窪む周リブと、
    前記2つの下側面部の各々にて、縦中心線上に位置する隔壁の両側にそれぞれ配置され、前記2つの下側面部にて最外表面となる平坦面よりもそれぞれ内方に窪んで成形され、指の末節の指腹を挿入可能な2つの指掛け部と、
    を含むことを特徴とする二軸延伸ブロー成形容器。
  2. 請求項1において、
    前記2つの指掛け部が配置される縦軸高さ位置は、前記周リブの縦軸高さ位置よりも、満充填時の前記二軸延伸ブロー成形容器の縦軸重心位置に近いことを特徴とする二軸延伸ブロー成形容器。
  3. 請求項1または2において、
    前記2つの指掛け部の各々は、前記縦中心線に近い第1縦側辺と、前記第1縦側辺よりも前記縦中心線から遠い第2縦側辺とをそれぞれ輪郭線上に有し、
    前記2つの指掛け部の各々はさらに、
    内方に窪んだ底壁部と、
    前記第1縦側辺と前記底壁部とを結ぶ急傾斜部と、
    前記第2縦側辺と前記底壁部とを結ぶ緩傾斜部と、
    を含むことを特徴とする二軸延伸ブロー成形容器。
  4. 請求項3において、
    前記2つの指掛け部の間の前記隔壁は、前記平坦面よりも内方に窪んでいることを特徴とする二軸延伸ブロー成形容器。
  5. 請求項4において、
    前記2つの指掛け部と前記周リブとの間の領域には前記平坦面と面一の仕切り領域が配置され、かつ、前記隔壁と面一にて上方に延長した延長領域が、前記仕切り領域を二分して前記周リブに達していることを特徴とする二軸延伸ブロー成形容器。
  6. 請求項5において、
    前記周リブは、前記縦中心線上にて、前記周リブの凹面よりも外方に突出し、かつ、前記平坦面よりも内方に窪んだ中央リブを有することを特徴とする二軸延伸ブロー成形容器。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    前記隔壁には、前記隔壁よりも内方に窪み、かつ、前記2つの指掛け部の底壁部よりも浅い窪みの凹リブが設けられ、前記凹リブの両端が前記2つの指掛け部に連通していることを特徴とする二軸延伸ブロー成形容器。
  8. 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
    前記胴部は、
    前記2つの第1側面部の各幅よりも狭い幅を有し、相対向する2つの第2側面部と、
    前記2つの第1側面部の幅方向の各両端と、前記2つの第2側面部の幅方向の各両端部とが交わる4つの角部にそれぞれ設けられた面取り部と、
    をさらに有し、
    前記2つの下側面部には、前記2つの指掛け部よりも下方に減圧吸収パネルが配置されていることを特徴とする二軸延伸ブロー成形容器。
JP2008191804A 2008-07-25 2008-07-25 二軸延伸ブロー成形容器 Active JP5250327B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008191804A JP5250327B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 二軸延伸ブロー成形容器
CN2009101646674A CN101648610B (zh) 2008-07-25 2009-07-27 双轴延伸吹塑成形容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008191804A JP5250327B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 二軸延伸ブロー成形容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010030603A true JP2010030603A (ja) 2010-02-12
JP5250327B2 JP5250327B2 (ja) 2013-07-31

Family

ID=41670970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008191804A Active JP5250327B2 (ja) 2008-07-25 2008-07-25 二軸延伸ブロー成形容器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5250327B2 (ja)
CN (1) CN101648610B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016060536A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 東洋製罐株式会社 合成樹脂製容器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7296697B2 (ja) * 2018-03-05 2023-06-23 サントリーホールディングス株式会社 プラスチックボトル

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3537498A (en) * 1968-10-14 1970-11-03 American Hospital Supply Corp Thermoplastic bottle for sterile medical liquids
JP2007216984A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Fuji Seal International Inc ラベル付き容器の製造方法、及びラベル付き容器
JP2007290718A (ja) * 2006-03-30 2007-11-08 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製角型壜体
JP2007320612A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Toyo Seikan Kaisha Ltd 合成樹脂製容器
JP2008155970A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Ask:Kk ペットボトル
JP2009096511A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Coca Cola Co:The プラスチックボトル

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326619A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Yoshino Kogyosho Co Ltd ブローボトル
US20060157439A1 (en) * 2005-01-14 2006-07-20 Graham Packaging Company, L.P. Three panel grippable container
CN101061040B (zh) * 2005-08-31 2010-08-11 株式会社吉野工业所 合成树脂制方形瓶体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3537498A (en) * 1968-10-14 1970-11-03 American Hospital Supply Corp Thermoplastic bottle for sterile medical liquids
JP2007216984A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Fuji Seal International Inc ラベル付き容器の製造方法、及びラベル付き容器
JP2007290718A (ja) * 2006-03-30 2007-11-08 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製角型壜体
JP2007320612A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Toyo Seikan Kaisha Ltd 合成樹脂製容器
JP2008155970A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Ask:Kk ペットボトル
JP2009096511A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Coca Cola Co:The プラスチックボトル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016060536A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 東洋製罐株式会社 合成樹脂製容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5250327B2 (ja) 2013-07-31
CN101648610B (zh) 2012-06-27
CN101648610A (zh) 2010-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6037618B2 (ja) プラスチックボトル用のハンドル
JP4046989B2 (ja) ピンチグリップ式ボトル型容器
JP4675013B2 (ja) ピンチグリップ式ボトル型容器
US6698606B2 (en) Hot-fillable container with grip
AU2006285940B2 (en) Synthetic resin square bottle body
WO2002049926A1 (fr) Contenant en resine synthetique
JP4702716B2 (ja) ピンチグリップ式ボトル型容器
JP2009096511A (ja) プラスチックボトル
JP5250327B2 (ja) 二軸延伸ブロー成形容器
JP4692749B2 (ja) ピンチグリップ式ボトル型容器
JP4873222B2 (ja) ピンチグリップ式ボトル型容器
JP4936239B2 (ja) 合成樹脂製壜体
JP5177389B2 (ja) ピンチグリップ式ボトル型容器
JP5191770B2 (ja) 合成樹脂製ブロー容器
JP5348838B2 (ja) 把手付きボトル
JP4762674B2 (ja) 合成樹脂製ボトル型容器
JP5618523B2 (ja) ボトル型容器
JP4948849B2 (ja) 把手付きボトル
JP2002059913A (ja) 内圧変化への対応手段を備えたpetボトル容器
JP4804264B2 (ja) 把手付きプラスチックボトル
JP2008030816A (ja) 合成樹脂製ボトル
JP6192494B2 (ja) プラスチックボトル
JP5348863B2 (ja) プラスチックボトル取付用把手および把手付プラスチックボトル
JP4949532B2 (ja) 把手付きボトル
JP2005104485A (ja) ピンチグリップ式ボトル型容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5250327

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250