JP2010030442A - ドアハンドルカバー - Google Patents

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JP2010030442A JP2008194854A JP2008194854A JP2010030442A JP 2010030442 A JP2010030442 A JP 2010030442A JP 2008194854 A JP2008194854 A JP 2008194854A JP 2008194854 A JP2008194854 A JP 2008194854A JP 2010030442 A JP2010030442 A JP 2010030442A
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Setsusui Onishi
設水 大西
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BIG WEST CO Ltd
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Abstract

【課題】 運転用のハンドルにカバーを被せて、意匠性をもたせたり、滑り止めを施したり、運転用のハンドルに対して工夫する例はいくつかみられたが、ドアハンドルに対してカバーを被せるといった対策はこれまでなかった。
【解決手段】 本願発明は、車両ドアの車内側に設けられたドアハンドルに取り付け、意匠性をもたせたり、滑り止め加工を施したり、クッションを設け肘掛用に利用できるドアハンドルカバーを提供するものである。本願発明のドアハンドルカバーは、ドアハンドルの外形に適合する形状のカバー本体と、カバー本体をドアハンドルに止めるための止め具を備えたものであり、前記カバー本体にはクッション材が備えられ、このカバー本体には前記ドアハンドルに脱着するための開閉部が形成されている。
【選択図】 図2

Description

本願発明は、トラックなど車両ドアの車内側に設けられたドアハンドル(取っ手)に被せて取り付けることのできるカバーに関するものである。
長距離を走行するトラックなどの運転手は、運転席に長時間にわたって同じ姿勢でいることを強いられ、さらに運転のための緊張状態を維持し続けなければならないため、肉体的にも精神的にも大きな負担を負っている。運転手は、長時間運転を続けると疲労を和らげるために、軽く体を動かしたり、座る位置をずらしたり、場合によっては疲労緩和のために一時的にドアハンドルに片肘を載せることもある。しかしながら、ドアハンドルは固く載せ心地が悪いことから疲労は和らげられず、また滑りやすく不安定でもある。
配送業などの運転手は荷物の積み降ろしのために車両を乗り降りする機会が比較的多く、その都度ドアハンドルを握ってドアを開閉しており、トラックなど高い位置にある運転席への上り下りの際にもドアハンドルを握ることが多いが、ドアハンドルの表面は平滑であるため雨や汗で手がすべりやすく危険でもあった。
通常、ドアハンドルには美的装飾が施されておらず、単調な色彩が多いため視覚的な面からは運転手の精神的負担の緩和や軽減は期待しにくかった。ちなみに、運転用ハンドルのカバーには図柄や模様を表示したものや、滑り止めを施したものがいくつか提案されている。(特許文献1、2を参照)。
特開平8−67256号公報 登録実用新案公報第3049823号
本願発明の課題は、車両ドアの車内側に設けられたドアハンドルに被せることができ、図柄、模様等を表示して意匠性をもたせることができ、滑りにくく、使い易く、肘を載せても安定性のあるドアハンドルカバーを提供することにある。
本願発明は、車両ドアの車内側に設けられたドアハンドルの外形に適合する形状のカバー本体と、カバー本体をドアハンドルに止めるための止め具を備えたものであり、前記カバー本体にはクッション材が備えられ、このカバー本体には前記ドアハンドルに脱着するための開閉部が形成されている。また、前記止め具は、ドアハンドルに被せた際にカバー本体の開閉部を閉じて、そのカバー本体をドアハンドルに取り付けることができるものである。このカバー本体はドアハンドルの全部又は一部に被せることのできる中空筒状とし、開閉部をカバー本体の断面周方向の一部に長手方向全長に渡って形成し、長手方向両端を開口させることができる。
本願発明のドアハンドルカバーは次のような効果がある。
(1)開口部があるためドアハンドルに被せ易い。
(2)止め具でドアハンドルに取り付けできるため、取り付けが容易である。
(3)本願発明のドアハンドルカバーはクッション材を備えているため、肘を載せた感触がソフトで肘が痛まず、肘が安定し、疲労も緩和される。
(4)ドアハンドルカバー表面に滑り止め加工を施すことで、ドアの開閉のみならずトラックなど高い位置にある運転席への上り下りの際に、ドアハンドルを握る手が滑りにくくなり安全である。
(5)ドアハンドルカバー表面に模様や図柄あるいは芳香を施すことで、長時間の運転で生じる運転手の緊張状態を緩和することができて、交通安全上も好適である。
(実施形態1)
本願発明のドアハンドルカバーの実施形態の一例を図面に基づいて説明する。このドアハンドルカバー1は、図1に示すようにトラックなどの車両2のドア3の車内側に設けられたドアハンドル4に被せて取り付けるものである。
図1に示すように、ドアハンドル4は棒状のものを先方と後方の2箇所でほぼ「くの字」状に折曲げて全体をほぼ下向きコの字形に加工してあるが、他の形状であってもよい。
図2は、本願発明のドアハンドルカバー1の詳細を示したものである。
この例では、ドアハンドル4を被覆可能な横幅と長さを備えた平面状の表面材5と裏面材6とをその間にクッション材7を挟んで縫い合わせてカバー本体8が作られている。この表面材5や裏面材6には布生地又はレザー生地が適するがその他の生地を使用することもできる。表面材5と裏面材6は別の生地であってもよい。クッション材7には、スポンジ又は綿が使われるが、その他の柔らかいのもであって衝撃を緩衝できる材質のもの(例えば液体やゲル状のものを密封したもの)を利用することもできる。
本願発明のドアハンドルカバー1は、必ずしも表面材5と裏面材6の両方を必要とせず、表面材5とクッション材7、若しくは裏面材6とクッション材7の組み合わせでもよく、又はクッション材7のみで作られたものでもよい。
図2に示すように本願発明のドアハンドルカバー1には、ドアハンドル4に被せたりドアハンドル4から取り外したりする(脱着する)ための開閉部9が形成されている。この開閉部9は、ドアハンドルカバー1の断面周方向の一部であって、その長手方向全長に渡って形成されている。開閉部9には、開閉部9を開閉する止め具10が取り付けられている。止め具10の一例として図2、3ではファスナーが使用されている。ファスナーは開閉部9を全開することができるものである。
図3に示すように本願発明のドアハンドルカバー1は、開閉部9を閉じるとドアハンドル4の外形に適合する形状の中空筒状を呈し、長手方向両端は開口している。
本願発明のドアハンドルカバー1の脱着方法について、図2及び図3に基づいて説明する。
ドアハンドルカバー1をドアハンドル4に取り付けるときは、開閉部9を全開したままドアハンドルカバー1をドアハンドル4に覆うように被せ、被せてから止め具10によって開閉部9を閉じてドアハンドル4に装着する。ドアハンドルカバー1をドアハンドル4から取り外すときは、止め具10によって開閉部9を全開して取り外す。
(実施形態2)
本願発明のドアハンドルカバー1の表面材5や裏面材6には種々の加工を施すことができる。
表面材5の表面を、凹凸を設けるなど粗面仕上げすることができる。これによって、本願発明のドアハンドルカバー1をドアハンドル4に取り付けると、ドアハンドル4を握る手のいわゆるグリップ力が増し、ドアの開閉が容易になり、トラックなど高い位置にある運転席へも上りやすくなる。また、滑り止めにもなる。
実施形態1では、止め具10にファスナーを用いた例を説明したが、本願発明の止め具はファスナーに限定されず、開閉部9の長手方向全長に渡ってマジックテープ(登録商標)を設けるとか、ボタン、フック、紐などを開閉部9の数箇所に設けてそれらの取りつけ箇所で開閉部9を閉じることもできる。
本願発明のドアハンドルカバー1の開閉部9の両端の閉合は、その断面周方向からみて、ファスナー10を用いた場合のように突き合わせ式、マジックテープ(登録商標)やボタンを用いた場合のようにオーバーラップ式、フックやひもを用いた場合のように多少離隔を残す不完全閉合式などのいずれであてもよい。
ドアハンドルカバー1を、可撓性があって強力な弾性(復元力)を持つ材質(例えばゴム、樹脂)で細長円筒状に成型し、その周方向一部に切り込みを入れるか切り込みより幅のある溝を設けて開閉部9としたものでもよく、この場合は開閉部9を手で大きく広げてドアハンドル4に被せることができ、被せてから手を離せば開閉部9が前記材質の復元力で自動的に閉じてドアハンドル4に取り付けられ、止め具10で止めなくてもドアハンドル4から不用意に外れることはない。この場合、開閉部9は前記突き合わせ式、オーバーラップ式、不完全閉合式のいずれを採用することもできる。
(その他の実施形態)
前記表面材5の表面に模様や図柄を表示するとか、ドアハンドルカバー1に芳香剤を含浸させたりすることで、車内のファッション性が高まり、運転手は運転による緊張感がほぐれ、同乗者にとっても快適となる。さらに、表面材5の表面を抗菌加工することで、衛生上も好適となる。
前記したドアハンドルカバー1は、ドアハンドル4の長手方向全長に被せるものであるが、本発明のドアハンドルカバー1はドアハンドル4の長手方向先端側や中央付近などの一部分を覆うように被せて取り付けることもできる。一つのドアハンドル4に対して2箇所のカーブ部分をそれぞれ別々に覆うように、2つ以上のドアハンドルカバー1を取り付けることもできる。
本願発明のドアハンドルカバーは、トラックなどの車両への利用に留まらず、建設機械のキャビン内にあるドアハンドル、又は電車や航空機の運転席、遊園地内の乗り物など他の用途にも利用できる。
本願発明のドアハンドルカバーの取り付け説明図。 本願発明のドアハンドルカバーの一例の詳細図。 本願発明のドアハンドルカバーの一例の端部拡大図。 本願発明のドアハンドルカバーの一例の正面図。 図4の本願発明のドアハンドルカバーの背面図。 図4のドアハンドルカバーの平面図。 図4のドアハンドルカバーの底面図。 図4のドアハンドルカバーの左側面図。 図4のドアハンドルカバーの右側面図。 図4のドアハンドルカバーの拡大断面図(図4に示すA−A断面図)。
符号の説明
1 本願発明のドアハンドルカバー
2 車両
3 ドア
4 ドアハンドル
5 表面材
6 裏面材
7 クッション材
8 カバー本体
9 開閉部
10 止め具

Claims (2)

  1. 車両ドアの車内側に設けられたドアハンドルの外形に適合する形状のカバー本体と、カバー本体をドアハンドルに止めるための止め具を備え、
    前記カバー本体はクッション材を備え、このカバー本体には前記ドアハンドルに脱着するための開閉部が形成され、
    前記止め具は前記カバー本体の開閉部を閉じてそのカバー本体をドアハンドルに取り付け可能であることを特徴とするドアハンドルカバー。
  2. 請求項1記載のドアハンドルカバーにおいて、カバー本体はドアハンドルの全部又は一部に被せることのできる中空筒状であり、開閉部がカバー本体の断面周方向の一部に長手方向全長に渡って形成され、長手方向両端は開口していることを特徴とするドアハンドルカバー。
JP2008194854A 2008-07-29 2008-07-29 ドアハンドルカバー Pending JP2010030442A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011052304A1 (en) 2009-10-29 2011-05-05 Kansai Paint Co., Ltd. Copolymer, aqueous coating composition containing copolymer, and method for forming multilayer coating film

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