JP2010029627A - ベッド及びマットレス - Google Patents

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Abstract

【課題】看護者又は介護者だけでなくマットレス上に横たわる利用者が暗中又は利用者が視覚的に不自由な環境下においても自分の寝位置を正確に認識及び調整することができるベッド及びマットレスを提供する。
【解決手段】ベッドフレーム10と、このベッドフレームに支持されたボトム11と、このボトム22上に載置されたマットレス2と、を有するベッド1において、ベッド利用者が前記マットレス2上に横たわるべき寝位置をベッド利用者が触覚により認識する標識3が、前記マットレス2の長手方向に沿う側面に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベッド及びマットレスに関し、特に利用者が横たわるべき寝位置を利用者が認識することができるベッド及びマットレスに関する。
従来、医療用並びに介護用等のベッド及びマットレスには、利用者の上半身をベッド上で起こすために背ボトム及び膝ボトムを電動で上げ下げする機能を有するもの(特許文献1及び2)、継続的にベッド又はマットレスの上に横たわる利用者の皮膚又は身体内部組織に対する圧迫及び摩擦を軽減させるために褥瘡予防帯をマットレスに着脱可能としたもの(特許文献3)等が用いられている。
また、医療及び介護分野以外においても、サイドフレーム等に空調機能を設けたベッド(特許文献4)、内部に加振器若しくは摺動ローラを設けて横たわる利用者に対するマッサージ効果を与える機能を備えたベッド及びマットレス(特許文献5)が用いられている。
上述の特許文献1乃至5に記載された背上げ及び膝上げ機能を有するベッド並びにマットレス、褥瘡予防帯を着脱可能としたマットレス、空調機能を有するベッド、又はマッサージ機能を有するベッド等、ベッド又はマットレス上に横たわる利用者の動作を支援する又は利用者に対して動作若しくは作用する機能においては、横たわる利用者のベッド又はマットレスに対する相対的な位置が定まらないと十分に機能を発揮できないものがある。特に、特許文献1並びに2に開示されているベッド及びマットレスにおける背上げ機能については、利用者の腰の位置を支点として背ボトムが腰ボトムに対して回動するため、ベッド又はマットレス上に横たわる利用者の位置がベッド又はマットレスに対して相対的にずれると、例えば寝たきりの患者においては筋肉と皮膚との間にずれが生じ、筋肉から皮膚に向かう細い血管が引き延ばされて血管の閉塞又は血行障害を起こしやすくなり、皮膚に障害が発生してしまう虞がある。また、ベッド又はマットレスに対して位置がずれた寝たきりの患者の身体を、介護者が元の位置に戻すことは、患者が自力で動くことができないため、介護者にとって極めて大きな負担となる。また、寝たきりではない利用者においても、背中又は大腿部に寝台の屈曲による不快な反力が付加されたり、ベッド上で転倒又はベッドから転落する危険が発生する虞がある。
ベッド利用者のベッドに対する相対的な寝位置を正確に確認及び調整することができるように、例えば特許文献6(請求項49(手続補正書 請求項47))には、頭部、座部、及び足部からなるベッドフレームの頭部が座部との連結部分において回転することによって背上げ機能を有するチェアーベッドにおいて、頭部、座部、大腿部及び足部から構成された関節床(ボトム)に腰部回動案内体が設けられたチェアーベッドが開示されている。この特許文献6に開示されたチェアーベッドによれば、腰部回動案内体が設けられることによって、関節床上に載置されるマットレス上に横たわる利用者の腰部を看護者が正確に位置付けすることが可能であることが開示されている。
また、特許文献7には床部中央部を支点として背ボトムを角度変化可能とした背上げ機能を有するベッドにおいて、背ボトムの側面に長さを表す目盛りを設け、この背ボトムの上に挟持器具を用いてマットレスを背ボトムと一体に挟持することによって、ベッド利用者の坐骨結節位置を角度変化の支点に位置させたときの、マットレス上のベッド利用者の頭部及び肩部位置を介護者が目盛りによって確認することができるようにしたベッドが開示されている。
更に、特許文献8には、固定腰部板とこの腰部板に対して傾斜自在に設けられた背板、大腿板、及び下腿板とを有するベッドにおいて、ベッドフレームの側面部に固定腰部板の位置を視認可能に明示する目印が設けられたベッドが開示されている。
特開2000−140039号公報 特開2004−57601号公報 特開2003−310669号公報 特開2006−43333号公報 特開2005−348982号公報 特表平11−500647号公報 特開2007−185229号公報 登録実用新案3126229号公報
しかしながら、前述の従来技術には以下のような問題点がある。
特許文献6に記載のチェアーベッドに設けられた腰部回動案内体、及び特許文献7に記載のベッドにおいてベッドフレーム側面に設けられた目盛りは、ベッド上に横たわるベッド利用者の腰部、頭部、又は肩部位置を看護者若しくは介護者が視認可能とするために設けられており、ベッド利用者が自分の寝位置を認識するためには、これらの標を一度覗きこんでからベッド上に横たわる必要があるため、ベッド利用者が視認した寝位置と横たわった状態における自分の寝位置との間にずれが生じやすいという問題点がある。
また、特許文献7に記載のベッドのフレーム側面に設けられた目盛りは、暗中又はベッド利用者が視覚的に不自由な環境下においてベッド上のベッド利用者の寝位置を視覚的に認識するために用いることができないという問題点がある。
更に、身体の特定部位に作用する機能を備えるマットレス又はこのようなマットレスを有するベッドにおいては、利用者の寝位置をマットレスに対して指示しないとマットレスの機能が利用者に対して効果的に作用しないため、特許文献6乃至8に記載の如くベッドフレームに設けられた標を用いた場合においても、マットレスの位置がベッドフレームに対して相対的にずれてしまうと、利用者の寝位置がマットレスに対してずれるため、マットレスの機能が十分に作用しないという問題点がある。また、特許文献6乃至8に記載されたベッド利用者の寝位置認識手段を身体の特定部位に作用する機能を備えるマットレス又はこのようなマットレスを有するベッドに適用した場合においても、マットレスにシーツを掛けてしまうと寝位置認識のための標識を視認することができなくなるという問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、看護者又は介護者だけでなくマットレス上に横たわる利用者が暗中又は利用者が視覚的に不自由な環境下においても自分の寝位置を正確に認識及び調整することができるベッド及びマットレスを提供することを目的とする。
本発明に係るベッドは、ベッドフレームと、このベッドフレームに支持されたボトムと、このボトム上に載置されたマットレスと、を有するベッドにおいて、ベッド利用者が前記マットレス上に横たわるべき寝位置をベッド利用者が触覚(触感)により認識する標識が、前記マットレスの長手方向に沿う側面に設けられていることを特徴とする。
前記標識は、前記マットレスに埋め込まれ前記マットレスとは硬度が異なるものであるか、前記マットレスの側面に設けられた切欠であるか、前記マットレスの側面に前記マットレスと一体的に設けられた1又は複数個の突起であるか、又は前記マットレスの側面に前記マットレスと一体的に設けられた凹凸であることが好ましい。
また、前記マットレスは、マットレス本体と、このマットレス本体を覆う被覆材とを有し、前記標識は、前記被覆材に設けられているように構成することができる。この場合に、前記標識は、前記被覆材に取り付けられ触感が前記被覆材とは異なる部材であるか、前記被覆材に設けられた切欠であるか、前記被覆材の一部を加熱又は圧縮させて膨出加工した突起であるか、又は前記被覆材の一部を薬品により変質させて形成した凹凸であることが好ましい。
前記ボトムは、前記ベッドフレームに揺動可能に支持された背ボトムと、前記ベッドフレームに固定された腰ボトムと、前記ベッドフレームに揺動可能に支持された脚ボトムとから構成され、背ボトム、腰ボトム及び脚ボトムがベッドフレームの長手方向にこの順に配置されており、前記標識は、前記腰ボトムに対する前記ベッド利用者の寝位置を決めるものであるように構成することができる。
上述のベッドは、前記マットレス内に、マッサージ機能をもつ部材、寝床内温度調節機能をもつ部材、褥瘡予防機能をもつ部材、又は電気パルス若しくは振動による電気治療機能をもつ部材が埋め込まれており、前記標識は、前記マッサージ部材、温度調節部材、褥瘡予防部材、又は電気治療部材に対する前記ベッド利用者の寝位置を決めるものであるように構成することができる。また、前記マットレスは、背上げ駆動されるものであるか、又は弾性力が部分的に異なるものであり、前記標識は、前記背上げの屈曲点に対するベッド利用者の寝位置を決めるものであるか、又は前記弾性力が異なる部分に対するベッド利用者の寝位置を決めるものであるように構成することもできる。
更に、前記標識は、前記ベッド利用者の寝位置が決まったときに前記ベッド利用者が腕を伸ばしてその手が触れる位置に設けられていることが好ましい。
本発明に係るマットレスは、利用者が横たわるマットレス本体と、前記マットレス本体の長手方向に沿う側面に設けられ前記利用者が前記マットレス本体上に横たわるべき寝位置を触覚により認識する標識と、を有することを特徴とする。
前記標識は、前記マットレス本体に埋め込まれ前記マットレス本体とは硬度が異なるものであるか、前記マットレス本体の側面に設けられた切欠であるか、前記マットレス本体の側面に前記マットレス本体と一体的に設けられた1又は複数個の突起であるか、前記マットレス本体の側面に前記マットレス本体と一体的に設けられた凹凸であることが好ましい。
また、前記マットレスは、前記マットレス本体を覆う被覆材を有し、前記標識は、前記被覆材に設けられているように構成することができる。この場合に、前記標識は、前記被覆材に取り付けられ触感が前記被覆材とは異なる部材であるか、前記被覆材に設けられた切欠であるか、前記被覆材の一部を加熱又は圧縮させて膨出加工した突起であるか、又は前記被覆材の一部を薬品により変質させて形成した凹凸であることが好ましい。
前記マットレス本体は、背部、腰部及び脚部がこの順に前記マットレス本体の長手方向に連なるものであると共に、前記背部は前記腰部に対して揺動可能であり、前記脚部は前記腰部に対して揺動可能であり、前記標識は、前記腰部に対する前記利用者の寝位置を決めるものであるように構成することができる。
上述のマットレスは、前記マットレス本体内に、マッサージ機能をもつ部材、寝床内温度調節機能をもつ部材、褥瘡予防機能をもつ部材、又は電気パルス若しくは振動による電気治療機能をもつ部材が埋め込まれており、前記標識は、前記マッサージ部材、温度調節部材、褥瘡予防部材、又は電気治療部材に対する前記利用者の寝位置を決めるものであるように構成することができる。また、前記マットレス本体は、背上げ駆動されるものであるか、又は弾性力が部分的に異なるものであり、前記標識は、前記背上げの屈曲点に対するベッド利用者の寝位置を決めるものであるか、又は前記弾性力が異なる部分に対するベッド利用者の寝位置を決めるものであるように構成することもできる。
更に、記標識は、前記利用者の寝位置が決まったときに前記利用者が腕を伸ばしてその手が触れる位置に設けられていることが好ましい。
本発明のベッドによれば、マットレスの長手方向に沿う側面に、ベッド利用者が前記マットレス上に横たわるべき寝位置をベッド利用者が触覚により認識する標識が設けられていることによって、ベッド利用者が横たわったままで自分の寝位置を触感によって正確に認識することが可能であり、ベッドに対する自分の相対的な位置をこの標を基準として調整することができる。
本発明のマットレスによれば、マットレス本体の長手方向に沿う側面に、マットレス本体上に横たわるべき利用者の寝位置を利用者が触覚により認識する標識が設けられていることによって、利用者が横たわったままで自分の寝位置を触感によって正確に認識することが可能であり、マットレスに対する自分の相対的な位置をこの標を基準として調整することができる。
また、本発明のベッド及びマットレスは、利用者がベッド又はマットレスに対する自分の寝位置を触感によって認識することが可能であるため、暗中又は利用者が視覚的に不自由な環境下においても使用することが可能である。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1(a)は本発明の第1実施形態に係るベッドを示す斜視図、図2は本発明の第1実施形態に係る電動ベッドを示す斜視図、図3は本発明の第1実施形態に係る電動ベッドの背ボトム、膝ボトム及び足ボトムと、それらの間の湾曲部とを示す正面図、図4は背ボトムが水平の場合の背上げ装置を示す正面図、図5は背ボトムを上げた場合の背上げ装置を示す正面図、図6は膝ボトムが水平の場合の膝上げ装置を示す正面図、図7は膝ボトムを上げた場合の膝上げ装置を示す正面図、図8は本発明の実施形態に係るマットレスを示す斜視図及び断面図である。
図1(a)に示すように、本発明の第1実施形態のベッド1はボトム11がベッドフレーム10に支持されている。また、ボトム11上の一定の位置にはマットレス2が固定されている。ボトム11は図2に示すように背ボトム11a、背湾曲部11b、腰ボトム11c、膝ボトム11d、膝湾曲部11e及び足ボトム11fがこの順に連結されている。背ボトム11aと腰ボトム11cとは、湾曲可能の背湾曲部11bにより連結されており、膝ボトム11dと足ボトム11fとは、同様に湾曲可能の膝湾曲部11eにより連結されている。腰ボトム11cは固定されている。背ボトム11aはその頭部側先端が持ち上がるように回動すると共に、水平に戻るように逆回動し、この背湾曲部11b側を中心として揺動する。膝ボトム11dはその膝湾曲部11e側先端が持ち上がるように回動すると共に、水平に戻るように逆回動し、この腰ボトム11c側を中心として揺動する。背湾曲部11b及び膝湾曲部11eは、多数の棒材を相互に平行にすだれ状に配置し、各棒材間の間隔を変動可能に各棒材を相互に連結したものであり、背湾曲部11b及び膝湾曲部11eの全体で棒材の連結方向に延び縮みすると共に、各棒材の連結方向に連続的に且つ滑らかに湾曲する。
図4及び図5に示すように、背上げ装置12においては、ベッドの長手方向に延びる1対の平行な支持部12aが背ボトム11aの下面に固定されて、この背ボトム11aを支持している。また、同様にベッドの長手方向に延びる1対の平行な第1リンク12bが固定支点F1を中心として回転可能に設けられている。そして、この第1リンク12bの先端と、支持部12aの腰ボトム11c側の部分とが、移動支点M1により連結されている。また、第2リンク12dが固定支点F2を中心として回転可能に設けられており、この第2リンク12dの先端は、支持部12aにおける移動支点M1より更に腰ボトム11c側の部分に移動支点M3を介して連結されている。支持部12aにはその腰ボトム11c側の位置に、下方に突出する突部12cが設けられており、この突部12cの先端には、移動支点M2を介して第3リンク12eが連結されている。この第3リンク12eは背上げ用のアクチュエータ12hのピストンロッド12gに移動支点M4を介して連結されており、更に、腰ボトム11cには第4リンク12fが固定支点F3を介して回転可能に支持されていて、第4リンク12fの先端は、第3リンク12eとピストンロッド12gとの連結点である移動支点M4に連結されている。なお、アクチュエータ12hはその後端が固定支点F6に回転可能に支持されており、ピストンロッド12gの進出待避方向が若干水平からずれることを許容するようになっている。
図6及び図7に示すように、膝上げ装置13においては、膝ボトム11dの下面に支持部13aが固定されており、足ボトム11fの下面に支持部13bが固定されている。膝ボトム11dと腰ボトム11cとの間は固定支点F4により相互に回転可能に連結されている。腰ボトム11cは固定されているので、膝ボトム11dは固定支点F5を介して揺動する。支持部13aは足ボトム11f側に延出し、支持部13bは膝ボトム11d側に延出している。そして、支持部13aと支持部13bとの相互に近接する部分は、膝湾曲部11eの下方の移動支点M5により相互に連結されている。膝ボトム11d及び足ボトム11fが水平の状態で、図6に示すように、支持部13a及び支持部13bは膝湾曲部11eから離れ、膝ボトム11dが立ち上がった状態で、図7に示すように、支持部13a及び支持部13bがその上縁が弧を描くように湾曲し、同様に湾曲した膝湾曲部11eを下方から支持するようになっている。固定支点F5には、第5リンク13cが回転可能に軸支されており、この第5リンク13cの先端には、足ボトム11fの先端側の部分が、移動支点M7を介して連結されている。支持部13aにおける支持部13bの反対側の部分13dは、腰ボトム11c側に延出し、この部分13dの先端は、膝上げ用アクチュエータ13eのピストンロッド13fに移動支点M6を介して連結されている。なお、アクチュエータ13eはその後端が固定支点F7に回転可能に支持されており、ピストンロッド13fの進出待避方向が若干水平からずれることを許容するようになっている。
なお、本明細書において、固定支点とは、支点の位置が移動せず固定されていることを意味し、この固定支点に軸支されたリンク自体は固定支点に対して回転可能である。なお、固定支点は前述の背ボトム11a等を支持するフレームに対して固定されており、フレーム全体が昇降してベッドの高さが変化する場合には、それと共に、昇降する。また、移動支点は、支点自体がリンクの回動により移動するものである。
なお、ベッド1は、上述の背ボトム11a等を支持するフレームが、アクチュエータ(いずれも図示せず)により上下動するようになっており、これにより、ベッドの高さを調節することができるようになっている。
図3に示す背ボトム11a、背湾曲部11b、腰ボトム11c、膝ボトム11d、膝湾曲部11e及び足ボトム11fの下方には、背ボトム11aを上げるための背上げ装置12と、膝ボトム11dを上げるための膝上げ装置13が設置されている。
アクチュエータ12h及び13eは、モータを内蔵し、このモータの正逆回転により、ピストンロッド12g及び13fを進出させ、又は待避移動させる。このアクチュエータ12h及び13eは、図示しない制御ボックス内の制御装置により制御されている。操作ボックス14のスイッチの押下により出力された信号は、この制御ボックス内の制御装置に入力され、更に、制御装置によって制御及び出力された信号によってピストンロッド12g並びに13fが進出及び退避移動することによって、ベッドの背上げ及び背下げ動作並びに膝上げ及び膝下げ動作が行われる。
ボトム11上のマットレス2はボトム11の背ボトム11a、腰ボトム11b、膝ボトム11c、及び足ボトム11dの夫々に対して一定の位置に固定され、ボトム11の夫々の移動と連動して屈曲可能に設けられている。また、腰ボトム11cに対して固定されるマットレス2の長手方向に沿う側面には、背ボトム11a、膝ボトム11d及び足ボトム11fが水平の状態でマットレス2の上に横たわるベッド利用者の寝位置が決まったときにマットレス2の側面に対して腕を伸ばしてその手が触れる位置に標識部材3が埋設されている。
図8に示すように、マットレス2はマット部20、標識部材3及び被覆材21によって構成され、マット部20は図8(a)並びに(b)に示すように上層T、中間層M、及び下層Bが積層されて構成されている。また、図8(a)及び(b)に示すようにマットレス2の長手方向に沿う側面には、3層に積層されたマット部20において、標識部材3が埋設され、更にマット部20及び標識部材3の全体がポリエステル又はポリウレタン等からなる被覆材21によって覆われている。
マット部20の上層Tは低反発ウレタンフォーム材等からなり、マットレス上に横たわるベッド利用者の肌に対する触感を維持しつつ、吸湿・保湿性、及び耐久性に優れた素材によって構成されている。また、中間層Mはベッド利用者の寝姿勢保持及び体圧分散をもたらす固さを有するウレタンフォーム又は硬綿系の素材によって構成され、下層Bは外部から寝台上への振動の伝達を防止するためにポリエステル繊維等の高弾力性の素材によって構成されている。
標識部材3はゴム等からなり、図8(b)に示すように被覆材21を被せられ、更に被覆材21の上からシーツを被せられた状態においてもマット部20との硬度の違いを十分に触感によって認識することができる硬度及び大きさで設けられている。
本実施形態においては、マット部20と硬度の異なる部材がマット部20の側面に埋設されることによって標識部材3が設けられているが、マットレス2が水平な状態においてマットレス上に横たわるベッド利用者がマットレス2の側面に対して腕を伸ばし、標識部材3の位置を触感によって正確に認識できる形態であればよく、図8(c)乃至(e)に示すようにマット部20に対して切り欠きを設けたり、マット部20に別部材を貼り付けたり、マット部20の一部を加熱又は圧縮することによって1以上の突起部を設けたり、マット部20の一部を薬品等によって変質させてマット部20の表面に凹凸を設けることによって設けられてもよい。
次に、このように構成された電動ベッドの動作について説明する。まず、背上げ装置12及び膝上げ装置13の動作について説明する。図4の水平状態から、図5に示すように、アクチュエータ12hを動作させて、ピストンロッド12gを進出させると、固定支点F1、F2、F3は移動しないので、第4リンク12fが時計方向に回動し、第3リンク12eが背ボトム11aの支持部12aの突部12cを時計方向に回転させようとする。支持部12aには、固定支点F1、F2に軸支された第1リンク12b及び第2リンク12dが夫々移動支点M1及び移動支点M3で連結されているので、長寸の第1リンク12bと短寸の第2リンク12dとの共同作用により、背ボトム11aは2点M1、M3を回動中心として起き上がるように回動することができる。従って、アクチュエータ12hの作動により、ピストンロッド12gが前進(進出)移動すると、第3リンク12eが支持部12aの突部12cを押し、これにより、支持部12a及び背ボトム11aが2点を回転中心として時計方向に回動する。背ボトム11aは図5に示すように立ち上がり、背ボトム11aと固定された腰ボトム11cとの間は背湾曲部11b(図5に図示せず)により滑らかに湾曲する。
一方、アクチュエータ12hのピストンロッド12gを待避移動させると、第3リンク12eが突部12cを引張り、支持部12a及び背ボトム11aが水平状態に戻る。これにより、図4に示すように、背ボトム11aと、背湾曲部11b及び腰ボトム11cが水平状態に戻る。
膝上げ装置13においては、図6に示すように、アクチュエータ13eのピストンロッド13fが進出した状態で、膝ボトム11d、膝湾曲部11e及び足ボトム11fが水平状態にある。そして、図7に示すように、アクチュエータ13eのピストンロッド13fを退入させることにより、固定支点F4を中心として、膝ボトム11d及び支持部13aが反時計方向に回動する。これにより、膝ボトム11dが立ち上がる。この場合に、膝ボトム11dは支持部13a及び支持部13bを介して足ボトム11fに連結されており、足ボトム11fは固定支点F5に連結された第5リンク13cに連結されている。よって、膝ボトム11dが立ち上がると、支持部13bが持ち上がり、後方部分を第5リンク13cに連結された足ボトム11fが移動支点M5、M7で回転可能に支持されながら、上方に移動する。このとき、膝ボトム11dと足ボトム11fとの間は、膝湾曲部11eにより連結されており、この膝湾曲部11e下部は支持部13a及び13bにより支持されていて、膝湾曲部11eは支持部13a及び支持部13bの上縁の包絡線に沿って、滑らかに湾曲している。
このような背上げ及び背下げ動作並びに膝上げ及び膝下げ動作は、相互に連動して同時に進行する。
ベッド上に横たわるベッド利用者はマットレス2が水平な状態において、マットレス2の長手方向に沿う側面に対して腕を伸ばし、この側面に設けられた標識部材3に触れることによって、自分のベッドに対する寝位置を触感によって認識し、更にこの標識部材3に合わせて自分のベッド上の寝位置を合わせることができる。
本実施形態のベッドによれば、ボトムの一定の位置にマットレスが固定され、更にマットレスの長手方向に沿う側面に、マットレス上に横たわるベッド利用者がベッドに対する自分の寝位置を触感によって認識することを可能とした標識部材が設けられているため、マットレス上のベッド利用者が横たわったままで自分の寝位置を正確に認識することが可能である。また、標識部材に触れることによってボトムに対して一定の位置に固定されたマットレス上における自分の寝位置を調整することが可能であるため、ベッドが背上げ及び膝上げ動作を行う間、ベッドに対する自分の寝位置が正確であり、ベッドの動作による圧迫又は摩擦力を皮膚又は身体内部組織に対して受ける危険性を軽減することができる。
また、ベッド利用者が触感によって自分の寝位置を正確に認識及び調整することが可能であるため、暗中又はベッド利用者が視覚的に不自由な環境下においても一人で使用することができる優れたベッドを得ることができる。
更に、本実施形態のベッドのマットレスに設けられた標識部材は、被覆材の上からシーツを被せられた状況においても位置を認識することが可能な硬度、形状及び大きさで設けられているため、シーツを交換することによってベッド上の環境を常に清潔に保つことが可能である。
更にまた、本実施形態のベッドに設けられた標識部材は、例えばベッド又はマットレスの内部に加振器若しくは摺動ローラを設けて横たわるベッド利用者に対するマッサージ効果を与える機能を備えたベッド等において設けられた場合においても、ベッド上に横たわるベッド利用者のベッドに対する相対的位置を正しい位置に調整することが可能であるため、ベッドが備える身体の特定部位に対して作用する機能を効果的に享受することができる。
図9は本発明の第2実施形態に係るマットレスにおける寝位置指示部材を示す断面図である。
図9に示すように、マットレス2はマット部20、加振部4、標識部材3及び被覆材21によって構成され、マット部20は上層T、中間層M、及び下層Bが積層されて構成されている。また、マット部20は2層からなりその境界部において一部積層方向に切り欠かれ、この切り欠かれた部分に加振部4が埋設されている。更に、マットレス2の長手方向に沿うマット部20の側面には、マットレス2の上に横たわる利用者の寝位置が決まったときにマットレス2の側面に対して腕を伸ばしてその手が触れる位置に標識部材3が埋設され、マット部20及び標識部材3はポリエステル又はポリウレタン等からなる被覆材21によって覆われている。
マット部20の上層Tは低反発ウレタンフォーム材等からなり、マットレス上に横たわる利用者の肌に対する触感を維持しつつ、吸湿・保湿性、及び耐久性に優れた素材によって構成されている。また、中間層Mは利用者の寝姿勢保持及び体圧分散をもたらす固さを有するウレタンフォーム又は硬綿系の素材によって構成され、下層Bは外部から寝台上への振動の伝達を防止するためにポリエステル繊維等の高弾力性の素材によって構成されている。
加振部4はベッド利用者の肩、腰又はふくらはぎ等の位置に合わせて前述のマット部の中間層Mの一部を切り欠いて設けられ、ポリエステル繊維又はナイロン繊維等の内部に加振器若しくは摺動ローラが埋設されている。
標識部材3はゴム等からなり、図9に示すように被覆材21を被せられ、更に被覆材21の上からシーツを被せられた状態においてもマット部20との硬度の違いを十分に触感によって認識することができる硬度及び大きさで設けられている。
本実施形態においては、マット部20と硬度の異なる部材がマット部20の側面に埋設されることによって標識部材3が設けられているが、本発明の第1実施形態と同様に、マットレス2が水平な状態においてマットレス上に横たわる利用者がマットレス2の側面に腕を伸ばし、標識部材3の位置を触感によって正確に認識できる形態であればよく、マット部20に対して切り欠きを設けたり、マット部20に別部材を貼り付けたり、マット部20の一部を加熱又は圧縮することによって1以上の突起部を設けたり、マット部20の一部を薬品等によって変質させてマット部20の表面に凹凸を設けることによって設けられてもよい。
本実施形態のマットレスによれば、マットレスの長手方向に沿う側面に利用者の寝位置を触感によって認識することを可能とした標識部材が設けられているため、マットレス上の利用者が横たわったままで自分の寝位置を正確に認識することが可能であり、また、標識部材に触れることによってマットレス上における自分の寝位置を調整することが可能であるため、マッサージ機能を有するマットレスにおいて加振器または摺動ローラの位置に正確に身体を合わせることができ、身体の特定部位に対するマッサージ機能を効果的に享受することが可能である。
また、本実施形態のマットレスによれば、利用者が触感によって自分の寝位置を正確に認識及び調整することが可能であるため、暗中又は利用者が視覚的に不自由な環境下においても優れたマッサージ効果を得ることが可能である。
更に、本実施形態のマットレスにおける標識部材は、被覆材の上からシーツを被せられた状況においても位置を認識することが可能な硬度、形状及び大きさで設けられているため、本発明の第1実施形態と同様に、シーツを交換することによってマットレス上の環境を常に清潔に保つことが可能である。
本実施形態においては、マットレスの内部に加振器又は摺動ローラ等を埋設することによって、マットレス上に横たわる利用者に対するマッサージ機能を有するマットレスを引用することによって本発明の効果を説明したが、横たわるベッド利用者のマットレスに対する相対的位置を特定する必要がある機能を有するものであれば、どのような形態のマットレスにおいても本発明を適用することが可能である。例えば、図1(b)に示すように、マットレス2がマットレス上に横たわる利用者の背中に対応する背部2a、腰に対応する腰部2b、膝に対応する膝部2c、及び足に対応する足部2dによって構成され、図示しない空気圧縮機によって発生させられた空気を動力として、背部並びに膝部及び足部の起伏動作を行わせるギャッチマットレスにおいて、腰部2bの側面に標識部材3を設ければ、本発明の第1実施形態で説明した背上げ機能を有するベッドと同様に、マットレス上の利用者が横たわったままで自分の寝位置を正確に認識することが可能であり、また、標識部材に触れることによってマットレス上における自分の位置を調整することが可能であるため、マットレスが背上げ及び膝上げ動作を行う間、マットレスに対する利用者の寝位置が正確であり、マットレスの動作による圧迫又は摩擦力を皮膚又は身体内部組織に対して受ける危険性を軽減することができる。また、利用者が触感によって自分の寝位置を正確に認識及び調整することが可能であるため、暗中又は利用者が視覚的に不自由な環境下においても一人で使用することができる優れたベッドを得ることができ、更に、シーツを交換することによってマットレス上の環境を常に清潔に保つことが可能である。また、寝床内温度調節用のヒーター又はクーラーを有するベッド及びマットレス、褥瘡予防又は寝心地の向上等を目的としてベッド利用者の身体位置によって形状又は硬度が異なるマットレス、治療のために電気パルス又は振動等を発生する機能を有するベッド及びマットレス等、いずれの場合においても本発明を適用することが可能である。
図10(a)乃至(f)は、本発明の第3実施形態を示す図であり、図10(a)はマットレスを示す斜視図、図10(b)はその標識を示す横断面図、図10(c)乃至(f)は、標識の変形例を示す横断面図である。図10(a)に示すように、本実施形態のマットレス40は、ベッド利用者が横臥するマットレス本体41と、このマットレス本体41を被覆する被覆材42により構成されている。そして、被覆材42には、マットレス本体41の長手方向に沿う側面に標識43が設けられている。この標識43は、ベッド利用者が、その寝位置を調整するために、現状でベッド利用者がマットレス上のどの位置にいるかを把握するために利用するものであり、ベッド利用者がその手で触れて、触覚により位置を把握するものである。図10(a)、(b)に示す標識43は、マットレス40の被覆材42の側面の長手方向の一部に、マットレス本体41の高さ方向の全域に形成されている。この標識43は、被覆材42の一部に、被覆材42の大部分とは触感が異なる材質のシートを使用したものである。
このように、マットレス本体41を覆う被覆材42に標識43を設けても、前述の第1及び第2実施形態と同様の作用効果を奏する。
被覆材42に設ける標識としては、図10(c)に示すように、被覆材42におけるマットレス長手方向及び高さ方向の一部に、被覆材とは異なる別の部材を設けることにより、標識44としてもよい。このような別部材からなる標識44は、接着剤又は縫製等により、被覆材42に取り付けられている。
図10(d)に示す標識45は、被覆材42の一部を切り取った形成した切欠である。この切欠からなる標識45も、同様に、ベッド利用者が手で触れて触感により認識することができる。
図10(e)に示す標識46は、被覆材42の一部を加熱又は圧縮することにより、1又は複数の突起を設けたものである。この突起からなる標識45も、同様に触感により認識することができる。
図10(f)に示す標識47は、被覆材42の一部を薬品により変質させてその表面に微細な凹凸を形成したものである。この凹凸からなる標識47も、同様に触感により認識することができる。
これらの標識43乃至47は、いずれも、マットレス本体41の被覆材42に触感が他の部分と異なる部分を形成するか、又は触感が異なる別部材を取り付けて、ベッド利用者が手で触れてその位置を認識できるようにしたものである。よって、この第3実施形態のように、被覆材に標識を設けた場合も、マットレスに標識を設けた場合と同様の作用効果を奏する。
図11(a)は本発明の第4実施形態を示す斜視図、図11(b)はその横断面図である。本実施形態のマットレス本体は、第1層41a、第2層41b、第3層41c、第4層41dの積層体からなる。これらの積層体からなるマットレス本体を、まとめて、被覆材42が包み込むように被覆している。マットレス本体第1層41aには、褥瘡対策用に部材50が埋め込まれており、この褥瘡対策部材50の近傍に別部材からなる標識44が取り付けられている。なお、この褥瘡対策部材50は、例えば、ウオーターセルをウレタン材で挟持した構造のクッション部材であり、患者の褥瘡部に対する反発力が小さく、褥瘡部を圧迫することがないようになっている。
褥瘡を発症しているベッド利用者は、その褥瘡発症部位が、丁度、褥瘡対策部材50の位置にくるように、標識50を触感で認識する。即ち、標識50を触感で認識することにより、その標識50の位置から、褥瘡対策部材50の位置を間接的に認識する。これにより、ベッド利用者は、その褥瘡発症部位を確実に褥瘡対策部材50の位置にあわせることができる。
(a)は本発明の第1実施形態に係るベッドを示す斜視図、(b)はギャッチマットレスを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る電動ベッドを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る電動ベッドの背ボトム、膝ボトム及び足ボトムと、それらの間の湾曲部とを示す正面図である。 背ボトムが水平の場合の背上げ装置を示す正面図である。 背ボトムを上げた場合の背上げ装置を示す正面図である。 膝ボトムが水平の場合の膝上げ装置を示す正面図である。 膝ボトムを上げた場合の膝上げ装置を示す正面図である。 本発明の実施形態に係るマットレスを示す斜視図及び断面図である。 本発明の第2実施形態に係るマットレスを示す断面図である。 (a)は本発明の第3実施形態に係るマットレスを示す斜視図、(b)はその標識を示す横断面図、(c)乃至(f)はその標識の変形例を示す横断面図である。 (a)は本発明の第4実施形態に係るマットレスを示す斜視図、(b)はその標識を示す横断面図である。
符号の説明
1:ベッド、10:ベッドフレーム、11:ボトム、11a:背ボトム、11b:背湾曲部、11c:腰ボトム、11d:膝ボトム、11e:膝湾曲部、11f:足ボトム、12:背上げ装置、12g:ピストンロッド、13:膝上げ装置、13f:ピストンロッド、14:操作ボックス、2:マットレス、2a:背部、2b:腰部、2c:膝部、2d:足部、20:マット、21:被覆材、3:標識部材、4:加振部、T:上層、M:中間層、B:下層、40:マットレス、41:マットレス本体、41a〜41d:層、42:被覆材、43〜47:標識、50:褥瘡対策部材

Claims (16)

  1. ベッドフレームと、このベッドフレームに支持されたボトムと、このボトム上に載置されたマットレスと、を有するベッドにおいて、ベッド利用者が前記マットレス上に横たわるべき寝位置をベッド利用者が触覚により認識する標識が、前記マットレスの長手方向に沿う側面に設けられていることを特徴とするベッド。
  2. 前記標識は、前記マットレスに埋め込まれ前記マットレスとは硬度が異なるものであるか、前記マットレスの側面に設けられた切欠であるか、前記マットレスの側面に前記マットレスと一体的に設けられた1又は複数個の突起であるか、又は前記マットレスの側面に前記マットレスと一体的に設けられた凹凸であることを特徴とする請求項1に記載のベッド。
  3. 前記マットレスは、マットレス本体と、このマットレス本体を覆う被覆材とを有し、前記標識は、前記被覆材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のベッド。
  4. 前記標識は、前記被覆材に取り付けられ触感が前記被覆材とは異なる部材であるか、前記被覆材に設けられた切欠であるか、前記被覆材の一部を加熱又は圧縮させて膨出加工した突起であるか、又は前記被覆材の一部を薬品により変質させて形成した凹凸であることを特徴とする請求項3に記載のベッド。
  5. 前記ボトムは、前記ベッドフレームに揺動可能に支持された背ボトムと、前記ベッドフレームに固定された腰ボトムと、前記ベッドフレームに揺動可能に支持された脚ボトムとから構成され、背ボトム、腰ボトム及び脚ボトムがベッドフレームの長手方向にこの順に配置されており、前記標識は、前記腰ボトムに対する前記ベッド利用者の寝位置を決めるものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のベッド。
  6. 前記マットレス内に、マッサージ機能をもつ部材、寝床内温度調節機能をもつ部材、褥瘡予防機能をもつ部材、又は電気パルス若しくは振動による電気治療機能をもつ部材が埋め込まれており、前記標識は、前記マッサージ部材、温度調節部材、褥瘡予防部材、又は電気治療部材に対する前記ベッド利用者の寝位置を決めるものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のベッド。
  7. 前記マットレスは、背上げ駆動されるものであるか、又は弾性力が部分的に異なるものであり、前記標識は、前記背上げの屈曲点に対するベッド利用者の寝位置を決めるものであるか、又は前記弾性力が異なる部分に対するベッド利用者の寝位置を決めるものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のベッド。
  8. 前記標識は、前記ベッド利用者の寝位置が決まったときに前記ベッド利用者が腕を伸ばしてその手が触れる位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のベッド。
  9. 利用者が横たわるマットレス本体と、前記マットレス本体の長手方向に沿う側面に設けられ前記利用者が前記マットレス本体上に横たわるべき寝位置を触覚により認識する標識と、を有することを特徴とするマットレス。
  10. 前記標識は、前記マットレス本体に埋め込まれ前記マットレス本体とは硬度が異なるものであるか、前記マットレス本体の側面に設けられた切欠であるか、前記マットレス本体の側面に前記マットレス本体と一体的に設けられた1又は複数個の突起であるか、又は前記マットレス本体の側面に前記マットレス本体と一体的に設けられた凹凸であることを特徴とする請求項9に記載のマットレス。
  11. 前記マットレス本体を覆う被覆材を有し、前記標識は、前記被覆材に設けられていることを特徴とする請求項9に記載のベッド。
  12. 前記標識は、前記被覆材に取り付けられ触感が前記被覆材とは異なる部材であるか、前記被覆材に設けられた切欠であるか、前記被覆材の一部を加熱又は圧縮させて膨出加工した突起であるか、又は前記被覆材の一部を薬品により変質させて形成した凹凸であることを特徴とする請求項11に記載のベッド。
  13. 前記マットレス本体は、背部、腰部及び脚部がこの順に前記マットレス本体の長手方向に連なるものであると共に、前記背部は前記腰部に対して揺動可能であり、前記脚部は前記腰部に対して揺動可能であり、前記標識は、前記腰部に対する前記利用者の寝位置を決めるものであることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載のマットレス。
  14. 前記マットレス本体内に、マッサージ機能をもつ部材、寝床内温度調節機能をもつ部材、褥瘡予防機能をもつ部材、又は電気パルス若しくは振動による電気治療機能をもつ部材が埋め込まれており、前記標識は、前記マッサージ部材、温度調節部材、褥瘡予防部材、又は電気治療部材に対する前記利用者の寝位置を決めるものであることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載のマットレス。
  15. 前記マットレス本体は、背上げ駆動されるものであるか、又は弾性力が部分的に異なるものであり、前記標識は、前記背上げの屈曲点に対するベッド利用者の寝位置を決めるものであるか、又は前記弾性力が異なる部分に対するベッド利用者の寝位置を決めるものであることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載のマットレス。
  16. 前記標識は、前記利用者の寝位置が決まったときに前記利用者が腕を伸ばしてその手が触れる位置に設けられていることを特徴とする請求項9乃至15のいずれか1項に記載のマットレス。
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