JP2010029378A - メダル分別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メダルが遊技媒体として使用されるスロットマシン、コインゲーム機等の遊技機が多数台設置された遊技場において、メダルをその大きさによって分別する装置を提供する。
【解決手段】内部に混在する小径メダルと大径メダルが一個ずつ整列して送出されるメダル送出部1と、前記メダル送出部1から送出されたメダルを分別しつつ排出するメダル排出通路部10とを備えたメダル分別装置であって、前記メダル排出通路部10は、メダルを略起立状態にて保持するように形成されていると共に長手方向に下傾させることにより該メダルの滑落速度が自重により加速されるようにした増速域14と、前記増速域14の下流に設けられ小径メダルの直径よりも広く大径メダルの直径よりも狭い開口幅の落下口17を設けて小径メダルを排出する小径メダル排出域15と、前記小径メダル排出域15を通過した大径メダルを排出する大径メダル排出口19とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、メダル(コイン,円形チップと同じ)が遊技媒体として使用されるスロットマシン、コインゲーム機等の遊技機が多数台設置された遊技場において、メダルをその大きさによって分別する装置に関するものである。
スロットマシン、コインゲーム機等の遊技機に使用されるメダルには、一般に直径25mmのものと直径30mmのものとがあって、遊技機の種類によってそれぞれ使用し得るメダルが異なるというのが現況である。このため、多数台の遊技機を設置した遊技場では、一つの島台においても大小2種類のメダルが混じることとなるので、島台において回収されたメダルを大きさに応じて分別する分別装置が必要になる。なお、下記特許文献1に示された遊技機では、機内に投入されたメダルを大きさに応じて分別する分別装置が備えられている。
特許第3648181号公報
ところで、上記特許文献1に示されたメダル分別装置は、メダルを略直立状態で支持できる溝が形成されて略水平に配設されたレールと、前記レールの上方に該レールと平行状に配設されて前記支持されたメダルの一方の表面に接触した状態で走行して該メダルを該レールに沿って搬送し得るベルトと、前記搬送されるメダルの他方の表面が摺接されるように配設されて該メダルの搬送方向順に該メダルの直径に対して小さい幅の挟幅域と、略等しい幅の等幅域と、大きい幅の広幅域との三種類の異なる幅を持つ長孔状の開口部が設けられた板状のメダルガイドとから構成されている。そして、メダルガイドに摺接しつつレールに沿って搬送されるメダルをベルトの押圧力によってメダルガイドに押し付けることにより、前記メダルがメダルガイドを潜り抜ける位置が該メダルの径によって相違することを利用してメダルの分別をしている。
しかし、上記特許文献1のメダル分別装置は、走行するベルトによってメダルを搬送しているため、単位時間当たりに分別処理可能なメダル個数はベルトの走行速度に依存している。メダルの分別処理能力を高めるためにベルトの走行速度を速くすると、可動部材であるベルトを常に高速走行させておく必要があり、磨耗によってベルトが切断されてしまうなどの故障が発生し易くなるおそれがあった。従って、遊技場にて流通している多数のメダルをより高速に長時間安定して分別することが困難であった。
そこで上記のような課題を解決するため、請求項1に記載したメダル分別装置は、内部に混在する小径メダルと大径メダルが一個ずつ整列して送出されるメダル送出部と、前記メダル送出部から送出されたメダルを分別しつつ排出するメダル排出通路部とを備えたメダル分別装置であって、前記メダル排出通路部は、小径メダルの直径よりも広く大径メダルの直径よりも狭い開口幅の落下口を設けて小径メダルを排出する小径メダル排出域と、前記小径メダル排出域を通過した大径メダルを排出する大径メダル排出口とを備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載したメダル分別装置は、内部に混在する小径メダルと大径メダルが一個ずつ整列して送出されるメダル送出部と、前記メダル送出部から送出されたメダルを分別しつつ排出するメダル排出通路部とを備えたメダル分別装置であって、前記メダル排出通路部は、メダルを略起立状態にて保持するように形成されていると共に長手方向に下傾させることにより該メダルの滑落速度が自重により加速されるようにした増速域と、前記増速域の下流に設けられ前記メダルの一側面が外周側に相対するように円弧状に湾曲させたその外周側に小径メダルの直径よりも広く大径メダルの直径よりも狭い開口幅の落下口を設けて小径メダルを排出する小径メダル排出域と、前記小径メダル排出域を通過した大径メダルを排出する大径メダル排出口とを備えることを特徴とする。
ここで、「メダルを略起立状態に保持」として「略」という語を使用したのは、必ずしもメダルがメダル排出通路部に鉛直状に起立している場合のみならず、メダルがその厚み方向に傾いているような場合も含めるためである。具体的には、「メダルが略起立状態」とは、メダル排出通路部内にあるメダルの外周端面がメダル排出通路部の底面に接触している状態をいう。
また、請求項3に記載した発明は、前記増速域の長手方向が前記滑落するメダルの一側面を含み該一側面に平行な平面内における最大傾斜方向へ向かうように該増速域の少なくとも一部を湾曲させたことを特徴とする。
さらに、請求項4に記載した発明は、前記小径メダル排出域を少なくともメダルの一側面の一部が摺接するようにメダルの厚み方向へ傾斜させ、前記落下口を該メダルが摺接する側に位置させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項5に記載した発明は、内部に混在する小径メダルと大径メダルが一個ずつ整列して送出されるメダル送出部と、前記メダル送出部から送出されたメダルを分別しつつ排出するメダル排出通路部とを備えたメダル分別装置であって、前記メダル排出通路部は、メダルを略起立状態にて保持するように形成されていると共に長手方向に下傾させることにより該メダルの滑落速度が自重により加速されるようにした増速域と、前記増速域の下流に設けられ少なくともメダルの一側面の一部が摺接するようにメダルの厚み方向へ傾斜すると共に該メダルが摺接する側に小径メダルの直径よりも広く大径メダルの直径よりも狭い開口幅の落下口を設けて小径メダルを排出する小径メダル排出域と、前記小径メダル排出域を通過した大径メダルを排出する大径メダル排出口とを備えることを特徴とする。
さらに、請求項6に記載した発明は、前記増速域の長手方向が前記滑落するメダルの一側面を含み該一側面に平行な平面内における最大傾斜方向へ向かうように該増速域の少なくとも一部を湾曲させたことを特徴とする。
請求項1または請求項2または請求項5に記載のメダル分別装置では、メダル排出通路部内をメダルが滑落することから、メダルを搬送するためのベルトや該ベルトを駆動するモータ等の可動部材を導入する必要がなくなる。従って、メダル分別装置をシンプル且つ小型に構成できるようになる。また、可動部材であるベルトの切断やモータの故障等のリスクを低減できる。加えて、単位時間当たりのメダル分別処理能力がベルトの走行速度に依存しなくなり、多数のメダルを高速で分別できるようになる。
また、請求項2または請求項5に記載のメダル分別装置では、メダル排出通路部の増速域においてメダルの滑落速度が加速されることから、メダル送出部から先に送出されたメダルに対し、後から送出されたメダルが追いつかなくなる。従って、メダル排出通路部内でメダル同士が衝突したり、または、重なってしまうことにより発生し得るメダル詰まりを防止できるようになる。
特に、請求項2に記載のメダル分別装置は、メダル排出通路部をメダルの一側面が外周側に相対するように円弧状に湾曲させ、その外周側に小径メダルの直径よりも広く大径メダルの直径よりも狭い開口幅の落下口を設け、該落下口から小径メダルを排出するようにした小径メダル排出域を備えている。そうすると、小径メダル排出域が円弧状に湾曲していることにより、滑落する小径メダルには該円弧状の湾曲の外周方向へ遠心力が作用するようになる。そして、遠心力が作用する方向には落下口が設けられているため、小径メダルは該落下口を潜り抜けてメダル排出通路部から脱落するようになる。従って、小径メダルを落下口側へ押し付けるための付勢手段を設けることなく、小径メダルを分別できるようになる。
また、請求項3または請求項6に記載のメダル分別装置では、増速域の少なくとも一部が湾曲され、該増速域の長手方向が前記滑落するメダルの一側面を含み該一側面に平行な平面内における最大傾斜方向へ向かうようになっている。そうすると、増速域の長手方向の下傾する傾斜が緩い勾配から急勾配へと変化し、メダルの滑落速度がさらに加速されるようになる。従って、メダル同士の衝突等の危険回避効果をさらに向上させることができる。
さらに、請求項4に記載のメダル分別装置では、小径メダル排出域の落下口の設置箇所を、メダル排出通路部がメダルの厚み方向へ傾斜され該傾斜により少なくともメダルの一側面の一部が摺接する側であって、且つ、メダルの一側面が外周側に相対するように円弧状に湾曲させたその外周側にしている。そうすると、小径メダル排出域を滑落するメダルには、メダルの厚み方向への傾斜により作用する重力と、円弧状の湾曲により該湾曲の外周側方向へ作用する遠心力との両方が働くようになり、その合力の方向に落下口が位置するようになる。従って、メダルに作用する重力と遠心力との両方の相乗効果により、小径メダルの分別がより確実に効率良くできるようになる。
また、請求項5に記載のメダル分別装置では、小径メダル排出域がメダルの厚み方向へ傾斜され、該傾斜によりメダルの一側面が摺接する側に小径メダルを排出する落下口が設けられている。そうすると、小径メダルに作用する重力により、該小径メダルは落下口を潜り抜けてメダル排出通路部から脱落するようになる。従って、小径メダルを落下口側へ押し付けるための付勢手段を設けることなく、小径メダルを分別できるようになる。
次に、本発明に係るメダル分別装置の実施形態を図面に従って説明する。本発明のメダル分別装置は、メダルを整列して一個ずつ送出口より送出させるメダル送出部と、前記送出口に接続されるメダル排出通路部とから概ね構成される。メダル送出部から送出されたメダルは、メダル排出通路部の増速域において滑落速度が加速される。そして、小径メダルと大径メダルとに分別され、これらの小径メダルと大径メダルは、それぞれ別々のホッパーへ収容される。
まず、第一実施形態を説明する。図1は本発明の第一実施形態の外観斜視図、図2は正面図、図3は平面図である。また、図4は図1に示した矢印A方向から見た矢視図である。
前記メダル送出部1は、円形室2の一方の面に設けられた開口にメダルタンク3が接続され、他方の面にモータ4が突設されて形成される。そして、図2に示したように、支持部材5によって前記円形室2が約60度の角度に傾斜した状態で支持されると共に、基板6の上面に固設される。前記円形室2は、上部にメダルの送出口7が設けられ、また、内部に該円形室2の中心を軸として回転する送出円盤8が設けられる。この送出円盤8の表面には、大径メダルの直径よりも若干広い間隔で等間隔に配置された複数の突起片9,9,…が、該送出円盤8の外周縁より若干内方に設けられる。メダルは、該メダルの一方の表面を前記送出円盤8の表面に当接させた状態で、前記突起片9,9,…の間に一個ずつ嵌合される。そして、前記モータ4の回転動が送出円盤8に伝達されることにより該送出円盤8が回動され、前記突起片9,9,…の間に嵌合したメダルは前記送出口7へ導かれる。
前記送出口7には、メダルが挿通されるメダル排出通路部10が接続される。このメダル排出通路部10は、送出口7から受け入れたメダルを略起立状態にて保持しつつ、該メダルをホッパー11a,11bへと送り込むためのもので、その断面は、厚さがメダルよりも若干厚く、且つ、幅が大径メダルの直径よりも若干広幅に形成される。すなわち、メダルの厚さよりも若干厚く形成された一対の隙間部材12,12を、大径メダルの直径より若干広幅の間隔を設けて平行に配置し、この隙間部材12,12の両面に板状の側壁部材13a,13bを固着することで形成している。メダル排出通路部10に挿通されたメダルは、該メダルの両表面を側壁部材13a,13bに対向させた状態で、前記メダル排出通路部10内を該メダルの直径方向に移動することができる。なお、側壁部材13bは、透光性の合成樹脂材料で形成されている。
前記メダル排出通路部10は、始端部分から下方が約30度の角度でメダルを滑落させる方向へ急傾斜し、終端寄りの位置でさらに下方に屈曲し、その終端部分がホッパー11bに向けられている。また、メダル排出通路部10は、その全長にわたりメダル排出通路部10を移動するメダルの厚さ方向(メダル排出通路部の長手方向と直交する方向)にも若干傾斜している。従って、メダルは、傾斜した起立状態で該メダルの一方の表面を下側の側壁部材13aに摺接させながらメダル排出通路部10内を滑落していく。
前記メダル排出通路部10は、増速域14と、小径メダル排出域15と、大径メダル排出域16とに区分けすることができる。具体的には、メダル排出通路部10の始端部、すなわち、メダル送出部1の送出口7に接続された部分から後述する小径メダルの落下口17までの部分が増速域14で、該落下口17の始端から終端までの部分が小径メダル排出域15、該落下口17の終端からそれ以降の部分が大径メダル排出域16となっている。
増速域14は、前述のとおり、約30度の急角度でメダルを滑落させるようになっているため、略起立した状態のメダルをここで一気に加速させることができる。また、前記増速域14の下流側には、該メダル排出通路部10の下側(メダルの一方の表面が摺接する側)に位置する側壁部材13aに、該メダル排出通路部10の長手方向に沿って長孔状の落下口17が開設されており、この落下口17が設けられている領域が小径メダル排出域15となっている。この落下口17の開口幅は、小径メダルの直径よりも広く、かつ、大径メダルの直径よりも狭く形成されている。また、メダル排出通路部10の通路幅は大径メダルの直径より若干広幅であることから、前記落下口17の幅方向の両側には側壁部材13aが細幅で残されて、一対のガイド片18,18が形成されている。さらに、小径メダル排出域15の下流側は、小径メダル排出域15を通過した大径メダルのみが滑落する大径メダル排出域16となっており、その終端部分が大径メダルを排出する大径メダル排出口19となっている。
なお、メダル排出通路部10の下方には、ホッパー11a,11bが設置されている。すなわち、メダル排出通路の落下口17の下方には、該落下口17を潜り抜けることによりメダル排出通路部10から脱落した小径メダルを収容するホッパー11aが設置され、また、メダル排出通路部10終端の下方には、大径メダルを収容するホッパー11bが設置される。
次に、本発明の第一実施形態の作用を説明する。図5は上述した小径メダル排出域の拡大断面図である。小径メダルと大径メダルはメダルタンク3内に混在した状態で一時的に貯留され、円形室2へ導かれる。円形室2の内部では、送出円盤8がモータ4により回転駆動されている。メダルタンク3より円形室2へ導かれたメダルは、該送出円盤8の表面に形成された突起片9,9,…の間に一個ずつ嵌合されつつ、該送出円盤8の回転で生じる遠心力によって円形室2の内周壁に沿って移動する。この時、メダルは、一方の表面を送出円盤8の表面に当接させることにより斜めに起立した状態で、該メダルの直径方向に移動している。そして、メダルは円形室2の上部に設けられた送出口7より、該円形室2の外方へ一個ずつ整列して送出される。
送出口7より送出されたメダルは、メダル排出通路部10にスムーズに流入し、該メダル排出通路部10の増速域14を該メダルの直径方向に滑落していく。この増速域14の長手方向に約30度の角度で下傾する傾斜によって、メダルの滑落速度はメダル自身の自重により加速される。
メダルが小径メダル排出域15の落下口17に差し掛かると、小径メダルの場合は、図5において符号S1で示したように、該小径メダルの上端部が該落下口17の上側のガイド片18に保持されなくなる。従って、小径メダルは、重力によって落下するようにして落下口17を潜り抜け、メダル排出通路部10から脱落し、ホッパー11aに収容される。
一方で、大径メダルの場合は、前記落下口17の開口幅が大径メダルの直径よりも狭いことから、図5において符号L1で示したように、大径メダルの直径方向の両端部が該落下口17の両側に形成された一対のガイド片18,18に保持される。従って、大径メダルは落下口17を潜り抜けることなくメダル排出通路部10の下流へと滑落していく。そして、メダル排出通路部10の終端まで到達して落下し、ホッパー11bへ収容される。このようにして、メダル送出部1から一個ずつ整列して送り出された小径メダルと大径メダルが次々と分別され、別々のホッパー11a,11bに収容される。
このように、本発明の第一実施形態では、メダル送出部1の送出口7から略起立した状態で送出されたメダルをメダル排出通路部10に流入させ、該メダルをメダル排出通路部10内において自重で滑落させながら、落下口17を開設した小径メダル排出域15にて小径メダルと大径メダルの分別をしている。すなわち、メダル排出通路部10内においてメダルを搬送するために搬送ベルトや該搬送ベルトを走行させるモータ等を導入することなく、メダルの分別が可能となっている。従って、メダル分別装置をシンプル且つ小型に構成できる。そして、可動部材であるベルトの切断やモータの故障等のリスクをなくすことにより、メダルの分別をより安定して行なえる。
また、メダルの滑落速度が増速域14において加速されることから、送出口7から送出されるメダルは、次のメダルとの間隔を広く保つことができるようになる。従って、メダル排出通路部10内でメダル同士が衝突したり、または、重なってしまうことを回避し、メダル詰まりを防止できる。
次に、本発明の第二実施形態を説明する。なお、第二実施形態は、上述した第一実施形態とメダル排出通路部の構成が相違するのみである。従って、同一の構成については同一の符号を付すことにより詳しい説明を省略し、相違する構成について説明する。図6は本発明の第一実施形態の外観斜視図、図7は図6に示した矢印B方向から見た矢視図である。
メダル送出部1からメダルを受け入れるメダル排出通路部20は、基本的には前記第一実施形態と同様に構成されている。すなわち、メダル排出通路部20は、その断面の厚さがメダルの厚さよりも若干厚く、その幅は大径メダルの直径よりも若干広幅に形成されている。具体的には、メダルの厚さよりも若干厚く形成された一対の隙間部材21,21を、大径メダルの直径より若干広幅の間隔を設けて平行に配置し、この隙間部材21,21の両面に板状の側壁部材22a,22bを固着することで形成している。メダル排出通路部20に挿通されたメダルは、該メダルの両表面を側壁部材22a,22bに対向させた状態で、該メダル排出通路部20内を該メダルの直径方向に移動することができる。なお、側壁部材22bは、透光性の合成樹脂材料で形成されている。
前記メダル排出通路部20は、始端部分から下方が約30度の角度でメダルを滑落させる方向へ急傾斜し、終端寄りの位置でさらに下方に屈曲し、その終端部分がホッパー11bに向けられている。また、メダル排出通路部20は、その全長にわたりメダル排出通路を移動するメダルの厚さ方向(メダル排出通路部20の長手方向と直交する方向)にも若干傾斜している。従って、メダルは、傾斜した起立状態で該メダルの一方の表面を下側の側壁部材22aに摺接させながらメダル排出通路部20内を滑落していく。
前記メダル排出通路部20は、増速域23と、小径メダル排出域24と、大径メダル排出域25とに区分けすることができる。具体的には、メダル排出通路部20の始端部、すなわち、メダル送出部1の送出口7に接続された部分から後述する小径メダルの落下口26までの部分が増速域23で、該落下口26の始端から終端までの部分が小径メダル排出域24、該落下口26の終端からそれ以降の部分が大径メダル排出域25となっている。
増速域23は、前述のとおり、約30度の急角度でメダルを滑落させるようになっているため、略起立した状態のメダルをここで一気に加速させることができる。また、前記増速域23の下流側には、該メダル排出通路部20の下側に位置する前記側壁部材22aに、該メダル排出通路部20の長手方向に沿って長孔状の落下口26を開設することにより、小径メダル排出域24が設けられる。この落下口26の開口幅は、小径メダルの直径よりも広く、かつ、大径メダルの直径よりも狭く形成される。また、メダル排出通路部20の通路幅は大径メダルの直径より若干広幅であることから、前記落下口26の幅方向の両側には側壁部材22aが細幅で残されて、一対のガイド片27,27が形成される。さらに、小径メダル排出域24の下流側は、小径メダル排出域24を通過した大径メダルのみが滑落する大径メダル排出域25となっており、その終端部分が大径メダルを排出する大径メダル排出口28となっている。
なお、メダル排出通路部20の下方には、ホッパー11a,11bが設置されている。すなわち、メダル排出通路部20の落下口26の下方には、該落下口26を潜り抜けることによりメダル排出通路部20から脱落した小径メダルを収容するホッパー11aが設置され、また、メダル排出通路部20終端の下方には、大径メダルを収容するホッパー11bが設置される。
第二実施形態では、メダル排出通路部20の全体が、図7に示したように、小径メダルが脱落する方向側を外周とする円弧状に湾曲して形成されている。このようにすることで、メダル排出通路部20内を滑落するメダルには、湾曲した円弧の外周方向に作用する遠心力が働くようになる。そうすると、円弧の外周側に相対しているメダルの一方の表面が、より強く側壁部材22a側に押圧され、小径メダル排出域24において小径メダルが落下口26から外方へ投げ出されるので、メダル排出通路部20から脱落するようになる。従って、メダル分別処理がより確実になる効果が得られる。
なお、第二実施形態では、メダル排出通路部20全体が円弧状に湾曲するようになっているが、少なくとも落下口26に対応する部位が湾曲していれば、遠心力を利用して小径メダルは落下口26から外方へ投げ出されることになるので、メダル分別処理をより確実にする効果を達成することができる。
また、第二実施形態においては、メダル排出通路部20が、メダルの厚さ方向に若干傾斜している例で説明したが、メダル排出通路部20の小径メダル排出域24の少なくとも一部を小径メダルが脱落する方向側を外周とする円弧状に湾曲させていれば、小径メダルを小径メダル排出域24の落下口26から遠心力によって排出させることができるので、必ずしもメダル排出通路部20をメダルの厚さ方向にも傾斜させなければならないわけではない。
加えて、上記した第一・第二実施形態では、メダル排出通路の全体がメダルの厚み方向へ傾斜するように形成しているが、必ずしもメダル排出通路の全体を傾斜させる必要はなく、少なくとも小径メダル排出域の部分が傾斜していれば本発明の目的は達成できる。すなわち、仮にメダル排出通路の増速域部分、大径メダル排出域部分がメダルの厚み方向に傾斜していない、換言すれば、当該部分においてメダルが完全に起立するようになっていても、最低限、小径メダルを排出する落下口の部分(小径メダル排出域)がメダルの厚み方向に傾斜していれば、小径メダルは重力によって落下するので、本発明の目的を達成することができる。
次に、本発明の第三実施形態を説明する。第三実施形態は、上述した第一実施形態とメダル排出通路部の構成が相違するのみである。従って、同一の構成については同一の符号を付すことにより詳しい説明を省略し、相違する構成について説明する。図8は本発明の第三実施形態の外観斜視図、図9は別角度からの外観斜視図である。また、図10は同正面図、図11は同平面図である。さらに、図12は重複メダル排出域の拡大断面図である。
メダル送出部1からメダルを受け入れるメダル排出通路部29は、基本的には前記第一実施形態と同様に構成されている。すなわち、メダル排出通路部29は、その断面の厚さがメダルの厚さよりも若干厚く、その幅は大径メダルの直径よりも若干広幅に形成されている。具体的には、メダルの厚さよりも若干厚く形成された一対の隙間部材30,30を大径メダルの直径より若干広幅の間隔を設けて平行に配置し、この隙間部材30,30の両面に板状の側壁部材31a,31bを固着することで形成される。メダル排出通路部29に挿通されたメダルは、該メダルの両表面を側壁部材31a,31bに対向させた状態で、該メダル排出通路部29内を該メダルの直径方向に移動することができる。なお、側壁部材31bは、透光性の合成樹脂材料で形成されている。
前記メダル排出通路部29は、始端部分から下方が約30度の角度でメダルを滑落させる方向へ急傾斜し、終端寄りの位置でさらに下方に屈曲し、その終端部分がホッパー11bに向けられている。また、メダル排出通路部29は、その全長にわたりメダル排出通路部29を移動するメダルの厚さ方向(メダル排出通路部29の長手方向と直交する方向)にも若干傾斜している。従って、メダルは、傾斜した起立状態で該メダルの一方の表面を下側の側壁部材31aに摺接させながらメダル排出通路部29内を滑落していく。
前記メダル排出通路部29は、重複メダル排出域32と、増速域33と、小径メダル排出域34と、大径メダル排出域35とに区分けすることができる。具体的には、メダル排出通路部29の始端寄りに重複メダル排出域32が設けられ、その下流から後述する小径メダルの落下口37までの部分が増速域33で、該落下口37の始端から終端までの部分が小径メダル排出域34、該落下口37の終端からそれ以降の部分が大径メダル排出域35となっている。
前記重複メダル排出域32は、前記メダル送出部1の送出口7からメダルが二枚重なって送出されてしまった場合に、片方のメダルをメダル排出通路部29から排出させてメダルの重複を解消し、前記増速域33にメダルを一枚ずつ挿通させるようにしている区画である。この重複メダル排出域32には側壁部材31bが設けられていないため、メダル排出通路部29の一方の側面が開放されている。さらに、下側の隙間部材30aの幅は、メダルの厚みよりも狭く形成されている。すなわち、メダル排出通路部29の底面の幅がメダルの厚みよりも狭くなっている。従って、図12に示したように、重複メダル排出域32では隙間部材30aの上端面によってメダルM1のみが下方から支持されるようになっており、該メダルM1に重なったメダルM2は該隙間部材30aに支持されず下方に落下する。これによって、メダルが二枚重なって増速域33に送出されて詰まるようなことを防止している。
前記増速域33は、前述のとおり、約30度の急角度でメダルを滑落させるようになっているため、略起立した状態のメダルをここで一気に加速させることができる。この増速域33にあたる前記側壁部材31aには、該増速域33の長手方向に沿って細い長孔状の溝孔36が開設される。この溝孔36は、メダルの一方の表面と側壁部材31aの表面との接触面積を少なくして摩擦抵抗を低減し、メダルの滑落速度の増速効果を高めるものである。
増速域33の下端部分は、その長手方向が約30度の角度の下傾からさらに急角度になるように、メダルの一方の側面を含み該側面に平行な平面内(前記円形室2の傾斜平面内)で下方へ向かって滑らかにカーブしている。そして最終的に、メダル排出通路部29の増速域33の長手方向は、前記平面内の最大傾斜線の方向と略一致するようになっている。
さらに、増速域33の下流において、メダル排出通路部29は、長手方向が前記平面内から外れるようにして円弧状に滑らかに湾曲されて急勾配の傾斜が徐々に緩い勾配の傾斜へと変化し、さらにその下流は、前記緩い勾配の傾斜で直線形状に形成されている。
そして、このようにメダル排出通路部29が円弧状に湾曲され、さらに直線形状に形成された箇所の下側に位置する前記側壁部材31aに、該メダル排出通路部29の長手方向に沿って長孔状の落下口37を開設することにより、小径メダル排出域34が設けられる。この落下口37の開口幅は小径メダルの直径よりも広く、かつ、大径メダルの直径よりも狭く形成される。また、メダル排出通路部29の通路幅は大径メダルの直径より若干広幅であることから、前記落下口37の幅方向の両側には側壁部材31aが細幅で残されて、一対のガイド片38,38が形成される。
小径メダル排出域34の下流側は、小径メダル排出域34を通過した大径メダルのみが滑落する大径メダル排出域35となっており、その終端部分が大径メダルを排出する大径メダル排出口39となっている。なお、前記落下口37と前記溝孔36とは、増速域33の下端と小径メダル排出域34の上端が接する部分において繋がっている。
なお、メダル排出通路部29の下方には、ホッパー11a,11bが設置されている。すなわち、メダル排出通路部29の落下口37の下方には、該落下口37を潜り抜けることによりメダル排出通路部29から脱落した小径メダルを収容するホッパー11aが設置され、また、メダル排出通路部29終端の下方には大径メダルを収容するホッパー11bが設置される。
次に、本発明の第三実施形態の作用を説明する。図13は上述した小径メダル排出域の拡大断面図である。送出口7より送出されたメダルは、まず、メダル排出通路部29の重複メダル排出域32内を滑落する。この重複メダル排出域32では、仮にメダルが二枚重なって送出口7より送出されてしまった場合、一方のメダルのみを通過させて、他方のメダルを脱落させている。すなわち、図12に示したように、側壁部材31a側に位置する一方のメダルM1のみが隙間部材30aの上端面に支持され重複メダル排出域32を通過する。一方、隙間部材30aの上端面に支持されない他方のメダルM2はメダル排出通路部29から外れて下方へ落下する。
前記重複メダル排出域32を通過したメダルは、メダル排出通路部29の増速域33にスムーズに流入する。そして、増速域33の長手方向に約30度の角度で下傾する傾斜を自重で流下することで、滑落速度を加速しながらメダル排出通路部29内を滑落していく。そして、滑落速度を増速したメダルは小径メダル排出域34へ流入する。
メダルが小径メダル排出域34の落下口37に差し掛かると、小径メダルの場合は、図13において符号S2で示したように、該小径メダルの直径方向の両端部が該落下口37の両側に形成された一対のガイド片38,38に完全に保持されることがない。従って、小径メダルは落下口37を潜り抜けてメダル排出通路部29から脱落し、ホッパー11aに収容される。この際には、前記落下口37が該メダル排出通路部29を滑落するメダルの真下に位置しているため、小径メダルは該メダルに働く重力の方向側に脱落する。加えて、小径メダル排出域34が急勾配から緩い勾配へと滑らかに変化する円弧状に形成されたことから、小径メダルには該メダルが脱落する方向へ遠心力が働く。従って、小径メダルに作用する重力と遠心力とが同じ方向側に指向し、これらの相乗効果により該小径メダルは確実に落下口37を潜り抜けてメダル排出通路部29の外側へ脱落する。
一方で大径メダルの場合は、前記落下口37の開口幅が大径メダルの直径よりも狭いことから、図13において符号L2で示したように、大径メダルの直径方向の両端部が該落下口37の両側に形成された一対のガイド片38,38に保持される。従って、大径メダルは落下口37を潜り抜けることなくメダル排出通路部29の下流へと滑落していく。そして、メダル排出通路部29の終端まで到達して落下し、ホッパー11bへ収容される。
なお、上記した第一実施形態乃至第三実施形態では、「メダル排出通路部」につき、一対の隙間部材の両側に板状の側壁部材を固着して形成したものを示して説明したが、必ずしもこのようになっている必要はなく、例えば、図14に示すように、上下に各々断面コ字形の通路部材40,40を配し、その間をメダルM3が通過するようにしてもよい。要するに、メダル排出通路部の増速域においてメダルが略起立状態で通過するようになっていればよい。
また、上記した第一実施形態乃至第三実施形態では、メダル排出通路部の下流側に大径メダル排出域を設けたもので説明したが、本発明を実施するにあたり、大径メダル排出口が設けられていれば、必ずしも大径メダル排出域を設ける必要はなく、例えば、図15に示すように、小径メダルを排出する落下口17のすぐとなりに大径メダル排出口41が設けられていてもよい。
図16は本発明に係るメダル分別装置を導入したメダル循環システムを示す外観斜視図である。包囲ボックス42a〜42cは、メダルの回収、分別、配送機能を担うメダル循環システムの基幹装置であり、前記包囲ボックス42a〜42c内に上記メダル分別装置と、メダル分別装置によって選別された小径メダルと大径メダルとが其々貯留される大径メダル貯留タンクおよび小径メダル貯留タンクとが設けられる。また、中央の包囲ボックス42a〜42cには上記のメダル分別装置、大径メダル貯留タンク、小径メダル貯留タンクに加えて、メダル洗浄装置が内設され、これらの装置が連携して作動するように構成されている。加えて、遊技者が獲得したメダルを計数してメダルを店側に返却するためのメダル計数回収器43が中央の包囲ボックス42bの前面に設置される。
島台44a〜44cは遊技機45,45,…が背中合わせ状かつ直列状に配置され形成される。この島台44a〜44cには小径メダルまたは大径メダルを使用する遊技機45,45,…が混在している。これらの島台44a〜44cは、図16に示したように、包囲ボックス42a〜42cの背面に接続されるように設置される。それぞれの島台44a〜44cの内部は、各遊技機45,45,…から排出される小径メダルや大径メダルを包囲ボックス42a〜42cへと搬送するためのメダル回収コンベヤ(図示せず)と、メダル分別装置によって分別された小径メダルと大径メダルを包囲ボックス42a〜42cから各遊技機45,45,…へと搬送するためのメダル配送コンベヤ(図示せず)とが敷設される。さらに、包囲ボックス42a〜42cの上部にメダル分配コンベヤ46が橋架され、また、包囲ボックス42a〜42cの側面に開閉自在の扉板47が設けられる。
このメダル循環システムでは、各遊技機45,45,…から排出された小径メダルや大径メダルはメダル回収コンベヤ(図示せず)によって包囲ボックス42a〜42cへと搬送される。また、メダル計数回収器43から排出される小径メダルや大径メダルも包囲ボックス42a〜42cへと導かれる。包囲ボックス42a〜42cへ搬送されたメダルは、小径メダルと大径メダルとが混在した状態であるから、上記メダル分別装置によって小径メダルと大径メダルとに分別されて、それぞれ大径メダル貯留タンクおよび小径メダル貯留タンクに収容される。そして、分別された小径メダルと大径メダルは、島台44a〜44cの内部に敷設されたメダル配送コンベヤ(図示せず)によって各遊技機45,45,…に配送されて、遊技者への払出メダルとして使用される。また、包囲ボックス42a〜42c内の分別された小径メダルと大径メダルは、側面に設けられた扉板47を開いて其々外部に取り出すこともできる。
さらに、中央の包囲ボックス42a〜42c内に設置されたメダル洗浄装置によって遊技者の手垢や循環通路との摩擦等によって汚れてしまったメダルの表面が洗浄される。そして、包囲ボックス42a〜42c内の大径メダル貯留タンクまたは小径メダル貯留タンクに所定の個数のメダルが収容されると、メダル分配コンベヤ46によって隣接する包囲ボックス42a〜42cへメダルが分配され、各包囲ボックス42a〜42cに貯留されるメダル個数が略均等になるように調節される。
本発明の第一実施形態の外観斜視図。 本発明の第一実施形態の正面図。 本発明の第一実施形態の平面図。 図1に示した矢印A方向から見た矢視図。 本発明の第一実施形態における小径メダル排出域の拡大断面図。 本発明の第一実施形態の外観斜視図。 図6に示した矢印B方向から見た矢視図。 本発明の第三実施形態の外観斜視図。 本発明の第三実施形態の別角度からの外観斜視図。 本発明の第三実施形態の正面図。 本発明の第三実施形態の平面図。 本発明の第三実施形態における重複メダル排出域の拡大断面図。 本発明の第三実施形態における小径メダル排出域の拡大断面図。 通路部材で形成したメダル排出通路部の拡大断面図。 小径メダル排出域のすぐとなりに大径メダル排出口を設けた実施形態の外観斜視図。 本発明に係るメダル分別装置を導入したメダル循環システムを示す外観斜視図。
符号の説明
1 メダル送出部
2 円形室
3 メダルタンク
4 モータ
7 送出口
10 メダル排出通路部
14 増速域
15 小径メダル排出域
16 大径メダル排出域
17 落下口
18 ガイド片
19 大径メダル排出口
20 メダル排出通路部
23 増速域
24 小径メダル排出域
25 大径メダル排出域
26 落下口
27 ガイド片
28 大径メダル排出口
29 メダル排出通路部
32 重複メダル排出域
33 増速域
34 小径メダル排出域
35 大径メダル排出域
37 落下口
38 ガイド片
39 大径メダル排出口

Claims (6)

  1. 内部に混在する小径メダルと大径メダルが一個ずつ整列して送出されるメダル送出部と、前記メダル送出部から送出されたメダルを分別しつつ排出するメダル排出通路部とを備えたメダル分別装置であって、前記メダル排出通路部は、小径メダルの直径よりも広く大径メダルの直径よりも狭い開口幅の落下口を設けて小径メダルを排出する小径メダル排出域と、前記小径メダル排出域を通過した大径メダルを排出する大径メダル排出口とを備えることを特徴とするメダル分別装置。
  2. 内部に混在する小径メダルと大径メダルが一個ずつ整列して送出されるメダル送出部と、前記メダル送出部から送出されたメダルを分別しつつ排出するメダル排出通路部とを備えたメダル分別装置であって、前記メダル排出通路部は、メダルを略起立状態にて保持するように形成されていると共に長手方向に下傾させることにより該メダルの滑落速度が自重により加速されるようにした増速域と、前記増速域の下流に設けられ前記メダルの一側面が外周側に相対するように円弧状に湾曲させたその外周側に小径メダルの直径よりも広く大径メダルの直径よりも狭い開口幅の落下口を設けて小径メダルを排出する小径メダル排出域と、前記小径メダル排出域を通過した大径メダルを排出する大径メダル排出口とを備えることを特徴とするメダル分別装置。
  3. 前記増速域の長手方向が前記滑落するメダルの一側面を含み該一側面に平行な平面内における最大傾斜方向へ向かうように該増速域の少なくとも一部を湾曲させたことを特徴とする請求項1に記載のメダル分別装置。
  4. 前記小径メダル排出域を少なくともメダルの一側面の一部が摺接するようにメダルの厚み方向へ傾斜させ、前記落下口を該メダルが摺接する側に位置させるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のメダル分別装置。
  5. 内部に混在する小径メダルと大径メダルが一個ずつ整列して送出されるメダル送出部と、前記メダル送出部から送出されたメダルを分別しつつ排出するメダル排出通路部とを備えたメダル分別装置であって、前記メダル排出通路部は、メダルを略起立状態にて保持するように形成されていると共に長手方向に下傾させることにより該メダルの滑落速度が自重により加速されるようにした増速域と、前記増速域の下流に設けられ少なくともメダルの一側面の一部が摺接するようにメダルの厚み方向へ傾斜すると共に該メダルが摺接する側に小径メダルの直径よりも広く大径メダルの直径よりも狭い開口幅の落下口を設けて小径メダルを排出する小径メダル排出域と、前記小径メダル排出域を通過した大径メダルを排出する大径メダル排出口とを備えることを特徴とするメダル分別装置。
  6. 前記増速域の長手方向が前記滑落するメダルの一側面を含み該一側面に平行な平面内における最大傾斜方向へ向かうように該増速域の少なくとも一部を湾曲させたことを特徴とする請求項4に記載のメダル分別装置。
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