JP2010027823A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のトランジスタにおいて、イオン注入を共通化しても、トランジスタの閾値電圧を個別に調整する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、半導体基板上の全面に、フッ素および窒素から選択されるいずれかの元素を注入する工程(S12)と、半導体基板を酸化して、当該半導体基板表面に第1の酸化膜を形成する工程(S14)と、一部の領域で第1の酸化膜を選択的に除去する工程(S16)と、当該一部の領域で半導体基板を酸化して、当該一部の領域に第1の酸化膜よりも膜厚の薄い第2の酸化膜を形成する工程(S18)と、ゲートを形成して(S20)、トランジスタを形成する工程とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法および半導体装置に関する。
近年のVLSIを構成するトランジスタには、ゲート絶縁膜厚さの異なる何種類かのトランジスタが用いられている。一般的に、ロジック部を構成するトランジスタには薄いゲート絶縁膜が、周辺回路を構成するトランジスタには厚いゲート絶縁膜が用いられる。通常、それぞれのトランジスタの閾値電圧等の特性をチューニングする際には、各トランジスタのチャネル中に異なる量の不純物を導入する。チャネル中に不純物を導入する際には、一般的に以下のプロセスで行う。注入したいトランジスタ以外の部分をレジストで覆い、不純物を注入し、レジストを剥離する。たとえば回路中に異なるゲート絶縁膜を有するトランジスタが3種類用いられている場合、この不純物注入プロセスを3回行う。
特許文献1(特開2006−93670号公報)には、従来のチャネル領域に不純物を注入することのみで閾値電圧を調整することに加えて、ゲート絶縁膜とSi含有ゲート電極との間にHf等の金属を存在させるようにした構成が記載されている。これにより、不純物量を少なくしてトランジスタの閾値電圧を調整することができるとされている。
ところで、特許文献2(特開2007−165627号公報)には、PMOSトランジスタのゲートに負のバイアスを印加することで発生する劣化であるNBTI(Negative Bias Temperature Instability)を防ぐために、PMOSのゲート電極直下にフッ素を注入する技術が記載されている。当該文献において、まず、ゲート電極を形成した後に、これをマスクとして用いてフッ素イオンを注入することにより、基板中にフッ素注入層を形成する。その後、アニールすることにより、ゲート電極直下にフッ素拡散層を形成する。当該文献には、ゲート長の長い周辺トランジスタのフッ素注入層の濃度をゲート長の短い内部トランジスタのフッ素注入層の濃度よりも濃くした構成が記載されている。このような構成により、NBTIの劣化を改善することができ、NBTIの劣化が起こりやすい周辺回路で効果的であるとされている。
また、特許文献3(特開2006−344634号公報)には、NBTI寿命の低下を抑制するために、ゲート絶縁膜にフッ素を注入する技術が記載されている。ここでは、半導体基板のPMOSトランジスタ形成領域にのみフッ素イオンを選択的に注入した後、熱処理によりPMOSトランジスタ形成領域およびNMOSトランジスタ形成領域に酸化シリコンからなるゲート絶縁膜を形成している。これにより、PMOSトランジスタ形成領域においては、フッ素が基板からゲート絶縁膜へと拡散する。当該文献において、フッ素の濃度は、ゲート電極とゲート絶縁膜との界面で高くなることが記載されている。
また、特許文献4(特開2007−19191号公報)には、基板上にキャパシタ形成溝(1b)を形成し、その上に絶縁膜を形成した後に、絶縁膜をスルー膜として用いて、基板にフッ素イオン注入する構成が記載されている。これにより、キャパシタ形成溝(1b)の側面にフッ素が導入されるのを抑えつつ、基板の上面と溝の底面とに多くのフッ素が導入されるようにする。フッ素の注入により、増速酸化の効果を底面に及ぼすことができ、絶縁膜が側壁で不必要に厚く成長するのを防ぐことができ、膜厚を均一にすることができるとされている。
さらに、非特許文献1には、ゲート絶縁膜(HfSiON)形成前にフッ素を注入することにより、ゲート絶縁膜中にフッ素原子が存在することが記載されている。
特開2006−93670号公報 特開2007−165627号公報 特開2006−344634号公報 特開2007−19191号公報 M. Inoue, "Fluorine Incorporation into HfSiON Dielectric for Vth Control and Its Impact on Reliability for Poly-Si Gate pFET", IEDM Technical Digest, 2005年10月, 413ページ S. Tsijikawa, "A Simple Approach to Optimizing Ultra-thin SiON Gate Dielectrics Independently for n- and p-MOSFETs", IEDM Technical Digest, 2005年12月, 824ページ
しかし、従来、種類が異なるトランジスタ毎に不純物注入プロセスを行う必要があり、工程数が多いという問題があった。特許文献1に記載の方法でも、Hf等の金属を注入した場合、すべてのトランジスタにおける閾値電圧が同時に動くために、各々のトランジスタの閾値電圧を個別に調整することができなかった。また、特許文献2および特許文献3に記載した技術でも、複数回のフッ素注入を行う必要があった。
本発明によれば、
第1のトランジスタ形成領域および第2のトランジスタ形成領域を含む半導体基板の当該第1のトランジスタ形成領域および第2のトランジスタ形成領域に、フッ素および窒素から選択されるいずれかの元素を注入する工程と、
前記半導体基板を酸化して、前記第1のトランジスタ形成領域および前記第2のトランジスタ形成領域に第1の酸化膜を形成する工程と、
前記第2のトランジスタ形成領域に形成された前記第1の酸化膜を選択的に除去する工程と、
前記半導体基板を酸化して、少なくとも前記第2のトランジスタ形成領域に前記第1の酸化膜よりも膜厚の薄い第2の酸化膜を形成する工程と、
前記第1のトランジスタ形成領域において、前記第1の酸化膜をゲート絶縁膜として含む第1のトランジスタを形成するとともに、第2のトランジスタ形成領域において、前記第2の酸化膜をゲート絶縁膜として含む第2のトランジスタを形成する工程と、
を含む半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、
フッ素および窒素から選択される元素をそれぞれ含む第1のトランジスタ形成領域および第2のトランジスタ形成領域を有する半導体基板と、
前記半導体基板上の前記第1のトランジスタ形成領域に形成され、前記元素を含む第1のゲート酸化膜を有する第1のトランジスタと、
前記半導体基板上の前記第2のトランジスタ形成領域に形成され、前記元素を含むとともに、前記第1のゲート酸化膜よりも膜厚が薄い第2のゲート酸化膜を有する第2のトランジスタと、
を含み、
前記第1のゲート酸化膜における前記元素の濃度が、前記第2のゲート酸化膜における前記元素の濃度よりも高く、
前記第1のゲート酸化膜および前記第2のゲート酸化膜において、それぞれ、前記元素の濃度が面内方向で均一である半導体装置が提供される。
半導体基板中にフッ素および窒素から選択されるいずれかの元素(以下、閾値変動元素という)を注入した後、半導体基板を酸化して酸化膜を形成すると閾値変動元素の一部が酸化膜中に移動する。そのため、上記のように、第2のトランジスタ形成領域において、第1の酸化膜を除去すると、第2のトランジスタ形成領域における閾値変動元素の含有量を第1のトランジスタ形成領域に比べて低くすることができる。すなわち、第1のトランジスタ形成領域と第2のトランジスタ形成領域とで、閾値変動元素の注入処理を共通化して一度に行った場合でも、酸化膜中の当該元素の濃度を異ならせるようにすることができ、閾値電圧を個別に調整することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、複数のトランジスタにおいて、イオン注入を共通化しても、トランジスタの閾値電圧を個別に調整することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
まず、本実施の形態における半導体装置の製造手順を簡単に説明する。図1は、本実施の形態における半導体装置の製造手順を示すフローチャートである。以下では、ゲート絶縁膜の膜厚が異なる2種類の第1のトランジスタおよび第2のトランジスタを形成する手順を説明する。ここで、第1のトランジスタおよび第2のトランジスタは、同じ導電型とすることができる。
まず、第1のトランジスタおよび第2のトランジスタをそれぞれ形成する第1のトランジスタ形成領域および第2のトランジスタ形成領域に、不純物のイオン注入を共通して行い、チャネルを形成する(S10)。ここで、不純物は、n型のチャネル領域を形成する場合は、P(リン)やAs(砒素)等、p型のチャネル領域を形成する場合は、B(ボロン)やAl(アルミニウム)等とすることができる。
つづいて、第1のトランジスタ形成領域および第2のトランジスタ形成領域に、フッ素および窒素から選択されるいずれかの元素(以下、閾値変動元素という)を注入する(S12)。次いで、半導体基板を酸化して、当該半導体基板上の全面に膜厚の厚い酸化膜を形成する(S14)。このとき、半導体基板中に注入されていた閾値変動元素の一部が酸化膜中に移動する。その後、一部の領域で厚い酸化膜を除去する(S16)。これにより、一部の領域においては他の領域よりも閾値変動元素の含有量が低くなる。その後、半導体基板上の全面に、薄い酸化膜を形成する(S18)。薄い酸化膜中にも、半導体基板中に注入されていた閾値変動元素の一部が酸化膜中に移動するが、厚い酸化膜中における閾値変動元素の濃度よりも低くなる。この後、第1のトランジスタ形成領域および第2のトランジスタ形成領域にそれぞれ第1のトランジスタおよび第2のトランジスタを形成する(S20)。これにより、複数のトランジスタにおいて、イオン注入を共通化しても、各トランジスタにおける閾値変動元素の含有量を異ならせることができ、閾値電圧を個別に調整することができる。
図2は、本実施の形態における半導体装置の構成を示す断面図である。
ここでは、半導体基板は、シリコン基板とすることができる。閾値変動元素は、フッ素とすることができる。また、以下では、ゲート絶縁膜の膜厚が異なる3種類のトランジスタを形成する例を示す。
半導体装置100は、シリコン基板102を含む。また、半導体装置100は、第1のトランジスタ形成領域102a、第2のトランジスタ形成領域102b、および第3のトランジスタ形成領域102cと、これらを分離する素子分離領域(STI)104を含む。さらに、半導体装置100は、第1のトランジスタ形成領域102a、第2のトランジスタ形成領域102b、および第3のトランジスタ形成領域102c上に、それぞれ形成された、第1のトランジスタ130、第2のトランジスタ132、および第3のトランジスタ134を含む。各トランジスタは、シリコン基板102上に形成されたゲート酸化膜と、その上に形成されたゲート電極122、ゲート酸化膜およびゲート電極122の側方に形成されたサイドウォール124により構成されるゲートと、ゲートの両側方のシリコン基板102中に形成されたソース・ドレイン領域126とを含む。
本実施の形態において、第1のトランジスタ130、第2のトランジスタ132、および第3のトランジスタ134は、それぞれ、第1のゲート酸化膜120a、第2のゲート酸化膜120b、および第3のゲート酸化膜120cを含む。第1のゲート酸化膜120a、第2のゲート酸化膜120b、および第3のゲート酸化膜120cは、それぞれ膜厚が異なる。ここでは、第1のゲート酸化膜120a、第2のゲート酸化膜120b、および第3のゲート酸化膜120cの順に膜厚が厚い。
また、第1のゲート酸化膜120a、第2のゲート酸化膜120b、および第3のゲート酸化膜120c中には、フッ素110が含まれる。ここでは、第1のゲート酸化膜120aに含まれるフッ素の濃度(膜中の平均濃度)が第2のゲート酸化膜120bおよび第3のゲート酸化膜120cに含まれるフッ素の濃度(膜中の平均濃度)よりも高い。さらに、第1のトランジスタ形成領域102a、第2のトランジスタ形成領域102b、および第3のトランジスタ形成領域102cにおいて、シリコン基板102中には、フッ素110が含まれる。シリコン基板102の第1のトランジスタ形成領域102a中に含まれるフッ素の濃度は、第2のトランジスタ形成領域102bおよび第3のトランジスタ形成領域102c中に含まれるフッ素の濃度より高い構成とすることができる。
本実施の形態において、第1のゲート酸化膜120a、第2のゲート酸化膜120b、および第3のゲート酸化膜120c中には、シリコン基板102を熱酸化する際にフッ素が取り込まれるので、第1のゲート酸化膜120a、第2のゲート酸化膜120b、および第3のゲート酸化膜120cにおいて、それぞれ、フッ素の濃度が面内方向で均一となる。これにより、トランジスタの閾値の制御を良好に行うことができる。
また、本実施の形態において、シリコン基板102へのイオン注入は一度で行われるので、第1のトランジスタ形成領域102a中のフッ素の濃度と、第2のトランジスタ形成領域102bおよび第3のトランジスタ形成領域102c中のフッ素の濃度との濃度差は小さくなる。つまり、同じ高さにおける第1のゲート酸化膜120aに含まれるフッ素の濃度と、第2のゲート酸化膜120bおよび第3のゲート酸化膜120cに含まれるフッ素の濃度との濃度差が、同じ高さにおける第1のトランジスタ形成領域102a中のフッ素の濃度と、第2のトランジスタ形成領域102bおよび第3のトランジスタ形成領域102c中のフッ素の濃度との濃度差よりも大きくなる。
ここで、第1のトランジスタ130、第2のトランジスタ132、および第3のトランジスタ134は、同じ導電型のトランジスタとすることができる。たとえば、第1のトランジスタ130は、周辺回路を構成するI/Oトランジスタ等とすることができ、第2のトランジスタ132および第3のトランジスタ134は、ロジック部を構成するコアトランジスタ等とすることができる。
次に、図2から図8を参照して、半導体装置100の製造手順の一例を詳細に説明する。
まず、シリコン基板102に素子分離領域104を形成し、第1のトランジスタ形成領域102a、第2のトランジスタ形成領域102b、および第3のトランジスタ形成領域102cに分離する(図3(a))。つづいて、シリコン基板102上の全面に、薄い酸化膜106を形成する(図3(b))。次いで、酸化膜106を犠牲膜として用い、第1のトランジスタ形成領域102a、第2のトランジスタ形成領域102b、および第3のトランジスタ形成領域102c上全面にリン108を注入する(図4(a))。これにより、第1のトランジスタ形成領域102a、第2のトランジスタ形成領域102b、および第3のトランジスタ形成領域102cに、n型のチャネルが形成される。その後、酸化膜106を犠牲膜として、シリコン基板102全面にフッ素110を注入する(図4(b))。
その後、酸化膜106をたとえばエッチングにより除去する(図5(a))。つづいて、シリコン基板102上の全面に、熱酸化により、第1の熱酸化膜112を形成する(図5(b))。このとき、シリコン基板102中に含まれるフッ素110が第1の熱酸化膜112中に取り込まれる。また、第1の熱酸化膜112中では、シリコン基板102との界面においてフッ素110の濃度が高くなる。
つづいて、第1の熱酸化膜112上に、第2のトランジスタ形成領域102b以外を保護するレジスト膜115aを形成する(図6(a))。次いで、レジスト膜115aをマスクとして、第2のトランジスタ形成領域102bに形成された第1の熱酸化膜112を選択的に除去する(図6(b))。これにより、第2のトランジスタ形成領域102bでは、高い濃度のフッ素110が含まれる第1の熱酸化膜112が除去される。
その後、シリコン基板102上の全面に、熱酸化により、第2の熱酸化膜114を形成する(図7(a))。このとき、シリコン基板102中に含まれるフッ素110が第2の熱酸化膜114中に取り込まれる。ただし、第2の熱酸化膜114中のフッ素110の濃度は、第1の熱酸化膜112中におけるフッ素110の濃度よりも低くなる。ここで、第2の熱酸化膜114の膜厚は、第1の熱酸化膜112の膜厚よりも薄くすることができる。これにより、膜厚の薄い第2の熱酸化膜114中のフッ素110の濃度を、膜厚の厚い第1の熱酸化膜112のフッ素110の濃度よりも低い構成とすることができる。
つづいて、第2の熱酸化膜114上に、第3のトランジスタ形成領域102c以外を保護するレジスト膜116を形成する(図7(b))。次いで、レジスト膜116をマスクとして、第3のトランジスタ形成領域102c上に形成された第1の熱酸化膜112を選択的に除去する(図8(a))。その後、シリコン基板102上の全面に、第3の熱酸化膜118を形成する(図8(b))。このとき、シリコン基板102中に含まれるフッ素110が第3の熱酸化膜118中に取り込まれる。ただし、第3の熱酸化膜118中のフッ素110の濃度は、第1の熱酸化膜112中におけるフッ素110の濃度よりも低くなる。これにより、膜厚の薄い第3の熱酸化膜118中のフッ素110の濃度を、膜厚の厚い第1の熱酸化膜112のフッ素110の濃度よりも低い構成とすることができる。ここで、第3の熱酸化膜118の膜厚は、第1の熱酸化膜112や第2の熱酸化膜114よりも薄くすることができる。
以上の処理により、第1のトランジスタ形成領域102a、第2のトランジスタ形成領域102b、および第3のトランジスタ形成領域102cに、それぞれ、第1のゲート酸化膜120a、第2のゲート酸化膜120bおよび第3のゲート酸化膜120cが形成される。ここで、第1のゲート酸化膜120a、第2のゲート酸化膜120b、および第3のゲート酸化膜120cは、この順で膜厚が厚い。第1のゲート酸化膜120aの膜厚は、第1の熱酸化膜112、第2の熱酸化膜114、および第3の熱酸化膜118の合計膜厚となる。第2のゲート酸化膜120bの膜厚は、第2の熱酸化膜114および第3の熱酸化膜118の合計膜厚となる。第3のゲート酸化膜120cの膜厚は、第3の熱酸化膜118の膜厚と略等しくなる。ただし、熱酸化膜を形成する際、シリコン基板102と直接接している部分において、既に形成された酸化膜上よりも膜厚が厚くなる。そのため、たとえば図7(a)に示した例では、第2の熱酸化膜114は、シリコン基板102上全面に均一な膜厚で形成されるのではなく、第2のトランジスタ形成領域102bにおいて、他の領域よりも厚く形成される。
本実施の形態において、たとえば、第1のゲート酸化膜120aの膜厚が70Å、第2のゲート酸化膜120bの膜厚が30Å、第3のゲート酸化膜120cの膜厚が20Åとなるようにすることができる。また、第1のゲート酸化膜120aにおいては、第2のゲート酸化膜120bや第3のゲート酸化膜120cよりもフッ素110の濃度が高い。
この後、各ゲート絶縁膜上にゲート電極となる電極材料層を形成し、電極材料層およびゲート絶縁膜を電極パターンにパターニングする。つづいて、各電極パターンの両側方にサイドウォール124を形成する。これにより、第1のトランジスタ形成領域102a、第2のトランジスタ形成領域102b、および第3のトランジスタ形成領域102cにそれぞれゲートが形成される。つづいて、各ゲートをマスクとして、第1のトランジスタ形成領域102a、第2のトランジスタ形成領域102b、および第3のトランジスタ形成領域102cに不純物のイオン注入を行う。これにより、各領域にソース・ドレイン領域126が形成される。以上の処理により、第1のトランジスタ130、第2のトランジスタ132、および第3のトランジスタ134が形成される。
次に、図9から図11を参照して、半導体装置100の製造手順の他の例を詳細に説明する。
ここでも、図3から図5を参照して説明したのと同様の手順で、シリコン基板102上に第1の熱酸化膜112を形成する。つづいて、第1の熱酸化膜112上に、第1のトランジスタ形成領域102aのみを保護するレジスト膜115bを形成する(図9(a))。次いで、レジスト膜115bをマスクとして、第2のトランジスタ形成領域102bおよび第3のトランジスタ形成領域102cに形成された第1の熱酸化膜112を選択的に除去する(図9(b))。
その後、シリコン基板102上の全面に、第2の熱酸化膜114を形成する(図10(a))。つづいて、第2の熱酸化膜114上に、第3のトランジスタ形成領域102c以外を保護するレジスト膜116を形成する(図10(b))。次いで、レジスト膜116をマスクとして、第3のトランジスタ形成領域102cに形成された第2の熱酸化膜114を選択的に除去する(図11(a))。その後、シリコン基板102上の全面に、熱酸化により、第3の熱酸化膜118を形成する(図11(b))。この後、上述したのと同様の手順で、第1のトランジスタ130、第2のトランジスタ132、および第3のトランジスタ134を形成する。本例においては、各ゲート酸化膜中に含まれるフッ素の濃度(膜中の平均濃度)が、第1のゲート酸化膜120a、第2のゲート酸化膜120b、および第3のゲート酸化膜120cの順で高くなる。本例においては、膜厚の厚い熱酸化膜から順に形成し、膜厚の薄いゲート酸化膜を有するトランジスタを形成する領域においては、膜厚の厚い熱酸化膜を除去するようにしている。このような手順により、膜厚が厚いゲート酸化膜を有するトランジスタほど、ゲート酸化膜中のフッ素の濃度が高くなるような構成とすることができる。
図12は、図2から図8を参照して説明したのと同様にして製造した半導体装置100における、各トランジスタの閾値電圧値とリン注入量との関係を示す図である。
横軸は各トランジスタにおけるリン注入量、縦軸は各トランジスタの閾値電圧値を示す。ここで、リン注入量とは、図4(a)を参照して説明した工程におけるリン108の注入量のことである。図12に示すように、第1のトランジスタ130、第2のトランジスタ132、および第3のトランジスタ134のいずれにおいても、リンの注入量が多いほど、閾値電圧(絶対値)が高くなっている。また、ゲート絶縁膜の膜厚が厚いほど、リンの注入量に対する閾値電圧の変化の度合いが高くなっている。
図13は、以上のようにして製造した半導体装置100における、各トランジスタの閾値電圧値とフッ素注入量との関係を示す図である。
横軸は各トランジスタにおけるフッ素注入量、縦軸はフッ素注入量がゼロのときを基準(ゼロ)とした閾値電圧(絶対値)の変化量を示している。フッ素注入量とは、図4(b)を参照して説明した工程におけるフッ素110の注入量のことである。図13に示すように、第1のトランジスタ130、第2のトランジスタ132、および第3のトランジスタ134のいずれにおいても、フッ素の注入量が多いほど、閾値電圧(絶対値)が低くなっている。ここで、ゲート絶縁膜の膜厚の厚い第1のトランジスタ130においては、第2のトランジスタ132や第3のトランジスタ134に比べて、フッ素の注入量に対する閾値電圧の変化の度合いが劇的に大きくなっている。
上述したように、本実施の形態においては、最初にシリコン基板102上全面に第1のトランジスタ130の膜厚の厚い第1の熱酸化膜112を形成した後、他の領域(第2のトランジスタ形成領域102bおよび第3のトランジスタ形成領域102c)において、第1の熱酸化膜112を除去している。その後、他の領域には、それぞれ第2の熱酸化膜114や第3の熱酸化膜118を形成し直している。そのため、第1の熱酸化膜112中には、第2の熱酸化膜114や第3の熱酸化膜118に比べて高い濃度のフッ素が取り込まれた構成となっている。これにより、フッ素注入を複数回に分けて行うという手順を経ることなく、膜厚の厚い第1のトランジスタ130において、第1のゲート酸化膜120a中のフッ素濃度を他のトランジスタのゲート酸化膜中のフッ素濃度よりも高くすることができる。
図12および図13に示されたような、不純物イオンの注入濃度と閾値電圧値との関係およびフッ素の注入濃度と閾値電圧値との関係を取得し、それらの関係に基づき、製造目的の半導体装置における閾値電圧値に応じて、不純物イオンおよびフッ素の注入濃度を決定することにより、トランジスタの閾値電圧を個別に調整することができる。
たとえば、図12に示すように、不純物イオンの注入量を増やすと、第1のトランジスタ130、第2のトランジスタ132、および第3のトランジスタ134の閾値電圧がそれぞれ高くなる。一方、図13に示すように、フッ素の注入量を増やすと、第1のトランジスタ130においてのみ閾値電圧が劇的に低くなる。そのため、不純物イオンの注入量およびフッ素の注入量を適宜調整することにより、第2のトランジスタ132および第3のトランジスタ134の閾値電圧を変化させることなく、第1のトランジスタ130の閾値電圧のみ選択的に低くすることができる。
以上では、p型のトランジスタを例として説明した。この場合、フッ素の注入量が多いほど、閾値電圧(絶対値)が低くなる。また、同様に、n型のトランジスタについてもフッ素の注入量を適宜調整することにより、他のトランジスタの閾値電圧を変化させることなく、所望のトランジスタの閾値電圧のみ選択的に制御することができる。ただし、この場合、フッ素の注入量が多いほど、閾値電圧(絶対値)が高くなる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以上の実施の形態においては、フッ素を用いる例を示したが、窒素等、半導体基板に注入した後、半導体基板を酸化して酸化膜を形成すると、当該酸化膜中に移動する元素であって、トランジスタの閾値に影響を与える他の元素を用いても、同様の効果を得ることができる(非特許文献2)。
本発明の実施の形態における半導体装置の製造手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造手順の一例を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造手順の一例を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造手順の一例を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造手順の一例を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造手順の一例を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造手順の一例を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造手順の他の例を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造手順の他の例を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造手順の他の例を示す工程断面図である。 各トランジスタの閾値電圧値とリン注入量との関係を示す図である。 各トランジスタの閾値電圧値とフッ素注入量との関係を示す図である。
符号の説明
100 半導体装置
102 シリコン基板
102a 第1のトランジスタ形成領域
102b 第2のトランジスタ形成領域
102c 第3のトランジスタ形成領域
104 素子分離領域
106 酸化膜
108 リン
110 フッ素
112 第1の熱酸化膜
114 第2の熱酸化膜
115a レジスト膜
115b レジスト膜
116 レジスト膜
118 第3の熱酸化膜
120a 第1のゲート酸化膜
120b 第2のゲート酸化膜
120c 第3のゲート酸化膜
122 ゲート電極
124 サイドウォール
126 ソース・ドレイン領域
130 第1のトランジスタ
132 第2のトランジスタ
134 第3のトランジスタ

Claims (11)

  1. 第1のトランジスタ形成領域および第2のトランジスタ形成領域を含む半導体基板の当該第1のトランジスタ形成領域および第2のトランジスタ形成領域に、フッ素および窒素から選択されるいずれかの元素を注入する工程と、
    前記半導体基板を酸化して、前記第1のトランジスタ形成領域および前記第2のトランジスタ形成領域に第1の酸化膜を形成する工程と、
    前記第2のトランジスタ形成領域に形成された前記第1の酸化膜を選択的に除去する工程と、
    前記半導体基板を酸化して、少なくとも前記第2のトランジスタ形成領域に前記第1の酸化膜よりも膜厚の薄い第2の酸化膜を形成する工程と、
    前記第1のトランジスタ形成領域において、前記第1の酸化膜をゲート絶縁膜として含む第1のトランジスタを形成するとともに、第2のトランジスタ形成領域において、前記第2の酸化膜をゲート絶縁膜として含む第2のトランジスタを形成する工程と、
    を含む半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1の酸化膜を形成する工程の前に、前記第1のトランジスタ形成領域および前記第2のトランジスタ形成領域に、不純物のイオン注入を共通して行い、チャネルを形成する工程をさらに含む半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記元素は、フッ素である半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1から3いずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
    前記元素を注入する工程における前記元素の注入濃度を異ならせて複数の前記半導体装置を製造した場合の、前記元素の注入濃度と、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタの閾値電圧値との関係を取得する工程と、
    前記関係に基づき、製造目的の前記半導体装置における前記閾値電圧値に応じて、前記元素の注入濃度を決定する工程と、
    をさらに含む半導体装置の製造方法。
  5. 請求項4に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記元素を注入する工程において、前記注入濃度を決定する工程で決定された濃度の前記元素を注入する半導体装置の製造方法。
  6. 請求項2に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記元素を注入する工程における前記元素の注入濃度を異ならせて複数の半導体装置を製造した場合の、前記元素の注入濃度と、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタの閾値電圧値との第1の関係を取得する工程と、
    前記チャネルを形成する工程における前記不純物の注入濃度を異ならせて複数の半導体装置を製造した場合の、前記不純物の注入濃度と、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタの閾値電圧値との第2の関係を取得する工程と、
    前記第1の関係および前記第2の関係に基づき、製造目的の半導体装置における前記閾値電圧値に応じて、前記元素および前記不純物の注入濃度を決定する工程と、
    をさらに含む半導体装置の製造方法。
  7. 請求項6に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記元素を注入する工程において、前記注入濃度を決定する工程で決定された濃度の前記元素を注入し、
    前記チャネルを形成する工程において、前記注入濃度を決定する工程で決定された濃度の前記不純物を注入する半導体装置の製造方法。
  8. フッ素および窒素から選択される元素をそれぞれ含む第1のトランジスタ形成領域および第2のトランジスタ形成領域を有する半導体基板と、
    前記半導体基板上の前記第1のトランジスタ形成領域に形成され、前記元素を含む第1のゲート酸化膜を有する第1のトランジスタと、
    前記半導体基板上の前記第2のトランジスタ形成領域に形成され、前記元素を含むとともに、前記第1のゲート酸化膜よりも膜厚が薄い第2のゲート酸化膜を有する第2のトランジスタと、
    を含み、
    前記第1のゲート酸化膜における前記元素の濃度が、前記第2のゲート酸化膜における前記元素の濃度よりも高く、
    前記第1のゲート酸化膜および前記第2のゲート酸化膜において、それぞれ、前記元素の濃度が面内方向で均一である半導体装置。
  9. 請求項8に記載の半導体装置であって、
    同じ高さにおける前記第1のゲート酸化膜および前記第2のゲート酸化膜における前記元素の濃度差が、同じ高さにおける前記半導体基板の前記第1のトランジスタ形成領域および前記第2のトランジスタ形成領域における前記元素の濃度差よりも大きい半導体装置。
  10. 請求項8または9に記載の半導体装置において、
    前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタは、同じ導電型である半導体装置。
  11. 請求項8から10いずれかに記載の半導体装置において、
    前記元素は、フッ素である半導体装置。
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