JP2010027380A - 冷陰極放電ランプ - Google Patents

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大樹 木戸
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Abstract

【課題】 ランプに高電流を投入したとしても、長寿命を実現可能な冷陰極放電ランプを提供する。
【解決手段】 本発明の冷陰極放電ランプは、内部に放電空間11が形成されたガラスバルブ1と、放電空間11に封入された放電媒体と、ガラスバルブ1の内部に設けられた電極31とを具備しており、電極31は、放電空間11の中央側に開口を有するカップ状部材311の内部にロール状部材312が配置されてなることを特徴とするものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶テレビやノートパソコン等のバックライトの光源として用いられる冷陰極放電ランプに関する。
現在、バックライトに用いられる光源は、ガラスバルブ内部の両端に冷陰極が配置されてなる冷陰極蛍光ランプが主流である。この冷陰極には、用途や目的に合わせて、特許文献1〜5のように、様々な形状のものが発明されている。
ここで最近では、高輝度な冷陰極放電ランプのニーズが高まっている。その要求を満たすために、従来よりも高い電流をランプに投入するようになっている。
特開2004−192923号公報 特開平6−267500号公報 特開2003−281998号公報 特開2005−142082号公報 特開平6−5250号公報
しかしながら、ランプに高電流を投入すると、低電流を投入する同じ仕様のランプと比較してランプ寿命が短くなることがわかった。これは、電極の表面積のうち放電面として作用する面積、いわゆる放電面積は変わらないのに電流が高くなったことによる電流密度の増大が原因と考えられる。
本発明の目的は、ランプに高電流を投入したとしても、長寿命を実現可能な冷陰極放電ランプを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の冷陰極放電ランプは、内部に放電空間が形成されたガラスバルブと、前記放電空間に封入された放電媒体と、前記ガラスバルブの内部に設けられた電極とを具備し、前記電極は、前記放電空間中央側に開口を有するカップ状の金属部材の内部にロール状の金属部材が配置されてなることを特徴とする。
本発明によれば、ランプに高電流を投入したとしても、長寿命を実現することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態の冷陰極放電ランプについて図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の冷陰極放電ランプについて説明するための図である。
冷陰極放電ランプの容器は、例えば、硬質ガラスからなるガラスバルブ1で構成されている。ガラスバルブ1は両端部が密閉された細長い筒型形状であり、その内部には放電空間11が形成されている。放電空間11には、水銀Hgおよび希ガスからなる放電媒体が封入されている。ここで、希ガスとしてはネオンNeとアルゴンArの混合ガスが適している。また、ガラスバルブ1の内面には、少なくともランプの光放出領域を覆う範囲にRGBの3波長蛍光体からなる蛍光体層2が形成されている。
ガラスバルブ1の両端には、電極マウント3が封着されている。この電極マウント3は、電極31、インナーリード32、アウターリード33およびガラスビーズ34とで構成されている。
電極31は、放電空間11の両端に対向配置されている。その配置場所は、電極31の外側面が放電面として作用しないよう、ガラスバルブ1の内周面と電極31の外側面との間を可能な限り狭く、例えば0.30mm以下、望ましくは0.20mm以下に設定するのがよい。なお、電極31の表面、例えば外側面の先端部には暗黒始動性を良くするためにセシウムCsの化合物などを塗布してもよい。
インナーリード32は、一端は放電空間11の内部に導出されて電極31と接続され、他端はガラスバルブ1の外部に導出されている。このインナーリード32は、一部がガラスバルブ1やビーズガラス34に封着される金属であるため、それらのガラスの熱膨張係数に近い材料を選択するのが望ましい。例えば、ガラスが硼珪酸ガラスの場合には、コバールKov(ニッケルNi、鉄Fe、コバルトCoの合金)、モリブデンMo、タングステンWなどが好適である。
アウターリード33は、一端がインナーリード32と接続されている。このアウターリード33には、ジュメット線(銅Cuで被覆されたニッケルNi線)などのインナーリード32と接続しやすく、導電性に優れた金属を用いるのが望ましい。
ビーズガラス34は、インナーリード32の軸周りに形成されており、ガラスバルブ1の端部に気密封着されている。ビーズガラス33としては、ガラスバルブ1と同じガラス材料を用いるのが最適である。
ここで、電極31の構成について、図2、図3を参照して詳しく説明する。図2は、図1の一点鎖線X部分の拡大図、図3は、電極について説明するための外観図である。
図からわかるように、電極31はカップ状部材311とロール状部材312からなり、カップ状部材311の側面に2箇所以上、ロール状部材312と接続されるように抵抗溶接やレーザー溶接などの溶接を行うことにより、一体的に構成されている。
カップ状部材311は、側部と底部とを有し、一端には開口が形成されたカップ状であり、その開口が互いに対面するように、ガラスバルブ1の両端に一対配置されている。このカップ状部材311の寸法は冷陰極放電ランプがφ1.5mm〜6.0mのサイズでは、長さは2.0mm〜14.0mm、外径は0.8mm〜4.7mm、内径は0.6mm〜4.5mm、底部の肉厚は0.12mm〜0.15mm程度のものを使用することができる。なお、カップ状部材311としては、ニッケルNi、モリブデンMo、タングステンW、ニオブNb、タンタルTa、チタンTi、レニウムReなどの耐スパッタ性に優れた材料を用いるのが望ましい。
ロール状部材312は、厚みが0.05〜1.0mmの長方形状の金属の薄板を巻いて形成したロール状であり、その長さ方向の両端がカップ状部材311の開口と底部にほぼ一致するように、カップ状部材311内に配置されている。また、ロール状部材312は、その渦巻き形状が開口から見えるように配置されており、渦巻きの中央側は板間Pがほぼ均一に維持され、外側はカップ状部材311の内表面と一部が接触している。この渦巻きの巻き数は、例えば2回以上等、多い方が望ましいが、ロール状部材312の板面を放電面として作用させるために、板間Pを0.1mm以上維持するように設計する必要がある。なお、ロール状部材312としては、カップ状部材311と同様に、ニッケルNi、モリブデンMo、タングステンW、ニオブNb、タンタルTa、チタンTi、レニウムReなどの耐スパッタ性に優れた材料を用いるのが望ましい。
下記に本実施の形態の冷陰極放電ランプの一実施例を示す。なお、以下で説明する試験は特に言及しない限り寸法、材料等はこの仕様に基づいて行っている。
(実施例)
ガラスバルブ1;硼珪酸ガラス製、全長=730mm、外径=4.0mm、内径=3.0mm、
放電媒体;水銀Hg、ネオンNe90%とアルゴンAr10%の混合ガス=40torr、
蛍光体層2;RGB蛍光体で構成、
カップ状部材311;ニッケル製、長さ=4.3mm、外径=2.7mm、内径=2.5mm、
ロール状部材312;ニッケル製、厚み=0.05mm、巻き数=2回、板間P=0.1mm、長さ=7.85mm、
インナーリード32;コバール製、
アウターリード33;ジュメット製。
この実施例のランプと、ロール状部材312を有さない冷陰極放電ランプとに、従来の一般的な管電流である8.0mAよりも大きい、電流=15.0mAを供給する寿命試験を行った。
この結果、従来例のランプでは2万時間の寿命であったが、実施例のランプでは5万時間であり、実施例のランプの方が長寿命を実現することができた。これは、ロール状部材312の表面が放電面として作用したことによって電流密度が低くなり、スパッタしにくくなったためと考えられる。
したがって、第1の実施の形態では、放電空間11の中央側に開口を有するカップ状のカップ状部材311の内部にロール状のロール状部材312が配置されてなる電極32により、ロール状部材312の表面を放電面として作用させ電流密度を低くし、スパッタを抑制することができるため、ランプに高電流を投入しても長寿命を実現することができる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態の冷陰極放電ランプについて説明するための図である。これ以降の実施の形態の各部については、第1の実施の形態の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。
第2の実施の形態では、底辺の長さが異なる直角台形状の金属の薄板を、その短底辺が中央側になるように巻いて形成したロール状部材312を用い、ロール状部材312の直角辺が開口側になるようにカップ状部材311の内部に配置している。なお、本実施形態では、短底辺の長さを長底辺の長さの50%としている。
これにより、電極32のカップ中央の底部にはロール状部材312が存在しなくなり、通常、電極底部で発生しやすい集中放電の影響を受け、ロール状部材312が早期に消耗するのを抑制することができる。この効果は、短底辺は長底辺に対し、80%以下である場合に得られやすい。ただし、当該構成では放電面積が小さくなってしまうため、短底辺は長底辺に対し、20%以上の長さを維持するのが望ましい。また、直角台形状の金属の薄板はロールしやすいため、ロール状部材312を形成しやすいというメリットも得ることができる。
(第3の実施の形態)
図5は、本発明の第3の実施の形態の冷陰極放電ランプについて説明するための図である。
第3の実施の形態では、第2の実施の形態と同様のロール状部材312を用い、ロール状部材312の直角辺が底部側になるようにカップ状部材311の内部に配置している。
これにより、電極32のカップ中央の先端部にはロール状部材312が存在しなくなり、通常、カップ電極中央の先端部で発生しやすい集中放電の影響を受け、ロール状部材312が早期に消耗するのを抑制することができる。また、ロールしやすいという効果も得ることができる。
(第4の実施の形態)
図6は、本発明の第4の実施の形態の冷陰極放電ランプについて説明するための図である。
第4の実施の形態では、長底辺から短底辺に向けて徐々に幅が狭くなる斜辺を有する台形状の金属の薄板を、その短底辺が中央側になるように巻いて形成したロール状部材312をカップ状部材311の内部に配置している。
これにより、カップ中央の底部にも、カップ中央の先端部にもロール状部材312が存在しなくなるため、第2、第3の実施の形態の効果を得ることができる。
なお、本発明の実施の形態は上記に限られるわけではなく、例えば次のように変更してもよい。
カップ状部材311とロール状部材312の接続は溶接に限らず、ロール状部材312を板状に戻ろうとするバネ性を残すことにより、カップ状部材311の内側面に固定したり、圧着したりすることにより接続してもよい。
カップ状部材311とロール状部材312とを異なる材料で構成してもよい。例えば、ロール状部材312はロールする関係で薄い金属板が使用され、カップ状部材311よりもスパッタによって消耗しやすいため、ロール状部材312をカップ状部材311よりも仕事関数が大きい材料で構成してもよい。
図7のように、ロール状部材312の後端部をカップ状部材311の底部から離して配置してもよい。また、図8のように、ロール状部材312の先端部をカップ状部材311の開口端から底部方向に入った場所に位置するようにしてもよい。これにより、図7では第2の実施の形態、図8では第3の実施の形態と同様に、集中放電によりロール状部材312が早期に消耗するのを抑制することができる。なお、それらの間隔D1、D2は、0.5mm〜1.0mmであるのが望ましい。
図9のように、カップ状部材311の内面とほとんどが接触するようにロール状部材312をロールして、ロール状部材312の最外面をカップ状部材311の側面として作用させてもよい。これにより、電極32の側面の穴開きを抑制できる。または、図9のようなロール状部材312と、側部の肉厚は小さく、内径は大きいカップ状部材311とを組み合わせた電極32により、側面の穴開きに対しては従来と同程度だが、放電面積をより大きく確保してもよい。
また、金属板材312の板間Pを、カップ中央に向かうほど密または疎となるようにロールしてもよい。
本発明の第1の実施の形態の冷陰極放電ランプについて説明するための全体図。 図1の一点鎖線X部分の拡大図。 電極について説明するための外観図。 本発明の第2の実施の形態の冷陰極放電ランプについて説明するための図。 本発明の第3の実施の形態の冷陰極放電ランプについて説明するための図。 本発明の第4の実施の形態の冷陰極放電ランプについて説明するための図。 本発明の第1の変形例について説明するための図。 本発明の第2の変形例について説明するための図。 本発明の第3の変形例について説明するための図。
符号の説明
1 ガラスバルブ
11 放電空間
2 蛍光体層
3 電極マウント
31 電極
311 カップ状部材
312 ロール状部材
32 インナーリード
33 アウターリード
34 ビーズガラス

Claims (1)

  1. 内部に放電空間が形成されたガラスバルブと、前記放電空間に封入された放電媒体と、前記ガラスバルブの内部に設けられた電極とを具備し、
    前記電極は、前記放電空間中央側に開口を有するカップ状の金属部材の内部にロール状の金属部材が配置されてなることを特徴とする冷陰極放電ランプ。
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