JP2010027255A - エキシマランプ - Google Patents

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研吾 森安
Fumihiko Oda
史彦 小田
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Abstract

【課題】
本発明の目的は、不点灯や光量不足を抑制したエキシマランプを提供することである。
【解決手段】
第1の発明に係るエキシマランプは、単結晶からなる放電容器と、該放電容器の外面に設けた一対の外部電極と、からなるエキシマランプにおいて、該外部電極に、繊維状金属の集合体又は箔状の導電体を介して給電体が設けられたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、単結晶からなる放電容器と、該放電容器の外面に設けた外部電極とからなるエキシマランプに関する。
従来、光化学反応用の紫外線光源としてエキシマランプが使用されている。エキシマランプとしては、特許文献1に記載されたものがある。
従来に係るエキシマランプには、例えばサファイア(Al)のような単結晶からなる管状の放電容器と、該放電容器の両端に設けた蓋部材と、該放電容器の外面に設けた一対の外部電極とにより、構成されるものがある。
図7は、このエキシマランプ2の説明図である。図7(a)は、放電容器21の管軸に沿った断面図で、(b)は(a)の放電容器21の管軸に対して直交する断面図である。
エキシマランプ2の放電容器21は、サファイア(単結晶Al)のような単結晶で構成される場合、円管状に形成することが困難であることから、その外面形状が図7(b)に示すように凹凸を有する略円状となる。また、放電容器21の長手方向においても、その外面形状が図7(a)に示すように弓形に湾曲することもがある。
この放電容器21の両端には、封止体231,232を介して蓋部材221,222が設けられる。このように封止された放電容器21の内部には、発光ガスとして例えばクリプトン(Kr)とフッ素(F)ガスが封入される。
放電容器21の外面には、一対の外部電極31,32が互いに離隔されて設けられる。
この一対の外部電極31,32には、高周波電源7が電気的に接続される。
ランプ点灯時、一対の外部電極31,32には、高周波・高電圧が印加され、他方の外部電極32は接地される。
一対の外部電極31,32に給電されることで、一対の外部電極31,32に挟まれた放電容器21は誘電体として機能する。このとき放電容器21の内部では、発光ガスが電離され、例えばクリプトンイオンとフッ素イオンとを形成し、クリプトン−フッ素からなるエキシマ分子を形成し、例えば248nmの波長近傍の光を発生させ、エキシマ発光が開始される。
特許3178162号公報
ところが、従来に係るエキシマランプ2は、放電容器21に単結晶を用いることに起因して、不点灯や光量不足といった問題が起きた。
そこで、本発明の目的は、不点灯や光量不足を抑制したエキシマランプを提供することである。
第1の発明に係るエキシマランプは、単結晶からなる放電容器と、該放電容器の外面に設けた一対の外部電極と、からなるエキシマランプにおいて、該外部電極に、繊維状金属の集合体又は箔状の導電体を介して給電体が設けられたことを特徴とする。
第2の発明に係るエキシマランプは、単結晶からなる放電容器と、該放電容器の外面に設けた一対の外部電極と、からなるエキシマランプにおいて、該外部電極と該放電容器との間に、繊維状金属の集合体又は箔状の導電体が設けられたことを特徴とする。
従来のエキシマランプは、上述したように、放電容器が単結晶により構成されている。この単結晶上では、半田による接着性が殆んど機能しない。このため、放電容器の外面に外部電極を設けるには、工夫が必要であった。
例えば、放電容器の外面に導電性ペーストを塗布して、焼成することで外部電極を設けることが考えられる。単結晶からなる放電容器は表面に凹凸を有することから、外部電極が凹部分に設けられる場合がある。このとき、放電容器の外面に給電体を設けると、給電体が放電容器の凸部分と接するので、外部電極と給電体との電気的接続ができなくて不点灯になったり、その接触面積が不十分で光量不足になることがあった。
そこで、第1の発明に係るエキシマランプは、給電体と外部電極との間に設けた繊維状金属の集合体又は箔状の導電体によって、電気的接続を実現でき、ランプの不点灯や光量不足を抑制することができる。
また、例えば、放電容器の外面に金属部材を押圧することで密着させ、この金属部材を外部電極とすることが考えられる。単結晶からなる放電容器は表面に凹凸を有したり、湾曲したりすることから、外部電極と放電容器との外面との間に空隙が形成されることがある。このとき、空隙が絶縁体として機能してしまう。このため、放電容器と外部電極との間に空隙がある部分では、エキシマ発光が起こらないことで不点灯になったり、エキシマ発光が起こりにくいことで光量不足になることがあった。
そこで、第2の発明に係るエキシマランプは、放電容器と外部電極との間に設けた繊維状金属の集合体又は箔状の導電体によって、放電容器の外面に密着することができ、ランプの不点灯や光量不足を抑制することができる。
図1は、第1の実施例に係るエキシマランプ2の説明図である。
図1(a)はエキシマランプ2の長手方向に沿った断面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A断面図であり、図1(c)は図1(b)の点線の丸で囲った部分の拡大図である。
なお、図1には、図7に示したものと同じものに同一の符号が付されている。
第1の実施例に係るエキシマランプ2は、単結晶からなる放電容器21と、該放電容器21の外面に設けた一対の外部電極31,32と、該外部電極31,32に箔状の導電体5を介して設けた給電体4とにより構成される。
放電容器21は、例えばサファイア(単結晶Al)のような単結晶部材により構成されるので、図1(a)に示すように、弓形に湾曲した円管状に構成される。また、放電容器21は、図1(b)に示すようにその外面形状に凹凸を有する。
放電容器21を構成する単結晶部材には、上述のサファイア以外に、水晶(SiO),フッ化マグネシウム(MgF),フッ化カルシウム(CaF),フッ化バリウム(BaF)及びフッ化リチウム(LiF)が挙げられる。
管状の放電容器21の両端は開放されており、その両端にカップ状の蓋部材221,222が封止体231,232を介して設けられる。
蓋部材221,222は、例えば鉄(Fe)にニッケル(Ni)及びコバルト(Co)を配合した合金(いわゆるコバール)や放電容器21と同一の単結晶部材のように、耐紫外線性を有する部材により構成される。
封止体231,232は、放電容器21と蓋部材221,222との間に充填されることにより、放電容器21と蓋部材221,222とを接続する。
封止体231,232を構成する部材には、例えば銀と銅との合金(Ag−Cu合金)からなるロウ材のような耐紫外線性及び耐熱性を有するものが挙げられる。
放電容器21は、その開放された両端に、封止体231,232を介して蓋部材221,222が設けられることにより、その内部に密閉された放電空間211が設けられる。この放電空間211には、例えば、希ガスとフッ化物とが封入される。
封入される希ガスとしては、例えば、アルゴン(Ar),クリプトン(Kr)及びキセノン(Xe)が挙げられる。
また、フッ化物としては、六フッ化硫黄(SF),四フッ化炭素(CF)及び三フッ化窒素(NF)が挙げられる
放電容器21の外面には、一対の外部電極31,32が互いに離隔されるように設けられる。一対の外部電極31,32は、図1(a)に示すように、放電容器21の長手方向に沿って設けられる。一対の外部電極31,32には、放電容器21と放電空間211を介して対向される部分と、対向されない部分とで構成される。
この外部電極31,32は、例えば銅と低融点ガラスとを混合した導電性ペーストを放電容器21の外面に塗布して焼成することで形成したものである。
一対の外部電極31,32が対向されない部分には、一対の環状の給電体4が設けられる。
この環状の給電体4は、円管状の放電容器21の外周面の凸部分に所々接して設けられる。
この環状の給電体4を構成する部材には、例えばニッケルのような電気伝導性を有する金属部材が用いられる。この給電体4の肉厚L1は、例えば0.3mmである。
給電体4と外部電極31,32との間には、導電体5が設けられる。
この導電体5について、図2を用いて説明する。
図2(b)は図1(c)のエキシマランプ2の長手方向に沿った断面拡大図(B−B断面図)であり、図2(a)は図2(b)の給電体4を外部電極31,32から離した図である。
なお、図2には、図1に示したものと同じものに同一の符号が付されている。
図2(a)に示すように、箔状の導電体5は、給電体4に巻き回される。この導電体5は、例えば溶接などにより給電体4に巻き回された状態を維持される。導電体5は、給電体4の外面(図2(a)における紙面下側)に溶接されて接合される。導電体5と給電体4の内面(図2(a)における紙面上側)との間には、隙間6が設けられる。
導電体5が設けられた給電体4は、放電容器21の外面に設けられると、図2(b)に示すように、接合部51が給電体4と導電体5とを接続した状態で、給電体4の内面側にあった隙間6を側面側(図2(b)における紙面左右側)に逃がしながら、導電体5が撓んだ状態で外部電極31,32に接する。
導電体5を構成する部材としては、例えば銅のような電気伝導性を有する金属部材が挙げられる。導電体5は、その肉厚L2が例えば0.03mmの箔状に構成される。特に、導電体5は、外部電極(図1における31,32)との接触を良好にするため、反発性を有することが好ましい。
一方の外部電極31には、一方の導電体5を介して一方の給電体4が電気的に接続され、他方の外部電極32には、他方の導電体5を介して他方の給電体4が電気的に接続される。
一方の給電体4(図1(a)における紙面左側の給電体4)と他方の給電体4(図1(a)における紙面右側の給電体4)には、高周波電源7が接続される。
第1の実施例に係るエキシマランプ2は、ランプ点灯時、一対の外部電極31,32間に位置する放電空間211では、封入した発光ガスによってエキシマ発光が行なわれる。
発光ガスとして、例えばアルゴン(Ar)と六フッ化硫黄(SF)の場合、これらが電離されて、アルゴンイオンとフッ素イオンを形成し、アルゴン−フッ素からなるエキシマ分子が形成され、193nmの波長近傍の光が発光され、放電容器21から放射される。
単結晶からなる放電容器21の外面に、導電性ペーストを用いて外部電極31,32を設けた場合、図1(b)に示すように、放電容器21の外面の凹部分に外部電極31,32が設けられることがある。このとき、導電体5を設けずに、放電容器21の外面に環状の給電体4を設けただけでは、外部電極31,32と給電体4との間に空隙が形成されてしまい、外部電極31,32に給電できず、不点灯になることがある。また、ランプが点灯できたときであっても、外部電極31,32と給電体4との接触面積が不十分で、十分な給電ができず、光量不足になることがある
そこで、第1の実施例に係るエキシマランプ2は、外部電極31,32に箔状の導電体5を介して給電体4が設けられたことにより、箔状の導電体5が外部電極31,32に当接され、該導電体5が給電体4に例えば接合部51で電気的に接続される。これによって、外部電極31,32には、給電体4と導電体5を介して給電を行なうことができ、ランプ不点灯や光量不足を抑制することができる。
さらに、第1の実施例においては、導電体5が反発性を有することにより、外部電極31,32を押圧するように当接され、電気的接続を良好にすることができる。
第1の実施例では、導電体5が箔状の金属部材で示したが、本発明に係るエキシマランプ2は箔状に限定されるものではなく、箔状以外の例として第2の実施例を説明する。
図3は、第2の実施例の説明図である。図3(b)は、エキシマランプ2の長手方向に沿った断面図であり、給電体4の周辺を拡大した拡大断面図である。図3(a)は図3(b)の給電体4を外部電極31,32から離した図である。
なお、図3には、図2に示したものと同じものに同一の符号が付されている。
図3の第2の実施例は、導電体5を繊維状金属の集合体で構成した点で、図2の第1の実施例とは相違する。
図3の第2の実施例の説明として、図1及び2で示した第1の実施例の説明と共通する部分は省略し、図2との相違点について述べる。
図3で示す導電体5は、例えばスチールウールのような繊維状金属の集合体で構成される。この導電体5を構成する繊維状金属の集合体は、複数の金属線を互いに絡み合わせ、内部に多数の隙間(不図示)を有したものである。
この導電体5は給電体4の外周に設けられる。給電体4は、放電容器21の外面に設けられると、図3(b)に示すように、給電体4の内面側(図3(b)における紙面上側)と外部電極31,32との間に導電体5が介在される。
導電体5は、繊維状金属の集合体により構成されるので、変形可能な柔軟性を有する。このため、導電体5は、給電体4と外部電極31,32との間に介在されると、給電体4と外部電極31,32とからの押圧を受け、内部の隙間(不図示)を小さくさせることで変形され、絡み合った複数の金属線による反発性によって、給電体4と外部電極31,32へ押圧を行なう。これにより、給電体4と外部電極31,32とは、導電体5によって接触状態となり、電気的接続が実現される。
このように、第2の実施例に係るエキシマランプ2は、導電体5を繊維状金属の集合体で構成した場合においても、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
第1の実施例及び第2の実施例では、給電体4を放電容器21の外面に設けた例を示した。次に、給電体4に放電容器21を支持する支持機能を備えさせた例として、第3の実施例を説明する。
図4は、第3の実施例の説明図であり、エキシマランプ2の長手方向に対して直交する断面図である。
なお、図4には、図1に示したものと同じものに同一の符号が付されている。
図4の第3の実施例は、給電体に支持機能を備えた点で、図1の第1の実施例と相違する。
図4の第3の実施例の説明として、図1及び2で示した第1の実施例の説明と共通する部分は省略し、図1との相違点について述べる。
給電体4は、一部開口した環状部分41と、該開口に対向する環状部分41に設けた台形部分42とにより構成される。
給電体4は、例えばアルミニウムからなる可撓性を有する金属部材により構成される。この給電体4の肉厚は、例えば0.4mmであり、その巾(放電容器の長手方向に沿った長さ)は例えば10mmである。
放電容器21は、可撓性を有する給電体4の開口から挿入され、その環状部分41で保持される。放電容器21の一対の外部電極31,32にそれぞれ給電体4が導電体5を介して設けられることで、図示しないが、放電容器21の両端に給電体4が設けられる。これにより、放電容器21は、一対の給電体4の台形部分42によって支持される。
このように、第3の実施例に係るエキシマランプ2は、給電体4に支持機能を具備される。この第3の実施例に係るエキシマランプ2は、外部電極31,32と給電体4との間に箔状の導電体5が設けられることから、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
なお、第3の実施例における導電体5は、第2の実施例で示した繊維状金属の集合体からなる導電体5であってもかまわない。
上述した第1〜第3の実施例では、単結晶からなる放電容器21の外面に、導電性ペーストを用いて外部電極31,32を設けた場合において、外部電極31,32と給電体4との電気的接続を実現するため、繊維状金属の集合体又は箔状の導電体5を設けたものである。
次に、単結晶からなる放電容器21の外面に、金属部材を用いて外部電極31,32を設けた場合において、放電容器21と外部電極31,32との密着を実現するため、繊維状金属の集合体又は箔状の導電体5を設けた例として、第4及び第5の実施例を説明する。
図5は、第4の実施例に係るエキシマランプ2の説明図である。
図5(a)はエキシマランプ2の側面図であり、図5(b)は図5(a)のC−C断面図であり、図5(c)は図5(b)の点線の丸で囲った部分の拡大図である。
なお、図5には、図1に示したものと同じものに同一の符号が付されている。
図5の第4の実施例は、給電体4を設けない点と、導電体5を設けた位置が外部電極31,32と放電容器21との間である点とで、図1の第1の実施例と相違する。
図5の第4の実施例の説明として、図1との相違点について述べる。
第4の実施例に係るエキシマランプ2は、単結晶からなる放電容器21と、該放電容器21の外面に設けた一対の外部電極31,32と、該外部電極31,32と該放電容器21との間に設けた箔状の導電体5とにより構成される。
放電容器21は、例えばサファイア(単結晶Al)のような単結晶部材により構成されるので、図5(a)に示すように、弓形に湾曲した円管状に構成される。また、放電容器21は、図5(b)に示すようにその外面形状に凹凸を有する。
放電容器21を構成する単結晶部材には、上述のサファイア以外に、水晶(SiO),フッ化マグネシウム(MgF),フッ化カルシウム(CaF),フッ化バリウム(BaF)及びフッ化リチウム(LiF)が挙げられ、フッ素イオンの吸収が少ないものが用いられる。
管状の放電容器21の両端は開放されており、その両端にカップ状の蓋部材221,222が封止体231,232を介して設けられる。
蓋部材221,222は、例えば鉄(Fe)にニッケル(Ni)及びコバルト(Co)を配合した合金(いわゆるコバール)や放電容器21と同一の単結晶部材のように、耐紫外線性を有する部材により構成される。
封止体231,232は、放電容器21と蓋部材221,222との間に充填されることにより、放電容器21と蓋部材221,222とを接続する。
封止体231,232を構成する部材には、例えば銀と銅との合金(Ag−Cu合金)からなるロウ材のような耐紫外線性及び耐熱性を有するものが挙げられる。
放電容器21は、その開放された両端に、封止体231,232を介して蓋部材221,222が設けられることにより、その内部に密閉された放電空間211が設けられる。この放電空間211には、例えば、希ガスとフッ化物とが封入される。
封入される希ガスとしては、例えば、アルゴン(Ar),クリプトン(Kr)及びキセノン(Xe)が挙げられる。
また、フッ化物としては、六フッ化硫黄(SF),四フッ化炭素(CF)及び三フッ化窒素(NF)が挙げられる
放電容器21の外面には、一対の外部電極31,32が互いに離隔されつつ、二重螺旋構造を形成して設けられる。一対の外部電極31,32は、放電容器21の長手方向に沿って設けられる。
この外部電極31,32は、例えばニッケルのような電気伝導性を有する金属部材により構成される。外部電極31,32は、その肉厚L3が例えば0.3mmであり、その巾L4が例えば2mmである。特に、外部電極31,32は、放電容器21との接触を良好にするため、可撓性を有することが好ましい。
外部電極31,32と放電容器21との間には、導電体5が設けられる。
図5(c)に示すように、箔状の導電体5は、外部電極31,32に巻き回される。この導電体5は、例えば溶接などにより外部電極31,32に巻き回された状態を維持される。導電体5は、外部電極31,32の外面(図5(c)における紙面下側)に溶接されて接合される。図示しないが、外部電極31,32は、放電容器21の外面に設ける前には、導電体5と外部電極31,32の内面との間に、隙間6が設けられる。
導電体5が設けられた外部電極31,32は、放電容器21の外面に設けられると、図5(c)に示すように、接合部51が外部電極31,32と導電体5とを接続した状態で、給電体4の内面側(図5(c)における紙面上側)にあった隙間6を側面側(図5(c)における紙面左右側)に逃がしながら、導電体5が撓んだ状態で放電容器21に接する。
導電体5を構成する部材としては、例えば銅のような電気伝導性を有する部材が挙げられる。導電体5は、その肉厚L5が例えば0.03mmの箔状に構成される。特に、導電体5は、放電容器21との接触を良好にするため、反発性を有することが好ましい。
一方の外部電極31には、一方の導電体5が設けられ、他方の外部電極32には、他方の導電体5が設けられる。
一方の外部電極31又は一方の導電体5と、他方の外部電極32又は他方の導電体5とには、高周波電源7が接続される。
第4の実施例に係るエキシマランプ2は、ランプ点灯時、一対の外部電極31,32間に位置する放電空間211では、封入した発光ガスによってエキシマ発光が行なわれる。
発光ガスとして、例えばアルゴン(Ar)と六フッ化硫黄(SF)の場合、これらが電離されて、アルゴンイオンとフッ素イオンを形成し、アルゴン−フッ素からなるエキシマ分子が形成され、193nmの波長近傍の光が発光され、放電容器21から放射される。
単結晶からなる放電容器21の外面は、図5(b)に示すように、凹凸が形成される。このとき、導電体5を設けずに、放電容器21の外面に外部電極31,32を巻き回して設けただけでは、外部電極31,32と放電容器21外面の凹部分との間に空隙が形成されてしまい、この空隙が電極間の抵抗を高めることになる。電極間に空隙が形成されると、ランプ点灯時に、その部分が不点灯や、光量不足を招くことがある。
そこで、第4の実施例に係るエキシマランプ2は、外部電極31,32と放電容器21との間に箔状の導電体5を設けたことにより、箔状の導電体5が放電容器21に当接される。これによって、一対の外部電極31,32は、電気的に接続された導電体5によって放電容器21の外面に当接できることから、空隙による電極間の抵抗の発生を抑制することができ、ランプ不点灯や光量不足を抑制することができる。
さらに、第4の実施例においては、導電体5が反発性を有することにより、放電容器21を押圧するように当接され、空隙による電極間の抵抗を抑制することができる。
特に、第4の実施例に係るエキシマランプにおいては、外部電極31,32を可撓性を有する部材で構成したことにより、外部電極31,32が放電容器21を押圧するように設けることができ、導電体5の反発性と相俟って、放電容器21と導電体5との密着を良好に行なうことができる。
単結晶からなる放電容器21は、大変高価である。このため、単結晶からなる放電容器21を再利用したいという要望がある。
このため、第4の実施例に係るエキシマランプ2は、導電体5を設けた外部電極31,32を放電容器21の外面に巻き回して設けたことにより、外部電極31,32を放電容器21の外面から容易に取り外すことができ、放電容器21の再利用を容易に行なうことができる。
なお、第4の実施例における導電体5は、第2の実施例で示した繊維状金属の集合体からなる導電体5であってもかまわない。
第4の実施例では、外部電極31,32を放電容器21の外面に設けた例を示した。次に、外部電極31,32に放電容器21を支持する支持機能を備えさせた例として、第5の実施例を説明する。
図6は、第5の実施例に係るエキシマランプ2の説明図である。
図6(a)はエキシマランプ2の長手方向に沿った断面図であり、図6(b)は図6(a)のD−D断面図であり、図6(c)は図6(b)の点線の丸で囲った部分の拡大図である。
なお、図6には、図5に示したものと同じもの同一の符号が付されている。
図6の第5の実施例は、一対のブロック状の外部電極31,32で放電容器21を挟持した点で、図5の第4の実施例と相違する。
図6の第5の実施例の説明として、図5で示した第4の実施例の説明と共通する部分は省略し、図5との相違点について述べる。
外部電極31,32は、ブロック状であり、その放電容器21に対向する面に凹部を有する。
この外部電極31,32は、例えばアルミニウムからなる電気伝導性を有する金属部材により構成される。外部電極31,32は、高さL6が例えば3mmであり、巾L7が例えば4mmであり、長さL8が例えば100mmである。特に、外部電極31,32は、放電容器21を支持するため、剛性を有することが好ましい。
ブロック状の外部電極31,32には、その凹部を覆うように反発性を有する導電体5が設けられる。
この導電体5は、ブロック状の外部電極31,32の側壁(図6(c)における紙面左右側)に溶接される。
単結晶からなる放電容器21の外面は、図5(b)に示すように、凹凸が形成される。このとき、導電体5を設けずに、放電容器21の外面にブロック状の外部電極31,32で挟持しただけでは、外部電極31,32と放電容器21の凹部分との間に空隙が形成されてしまう。さらに、単結晶からなる放電容器21の外面は、図5(a)に示すように、弓形に湾曲されるので、一方の外部電極31の中央部分と放電容器21との間に空隙が形成され、他方の外部電極32の両端部分と放電容器21との間に空隙が形成される。これらの空隙は、電極間の抵抗を高めることになり、ランプ点灯時に、その部分が不点灯や、光量不足を招くことがある。
そこで、第5の実施例に係るエキシマランプ2は、外部電極31,32と放電容器21との間に箔状の導電体5を設けたことにより、箔状の導電体5が放電容器21に当接される。これによって、一対の外部電極31,32は、電気的に接続された導電体5によって放電容器21の外面に当接できることから、空隙による電極間の抵抗の発生を抑制することができる。
さらに、第5の実施例においては、導電体5が反発性を有することにより、放電容器21を押圧するように当接され、空隙による電極間の抵抗の発生を抑制することができる。
特に、第5の実施例に係るエキシマランプにおいては、外部電極31,32で放電容器21を挟持することにより、外部電極31,32が放電容器21を押圧し、導電体5の反発性と相俟って、放電容器21と導電体5との密着を良好に行なうことができる。
また、第5の実施例に係るエキシマランプ2においては、一対の外部電極31,32で挟持することにより、放電容器21が一対の外部電極31,32によって支持される。
単結晶からなる放電容器21は、大変高価である。このため、単結晶からなる放電容器21を再利用したいという要望がある。
このため、第5の実施例に係るエキシマランプ2は、導電体5を設けた外部電極31,32を放電容器21の外面に挟持するように設けたことにより、外部電極31,32を放電容器21の外面から容易に取り外すことができ、放電容器21の再利用を容易に行なうことができる。
なお、第5の実施例における導電体5は、第2の実施例で示した繊維状金属の集合体からなる導電体5であってもかまわない。
第1の実施例に係るエキシマランプの説明図である。 第1の実施例に係るエキシマランプの説明図である。 第2の実施例に係るエキシマランプの説明図である。 第3の実施例に係るエキシマランプの説明図である。 第4の実施例に係るエキシマランプの説明図である。 第5の実施例に係るエキシマランプの説明図である。 従来に係るエキシマランプの説明図である。
符号の説明
2 エキシマランプ
21 放電容器
211 放電空間
221 一方の蓋
222 他方の蓋
231 一方の封止体
232 他方の封止体
31 一方の外部電極
32 他方の外部電極
4 給電体
41 環状部分
42 台形部分
5 導電体
51 接合部
6 隙間
7 高周波電源

Claims (2)

  1. 単結晶からなる放電容器と、
    該放電容器の外面に設けた一対の外部電極と、
    からなるエキシマランプにおいて、
    該外部電極に、繊維状金属の集合体又は箔状の導電体を介して給電体が設けられた
    ことを特徴とするエキシマランプ。
  2. 単結晶からなる放電容器と、
    該放電容器の外面に設けた一対の外部電極と、
    からなるエキシマランプにおいて、
    該外部電極と該放電容器との間に、繊維状金属の集合体又は箔状の導電体が設けられた
    ことを特徴とするエキシマランプ。
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