JP2010027022A - 拡張漢字出力方式 - Google Patents

拡張漢字出力方式 Download PDF

Info

Publication number
JP2010027022A
JP2010027022A JP2008286065A JP2008286065A JP2010027022A JP 2010027022 A JP2010027022 A JP 2010027022A JP 2008286065 A JP2008286065 A JP 2008286065A JP 2008286065 A JP2008286065 A JP 2008286065A JP 2010027022 A JP2010027022 A JP 2010027022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kana
key
output
input
kanji
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008286065A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010027022A5 (ja
JP4811770B2 (ja
Inventor
Sadao Ikeda
定夫 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2008286065A priority Critical patent/JP4811770B2/ja
Publication of JP2010027022A publication Critical patent/JP2010027022A/ja
Publication of JP2010027022A5 publication Critical patent/JP2010027022A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4811770B2 publication Critical patent/JP4811770B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • Machine Translation (AREA)

Abstract

【課題】ローマ字入力かな漢字変換方式をそのまま使用しながら、かなに対応しない英字2字をキーにして予め用意されたユーザー独自の辞書に格納された漢字などを含む1つ又は複数の定型句を読み出し、出力させるようにした拡張漢字出力方式を提供すること。
【解決手段】ローマ字入力かな漢字変換方式において、かなに対応しない英字2字について1字目2字目の各英字により決まる二次元アドレスを有するユーザー独自の辞書メモリが作成されており、該英字2字、ただし英字2字以上でかなとなる可能性の英字2字を除く、の入力に対して、変換キー打なしに、該英字2字に対応する前記アドレスに格納された漢字などを含む1つの定型句又は複数の定型句を読み出し、1つの定型句は選択・確定キー打不要で出力確定するようにし、複数の定型句についてはそのうち1つが選択キー打により出力確定されるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、拡張漢字出力方式に関し、詳しくはローマ字入力かな漢字変換方式をそのまま使用しながら、かなに対応しない英字2字をキーにして漢字などを含む定型句を読み出し、出力させるようにした拡張漢字出力方式に関する。
現在、広く使用されているローマ字入力かな漢字変換方式は、かなの多くがローマ字2字からなり、全体として入力キーの打数が多いが、入力したかなに対し数多くの同音異義語が網羅されているシステム辞書のため、変換キー及び選択・確定キーを押して、目的の漢字が少し手間がかかるが容易に出力される。
特開2004−30654号公報 特開平10−222503号公報 特開昭63−211061号公報 日本語入力ガイド、Microsoft IME97 for Windows(登録商標) 95 Upgrade 一太郎2006、文字入力の流れ(166頁) マイコンサーキュラ、1983、2月号、「パソコンの漢字入力方」(43−51頁)
ところで、このローマ字入力かな漢字変換方式では、かなに対応するローマ字を入力しなければならない。これは当然のことであるが、入力ミスをした場合、かなに対応しない英字2字、例えば子音2字を打ってそのまま子音2字が画面に表示され、あわてて、ESCキーを押して、キーを打ち直すことがよくある。
しかしながら、ミス入力ではなく、意図的に例えば「kk」と打って、即座に「株式会社」と出力されると、その場合、変換キーも選択・確定キーも使わずに出力・表示確定すると、効率的である。
他方、日常生活をみてみると、英字の使用は広く行われており、上記の例のように英字2字に短縮して用いる例は文書事務などで普及している。「pc」は「パーソナルコンピュータ」であることは誰でも知っている。氏名なども英字2字に短縮して記載する例もある。よく使う用語を自分なりに覚えやすい英字2字に短縮して、独自の辞書に登録しておけばよいので、このような有用な方式が提案される。
本発明の課題は、ローマ字入力かな漢字変換方式をそのまま使用しながら、かなに対応しない英字2字をキーにして予め用意されたユーザー独自の辞書に格納された漢字などを含む定型句を読み出し、出力させるようにした拡張漢字出力方式を提供することである。 ここで、英字2字とはキーボード上のアルファベット文字、記号及び数字を含むが、数字2字の組合わせは除外される。
本発明は、ローマ字入力かな漢字変換方式において、かなに対応しない英字2字の入力に対して、変換キー打なしに、該英字2字に対応する、システム辞書とは別のユーザー独自の辞書アドレスに格納された漢字などを含む1つの定型句を読み出し、これを選択・確定キー打不要で出力確定するようにした、ことを特徴とする。
本発明によれば、ローマ字入力かな漢字変換方式の便利さはそのまま保持され、使用頻度の高い用語ないし定型句は短縮された英字2字を入力することで、即座に出力され、全体としてキー入力が少なくて、効率の良い文章作成が可能となる。
ローマ字入力かな漢字変換方式において、かなに対応しない英字2字の入力に対して、変換キー打なしで、該英字2字に対応する、システム辞書とは別のユーザー独自の辞書アドレスに格納された漢字などを含む1つの定型句を読出して、これを選択・確定キー打不要で出力確定するようにする。
ローマ字入力かな漢字変換方式において、数字もキー入力が可能となっているので、かなに対応しない英字1字と数字1字との2字組合わせの入力に対して、ユーザー独自の辞書を同様に読み出して同様に出力されるようにする。これにより、用語を登録すべきアドレス数が増える。
ユーザー独自の辞書に、1つの定型句に代えて複数の定型句が区切りマークを介して結合して格納しておけば、これより区切りマークを検出して読み出し、そのうち1つ定形句を選択し、出力確定するようにする。この場合、複数の同音異義語でなく、よく使う関連ある用語をまとめておけば、便利である。
2字の入力がミスであった場合には、変換キー打なしに即座に出力された用語は特定の機能キー、例えばEscキーの入力により消去されるようにする。
2字の入力にミスがあったかどうか目視により確かめるために、変換キー打を待って、ユーザー独自の辞書を読み出し、これを選択・確定キー打不要で出力確定するようにするのもよい。
本発明の好適な実施例は図面に基づいて説明される。
図1はローマ字入力かな変換方式が実行されるコンピュータの構成例を示し、10は制御装置、12はキーボード、14はディスプレの表示器、16は記憶装置である。
図2は本発明の1実施例を示したフローチャート、図3は本発明によるユーザー独自の、つまり隠し辞書メモリの構成図示例である。
図2に示す実施例では、ステップS1からS14までは、現に使われているローマ字入力かな漢字変換方式を示すものである。
ステップS1で英字1字目がキー入力され、ステップS2でそれが母音であるかを問われ、母音であれば、ステップS3であ行のいずれかのかなが表示され、ステップS4で漢字変換するかを問われ、そうするならばステップS5で変換キー(スペースキー)を打ち、現れた候補の漢字を選び、選択・確定キー(Enterキー)を打って、選択された漢字が確定し表示され、次の文字を入力するために、ステップS1へ戻る。ステップS4で漢字変換しない場合にはその対応かなを確定するかをステップS6で問われ、確定するならステップS7で確定キー(Enterキー)を打って、対応かなが確定表示され、次の文字を入力するために、ステップS1へ戻る。ステップS6で確定しない場合は次のかな入力のためステップS1へ戻る。
ステップS2で英字1字目が母音でない場合、ステップS8で英字2字目が入力され、ステップS9で英字2字がかなに対応するか問われ、かなに対応するならば、ステップS3に進み、前記の通りの手順操作が行われる。ステップS10で英字3字目の入力でかなを構成するか問われ、図3のメモリアドレスで「?」を示す、例えば「by」などについては、ステップS11で英字3字目が入力され、ステップS12で「by」なら特定母音は「a,i,u,e,o」(場合によっては例えば「fy」については特定母音は「a,u,o」となる。)であり、そのいずれかであるかを判断され、該当するならば、対応かな、例えば「びゃ」がステップS3で表示され、前記手順操作が行われる。もし、特定母音でなければ、ステップS13で例えば「bys」のように英字3字が表示され、これはミス入力と判断して、[esc]キー又は[Back space]キーを押して、消去し、ステップS1へ戻る。
ステップS15では、かな非対応英字2字、ただし上記したような拗音を構成する先頭の英字2字を除いたもの、図3に示す行列アドレスでは「x」と「?」を除いた英字2字によりアドレスが即座に指定され、そこに漢字などを含む1つの定型句又は区切りマーク例えば「*」を介して連結された複数の定型句が格納されており、ステップS15により変換キー打なしに読み出され、読み出された内容に区切りマークを含むかをステップS16で問われ、区切りマークがなければ、適当カーソル位置に当該1つの定型句が出力・表示確定され、その際選択・確定キーは不要となり、次の操作となるステップS1へ進む。
次に、ステップ16で区切りマークを検出すれば、ステップS18で複数定型句のうち先頭定型句を表示させ、ステップS19でこれが目的の定型句であるかどうかを確かめ、そうであるなら確定キー打によりその定型句を出力・表示確定させ(ステップ20)、次の操作となるステップS1へ進む。
ステップS19で先頭定型句が目的の定型句でないなら、変換キーを打って、全ての連結定型句を表示させ、選択・確定キー打により目的の定型句を出力・表示確定し、次の操作となるステップS1へ進む。
なお、ステップS7、S5、S14、S17、S20及びS21では確定フラグを立て出力し、またステップS6ではそのフラグをリセットし、ステップ15の処理はこのフラグ又は初期入力を確認して行なわれる。ローマ字入力により連続してかな変換された場合、いったん確定キーを押された後でステップS15が処理される。図3の例では、「この接着剤」と入力する場合、「kono[確定キー打]bd」とする。
しかしながら、「konobd」と打って「この接着剤」と出力させる方法も考えられる。この場合、辞書の読出しの際に確定キー打に相当する確定フラグをセットにするよう内部制御する。しかし、辞書の指定されたアドレスになんら定型句が格納されていない場合にはそのような制御を行わないようにすることも提案される。
図3に示した隠し辞書メモリの構成例では、かな非対応英字2字により指定されるごく一部のアドレスに1字ないし複数の漢字が格納、登録されている。1字目、2字目ともに、0の後に”ー^¥@「;:」、。・」”の記号なども含めて2次元メモリを構成し、アドレスの数を増やすこともできる。なお、記号にはシフトキーを使って「!、”、#、$、%、&、’、(、)、=、〜」などもあり、これらを含めるとさらにアドレスの数が増える。
bbの部分はbubun(ローマ字読み)より短縮され、以下同様に、bcの番地はbanchi(ローマ字読み)より、bdの接着剤はbond(英単語)より、bfの前はbefore(英単語)より、bhの浜はbeach(英単語)より、bjの美はbijin(ローマ字読み)より、bkの本はbook(英単語)より、blの鈴はbell(英単語)より、bmの底はbottom(英単語)より、bpの物はbuppin(ローマ字読み)より、bqの驚はbiqquriより、bzの電話はbuzzerより、b1の壱はbank(銀行)で用いる数字より、等々で、それぞれ短縮されている。
また記号同士の2字もかなを構成しないので本発明を適用できるので、「<>」=「開」、「><」=「閉」など絵文字を連想して容易に出力できるようにする。登録すべき用語ないし定型句は漢字に限らない。
図3に示した辞書メモリの「k1」に対応するアドレスには、1つの定型句に代えて複数の定型句が区切りマークを介して結合させ、すなわち「大阪府*京都府*兵庫県*滋賀県*奈良県*和歌山県*」として格納されており、これより区切りマーク「*」を検出した場合、その先頭句「大阪府」を表示し、これが目的のものであれば、確定キー打により出力確定させ、違うならば変換キー(スペースキー)打により、1.大阪府、2.京都府、3.兵庫県、4.滋賀県、5.奈良県、6.和歌山県として連結された複数の定型句を表示させ、その1つを選択、出力・表示確定させるようにする。これは同音多異義語より1つを出力・表示させている従来手順を利用できるが、他の方法により1つの定形句を選択、出力確定してもよい。その際、学習機能により先頭位を変えてもよく、又は固定でもよい。
このように、或る関連用語ないし定型句をグループとしてまとめて登録しておき、短縮2字により1つの定形句を選択、出力確定できることは、ワープロによる文書作成上効率的である。
ユーザー独自、いわゆる隠し辞書へ短縮英字2字と対応する1つ又は複数の定型句を登録するには、そのためのツールソフトが設けられる。好ましくは、文章入力の際に特殊機能キーを押して、登録できるようにする。いずれにしても、いったん登録された内容は自由に変更できるようにする。これらのソフトは当業者なら作成できる。
かな非対応の英字2字に入力ミスがあり得る。それを確かめるために、ミスであれば打ち直し、ミスでなければ(かな非対応の意図した2字であれば)、ステップS10とステップS15との間に変換キー打のステップを挿入して、ユーザー独自の辞書を読み出し、1つの定型句を、又は複数の定型句よりその1つを選択し、出力確定するようにする。
コンピュータの構成例示図。 1実施例を示したフローチャート。 ユーザー独自の、つまり隠し辞書メモリの構成図示例。
本発明は、拡張漢字出力方式に関し、詳しくはローマ字入力かな漢字変換方式をそのまま使用しながら、かなに対応しない英字2字をキーにして漢字などを含む1つ又は複数の定型句を読み出し、出力させるようにした拡張漢字出力方式に関する。
現在、広く使用されているローマ字入力かな漢字変換方式は、かなの多くがローマ字2字からなり、全体として入力キーの打数が多いが、入力したかなに対し数多くのかな同音異義語が網羅されているシステム辞書のため、変換キー及び選択・確定キーを押して、目的の漢字が少し手間がかかるが容易に出力される。
特開2004−30654号公報 特開平10−222503号公報 特開昭63−211061号公報 日本語入力ガイド、Microsoft IME97 for Windows(登録商標) 95 Upgrade 一太郎2006、文字入力の流れ(166頁) マイコンサーキュラ、1983、2月号、「パソコンの漢字入力方」(43−51頁)
ところで、このローマ字入力かな漢字変換方式では、かなに対応するローマ字を入力しなければならない。これは当然のことであるが、入力ミスをした場合、かなに対応しない英字2字、例えば子音2字を打ってそのまま子音2字が画面に表示され、あわてて、ESCキーを押して、キーを打ち直すことがよくある。
しかしながら、ミス入力ではなく、意図的に例えば「kk」と打って、即座に「株式会社」と出力されると、その場合、変換キーも選択・確定キーも使わずに出力・表示確定すると、効率的である。また、略字ないし短縮字はその対応する用語が1つとは限らない。「株式会社」、「近畿」、「関係」、「機器」、「景気」などの同音短縮英2字の多異義語が出力され、その1つが選択、出力確定されると、便利である。
他方、日常生活をみてみると、英字の使用は広く行われており、上記の例のように英字2字に短縮して用いる例は文書事務などで普及している。「pc」は「パーソナルコンピュータ」であることは誰でも知っている。氏名なども英字2字に短縮して記載する例もある。よく使う用語を特定して、又は他の用語と関連付け、自分なりに覚えやすい英字2字に短縮して、独自の辞書に登録しておけばよいので、このような有用な方式が提案される。
本発明の課題は、ローマ字入力かな漢字変換方式をそのまま使用しながら、かなに対応しない英字2字をキーにして予め用意されたユーザー独自の辞書に格納された漢字などを含む1つの定型句又は複数の定型句を読み出し、出力させるようにした拡張漢字出力方式を提供することである。
ここで、英字2字とはキーボード上のアルファベット文字、記号及び数字を含むが、数字2字の組合わせは除外される。
本発明は、ローマ字入力かな漢字変換方式において、かなに対応しない英字2字の入力に対して、変換キー打なしに、該英字2字に対応する、システム辞書とは別のユーザー独自の辞書アドレスに格納された漢字などを含む1つの定型句又は複数の定型句を読み出し、1つの定型句は選択・確定キー打不要で出力確定されるようにし、複数の定型句についてはそのうち1つの定形句が選択キー打により出力確定されるようにした、ことを特徴とする。
本発明によれば、ローマ字入力かな漢字変換方式の便利さはそのまま保持され、使用頻度の高い用語ないし定型句は短縮された英字2字を入力することで、即座に出力され、全体としてキー入力が少なくて、効率の良い文章作成が可能となる。また同音短縮英2字の多異義語からその1つが選択により出力、確定される。これは従来のかな同音多異義語の選択に慣れているから使い勝手がよい。
ローマ字入力かな漢字変換方式において、かなに対応しない英字2字の入力に対して、変換キー打なしで、該英字2字に対応する、システム辞書とは別のユーザー独自の辞書アドレスに格納された漢字などを含む1つの定型句を読出して、これを選択・確定キー打不要で出力確定するようにする。
同じアドレスに複数の定型句が格納されている場合は、読み出された複数の定型句についてはそのうち1つの定形句が選択キー打により出力確定されるようにする。複数の定型句は区切りマークを介して結合して格納してもよい。これより区切りマークを検出して読み出し、そのうち1つ定形句を選択キー打し、出力確定するようにする。この場合、同音短縮英2字の複数異義語など、またよく使う関連ある用語をまとめておけば、便利である。
ローマ字入力かな漢字変換方式において、数字もキー入力が可能となっているので、かなに対応しない英字1字と数字1字との2字組合わせの入力に対して、ユーザー独自の辞書を同様に読み出して同様に出力されるようにする。これにより、用語を登録すべきアドレス数が増える。
2字の入力がミスであった場合には、変換キー打なしに即座に出力された用語は特定の機能キー、例えばEscキーの入力により消去されるようにする。
2字の入力にミスがあったかどうか目視により確かめるために、変換キー打を待って、ユーザー独自の辞書を読み出し、これを選択・確定キー打不要で出力確定するようにするのもよい。
本発明の好適な実施例は図面に基づいて説明される。
図1はローマ字入力かな変換方式が実行されるコンピュータの構成例を示し、10は制御装置、12はキーボード、14はディスプレの表示器、16は記憶装置である。
図2は本発明の1実施例を示したフローチャート、図3は本発明によるユーザー独自の、つまり隠し辞書メモリの構成図示例である。
図2に示す実施例では、ステップS1からS14までは、現に使われているローマ字入力かな漢字変換方式を示すものである。
ステップS1で英字1字目がキー入力され、ステップS2でそれが母音であるかを問われ、母音であれば、ステップS3であ行のいずれかのかなが表示され、ステップS4で漢字変換するかを問われ、そうするならばステップS5で変換キー(スペースキー)を打ち、現れた候補の漢字を選び、選択・確定キー(Enterキー)を打って、選択された漢字が確定し表示され、次の文字を入力するために、ステップS1へ戻る。ステップS4で漢字変換しない場合にはその対応かなを確定するかをステップS6で問われ、確定するならステップS7で確定キー(Enterキー)を打って、対応かなが確定表示され、次の文字を入力するために、ステップS1へ戻る。ステップS6で確定しない場合は次のかな入力のためステップS1へ戻る。
ステップS2で英字1字目が母音でない場合、ステップS8で英字2字目が入力され、ステップS9で英字2字がかなに対応するか問われ、かなに対応するならば、ステップS3に進み、前記の通りの手順操作が行われる。ステップS10で英字3字目の入力でかなを構成するか問われ、図3のメモリアドレスで「?」を示す、例えば「by」などについては、ステップS11で英字3字目が入力され、ステップS12で「by」なら特定母音は「a,i,u,e,o」(場合によっては例えば「fy」については特定母音は「a,u,o」となる。)であり、そのいずれかであるかを判断され、該当するならば、対応かな、例えば「びゃ」がステップS3で表示され、前記手順操作が行われる。もし、特定母音でなければ、ステップS13で例えば「bys」のように英字3字が表示され、これはミス入力と判断して、[esc]キー又は[Back space]キーを押して、消去し、ステップS1へ戻る。
ステップS15では、かな非対応英字2字、ただし上記したような拗音を構成する先頭の英字2字を除いたもの、図3に示す行列アドレスでは「x」と「?」を除いた英字2字によりアドレスが即座に指定され、そこに漢字などを含む1つの定型句又は区切りマーク例えば「*」を介して連結された複数の定型句が格納されており、ステップS15により変換キー打なしに読み出され、読み出された内容に区切りマークを含むかをステップS16で問われ、区切りマークがなければ、適当カーソル位置に当該1つの定型句が出力・表示確定され、その際選択・確定キーは不要となり、次の操作となるステップS1へ進む。
次に、ステップ16で区切りマークを検出すれば、ステップS18で複数定型句のうち先頭定型句を表示させ、ステップS19でこれが目的の定型句であるかどうかを確かめ、そうであるなら確定キー打によりその定型句を出力・表示確定させ(ステップ20)、次の操作となるステップS1へ進む。
ステップS19で先頭定型句が目的の定型句でないなら、変換キーを打って、全ての連結定型句を表示させ、選択・確定キー打により目的の定型句を出力・表示確定し、次の操作となるステップS1へ進む。
なお、ステップS7、S5、S14、S17、S20及びS21では確定フラグを立て出力し、またステップS6ではそのフラグをリセットし、ステップ15の処理はこのフラグ又は初期入力を確認して行なわれる。ローマ字入力により連続してかな変換された場合、いったん確定キーを押された後でステップS15が処理される。図3の例では、「この接着剤」と入力する場合、「kono[確定キー打]bd」とする。
しかしながら、「konobd」と打って「この接着剤」と出力させる方法も考えられる。この場合、辞書の読出しの際に確定キー打に相当する確定フラグをセットにするよう内部制御する。しかし、辞書の指定されたアドレスになんら定型句が格納されていない場合にはそのような制御を行わないようにすることも提案される。
本発明ではローマ字かな変換が優先される。例えば「kk」、「pp」の同一子音英字2字について、ATOKでは頭に入力すると「っk」、「っp」にかな変換表示されるので、このような英字2字は採用されない。IMEでは「kk」、「pp」とそのまま表示され、かなに非対応なので採用可能であるが、かな文字列の途中に使用されるとき、例えば「kekkonn」などでは、「kk」に対応するアドレスの内容読出しは不可とするような制御が求められる。従って、上記したような同一子音の英字2字は本発明では初めから採用しないとすることも提案される。
図3に示した隠し辞書メモリの構成例では、かな非対応英字2字により指定されるごく一部のアドレスに1字ないし複数の漢字が格納、登録されている。1字目、2字目ともに、0の後に”ー^¥@「;:」、。・」”の記号なども含めて2次元メモリを構成し、アドレスの数を増やすこともできる。なお、記号にはシフトキーを使って「!、”、#、$、%、&、’、(、)、=、〜」などもあり、これらを含めるとさらにアドレスの数が増える。
bbの部分はbubun(ローマ字読み)より短縮され、以下同様に、bcの番地はbanchi(ローマ字読み)より、bdの接着剤はbond(英単語)より、bfの前はbefore(英単語)より、bhの浜はbeach(英単語)より、bjの美はbijin(ローマ字読み)より、bkの本はbook(英単語)より、blの鈴はbell(英単語)より、bmの底はbottom(英単語)より、bpの物はbuppin(ローマ字読み)より、bqの驚はbiqquriより、bzの電話はbuzzerより、b1の壱はbank(銀行)で用いる数字より、等々で、それぞれ短縮されている。
また記号同士の2字もかなを構成しないので本発明を適用できるので、「<>」=「開」、「><」=「閉」など絵文字を連想して容易に出力できるようにする。登録すべき用語ないし定型句は漢字に限らない。
図3に示した辞書メモリの「k1」に対応するアドレスには、1つの定型句に代えて複数の定型句が区切りマークを介して結合させ、すなわち「大阪府*京都府*兵庫県*滋賀県*奈良県*和歌山県*」として格納されており、これより区切りマーク「*」を検出した場合、その先頭句「大阪府」を表示し、これが目的のものであれば、確定キー打により出力確定させ、違うならば変換キー(スペースキー)打により、1.大阪府、2.京都府、3.兵庫県、4.滋賀県、5.奈良県、6.和歌山県(近畿2府4県)として連結された複数の定型句を表示させ、その1つを選択、出力・表示確定させるようにする。これはかな同音多異義語より1つを出力・表示させている従来手順のようにして利用できる。なお他の方法により1つのアドレスに複数の定型句を登録したり、他の方法により1つの定形句を選択、出力確定してもよい。その際、学習機能により先頭位を変えてもよく、又は固定でもよい。
このように、或る関連用語ないし定型句をグループとしてまとめて登録しておき、短縮2字により1つの定形句を選択、出力確定できることは、ワープロによる文書作成上効率的である。
ユーザー独自の辞書について、かな非対応の英字2字に対する或る程度のアドレスには、本発明にかかるソフト提供者により、予め1つ又は複数の定型句を登録、書き込んでおくことが好ましい。例えば、見本を示すために、図3のように、又は「bd」のアドレスには「悪い*寝台*寝る*バンド*帯*掲示板*束*」(同一短縮2字の複数異義語)と書き込んでおく。その上で、ユーザーが任意に追加、削除又は変更できるようなツールソフトが設けられる。好ましくは、文章入力の際に特殊機能キーを押して、登録できるようにする。このようなソフトは当業者なら作成できる。
かな非対応の英字2字に入力ミスがあり得る。それを確かめるために、ミスであれば打ち直し、ミスでなければ(かな非対応の意図した2字であれば)、ステップS10とステップS15との間に変換キー打のステップを挿入して、ユーザー独自の辞書を読み出し、1つの定型句を、又は複数の定型句よりその1つを選択し、出力確定するようにする。
コンピュータの構成例示図。 1実施例を示したフローチャート。 ユーザー独自の、つまり隠し辞書メモリの構成図示例。
かな非対応の英字2字に入力ミスがあり得る。それを確かめるために、ミスであれば打ち直し、ミスでなければ(かな非対応の意図した2字であれば)、ステップS10とステップS15との間に変換キー打のステップを挿入して、ユーザー独自の辞書を読み出し、1つの定型句を、又は複数の定型句よりその1つを選択し、出力確定するようにする。
1つの定型句が格納されている場合には、これより読み出された1つの定型句が、表示された後で確定キー打により出力確定されるようにすることが、提案される。現行のローマ字入力かな漢字変換方式では定型句が表示された後で確定キーを打って出力確定するようになっているので、これに習った手順が好まれる場合もある。
本発明は、拡張漢字出力方式に関し、詳しくはローマ字入力かな漢字変換方式をそのまま使用しながら、かなに対応しない英字2字をキーにして漢字などを含む1つ又は複数の定型句を読み出し、出力させるようにした拡張漢字出力方式に関する。
現在、広く使用されているローマ字入力かな漢字変換方式は、かなの多くがローマ字2字からなり、全体として入力キーの打数が多いが、入力したかなに対し数多くのかな同音異義語が網羅されているシステム辞書のため、変換キー及び選択・確定キーを押して、目的の漢字が少し手間がかかるが容易に出力される。
特開2004−30654号公報 特開平10−222503号公報 特開昭63−211061号公報 日本語入力ガイド、Microsoft IME97 for Windows(登録商標) 95 Upgrade 一太郎2006、文字入力の流れ(166頁) マイコンサーキュラ、1983、2月号、「パソコンの漢字入力方」(43−51頁)
ところで、このローマ字入力かな漢字変換方式では、かなに対応するローマ字を入力しなければならない。これは当然のことであるが、入力ミスをした場合、かなに対応しない英字2字、例えば子音2字を打ってそのまま子音2字が画面に表示され、あわてて、Escキーを押して、キーを打ち直すことがよくある。
しかしながら、ミス入力ではなく、意図的に例えば「kk」と打って、即座に「株式会社」と出力されると、その場合、変換キーも選択・確定キーも使わずに出力・表示確定すると、効率的である。また、英字2字の略字ないし短縮字はその対応する用語が1つとは限らない。「株式会社」、「近畿」、「関係」、「機器」、「景気」などの同一短縮英2字の複数異義語が出力され、その1つが選択、出力確定されると、便利である。
他方、日常生活をみてみると、英字の使用は広く行われており、上記の例のように英字2字に短縮して用いる例は文書事務などで普及している。「pc」は「パーソナルコンピュータ」であることは誰でも知っている。氏名なども英字2字に短縮して記載する例もある。よく使う用語を特定し(定型句)て、又は他の用語と関連付け、自分なりに覚えやすい英字2字に短縮して、独自の辞書に登録しておけばよいので、このような有用な方式が提案される。
本発明の課題は、ローマ字入力かな漢字変換方式をそのまま使用しながら、かなに対応しない英字2字をキーにして予め用意されたユーザー独自の辞書に格納された漢字などを含む1つ又は複数の定型句を読み出し、出力させるようにした拡張漢字出力方式を提供することである。
ここで、英字2字とはキーボード上のアルファベット文字、記号及び数字を含むが、数字2字の組合わせは除外される。
本発明は、ローマ字入力かな漢字変換方式において、かなに対応しない英字2字について1字目2字目の各英字により決まる二次元アドレスを有するユーザー独自の辞書メモリが作成されており、該英字2字、ただし英字2字以上でかなとなる可能性の英字2字を除く、の入力に対して、変換キー打なしに、該英字2字に対応する前記アドレスに格納された漢字などを含む1つの定型句又は複数の定型句を読み出し、1つの定型句は選択・確定キー打不要で出力確定するようにし、複数の定型句についてはそのうち1つが選択キー打により出力確定されるようにした、ことを特徴とする。
本発明によれば、ローマ字入力かな漢字変換方式の便利さはそのまま保持され、使用頻度の高い用語ないし定型句は短縮された英字2字を入力することで、即座に出力され、全体としてキー入力が少なくて、効率の良い文章作成が可能となる。また同一短縮英2字の複数異義語からその1つが選択により出力、確定される。これは従来のかな同音多異義語の選択に慣れているから使い勝手がよい。
ローマ字入力かな漢字変換方式において、かなに対応しない英字2字について1字目2字目の各英字により決まる二次元アドレスを有するユーザー独自の辞書メモリが作成されており、該英字2字、ただし英字2字以上でかなとなる可能性の英字2字を除く、の入力に対して、変換キー打なしに、該英字2字に対応する前記アドレスに格納された漢字などを含む1つの定型句又は複数の定型句を読み出し、1つの定型句は選択・確定キー打不要で出力確定するようにし、複数の定型句についてはそのうち1つが選択キー打により出力確定されるようにする。
複数の定型句は区切りマークを介して結合して格納してもよい。これより区切りマークを検出して読み出し、そのうち1つ定形句を選択キー打し、出力確定するようにする。この場合、同一短縮英2字の複数異義語など、またよく使う関連ある用語をまとめておけば、便利である。
ローマ字入力かな漢字変換方式において、数字もキー入力が可能となっているので、かなに対応しない英字1字と数字1字との2字組合わせの入力に対して、ユーザー独自の辞書を同様に読み出して同様に出力されるようにする。これにより、用語が登録できるアドレス数が増える。
2字の入力がミスであった場合には、変換キー打なしに即座に出力された用語は特定の機能キー、例えばEscキーの入力により消去されるようにする。
2字の入力にミスがあったかどうか目視により確かめるために、変換キー打を待って、ユーザー独自の辞書を読み出し、これを選択・確定キー打不要で出力確定するようにするのもよい。
本発明の好適な実施例は図面に基づいて説明される。
図1はローマ字入力かな変換方式が実行されるコンピュータの構成例を示し、10は制御装置、12はキーボード、14はディスプレの表示器、16は記憶装置である。
図2は本発明の1実施例を示したフローチャート、図3は本発明によるユーザー独自の、つまり隠し辞書メモリの構成図示例である。
図2に示す実施例では、ステップS1からS14までは、現に使われているローマ字入力かな漢字変換方式を示すものである。
ステップS1で英字1字目がキー入力され、ステップS2でそれが母音であるかを問われ、母音であれば、ステップS3であ行のいずれかのかなが表示され、ステップS4で漢字変換するかを問われ、そうするならばステップS5で変換キー(スペースキー)を打ち、現れた候補の漢字を選び、選択・確定キー(Enterキー)を打って、選択された漢字が確定表示され、次の文字を入力するために、ステップS1へ戻る。ステップS4で漢字変換しない場合にはその対応かなを確定するかをステップS6で問われ、確定するならステップS7で確定キー(Enterキー)を打って、対応かなが確定表示され、次の文字を入力するために、ステップS1へ戻る。ステップS6で確定しない場合は次のかな入力のためステップS1へ戻る。
ステップS2で英字1字目が母音でない場合、ステップS8で英字2字目が入力され、ステップS9で英字2字がかなに対応するか問われ、かなに対応するならば、ステップS3に進み、前記の通りの手順操作が行われる。ステップS10で英字3字目の入力でかなを構成するか問われ、図3のメモリアドレスで「?」を示す、例えば「by」などについては、ステップS11で英字3字目が入力され、ステップS12で「by」なら特定母音は「a,i,u,e,o」(場合によっては例えば「fy」については特定母音は「a,u,o」となる。)であり、そのいずれかであるかを判断され、該当するならば、対応かな、例えば「びゃ」がステップS3で表示され、前記手順操作が行われる。もし、特定母音でなければ、ステップS13で例えば「bys」のように英字3字が表示され、これはミス入力と判断して、[Esc]キー又は[Back space]キーを押して、消去し、ステップS1へ戻る。
ステップS15では、かな非対応英字2字、ただし上記したような拗音など2字以上でかなとなる可能性の先頭英字2字を除いたもの、図3に示す行列アドレスでは「x」と「?」を除いた英字2字により二次元アドレスが即座に指定され、そこに漢字などを含む1つの定型句又は区切りマーク例えば「*」を介して連結された複数の定型句が格納されており、ステップS15により変換キー打なしに読み出され、読み出された内容に区切りマークを含むかをステップS16で問われ、区切りマークがなければ、適当カーソル位置に当該1つの定型句が出力・表示確定され、その際選択・確定キーは不要となり、次の操作となるステップS1へ進む。
次に、ステップ16で区切りマークを検出すれば、ステップS18で複数定型句のうち先頭定型句を表示させ、ステップS19でこれが目的の定型句であるかどうかを確かめ、そうであるなら確定キー打によりその定型句を出力・表示確定させ(ステップ20)、次の操作となるステップS1へ進む。
ステップS19で先頭定型句が目的の定型句でないなら、変換キーを打って、全ての連結定型句を表示させ、選択・確定キー打により目的の定型句を出力・表示確定し、次の操作となるステップS1へ進む。
なお、ステップS7、S5、S14、S17、S20及びS21では確定フラグを立て出力し、またステップS6ではそのフラグをリセットし、ステップ15の処理はこのフラグ又は初期入力を確認して行なわれる。ローマ字入力により連続してかな変換された場合、いったん確定キーを押された後でステップS15が処理される。図3の例では、「この接着剤」と入力する場合、「kono[確定キー打]bd」とする。
しかしながら、「konobd」と打って「この接着剤」と出力させる制御方法も考えられる。この場合、辞書の読出しの際に確定キー打に相当する確定フラグをセットにするよう内部制御する。
本発明では現行のローマ字かな変換方式が優先される。例えば「kk」、「pp」の同一子音英字2字について、ATOKでは頭に入力すると「っk」、「っp」にかな変換表示されるので、このような英字2字は採用されない。IMEでは「kk」、「pp」とそのまま表示され、かなに非対応なので採用可能であるが、かな文字列の途中に使用されるとき、例えば「kekkonn」などでは、「けっこん」とかな変換に優先されるので、採用されない。
図3に示した隠し辞書メモリの構成例では、かな非対応英字2字により指定されるごく一部のアドレスに1字ないし複数の漢字が1つの定型句として又は複数の定型句が格納、登録されている。1字目、2字目ともに、0の後に”ー^¥@「;:」、。・」”の記号なども含めて2次元メモリを構成し、アドレスの数を増やすこともできる。なお、記号にはシフトキーを使って「!、”、#、$、%、&、’、(、)、=、〜」などもあり、これらを含めると、さらにアドレスの数が増える。
アドレスは1字目2字目の英字により二次元アドレスとして決まる。例えば、「bd」ならば、図3に示すように、1字目英文字列では1番目、2字目英文字列では3番目で、二次元アドレス(1,3)が指定される。このような英文字列「bcdfg・・・z・・」はその構成及び序列についてこの図示例に限定されない。母音も含めて「abcdefg・・・z・・」にしてもよい。この場合、かなに対応する英字2字のアドレスは空きのままになる。本発明では現行のローマ字かな変換方式が優先されるので、このようなアドレスへの読み出しは行われない。
bbの部分はbubun(ローマ字読み)より短縮され、以下同様に、bcの番地はbanchi(ローマ字読み)より、bdの接着剤はbond(英単語)より、bfの前はbefore(英単語)より、bhの浜はbeach(英単語)より、bjの美はbijin(ローマ字読み)より、bkの本はbook(英単語)より、blの鈴はbell(英単語)より、bmの底はbottom(英単語)より、bpの物はbuppin(ローマ字読み)より、bqの驚はbiqquriより、bzの電話はbuzzerより、b1の壱はbank(銀行)で用いる数字より、等々で、それぞれ英字2字に短縮されている。
また記号同士の2字もかなを構成しないので本発明を適用できるので、「<>」=「開」、「><」=「閉」など絵文字を連想して容易に出力できるようにする。登録すべき用語ないし定型句は漢字に限らない。
図3に示した辞書メモリの「k1」に対応するアドレスには、1つの定型句に代えて複数の定型句が区切りマークを介して結合させ、「大阪府*京都府*兵庫県*滋賀県*奈良県*和歌山県*」が近畿2府4県として格納されており、これより区切りマーク「*」を検出した場合、その先頭句「大阪府」を表示し、これが目的のものであれば、確定キー打により出力確定させ、違うならば変換キー(スペースキー)打により、1.大阪府、2.京都府、3.兵庫県、4.滋賀県、5.奈良県、6.和歌山県として連結された複数の定型句を表示させ、その1つを選択、出力・表示確定させるようにする。これはかな同音多異義語より1つを出力・表示させている従来手順のようにして利用できる。なお他の方法により1つのアドレスに複数の定型句を登録したり、他の方法により1つの定形句を選択、出力確定してもよい。その際、学習機能により先頭位を変えてもよく、又は固定でもよい。
このように、或る関連用語ないし定型句をグループとしてまとめて登録しておき、短縮2字により1つの定形句を選択、出力確定できることは、ワープロによる文書作成上効率的である。
ユーザー独自の辞書について、かな非対応の英字2字に対する或る程度のアドレスには、本発明にかかるソフト提供者により、予め1つ又は複数の定型句を登録、書き込んでおくことが好ましい。例えば、見本を示すために、「bd」のアドレスには「悪い*寝台*寝る*バンド*帯*掲示板*束*」(同一短縮2字の複数異義語)と書き込んでおく。その上で、ユーザーが任意に追加、削除又は変更できるようなツールソフトが設けられる。好ましくは、文章入力の際に特殊機能キーを押して、登録できるようにする。ユーザー独自の辞書メモリが用意されており、英字2字に対応するアドレスが決まっており、書き込みは簡単に行われるので、このようなソフトは当業者なら作成できる。
かな非対応の英字2字に入力ミスがあり得る。それを確かめるために、ミスであれば打ち直し、ミスでなければ(かな非対応の意図した2字であれば)、ステップS10とステップS15との間に変換キー打のステップを挿入して、ユーザー独自の辞書を読み出し、1つの定型句を、又は複数の定型句よりその1つを選択し、出力確定するようにする。
1つの定型句が格納されている場合には、これより読み出された1つの定型句が、表示された後で確定キー打により出力確定されるようにすることが、提案される。現行のローマ字入力かな漢字変換方式では定型句が表示された後で確定キーを打って出力確定するようになっているので、これに習った手順が好まれる場合もある。
コンピュータの構成例示図。 1実施例を示したフローチャート。 ユーザー独自の、つまり隠し辞書メモリの構成図示例。

Claims (5)

  1. ローマ字入力かな漢字変換方式において、かなに対応しない英字2字の入力に対して、変換キー打なしに、該英字2字に対応する、システム辞書とは別のユーザー独自の辞書アドレスに格納された漢字などを含む1つの定型句を読み出し、これを選択・確定キー打不要で出力確定するようにした、拡張漢字出力方式。
  2. かなに対応しない英字1字と数字1字との2字組合わせの入力に対して、変換キー打なしに、該2字に対応する、ユーザー独自の辞書アドレスに格納された漢字などを含む1つの定型句を読み出し、これを選択・確定キー打不要で出力確定するようにした、請求項1に記載の拡張漢字出力方式。
  3. 2字に対応するユーザー独自の辞書アドレスに、1つの定型句に代えて複数の定型句が区切りマークを介して結合して格納されており、これより区切りマークを検出して読み出し、そのうち1つの定形句を選択、出力確定するようにした、請求項1又は請求項2に記載の拡張漢字出力方式。
  4. 出力確定された定型句が目的のものでなかった場合に、特定のキー入力により消去されるようにした、請求項1、請求項2又は請求項3に記載の拡張漢字出力方式。
  5. 入力された2字を目視した後に変換キーを打って、該2字に対応する、ユーザー独自の辞書アドレスに格納された1つ又は複数の定型句を読み出すようにした、請求項1、請求項2,請求項3又は請求項4に記載の拡張漢字出力方式。
JP2008286065A 2008-06-16 2008-11-07 拡張漢字出力方法 Expired - Fee Related JP4811770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008286065A JP4811770B2 (ja) 2008-06-16 2008-11-07 拡張漢字出力方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008156239 2008-06-16
JP2008156239A JP2008234685A (ja) 2008-06-16 2008-06-16 拡張漢字出力方式
JP2008286065A JP4811770B2 (ja) 2008-06-16 2008-11-07 拡張漢字出力方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010027022A true JP2010027022A (ja) 2010-02-04
JP2010027022A5 JP2010027022A5 (ja) 2011-02-17
JP4811770B2 JP4811770B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=39907308

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008156239A Pending JP2008234685A (ja) 2008-06-16 2008-06-16 拡張漢字出力方式
JP2008286065A Expired - Fee Related JP4811770B2 (ja) 2008-06-16 2008-11-07 拡張漢字出力方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008156239A Pending JP2008234685A (ja) 2008-06-16 2008-06-16 拡張漢字出力方式

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP2008234685A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002183129A (ja) * 2000-12-18 2002-06-28 Yoshihiro Kawazoe 単語登録方法
JP2004318639A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Hiroshi Kumagai 住所録格納の記録媒体および情報端末機器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002183129A (ja) * 2000-12-18 2002-06-28 Yoshihiro Kawazoe 単語登録方法
JP2004318639A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Hiroshi Kumagai 住所録格納の記録媒体および情報端末機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008234685A (ja) 2008-10-02
JP4811770B2 (ja) 2011-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8200475B2 (en) Phonetic-based text input method
US7707515B2 (en) Digital user interface for inputting Indic scripts
US6809725B1 (en) On screen chinese keyboard
KR101791929B1 (ko) 다개국어 문자 입력장치
US20140143703A1 (en) Configurable multilingual keyboard
JP2004523034A (ja) 文字生成システム
JP4811770B2 (ja) 拡張漢字出力方法
JP2002207728A (ja) 表音文字生成装置及びそれを実現するためのプログラムを記録した記録媒体
JP2008217770A (ja) 言語データ表示システム、言語データ表示方法、及び言語データ表示プログラム
JP2006012188A (ja) 文書処理方法及び装置
JP2008140074A (ja) 例文検索装置および例文検索処理プログラム
Gupta et al. Text entry in South and Southeast Asian scripts
JPH081639B2 (ja) ワードプロセッサ
JPH10198664A (ja) 日本語入力システム及び日本語入力プログラムを記録した媒体
JP3612351B2 (ja) 文書処理装置
JP4114695B2 (ja) 情報表示制御装置及びプログラム
JPH0556533B2 (ja)
JP2004038869A (ja) 文章表示変換装置
RIGHTS et al. Copyright Information
Engström Internationalisation and Localisation Problems in the Chinese and Arabic Scripts
WO2004003786A1 (ja) 文章入力システム
JPH11175528A (ja) 電子辞書
JP2002183135A (ja) 世界語候補用言語の登録変換ワープロ化装置、使用ソフトウエアシステム及び/又は登録変換方法
JPS61194560A (ja) 文字処理装置
JP2004303270A (ja) 電子辞書

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110809

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees