JP2010026643A - 利用者情報提供システム - Google Patents

利用者情報提供システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010026643A
JP2010026643A JP2008184933A JP2008184933A JP2010026643A JP 2010026643 A JP2010026643 A JP 2010026643A JP 2008184933 A JP2008184933 A JP 2008184933A JP 2008184933 A JP2008184933 A JP 2008184933A JP 2010026643 A JP2010026643 A JP 2010026643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card key
unit
user
user information
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008184933A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Okuhara
博任 奥原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2008184933A priority Critical patent/JP2010026643A/ja
Publication of JP2010026643A publication Critical patent/JP2010026643A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】客室の利用者に利用者情報を確実に伝達することができるカードキー情報提供システムを提供すること。
【解決手段】利用者が解錠に使用したカードキー7をカードキーユニット5に差し込むと、電源スイッチ21が押圧されて備品への電源供給が開始されるとともに、カードキー7に記憶されているカードキーIDが読み取られ、カードキー7が差し込まれたことが検出されたとき、管理装置4側から利用者に提供すべきメッセージデータを受信している場合には、該メッセージデータがカードキー7に送信され、表示部8にメッセージが表示されるようになっている。
【選択図】図7

Description

本発明は、客室のドアを解錠するためのカードキーと、前記ドアの施解錠を行う施解錠装置と、各客室の利用状況を管理するための管理装置と、からなり、各客室の利用者に関わる利用者情報を前記カードキーにより利用者に提供可能な利用者情報提供システムに関する。
従来、例えばホテル等の宿泊施設等において、フロントにて渡されるカードキーを宿泊室扉用リーダライタにかざすことにより、該カードキーに記憶されたキー番号が宿泊室扉用リーダライタにて読み出され、該読み出されたキー番号と宿泊室扉用リーダライタにて保持されているキー番号とが一致する場合には有効と判断されて施解錠されるとともに、これら施錠状況を管理する施錠管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−64917号公報(第1頁、第5図)
一方、ホテル等の宿泊施設等において、客室利用者が不在の際にフロントが客室利用者に対するメッセージ等を預かった場合、利用者が客室に戻った際に、メッセージを預かっている旨を利用者に提供する必要があるが、このような場合、フロントから直接客室に内線をかけるか、客室に備え付けの電話機等のランプを点滅させるなどして報知する必要があった。
しかし、前者の場合、フロントの従業員が内線をかけるタイミングが悪いと、利用者に提供できないことがあり、後者の場合、利用者が気が付かないことがあるため、確実にメッセージを提供できないという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、客室の利用者に利用者情報を確実に提供することができる利用者情報提供システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の利用者情報提供システムは、
客室(2)のドアを解錠するためのカードキー(7)と、前記ドアの施解錠を行う施解錠装置(施解錠ユニット6)と、各客室の利用状況を管理するための管理装置(管理コンピュータ4)と、からなり、前記客室の利用者に関わる利用者情報(メッセージ)を前記カードキーにより利用者に提供可能な利用者情報提供システム(1,26)であって、
前記カードキーは、
各カードキーを個々に識別可能な識別情報(カードキーID)を含む情報(利用者情報等)が記憶されるカード記憶部(記憶部15c)と、
所定の情報を表示可能な表示部(8)と、
を備え、
前記施解錠装置は、
前記カード記憶部に記憶された識別情報を読み取り可能な読取手段(カードキー用リーダライタ6a)と、
前記ドアを施解錠可能な施解錠手段(施解錠部6c)と、
前記読取手段により読み取られた識別情報と予め登録された識別情報とが一致することを条件に、前記施解錠手段に前記ドアを解錠させる制御を行う解錠制御手段(制御部6d)と、
を備え、
前記管理装置は、前記利用者情報と該当する利用者が利用する客室とを対応付けて記憶する管理用記憶部(4a;データベース)を備え、
前記客室は、
前記管理装置との間で情報を送受するための通信手段(制御部5d及び通信部5b)と、
所定の情報を前記カードキーの表示部に表示する処理を行う表示処理手段(室内用リーダライタ22によりメッセージデータを送信するカードキーユニット5の制御部5d及び受信したメッセージデータを電子ペーパー9に表示させる制御を行うカードキー7の制御部7d)と、
を備え、
前記管理装置は、前記管理用記憶部に記憶されている利用者情報を、該当する利用者が利用する客室の前記通信手段に送信する送信手段(制御部4c及び通信部4b)を備え、
前記表示処理手段は、前記解錠制御手段により解錠制御が行われたこと(カードキーユニット5に保持されたカードキー7のカードキーIDが読み取られたこと)に基づいて、前記管理装置から送信された前記利用者情報(メッセージデータ)を特定可能な情報(メッセージがある旨を示す初期画面)を、前記カードキーの表示部に表示する処理を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、利用者がカードキーを用いてドアを解錠した場合、解錠情報が管理装置に送信されることで、管理装置側で利用者の入室を確認できるとともに、管理装置側から利用者に提供すべき利用者情報がある場合、当該利用者情報が、解錠に使用するカードキーの表示部に表示されるようになっているため、利用者情報をリアルタイムで利用者に提供することが可能となる。
本発明の請求項2に記載の利用者情報提供システムは、請求項1に記載の利用者情報提供システムであって、
前記客室(2)内には、前記カードキー(7)を保持するための保持部(5a)と、前記保持部に前記カードキーが保持されたことに基づいて当該客室に備えられた備品(照明装置やベンダーボックス20,電話機18,TV17,PC19等)への電力の供給を開始する電源スイッチ(21)と、を有するカードキーユニット(5)が設けられ、
前記カードキーユニットは、
前記通信手段(制御部5d及び通信部5b)及び前記表示処理手段(室内用リーダライタ22によりメッセージデータを送信するカードキーユニット5の制御部5d及び受信したメッセージデータを電子ペーパー9に表示させる制御を行うカードキー7の制御部7d)と、
前記保持部に保持されたカードキーの記憶部(15c)に記憶されている識別情報(カードキーID)を読み取り可能な室内用読取手段(室内用リーダライタ22)と、
をさらに備え、
前記表示処理手段は、前記室内用読取手段にて読み取られた識別情報を含む前記解錠情報を前記管理装置(管理コンピュータ4)に送信することを特徴としている。
この特徴によれば、利用者が備品を利用するためにカードキーを室内に設けられたカードキーユニットに保持させることにより、解錠情報が管理装置に送信されるため、ドアに通信手段を設けなくて済むため、配線作業が煩雑にならないばかりか、入室してから表示部に利用者情報が表示されるため、秘匿性が確保される。
本発明の請求項3に記載の利用者情報提供システムは、請求項2に記載の利用者情報提供システムであって、
前記カードキーユニット(5)は、前記カードキー(7)の表示部(8)の表示内容の切り替え操作を行うための切替操作部(切替スイッチ25a,25b)を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、カードキーに切替操作部を設けなくて済むため、カードキーを大型化しなくても、多量の利用者情報を提供できる。
本発明の請求項4に記載の利用者情報提供システムは、請求項3に記載の利用者情報提供システムであって、
前記表示処理手段(室内用リーダライタ22によりメッセージデータを送信するカードキーユニット5の制御部5d及び受信したメッセージデータを電子ペーパー9に表示させる制御を行うカードキー7の制御部7d)は、表示すべき利用者情報がある場合、該利用者情報を表示するための操作を促す初期画面(図8(b)参照)を表示させる処理を行い、
前記通信手段(制御部5d及び通信部5b)は、前記初期画面の表示中において前記切替操作部の操作が検出されたときに、前記利用者情報が利用者に提供された旨を示す表示確認情報(開封確認情報)を前記管理装置(管理コンピュータ4)に送信することを特徴としている。
この特徴によれば、利用者が利用者情報を表示したか否かを管理装置側で確実に確認できる。
本発明の請求項5に記載の利用者情報提供システムは、請求項2ないし4のいずれかに記載の利用者情報提供システムであって、
前記カードキーユニット(5)は、提供すべき前記利用者情報(メッセージデータ)がある旨を利用者に報知する報知手段(制御部5dが報知LED23を点灯させる処理)を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、利用者に提供する利用者情報があることを利用者に確実に伝達することができる。
本発明の請求項6に記載の利用者情報提供システムは、請求項1ないし5のいずれかに記載の利用者情報提供システムであって、
前記表示処理手段(室内用リーダライタ22によりメッセージデータを送信するカードキーユニット5の制御部5d及び受信したメッセージデータを電子ペーパー9に表示させる制御を行うカードキー7の制御部7d)は、所定の情報消去操作(消去スイッチ24の操作)に基づいて、前記表示部(8)に前記利用者情報を表示不可とする処理(メッセージデータを消去する処理)を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、利用者がカードキーを携帯して外出する際において、利用者情報が第3者に漏洩することが防止できる。
本発明の請求項7に記載のカードキーは、請求項1ないし6のいずれかに記載の利用者情報提供システムにおいて使用され、前記表示部(8)は、所定の情報を電子的に書き換え可能な電子ペーパー(9)にて構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、表示部が利用者情報を保持するための電力を必要としない電子ペーパーから構成されていることで、少ない電力供給で種々の利用者情報を表示することができるばかりか、利用者は提供された利用者情報をカードキーとともに保持しておくことができる。
本発明に係る利用者情報提供システムを実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例1における利用者情報提供システムの全体像を示す概念図であり、図2は、カードキー及びカードキーユニットの全体像を示す斜視図であり、図3は、図2におけるA−A断面図であり、図4は、管理コンピュータの管理記憶部に記憶されているカードキーテーブルを示す図であり、図5は、管理コンピュータの管理記憶部に記憶されている客室利用状況を示す図であり、図6は、管理コンピュータの記憶部に記憶されている客室別利用状況を示す図であり、図7は、利用者情報提供システムの構成を示すブロック図であり、図8(a)は、利用者にメッセージのある状態を示す正面図であり、図8(b)は、利用者がメッセージを開封した状態を示す正面図である。以下、図3の紙面上方側をカードキーの正面側(前方側)とし、図8(a)及び図8(b)の紙面手前側をカードキーの正面側(前方側)及びカードキーユニットの正面側(前方側)として説明する。
図1の符号1は、本発明の適用された利用者情報提供システムである。この利用者情報提供システム1は、例えばホテル等の宿泊施設において、客室2に宿泊している利用者に関わる利用者情報等を、後述するカードキー7に表示させることより利用者に提供するシステムである。
この利用者情報提供システム1は、図1に示すように、ホテルのフロントに設けられて受け付けを行う複数台のフロントコンピュータ3と、各客室2の利用状況を管理する本発明における管理装置としての管理コンピュータ4と、各客室2内における出入口近傍に設けられ、カードキー7を保持するカードキーユニット5と、各客室2の出入口を開閉可能なドア(図示略)に設けられ、該ドアの施解錠を行う本発明における施解錠装置としての施解錠ユニット6と、から主に構成されている。
図2に示すカードキー7は、前記ドアの外側面に設けられる読取部(図示略)にかざすことにより客室2のドアを開錠するための携帯可能なキーであり、略矩形状に形成された板体からなる。カードキー7の正面側上部には、利用者情報等を表示するための表示部8が設けられており、この表示部8は、所定の情報を電子的に書き換え可能な電子ペーパー9にて構成されている。
図3に示すように、カードキー7は、樹脂材により構成されたカード本体7aを有しており、このカード本体7aには正面側から収容部7bが凹設されている。この収容部7bには、前述した電子ペーパー9と、電子ペーパー9が構成する表示部8を保護するための保護パネル10と、が積層されて収容されている。
この電子ペーパー9は、液晶モニタと異なりバックライト等を用いないため、液晶モニタ等の他の表示画面を有する電子機器と比較して消費電力が少なくて済むようになっている。更に、電子ペーパー9は、表示部8の書き換え時のみに電力を使用し、電力が供給されない状態であっても表示部8の表示内容を維持できるようになっている。
本実施例における電子ペーパー9の表示方式は、マイクロカプセル電気泳動方式を採用している。具体的には、電子ペーパー9は、カバーフィルム11の正面に形成された磁気泳動記憶層12と、磁気泳動記憶層12を覆う透光性を有する保護層13と、から構成されている。このうち、カバーフィルム11の正面側及び保護層13の背面側には、図示しない透明電極が配置されている。また、磁気泳動記憶層12には、無数の透明なマイクロカプセル14が封じ込められており、このマイクロカプセル14の中には、帯電された白と黒の粒子が内包されている。そして、磁気泳動記憶層12内に透明電極によって所定の電圧をかけることでマイクロカプセル14内の粒子を移動させることで、表示部8の書き換えを行うようになっている。尚、保護パネル10は、無色透明な樹脂材によって収容部7bと略同形に構成されており、表示部8を外部からの衝撃等から保護するほか、防水のために周縁部を収容部7bと接着して取り付けられている。
また、図2に示すように、カードキー7の下部には、各カードキー7を個々に識別可能な本発明における識別情報としてのカードキーIDを含む情報が記憶されるカード記憶部を有するRFIDタグ15が埋設されている。
RFIDタグ15は、カードキーIDや、後述するカードキーユニット5から送信される利用者情報等を含む情報が記憶されるICチップ15aと、電波を受信するアンテナ15bと、から構成されており、アンテナ15bは、受信した電波による電磁誘導によってRFIDタグ15内で使用される電力を発電できるように、ICチップ15aの周囲を巻回して配置されている。
カードキーユニット5は、図2に示すように、上方に向かって開口するスリットからなる保持部5aが形成されており、この保持部5aにカードキー7が上方から差し込まれることで、カードキー7が保持されるようになっている。また、保持部5aの底部には、各客室2に備えられた照明装置や空調、テレビ17、電話機18(図7参照)等の備品への電力の供給を開始するための電源スイッチ21が設けられており、保持部5aに差し込まれたカードキー7の下端部により電源スイッチ21が押圧されることで通電し、これら備品に電力が供給されるようになっている。
つまり、このカードキーユニット5は、電源スイッチ21を押圧するために差し込まれるカードキー7を保持するためのホルダーであり、カードキー7が保持されている間は照明装置や空調を含む備品の電源がon状態となり、カードキー7を抜き取るとoff状態となる。一般的には客室2の出入口(ドア)の近傍に設けられ、入室の際に直ぐにカードキー7を差し込むことができるようになっている。
保持部5aの背面下部には、本発明における室内用読取手段としての室内用リーダライタ22が設けられている。この室内用リーダライタ22は、正面側に向けて電波を照射可能となっており、保持部5aに保持されたカードキー7のRFIDタグ15に向けて電波を照射することで、RFIDタグ15に記憶されているカードキーIDを含む情報を読み取り可能となっている。
保持部5aの正面側は、上向きコ字状の凹状に形成され、差し込まれたカードキー7の表示部8が前方に開放されるようになっている。また、このカードキーユニット5の正面下部には、利用者に提供する利用者情報がある旨を利用者に報知するための本発明における報知手段としての報知LED23と、表示部8に表示された利用者情報を表示不可とするための情報消去操作を行うための消去スイッチ24と、表示部8に表示された利用者情報の切り替え操作を行うための本発明における切替操作部としての切替スイッチ25a,25bと、が設けられている。
このように、カードキーユニット5にカードキー7が差し込まれると、電源スイッチ21が押圧されて通電状態となるだけでなく、カードキー7に記憶されているカードキーIDが読み取られ、該カードキー7が差し込まれたことが検出される。そして、該カードキー7が検出されたときに、管理コンピュータ4から送信された当該客室2の利用者に関わる利用者情報を受信している場合には、該受信した利用者情報がカードキー7の表示部8に表示されるようになっている。つまり、施解錠ユニット6による解錠制御の実施に基づいて、利用者情報が提供される。
次に、管理コンピュータ4の構成を図7に基づいて説明する。管理コンピュータ4は、図4〜図6に示す各種テーブルを有し、後述するフロントコンピュータ3の入力装置3aから入力された利用者情報と該当する利用者が利用する客室2とが対応付けられて登録されたデータベースが記憶される管理用記憶部4aと、フロントコンピュータ3及び各客室2のカードキーユニット5と通信を行うための本発明における送信手段としての通信部4bと、CPU、RAM、ROM、I/Oポート等を備え、各種制御を行う制御部4cと、が設けられている。また、管理コンピュータ4は、メンテナンス時等に使用するキーボード等の入力装置4dと、液晶表示器等からなる表示器4eと、情報を印刷するプリンタ等の出力装置4fと、が設けられている。
このように構成された管理コンピュータ4は、各客室2のドアを解錠するためのカードキー7の管理を行う。各カードキー7は、各客室2毎に予め定められた数量ずつ割り当てられ、利用者がチェックインする際において、該利用者が利用する客室2に対応して予め複数登録されているカードキー7が渡されるようになっている。具体的には、管理コンピュータ4の管理用記憶部4aには、各客室2を個々に識別可能な客室ID(客室番号)毎に割り当てられた各カードキー7のカードキーIDが対応付けられて記憶されたカードキーテーブル(図4参照)が記憶されており、該カードキーテーブルに基づいてカードキー7を管理する。
また、各カードキー7のカードキーIDは、該カードキーテーブルに基づいて、各客室2に備えられた施解錠ユニット6の記憶部6bにそれぞれ登録されている。よって、カードキー7をドアに設けられた読取部(図示略)にかざすことにより読み取られたカードキーIDと、当該客室IDに対応付けて記憶部6bに記憶されているカードキーIDと、が比較されて一致すると判定された場合、施解錠ユニット6により客室2のドアが開錠されるようになっている。尚、本実施例における施解錠ユニット6は、開錠したドアを閉塞させると、自動的に施錠をおこなうオートロック方式となっている。
また、管理コンピュータ4は、フロントコンピュータ3と各客室2のカードキーユニット5との間で情報の送受が行われるごとに更新記憶される客室利用状況テーブル(図5参照)に基づいて、各客室2の入退室及びチェックインとチェックアウト状況の管理を行っている。この客室利用状況テーブルには、各客室2におけるチェックイン及びチェックアウトや施解錠(入退室)状況が、それぞれ発生した時系列順に更新記憶される。
尚、利用者が客室2へ入出する際にはドアの施解錠を伴うが、本実施例では、施解錠ユニット6と管理コンピュータ4とは通信可能に接続されておらず、該施解錠状況に基づいて入退室を管理することができないため、カードキー7がカードキーユニット5に保持されたときを解錠、つまり入室と記憶され、カードキー7がカードキーユニット5から抜き取られたときを施錠、つまり退室と記憶されるようにしている。
さらに管理コンピュータ4は、各客室2のカードキーユニット5やフロントコンピュータ3からの情報を受信するごとに更新記憶される客室別利用状況テーブル(図6参照)に基づいて、各客室2の利用者のチェックインしてからチェックアウトするまでの間の客室2における利用状況の管理を行う。具体的には、図6に示す客室別利用状況テーブルには、チェックインやチェックアウト及び客室2の施解錠状況、施解錠の際に使用されたカードキー7のカードキーID状況、利用者に関わる利用者情報の提供状況等が、各客室別に、それぞれ発生した時系列順に更新記憶される。
ここで、利用者に関わる利用者情報とは、例えばチェックインした利用者が入室した際に提供される客室2の使用上の注意点やホテルのキャンペーンの宣伝、利用者の外出時等においてフロントにて承った利用者宛への伝言、利用者からの問い合わせに対する返答(例えば図8(b)に示すように、利用者から問い合わせがあったホテル周辺の飲食店情報等)、各客室2における有料サービスの利用状況(備品の利用状況)等、管理コンピュータ4側から利用者に提供可能な種々のメッセージが含まれる。
また、本実施例では、管理コンピュータ4から利用者に提供すべきメッセージがある場合、メッセージを表示するための操作を促す初期画面(図8(a)参照)を表示部8に表示させるようになっている。このようにすることで、管理コンピュータ4側では、この表示操作があった旨を示す開封確認情報を受信することにより、利用者がメッセージを確実に閲覧したこと、つまりメッセージが開封されたと判定できるようになっている。
そして、利用者が入室してから所定時間(例えば30分)が経過するまでに開封確認情報を受信しなかった場合、利用者がメッセージを開封していない旨を所定のフロントコンピュータ3等の表示器3bに表示させて報知し、フロントから内線等により、メッセージデータがある旨を直接連絡できるようにしている。
次に、ホテルのフロントに設けられて、利用者の受け付けを行うフロントコンピュータ3の構成を説明する。フロントコンピュータ3は、フロントにて受け付けた情報の入力(例えばチェックイン、チェックアウト、メッセージ等)を行うためのキーボード等の入力装置3aと、入力装置3aから入力した情報を表示するディスプレイ等の表示器3bと、フロントにて受け付けた情報を印刷するプリンタ等の出力装置3cと、入力装置3aから入力された情報を記憶する記憶部3dと、管理コンピュータ4と通信を行うための通信部3eと、が設けられている。各フロントコンピュータ3は、管理コンピュータ4の通信部4bと、フロントコンピュータ3の通信部3eと、の間で接続されて情報の送受信が可能となっており、フロントコンピュータ3から管理コンピュータ4に記憶されているデータベースにアクセスして情報の更新記憶を行うことができるようになっている。
次に、各客室2の図示しないドアに設けられている施解錠ユニット6の構成を説明する。施解錠ユニット6は、カードキー7のRFIDタグ15に記憶されているカードキーIDを読み取り可能な本発明における読取手段としてのカードキー用リーダライタ6aと、当該客室2に対応するカードキーIDが記憶される記憶部6bと、図示しないドアを施解錠可能な本発明による施解錠手段としての施解錠部6cと、施解錠部6cにドアの解錠を行わせる本発明における解錠制御手段としての制御部6dと、が設けられている。
尚、このカードキーユニット5は、特に詳細な図示はしないが、ドアにノブと一体となって設けられており、特に、カードキー用リーダライタ6aからなる読取部は、ホテルの廊下側である、ドアの室外側の面に設けられている。
次に、各客室2内に設けられたカードキーユニット5の構成を説明する。カードキーユニット5は、管理コンピュータ4の通信部4bと情報を送受信する本発明における通信手段としての通信部5bと、管理コンピュータ4の管理用記憶部4aから送信された利用者情報を記憶する記憶部5cと、電源スイッチ21と、差し込まれたカードキー7に記憶されているカードキーIDを読み取るとともに、受信した利用者情報を送信する室内用リーダライタ22と、前述した報知LED23、消去スイッチ24、切替スイッチ25a,25bと、記憶部5cに記憶された所定の利用者情報を室内用リーダライタ22からカードキー7のアンテナに送信する処理を行う制御部5dと、が設けられている。
また、制御部5dには、客室2内の備品としての飲料等が冷蔵されているベンダーボックス20と、ホテルの外部と通話が可能な電話機18と、有料チャンネル等が視聴可能なTV(テレビジョン)17と、インターネット等の利用が可能なPC(パーソナルコンピュータ)19と、が接続されている。制御部5dは、これら備品の使用で発生する使用種別及び使用料金を図6に示す客室別利用状況テーブルに更新記憶する処理を行う。
カードキー7は、ICチップ15a及びアンテナ15bからなるRFIDタグ15と、電子ペーパー9と、から構成されている。尚、このカードキー7がフロントにてチェックインした利用者に渡されるときには、表示部8には図2に示すようなホテルのロゴ等が表示されている。尚、カードキーユニット5の制御部5d及び室内用リーダライタ22と、カードキー7のアンテナ15b及び制御部15dは、利用者情報をカードキー7の表示部に表示するための処理を行う本発明の表示処理手段を構成している。
次に、本発明の利用者情報提供システム1の動作について、201号室にチェックインした使用者を例として説明する。先ず、利用者がホテルのフロントでチェックインをする場合、ホテルの従業員は、フロントコンピュータ3の入力装置3aにて201号室にチェックインした旨を入力する。
このとき、管理コンピュータ4の制御部4cは、管理用記憶部4aに記憶されている客室別利用状況テーブルにチェックイン時刻を記憶するとともに、前述した客室2の使用状の注意等が記された利用者情報としてのメッセージデータを生成し、このメッセージデータを対応する客室2のカードキーユニット5に送信するとともに、客室別利用状況テーブルの未開封メッセージ数にメッセージ数1を加算して記憶する。一方、カードキーユニット5の制御部5dは、受信したメッセージデータを記憶部5cに記憶する。
次に、利用者はフロントで図2に示すホテルのロゴが表示部8に表示されたカードキー7を受け取り、客室2のドアに設けられた施解錠ユニット6のカードキー用リーダライタ6aにカードキー7をかざすことで、カードキー用リーダライタ6aから照射される電波によってRFIDタグ15が読み取られる。
このとき、施解錠ユニット6の制御部6dは、カードキー用リーダライタ6aで読み取られたカードキーIDとカードキーテーブルに予め登録されているカードキーIDとを比較し、カードキー用リーダライタ6aで読み取られたカードキーIDとカードキーテーブルに予め登録されているカードキーIDとが一致すると判定した場合、正規のカードキー7が読み取られたとして施解錠部6cを作動させ、ドアを解錠させる制御を行う。
そして客室2内に入室した利用者が、客室2内の壁等に設けられたカードキーユニット5にカードキー7を保持させることで、電源スイッチ21がon状態となり、客室2内の照明装置や空調等の備品に電力の供給が開始される。このとき、カードキーユニット5の制御部5dは、電源スイッチ21のonを検知することで、ドアが解錠された、つまり利用者が入室したと判定して、読み取ったカードキー7のカードキーID及び客室IDを含む解錠情報を管理コンピュータ4に送信する。管理コンピュータ4の制御部4cは、解錠情報の受信に基づいて、前記客室利用状況テーブル及び前記客室別利用状況テーブルに、解錠時刻を客室IDに対応付けて記憶する。
尚、カードキーユニット5からカードキー7が引き抜かれた場合、制御部5dは、電源スイッチ21がoffとなり備品への電力の供給が停止したことを検知し、客室2が施錠されたと判定し、読み取ったカードキー7のカードキーID及び客室IDを含む施錠情報を管理コンピュータ4に送信する。管理コンピュータ4の制御部4cは、施錠情報の受信に基づいて、前記客室利用状況テーブル及び前記客室別利用状況テーブルに、施錠時刻を客室IDに対応付けて記憶する。
カードキーユニット5の制御部5dは、カードキーIDが読み取られたことに基づき、記憶部5cに未開封の利用者情報であるメッセージデータが記憶されているか否かを判定し、記憶されていると判定した場合には、図8(a)に示すように、報知LED23を点灯させて、利用者に提供すべきメッセージデータがある旨を通知する。尚、記憶されていない場合、つまり利用者に提供すべきメッセージデータがない場合には上記報知処理は行わない。
次いで制御部5dは、上記報知LED23を点灯させるとともに、カードキー7の表示部8に前記メッセージデータを表示部8に表示させるための処理を行う。具体的には、室内用リーダライタ22よりカードキー7のRFIDタグ15に向けて、メッセージデータを電波によって送信する。メッセージデータを受信したカードキー7の制御部15dは、メッセージデータを記憶部15cに記憶するとともに、電子ペーパー9に電圧を印加することによって、記憶部15cに記憶したメッセージデータを読み出して表示させる制御を行う。
このように、カードキーユニット5は、提供する利用者情報がある旨、つまり利用者情報を受信している旨を利用者に報知する報知LED23を備えているので、利用者に提供する利用者情報があることを、表示部8にメッセージデータを書き込むだけでなく、表示以外の方法で利用者に確実に伝達することができる。
尚、本実施例では報知手段の一例として光により報知する報知LED23が適用されていたが、音声や報知音等の音により報知する音出力装置等であってもよい。
また、本実施例では、カードキーIDが読み取られたことに基づき、利用者情報がある場合には報知LED23が点灯して報知されるようになっていたが、管理コンピュータ4からメッセージデータを受信したときに報知LED23を点灯して報知してもよい。
このメッセージデータの初期画面(図8参照)は、前述したように、利用者が切替スイッチ25a,25bを操作して表示画面を切り替えない限り利用者に関わるメッセージデータが表示されない画面構成とされている。そして、制御部5dは、初期画面の表示中に利用者による切替スイッチ25a,25bの操作を検知したことに基づき、表示部8の表示内容を切り替えてメッセージを表示させる、つまり制御部15dに表示切替えを指示する情報を送信する制御を行うとともに、このメッセージデータが利用者に提供された旨を示す本発明における表示確認情報としての開封確認情報を、当該カードキー7のカードキーIDとともに管理コンピュータ4に送信する。一方、前記表示切り替えを指示する情報を受信したカードキー7の制御部15dは、初期画面の表示を切り替えてメッセージデータを表示させる制御を行う。
このように制御部5dは、初期画面の表示中において切替スイッチ25a,25bの操作が検出されたときに、利用者情報が利用者に提供された旨を示す開封確認情報(表示確認情報)を通信部5bを介して管理コンピュータ4に送信するので、利用者が利用者情報を表示したか否かを管理コンピュータ4側で確実に確認できる。
また、カードキーユニット5は、カードキー7の表示部8の表示内容の切り替え操作を行うための切替スイッチ25a,25bを備えることで、カードキー7に切替スイッチ25a,25bを設けなくて済むため、カードキー7を大型化しなくても、多量の利用者情報を提供できる。
管理コンピュータ4の制御部4cは、前記開封確認情報の受信に基づいて、図6に示す客室別利用状況テーブルに、閲覧された時刻及びメッセージが閲覧されたカードキー7のカードキーIDを記憶し、更に、開封メッセージ数にメッセージ数1を加算するとともに、未開封メッセージ数にメッセージ数1を減算して記憶する。これによりメッセージデータが開封されたか否かを管理コンピュータ4にて管理できるようになっている。
そして、これらメッセージ等が表示されたままの状態で、カードキー7をカードキーユニット5から引き抜くことにより、カードキー7への電力供給は停止されるが、表示部8が電子ペーパー9にて構成されていることで、該電子ペーパー9のメモリ性によって表示部8から消去されることがないので、例えば図8(b)に示すようなメッセージが提供された場合、利用者はカードキー7自体をメモ代わりに持ち歩くことができる。
尚、カードキーユニット5にカードキー7が保持されている状態であれば、常に室内用リーダライタ22からカードキー7へ電力が供給されるため、一度閲覧したメッセージデータはカードキー7の記憶部15cに記憶されているので、切替スイッチ25a,25bを操作することによって再び閲覧することができる。また、閲覧可能なメッセージデータの中から消去したいメッセージデータがあれば、カードキーユニット5の消去スイッチ24を操作することによって当該メッセージデータを記憶部15cから消去することができる。
具体的には、先ず、カードキーユニット5にカードキー7が保持されている状態で、切替スイッチ25a,25bを操作して消去したいメッセージデータをカードキー7の表示部8に表示させる。そして、消去スイッチ24を操作することで、カードキーユニット5の制御部5dが室内用リーダライタ22からメッセージデータの消去命令をカードキー7のRFIDタグに向かって送信する。
アンテナ15bで消去命令を受信したカードキー7の制御部15dは、記憶部15cに記憶されている当該メッセージデータを消去するとともに、記憶部15cに記憶されている他のメッセージデータを電子ペーパー9に表示させる。尚、記憶部15cに消去されるメッセージ以外にメッセージデータが記憶されていない場合は、図2に示すホテルのロゴ等を電子ペーパー9に表示させるようにしてもよい。
このように制御部5dは、消去スイッチ24を操作することに基づいて、表示部8に利用者情報を表示不可とする処理を行うので、利用者がカードキー7を携帯して外出する際において、利用者情報が第3者に漏洩することが防止できる。
以上、本実施例における利用者情報提供システム1にあっては、利用者がカードキー7を用いてドアを解錠してカードキーユニット5にカードキー7が保持された場合、解錠情報が管理コンピュータ4に送信されることで、管理コンピュータ4側で利用者の入室を確認できるとともに、管理コンピュータ4側から利用者に提供すべきメッセージ等の利用者情報がある場合、当該利用者情報が、解錠する際に使用するカードキー7の表示部8に表示されるようになっているため、利用者情報をリアルタイムで、かつ確実に利用者に提供することが可能となる。
また、利用者がテレビ17や、電話機18等を利用するためにカードキー7をカードキーユニット5に保持させることにより、解錠情報が管理コンピュータ4に送信されるようになっていることで、ドアに通信手段を設けなくて済むため、配線作業が煩雑にならないばかりか、入室してから表示部8に利用者情報が表示されるため、秘匿性が確保される。
また、表示部8が利用者情報を保持するための電力を必要としない電子ペーパー9から構成されていることで、少ない電力供給で種々の利用者情報を表示することができるばかりか、利用者は提供された利用者情報をカードキー5とともに保持しておくことができる。
次に、本発明の実施例2に係る利用者情報提供システムにつき、図9を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。図9は、実施例2における利用者情報提供システムを示すブロック図である。
前記実施例1における利用者情報提供システム1にあっては、各客室2におけるカードキーユニット5が管理コンピュータ4とデータ通信可能に接続されていたが、本実施例2における利用者情報提供システム26は、各客室2にカードキーユニット5が設けられておらず、各客室2の施解錠ユニット6に、管理コンピュータ4と通信可能な本発明における通信手段としての通信部6eが設けられ、該施解錠ユニット6と管理コンピュータ4とが互いに通信可能に接続されている。すなわち、実施例2では、フロントコンピュータ3の入力装置3aから入力された利用者情報としてのメッセージデータは、管理コンピュータ4から施解錠ユニット6に送信され、記憶部6bに記憶され、利用者が図示しないドアの解錠を行う際に、カードキー7の表示部8にメッセージが表示されるようになっている。
具体的には、利用者が客室2のドアに設けられた施解錠ユニット6のカードキー用リーダライタ6aにカードキー7をかざすことにより読み取られたカードキーIDがカードキーテーブルに登録されている複数のうちのいずれかのカードキーIDと一致していた場合、施解錠ユニット6の制御部6dは、カードキーID及び客室ID情報を含む解錠情報を管理コンピュータ4に送信するとともに、記憶部6bにメッセージデータが記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合には、当該メッセージデータを室内用リーダライタ22より送信する。そしてメッセージデータを受信したカードキー7の制御部15dは、該受信したメッセージデータを電子ペーパー9にて表示させる制御を行う。
このように、施解錠ユニット6の制御部6dが、利用者が入室するために必ず行うドアの解錠時にカードキー7の表示部8に利用者情報を表示させる処理を行うことによって、確実に利用者情報を提供することができる。尚、実施例2における室内用リーダライタ22は、前述したようにカードキー7をかざすことによって解錠を行うタイプであるが、例えば、施解錠ユニット6にカードキー7を差し込むスロットを設け、このスロット内に室内用リーダライタ22を備えることによって、カードキー7のスロットへの差し込み時に確実にカードキーIDの読取及び表示部8での利用者情報の表示を行えるようにしてもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、表示部8を電子ペーパーによって構成したが、表示部8は有機ELや、磁鉄による印字が可能な印刷面等であってもよい。
また、前記実施例では、利用情報としてのメッセージがフロントコンピュータ3の入力装置3aで入力されたときに管理コンピュータ4からカードキーユニット5に送信され、記憶部5cに記憶されるようになっていたが、解錠情報を管理コンピュータ4が受信した際にカードキーユニット5にメッセージデータを送信するようにしてもよい。
また、管理コンピュータ4は、未開封メッセージがない場合でも、未開封メッセージが無い旨のメッセージをカードキーユニット5に送信するようにしてもよい。
また、前記実施例では、メッセージの消去は、カードキー7の記憶部15cに記憶されているメッセージデータの消去により行われたが、記憶部15cに記憶されているメッセージデータそのものは消去せず、例えば当該メッセージを視認不可能な画面等に切り替えるようにしてもよい。
また、前記実施例では、電子ペーパー9の表示方式を、帯電された白と黒の粒子が内包されているマイクロカプセル14を封入した磁気泳動記憶層12内に透明電極によって所定の電圧をかけることで、マイクロカプセル14内の粒子を移動させ、表示部8の書き換えを行うマイクロカプセル電気泳動方式として説明したが、半球ごとに白と黒に塗り分けられた球形微粒子に電圧をかけることで、球形微粒子を回転させて表示部8の書き換えを行うツイストボール方式等、表示部8の表示情報を電力の消費無しに保持できるものであれば、電子ペーパー9の表示方式は問わない。
本発明の実施例1における利用者情報提供システムの全体像を示す概念図である。 カードキー及びカードキーユニットの全体像を示す斜視図である。 図2におけるA−A断面図である。 管理コンピュータの管理記憶部に記憶されているカードキーテーブルを示す図である。 管理コンピュータの管理記憶部に記憶されている客室利用状況を示す図である。 管理コンピュータの記憶部に記憶されている客室別利用状況を示す図である。 利用者情報提供システムの構成を示すブロック図である。 (a)は、利用者にメッセージのある状態を示す正面図であり、(b)は、利用者がメッセージを開封した状態を示す正面図である。 実施例2における利用者情報提供システムを示すブロック図である。
符号の説明
1,26 利用者情報提供システム
2 客室
3 フロントコンピュータ
4 管理コンピュータ
5 カードキーユニット
6 施解錠ユニット
7 カードキー
8 表示部
9 電子ペーパー
15 RFIDタグ
21 電源スイッチ
22 室内用リーダライタ
23 LEDランプ
24 消去スイッチ
25a,25b 切替スイッチ

Claims (7)

  1. 客室のドアを解錠するためのカードキーと、前記ドアの施解錠を行う施解錠装置と、各客室の利用状況を管理するための管理装置と、からなり、前記客室の利用者に関わる利用者情報を前記カードキーにより利用者に提供可能な利用者情報提供システムであって、
    前記カードキーは、
    各カードキーを個々に識別可能な識別情報を含む情報が記憶されるカード記憶部と、
    所定の情報を表示可能な表示部と、
    を備え、
    前記施解錠装置は、
    前記カード記憶部に記憶された識別情報を読み取り可能な読取手段と、
    前記ドアを施解錠可能な施解錠手段と、
    前記読取手段により読み取られた識別情報と予め登録された識別情報とが一致することを条件に、前記施解錠手段に前記ドアを解錠させる制御を行う解錠制御手段と、
    を備え、
    前記管理装置は、前記利用者情報と該当する利用者が利用する客室とを対応付けて記憶する管理用記憶部を備え、
    前記客室は、
    前記管理装置との間で情報を送受するための通信手段と、
    所定の情報を前記カードキーの表示部に表示する処理を行う表示処理手段と、
    を備え、
    前記管理装置は、前記管理用記憶部に記憶されている利用者情報を、該当する利用者が利用する客室の前記通信手段に送信する送信手段を備え、
    前記表示処理手段は、前記解錠制御手段により解錠制御が行われたことに基づいて、前記管理装置から送信された前記利用者情報を特定可能な情報を、前記カードキーの表示部に表示する処理を行うことを特徴とする利用者情報提供システム。
  2. 前記客室内には、前記カードキーを保持するための保持部と、前記保持部に前記カードキーが保持されたことに基づいて当該客室に備えられた備品への電力の供給を開始する電源スイッチと、を有するカードキーユニットが設けられ、
    前記カードキーユニットは、
    前記通信手段及び前記表示処理手段と、
    前記保持部に保持されたカードキーの記憶部に記憶されている識別情報を読み取り可能な室内用読取手段と、
    をさらに備え、
    前記表示処理手段は、前記室内用読取手段にて読み取られた識別情報を含む前記解錠情報を前記管理装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の利用者情報提供システム。
  3. 前記カードキーユニットは、前記カードキーの表示部の表示内容の切り替え操作を行うための切替操作部を備えることを特徴とする請求項2に記載の利用者情報提供システム。
  4. 前記表示処理手段は、表示すべき利用者情報がある場合、該利用者情報を表示するための操作を促す初期画面を前記表示部に表示する処理を行い、
    前記通信手段は、前記初期画面の表示中において前記切替操作部の操作が検出されたときに、前記利用者情報が利用者に提供された旨を示す表示確認情報を前記管理装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の利用者情報提供システム。
  5. 前記カードキーユニットは、提供すべき前記利用者情報がある旨を利用者に報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の利用者情報提供システム。
  6. 前記表示処理手段は、所定の情報消去操作に基づいて、前記表示部に前記利用者情報を表示不可とする処理を行うことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の利用者情報提供システム。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の利用者情報提供システムにおいて使用され、前記表示部が所定の情報を電子的に書き換え可能な電子ペーパーにて構成されることを特徴とするカードキー。
JP2008184933A 2008-07-16 2008-07-16 利用者情報提供システム Pending JP2010026643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008184933A JP2010026643A (ja) 2008-07-16 2008-07-16 利用者情報提供システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008184933A JP2010026643A (ja) 2008-07-16 2008-07-16 利用者情報提供システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010026643A true JP2010026643A (ja) 2010-02-04

Family

ID=41732444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008184933A Pending JP2010026643A (ja) 2008-07-16 2008-07-16 利用者情報提供システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010026643A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012043552A (ja) * 2010-08-13 2012-03-01 Miwa Lock Co Ltd ホテルの部屋の省エネ装置
KR20200028650A (ko) * 2018-09-07 2020-03-17 두드림코리아주식회사 무선 키네틱 카드키를 이용한 시설 관리시스템

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000357272A (ja) * 1999-06-16 2000-12-26 Dainippon Printing Co Ltd 表示機能付き非接触icカードを利用したホテルサービスシステムと表示機能付き非接触icカード
JP2002077464A (ja) * 2000-09-05 2002-03-15 Helios:Kk 無線通信サービス提供システム及び無線通信サービス提供方法
JP2006185378A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Mitsubishi Pencil Co Ltd 客室情報サービスシステム、コンピュータプログラム及びカードドライブ装置。
JP2007004489A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Sony Corp 電子広告システム
JP2007082328A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Satooki:Kk 電源供給システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000357272A (ja) * 1999-06-16 2000-12-26 Dainippon Printing Co Ltd 表示機能付き非接触icカードを利用したホテルサービスシステムと表示機能付き非接触icカード
JP2002077464A (ja) * 2000-09-05 2002-03-15 Helios:Kk 無線通信サービス提供システム及び無線通信サービス提供方法
JP2006185378A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Mitsubishi Pencil Co Ltd 客室情報サービスシステム、コンピュータプログラム及びカードドライブ装置。
JP2007004489A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Sony Corp 電子広告システム
JP2007082328A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Satooki:Kk 電源供給システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012043552A (ja) * 2010-08-13 2012-03-01 Miwa Lock Co Ltd ホテルの部屋の省エネ装置
KR20200028650A (ko) * 2018-09-07 2020-03-17 두드림코리아주식회사 무선 키네틱 카드키를 이용한 시설 관리시스템
KR102095049B1 (ko) * 2018-09-07 2020-04-23 두드림코리아 주식회사 무선 키네틱 카드키를 이용한 시설 관리시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107430718B (zh) 用于辨识航班行李件的方法和系统
US8695871B2 (en) Information display panel
TW201643787A (zh) 卡片及應用程式產品
US20110074542A1 (en) Monitoring and control system and monitoring and control device
JP7103146B2 (ja) 携帯端末装置および車両制御システム
US20060288427A1 (en) Electronic paper and security system
JP2010026643A (ja) 利用者情報提供システム
JP2008004005A (ja) 情報送信システム
JP2005041682A (ja) Icタグを利用した扉付き収納キャビネット
JP2006059138A (ja) 電子ペーパーシステム
JP2009187281A (ja) 携帯式情報表示装置及び携帯式情報表示システム
JP4395708B2 (ja) 遊技機
JP2007172207A (ja) 電子ペーパーシステム
JP2007087151A (ja) 物品の管理システム
JP6522813B1 (ja) 共用備品の管理システム
JP4969914B2 (ja) 開閉装置制御システム
JP2009070313A (ja) 個人情報カード
JP2006257643A (ja) 鍵管理装置
JP2007272310A (ja) 電子名刺装置
JP2010146296A (ja) Icカードホルダー
JP2008046723A (ja) 管理者端末、管理対象装置及び管理システム
JP2008217391A (ja) 配送伝票管理システム、プログラム、記録媒体及び装置
JP2005044307A (ja) 表示システムおよび表示装置
KR20060110907A (ko) 다수의 키를 효율적으로 관리할 수 있는 디지털 도어장치
JP2008065376A (ja) ファイルアクセス管理端末装置及びファイルアクセス管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130326