JP2010025813A - センサの支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】バンパーの背面側のスペースが十分に確保できない状況の下であっても、センサをバンパーに取付ける作業性を確保することができるセンサの支持構造を提供する。
【解決手段】本体ハウジング部10における筐体部11の前面11aには、突出部13の突出方向と同方向に突出する仮嵌合用凸部17が設けられている。また、リテーナクリップ30における一対の差込部31の裏面には、仮嵌合用凸部17と嵌合可能な仮嵌合用凹部35が設けられている。さらに、仮嵌合用凸部17と仮嵌合用凹部35とが嵌合されてリテーナクリップ30が本体ハウジング部10に対して仮固定された状態で、突出部13とベゼル部20とを嵌合させる際に、ベゼル部20との干渉を回避する逃し部37が一対の差込部31に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両バンパーにセンサを支持するセンサの支持構造に関する。
近年、超音波センサを車両前方のバンパーに支持するとともに、この超音波センサから所定の超音波パルス信号を送信し、物体からの反射波を受信することにより、前方に存在する障害物を検知する車両用障害物検知装置が知られている。そして、この超音波センサをバンパーに対して支持するセンサの支持構造としては、例えば、特許文献1に記載のものがある。
特許文献1の車両バンパーにおけるセンサの支持構造は、ベゼル部と、本体ハウジング部と、リテーナクリップとを有する。ここで、ベゼル部は、バンパーに形成された開口部と嵌合する筒状の胴体部を備える。本体ハウジング部は、センサを収納するとともにこのセンサの検知面を露出させた突出部を備える。リテーナクリップは、一対の差込部を備えた平面U字形状の板状部材で構成されている。
このようなセンサの支持構造において、センサをバンパーに取付ける際には、まず、胴体部をバンパーの正面側から開口部に対して挿入する。次に、胴体部に対してバンパーの背面側より突出部が挿入されることで本体ハウジング部がベゼル部に連結される。これにより、ベゼル部と本体ハウジング部とがバンパーを介して仮固定される。このような仮固定が行われると、リテーナクリップの一対の差込部によって、本体ハウジング部の突出部とベゼル部の胴体部とを挟み込むように、リテーナクリップを上方から下方にかけてスライド挿入させる。これにより、一対の差込部が本体ハウジング部に形成された切欠き部とベゼル部に形成された切欠き部とにそれぞれ嵌め込まれることで、センサはバンパーに対して支持されるようになっている。
特開2008−26231号公報
しかしながら、特許文献1のようなセンサの支持構造では、バンパーの背面側のスペースが十分に確保できない状況の下で本体ハウジング部とベゼル部とを併せてリテーナクリップにて嵌合させる場合、リテーナクリップを挿入するための作業スペースが確保し難いため、センサをバンパーに取付ける作業性が低下してしまう虞がある。
本発明の目的は、バンパーの背面側のスペースが十分に確保できない状況の下であっても、センサをバンパーに取付ける作業性を確保することができるセンサの支持構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、バンパーに形成された開口部と嵌合する筒状のベゼル部と、センサを収納するとともに前記ベゼル部と嵌合可能な突出部を備えた本体ハウジング部と、一対の差込部を備えたリテーナクリップとを有し、前記ベゼル部と前記突出部とが嵌合された状態において、前記ベゼル部と前記突出部とを前記一対の差込部によって挟み込むように前記リテーナクリップを挿入することで、前記ベゼル部と前記本体ハウジング部とを相互に本固定し、前記センサを前記バンパーに対して支持するセンサの支持構造において、前記ベゼル部と前記突出部とが嵌合される前の状態で前記突出部を挟み込むように前記リテーナクリップを挿入し、本固定の位置とは別の位置に前記リテーナクリップを前記本体ハウジング部に対して仮固定するための仮固定手段を備えるとともに、前記リテーナクリップと前記本体ハウジング部とが仮固定された状態で、前記突出部と前記ベゼル部とを嵌合させる際に、前記ベゼル部との干渉を回避する逃し部が前記一対の差込部に形成されていることを要旨とする。
この発明によれば、ベゼル部と突出部とを嵌合する前に、仮固定手段によってリテーナクリップを本体ハウジング部に対して仮固定することができる。また、リテーナクリップが本体ハウジング部に対して仮固定された状態で、突出部とベゼル部とを嵌合させる場合であっても、リテーナクリップに逃し部が形成されていることで、ベゼル部の挿通経路を妨げることを回避することができる。よって、リテーナクリップと本体ハウジング部とが仮固定された状態であっても、突出部とベゼル部とが嵌合可能となる。そして、突出部とベゼル部とが嵌合された状態において、ベゼル部と突出部とを一対の差込部によって挟み込むようにリテーナクリップを本固定の位置まで挿入することで、ベゼル部と本体ハウジング部とを相互に本固定し、センサをバンパーに対して支持することができる。このような構成によれば、背景技術のようにリテーナクリップを挿入するための作業スペースを確保する必要がなくなる。したがって、バンパーの背面側のスペースが十分に確保できない状況の下であっても、センサをバンパーに取付ける作業性を確保することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記仮固定手段は、前記本体ハウジング部及び前記リテーナクリップのうち一方に設けられる凹部と、他方に設けられる凸部とで構成されており、前記凹部と前記凸部とが嵌合されることで、前記リテーナクリップが前記本体ハウジング部に対して仮固定されることを要旨とする。
この発明によれば、これら凹部と凸部とが嵌合されることでリテーナクリップが本体ハウジング部に対して仮固定されるようにしたことで、例えば、センサをバンパーに取付ける際に、本体ハウジング部がリテーナクリップに対して脱落することを防止することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記リテーナクリップには、前記リテーナクリップの挿入方向とは反対側に天板が設けられており、前記仮固定手段は、前記本体ハウジング部と前記天板との間に挿入されて配置される挿入部材であって、前記リテーナクリップは、前記挿入部材が配置されることによって前記本体ハウジング部に対して仮固定されることを要旨とする。
この発明によれば、例えば、本体ハウジング部及びリテーナクリップのうち一方に凹部を形成し、他方に凸部を形成する必要がなく、本体ハウジング部及びリテーナクリップにおける金型構造を簡素化することができる。
本発明によれば、バンパーの背面側のスペースが十分に確保できない状況の下であっても、センサをバンパーに取付ける作業性を確保することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。図1(a)は、本実施形態における所定の検知領域(例えば、車両前方領域)内に存在する対象物を検知する車両用障害物検知装置に使用されるセンサの支持構造を示す分解斜視図である。なお、このようなセンサとしては、例えば、超音波センサを用いる。超音波センサは、例えば、車両の前端部のバンパーに設置され、所定の超音波パルス信号を送信し、物体からの反射波を受信することにより、受信した反射波に応じた信号を車両用障害物検知装置に対して出力する。車両用障害物検知装置では、超音波センサからの信号を処理し、例えば、障害物までの距離を認識することができる。
図1(a)に示すように、超音波センサ(以下、単に「センサ」という)は、超音波パルス信号を送受信する超音波マイクロフォンMと、処理回路と、処理回路からの信号をワイヤハーネスを介して車両用障害物検知装置に出力するコネクタ部とを主体に構成されており、これらの要素が本体ハウジング部10に備えられている。本体ハウジング部10は、バンパー1の開口部2に前面側から挿入されて嵌合するベゼル部20に対して、バンパー1の背面側から挿入されることにより互いに嵌合する。そして、リテーナクリップ30によって、ベゼル部20と本体ハウジング部10とを相互に本固定し、センサをバンパー1に対して支持する。
まず、本体ハウジング部10について説明する。本体ハウジング部10は、処理回路等を収納する筐体部11を備えている。筐体部11の前面11aには、円筒状部材で構成された突出部13が前面11aに対して直交する方向に直線状に設けられている。突出部13の内部には、超音波マイクロフォンMを収納する収納部が形成されており、超音波マイクロフォンMは、送受信面(検知面)を収納部の開口領域から露出させた状態で収納されている。超音波マイクロフォンMは、突出部13の内部において、保持ゴム19(図4(c)参照)によって保持されている。また、突出部13の外周面における上部には爪部18が形成されている。
筐体部11の前面11aにおいて、突出部13の周囲には一対の側壁部14が形成されている。一対の側壁部14はそれぞれ突出部13の外周面を囲むような円弧状となっており、突出部13の外周面と側壁部14の内周面との間にはベゼル部20が挿通可能な隙間が設けられている。この一対の側壁部14の外周面それぞれには、リテーナクリップ30がスライド挿入される切欠き部15が側壁部14の上下方向に延びるように形成されているとともに、リテーナクリップ30の挿入をガイドするレール部16が切欠き部15に沿って形成されている。この切欠き部15は、側壁部14の外周面から内周面に向かって貫通するように形成されるとともに、リテーナクリップ30が本固定の位置まで挿入された際には、リテーナクリップ30の一部分が突出部13の外周面と側壁部14の内周面との間に露出するようになっている。
また、筐体部11の前面11aには、突出部13の突出方向と同方向に突出する仮固定手段を構成する仮嵌合用凸部17が設けられている。仮嵌合用凸部17は、本体ハウジング部10と一体的に形成されるとともに、一対の側壁部14それぞれの外周面側に位置するように1つずつ設けられている。
次に、ベゼル部20について説明する。本体ハウジング部10をバンパー1に支持するベゼル部20は、バンパー1の開口部2に対して正面側から挿入されてこの開口部2と嵌合する胴体部21と、この胴体部21の縁部に形成されたリング状のフェーシャ部22とで構成されている。フェーシャ部22は、胴体部21の一方の端部において外側へと所定の幅だけ拡幅したフランジ状の部材である。
胴体部21は、円筒状の部材であり、その外周形状は概ねバンパーの開口部2と対応した形状を有している。ここで、バンパー1について説明すると、バンパー1の開口部2には、その開口周縁の一部が中心方向へと突起したリブ部2aが形成されており、本実施形態では、2つのリブ部2aが形成されている。そのため、これらのリブ部2aに対応して、胴体部21は、円周方向にかけて連続した完全な円筒形状とはなっておらず、軸心方向へと延在するガイド溝23がリブ部2aの個数と位置に対応して形成されている。したがって、ベゼル部20は、その胴体部21に形成されたガイド溝23と、バンパー1の開口部2に形成されたリブ部2aとが位置的に対応した場合に限り、リブ部2aと胴体部21とが干渉することなく、開口部2に挿入されることとなる。
胴体部21の外周面には、複数箇所(本実施形態では、上下の2箇所)において、ベゼル部20がバンパー1の開口部2に挿入された際に、開口部2の縁部と係合する爪部24が形成されている。爪部24の周囲には、切り込みが施されており、爪部24を半径方向(内側)へと変位させることにより、開口部2に対するベゼル部20の着脱を行うことが可能となっている。
また、胴体部21は、その内部が軸心方向に貫通した中空領域を備えている。胴体部21の内周面の形状は、本体ハウジング部10の突出部13の外周形状と対応しているため、この中空領域に本体ハウジング部10の突出部13を挿入することにより、互いに嵌合する。さらに、胴体部21には、突出部13の爪部18と係合する開口部25が形成されている。また、胴体部21における外周面には、本体ハウジング部10とベゼル部20とが嵌合した際に、本体ハウジング部10の側壁部14における切欠き部15と対応する位置に、リテーナクリップ30がスライド挿入される切欠き部26が胴体部21の円周方向に延びるように形成されている。
次にリテーナクリップ30について説明する。リテーナクリップ30は、このリテーナクリップ30における上下方向(図1(a)に示す矢印Yの方向)に延在する一対の差込部31を備える略U字形状の板状部材である。一対の差込部31の表面側(バンパー1と対向する面)には、アーム部32が設けられている。このアーム部32は、一対の差込部31と一体的に形成された板状の部材であり、一対の差込部31の表面からリテーナクリップ30の上下方向と直交する方向へ湾曲しながら延在している。本実施形態では、4つのアーム部32がリテーナクリップ30に設けられており、個々のアーム部32は、リテーナクリップ30が本体ハウジング部10における切欠き部15にスライド挿入された際には、本体ハウジング部10の突出部13の周囲に位置するようなレイアウトとなっている。また、リテーナクリップ30の上部(一対の差込部31の挿入方向とは反対側)には天板33がリテーナクリップ30の上下方向と直交する方向に延在するように設けられている。
また、図1(b)に示すように、リテーナクリップ30の裏面側であって、一対の差込部31の裏面それぞれには、本体ハウジング部10における仮嵌合用凸部17と嵌合可能な仮固定手段を構成する仮嵌合用凹部35が設けられている。また、一対の差込部31の裏面において、仮嵌合用凹部35よりも上方には、仮嵌合用凸部17と嵌合可能な本嵌合用凹部36がそれぞれ設けられている。仮嵌合用凹部35及び本嵌合用凹部36は、リテーナクリップ30と一体的に形成されるとともに、リテーナクリップ30の上下方向において、同一直線上に位置するように設けられている。
さらに、リテーナクリップ30には、一対の差込部31における内側の側面であり、且つ、仮嵌合用凹部35それぞれと対向する位置に逃し部37がそれぞれ形成されている。逃し部37は、一対の差込部31における内側の側面から外側の側面に向かって凹設されるように形成されるとともに、平面視台形状をしている。逃し部37は、底部から開放側ほど幅が広くなるように両側壁37a,37bが底壁37cに対して傾いて形成されている。この逃し部37は、ベゼル部20における胴体部21が、一対の差込部31の内側の側面の間を挿通可能に凹設されている。
このようなセンサの支持構造において、センサをバンパー1に取付ける際には、まず、図2に示すように、リテーナクリップ30における一対の差込部31で、本体ハウジング部10の突出部13を挟み込むように本体ハウジング部10のレール部16に沿って、上方から下方にかけてこれをスライド挿入させる。これにより、図3に示すように、一対の差込部31の仮嵌合用凹部35と本体ハウジング部10の仮嵌合用凸部17とが嵌合し、リテーナクリップ30が本体ハウジング部10に対して本固定の位置とは別の位置に仮固定された状態となる。リテーナクリップ30が本体ハウジング部10に対して仮固定された状態において、本体ハウジング部10の上面とリテーナクリップ30における天板33の裏面との間には、仮嵌合用凹部35と本嵌合用凹部36との間隔幅に相当する隙間Sが設けられている。
次に、ベゼル部20の胴体部21を、胴体部21のガイド溝23と開口部2のリブ部2aとが位置的に対応するようにバンパー1の正面側から開口部2に対して挿入する。胴体部21が開口部2に挿入されると、ベゼル部20は、胴体部21の爪部24が開口部2の縁部と係合することによりバンパー1の開口部2に嵌合された状態となる。また、フェーシャ部22は、胴体部21が開口部2に挿入した際には、これがバンパー1に当接することで開口部2の周縁を覆う。
さらに、リテーナクリップ30が本体ハウジング部10に対して仮固定された状態において、バンパー1の開口部2に嵌合されたベゼル部20には、その胴体部21の中空領域に対して、本体ハウジング部10の突出部13がバンパー1の背面側より挿入される。ここで、リテーナクリップ30が本体ハウジング部10に対して仮固定された状態であっても、リテーナクリップ30における一対の差込部31には、上記逃し部37が形成されているため、一対の差込部31がベゼル部20の胴体部21の挿通経路を妨げてしまうことを回避することができる。よって、リテーナクリップ30が本体ハウジング部10に対して仮固定された状態で、突出部13がバンパー1の背面側から胴体部21の中空領域へと挿入することが可能である。
突出部13が胴体部21に対して挿入されると、突出部13の爪部18が、胴体部21の開口部25に係合し、これにより、図4(a)〜(c)に示すように、ベゼル部20と本体ハウジング部10とが連結された状態となる。なお、図4(a)においては、説明の都合上バンパー1が省略して描かれている。本体ハウジング部10は、突出部13をバンパー1の背面側から正面側へと突出させることにより、車両前方に対する信号送信及び反射波の受信が可能となる。
図4(c)に示すように、突出部13をベゼル部20に挿入した際には、本体ハウジング部10の側壁部14がベゼル部20の外周を覆っている。また、リテーナクリップ30における一対の差込部31とベゼル部20における切欠き部26とは嵌合されていない状態となっている。
次に、このような状態において、リテーナクリップ30における一対の差込部31をさらに下方にかけてスライド挿入させるように、作業者の手によってリテーナクリップ30を下方に向かって押圧する。これにより、一対の差込部31の仮嵌合用凹部35が本体ハウジング部10の仮嵌合用凸部17から外れるとともに、一対の差込部31の本嵌合用凹部36が本体ハウジング部10の仮嵌合用凸部17と嵌合する。それに伴って、図5(c)に示すように、一対の差込部31が本体ハウジング部10の切欠き部15とベゼル部20の切欠き部26とにそれぞれ嵌め込まれる。これにより、図5(b)に示すように、アーム部32の先端部32aがバンパー1と当接するとともに、アーム部32の先端部32aからバンパー1へと力が柔軟に作用することとなり、アーム部32の弾性力によって、リテーナクリップ30側からバンパー1へと付勢力が与えられる。これにより、リテーナクリップ30側への反作用力によって、リテーナクリップ30が、切欠き部15,26等に生じる緩み等を抑制し、本体ハウジング部10とベゼル部20とが本固定される。このようにして、センサはバンパー1に対して支持される。なお、図5(a)においては、説明の都合上バンパー1が省略して描かれている。
このようなセンサの支持構造によれば、ベゼル部20と突出部13とを嵌合する前に、仮嵌合用凸部17と仮嵌合用凹部35とが嵌合されることによって、リテーナクリップ30を本体ハウジング部10に対して仮固定することができる。よって、バンパー1の背面側のスペースが十分に確保できない場合であっても、リテーナクリップ30を挿入するための作業スペースを確保する必要がなくなる。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)仮嵌合用凸部17と仮嵌合用凹部35とを嵌合することでリテーナクリップ30を本体ハウジング部10に対して仮固定することができる構成にした。さらに、リテーナクリップ30に逃し部37を形成したことで、リテーナクリップ30が本体ハウジング部10に対して仮固定された状態で、突出部13とベゼル部20とを嵌合させる場合に、ベゼル部20の胴体部21の挿通経路を妨げてしまうことを回避することができる。よって、リテーナクリップ30が本体ハウジング部10に対して仮固定された状態であっても、突出部13とベゼル部20とが嵌合可能となる。そして、突出部13とベゼル部20とが嵌合された状態において、ベゼル部20と突出部13とを一対の差込部31によって挟み込むようにリテーナクリップ30を本固定の位置まで挿入することで、ベゼル部20と本体ハウジング部10とを相互に本固定し、センサをバンパー1に対して支持することができる。よって、バンパー1の背面側のスペースが十分に確保できない状況の下であっても、背景技術のようにリテーナクリップ30を挿入するための作業スペースを確保する必要がなくなるとともに、センサをバンパー1に取付ける作業性を確保することができる。
(2)仮嵌合用凸部17と仮嵌合用凹部35とが嵌合されることでリテーナクリップ30が本体ハウジング部10に対して仮固定されるようにしたことで、例えば、センサをバンパーに取付ける際に、本体ハウジング部10がリテーナクリップ30に対して脱落することを防止することができる。
(3)リテーナクリップ30を本体ハウジング部10に対して仮固定できるようにしたことで、本体ハウジング部10とリテーナクリップ30とが一つの部品として構成された形態にて納入することができる。よって、ユーザは、リテーナクリップ30を本体ハウジング部10に組み付ける作業をする必要がなく、納品された状態で本体ハウジング部10をそのままベゼル部20と嵌合させる作業を行うことができ、センサをバンパー1に取付ける作業性が向上する。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図6に示す実施形態では、本体ハウジング部10の上面には挿入部材としてのスペーサ50(図6において斜線を付した部材)が載置されている。この状態において、リテーナクリップ30における一対の差込部31で、本体ハウジング部10の突出部13を挟み込むように本体ハウジング部10のレール部16に沿って、上方から下方にかけてこれをスライド挿入させる。これにより、天板33の裏面とスペーサ50とが接触し、リテーナクリップ30が本体ハウジング部10に対して仮固定された状態となる。よって、スペーサ50は、リテーナクリップ30を本体ハウジング部10に対して仮固定するための仮固定手段として機能する。また、本体ハウジング部10とベゼル部20とを本固定させる際には、このスペーサ50を抜き取ることで一対の差込部31が下方にかけてスライド挿入されるとともに、一対の差込部31の本嵌合用凹部36が本体ハウジング部10の仮嵌合用凸部17と嵌合する。よって、本体ハウジング部10とベゼル部20とが本固定される。なお、この実施形態におけるスペーサ50の上下方向の厚さは、上記実施形態における仮嵌合用凹部35と本嵌合用凹部36との間隔幅に相当する厚さとなっており、この厚さは隙間Sと同じ幅を有している。これによれば、リテーナクリップ30に上記実施形態のような仮嵌合用凹部35を設ける必要がないため、リテーナクリップ30における金型構造を簡素化することができる。また、挿入部材としては、スペーサ50に限らず、例えば、リベットのような重ね合わせた部材を締結するために用いる部材であってもよい。
○ 図7に示す実施形態では、リテーナクリップ30には、一対の差込部31における内側の側面であり、且つ、仮嵌合用凹部35それぞれと対向する位置に逃し部60がそれぞれ形成されている。逃し部60は、一対の差込部31における内側の側面から外側の側面に向かって形成される切欠きのような構成となっている。この逃し部60は、仮嵌合用凹部35それぞれと対向する位置から一対の差込部31の先端にかけて形成されている。すなわち、上記実施形態における逃し部37の形状は、平面視台形状だけに限られず、この実施形態のような仮嵌合用凹部35それぞれと対向する位置から一対の差込部31の先端にかけて切り欠いてある形状であってもよい。
○ 本体ハウジング部10とリテーナクリップ30とを仮固定させる構成として、リテーナクリップ30に仮嵌合用凹部35を形成するとともに、さらに、本体ハウジング部10の上面に挿入部材を載置するようにしてもよい。
○ 一対の差込部31の裏面側に凸部を形成するとともに、筐体部11の前面11aに凹部を形成し、該凸部と該凹部とを嵌合させることで、リテーナクリップ30が本体ハウジング部10に対して仮固定されるようにしてもよい。
○ 仮嵌合用凹部35は、一対の差込部31それぞれに形成したが、一対の差込部31のどちらか一方にのみ仮嵌合用凹部35を形成するようにしてもよい。
(a)は本実施形態におけるセンサの支持構造を示す分解斜視図、(b)はリテーナクリップを裏面側より示す斜視図。 リテーナクリップが本体ハウジング部に対して仮固定される際の状態を示す斜視図。 本体ハウジング部とベゼル部とが嵌合する際の状態を示す斜視図。 (a)は本体ハウジング部とベゼル部とが嵌合された状態を示す斜視図、(b)は本体ハウジング部とベゼル部とが嵌合された状態を示す側面図、(c)は図4(b)におけるA−A線断面図。 (a)は本体ハウジング部とベゼル部とがリテーナクリップによって本固定された状態を示す斜視図、(b)は本体ハウジング部とベゼル部とがリテーナクリップによって本固定された状態を示す側面図、(c)は図5(b)におけるB−B線断面図。 別の実施形態におけるリテーナクリップが本体ハウジング部に対して仮固定された状態を示す側面図。 別の実施形態におけるリテーナクリップを裏面側より示す斜視図。
符号の説明
1…バンパー、2…開口部、10…本体ハウジング部、13…突出部、17…仮固定手段を構成する仮嵌合用凸部、20…ベゼル部、30…リテーナクリップ、31…一対の差込部、33…天板、35…仮固定手段を構成する仮嵌合用凹部、37,60…逃し部、50…挿入部材としてのスペーサ。

Claims (3)

  1. バンパーに形成された開口部と嵌合する筒状のベゼル部と、センサを収納するとともに前記ベゼル部と嵌合可能な突出部を備えた本体ハウジング部と、一対の差込部を備えたリテーナクリップとを有し、
    前記ベゼル部と前記突出部とが嵌合された状態において、前記ベゼル部と前記突出部とを前記一対の差込部によって挟み込むように前記リテーナクリップを挿入することで、前記ベゼル部と前記本体ハウジング部とを相互に本固定し、前記センサを前記バンパーに対して支持するセンサの支持構造において、
    前記ベゼル部と前記突出部とが嵌合される前の状態で前記突出部を挟み込むように前記リテーナクリップを挿入し、本固定の位置とは別の位置に前記リテーナクリップを前記本体ハウジング部に対して仮固定するための仮固定手段を備えるとともに、
    前記リテーナクリップと前記本体ハウジング部とが仮固定された状態で、前記突出部と前記ベゼル部とを嵌合させる際に、前記ベゼル部との干渉を回避する逃し部が前記一対の差込部に形成されていることを特徴とするセンサの支持構造。
  2. 前記仮固定手段は、前記本体ハウジング部及び前記リテーナクリップのうち一方に設けられる凹部と、他方に設けられる凸部とで構成されており、前記凹部と前記凸部とが嵌合されることで、前記リテーナクリップが前記本体ハウジング部に対して仮固定される請求項1に記載のセンサの支持構造。
  3. 前記リテーナクリップには、前記リテーナクリップの挿入方向とは反対側に天板が設けられており、
    前記仮固定手段は、前記本体ハウジング部と前記天板との間に挿入されて配置される挿入部材であって、前記リテーナクリップは、前記挿入部材が配置されることによって前記本体ハウジング部に対して仮固定される請求項1に記載のセンサの支持構造。
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