JP2010025451A - 電算機室用空調システム - Google Patents

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Abstract

【課題】高さの異なる機器収容用ラックであっても、迅速かつ容易に仕切体を設けることができ、長期間にわたって効果的に機器を冷却することができる電算機室用空調システムを提供すること。
【解決手段】電算機室内において床下に内部空間を有する通路を挟んで両側に設置され、前面から給気して上面又は背面から熱を帯びた空気を吹き出す機器収容用ラックと、空気調和装置とを備える電算機室用空調システムであって、前記機器収容用ラックの上面と前記電算機室の天井との間に、前記上面の上方空間と通路とを仕切る仕切体が設けられており、前記仕切体が、前記機器収容用ラックの高さ方向に伸縮可能であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電算機室用空調システムに関する。
従来、ある空間の空気の流れや温度を調整するための種々の空調システムが提案されている。
これら空調システムの中には、高集約化・高発熱化の傾向にあるOA機器や通信装置等が設置される電算機室内において、機器周辺の空気の流れや温度を調整する電算機室用空調システムが知られている。
電算機室用空調システムとしては、所定空間を挟んで対向配置された複数の機器収容用ラックと、機器収容用ラックの側方であって、所定空間に対向配置された空気調和装置とを備えたものがある。
このような構成のもと、空気調和装置が、冷却用空気を下方に排出すると、その冷却用空気が所定空間に送られて、機器収容用ラックに吸い込まれる。そして、その冷却用空気は、機器収容用ラックに収容された機器を冷却することにより暖められた後、機器収容用ラックから吹き出される。そして、その暖められて吹き出された空気は、電算機室の上方空間を流動して、空気調和装置に吸い込まれて、再び冷却され排出される。
これにより、電算機室内の空気の流れや温度がコントロールされる。
ところが、暖められて機器収容用ラックから吹き出された空気の一部は、空気調和装置に送られることなく、上方空間からダイレクトに所定空間に還流されてしまう場合がある。その場合、所定空間に還流された空気は、暖められた状態のまま、再び機器収容用ラックに吸い込まれてしまうことにより、機器の冷却効率を低下させてしまう。
そこで、機器収容用ラックの上面に立て板を設置したり、対向する機器収容用ラックにわたって遮蔽板を取り付けたりすることにより、上方空間から所定空間への空気の流動を防止することが考えられる(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3835615号公報
しかしながら、上記のように立て板を設置する場合、機器収容用ラックの高さ寸法がそれぞれ異なっていると、立て板の高さ位置もそれぞれ異なることになり、上方空間から所定空間への空気の還流を有効に規制することができないという問題がある。なお、機器収容用ラックの高さ寸法に適合したサイズの立て板を取り付けることも考えられるが、この場合、それぞれの立て板の寸法を修正加工する必要があり、作業負担が大きくなってしまう。
また、遮蔽板を設置する場合、機器収容用ラックの高さ寸法が異なっても、所定空間の上方を覆うことにより、上記還流を規制することはできるものの、対向する機器収容用ラックが遮蔽板によって互いに固定されることから、地震などによる振動が加わると、遮蔽板や機器収容用ラックなどに過大な負荷がかかってしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、高さ寸法の異なる機器収容用ラックであっても、機器収容用ラックの上面から天井にわたって、迅速かつ容易に仕切体を設けることができ、長期間にわたって効果的に機器を冷却することができる電算機室用空調システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、電算機室内において床下に内部空間を有する通路を挟んで両側に設置され、前面から給気して上面又は背面から熱を帯びた空気を吹き出す機器収容用ラックと、空気調和装置とを備え、前記空気調和装置から吹き出された冷却用空気が、前記内部空間を流動して、前記通路に設けられた孔からさらに前記通路の床上に流動し、この冷却用空気が前記ラックに収容された機器を冷却した後、前記ラックの上方の空間を流動して前記空気調和装置に再び吸引される電算機室用空調システムであって、前記機器収容用ラックの上面と前記電算機室の天井との間に、前記上面の上方空間と通路とを仕切る仕切体が設けられており、前記仕切体が、前記機器収容用ラックの高さ方向に伸縮可能であることを特徴とする。
また、本発明は、前記仕切体が、収容部の内部に巻回されて前記収容部から前記高さ方向に出没可能なロールスクリーン部を備えることを特徴とする。
また、本発明は、隣り合う前記ロールスクリーン部の隙間を覆う遮蔽体を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記仕切体が、収容部の内部に収容されて前記収容部から前記高さ方向に出没可能な蛇腹スクリーン部を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記仕切体が、前記高さ方向に位置調節可能なブラインドを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記仕切体が、前記高さ方向に相対移動可能な複数の板材を備えることを特徴とする。
本発明によれば、機器収容用ラックの高さ寸法に応じて、仕切体が高さ方向に伸縮することから、高さ寸法の異なる機器収容用ラックであっても、機器収容用ラックの上面から天井にわたって、迅速かつ容易に仕切体を設けることができ、長期間にわたって効果的に機器を冷却することができる。
(実施形態1)
以下、本発明の第1の実施形態における電算機室用空調システムについて、図面を参照して説明する。
図1から図3に示す電算機室用空調システム100は、箱状に形成された電算機室101において利用されるものである。
まず、電算機室101について説明する。
電算機室101には、床下に内部空間5を有する二重床2を備えている。二重床2には、長手方向に延びる通路4が形成されている。二重床2には、その厚さ方向に貫通する矩形状の長孔8が形成されている。そして、長孔8の縁部の全周には、この長孔8を覆う矩形板状の孔あきパネル7が嵌め込まれている。孔あきパネル7には、厚さ方向に貫通する複数の孔が形成されている。これにより、床下の内部空間5と通路4の空間とが、それら複数の孔を介して連通している。
次いで、電算機室101において利用される電算機室用空調システム100について説明する。
電算機室用空調システム100は、通路4を挟んで両側に対向配置されたラック(機器収容用ラック)3と、空気調和装置6とを備えている。
ラック3は、箱状に形成されており、通信装置等の各種機器を収容するものである。これらラック3は、通路4の長手方向に沿って複数配列されており、それぞれ高さ寸法が異なるものもある。ラック3は、互いに対向する対向面(前面3b)に形成された給気口(不図示)から、通路4の空間の空気を給気し、給気した空気を上面3a又は背面の吹出口から上方又は後方に向けて吹き出すようになっている。
空気調和装置6は、箱状に形成されている。この空気調和装置6は、ラック3の側方であって、通路4の長手方向の一端又は両端に対向して配置されている。そして、空気調和装置6は、下面6bの吹出口から冷却用空気を吹き出し、電算機室101の上方空間を流動する空気を、その上面6aの吸引口から吸引し、冷却した後、再び吹出口から吹き出すようになっている。
なお、本実施形態におけるラック3の上面3aには、仕切装置11が設けられている。
仕切装置11は、図4に示すように、矩形シート状のロールスクリーン部(仕切体)111と、このロールスクリーン部111を収容する収容部112と、ロールスクリーン部111の先端辺の全長にわたって設けられた棒状のエンドレール113とを備えている。
ロールスクリーン部111は、例えばガラスクロスなどの不燃性部材からなるものである。このロールスクリーン部111は、収容部112内において巻回部114に巻回されている。巻回部114は、付勢部材などにより、ロールスクリーン部111を巻回する方向に付勢されている。
収容部112は、箱状に延ばされて形成されており、その上面には、長手方向にわたって延びるスリット112Sが形成されている。この収容部112は、ラック3の上面3aのうち前縁部3cの近傍に、幅方向Wに向けられた状態で、アタッチメント13を介して固定されている。収容部112の長手寸法は、ラック3の幅寸法と等しくなっており、ラック3の幅方向Wの全長にわたって収容部112が延ばされている。
エンドレール113は、スリット112Sの幅寸法よりも大径に形成されている。
このような構成のもと、ロールスクリーン部111は、巻回部114から巻き出されたり巻き取られたりすることにより、収容部112からスリット112Sを介して、ラック3の高さ方向Hに出没(伸縮)するようになっている。
また、ロールスクリーン部111には、ラック3の幅方向Wに隣り合う他のロールスクリーン部111との隙間を覆う矩形状の遮蔽シート(遮蔽体)15が取り付けられるようになっている。遮蔽シート15は、例えばガラスクロスなどの不燃性部材からなっている。さらに、遮蔽シート15の短手方向の両端には、面ファスナー部15aが設けられており、この面ファスナー部15aにより、ロールスクリーン部111に着脱可能に取り付けられるようになっている。
さらに、図5及び図6に示すように、幅方向Wに隣り合うラック3の互いの高さ寸法が異なる場合には、上面3aの高さ位置に差分dが生じることになる。そこで、差分dの分、遮蔽シート15の一部を切断することにより、矩形状に切り欠かれ短手方向に没入する没入部15bが遮蔽シート15に設けられ、遮蔽シート15が平面視してL状に形成される。そして、遮蔽シート15が逆L字状に配され、没入部15bが高い方のラック3の角に合わせられて、面ファスナー15aを介して、隣り合うロールスクリーン部111に跨って取り付けられる。
これにより、高さ寸法の異なるラック3が幅方向Wに隣接して設置されても、ラック3の上方空間と通路4の空間とが隙間なく仕切られる。
また、図7に示すように、ラック3の上方の天井Tには、エンドレール113を支持する固定金具16が取り付けられている。
これにより、図8に示すように、ロールスクリーン部111を高さ方向Hに延ばして、エンドレール113を固定金具16に固定することにより、ロールスクリーン部111が、ラック3の上面3aから天井Tにわたって伸ばされた状態で保持されるようになっている。このとき、ロールスクリーン部111は、通路4に向けられて幅方向Wに延在することにより、ラック3の上方空間と、通路4の空間とを仕切るようになっている。
さらに、図1に示すように、二重床2の床上には、仕切装置11aが設置されている。仕切装置11aの構成は、サイズが異なる以外は仕切装置11の構成とほぼ同じである。
すなわち、仕切装置11aは、ロールスクリーン部111aと、収容部112aと、エンドレール113aとを備えている。
ただし、仕切装置11aは、上下逆にして取り付けられている。すなわち、収容部112aは、通路4の長手方向の端部と空気調和装置6との間の天井Tに、ラック3の奥行方向Dに向けられて設置されている。
ロールスクリーン部111aの幅寸法は、通路4の短手方向の幅寸法と等しくなっている。
これにより、二重床2に設けられた固定金具16にエンドレール113aを固定すると、通路4の端部が遮蔽され、通路4の空間と空気調和装置6の設置空間とが仕切られるようになっている。
次に、このように構成された本実施形態における電算機室用空調システム100の作用について説明する。
電算機室101において、ラック3に収容された通信装置などが動作することにより、それら各機器が熱を帯びてしまう。そのため、動作している各機器を冷却する必要がある。
そこで、空気調和装置6の下面6bの吹出口から、内部空間5に冷却用空気を吹き出す。この冷却用空気は、内部空間5を通って、孔あきパネル7の複数の孔から上方(通路4の空間)に吹き出される。そして、通路4の空間に送られた冷却用空気は、ラック3の前面3bの給気口から給気され、熱交換作用により、各機器を冷却する。これにより、給気された空気は、暖められて温熱空気となる。その温熱空気は、ラック3の上面3a又は背面の吹出口から上方に吹き出される。さらに、吹き出された温熱空気は、電算機室101の上方空間を幅方向Wに流動し、空気調和装置6の上面6aの吸引口から吸引され、冷却された後、再び下面6bの吹出口から吹き出される。
これにより、電算機室101内の空気の流れや温度がコントロールされ、各機器の良好な動作状態が維持される。
ところで、ラック3の上面3a又は背面から吹き出された温熱空気は、空気調和装置6に給気される前に、通路4の空間に還流されて、ラック3の前面3bから給気されてしまう場合がある。
しかし、本実施形態においては、ラック3の上面3aと天井Tとの高さ方向Hの間に、ロールスクリーン部111が配されており、ラック3の上方空間と通路4の空間とが仕切られていることから、ラック3の上面の温熱空気が通路4の空間に流動することが規制される。すなわち、通路4の空間は、二重床2の床上から天井Tにわたって、冷却用空気で常に満たされる。
さらに、通路4の冷却用空気が、ラック3に給気されることなく、ダイレクトに空気調和装置6に吸引されてしまう場合がある。
しかし、本実施形態においては、通路4の端部を塞ぐようにして、二重床2の床上と天井Tとの高さ方向Hの間に、ロールスクリーン部111が配されており、通路4の空間と空気調和装置6の設置空間とが仕切られていることから、通路4の冷却用空気が空気調和装置6の設置空間に流動することが規制される。
ここで、ラック3には、それぞれ高さ寸法の異なるものがあるので、上面3aと天井Tとの間の距離寸法がそれぞれ異なることになる。そのため、異なる距離寸法に合わせてパネルのサイズを現場で修正加工し、それら修正加工したパネルを上面3aと天井Tとに固定しようとすると、作業負担が大きくなってしまう。
本実施形態における仕切装置11においては、ロールスクリーン部111を上方に引っ張ると、ロールスクリーン部111が収容部112から伸ばされる。そして、ラック3の高さ寸法がそれぞれ異なっていても、ロールスクリーン部111を天井Tまで伸ばし、エンドレール113を固定金具16に固定することにより、ラック3の上方空間と通路4の空間とが直ちに仕切られる。
本実施形態における仕切装置11においては、ラック3に振動が生じても、その振動に応じてロールスクリーン部111が変形することにより、それら振動によるラック3のそれぞれの変位が許容されるため、仕切装置11及びラック3などに過度な荷重がかかることが防止される。
また、幅方向Wに隣り合うロールスクリーン部111同士の間の隙間が、遮蔽シート15によって遮蔽されているため、隙間などを介して、ラック3の上方空間と通路4の空間との間における空気の流動が規制される。
以上より、本実施形態における電算機室用空調システム100によれば、ラック3の高さ寸法に応じて、ロールスクリーン部111が高さ方向Hに伸縮することから、高さ寸法の異なるラック3であっても、迅速かつ容易にロールスクリーン部111を設けることができる。また、ロールスクリーン部111が伸縮することによって、ラック3の振動による変位が許容され、仕切装置11、ラック3及び二重床2などに過度な荷重がかかることを防止することができることから、電算機室用空調システム100の耐久性・信頼性を向上させることができ、長期間にわたって効果的に機器を冷却することができる。
また、幅方向Wに隣り合うロールスクリーン部111の隙間に、遮蔽シート15が設けられていることから、ラック3の上方空間と通路4の空間との間における空気の流動を確実に規制することができ、冷却効率を向上させることができる。
なお、本実施形態において、遮蔽シート15は、矩形状に形成されて面ファスナー15aによって、ロールスクリーン部111に着脱可能に取り付けられるとしたが、これに限ることはなく、その形状等は適宜変更可能である。例えば、図9に示すように、横断面がH状になるような遮蔽シート15Aとしてもよい。そして、H状のシートの間にロールスクリーン部111を入れて取り付けるようにしてもよい。
また、仕切装置11がラック3の上面3aに設けられるとしたが、これに限ることはなく、設置位置は適宜変更可能である。
例えば、図10及び図11に示すように、仕切装置11が天井Tに設けられていてもよい。具体的には、収容部112が、上面3aの上方の天井Tに、幅方向Wに向けられて固定されている。固定金具16は、上面3aに固定されている。そして、ロールスクリーン部111を収容部112から下方に引き出して、エンドレール113を固定金具16に固定する。
なお、このとき、図20に示すように、ラック3が一台撤去されていたとしても、天井Tに設置された収容部112からロールスクリーン部111を二重床2まで引き下げ、その二重床2に固定された固定金具16にエンドレール113を固定することにより、通路4の空間とラック3の設置空間とを迅速かつ容易に仕切ることができる。なお、仕切装置11を上下逆に設置しても同様の効果を奏することはいうまでもない。
また、図12及び図13に示すように、天井材が取り付けられておらず、天井スラブT1が、むき出しの場合でも、仕切装置11の取り付けは可能である。すなわち、天井スラブT1の梁T2にわたって、グリッドストラクチャGSを取り付け、グリッドストラクチャGSに吊り金物Lを介して、天井材T3を取り付ける。これにより、天井材T3に、仕切装置11又は固定金具16を取り付けることができる。
また、図14及び図15に示すように、自立式の鉄骨フレームFに仕切装置11又は固定金具16が取り付けられるようにしてもよい。すなわち、鉄骨フレームFの中に、複数のラック3が配置される。そして、鉄骨フレームFの上辺F1に、仕切装置11又は固定金具16が取り付けられる。
また、空気調和装置6の前方に設けられるエンドキャップとしての仕切装置11aについても、図10から図15に示すように、二重床2と天井Tとの取り付け位置を逆にしたり、天井材T3や鉄骨フレームFなどに取り付けたりすることができることはいうまでもない。
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図16及び図17は、本発明の第2の実施形態を示したものである。
図16及び図17において、図1から図15に記載の構成要素と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
この実施形態と上記第1の実施形態とは基本的構成は同一であり、ここでは主として異なる点について説明する。
本実施形態における仕切装置11Aは、矩形箱状に延びる収容部112Aと、蛇腹状の蛇腹スクリーン部(仕切体)111Aとを備えている。蛇腹スクリーン部111Aは、互い違いに折り畳まれて、収容部112Aに収容される。そして、蛇腹スクリーン部111Aは、スリット112S1を介して、収容部112Aから出し入れすることができるようになっている。
さらに、収容部112Aの長手寸法は、蛇腹スクリーン部111Aの幅寸法よりも短くなっている。そのため、収容部112Aの両端からは、蛇腹スクリーン部111Aが長手方向に突出している。そして、幅方向Wに隣り合う蛇腹スクリーン部111Aの両端は、重ね合わされて折り畳まれており、この重ね合わされた部分が面ファスナーなどにより互いに固定されるようになっている。
このような構成のもと、天井に固定された収容部112Aから、スリット112S1を介して、適切な量の蛇腹スクリーン部111Aを引っ張り出すことにより、上面3aの上方空間と通路4の空間とが仕切られる。
以上より、本実施形態における電算機室用空調システム100Aによれば、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができるだけでなく、上面3aに固定金具を取り付けなくても、蛇腹スクリーン部111Aを引っ張り出した状態で、蛇腹スクリーン部111Aを自重により容易に固定することができる。また、固定金具に代えて、面ファスナーなどを設けることにより、蛇腹スクリーン部111Aを簡易な構成により容易に固定することができる。
なお、仕切装置11Aを図10から図15に示すように、二重床2と天井Tとの取り付け位置を逆にしたり、天井部材T3や鉄骨フレームFなどに取り付けたりすることができることはいうまでもない。
また、仕切装置11Aをエンドキャップとして空気調和装置6の前方に設置してもよい。
(実施形態3)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図18は、本発明の第3の実施形態を示したものである。
図18において、図1から図17に記載の構成要素と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
この実施形態と上記第1の実施形態とは基本的構成は同一であり、ここでは主として異なる点について説明する。
本実施形態における仕切装置11Bは、矩形状に延びる取付板112Bと、この取付板112Bに取り付けられたブラインド部(仕切体)111Bと、このブラインド部111Bの高さ調節を行うための操作部113bとを備えている。
取付板112Bは、天井に取り付けられるものである。そして、操作部113bを操作することにより、ブラインド部111Bが昇降し、所望の高さ位置で固定される。
以上より、本実施形態における電算機室用空調システム100Bによれば、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができるだけでなく、上面3aに固定金具を取り付けなくても、ブラインド部111Bを容易に固定することができる。
なお、仕切装置11Bを図10から図15に示すように、天井部材T3や鉄骨フレームFなどに取り付けることができることはいうまでもない。
また、仕切装置11Bをエンドキャップとして空気調和装置6の前方に設置してもよい。
(実施形態4)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図19は、本発明の第4の実施形態を示したものである。
図19において、図1から図18に記載の構成要素と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
この実施形態と上記第1の実施形態とは基本的構成は同一であり、ここでは主として異なる点について説明する。
本実施形態における仕切装置11Cは、厚さ方向に重ね合わされた板状のパネル(仕切体、板材)111C,112Cと、スライド支持部113Cと、取付部114Cとを備えている。
パネル111Cは、取付部114Cを介して上面3aに立てられた状態で固定される。パネル111Cの一方の主面には、高さ方向Hに向けられた一対のスライド支持部113Cが取り付けられている。これら一対のスライド支持部113Cは、幅方向Wに配列されている。そして、この一対のスライド支持部113Cによって、パネル112Cが、幅方向Wの両端において、高さ方向Hにスライド可能に支持されている。さらに、パネル112Cは、不図示の固定機構又は固定ねじなどによって、所望の高さ位置に固定される。
以上より、本実施形態における電算機室用空調システム100Cによれば、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、仕切装置11Cを図10から図15に示すように、二重床2と天井Tとの取り付け位置を逆にしたり、天井部材T3や鉄骨フレームFなどに取り付けたりすることができることはいうまでもない。
また、仕切装置11Cをエンドキャップとして空気調和装置6の前方に設置してもよい。
なお、本発明の技術範囲は上記第1から第4の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
本発明に係る電算機室用空調システムの第1の実施形態を示す全体構成図である。 図1の電算機室を側方から見た様子を示す側面図である。 図1の電算機室を通路の長手方向から見た様子を示す正面図である。 図1の仕切装置を示す分解斜視図である。 遮蔽シートを取り付けた様子を拡大して示す説明図である。 遮蔽シートを取り付けた様子を示す斜視図である。 ロールスクリーン部が出し入れされる様子を示す説明図である。 図7のロールスクリーン部を固定金具に固定した様子を示す説明図である。 遮蔽シートの変形例を示す斜視図である。 図2の仕切装置の取り付けについて、第1の変形例を示す側面図である。 図10の電算機室を通路の長手方向から見た様子を示す正面図である。 図2の仕切装置の取り付けについて、第2の変形例を示す側面図である。 図12の電算機室を通路の長手方向から見た様子を示す正面図である。 図2の仕切装置の取り付けについて、第3の変形例を示す側面図である。 図14の電算機室を通路の長手方向から見た様子を示す正面図である。 本発明に係る電算機室用空調システムの第2の実施形態を示す図であって、仕切装置を部分的に示す斜視図である。 図16の蛇腹スクリーン部の出し入れの様子を示す説明図である。 本発明に係る電算機室用空調システムの第3の実施形態を示す図であって、仕切装置を示す斜視図である。 本発明に係る電算機室用空調システムの第4の実施形態を示す図であって、仕切装置の出し入れの様子を示す説明図である。 図1の仕切装置の取り付けについての変形例を示す説明図である。
符号の説明
3 ラック(機器収容用ラック)
3a 上面
3b 前面
4 通路
5 内部空間
6 空気調和装置
15 遮蔽シート(遮蔽体)
100,100A,100B,100C 電算機室用空調システム
101 電算機室
111 ロールスクリーン部(仕切体)
111A 蛇腹スクリーン部(仕切体)
111B ブラインド部(仕切体)
111C,112C パネル(仕切体、板材)
112,112A 収容部
T 天井

Claims (6)

  1. 電算機室内において床下に内部空間を有する通路を挟んで両側に設置され、前面から給気して上面又は背面から熱を帯びた空気を吹き出す機器収容用ラックと、空気調和装置とを備え、前記空気調和装置から吹き出された冷却用空気が、前記内部空間を流動して、前記通路に設けられた孔からさらに前記通路の床上に流動し、この冷却用空気が前記ラックに収容された機器を冷却した後、前記ラックの上方の空間を流動して前記空気調和装置に再び吸引される電算機室用空調システムであって、
    前記機器収容用ラックの上面と前記電算機室の天井との間に、前記上面の上方空間と通路とを仕切る仕切体が設けられており、
    前記仕切体が、前記機器収容用ラックの高さ方向に伸縮可能であることを特徴とする電算機室用空調システム。
  2. 前記仕切体が、収容部の内部に巻回されて前記収容部から前記高さ方向に出没可能なロールスクリーン部を備えることを特徴とする請求項1に記載の電算機室用空調システム。
  3. 隣り合う前記ロールスクリーン部の隙間を覆う遮蔽体を備えることを特徴とする請求項2に記載の電算機室用空調システム。
  4. 前記仕切体が、収容部の内部に収容されて前記収容部から前記高さ方向に出没可能な蛇腹スクリーン部を備えることを特徴とする請求項1に記載の電算機室用空調システム。
  5. 前記仕切体が、前記高さ方向に位置調節可能なブラインドを備えることを特徴とする請求項1に記載の電算機室用空調システム。
  6. 前記仕切体が、前記高さ方向に相対移動可能な複数の板材を備えることを特徴とする請求項1に記載の電算機室用空調システム。
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