JP2010023878A - 紙葉類施封方法およびその施封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙帯接着手段である押圧部の温度を一定温度に安定させたとしても、装置のおかれる環境温度に影響されて低い場合に、紙帯の接着力が弱いものが発生する。
【解決手段】集積した紙葉類に結束用の紙帯をかけ渡して切断手段により切断した紙帯の一端をもう一方の端部に加熱接着させて結束する紙葉類施封方法において、収納部97から繰り出されて走行する紙帯の走行路中に設けた紙帯加温部104によって紙帯を予め加温する。
【選択図】図2

Description

本発明は、金融機関において使用される紙幣計数整理機のうちの紙幣等の紙葉類を紙帯で結束する施封方法およびその施封装置に関する。
従来の紙葉類の束を紙帯で結束する施封装置である紙幣施封装置では、100枚集積した集積紙幣を受け取る受取部を有し、この受取部で受け取った集積紙幣を搬送して紙帯で結束する。集積紙幣葉の搬送は、キャリアによって行われ、キャリアは受取部と結束部との間で往復移動する。結束部で結束された施封束は、受け渡し機構を介して別の搬送部に搬送される。
また、結束部には結束帯としての紙帯を繰り出す繰出しローラおよびこの繰り出された結束帯をつかむテープキャッチが設けられ、このテープキャッチをキャリアが結束部に移動するのに同期させてキャリア上の集積紙幣のまわりに沿って移動させることにより紙帯を巻き付けるようになっている。
そして、集積紙幣に紙帯を巻き付けた後は、繰出しローラを逆回転させて紙帯を引き戻すことにより、紙帯の弛みを除去する。この紙帯の引き戻し時において、紙帯がトルクリミッタにより設定力以上引き戻せなくなると、紙帯に対して繰り出しローラがスリップする。このスリップを検知することにより、帯締めが完了したものと判断される。
紙帯の締め付けが完了した後は、紙帯が切断手段により切断され、この切断された紙帯の端部を集積紙幣にかけ渡された紙帯のもう一方の端部に接着手段の加熱部に押し付けて加熱することにより接着する。
この加熱部は、紙帯に接触する押圧部、この押圧部を加熱するヒータ、温度を検出する温度検出素子、温度異常時の保護素子から構成されている。
加熱部の温度については、温度検出素子より検出される温度情報を制御装置にて監視し、常時、紙帯の接着に最適な温度を保っている。(例えば、特許文献1参照)。
特開平2000−190913公報
しかしながら、上述した従来の技術においては、紙帯接着手段である押圧部の温度を一定温度に安定させたとしても、装置のおかれる環境温度に影響されて低い場合(例えば0°C)に、紙帯の接着力が弱いものが発生する。
これは、紙帯表面に塗布されている糊が十分に溶けず、接着力が弱いためである。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのために、本発明は、集積した紙葉類に結束用の紙帯をかけ渡して切断手段により切断した紙帯の一端をもう一方の端部に加熱接着させて結束する紙葉類施封方法において、収納部から繰り出されて走行する紙帯の走行路中に設けた紙帯加温部によって紙帯を予め加温することを特徴とする。
そこで、装置として、集積した紙葉類に結束用の紙帯をかけ渡す結束部と、結束部でかけ渡した紙帯を切断する切断部と、切断した紙帯の一端をもう一方の端部に加熱接着させる接着部を有する紙葉類施封装置において、紙帯の収納部から繰り出されて走行する紙帯の走行路中に紙帯を予め加温する紙帯加温部を設けたことを特徴とする。
また、上記と異なる施封装置として、集積した紙葉類に結束用の紙帯をかけ渡す結束部と、結束部でかけ渡した紙帯を切断する切断部と、切断した紙帯の一端をもう一方の端部に加熱接着させる接着部を有する紙葉類施封装置において、紙帯の収納部から繰り出されて走行する紙帯の走行路を前記接着部の熱源の近傍を通して紙帯を予め加温するようにしたことを特徴とする。
このようにした本発明は、装置環境温度が低い場合においても、紙帯が予め加温されているために、接着部で切断端部を接着した時に確実に接着させることができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は本願発明にかかわる紙幣計数整理機の概略説明図、図2は実施例1の概略構成図である。
図1において、1は、紙幣の投入部であり、装置正面の上部に設けられている。2は、紙幣の真偽、金種、正損、表裏等の鑑別および計数を行うと共に重送等の搬送異常の検出を行う鑑別部であり、装置内に設けられている。
3は、各部に紙幣を搬送する搬送路、4は、紙幣の表裏反転部であり、装置内の上記鑑別部2の後方に位置するように設けられている。
5a、5bは、結束対象以外の金種の紙幣を集積するオープンポケットであり、装置の上面に設けられている。このオープンポケット5に集積された紙幣は、操作者が直接取り出すことができるようになっている。
6は、上記鑑別部2によって金種不明と判断されたり重送等の搬送異常が検出されたリジェクト紙幣を集積するリジェクトボックスである。このリジェクトボックス6に集積された紙幣は、操作者が直接取り出すことができるようになっている。
7は、集積機構であり、縦一列に一時集積部7a〜7eが並べられ、装置内に設けられている。これらの一時集積部7a〜7eには、それぞれ予め設定された一定枚数の紙幣が集積できるようになっている。一時集積部7a〜7eには、各々に集積した紙幣の短辺、長辺をそろえる整位機構が設けられており、1枚搬送される毎に整位動作を行う。
8は、各一時集積部7a〜7eに集積された一定枚数の紙幣を一括して引き抜き、これを搬送する移送機構であり、後述の結束装置に一括して紙幣を引き渡すことができるようになっている。
9は、紙帯で結束する施封装置であり、紙帯等の結束材で集積紙幣を結束して紙幣束を作成することができるようになっている。10は、この施封装置9で結束された紙幣束を排出する放出口である。
11は、タッチパネル等の入力機構を設けた操作表示部である。12は、装置内部の放熱を行うファン、16は、制御部であり、装置全体の制御を行う。
図2は施封装置9を示す構成図である。
施封装置9の装置本体91内には、図示しないハンド部より供給された集積紙葉類とし
ての集積紙幣Sを受け取る受取部92と、この受取部92に受け取られた集積紙幣Sを搬送する上下部の搬送ベルト115,116からなる搬送手段としての搬送部93とが設けられている。
また、装置本体91内には搬送部93により搬送されてくる集積紙幣Sを結束する結束手段としての結束部94が設けられている。
結束部94は、結束帯としての紙帯96を収納する収納部97、この収納部97から紙帯96を繰り出す繰出部98、この繰出部98により繰り出された紙帯96を搬送部93の搬送路93aを遮るように上方へ引き上げるキャッチ95と、紙帯96をカットする切断手段としての切断部99と、集積紙幣Sに巻き付けられた紙帯96を加熱接着する接着手段としての接着部100とからなる。
さらに、装置本体91内には繰り出される紙帯96に任意の情報(日付、オペレータ番号、通番等)を印字するプリンタ101および集積紙幣Sに結束された紙帯96に客先名等を押印する客先名スタンプ102、損券を押印する損券スタンプ103が配設されている。
104は紙帯加温部であり、紙帯96の走行路中の任意の箇所に設けてあり、本実施例ではヒータを用いたがヒータに限るものではなく、温風ファン等の加温することができる適宜な手段でよい。
図3は上記した集積紙幣Sの受取部92を示すものである。
この受取部92は搬送部93の上下部の搬送ベルト115,116の一端部によって構成されている。上部側の搬送ベルト115の一端側には開閉部としての開閉ベルト部115aが設けられ、ハンド部から集積紙幣Sが送られてくるときは、開閉ベルト部115aが開放されて集積紙幣Sが下部側の搬送ベルト116上に載置される。この載置後、開閉ベルト部115aが閉塞されて集積紙幣Sが搬送される。
ところで、集積紙幣Sは上下部の搬送ベルト115,116により挟持搬送されるため、結束部94での整位は搬送ベルト115,116の抵抗力があり、不可能である。このため、集積紙幣Sは搬送ベルト115,116により挟持される前に、1枚1枚のズレが整位される必要があり、なおかつ、小束は集積紙幣Sの端面から紙帯96の位置までの距離に規格があるため、集積紙幣全体の基準面が揃っていなければならない。
そこで、この受取部92には、図4〜図6に示すように、集積紙幣Sを整位するための整位機構118が設けられている。即ち、受取部92の一端側には集積紙幣Sの一端面に沿う整位基準板119が設けられている。整位基準板119は支軸120により回動自在に支持され、下部側にはバネ材122が接続され、このバネ材122により垂直状態になるように付勢されている。また、受取部92の他側には整位基準板119に離間対向する押圧部材としての整位板123が設けられている。
受取部92に受け取られた集積紙幣Sを整位する場合には、ベルト開閉部105aが開放された状態で、図4および図6に矢印で示すように整位板123が回動され、集積紙幣Sを押圧してその端面を整位基準板119に押し付けることにより集積紙幣Sの長手方向を整位する。
この整位後、図5に示すように、ベルト開閉部93aが閉塞されて集積紙幣Sが搬送されるが、このときには、ベルト開閉部93aにより整位基準板119がバネ材122の付勢力に抗して外方に回動されて集積紙幣Sの端面から離間される。
従って、集積紙幣Sの搬送時に整位基準板119に紙幣端面が接触することがなく、摩擦力による紙幣のズレをなくすことができるようになっている。
なお、集積紙幣Sが搬送された後は、再び、ベルト開閉部93aが開放され、バネ材122の付勢力により、整位基準板119は支軸120を中心に回動し初期基準位置に復帰する。
図7は搬送部93の中途部に設けられる整位手段としての短手整位ストッパ131を示すものである。
この短手整位ストッパ131は三角形状をなし、一端部が支軸132により回動自在に支持され、他端部はスプリング133により上方に付勢されている。
集積紙幣Sが搬送されてくると、短手整位ストッパ131は図8に示すように、集積紙幣Sにより押されて支軸132を中心にして下方へ回動されて搬送路93から退避される。集積紙幣Sが図9に示すように、短手整位ストッパ131を通過すると、センサ134により検知され、スプリング133の付勢力により、上方へ回動されて復帰される。このように、センサ134により検知されて短手整位ストッパ131が復帰されたのち、図2に示す制御装置105により搬送ベルト115,116が逆方向に走行されて図10に示すように集積紙幣Sが逆送りされて短手整位ストッパ131の垂直壁131aに当接され集積紙幣Sの短手方向が整位される。整位された集積紙幣Sはセンサ135により検知されて集積紙幣Sが施封位置にきたことが認識される。
図11は施封位置にきた集積紙幣Sに紙帯96が掛け渡された状態を示すものである。
集積紙幣Sは搬送路93に沿って搬送されることにより、搬送路93を遮るように繰出され、予め紙帯加温部104で暖められている紙帯96を搬送方向に沿って押し込むことにより、その半周に亘って掛け渡される。
図12、図13は結束部94に設けられるクランパ部135を示すものである。
このクランパ部135の全体は図示しない支持機構により上下動自在に支持されている。クランパ部135は駆動モータ144によって回動される駆動アーム136を備え、この駆動アーム136の回動端側には第1および第2のピン体136a,136bが突設されている。
また、駆動アーム136には押圧板137が離間対向して設けられ、この押圧板137の両端部には垂直方向に沿うガイド孔137a,137aが穿設され、中央部には水平方向に沿うガイド孔137bが穿設されている。駆動アーム136の第1のピン体136aは押圧板137の水平なガイド孔137b内に挿入されている。
また、押圧板137には引張バネ139を介してクランパ140が支持されている。さらに、押圧板137には支軸145を介して回動自在に上レバー142が取付けられ、この上レバー142の一端側には集積紙幣Sに掛け渡された紙帯96を集積紙幣Sの端面に沿って垂直に折り曲げるための第1の案内手段としての上スプーン143が取付けられている。上レバー142の他端側は駆動アーム136の回動時にその第2のピン体136bによって押し上げられるようになっている。
クランパ140の両側部にはピン体140a,140aが突設され、これらピン体140a,140aは押圧板137の垂直ガイド孔137a,137a内に挿入されてガイドされる。
図14から図16は結束部94に送られてきた集積紙幣Sのクランプ動作を示すものである。
集積紙幣Sが図14に示すように、結束部94に送られてくると、駆動モータ144が回転し、図15に示すように,駆動アーム136の第1のピン体136aが押圧板137の水平ガイド孔137aに沿って下方に回動する。これにより、押圧板137が押し下げられるとともに、クランパ140が引張バネ139を介して下降し、集積紙幣Sを押圧する。このとき、クランパ140は集積紙幣Sの厚さに応じて変位する(押圧力はほぼ一定)。そして、駆動アーム136が図16に示すように、さらに、回動するとその第2のピン体136bにより上レバー142の他端部が押し上げられる。これにより、上レバー142が時計方向に回動し、上スプーン143が下方に移動して紙帯96を集積紙幣Sの端面に沿って折り曲げる。
なお、図17は厚さの大きい集積紙幣Sをクランプした状態を示すもので、上スプーン143はクランパ140の下降停止位置に関係なく、一定の位置まで押し上げられる。従って、集積紙幣Sの厚さに関係なく、確実に紙帯96を下方に折り曲げることができるようになっている。
図18は紙帯96を水平方向に折り曲げて接着面に押え込む第2の案内手段としての下スプーン147及びその駆動機構148を示すものである。
下スプーン147はラック148の先端部に取付けられ、ラック148には第1乃至第3の従動ギヤ149a〜149cを介して駆動モータ151の駆動ギヤ152が接続されている。
紙帯96を水平方向に折り曲げる場合には、駆動モータ151の駆動ギヤ152が回転され、第1〜第3の従動ギヤ149〜149cを介してラック148が前進される。これにより、図19に示すように下スプーン147が前進されて紙帯96を水平方向に押し込んで折り曲げ保持する。
図20は帯繰出部98に設けられる動力遮断手段としてのトルクリミッタ157を示すものである。
ドライブローラ156にはトルクリミッタ157を介して駆動手段としての駆動モータ158の駆動ギヤ159が接続されている。
トルクリミッタ157は紙帯96を巻き戻したときに生じる帯締め力を安定かつ一定にするために設定値以上のトルクが加わった場合、それ以上のトルクの伝達を遮断するためのものである。
紙帯96はドライブローラ156とアイドルローラ160の間に挟持され、駆動モータ158の回転により、駆動ギヤ159及びトルクリミッタ157を介してドライブローラ156が矢印a方向に回転されることにより繰出されて集積紙幣Sに巻き付けられる。
このように、集積紙幣Sに紙帯96が巻き付けられた後は、余分な紙帯96を巻き戻すために駆動モータ158が制御装置155により逆回転される。これにより、駆動ギヤ159、トルクリミッタ157を介してドライブローラ156が図21に示すように、矢印b方向に逆回転される。この逆回転により、余分な紙帯96が巻き戻され、紙帯96にテンションがかけられる。そして、適正な締め付け力がかかると、トルクリミッタ157が作用し、駆動モータ158からの動力を遮断する。駆動モータ158の動力が遮断されることにより、ドライブローラ156の回転が停止する。
したがって、従来のようにドライブローラ156を空回りさせてしまうことがなくドライブローラ156の摩耗を低減させることができる。
また、トルクリミッタ157の設定値に達した時点で、締め付け力が決定するため、紙帯96の材質、ドライブローラ156の表面の摩擦力、アイドルローラ157の押圧力のバラツキ等に影響を受けることなく、一定の締め付け力を得ることができる。
なお、トルクリミッタ157の設定値を変更することで、多様な締め付け力に対応できる。
図22は紙帯96を接着する接着部100を示すものである。
この接着部100は熱源であるヒータ168と、このヒータ168に接触して加熱される押圧部169と、この押圧部169をヒータ168と集積紙幣Sに巻き付けられた紙帯96の接着面との間で移動させる操作レバー170とからなる。
集積紙幣Sに巻き付けられた紙帯加温部104で加温されている紙帯(紙帯には接着剤が塗布され、加熱されることにより溶融して接着するようになっている)96を接着する場合には、熱源であるヒータ168を発熱させて押圧部169を加熱させたのち、操作バー170を回動させる。これにより、押圧部169が紙帯96に向って移動され、カッタ99によりカットされた予め紙帯加温部104で加温されている紙帯96の端部を押し上げるとともに、これを下スプーン147により水平に折り曲げられて保持された紙帯96のもう一方の端部に押し付けて加熱し紙帯96を確実に接着する。
このように、熱源のヒータ168と押圧部169を分離するため、押圧部169はヒータ168から離れた後は徐々に放熱して冷却される。従って、紙帯96を加熱し過ぎることがなく、良好に接着することができる。また、予め紙帯加温部104で加温してあることにより、低温環境時にも確実に接着させることができる。
なお、施封動作が行われない待機状態では、紙帯96は、繰出部98により収納部97に戻されるために紙帯が不要に温められることはない。
図23は押印手段としてのスタンプ部161を示すものである。
スタンプ部161はクランパ140内に設けられ、その押印部162はバランスバネ163を介してソレノイド164に取り付けられている。クランパ140の下部側には、押印部162の押印面162aを覆うようにガードするカバー手段としての帯ガイド165が設けられている。
帯締め付け前の紙帯96は浮き上がった状態にあるため、押印部162の押印面162aに接触しようとするが、帯ガイド165にガードされて押印面162aに接触することがない。
紙帯96が図24に示すように締め付けられた後は、図25に示すように、ソレノイド164がONされて、押印部162が帯ガイド165を押しのけながら、紙帯96の上に押し付けられ客先名が押印される。
次に、施封装置9の施封動作を図26から図32を参照して説明する。
まず、図26に示すように、ベルト開閉部93aが上方へ回動され、下部搬送ベルト116上にハンド部から送られてくる集積紙幣Sが受け渡される。しかるのち、長手整位板123が基準壁119に向って移動し、集積紙幣Sを基準壁119に押し付けてその長手方向を整位する。ついで、紙帯96がプリンタ101によって任意の情報(日付、オペレータ番号、通番等)が印字されながらフィードされ、先端がキャッチ113で保持される。保持された紙帯96はさらにフィードされると同時に図27に示すように、キャッチ113も上方に移動されて紙帯96が搬送路93を遮るように待機する。
集積紙幣Sが整位されると、ベルト開閉部115aが下方に回動されて閉じられ、上下の搬送ベルト115,116が走行される。これにより、集積紙幣Sは上下の搬送ベルト115,116により挟持搬送され、センサ134により検出されると停止される。この集積紙幣Sの搬送時には、図28に示すように、紙帯96が集積紙幣Sの搬送と同期してドライブローラ156の回転によりさらに繰り出される。また、集積紙幣Sの搬送時には、集積紙幣Sにより短手整位ストッパ131が押されてスプリング133の付勢力に抗して一旦、搬送路93から退避され、集積紙幣Sが通過するとスプリング133の付勢力により上昇して搬送路93上に復帰される。
そして、センサ135により集積紙幣Sが検知されると、搬送ベルト115,116
が制御手段134の制御により逆方向に走行され、整位ストッパ131に当接するまで送られる。この位置はセンサ134で検知され集積紙幣Sが施封位置にきたことが認識されて搬送が停止される。
次に、集積紙幣Sはクランパ140によって押さえられ、さらにクランパ140に付
属の上スプーン143が図29に示すように、下降して紙帯96を下方に折り曲げるとともに紙幣の側面に当て、ついで、キャッチ113が紙帯96を離す。しかるのち、下スプーン147が図30に示すように、横方向にスライドし紙帯96の端部を接着面に押さえ込む。この後、図31に示すようにドライブローラ156が逆転して、余分な紙帯96を巻き取り紙帯96の絞りが完了する。
そして、接着部100の操作レバー170が図32に示すように回動してその押圧部169が上昇して紙帯96を押し上げるとともに、切断手段としての切断部99が紙帯96をカットする。カットされた紙帯96の端部は押圧部169により下スプーン147が押さえている紙帯96のもう一方の端部に押し付けられることにより、加熱されて接着される。この接着完了後、客先名スタンプ162や、損券スタンプ171が紙帯96を押印し、この押印後、クランパ140は上方へ退避する。紙帯96により結束された集積紙幣Sは小束となり、施封搬送部に送られて金庫に入金され、或いは、本体のシュート壁を開くことにより、機体外に放出される。
本実施例は、実施例1の紙帯加温部104を設けるものではなく、接着部100の熱源としてのヒータ168の熱を利用するものであり、紙帯96の走行路をヒータ168の近傍を通るようにするものであり、例えば、図33に示すごとく、ヒータ168の近傍に走行案内ローラ180を設け、その走行案内ローラ180によって紙帯96がヒータ168の近くを走行することによってその熱源であるヒータ168の熱によって走行する紙帯96を加温するものである。
なお、施封動作等は、上記実施例1と同じであるために説明は省略する。
この実施例によっても、接着部100の熱源の熱を利用して予め紙帯96を加温しておくことにより、低温環境時にも確実に接着させることができる。
施封動作が行われない待機状態では、紙帯96は、繰出部98により収納部97に戻されるために紙帯が不要に温められることはない。
紙葉類施装置を有する紙幣計数整理機の概略説明図 実施例1の概略構成図 集積紙幣の受取部を示す正面図 集積紙幣の受取部を示す側面図 紙幣の受取部の開閉ベルト部が閉じた状態を示す説明図 受取部に受け取られた紙幣を整位する整位動作を示す説明図 集積紙幣の短手整位機構を示す説明図 短手整位機構の整位板が回動した状態の説明図 集積紙幣が整位板を通過し、整位板が初期位置に復帰した状態の説明図 整位板を通過した紙幣が逆送りされて整位板に当接して整位した状態を示す説明図 集積紙幣に紙帯がかけ渡された状態の説明図 集積紙幣をクランプするクランパ装置の正面図 クランパ装置の側面図 クランパ装置が集積紙幣に向かって下降する状態の説明図 集積紙幣がクランパ装置により押圧された状態の説明図 集積紙幣にかけ渡らせた紙帯を折り曲げる上スプーンの動作の説明図 厚さの厚い集積紙幣にかけ渡された紙帯を折り曲げる上スプーンの動作の説明図 下スプーンの駆動機構を示す説明図 下スプーンの動作を示す説明図 紙帯の繰出し機構の説明図 繰り出した紙帯の巻き戻しを示す説明図 紙帯の接着動作を示す説明図 押印面のカバーにより紙帯の接触が防止される状態の説明図 紙帯が締め付けられた状態の説明図 押印面が下降して紙帯に押圧された状態の説明図 集積紙幣が受取部に受け渡された状態の説明図 集積紙幣がキャッチャにより搬送路を遮るように送り込まれた状態の説明図 集積紙幣に紙帯がかけ渡された状態の説明図 上スプーンにより紙帯が折り曲げられた状態の説明図 下スプーンにより紙帯が折り曲げられた状態の説明図 紙帯が切断された状態の説明図 紙帯が加熱接着された状態の説明図 実施例2の概略構成図
符号の説明

S 集積紙幣
91 装置本体
92 受取部
93 搬送部
94 結束部
96 紙帯
97 収納部
98 繰出部
99 切断部
100 接着部
101 プリンタ
104 紙帯加温部
105 制御装置
115 搬送ベルト
115a 開閉ベルト部
116 搬送ベルト
118 整位機構
119 整位基準板
123 整位板
131 短手整位ストッパ
143 上スプーン
147 下スプーン
155 制御装置
157 トルクリミッタ
158 駆動モータ
168 ヒータ
169 押圧部
170 操作レバー
180 走行案内ローラ

Claims (4)

  1. 集積した紙葉類に結束用の紙帯をかけ渡して切断手段により切断した紙帯の一端をもう一方の端部に加熱接着させて結束する紙葉類施封方法において、
    収納部から繰り出されて走行する紙帯の走行路中に配置した紙帯加温部によって紙帯を予め加温することを特徴とする紙葉類施封方法。
  2. 集積した紙葉類に結束用の紙帯をかけ渡して結束する結束部と、結束部でかけ渡した紙帯を切断する切断部と、切断した紙帯の一端をもう一方の端部に加熱接着させる接着部を有する紙葉類施封装置において、
    紙帯の収納部から繰り出されて走行する紙帯の走行路中に紙帯を予め加温する紙帯加温部を設けたことを特徴とする紙葉類施封装置。
  3. 集積した紙葉類に結束用の紙帯をかけ渡して結束する結束部と、結束部でかけ渡した紙帯を切断する切断部と、切断した紙帯の一端をもう一方の端部に加熱接着させる接着部を有する紙葉類施封装置において、
    紙帯の収納部から繰り出されて走行する紙帯の走行路を前記接着部の熱源の近傍を通して紙帯を予め加温するようにしたことを特徴とする紙葉類施封装置。
  4. 請求項3において、紙帯の走行案内ローラを熱源の近傍に配置したことを特徴とする紙葉類施封装置。
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