JP2008184163A - 結束装置及び結束方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙帯の接着温度及び排出温度を制御することにより、結束不良を防止する結束装置及び結束方法を提供する。
【解決手段】ヒータ40E1によって加熱されたコテ40E2が紙帯Kを押圧して熱接着を開始し、加熱時間タイマーHTmのカウントをスタートする。次に、温度測定装置40Cで測定した紙帯Kの測定温度Tmpと加熱時の設定温度Tsを比較し、測定温度Tmpが設定温度Tsに達するまで加熱を継続する。測定温度Tmpが設定温度Tsに達した場合、コテの押圧による紙帯Kの加熱を停止する。同時に、加熱時間のタイマーHTmのカウントを停止する。次に、測定温度Tmpが冷却時設定温度Td未満になるまで放置冷却する。測定温度Tmpが設定温度Td以下になれば、帯押さえ部材40D、帯曲げ部材40Gを退避し、把Hを排出する。次に、上記加熱時間タイマーHTMのカウント値により加熱時設定温度Tsを補正する。
【選択図】図3

Description

本発明は、有価証券などの紙葉類を処理する紙葉類処理装置に搭載される紙葉類を紙帯で結束する結束装置に関し、特に結束時の接着温度を制御する結束装置及び結束方法に関する。
有価証券などの紙葉類を処理する紙葉類処理装置は、処理単位に応じて一括して投入された紙葉類束から取出装置によって紙葉類を1枚ずつ取出して搬送し、紙葉類判別装置によって紙葉類を判別し、正常な券(再利用可能な真券で正券と称する。)、損券(再利不可能な真券で損券と称する。)及び偽券・搬送不良券など判別不能な排除券に区分される。
このようにして区分された正券又は損券は、集積装置に搬送され、100枚ごとに紙帯で結束(結束)されて把が形成される。以下に、上述した集積装置及び結束装置の動作を説明する。
集積装置には、搬送された紙葉類を集積する集積庫との受渡部分に、高速に搬送される紙葉類の運動エネルギーを吸収しながら当該紙葉類にダメージを与えないで集積する方法として羽根車を用いた集積装置が用いられる。
この集積装置は、回転軸の周囲に複数の羽根が配置されており、この羽根と羽根との間に当該紙葉類を取込む。取込まれた紙葉類は、羽根車の回転に伴って回転し、その運動エネルギーが吸収され、紙葉類掻出板で静止されて掻き出される。
このようにして掻き出された紙葉類は集積され、100枚に達すると、紙葉類の底部に所定の長さの紙帯が掛けられ、支持台の中に押圧部材によって押圧される。その後紙帯が折り曲げられ、紙帯の端面が移動しないよう帯押さえ部材によって抑えられる。この状態のときに、ヒータによって加熱されたコテが移動し当該紙葉類の端面を熱接着する。
その後、コテを退避させて、所定の時間が経過し(紙帯の冷却が済んだころ)、把は結束装置から排出される。
結束装置のプログラムは、ヒータに取り付けられた温度センサでヒータの温度を測定し、ヒータの温度を制御している。コテで紙帯を加熱する時間、紙帯が冷却されるのを待つ時間は、プログラム上、所定の値に設定されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−301991号公報 (第11頁、図4)
しかしながら、特許文献1記載の結束装置では、結束装置のプログラムがヒータ温度を測定し、その温度が一定になるように制御しているのみで、紙帯の温度を計測していない、それゆえ、コテを紙帯に押し当てている間に紙帯が何度まで加熱されたか、コテを退避させて冷却時間を経て結束装置から排出されるとき何度まで冷却されたかわからない。このため、加熱時間の過不足、冷却時間の不足による結束不良が発生する。
上述した加熱不足はヒートシール剤の溶融不足の原因となる。また、加熱過剰は、冷却時間が延びる結果となる。冷却時間不足のまま排出するとシール剤が溶融したまま排出することになり帯はがれの原因となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、熱接着するときの紙帯の温度を計測し、接着温度及び接着後冷却された把の紙帯の温度を制御することにより紙帯の接着不良を防止することができる結束装置及び結束方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の結束装置は、積層された複数枚の紙葉類を熱接着用紙帯で結束して把を形成する結束装置であって、前記紙葉類の一方の面の対向する位置に配置された移動可能な板状体を有し、かつ、前記紙葉類と対向する前記板状体の一方の面を用いて前記紙葉類を押圧して湾曲させる押圧手段と、この押圧手段によって押圧された前記紙葉類に掛け回された所定の長さの前記紙帯を前記押圧手段の天板の上に折り曲げる帯曲げ手段と、この帯曲げ手段によって曲げられた紙帯を、前記押圧手段の天板の上で移動しないように押さえる帯押さえ手段と、この帯押さえ手段によって押さえられている前記紙帯を熱接着する熱接着手段と、前記紙帯が前記熱接着手段による加熱時に当該紙帯と接触するように前記押圧手段の天板に埋設された温度測定手段と、この温度測定手段による前記熱接着時の前記紙帯の温度が第1の設定温度に到達したときに加熱を終了する温度制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項5記載の結束装置による結束方法は、積層された複数枚の紙葉類を熱接着用紙帯で結束して把を形成する結束装置の結束方法であって、前記紙葉類の一方の面の対向する位置に配置された移動可能な板状体を有し、かつ、前記紙葉類と対向する前記板状体の一方の面を用いて前記紙葉類を押圧して湾曲させる第1の工程と、この第1の工程によって押圧された前記紙葉類に掛け回された所定の長さの前記紙帯を前記押圧手段の天板の上に折り曲げる第2の工程と、この第2の工程によって曲げられた紙帯を、前記押圧手段の天板の上で移動しないように押さえる第3工程と、この第3工程によって押さえられている前記紙帯を熱接着する第4工程と、この第4工程による熱接着時に当該紙帯と接触するように前記押圧手段の天板に埋設された第5工程と、この第5工程による前記熱接着時の前記紙帯の温度が第1の設定温度に到達したときに熱接着を終了する第6工程と、を備えたことを特徴とする結束方法。
本発明によれば、紙帯の接着時及び接着後の冷却温度を測定し、所定温度になるように制御することができるので、接着不良を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る結束装置を搭載した紙葉類処理装置1の概略構成図である。紙葉類処理装置1は、有価証券などの紙葉類Pの真偽(真券か偽券か)又は正損(再流通可能な正券か再流通不可能な損券か)を判別し、正券は集積装置30、31で集積し、損券は紙葉類裁断装置60で裁断し、裁断片を収納箱(図示しない)に収集する装置である。
上記紙葉類処理装置1には、積載された紙葉類Pを一括して供給する供給部10が設けられている。この供給部10に積載された紙葉類Pは、取出ローラ10Aによって一定間隔で1枚ずつ取り出され、搬送路(搬送手段)20に供給される。この取出ローラ10Aは、1回転する毎に紙葉類Pを1枚取り出す。この搬送路20は、搬送ローラ(図示しない)と搬送ベルト(図示しない)で構成され、紙葉類Pを搬送方向上流から下流に向かって搬送する。
さらに、この取出ローラ10Aの取出回転を検知する取出ローラ検知センサ(取出ローラ検知手段)SC10が設けられている。この取出ローラ検知センサSC10は、取出ローラ10Aが1回転する毎に1回暗になるセンサであり、この検知センサSC10の出力により紙葉類の取込みタイミングが設定されて紙葉類Pが取出される。
このようにして、取出ローラ10Aによって供給部10から取出された紙葉類Pは紙葉類判別装置50によって判別される。紙葉類判別装置50は、紙葉類Pの物理的特性を検知して判別するもので複数の装置で構成されており、搬送方向下流に向かって搬送路20に設けられている。また、これら紙葉類判別装置50の判別結果に基づいて正券と判別された紙葉類Pを集積する集積装置30・31、損券と判別された紙葉類Pを裁断する紙葉類裁断装置60、偽券又は排除券を集積する排除券集積装置33が設けられている。
取出検知部51は、供給部10から供給された紙葉類Pの取出状態を検知し検知結果を制御部2に通知する。この取出状態の検知結果が、例えば、複数枚取り出し、搬送ピッチ詰まりなどの場合は、搬送方向下流に搬送して処理する振分ゲートで振り分けられないなどの障害が発生しやすいため、搬送異常を制御部2に通知する。制御部2は、この取出異常の通知を受信し、当該紙葉類Pの搬送方向を振り分ける振分けゲートG40を左に回動することによって当該紙葉類Pを搬送路21に沿って搬送させ排除券集積装置34に集積する。この排除券集積装置34に集積された紙葉類Pは再供給することが可能である。
排除券集積装置33は、紙葉類判別装置50によって排除された紙葉類Pを集積するもので、集積羽根車33A、排除券カセット33Bを備えており、搬送路26に沿って搬送されてきた紙葉類Pを集積羽根車33Aで受け取り、排除券カセット33Bに集積する。
上記紙葉類判別装置50の判別の結果、正券は集積装置30・31に搬送され、損券は紙葉類裁断装置60に搬送され、排除券は排除券集積装置33に搬送される。
これら集積装置30・31・33は同様に構成されているため、ここでは集積装置30・31の説明を行い、排除券集積装置33は、集積装置30・31と異なる部分の説明を行う。
集積装置30には、上記紙葉類判別装置50の判別の結果、正券と判別された紙葉類Pの最初の100枚が集積される。すなわち、振分けゲートG30が右に回動され、搬送路22によって搬送された紙葉類Pは集積羽根車30Aによって集積装置30の一時集積庫30Bに集積される。
集積装置30への100枚目の通過と共に、振分けゲートG30を左側に回動し紙葉類Pが続けて集積されるのを防止すると共に、振分けゲートG31を右側に回動し、続けて搬送される101枚目以降の正券の紙葉類Pを集積装置31に搬送するようにする。
上記集積装置30の一時集積庫30Bに集積された正券100枚の紙葉類Pは結束装置40に移動後、図示しない紙帯で結束され把が形成される。同様に、集積装置31の一時集積庫31Bに集積された正券が100枚に達すると、振分けゲートG31を左側に回動し、紙葉類Pが続けて集積されるのを防止すると共に振分けゲートG30を右側に回動し、次の100枚を集積装置30の一時集積庫30Bに集積する。集積装置31の一時集積庫31Bに集積された100枚の紙葉類Pは結束装置41に移動後、図示しない紙帯で結束されて把Hが形成される。
以上の操作を繰り返すことによって、搬送される紙葉類Pを連続に集積し、100枚に達するごとに結束し把Hを形成することができる。このようにして形成された把Hは結束装置40・41からコンベア70に放出される。
このコンベア70に載置された把Hは右側から左側に搬送され、後工程に渡される。後工程では、搬送された把Hを10把積み重ねて更に結束(大帯結束)し、この結束帯に紙葉類Pの券種などの属性を印字するが当該部分は本発明の主旨の範囲外であるため詳細の説明を省略する。
図2は、図1に示す集積装置30及び結束装置40の構成を示す斜視図である。図3は、図2に示す集積装置30に集積された紙葉類Pが結束装置40で結束された把Hが排出される様子を示す。以下図2〜図3を参照して本発明の熱接着部分の構成を説明する。
図2の集積装置30は、回転する羽根車30A、端面取揃装置(図示しない)、紙葉類掻出板30C及び底板30Dなどで構成される。
羽根車3Aは、回転軸の周辺に複数の羽根が組み込まれて構成されている。この羽根車30Aは、搬送路20から振分けゲートG30によって振り分けられた紙葉類Pが搬送される搬送路23の終端し配置され、搬送路23によって搬送された紙葉類Pを羽根と羽根の間で取込み、回転しながら紙葉類Pの搬送エネルギーを吸収することにより紙葉類Pにダメージを与えずに取込むことができる。
図示しない端面取揃装置は、振動板を備え、羽根車に取込まれた紙葉類Pが紙葉類掻出板30Cによって掻き出された紙葉類Pの端面に振動を与えることによって紙葉類Pの集積姿を整位する。
紙葉類掻出板30Cは、羽根車30Aの中心に向かいかつ搬送方向上流に向かって傾斜した板状体で構成され、羽根車30Aに取込まれた紙葉類Pを掻き出す。この紙葉類掻出板30Cで掻き出された紙葉類Pは、紙葉類掻出板30Cに沿って落下し、底板30Dに集積される。
このようにして集積された紙葉類Pが100枚に達する(100枚紙葉類)と、振分けゲート30及び31が動作し、続けて搬送される紙葉類Pが集積装置31側に搬送され、羽根車31Aによって同様に集積される。このように、紙葉類Pの搬送方向を切換えることによって、連続した紙葉類Pの処理が可能になる。このようにして、底板30Dに集積された100枚紙葉類は、結束装置40に送られる。
結束装置40は、所定の長さに切断された紙帯Kを供給する紙帯供給部(図示しない)、100枚紙葉類の結束する部分を押圧して湾曲する押圧部材(押圧手段)40B、この押圧部材40Bに組み込まれ紙帯Kの温度を測定する温度測定装置(温度測定手段)40C、紙帯供給装置(図示しない)によって供給された紙帯Kを湾曲された100枚紙帯の側壁に沿って折り曲げる帯曲げ部(帯曲げ手段)40G、この帯曲げ部40Gによって折り曲げられた紙帯Kの端面を押さえる帯押さえ部材(帯抑え手段)40D、及びこの帯押さえ部材40Dによって押さえられた紙帯Kを熱接着する熱接着部(熱接着手段)40Eなどで構成される。
熱接着部40Eはヒータ部40E1及びコテ部40E2で構成され、ヒータ部40E1で所定の温度に加熱されたコテ部40E2が帯押さえ部材40Dで押さえている紙帯Kの端面まで移動して当該部分を押圧する。この押圧によって、紙帯Kが熱接着される。図3はこのようにして100枚紙葉類が紙帯Kによって結束されて把Hが形成され、プッシャ40Fに押し出されて排出される状態を示している。
本実施例では、ヒータ部40E1とコテ部40E2が別体に構成されており、コテ部40E2のみを可動式としている。従って、充電部であるヒータ部を移動する必要がなく、配線が屈曲したり、他部品に擦れたりすることによる断線、短絡又は地絡の原因を防止することができる。
図4は、本発明の温度測定装置40Cを用いた結束装置40の熱接着部分を拡大表示した図である。図4(A)は側面図で、図4(B)は斜視図である。図5は、紙帯Kの加熱温度と加熱時間の関係を示す図である。図7は、本発明の温度測定装置40Cを用いた結束装置40の熱接着方法を示すフローチャートである。以下、図4、図5を参照しながら図6のフローチャートに沿って動作を説明する。以下に示す結束制御及び温度制御(温度制御手段)は、結束装置40、41内部に組み込まれた結束制御装置(図示しない)によって行われる。
初めに、底板30Dに集積された100枚紙葉類は、支持板40A、40Aの上に載置される。押圧部材40Bは、100枚紙葉類を紙帯Kで結束する結束部分に移動し、その結束部分を押圧する。この押圧によって、100枚紙葉類が湾曲になる(第1の工程)。この状態で100枚紙葉類の底部に配置された紙帯Kが100枚紙葉類の側壁に沿って曲げられる(S1、第2の工程)。
帯押さえ部材40Dが、折り曲げられた紙帯Kの端面の上面に移動し、紙帯Kを押圧し、この帯押さえ部材40Dと押圧部材40Bの上面との間で挟持する(S2、第3工程)。帯押さえ部材40Dは、U文字形状をなし、紙帯Kの両側端面を押圧し、その中央を後述するコテ40E2で熱接着するのに適した形状になっている(図4参照)。なお、図4は、紙帯K、帯押さえ部材40D及びコテ40E2の関係がわかるように紙帯Kを挟持していない図にしてある。
ヒータ40E1によって加熱されたコテ40E2が、帯押さえ部材40Dが帯の端面を押さえている中央部分まで移動し、紙帯Kを押圧して熱接着(結束)する(S3、第4工程)。
この熱接着時に当該紙帯Kと接触するように押圧部材40Bの天板に埋設された温度測定装置40Cにより当該接触部の紙帯Kの温度を測定する(第5工程)。
この際、この帯を押圧して加熱を開始したとき、加熱時間を計測するタイマーHTmのカウントを開始する(S4)。
次に、温度測定装置40Cで測定した紙帯Kの測定温度Tmpと設定温度(第1の設定温度)Tsを比較する(S5)。この比較の結果、測定温度Tmpが設定温度Tsに達していない場合、測定温度Tmpが設定温度に達するまで加熱を継続する(S5のNo)。
測定温度Tmpが設定温度Tsに達した場合(S5のYes)、コテの押圧による紙帯Kの加熱を停止する(S6、第6工程)。
同時に、加熱時間のタイマーHTmのカウントを停止する(図5(A)、(B)参照)。
次に、測定温度Tmpと設定温度(第2の設定温度)Tdを比較する(S8)。この比較の結果、測定温度Tmpが設定温度Tdより高い場合(S8のNo)、紙帯の温度が高く、この状態で放出すると熱接着用糊の温度が高く、放出時に結束帯Kの糊はがれの可能性があるため、設定温度Td未満になるまで放置冷却する(図5(A)、(B)参照)。
測定温度Tmpが設定温度Td以下になれば(S8のYes)、帯押さえ部材40D、帯曲げ部材40Gを退避する(S9)。
その後、把Hを排出する(S10)。
次に、上記加熱時間タイマーHTMのカウント値を加熱時間タイマー下限値(加熱時間下限値)HTMl及び加熱時間タイマー上限値(加熱時間上限値)HTMmaxと比較判別する(S11)。
この比較判別の結果、HTMが加熱時間タイマー下限値HTMl以下の場合には、加熱時間が短すぎるため、下式(1)によりヒータ40E1の設定温度Tsをn℃低い温度に設定(補正)する。
Ts=Ts−n・・・・・・・・・・・・・・(1)
Ts:ヒータ40E1の設定温度
n:再設定時に低くする温度値
式(1)によって設定温度Tsが低い温度になる場合の様子を図5(C)に示す。
一方、HTMが加熱時間タイマー上限値HTMmax以上の場合には、加熱時間が長すぎるため、下式(2)によりヒータ40E1の設定温度Tsをn℃高い温度に設定(補正)する(S13)。
Ts=Ts+n・・・・・・・・・・・・・・(2)
Ts:ヒータ40E1の設定温度
n:再設定時に高くする温度値
式(2)によって設定温度Tsが高い温度になる場合の様子を図5(C)に示す。
以上説明したように、本発明の実施例によれば、熱接着時及び冷却時の紙帯の温度を直接測定することができるため、最適温度で接着し、最適温度で排出が可能になる。また、外気温度などで、加熱開始するときの接着温度までの到達時間が変動した場合には、設定温度を補正制御することができるため、より安定した熱接着可能な結束装置を提供することができる。
本発明の実施例1に係る結束装置を搭載した紙葉類処理装置の概略構成図。 図1に示す集積装置及び結束装置の構成を示す斜視図。 図2に示す集積装置に集積された紙葉類が結束装置で結束され排出される様子を示す図。 本発明の温度測定装置を用いた結束装置の熱接着部分を拡大表示した図。 紙帯の加熱温度と加熱時間の関係を示す図。 本発明の温度測定装置を用いた結束装置の接着方法を示すフローチャート。
符号の説明
H 把
P 紙葉類
K 紙帯
G30 分岐ゲート
1 紙葉類処理装置
10 供給部
20 搬送路
30 集積装置
30A 羽根車
30C 紙葉類掻出板
30D 底板
40 結束装置
40A 支持板
40B 把湾曲材
40C 温度測定装置
40D 帯押さえ部材
40E1 ヒータ
40E2 コテ
50 紙葉類判別装置

Claims (5)

  1. 積層された複数枚の紙葉類を熱接着用紙帯で結束して把を形成する結束装置であって、
    前記紙葉類の一方の面の対向する位置に配置された移動可能な板状体を有し、かつ、前記紙葉類と対向する前記板状体の一方の面を用いて前記紙葉類を押圧して湾曲させる押圧手段と、
    この押圧手段によって押圧された前記紙葉類に掛け回された所定の長さの前記紙帯を前記押圧手段の天板の上に折り曲げる帯曲げ手段と、
    この帯曲げ手段によって曲げられた紙帯を、前記押圧手段の天板の上で移動しないように押さえる帯押さえ手段と、
    この帯押さえ手段によって押さえられている前記紙帯を熱接着する熱接着手段と、
    前記紙帯が前記熱接着手段による加熱時に当該紙帯と接触するように前記押圧手段の天板に埋設された温度測定手段と、
    この温度測定手段による前記熱接着時の当該紙帯の温度が第1の設定温度に到達したときに加熱を終了する温度制御手段と、
    を備えたことを特徴とする結束装置。
  2. 前記加熱を終了した後、前記紙帯の温度が第2の設定温度に到達した後前記紙帯によって結束された把を次工程に移動することを特徴とする請求項1記載の結束装置。
  3. 前記紙帯の熱接着を開始してから前記第1の設定温度に到達するまでの加熱時間が加熱時間下限値に満たない場合には、第1の設定温度を当該第1の設定温度から所定の補正温度値を減算した温度に補正することを特徴とする請求項1記載の結束装置。
  4. 前記紙帯の熱接着を開始してから前記第1の設定温度に到達するまでの加熱時間が加熱時間上限値を超える場合には、第1の設定温度を第1の設定温度に所定の補正温度値を加算した温度に補正することを特徴とする請求項1記載の結束装置。
  5. 積層された複数枚の紙葉類を熱接着用紙帯で結束して把を形成する結束装置の結束方法であって、
    前記紙葉類の一方の面の対向する位置に配置された移動可能な板状体を有し、かつ、前記紙葉類と対向する前記板状体の一方の面を用いて前記紙葉類を押圧して湾曲させる第1の工程と、
    この第1の工程によって押圧された前記紙葉類に掛け回された所定の長さの前記紙帯を前記押圧手段の天板の上に折り曲げる第2の工程と、
    この第2の工程によって曲げられた紙帯を、前記押圧手段の天板の上で移動しないように押さえる第3工程と、
    この第3工程によって押さえられている前記紙帯を熱接着する第4工程と、
    この第4工程による熱接着時に当該紙帯と接触するように前記押圧手段の天板に埋設された第5工程と、
    この第5工程による前記熱接着時の前記紙帯の温度が第1の設定温度に到達したときに熱接着を終了する第6工程と、
    を備えたことを特徴とする結束方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010023878A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Oki Electric Ind Co Ltd 紙葉類施封方法およびその施封装置
CN111605746A (zh) * 2020-05-09 2020-09-01 湖北隐冠轴业有限公司 流水线自动出货包装设备

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