JP2007183876A - 結束状態検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所定枚数の紙葉類を結束して形成した把の中のゆるい把を確実に検知する結束状態検知装置を提供する。
【解決手段】 図5(1)は、正常な把H1が結束状態検知装置8Aを通過した場合を示す。把H1が搬送され、把H1の先端が揺動爪80に接触すると、揺動爪80は把H1に押されて揺動爪80が図示E方向に揺動される。この結果、把姿は荷崩れることなく揺動爪80の下を通過する。図5(2)は、紙帯ゆる把又は紙帯なし把が結束状態検知装置8Aを通過した場合を示す。この場合、把H2は揺動爪80をずらすことができず、自らの把姿が崩れるために、把H2の搬送方向の長さが長くなる。この搬送方向の長さは、透過センサ78によって測定される。この長さ測定の結果、許容値を超えて長い場合に、把Hは異常となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有価証券などの紙葉類を検査し、検査結果に基づいて区分集積し、所定枚数毎に結束した把の結束状態検知装置に関する。
図7は、従来の把の搬送機構及び把の検出方法を説明する図である。図7(1)は、所定枚数の紙葉類Pを結束帯(以下、紙帯と称する。)Kで結束して形成した把Hをコンベア76、77上に載置して図示矢印A方向に搬送し、透過センサ78で把Hの搬送方向長さを測定することにより、把の中の飛び出し紙葉類Pや把の荷崩れによって長くなった把を検知することができる。
図7(2)は、把の結束状態を検知する場合の一例で、紙帯Kがゆるい把Ha又は紙帯なし把をシュート装置71で傾斜搬送してコンベア76上に載置する。このとき、結束状態が弱い把Haは荷崩れが発生し図示した状態になる。その後、図7(1)に示す方法により把Haの搬送方向長さを測定することによって結束状態を検知することができる。(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−192826号公報 (第3頁、図1)
しかしながら、特許文献1記載の紙葉類処理装置では、把の紙帯がゆるい場合、傾斜搬送路によって荷崩れが発生するか否かは落下速度に依存しており、紙帯の締め付け力がどの程度の場合に紙帯がゆるい把(以下、紙帯ゆる把と称する。)として検知するかの制御を行うのが困難であるという課題があった。また、傾斜搬送などの把姿を崩す機構を受渡部分に設ける必要があるため、受渡部分の構造や空間に制約を与えているという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、把の搬送方向と反対方向に付勢した揺動体により、把に荷崩れ力を加えながら把の搬送方向の長さを測定することによって紙帯ゆる把を確実に検知する結束状態検知装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の結束状態検知装置は、所定枚数の紙葉類を結束した把を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される把の長さを検知する検知センサと、この検知センサの検知位置から搬送下流に第1の距離離れた位置で、前記把の搬送面の上面側に搬送面から第2の距離離れた位置に一端部が位置し、他端部が回動可能に軸支された板状体を有し、この板状体の前記一端部が前記把を搬送する搬送力によって押圧されるとき、他端部が軸を中心に回動する揺動体と、この揺動体を前記搬送手段による搬送方向と反対方向に付勢する付勢手段と、前記揺動体が前記付勢手段によって付勢されるとき、前記揺動体の揺動を停止するストッパと、を備え、前記搬送手段は、前記把を搬送する搬送力が前記付勢手段による付勢力より大きくなるように設定したことを特徴とする。
また、本発明の請求項5記載の結束状態検知装置は、所定枚数の紙葉類を結束した把を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって前記把が搬送されるとき、前記把の搬送面の上面側に搬送面から第1の距離離れた位置に一端部が位置し、他端部が回動可能に軸支された板状態を有し、この板状態の前記一端部が前記把を搬送する搬送力によって押圧されるとき、他端部が軸を中心に回動する揺動体と、この軸の回動角を検知する検知手段と、前記揺動体を前記搬送手段による搬送方向と反対方向に付勢する付勢手段と、前記揺動体が前記付勢手段によって付勢されるとき、前記揺動体の揺動を停止するストッパと、を備え、前記搬送手段は、前記把を搬送する搬送力が前記付勢手段による付勢力より大きくなるように設定したことを特徴とする。
本発明によれば、把の搬送方向と反対方向に付勢した揺動体により、把に荷崩れ力を加えながら把の搬送方向の長さを測定することによって紙帯ゆる把を確実に検知することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例1による結束状態検知装置8Aを搭載する紙葉類処理装置100の概略構成図である。この紙葉類処理装置100には、供給された紙葉類を1枚ずつ取り出す取出装置1、この取出装置1によって一定の間隔で1枚ずつ取り出された紙葉類Pを搬送する搬送路3、この搬送路3によって搬送された紙葉類Pの印刷状態を検査する紙葉類検査装置4、この紙葉類検査装置4による検査別結果に基づいて当該紙葉類Pを集積する集積装置、及びこの集積装置で集積された紙葉類を紙帯で結束する結束装置からなる集積・結束手段としての集積・結束装置5、及び排除券を集積する排除券集積装置6が備えられている。
取出装置1には、1投入単位である例えば1000枚の紙葉類Pを一括して供給する供給部10、供給された紙葉類Pを一定の間隔で1枚ずつ取り出す取出部20が備えられている。
供給部10には、紙葉類Pを集積して載置する供給台としてのバックアッププレート11、このバックアッププレート11を支持する支持部材12、バックアッププレート11に積載された紙葉類Pの最上面の紙葉類Pが常に取り出し位置になるように紙葉類Pの取出位置を検知する取出位置検知手段としての取出位置検知センサS1、この取出位置検知センサS1に紙葉類Pの上面が当接するようにバックアッププレート11の位置を上昇又は下降する駆動手段(図示しない)が備えられている。
取出部20には、バックアッププレート11に集積された紙葉類Pの最上面の紙葉類Pから1枚ずつ取り出す正逆回転可能な取出手段としての取出ロータ21が備えられている。この取出ロータ21は、負圧によるエアーの吸い込みによって紙葉類Pを1回転する毎に1枚取り出す。取り出された紙葉類Pは、図示矢印A方向に所定の間隔を開けて連続的に取り出されて搬送される。
紙葉類検査装置4は、搬送される紙葉類Pの印刷状態を検査する。この検査結果印刷状態が正常な紙葉類Pは正紙と判別され、検査の結果印刷状態に異常がある券は損紙と判別され、搬送異常券、2枚取りなど検査不能券は排除券と判別される。
集積・結束装置5には、正紙を集積して結束する複数の集積・結束装置51・52、損紙を集積して結束する複数の集積・結束装置53・54、及びオーデット券を集積して結束するオーデット集積装置55が備えられており、紙葉類Pが搬送される搬送路3から紙葉類Pを分離するために搬送路3の終端に紙葉類Pを集積する集積装置として羽根車集積装置がそれぞれ備えられている。
例えば、集積・結束装置51の羽根車集積装置は、羽部車51a、一時集積庫51b、及びプッシャー(図示しない)などを備えている。羽根車51aは、複数の羽根が回転軸の周辺に組み込まれており、搬送されてきた紙葉類Pを羽根と羽根の間で受け取れるように紙葉類Pの搬送に同期して回転している。この羽根車を使用することによって、高速に搬送される紙葉類Pの運動エネルギーを吸収しながら、かつ、紙葉類Pを一時集積庫51bに集積する。
結束装置51cは、一時集積庫51bに集積された紙葉類Pが例えば所定枚数として設定された100枚に達すると、この100枚紙葉類を紙帯で結束し、把を形成する。このとき用いられる紙帯には、結束された紙葉類Pの内容を示す属性、装置番号などが印字されるが、本発明の主旨ではないので、詳細は省略する。他の集積・結束装置52〜54も同様に構成されているため、ここでは、その説明を省略する。
排除券は、排除券集積装置6に集積される。実施例では、羽根車集積装置を用いていないが、用いた場合であっても本発明の主旨に含まれる。
上記結束装置51〜55で形成された把は、後工程7に渡される。後工程7には、一時保留手段としてのシュート装置71〜75、第1の搬送手段としてのコンベア76、第2搬送手段としてのコンベア77、結束状態検知装置8A、及び大帯結束装置(図示されていない)などが備えられている。
シュート装置71〜75は、開放された取り込み口を有する箱体のシュート部71a〜75aを有し、このシュート部71a〜75aに把Hを取り込むことができる。箱体の下面の略中央は、駆動モータ(図示しない)に軸支されている。この駆動モータは正逆回転可能に構成されており、この駆動モータを駆動することによって、駆動力を伝達するリンク機構が動作し、シュート部が回動される。この回動により、取り込まれた把Hの搬送方向が反転される。この結果図示矢印B方向に搬送されてきた把Hは、シュート部の動作によって図示矢印C方向に反転されてコンベア76に放出される。
コンベア76は、上記シュート装置71〜75から放出される把Hを取り込み搬送する。このコンベア76の搬送速度は、コンベア76出口から各シュート装置71〜75の把放出口までの距離、及びその間搬送される把の搬送時間などによって設定され、本実施例の把の搬送速度は666mm/sになっている。
コンベア77は、上流に配置された第1の搬送路としてのコンベア77Uと、下流に配置された第2搬送路としてのコンベア77Lが備えられており、コンベア77Uとコンベア77Lの間の隙間に検知センサとしての透過センサ78が配置されている。また、透過センサ78の下流で、把Hが搬送されるコンベアの上面には、結束状態検知装置8Aが備えられている。
この結束状態検知装置8Aは、搬送される把Hの先端部と接触して把Hを積極的にずらすための揺動体としての揺動爪80、この揺動爪80を搬送方向と反対方向に付勢する付勢手段としての戻りテンションバネなどで構成される(詳細は後述する。)。
図2は、紙葉類処理装置100のシステム制御ブロック図である。上述した紙葉類処理装置100のシステムは、取出し・搬送手段201、紙葉類検査手段202、集積・結束手段203、後工程手段204、及びこれらの各制御部を統括するシステム統括制御部200で構成される。
取出し・搬送手段201は、取出装置1、搬送路3、及びこれらを制御する取出・搬送制御部201aを備えている。この取出・搬送制御部201aは、紙葉類検査装置制御部202a及びシステム統括制御部200と接続され、システム統括制御部200から取出し開始許可を受信し、紙葉類検査装置制御部202aの検査結果に基づいて搬送される紙葉類の取り出しから集積・結束装置5までの紙葉類の流れを管理する。この管理の中で、集積・結束装置5に100枚集積された場合には、システム統括制御部200に対して100枚集積通知を行う。
紙葉類検査手段202は、紙葉類検査装置4、及びこれを制御する紙葉類検査装置制御部202aを備えている。この紙葉類検査装置制御部202aは、取出・搬送制御部201a及びシステム統括制御部200と接続され、紙葉類Pの検査結果を取出・搬送制御部201a及びシステム統括制御部200に送信する。
集積・結束手段203は、集積・結束装置5、排除券集積装置6、及びこれらを制御する集積・結束装置制御部203aを備えている。この集積・結束装置制御部203aは、システム統括制御部200と接続され、システム統括制御部200からの紙帯結束指示を受信し、把を形成し、システム統括制御部200に対して紙帯結束完了応答を行う。
後工程手段は、シュート装置71〜75、コンベア76、コンベア77、結束状態検知装置8A、大帯結束装置(図示しない)、及びこれらを制御する後工程制御部204aを備えている。この後工程制御部204aは、システム統括制御部200と接続され、システム統括制御部200からの搬送開始指示に基づいてシュート装置71〜75以降の後工程の動作を制御する。
図3は、実施例1による結束状態検知装置8Aの構成を説明する図である。結束状態検知装置8Aは、揺動爪部と、の揺動爪部で揺動された把Hの長さを検知する透過センサ78で構成される。
揺動爪部には、コンベア77によって搬送される把Hの長さを検知する検知センサとしての透過センサ78の搬送下流に距離β(第1の距離)離れた位置で、搬送面の上面側に搬送面から距離a(第2の距離)離れた位置に一端部を有する板状態の揺動体である揺動爪80、この揺動爪80の揺動側と反対側の他端部を回動可能に軸支する揺動軸81、揺動爪80を搬送方向と反対方向に付勢する戻りテンションバネ83、及び揺動爪80が戻りテンションバネ83で付勢されるとき戻り位置を設定するストッパとしての揺動爪ストッパ82、が設けられている。このような構成により、把Hがコンベア77上を搬送されるとき、搬送される把Hは搬送方向と反対方向に付勢される。また、この付勢力によってコンベア77に載置された把Hが前記搬送方向と逆方向に搬送されるのを防止する把ストッパ手段としての把ストッパ84を設けてもよい。
透過センサ78は、コンベア77の搬送方向と直行する方向の2箇所を光学的に検知するための投光器及び受光器がそれぞれ配置され、搬送される把の搬送方向の長さを測定する。
以上のように構成された揺動把80、把ストッパ84及び透過センサ78と、処理される把Hの関係を下式(1)、(2)を用いて説明する。
把Hが揺動爪80によって荷崩れするための構造条件を下式(1)に示す。
c<a<b・・・・・(1)
c:把ストッパ84の搬送面からの高さ
a:搬送面から揺動爪80までの距離(第2の距離)
b:把の厚さ
次に、把Hが揺動爪80によって荷崩れするための戻りテンションバネ83の付勢力の条件を下式(2)に示す。この戻りテンションバネ83のバネ力による付勢力FRが把Hとコンベア77との摩擦力FF以下になるように設定される必要がある。
FF>FR・・・・・・(2)
FF:把Hとコンベア77との付勢力
FR:揺動爪81による搬送方向と反対方向の付勢力
上式(2)が成立する場合には、把ストッパ84が不要になり、装置が簡略化できる。なお、この戻りテンションバネ83の選定、及び取り付け位置を調整することによって紙帯の結束力がどの程度ゆるくなった場合に異常として処理できるかを制御することができる。
次に、把Hが荷崩れによって長くなった把Hの長さ測定の条件を下式(3)に示す。この式(3)の条件を用いることによって、把Hの結束状態が悪い場合には把Hに荷崩れを発生させながら把Hの搬送方向長さ測定が可能である。なお、β>αの状態に透過センサ78が配置されている場合には、透過センサ78で荷崩れ前の把の搬送方向の長さを測定し、揺動爪80によって把に荷崩れを発生させ、この揺動爪80の搬送方向下流にさらにセンサを配置して把の長さを測定することにより荷崩れを検知することになり、不経済である。
β<α・・・・・・・(3)
β:透過センサ78の検知位置から揺動爪80までの距離(第1の距離)
α:把Hの搬送方向長さ
図4は、不良把の一例を示す図である。図4(1)は、把Hの中の紙葉類Pが飛び出している状態を示している。図4(2)は、把Hの結束力が弱く、紙帯ゆる把状態になっている場合を示している。図4(3)は、紙帯がない状態を示す。
図5は、実施例1の結束状態検知装置8Aの動作を説明する図である。図5(1)は、正常な把H1が結束状態検知装置8Aを通過した場合を示す。この場合は、把H1の結束状態がよいために、把H1が搬送され、把H1の先端が揺動爪80に接触すると、揺動爪80は把H1に押されて揺動爪80が図示E方向に揺動される。この結果、把姿は荷崩れることなく揺動爪80の下を通過する。
図5(2)は、紙帯ゆる把又は紙帯なし把が結束状態検知装置8Aを通過した場合を示す。この場合、把H2は揺動爪80をずらすことができず、自らの把姿が崩れるために、把H2の搬送方向の長さが長くなる。この搬送方向の長さは、透過センサ78によって測定される。この長さ測定の結果、許容値を超えて長い場合に、把Hは異常となる。このようにして、不良な把を次工程に送ることを防止する。
把とは、所定枚数(例えば、100枚)の紙葉類を紙帯で結束した状態をいうが、ここでは、結束装置での結束に失敗し、後工程に搬送されてしまった紙葉類の束も把として位置づけている。
以上述べたように、本発明によれば、把の搬送方向と反対方向の張力を有する戻りテンションバネで把に荷崩れ力を加えながら把の搬送方向の長さを測定することによって紙帯のゆるい把を確実に検知することができる。また、戻りテンションバネの選定、及び取り付け位置を調整することによって紙帯の結束力がどの程度ゆるくなった場合に異常として処理するかを任意に設定することができる。
図6は、本発明の実施例2による結束状態検知装置8Bの構成を説明する図である。本実施例2の構成は、揺動軸81が角度変化検出センサ85と接続されており、揺動軸81の回動角θを検出できるようになっている。また、図3に示す実施例1の透過センサ78が削除されている。その他の部分は図3の実施例1同様であるため、異なる部分のみ説明し、同一部分の説明を省略する。
図3に示す実施例1では、把姿をずらすことにより長くなった券の長さを測定することによって紙帯ゆる把又は紙帯はがれ(紙帯なし)を検知していたが、本実施例では、揺動爪80が同様の動作をしたときの揺動軸の回転角を検知することにより把Hの異常を検知する。この回転角θは、把Hの状態によって、下式(4)〜(6)に示す値になる。
正常把の場合、静止状態にある揺動爪80aが荷崩れすることがないために押し出される。このときの揺動角θは、把の厚さによって決定され、そのときの角度をθ1とすると、下式(4)で示される。
θ=θ1±Δθ・・・・・・・・・・・・・(4)
Δθ:揺動角の許容値
紙帯ゆる把の場合には、紙帯による結束状態によって揺動角θが下式(5)で示す範囲の値になる。
(0+Δθ)<θ<(θ1±Δθ)・・・・・(5)
紙帯はがれ(紙帯なし)の場合には、揺動角θが下式(6)で示す値になる。
θ=0+Δθ・・・・・・・・・・・・・・(6)
なお、本実施例においても、コンベア76とコンベア77は分離配置されることが望ましい。その理由は、コンベア76による把の搬送速度と、コンベア77による結束状態検知装置での搬送速度を異なる速度で検知することが可能になるためである。例えば、コンベア76による把の搬送速度はシステムの処理速度で設定される高速搬送を行うが、コンベア77による結束状態検知装置では、検知性能を確保する観点からコンベア76よりは低速で搬送するのが好適である場合があるが、本発明の主旨ではないため、詳細の説明を省略する。
以上説明した実施例2の場合には、実施例1のように透過センサ78による把の長さ測定を行わないために、コンベア77を分離して透過センサ78を配置する必要がなくシンプルな構成によって実施例1同様の効果を得ることができる。
本発明の実施例1による結束状態検知装置8Aを搭載する紙葉類処理装置の概略構成図。 紙葉類処理装置1のシステム制御ブロック図。 実施例1による結束状態検知装置8Aの構成を説明する図。 不良把の一例を示す図。 実施例1の結束状態検知装置8Aの動作を説明する図。 実施例2による結束状態検知装置8Bの構成を説明する図。 従来の把の搬送機構及び把の検出方法を説明する図。
符号の説明
H 把
K 結束帯(紙帯)
P 紙葉類
1 取出装置
3 搬送路
4 紙葉類検査装置
5 集積・結束装置
6 排除券集積装置
7 後工程
8A、8B 結束状態検知装置
10 供給部
20 取出部
51a〜55a 羽根車
51b〜55b 一時集積庫
51c〜55c 結束装置
71〜75 シュート装置
76、77コンベア
78 透過センサ
80 揺動爪(揺動体)
81 揺動軸(軸)
82 揺動爪ストッパ(ストッパ)
83 戻りテンションバネ(付勢手段)
84 把ストッパ(把ストッパ手段)
100 紙葉類処理装置

Claims (6)

  1. 所定枚数の紙葉類を結束した把を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段によって搬送される把の長さを検知する検知センサと、
    この検知センサの検知位置から搬送下流に第1の距離離れた位置で、前記把の搬送面の上面側に搬送面から第2の距離離れた位置に一端部が位置し、他端部が回動可能に軸支された板状体を有し、この板状体の前記一端部が前記把を搬送する搬送力によって押圧されるとき、他端部が軸を中心に回動する揺動体と、
    この揺動体を前記搬送手段による搬送方向と反対方向に付勢する付勢手段と、
    前記揺動体が前記付勢手段によって付勢されるとき、前記揺動体の揺動を停止するストッパと、
    を備え、
    前記搬送手段は、前記把を搬送する搬送力が前記付勢手段による付勢力より大きくなるように設定したことを特徴とする結束状態検知装置。
  2. 前記検知センサの検知位置から前記揺動体までの前記第1の距離は、前記把の搬送方向の長さより短いことを特徴とする請求項1記載の結束状態検知装置。
  3. 前記搬送面から前記揺動体の一端部までの前記第2の距離は、前記把の厚さより短い長さであることを特徴とする請求項1記載の結束状態検知装置。
  4. 前記搬送手段は、
    前記把を搬送するコンベアと、
    このコンベアを駆動する駆動手段と、
    このコンベアに載置された把が前記搬送方向と逆方向に搬送されるのを防止する把ストッパ手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の結束状態検知装置。
  5. 所定枚数の紙葉類を結束した把を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段によって前記把が搬送されるとき、前記把の搬送面の上面側に搬送面から第1の距離離れた位置に一端部が位置し、他端部が回動可能に軸支された板状態を有し、この板状態の前記一端部が前記把を搬送する搬送力によって押圧されるとき、他端部が軸を中心に回動する揺動体と、
    この軸の回動角を検知する検知手段と、
    前記揺動体を前記搬送手段による搬送方向と反対方向に付勢する付勢手段と、
    前記揺動体が前記付勢手段によって付勢されるとき、前記揺動体の揺動を停止するストッパと、
    を備え、
    前記搬送手段は、前記把を搬送する搬送力が前記付勢手段による付勢力より大きくなるように設定したことを特徴とする結束状態検知装置。
  6. 前記搬送面から前記揺動体の一端部までの前記第1の距離は、前記把の厚さ方向の距離より短いことを特徴とする請求項5記載の結束状態検知装置。
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