JP2010023116A5 - - Google Patents

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なお、上記スローアウェイチップにおいては、そのチップ本体1の上記周面のうちすくい面3に隣接する残りの一対の他の周面5と該すくい面3との交差稜線も切刃6として使用されることがあり、この場合にはこの他の周面5は該切刃6の逃げ面とされるとともに、この他の周面5と上記平板面2との交差稜線部は断面1/4凸円弧等の凸曲面とされ、これに伴い上記切刃4,6が形成された交差稜線同士が交差するすくい面3の角部には、これらの切刃4,6に滑らかに連なる1/4凸円弧状のコーナ部7が形成される。また、この特許文献1に記載されたスローアウェイチップは、上記すくい面3と逃げ面とされる平板面2および他の周面5が切刃4,6を介して直交する方向に配設されたネガティブタイプとされ、しかも上記すくい面3にチップブレーカ8が形成されたブレーカ付きのスローアウェイチップとされている。さらに、この特許文献1では、上記キャビティー内にダイからピンを出没可能に設けて、スローアウェイチップの工具本体への取り付けの際にクランプネジ等が挿入される取付穴9となる貫通孔を圧粉体に形成するようにしている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の切削工具の切刃部材の製造方法は、互いに対向して相対的に離接させられるパンチと、接近したこれらパンチの周囲を取り囲むように配設されて該パンチとの間にキャビティーを画成するダイとを備えたプレス成形金型を用いて、上記キャビティーに投入した超硬合金またはサーメットの原料粉末を上記パンチによって圧縮することにより、切削工具の切刃を備えた切刃部材に製造される圧粉体をプレス成形する切削工具の切刃部材の製造方法であって、上記ダイを、上記キャビティーを間にして分割して駆動手段によって離接可能とするとともに、上記ダイに上記キャビティーの外側に向けて後退する凹部を形成し、上記パンチの離接方向を向くこの凹部の壁面を、該凹部の底面鈍角に交差するように連なる平面状に形成して、この凹部に上記パンチによって圧縮される上記原料粉末を充密させることにより、上記圧粉体において上記ダイにより成形される部分に、平面を有して上記パンチが離間する方向側に隣接する部分に対して相対的に凸となる突出部を成形し、上記ダイを分割することにより、成形された上記圧粉体を上記プレス成形金型から抜き出すことを特徴とする。
また、本発明の圧粉体のプレス成形金型は、このような切削工具の切刃部材の製造方法に用いられる圧粉体のプレス成形金型であって、互いに対向して相対的に離接させられるパンチと、接近したこれらパンチの周囲を取り囲むように配設されて該パンチとの間にキャビティーを画成するダイとを備え、上記ダイは、上記キャビティーを間にして分割されて駆動手段によって離接可能とされるとともに、このダイには、上記キャビティーの外側に向けて後退する凹部が形成されていて、上記パンチの離接方向を向くこの凹部の壁面が、該凹部の底面鈍角に交差するように連なる平面状に形成されていることを特徴とする。
このような切削工具の切刃部材の製造方法および該製造方法に用いられる圧粉体のプレス成形金型では、キャビティーを画成するプレス成形金型のダイに、このキャビティーの外側に向けて後退する凹部が形成されていることにより、キャビティーに投入された原料粉末は、パンチの接近によって圧縮される際にパンチの離接方向からはみ出すように押し出されることによって該凹部に充密され、圧縮されて上記突出部に成形されることとなる。従って、この切刃部材が、略平板状を呈するチップ本体を有して、該チップ本体の厚さ方向を向く平板面とこの平板面の周りに配置される周面とを備え、この周面に形成されたすくい面と上記平板面との交差稜線と、このすくい面に隣接する他の周面と該すくい面との交差稜線との少なくとも一方に切刃が形成された上記縦刃式のスローアウェイチップであって、このような圧粉体を上記チップ本体の厚さ方向に対応する方向に上記パンチを離接することにより成形する場合に、突出部が圧粉体においてチップ本体の例えば逃げ面に対応する他の周面に対応する部分に成形されるように上記凹部をダイ側に形成することにより、パンチのプレス面とパンチ側の摺接面との交差角は確保することができるので破損を防いでプレス成形金型の寿命の延長を図ることができる。そして、さらに上記凹部の壁面を、該凹部の底面鈍角に交差するように連なる平面状に形成することにより、チップ本体の交差稜線部が平面とされたスローアウェイチップを製造することができる。
なお、これら第1〜第4の参考例およびその変形例、そしてこれらに基づく本発明の一実施形態では、上記縦刃式のスローアウェイチップの製造に適用した場合について説明したが、スローアウェイチップ以外の他の切削工具の切刃部材をその原料粉末の圧粉体から製造するときにも適用することができ、またスローアウェイチップでも平板状以外のチップ本体を有するものを製造するときにも適用可能である。さらには、平板状のチップ本体を有するスローアウェイチップでも、その厚さ方向を向く平板面がすくい面とされるとともに、この平板面の周りに配置される周面の少なくとも1つが逃げ面とされ、これらすくい面と逃げ面とされる周面との間に切刃が形成されたスローアウェイチップを製造する場合に適用することも可能である。

Claims (14)

  1. 互いに対向して相対的に離接させられるパンチと、接近したこれらパンチの周囲を取り囲むように配設されて該パンチとの間にキャビティーを画成するダイとを備えたプレス成形金型を用いて、上記キャビティーに投入した超硬合金またはサーメットの原料粉末を上記パンチによって圧縮することにより、切削工具の切刃を備えた切刃部材に製造される圧粉体をプレス成形する切削工具の切刃部材の製造方法であって、上記ダイを、上記キャビティーを間にして分割して駆動手段によって離接可能とするとともに、上記ダイに上記キャビティーの外側に向けて後退する凹部を形成し、上記パンチの離接方向を向くこの凹部の壁面を、該凹部の底面鈍角に交差するように連なる平面状に形成して、この凹部に上記パンチによって圧縮される上記原料粉末を充密させることにより、上記圧粉体において上記ダイにより成形される部分に、平面を有して上記パンチが離間する方向側に隣接する部分に対して相対的に凸となる突出部を成形し、上記ダイを分割することにより、成形された上記圧粉体を上記プレス成形金型から抜き出すことを特徴とする切削工具の切刃部材の製造方法。
  2. 上記切刃部材は、略平板状を呈するチップ本体を有して、該チップ本体の厚さ方向を向く平板面とこの平板面の周りに配置される周面とを備え、この周面に形成されたすくい面と上記平板面との交差稜線と、このすくい面に隣接する他の周面と該すくい面との交差稜線との少なくとも一方に切刃が形成されたスローアウェイチップであって、上記パンチは上記厚さ方向に対応する方向に離接させられ、上記ダイに形成された上記凹部により、上記圧粉体において上記チップ本体の周面に対応する部分に上記突出部を成形することを特徴とする請求項1に記載の切削工具の切刃部材の製造方法。
  3. 上記切刃部材はチップ本体を有して厚さ方向を向くがすくい面とされるとともに、このの周りに配置される周面の少なくとも1つが逃げ面とされ、これらすくい面と逃げ面とされる周面との間に切刃が形成されたスローアウェイチップであって、上記パンチは上記厚さ方向に対応する方向に離接させられ、上記ダイに形成された上記凹部により、上記圧粉体において上記チップ本体の周面に対応する部分に上記突出部を成形することを特徴とする請求項1に記載の切削工具の切刃部材の製造方法。
  4. 上記凹部を、上記パンチの離接方向を向くこの凹部の両壁面に連なって上記キャビティーの内側に向けて凸となるその突端からの深さが、これらの突端間の上記離接方向の間隔以下となるように形成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の切削工具の切刃部材の製造方法。
  5. 上記キャビティー内に、互いに接近した上記パンチ間に該パンチの離接方向に突出する突部を設けることにより、上記圧粉体に貫通孔を形成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の切削工具の切刃部材の製造方法。
  6. 上記パンチのプレス面に、上記ダイの凹部側に向けて互いの間隔が漸次大きくなる傾斜面を備えて、上記凹部に上記原料粉末を充密させることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の切削工具の切刃部材の製造方法。
  7. 上記ダイを、上記パンチの離接方向または該離接方向に垂直な方向に分割することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の切削工具の切刃部材の製造方法。
  8. 上記切刃部材は、略三角形平板状のチップ本体を有して、該チップ本体の厚さ方向を向く三角形状の平板面とこの平板面の周りに配置される周面とを備えたスローアウェイチップであって、上記パンチは上記厚さ方向に対応する方向に離接させられ、上記ダイに形成された上記凹部により、上記圧粉体において上記チップ本体の周面に対応する部分に上記突出部を成形することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の切削工具の切刃部材の製造方法。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の切削工具の切刃部材の製造方法に用いられる圧粉体のプレス成形金型であって、互いに対向して相対的に離接させられるパンチと、接近したこれらパンチの周囲を取り囲むように配設されて該パンチとの間にキャビティーを画成するダイとを備え、上記ダイは、上記キャビティーを間にして分割されて駆動手段によって離接可能とされるとともに、このダイには、上記キャビティーの外側に向けて後退する凹部が形成されていて、上記パンチの離接方向を向くこの凹部の壁面が、該凹部の底面鈍角に交差するように連なる平面状に形成されていることを特徴とする圧粉体のプレス成形金型。
  10. 上記凹部は、上記パンチの離接方向を向くこの凹部の両壁面に連なって上記キャビティーの内側に向けて凸となるその突端からの深さが、これらの突端間の上記離接方向の間隔以下とされていることを特徴とする請求項9に記載の圧粉体のプレス成形金型。
  11. 上記キャビティー内には、互いに接近した上記パンチ間に該パンチの離接方向に突出する突部が設けられることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の圧粉体のプレス成形金型。
  12. 上記パンチのプレス面には、上記ダイの凹部側に向けて互いの間隔が漸次大きくなる傾斜面が備えられていることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか一項に記載の圧粉体のプレス成形金型。
  13. 上記ダイは、上記パンチの離接方向または該離接方向に垂直な方向に分割可能とされ
    ていることを特徴とする請求項9から請求項12のいずれか一項に記載の圧粉体のプレス成形金型。
  14. 上記切刃部材として略三角形平板状のチップ本体を有するスローアウェイチップに製造される略三角形平板状の上記圧粉体を粉末プレス成形することを特徴とする請求項9から請求項13のいずれか一項に記載の圧粉体のプレス成形金型。
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