JP2010023101A - 成形条件決定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プレス機の成形条件決定方法は、しわ押え力を成形開始から成形完了まで一定として、亀裂が発生し得る最小のしわ押え力を求める手順と、この求めたしわ押え力よりも低い値を基準しわ押え力P3として、基準しわ押え力P3の成形開始から成形完了までの平均値を算出する手順と、当該算出した平均値P3が一定となるしわ押え力の変化パターンt1〜t5の中から、しわおよび亀裂の両方の発生を抑制可能なしわ押え力の変化パターンt5を抽出する手順と、を備える。
【選択図】図6
Description
このようなプレス工程では、例えば、サーボモータを用いたサーボプレス機が用いられる。このサーボプレス機によれば、成形中に上型のスライド速度およびダイクッション圧を自在に変化させることができるため、プレス成形の自由度が高く、サイクルタイムを短縮できる。
例えば、予め試作を行って、各スライド速度について、成形品の品質が一定基準を満たすことのできるダイクッション圧の最低値および最高値を求めて、データベース化しておく。そして、プレス成形時には、スライド速度に応じて、このデータベースからダイクッション圧の最低値および最高値を読み出し、ダイクッション圧を、この最低値と最高値との中間値とする(特許文献1参照)。
この方法によれば、スライド速度に応じて、容易にダイクッション圧を設定できる。
したがって、実際には、サーボプレス機では、スライド速度とダイクッション圧との最適値を決定するために膨大な回数の試作を行う必要があり、その結果、工数が増加し、コストが上昇する、という問題がある。
そこで、この発明によれば、亀裂の発生を抑制できるしわ押え力として、基準しわ押え力を決定し、この基準しわ押え力の成形開始から成形完了までの平均値を算出する。そして、この平均値が一定となるしわ押え力の変化パターンの中から、しわおよび亀裂の両方の発生を抑制可能なしわ押え力の変化パターンを抽出する。
すなわち、まず、亀裂の発生を抑制できる変化パターンを絞り込み、その後、この絞り込んだ変化パターンの中から、亀裂に加えてしわの発生を抑制できる変化パターンを特定する。このように平均値が一定となるという拘束条件の下で、しわ押え力の変化パターンを絞り込んだので、最適なしわ押え力の変化パターンを効率よく求めることができる。
特に、サーボプレス機やNCダイクッションでは、成形中にスライド速度やダイクッション圧を自在に変化させることができるため、成形条件を無数に設定可能であり、最適な成形条件を求めることは困難であるが、本発明によれば、試作の回数を大幅に削減できる。
図1は、プレス機30の概略構成を示す図である。
プレス機30は、いわゆるサーボプレス機であり、ワークとしての鋼板32の下側に配置された下型41を有する下型機構40と、下型41に対して、上型51を接近、離隔させる上型機構50と、これら下型機構40および上型機構50を制御する制御装置31と、を有する。
上述のドロー成形では、スライダ56つまり上型51を、図3に示すように変位させて、絞り加工を行う。具体的には、上型51を上死点(X1)から所定のスライド速度で下降させ、鋼板に接触する位置(X2)の直前で速度を低下させて、この遅いスライド速度で鋼板に接触し、その後、速度を上昇させつつ、プレス成形する。上型51が下死点(X0)に到達すると、この上型51を、元のスライド速度(所定速度)で上昇させる。
まず、しわ押え力を成形開始から成形完了まで一定として、亀裂が発生し得る最小のしわ押え力を求める。
例えば、図4に示すように、成形開始から成形完了まで一定のしわ押え力P1〜P5を設定し、これらしわ押え力P1〜P5ついてプレス成形を実行し、亀裂が発生し得る最小のしわ押え力として、しわ押え力P4を求める。
例えば、図4では、しわ押え力P4よりも低い値、ここでは、しわ押え力P3を基準しわ押え力とする。基準しわ押え力P3は、材料の特性や製品形状に基づいて決定されるが、具体的には、しわ押え力P4よりも1%から25%程度低い値とする。そして、この基準しわ押え力P3を成形開始から成形完了までのスライダ位置で積分した後、成形ストロークで除して、平均値を算出する。具体的には、この平均値はP3となる。
そこで、図6に示すように、横軸を成形開始時のしわ押え力Q1、縦軸を成形完了時のしわ押え力Q2として表すと、全ての変化パターンは、図6中の点として表される。すると、成形開始から成形完了までしわ押え力一定となる変化パターンは、図6の原点から延びる直線s上にプロットされる。
これら変化パターンt1〜t5を、縦軸をしわ押え力、横軸をスライダ位置として表すと、図7のようになる。
(1)基準しわ押え力P3を決定し、この基準しわ押え力P3の成形開始から成形完了までの平均値P3を算出する。そして、この平均値P3が一定となるしわ押え力の変化パターンt1〜t5の中から、しわおよび亀裂の両方の発生を抑制可能なしわ押え力の変化パターンt5を抽出する。すなわち、まず、亀裂の発生を抑制できる変化パターンを絞り込み、その後、この絞り込んだ変化パターンの中から、亀裂に加えてしわの発生を抑制できる変化パターンを特定する。このように平均値P3が一定となるという拘束条件の下で、しわ押え力の変化パターンを変化パターンt1〜t5に絞り込んだので、最適なしわ押え力の変化パターンt5を効率よく求めることができる。
その結果、実際のプレス機や材料を用いた試作の回数を大幅に削減でき、コストを低減できる。さらには、製品の形状を設計する段階で成形条件を予測することで、複雑な形状の製品を成形できる。
その結果、実際のプレス機や材料を用いた試作の回数を大幅に削減でき、コストを低減できる。さらには、製品の形状を設計する段階で成形条件を予測することで、複雑な形状の製品を成形できる。
特に、サーボプレス機30やNCダイクッションでは、成形中にスライド速度やダイクッション圧を自在に変化させることができるため、成形条件を無数に設定可能であり、最適な成形条件を求めることは困難であるが、本発明によれば、試作の回数を大幅に削減できる。
例えば、ここでは、平均値が一定となるしわ押え力の変化パターンとして、しわ押え力を線形に変化させたものを想定したが、これに限らない。すなわち、図8に示すように、しわ押え力をスライダの所定位置aでステップ状に変化させてもよい。また、図9に示すように、スライダが成形開始位置から所定位置bに到達するまでは、しわ押え力を線形に増加させて、その後、スライダが所定位置bから成形完了位置に到達するまでは、しわ押え力を線形に減少させてもよい。
さらに、図8に示すようなしわ押え力のステップ状の変化と、図9に示すようなしわ押え力の線形の増加および減少と、を組み合わせてもよい。
P4 亀裂が発生し得る最小のしわ押え力
P3 基準しわ押え力、平均値
t1〜t5 平均値が一定となるしわ押え力の変化パターン
t5 しわおよび亀裂の両方の発生を抑制可能なしわ押え力の変化パターン
Claims (1)
- プレス機のしわ押え力を決定する成形条件決定方法であって、
しわ押え力を成形開始から成形完了まで一定として、亀裂が発生し得る最小のしわ押え力を求める手順と、
当該求めたしわ押え力よりも低い値を基準しわ押え力として、当該基準しわ押え力の成形開始から成形完了までの平均値を算出する手順と、
当該算出した平均値が一定となるしわ押え力の変化パターンの中から、しわおよび亀裂の両方の発生を抑制可能なしわ押え力の変化パターンを抽出する手順と、を備えることを特徴とする成形条件決定方法。
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