JPH07290161A - 絞りプレスの運転方法 - Google Patents
絞りプレスの運転方法Info
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- JPH07290161A JPH07290161A JP5245859A JP24585993A JPH07290161A JP H07290161 A JPH07290161 A JP H07290161A JP 5245859 A JP5245859 A JP 5245859A JP 24585993 A JP24585993 A JP 24585993A JP H07290161 A JPH07290161 A JP H07290161A
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- Japan
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- press
- plate
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- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/26—Programme control arrangements
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D22/00—Shaping without cutting, by stamping, spinning, or deep-drawing
- B21D22/20—Deep-drawing
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- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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- B21D22/20—Deep-drawing
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/0088—Lubricating means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
- Control Of Presses (AREA)
- Forging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 絞りプレスにおける絞り部品の品質を判断基
準″割れ″,″良好″及び″しわ″に関して動作サイク
ル毎に自動的に検出して,閉回路で自動的に行われる調
整過程として最適化過程を形成できるようにする。 【構成】 特定の形式の絞るべき絞り部品の製造開始前
に,絞り過程中に絞り部品へ及ぼされる絞り力の目標絞
り力範囲をプレス行程に関係して求め,そのデータを記
憶する。割れ及びしわのない従つて良好な絞り部品を得
るために,絞り力はこの目標絞り力範囲内で変化せねば
ならない。製造中に各絞り部品について,プレス行程に
関係する実際絞り力変化を測定し,それが全絞り行程中
に目標絞り力範囲内にあるか,又はそれが目標絞り力範
囲を上回る(割れ)か下回る(しわ)かを監視する。絞
り過程に関して,半製品において求めることができる影
響要因を同様に連続的に検出し,素材押さえ力の設定の
際適当に考慮する。
準″割れ″,″良好″及び″しわ″に関して動作サイク
ル毎に自動的に検出して,閉回路で自動的に行われる調
整過程として最適化過程を形成できるようにする。 【構成】 特定の形式の絞るべき絞り部品の製造開始前
に,絞り過程中に絞り部品へ及ぼされる絞り力の目標絞
り力範囲をプレス行程に関係して求め,そのデータを記
憶する。割れ及びしわのない従つて良好な絞り部品を得
るために,絞り力はこの目標絞り力範囲内で変化せねば
ならない。製造中に各絞り部品について,プレス行程に
関係する実際絞り力変化を測定し,それが全絞り行程中
に目標絞り力範囲内にあるか,又はそれが目標絞り力範
囲を上回る(割れ)か下回る(しわ)かを監視する。絞
り過程に関して,半製品において求めることができる影
響要因を同様に連続的に検出し,素材押さえ力の設定の
際適当に考慮する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,絞りプレスのダイとポ
ンチと素材押さえとから成る絞り工具へ動作サイクル毎
に1つの素材を挿入し,この素材の縁を素材押さえによ
り特定の締付け力で締付け,続いてダイとポンチとの間
で絞り部品を絞り,特定の形式の絞り部品の製造を開始
する前に,絞り過程中に絞り部品へ及ぼされる絞り力の
最適な時間的又はプレス行程に関係する変化,特に″割
れ″の発生の危険なしにこの最適な絞り力変化からの上
方への許容偏差,及び″しわ″の発生の危険なしにこの
最適な絞り力変化からの下方への許容偏差を求めて,そ
のデータを記憶し,それによりこの形式の絞るべき絞り
部品に対して,割れ及びしわのない従つて″良好″な絞
り部品を期待できるようにするため絞り力が変化せねば
ならない時間的又はプレス行程に関係する絞り力範囲
(以下単に目標絞り力範囲と称する)のデータを記憶
し,この形式の絞り部品の製造中に動作サイクル毎に,
絞り過程中に絞り部品へ及ぼされる実際の絞り力(以下
単に実際絞り力変化と称する)を測定し,実際絞り力変
化と目標絞り力範囲とのデータ比較により,即ち絞り過
程中に実際絞り力変化が目標絞り力範囲内で変化するか
否か,及び実際絞り力変化が目標絞り力範囲を場合によ
つては上回るか(これは″割れ”を示す)又は下回るか
(これは″しわ″を示す)の監視によつて,判断基準″
割れ″又は″しわ″に関して絞り部品の品質を動作サイ
クル毎に自動的に監視する,動作サイクル毎に1つの絞
り部品を製造する絞りプレスの運転方法に関する。
ンチと素材押さえとから成る絞り工具へ動作サイクル毎
に1つの素材を挿入し,この素材の縁を素材押さえによ
り特定の締付け力で締付け,続いてダイとポンチとの間
で絞り部品を絞り,特定の形式の絞り部品の製造を開始
する前に,絞り過程中に絞り部品へ及ぼされる絞り力の
最適な時間的又はプレス行程に関係する変化,特に″割
れ″の発生の危険なしにこの最適な絞り力変化からの上
方への許容偏差,及び″しわ″の発生の危険なしにこの
最適な絞り力変化からの下方への許容偏差を求めて,そ
のデータを記憶し,それによりこの形式の絞るべき絞り
部品に対して,割れ及びしわのない従つて″良好″な絞
り部品を期待できるようにするため絞り力が変化せねば
ならない時間的又はプレス行程に関係する絞り力範囲
(以下単に目標絞り力範囲と称する)のデータを記憶
し,この形式の絞り部品の製造中に動作サイクル毎に,
絞り過程中に絞り部品へ及ぼされる実際の絞り力(以下
単に実際絞り力変化と称する)を測定し,実際絞り力変
化と目標絞り力範囲とのデータ比較により,即ち絞り過
程中に実際絞り力変化が目標絞り力範囲内で変化するか
否か,及び実際絞り力変化が目標絞り力範囲を場合によ
つては上回るか(これは″割れ”を示す)又は下回るか
(これは″しわ″を示す)の監視によつて,判断基準″
割れ″又は″しわ″に関して絞り部品の品質を動作サイ
クル毎に自動的に監視する,動作サイクル毎に1つの絞
り部品を製造する絞りプレスの運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このような方法は,例えはZeitsc
hrift Werkstatt und Betri
ebにおけるF・−J・Neff氏の寄稿″CNC−u
ndDNC−Betrieb bei hydraul
ischen Pressen″,119(1986)
11,Seiten 947〜949から公知である。
hrift Werkstatt und Betri
ebにおけるF・−J・Neff氏の寄稿″CNC−u
ndDNC−Betrieb bei hydraul
ischen Pressen″,119(1986)
11,Seiten 947〜949から公知である。
【0003】プレス作業において通常行われるように手
で素材を挿入される絞りプレスでは,作業員による絞り
部品の連続的な目視検査及び素材押さえ力の設定への場
合によつては手による介入に基いて,周期的に経過する
絞り過程が修正される。従つてこの修正過程では,人間
が過程を決定する重要な構成要素として割込むことにな
る。それに伴う単調さ及び作業員の必要な不断の注意力
及び責任は別として,素材抑さえ力の不精確又は誤つた
設定による絞り部品の欠陥が適時に確認されないことが
よくあるので,絞り過程を常に監視していても,欠陥の
ある絞り部品が絞りプレスから出て,絞りプレスの生産
性を低下させる。自動挿入が行われるプレス又はプレス
作業ラインでは,抜取り検査のような目視監視しか行わ
れないので,最近のプレス作業では,不良品の危険が,
まだ完全に手作業で行われるプレス作業におけるより大
きい。
で素材を挿入される絞りプレスでは,作業員による絞り
部品の連続的な目視検査及び素材押さえ力の設定への場
合によつては手による介入に基いて,周期的に経過する
絞り過程が修正される。従つてこの修正過程では,人間
が過程を決定する重要な構成要素として割込むことにな
る。それに伴う単調さ及び作業員の必要な不断の注意力
及び責任は別として,素材抑さえ力の不精確又は誤つた
設定による絞り部品の欠陥が適時に確認されないことが
よくあるので,絞り過程を常に監視していても,欠陥の
ある絞り部品が絞りプレスから出て,絞りプレスの生産
性を低下させる。自動挿入が行われるプレス又はプレス
作業ラインでは,抜取り検査のような目視監視しか行わ
れないので,最近のプレス作業では,不良品の危険が,
まだ完全に手作業で行われるプレス作業におけるより大
きい。
【0004】最初にあげたNeff氏の寄稿で著者は,
大幅に最適化されるプレス運転用に開発されたハードウ
エア及びソフトウエアを持つプレス設備における自動品
質監視装置について報告している。プレスにはラム及び
ダイクツシヨン用の変位センサ及び圧力センサが組込ま
れている。それにより各工作物について行程−ラム力曲
線を測定し,モニタによつても表示することができる。
この実際曲線を工作物に特有な基準曲線と比較すること
ができる。基準曲線は,生産開始の際製造すべき特定の
工作物について製作するか又は経験的に求め,データに
より記憶することができる。しかも例えば最初の申し分
のない絞り部品の行程−ラム力曲線を基準曲線として使
用することができる。上述した手段及びここには述べな
い他の手段によつて,プレスが異なる工作物のために変
更され,監視され即ち故障がないか又は故障の際自動的
に警報を発するプレス運転が保証される。工具の摩耗に
より,寸法又は材料に関する工作物の品質変化により,
又は潤滑の性質により,プレス運転の際不良品が生ずる
こともある。工作物個々の行程−ラム力曲線の変化と基
準曲線との周期的に反覆される比較によつて,不良品を
自動的に早期に見出すことができる。基準曲線に伴う公
差範囲を上回るか又は下回ると,欠陥が通報され,機械
が停止されるので,場合によつては人間が介入すること
ができる。このように監視されるプレス自体は,少なく
とも次の故障まで,すべての過程パラメータの一定の設
定で動作する。
大幅に最適化されるプレス運転用に開発されたハードウ
エア及びソフトウエアを持つプレス設備における自動品
質監視装置について報告している。プレスにはラム及び
ダイクツシヨン用の変位センサ及び圧力センサが組込ま
れている。それにより各工作物について行程−ラム力曲
線を測定し,モニタによつても表示することができる。
この実際曲線を工作物に特有な基準曲線と比較すること
ができる。基準曲線は,生産開始の際製造すべき特定の
工作物について製作するか又は経験的に求め,データに
より記憶することができる。しかも例えば最初の申し分
のない絞り部品の行程−ラム力曲線を基準曲線として使
用することができる。上述した手段及びここには述べな
い他の手段によつて,プレスが異なる工作物のために変
更され,監視され即ち故障がないか又は故障の際自動的
に警報を発するプレス運転が保証される。工具の摩耗に
より,寸法又は材料に関する工作物の品質変化により,
又は潤滑の性質により,プレス運転の際不良品が生ずる
こともある。工作物個々の行程−ラム力曲線の変化と基
準曲線との周期的に反覆される比較によつて,不良品を
自動的に早期に見出すことができる。基準曲線に伴う公
差範囲を上回るか又は下回ると,欠陥が通報され,機械
が停止されるので,場合によつては人間が介入すること
ができる。このように監視されるプレス自体は,少なく
とも次の故障まで,すべての過程パラメータの一定の設
定で動作する。
【0005】雑誌Bleche−Baender−Ro
hre 5−1990,Seiten 50〜54にお
けるD.Bauer,G.Guecker及びR.Th
orの論文″Rechnerunterstuetzt
er Niederhalterdruck opti
miert das Tiefziehen”におい
て,申し分のない部品の深絞りにとつて必要なことは,
素材押さえが行程に関係して変化する特定の最低値を下
回つてはならず,行程に関係して同様に変化する特定の
最高値を上回つてはならず,最低値及び最高値の曲線が
工作物に関係して変化することであると,著者は指摘し
ている。高すぎる素材押さえ力は絞り部品の割れをひき
起し,これに反し素材押さえの弱すぎる押圧はしわを生
ずる。この論文は,これまで流布していた素材押さえ力
の一定な変化をやめて,工作物の形式に関係して最適化
される素材押さえ力の変化をプレス行程について使用す
ることを推奨しており,このような一定でない素材押さ
え力変化は,一定及び直線的に上昇又は直線的に下降す
る異なる曲線部分から構成するか,又は関数を規定され
る曲線から構成することができる。素材押さえ力の目標
変化は,前述した文献によれば,異なる観点から最適化
できるが,最適化の目的に応じて場合によつては異なる
外観をとる。例えば最高の絞り部品品質のために素材押
さえ力変化を最適化でき,この場合も工作物の種類に応
じて再び異なる観点,例えば割れ及びしわのないこと,
又はへこみ個所の回避が強調されることがある。その代
りに,素材押さえ力変化の最適化の際,絞り過程の経
過,場合によつては1つの絞り段階を省くか又は板を節
約するか又は絞り部品の高い強度を得るために,例えば
許容絞り深さを増大することが,一層重要なこともあ
る。摩擦の観点も,素材押さえ力変化の最適化の際役割
を果すことがある。特定の工作物について一度見出され
る最適な素材押さえ力変化は,各プレスサイクル中に追
従されるが,場合によつては後で行われる手動再改善を
別として,見出された目標曲線は不変に維持される。こ
のように最適化される素材押さえ力の変化及びこの変化
に従う調整を使用するにもかかわらず,絞り部品におけ
る欠陥の自動的検出について,前記の論文は何も論じて
いない。
hre 5−1990,Seiten 50〜54にお
けるD.Bauer,G.Guecker及びR.Th
orの論文″Rechnerunterstuetzt
er Niederhalterdruck opti
miert das Tiefziehen”におい
て,申し分のない部品の深絞りにとつて必要なことは,
素材押さえが行程に関係して変化する特定の最低値を下
回つてはならず,行程に関係して同様に変化する特定の
最高値を上回つてはならず,最低値及び最高値の曲線が
工作物に関係して変化することであると,著者は指摘し
ている。高すぎる素材押さえ力は絞り部品の割れをひき
起し,これに反し素材押さえの弱すぎる押圧はしわを生
ずる。この論文は,これまで流布していた素材押さえ力
の一定な変化をやめて,工作物の形式に関係して最適化
される素材押さえ力の変化をプレス行程について使用す
ることを推奨しており,このような一定でない素材押さ
え力変化は,一定及び直線的に上昇又は直線的に下降す
る異なる曲線部分から構成するか,又は関数を規定され
る曲線から構成することができる。素材押さえ力の目標
変化は,前述した文献によれば,異なる観点から最適化
できるが,最適化の目的に応じて場合によつては異なる
外観をとる。例えば最高の絞り部品品質のために素材押
さえ力変化を最適化でき,この場合も工作物の種類に応
じて再び異なる観点,例えば割れ及びしわのないこと,
又はへこみ個所の回避が強調されることがある。その代
りに,素材押さえ力変化の最適化の際,絞り過程の経
過,場合によつては1つの絞り段階を省くか又は板を節
約するか又は絞り部品の高い強度を得るために,例えば
許容絞り深さを増大することが,一層重要なこともあ
る。摩擦の観点も,素材押さえ力変化の最適化の際役割
を果すことがある。特定の工作物について一度見出され
る最適な素材押さえ力変化は,各プレスサイクル中に追
従されるが,場合によつては後で行われる手動再改善を
別として,見出された目標曲線は不変に維持される。こ
のように最適化される素材押さえ力の変化及びこの変化
に従う調整を使用するにもかかわらず,絞り部品におけ
る欠陥の自動的検出について,前記の論文は何も論じて
いない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は,最初
にあげた種類の方法を改良して,過程パラメータの最適
でない設定の場合,又は例えば工作物側の品質又は潤滑
の変化により障害が生ずる場合,この障害を自動的にか
つ早期に即ち絞り部品がまだプレスの動作空間にある間
に検出して,素材押さえの締付け力の設定値の適当な修
正を直ちに即ち後続の工作物に対して有効にかつ同様に
自動的に行うことができるようにすることである。
にあげた種類の方法を改良して,過程パラメータの最適
でない設定の場合,又は例えば工作物側の品質又は潤滑
の変化により障害が生ずる場合,この障害を自動的にか
つ早期に即ち絞り部品がまだプレスの動作空間にある間
に検出して,素材押さえの締付け力の設定値の適当な修
正を直ちに即ち後続の工作物に対して有効にかつ同様に
自動的に行うことができるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば,素材押さえに設定可能な締付け力の自
動的な最適化のため,先行する動作サイクルにおいて絞
られた絞り部品の求められた絞り部品品質に関係して,
後続の動作サイクル用の締付け力を変化するか又は不変
に保ち,しかも前に絞られた絞り部品に亀裂のある場合
即ち″割れ″の絞り部品品質の場合,新しい動作サイク
ル用の締付け力を,設定されている値に対して減少さ
せ,申し分のない絞り部品即ち″良好″の絞り部品品質
の場合,締付け力を不変に保ち,前に絞られた絞り部品
にしわのある場合即ち″しわ″の絞り部品品質の場合,
新しい動作サイクル用の締付け力を,設定されている値
に対して増大し,そのつどの実際絞り力変化が目標絞り
力範囲を上回るか又は下回る時点又は程度(以下単に″
損傷信号″と称する)をそのつどの動作サイクル内で求
め,損傷信号の早い発生又は強い損傷信号の場合,損傷
信号の遅い発生又は弱い損傷信号の場合におけるより強
く,素材押さえの締付け力を変化する。
本発明によれば,素材押さえに設定可能な締付け力の自
動的な最適化のため,先行する動作サイクルにおいて絞
られた絞り部品の求められた絞り部品品質に関係して,
後続の動作サイクル用の締付け力を変化するか又は不変
に保ち,しかも前に絞られた絞り部品に亀裂のある場合
即ち″割れ″の絞り部品品質の場合,新しい動作サイク
ル用の締付け力を,設定されている値に対して減少さ
せ,申し分のない絞り部品即ち″良好″の絞り部品品質
の場合,締付け力を不変に保ち,前に絞られた絞り部品
にしわのある場合即ち″しわ″の絞り部品品質の場合,
新しい動作サイクル用の締付け力を,設定されている値
に対して増大し,そのつどの実際絞り力変化が目標絞り
力範囲を上回るか又は下回る時点又は程度(以下単に″
損傷信号″と称する)をそのつどの動作サイクル内で求
め,損傷信号の早い発生又は強い損傷信号の場合,損傷
信号の遅い発生又は弱い損傷信号の場合におけるより強
く,素材押さえの締付け力を変化する。
【0008】本発明の上位概念を形成する従来技術によ
れば,割れ及びしわがなく従つて″良好″な絞り部品を
得るために,各形式の絞るべき絞り部品の製造の開始前
に,絞り過程中に絞り部品へ及ぼされる絞りポンチ力即
ち目標絞り力範囲を求め,そのデータを記憶し,この目
標絞り力範囲内で絞りポンチ力を変化させねばならな
い。従つて各プレス行程中に,時間的に変化する実際絞
り力変化を測定し,この実際絞り力変化が目標絞り力範
囲内で変化するか否か,及び実際絞り力変化が目標絞り
力範囲を場合によつては上回るか(割れ)又は下回るか
(しわ)を監視することができる。
れば,割れ及びしわがなく従つて″良好″な絞り部品を
得るために,各形式の絞るべき絞り部品の製造の開始前
に,絞り過程中に絞り部品へ及ぼされる絞りポンチ力即
ち目標絞り力範囲を求め,そのデータを記憶し,この目
標絞り力範囲内で絞りポンチ力を変化させねばならな
い。従つて各プレス行程中に,時間的に変化する実際絞
り力変化を測定し,この実際絞り力変化が目標絞り力範
囲内で変化するか否か,及び実際絞り力変化が目標絞り
力範囲を場合によつては上回るか(割れ)又は下回るか
(しわ)を監視することができる。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば,損傷事例″割れ″又
は″しわ″に関する絞り部品の自動的欠陥検出の可能性
が,絞り過程中にも自動的な修正介入に利用されるの
で,故障の場合プレス運転を続行でき,1つの欠陥部
品,又はひどい故障の場合場合によつては2つの欠陥部
品をむだにプレスし,続いて再び良品を製造することが
できる。自動的な欠陥検出により,これまで手動で人間
により見ながら行われた過程最適化方法は,閉回路で行
われる自動制御方法になる。本発明によれは,自動的な
欠陥検出及び制御技術的な過程適応の際,そのつどの動
作サイクル内における損傷信号の時点又は程度も求めら
れ,損傷信号が早く生ずる場合又は損傷信号が強い場
合,損傷信号が時間的に遅く生ずる場合又は損傷信号が
弱い場合におけるより強く,素材押さえの締付け力が変
化せしめられる。
は″しわ″に関する絞り部品の自動的欠陥検出の可能性
が,絞り過程中にも自動的な修正介入に利用されるの
で,故障の場合プレス運転を続行でき,1つの欠陥部
品,又はひどい故障の場合場合によつては2つの欠陥部
品をむだにプレスし,続いて再び良品を製造することが
できる。自動的な欠陥検出により,これまで手動で人間
により見ながら行われた過程最適化方法は,閉回路で行
われる自動制御方法になる。本発明によれは,自動的な
欠陥検出及び制御技術的な過程適応の際,そのつどの動
作サイクル内における損傷信号の時点又は程度も求めら
れ,損傷信号が早く生ずる場合又は損傷信号が強い場
合,損傷信号が時間的に遅く生ずる場合又は損傷信号が
弱い場合におけるより強く,素材押さえの締付け力が変
化せしめられる。
【0010】
【実施態様】本発明の好ましい実施態様によれば,過程
の最適な実施のため素材押さえ力の適合をそのつど必要
とする過程パラメータの変動又は半製品の品質変動が自
動的に検出される。このような変動は,特に素材として
の板の材料強度,板厚,板の表面粗さ,潤滑膜厚さ及び
潤滑剤粘度の変化によつて生ずる。本発明の適当な実施
態様は請求項2ないし6に示されている。
の最適な実施のため素材押さえ力の適合をそのつど必要
とする過程パラメータの変動又は半製品の品質変動が自
動的に検出される。このような変動は,特に素材として
の板の材料強度,板厚,板の表面粗さ,潤滑膜厚さ及び
潤滑剤粘度の変化によつて生ずる。本発明の適当な実施
態様は請求項2ないし6に示されている。
【0011】
【実施例】図面に示されている実施例について本発明を
以下に説明する。
以下に説明する。
【0012】図1に示す方法の実施例では,絞りプレス
1は単動プレスとして構成され,プレステーブル又はプ
レス基台にはダイクツシヨン6が設けられ,絞り工具3
の下部が絞りポンチ5とダイクツシヨン6に支持される
素材押さえ4とに区分されている。絞り工具3のダイは
プレスのラム2に結合されている。もちろん本発明は複
動プレス又は液圧ラム駆動のプレスにも適用可能であ
る。更に図1に示されている絞りプレス1において,そ
のラム2が図示しないクランク機構を介して行程運動可
能に駆動されるものと仮定しており,角度センサ10を
介してプレスのクランク角,従つて下死点UTに対する
絞り工具の可動部分の位置についての一義的な情報が読
取り可能である。絞りポンチ5には絞り力を連続的に
検出する力センサ30が設けられ,同様に素材押さえ
4には素材押さえ力及び締付け力を連続的に検出する力
センサ31が設けられている。これら2つの力信号は,
角度センサ10の角度信号と同様に,以下に述べる絞り
過程の自動的反覆過程最適化装置へ供給される。液圧ダ
イクツシヨン6は,電気的に制御可能な比例弁8を介し
て圧力源7から液圧を供給される。ダイクツシヨン6及
び付属する比例弁8は,複数個素材押さえ4に例えばそ
の各隅に,従つて全部で4個設けることも可能である。
それに応じて締付け力の調整用制御装置及び調整装置も
多チヤネルに構成されるが,図にはただ1つのチヤネル
のみが示され,以下に説明される。
1は単動プレスとして構成され,プレステーブル又はプ
レス基台にはダイクツシヨン6が設けられ,絞り工具3
の下部が絞りポンチ5とダイクツシヨン6に支持される
素材押さえ4とに区分されている。絞り工具3のダイは
プレスのラム2に結合されている。もちろん本発明は複
動プレス又は液圧ラム駆動のプレスにも適用可能であ
る。更に図1に示されている絞りプレス1において,そ
のラム2が図示しないクランク機構を介して行程運動可
能に駆動されるものと仮定しており,角度センサ10を
介してプレスのクランク角,従つて下死点UTに対する
絞り工具の可動部分の位置についての一義的な情報が読
取り可能である。絞りポンチ5には絞り力を連続的に
検出する力センサ30が設けられ,同様に素材押さえ
4には素材押さえ力及び締付け力を連続的に検出する力
センサ31が設けられている。これら2つの力信号は,
角度センサ10の角度信号と同様に,以下に述べる絞り
過程の自動的反覆過程最適化装置へ供給される。液圧ダ
イクツシヨン6は,電気的に制御可能な比例弁8を介し
て圧力源7から液圧を供給される。ダイクツシヨン6及
び付属する比例弁8は,複数個素材押さえ4に例えばそ
の各隅に,従つて全部で4個設けることも可能である。
それに応じて締付け力の調整用制御装置及び調整装置も
多チヤネルに構成されるが,図にはただ1つのチヤネル
のみが示され,以下に説明される。
【0013】絞りプレス1は周期的に動作し,動作サイ
クル毎に1つの素材,図示した実施例では絞ることがで
きる平らな板11が開かれた絞り工具3へ挿入され,こ
の絞り工具3は素材押さえ4により特定の締付け力Fn
で縁を締付けられ,続いて絞り部品がダイと絞りポンチ
5との間で絞られる。絞り工具3を再び開いた後,完成
した絞り部品12が取出され,新しい板11が挿入され
る。良好従つてしわ及び割れのない絞り部品の製造のた
めに重要なことは,素材押さえ力Fnが特定の範囲内に
あることであり,これを図2及び3に関連して以下に説
明する。
クル毎に1つの素材,図示した実施例では絞ることがで
きる平らな板11が開かれた絞り工具3へ挿入され,こ
の絞り工具3は素材押さえ4により特定の締付け力Fn
で縁を締付けられ,続いて絞り部品がダイと絞りポンチ
5との間で絞られる。絞り工具3を再び開いた後,完成
した絞り部品12が取出され,新しい板11が挿入され
る。良好従つてしわ及び割れのない絞り部品の製造のた
めに重要なことは,素材押さえ力Fnが特定の範囲内に
あることであり,これを図2及び3に関連して以下に説
明する。
【0014】図2には,持定の形式の絞り部品12に対
して,絞り力即ち絞りポンチ力Fsがプレス行程に関し
て曲線35で示されている。この曲線は,製造すべき絞
り部品の外観に応じて異なる変化をするが,原理的に
は,プレス行程中に絞りポンチ力は,下死点へ達する直
前に存在する最大値まで増大し,続いて急峻に減少する
ということができる。上昇する曲線辺の理想的変化を別
として,それより上及びそれより下の変化も許容され
る。しかし絞り部品の特定の部分で,絞りポンチ力の曲
線が理想曲線35の上方に大きく離れていると,絞り部
品に割れが存在することを考慮せねばならない。逆に理
想曲線35から下方への絞りポンチ力の任意の大きさの
偏位も許されない。なせならば,そうしないと,絞り部
品におけるしわ形成の確率が大きくなりすぎるからであ
る。図2による線図には,ハツチングを施した範囲36
が示され,この形式の絞り部品の具体的な個々の絞り過
程において,絞り力はこの範囲内で変化せねばならな
い。この範囲は以下目標絞り力範囲36と称される。こ
の目標絞り力範囲36より上にある範囲Rでは,割れの
高い確率が予想され,この目標絞り力範囲より下にある
範囲Fでは,しわの発生が予想される。
して,絞り力即ち絞りポンチ力Fsがプレス行程に関し
て曲線35で示されている。この曲線は,製造すべき絞
り部品の外観に応じて異なる変化をするが,原理的に
は,プレス行程中に絞りポンチ力は,下死点へ達する直
前に存在する最大値まで増大し,続いて急峻に減少する
ということができる。上昇する曲線辺の理想的変化を別
として,それより上及びそれより下の変化も許容され
る。しかし絞り部品の特定の部分で,絞りポンチ力の曲
線が理想曲線35の上方に大きく離れていると,絞り部
品に割れが存在することを考慮せねばならない。逆に理
想曲線35から下方への絞りポンチ力の任意の大きさの
偏位も許されない。なせならば,そうしないと,絞り部
品におけるしわ形成の確率が大きくなりすぎるからであ
る。図2による線図には,ハツチングを施した範囲36
が示され,この形式の絞り部品の具体的な個々の絞り過
程において,絞り力はこの範囲内で変化せねばならな
い。この範囲は以下目標絞り力範囲36と称される。こ
の目標絞り力範囲36より上にある範囲Rでは,割れの
高い確率が予想され,この目標絞り力範囲より下にある
範囲Fでは,しわの発生が予想される。
【0015】大きすぎる絞り力における板のくびれ又は
亀裂の原因,及び小さすぎる絞り力におけるしわ形成の
原因は,素材押さえ4により板の縁を締付ける締付け力
の大きさにある。全プレス行程中に素材押さえ力Fnが
絞り部品にとつての理想値にあると,一般に絞りポンチ
力も求められる絞り力の理想曲線35のすぐ近くで変化
する。締付け力の理想曲線37に対して素材押さえ力が
増大すると,絞りポンチ力Fsも理想曲線35に対して
上方へずれる。素材押さえの押圧力が大きすぎると,絞
り力曲線が範囲Rへ入り込み,割れが生ずることにな
る。素材押さえの押圧力が小さすぎると逆になる。即ち
この場合絞り力曲線はしわ形成の範囲Fへ近づき,素材
押さえ力の強すぎる減少の際この範囲Fへ入ることにな
る。従つて素材押さえ力Fnを示す図3においても,以
下目標締付け力範囲38と称する許容範囲を規定するこ
とができ,この目標締付け力範囲は締付け力の理想曲線
37の両側にあり,割れ範囲R及びしわ範囲Fに対して
区画可能である。図3による線図は,締付け力の不変な
理想曲線37従つて不変なレベル上に延びる目標締付け
力範囲38を示している。しかしこれは,締付け力が全
プレス行程にわたつて一定なことが最適であるような形
式の絞り部品に関係している。別の形式の絞り部品にお
いて最適な締付け力が異なる曲線を持つている場合,こ
のような絞り部品に対しても上述した考察が当てはま
る。
亀裂の原因,及び小さすぎる絞り力におけるしわ形成の
原因は,素材押さえ4により板の縁を締付ける締付け力
の大きさにある。全プレス行程中に素材押さえ力Fnが
絞り部品にとつての理想値にあると,一般に絞りポンチ
力も求められる絞り力の理想曲線35のすぐ近くで変化
する。締付け力の理想曲線37に対して素材押さえ力が
増大すると,絞りポンチ力Fsも理想曲線35に対して
上方へずれる。素材押さえの押圧力が大きすぎると,絞
り力曲線が範囲Rへ入り込み,割れが生ずることにな
る。素材押さえの押圧力が小さすぎると逆になる。即ち
この場合絞り力曲線はしわ形成の範囲Fへ近づき,素材
押さえ力の強すぎる減少の際この範囲Fへ入ることにな
る。従つて素材押さえ力Fnを示す図3においても,以
下目標締付け力範囲38と称する許容範囲を規定するこ
とができ,この目標締付け力範囲は締付け力の理想曲線
37の両側にあり,割れ範囲R及びしわ範囲Fに対して
区画可能である。図3による線図は,締付け力の不変な
理想曲線37従つて不変なレベル上に延びる目標締付け
力範囲38を示している。しかしこれは,締付け力が全
プレス行程にわたつて一定なことが最適であるような形
式の絞り部品に関係している。別の形式の絞り部品にお
いて最適な締付け力が異なる曲線を持つている場合,こ
のような絞り部品に対しても上述した考察が当てはま
る。
【0016】従つてプレス行程に関する絞りポンチ力の
実際の変化について,絞り部品の求められる目標絞り力
範囲との比較によつて,製造される絞り部品が良好であ
るか又は割れ又はしわを持つているか確認することがで
きるので,次の動作サイクルのために締付け力を前と同
じ大きさに維持するか,減少させるか又は増大させるか
を決定することができる。
実際の変化について,絞り部品の求められる目標絞り力
範囲との比較によつて,製造される絞り部品が良好であ
るか又は割れ又はしわを持つているか確認することがで
きるので,次の動作サイクルのために締付け力を前と同
じ大きさに維持するか,減少させるか又は増大させるか
を決定することができる。
【0017】この目的のため目標絞り力範囲36用の関
数メモリ32が設けられている。更にそのつどの実際絞
り力変化用の関数メモリ33も設けられ,クランク角用
角度センサ10の信号及び絞り力用力センサ30の信号
がこのメモリに記憶される。比較器34において,目標
絞り力範囲と実際絞り力変化との比較を行うことができ
る。この比較の結果が正であり,即ち実際絞り力変化が
目標絞り力範囲内にあると,次のプレス行程が同じ締付
け力又は最後の絞り部品を絞つた締付け力変化で行われ
る。これに反し目標値−実際値比較の際,プレス行程の
どこかの個所で実際絞り力変化が目標絞り力範囲を上方
へ上回つていると,絞り部品が引続く行程過程から投げ
出されるだけでなく,次のプレス行程のために素材押さ
え力が自動的に減少せしめられる。目標値−実際値比較
の際,プレス行程のどこかの個所で実際絞り力変化が目
標絞り力範囲を下回つている場合,次のプレス行程でも
つと大きい素材押さえ力が自動的に設定される。
数メモリ32が設けられている。更にそのつどの実際絞
り力変化用の関数メモリ33も設けられ,クランク角用
角度センサ10の信号及び絞り力用力センサ30の信号
がこのメモリに記憶される。比較器34において,目標
絞り力範囲と実際絞り力変化との比較を行うことができ
る。この比較の結果が正であり,即ち実際絞り力変化が
目標絞り力範囲内にあると,次のプレス行程が同じ締付
け力又は最後の絞り部品を絞つた締付け力変化で行われ
る。これに反し目標値−実際値比較の際,プレス行程の
どこかの個所で実際絞り力変化が目標絞り力範囲を上方
へ上回つていると,絞り部品が引続く行程過程から投げ
出されるだけでなく,次のプレス行程のために素材押さ
え力が自動的に減少せしめられる。目標値−実際値比較
の際,プレス行程のどこかの個所で実際絞り力変化が目
標絞り力範囲を下回つている場合,次のプレス行程でも
つと大きい素材押さえ力が自動的に設定される。
【0018】このような調整装置の主要構成部分として
計算機29が設けられて,目標絞り力範囲用関数メモリ
32へデータを伝送する。板11及び板潤滑の質が不変
である限り,関数メモリ32に設定される目標絞り力範
囲のデータも不変である。計算機29は,更に目標値−
実際値比較個所9へ,図3に示す例ではプレス行程に関
して一定な素材押さえ力用の目標値を供給する。素材押
さえ力の最適には一定でない曲線を持つ別の絞り部品で
は,プレス行程に関係して変化する目標値が比較個別9
へ供給されることになる。所望の締付け力の実際の締付
け力との目標値−実際値比較の結果に応じて,比例弁8
を介して締付け力が増大又は減少せしめられるので,締
付け力の所望の変化を追従して調整することができる。
計算機29が設けられて,目標絞り力範囲用関数メモリ
32へデータを伝送する。板11及び板潤滑の質が不変
である限り,関数メモリ32に設定される目標絞り力範
囲のデータも不変である。計算機29は,更に目標値−
実際値比較個所9へ,図3に示す例ではプレス行程に関
して一定な素材押さえ力用の目標値を供給する。素材押
さえ力の最適には一定でない曲線を持つ別の絞り部品で
は,プレス行程に関係して変化する目標値が比較個別9
へ供給されることになる。所望の締付け力の実際の締付
け力との目標値−実際値比較の結果に応じて,比例弁8
を介して締付け力が増大又は減少せしめられるので,締
付け力の所望の変化を追従して調整することができる。
【0019】計算機29には,実際絞り力変化と目標絞
り力範囲との目標値−実際値比較の結果も与えられる。
この比較の結果に応じて,前述したように,比較個所9
へ,これまでと同じ値が,素材押さえ力の新しい目標値
として,また場合によつては後続のプレス行程の変化し
た目標値として,計算機29から供給される。従つてこ
の計算機29は,個々のプレス行程のために,素材押さ
え力の目標値又は目標変化を規定する。更に計算機29
は,関数メモリ32に記憶されかつ必要な場合には1つ
のプレス行程から次のプレス行程へ変化する目標絞り力
範囲のデータを供給する。
り力範囲との目標値−実際値比較の結果も与えられる。
この比較の結果に応じて,前述したように,比較個所9
へ,これまでと同じ値が,素材押さえ力の新しい目標値
として,また場合によつては後続のプレス行程の変化し
た目標値として,計算機29から供給される。従つてこ
の計算機29は,個々のプレス行程のために,素材押さ
え力の目標値又は目標変化を規定する。更に計算機29
は,関数メモリ32に記憶されかつ必要な場合には1つ
のプレス行程から次のプレス行程へ変化する目標絞り力
範囲のデータを供給する。
【0020】目標絞り力範囲と実際絞り力変化との目標
値−実際値比較の際,場合によつては偏差の事実及び偏
差の方向のみならず,プレス行程内における偏差の時点
及び偏差の大きさも求められる。この情報は,負の目標
値−実際値比較の場合両者の差に関係して計算機29が
適切に反応するのを可能にする。目標絞り力の公差範囲
からの偏差が早く生ずると,次のプレス行程の素材挿さ
え力は,公差範囲からの偏差が遅く生ずる場合より強く
変化せしめられる。同様に許容公差範囲からの絞りポン
チ力の非常に大きい偏差は素材押さえ力を大きく変化さ
せ,またその逆も行われる。それにより素材押さえ力が
誤差を伴つて大きく設定される場合,小さい反覆段階
で,理想的には1段階のみで,最適な設定を行うことが
できる。
値−実際値比較の際,場合によつては偏差の事実及び偏
差の方向のみならず,プレス行程内における偏差の時点
及び偏差の大きさも求められる。この情報は,負の目標
値−実際値比較の場合両者の差に関係して計算機29が
適切に反応するのを可能にする。目標絞り力の公差範囲
からの偏差が早く生ずると,次のプレス行程の素材挿さ
え力は,公差範囲からの偏差が遅く生ずる場合より強く
変化せしめられる。同様に許容公差範囲からの絞りポン
チ力の非常に大きい偏差は素材押さえ力を大きく変化さ
せ,またその逆も行われる。それにより素材押さえ力が
誤差を伴つて大きく設定される場合,小さい反覆段階
で,理想的には1段階のみで,最適な設定を行うことが
できる。
【0021】これまでは,板の品質と潤滑の品質が不変
であるものと仮定していた。この仮定のもとで更に障害
がプレス自体に基因することもあり得る。このような障
害はこれまで述べた装置により防止又は補償することが
できる。しかし板又はその潤滑の品質変化に帰因する工
作物側の障害は,板の所で適時に検出して,制御又は調
整装置に記憶せねばならない。このため板の範囲に複数
のセンサが設けられ,不変な絞り結果に関係する板又は
その潤滑の性質をこれらのセンサにより検出することが
できる。まず工作物の形式用の入力個所としてのセンサ
13が設けられて,最適な実際絞り力変化及び目標絞り
力範囲用の基本関数及び締付け力の理想的変化目標締付
け力範囲用の基本関数を計算機29へ与えるデータ処理
装置に接続されている。これらのデータは工作物形式用
データ処理装置の関数ブロツク23に記憶され,適当に
読出される。更に板11の板厚を検出するセンサ14が
設けられて,板の厚さ変動を検出することができる。こ
のセンサの信号は,板厚に関するデータ処理装置の別の
関数ブロツク24へ導かれる。この関数ブロツクは,板
厚の定格値に対する測定偏差があると考慮せねばならな
い修正係数又は修正アルゴリズムを含んでいる。これら
の修正係数又は修正アルゴリズムも同様に計算機29へ
供給される。別のセンサ15により板11の材質を求め
ることができる。この場合例えば誘導センサが使用され
て,板の透磁率を測定し,その値の変化から異なる大き
さの材料強度を推定する。このセンサの信号も同様に材
質に関するデータ処理装置の関数ブロツク25へ送ら
れ,定格値に対する偏差に応じてこの関数ブロツクが適
当な修正値又は修正アルゴリズムを計算機29へ供給す
る。更に板の表面の性質特に板の粗さが重要であり,例
えば無接触で動作するセンサ16により検出可能であ
る。測定値は同様に粗さ用データ処理装置の関数ブロツ
ク26へ与えられ,測定される粗さが標準値に対して一
方向又は他方向にずれていると,この関数ブロツク26
が修正値又は修正アルゴリズムを計算機29へ供給す
る。最後に潤滑の種類も不変な絞り結果にとつて重要で
ある。これに関して潤滑膜厚さを例えは容量センサ17
により測定することができる。このセンサに接続される
潤滑膜厚さのデータ処理装置の関数ブロック27は,標
準値に対する潤滑膜厚さの偏差がある場合,同様に適当
な修正値又は修正アルゴリズムを計算機29へ供給す
る。使用される潤滑剤の粘度はセンサ18により連続的
に検出され,これに接続される潤滑剤粘度のデータ処理
装置の関数ブロツク28は,計算機29に接続されてい
る。
であるものと仮定していた。この仮定のもとで更に障害
がプレス自体に基因することもあり得る。このような障
害はこれまで述べた装置により防止又は補償することが
できる。しかし板又はその潤滑の品質変化に帰因する工
作物側の障害は,板の所で適時に検出して,制御又は調
整装置に記憶せねばならない。このため板の範囲に複数
のセンサが設けられ,不変な絞り結果に関係する板又は
その潤滑の性質をこれらのセンサにより検出することが
できる。まず工作物の形式用の入力個所としてのセンサ
13が設けられて,最適な実際絞り力変化及び目標絞り
力範囲用の基本関数及び締付け力の理想的変化目標締付
け力範囲用の基本関数を計算機29へ与えるデータ処理
装置に接続されている。これらのデータは工作物形式用
データ処理装置の関数ブロツク23に記憶され,適当に
読出される。更に板11の板厚を検出するセンサ14が
設けられて,板の厚さ変動を検出することができる。こ
のセンサの信号は,板厚に関するデータ処理装置の別の
関数ブロツク24へ導かれる。この関数ブロツクは,板
厚の定格値に対する測定偏差があると考慮せねばならな
い修正係数又は修正アルゴリズムを含んでいる。これら
の修正係数又は修正アルゴリズムも同様に計算機29へ
供給される。別のセンサ15により板11の材質を求め
ることができる。この場合例えば誘導センサが使用され
て,板の透磁率を測定し,その値の変化から異なる大き
さの材料強度を推定する。このセンサの信号も同様に材
質に関するデータ処理装置の関数ブロツク25へ送ら
れ,定格値に対する偏差に応じてこの関数ブロツクが適
当な修正値又は修正アルゴリズムを計算機29へ供給す
る。更に板の表面の性質特に板の粗さが重要であり,例
えば無接触で動作するセンサ16により検出可能であ
る。測定値は同様に粗さ用データ処理装置の関数ブロツ
ク26へ与えられ,測定される粗さが標準値に対して一
方向又は他方向にずれていると,この関数ブロツク26
が修正値又は修正アルゴリズムを計算機29へ供給す
る。最後に潤滑の種類も不変な絞り結果にとつて重要で
ある。これに関して潤滑膜厚さを例えは容量センサ17
により測定することができる。このセンサに接続される
潤滑膜厚さのデータ処理装置の関数ブロック27は,標
準値に対する潤滑膜厚さの偏差がある場合,同様に適当
な修正値又は修正アルゴリズムを計算機29へ供給す
る。使用される潤滑剤の粘度はセンサ18により連続的
に検出され,これに接続される潤滑剤粘度のデータ処理
装置の関数ブロツク28は,計算機29に接続されてい
る。
【0022】前述した性質に関する板及び潤滑の連続的
な品質監視と対応するデータ処理とに基いて計算機29
は,変化した板側の条件に合わせた目標絞り力範囲及び
素材押さえ力の目標変化のデータセツトを次の動作サイ
クルのために予め計算することができる。しかも材料強
度が標準値に対して大きい場合,素材押さえ力を通常よ
り大きくせねばならない。板厚についても同様で,厚い
板では,薄い仮におけるより強く素材押さえを押圧せね
ばならない。板の表面粗さでは逆の関係がある。即ち傾
向上同じ絞り品質を得るため,表面が粗いほど,素材押
さえ力を小さくせねばならない。潤滑膜厚さに関して傾
向上逆の関係があり,同じような絞り結果を得るため,
潤滑膜が厚いほど,大きい素材押さえ力が必要である。
潤滑剤粘度についても同じような関係があり,高い粘度
の潤滑剤では,低粘度の潤滑剤におけるより傾向的に強
く板縁を締付けねばならない。
な品質監視と対応するデータ処理とに基いて計算機29
は,変化した板側の条件に合わせた目標絞り力範囲及び
素材押さえ力の目標変化のデータセツトを次の動作サイ
クルのために予め計算することができる。しかも材料強
度が標準値に対して大きい場合,素材押さえ力を通常よ
り大きくせねばならない。板厚についても同様で,厚い
板では,薄い仮におけるより強く素材押さえを押圧せね
ばならない。板の表面粗さでは逆の関係がある。即ち傾
向上同じ絞り品質を得るため,表面が粗いほど,素材押
さえ力を小さくせねばならない。潤滑膜厚さに関して傾
向上逆の関係があり,同じような絞り結果を得るため,
潤滑膜が厚いほど,大きい素材押さえ力が必要である。
潤滑剤粘度についても同じような関係があり,高い粘度
の潤滑剤では,低粘度の潤滑剤におけるより傾向的に強
く板縁を締付けねばならない。
【0023】学習可能な計算機を使用すると,著しく異
なる影響及びその考慮の程度を自動的に最適化すること
ができる。
なる影響及びその考慮の程度を自動的に最適化すること
ができる。
【図1】プレスの絞り過程を反覆して自動的に最適化す
る方法を示す図である。
る方法を示す図である。
【図2】プレス行程に関する絞りポンチ力の理想曲線及
びその上及び下にある目標絞り力範囲を示す線図であ
る。
びその上及び下にある目標絞り力範囲を示す線図であ
る。
【図3】プレス行程に関して一定に保たれる素材押さえ
力の例における素材押さえ力の理想曲線及びその上及び
下にある素材押さえ力の目標範囲を示す線図である。
力の例における素材押さえ力の理想曲線及びその上及び
下にある素材押さえ力の目標範囲を示す線図である。
1 絞りプレス 3 絞り工具 4 素材押さえ 5 絞りポンチ 6 ダイクツシヨン 11 板 12 絞り部品 35 最適な絞り力変化 36 目標絞り力範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B30B 15/26 (72)発明者 ヴオルフラム・ケス ドイツ連邦共和国シユタインハイム・シユ タインホイゼルヴエーク2
Claims (7)
- 【請求項1】 絞りプレスのダイとポンチと素材押さえ
とから成る絞り工具へ動作サイクル毎に1つの素材を挿
入し,この素材の縁を素材押さえにより特定の締付け力
で締付け,続いてダイとポンチとの間で絞り部品を絞
り,特定の形式の絞り部品(12)の製造を開始する前
に,絞り過程中に絞り部品(12)へ及ぼされる絞り力
(Fs)の最適な時間的又はプレス行程に関係する変化
(35),特に″割れ″の発生の危険なしにこの最適な
絞り力変化(35)からの上方への許容偏差,及び″し
わ″の発生の危険なしにこの最適な絞り力変化(35)
からの下方への許容偏差を求めて,そのデータを記憶
し,それによりこの形式の絞るべき絞り部品に対して,
割れ及びしわのない従つて″良好″な絞り部品(12)
を期待できるようにするため絞り力(Fs)が変化せね
ばならない時間的又はプレス行程に関係する絞り力範囲
(以下単に目標絞り力範囲(36)と称する)のデータ
を記憶し,この形式の絞り部品(12)の製造中に動作
サイクル毎に,絞り過程中に絞り部品(12)へ及ぼさ
れる実際の絞り力(Fs)(以下単に実際絞り力変化と
称する)を測定し,実際絞り力変化と目標絞り力範囲
(36)とのデータ比較により,即ち絞り過程中に実際
絞り力変化が目標絞り力範囲(36)内で変化するか否
か,及び実際絞り力変化が目標絞り力範囲(36)を場
合によつては上回るか(これは″割れ″を示す)又は下
回るか(これは″しわ″を示す)の監視によつて,判断
基準″割れ″又は″しわ″に関して絞り剖品の品質を動
作サイクル毎に自動的に監視する絞りプレスの運転方法
において,素材押さえ(4)に設定可能な締付け力(F
n)の自動的な最適化のため,先行する動作サイクルに
おいて絞られた絞り部品(12)の求められた絞り部品
品質に関係して,後続の動作サイクル用の締付け力(F
n)を変化するか又は不変に保ち,しかも前に絞られた
絞り部品に亀裂のある場合即ち″割れ″の絞り部品品質
の場合,新しい動作サイクル用の締付け力(Fn)を,
設定されている値に対して減少させ,申し分のない絞り
部品即ち″良好″の絞り部品品質の場合,締付け力(F
n)を不変に保ち,前に絞られた絞り部品にしわのある
場合即ち″しわ″の絞り部品品質の場合,新しい動作サ
イクル用の締付け力(Fn)を,設定されている値に対
して増大し,そのつどの実際絞り力変化が目標絞り力範
囲(36)を上回るか又は下回る時点又は程度(以下単
に″損傷信号″と称する)をそのつどの動作サイクル内
で求め,損傷信号の早い発生又は強い損傷信号の場合,
損傷信号の遅い発生又は弱い損傷信号の場合におけるよ
り強く,素材押さえ(4)の締付け力を変化することを
特徴とする,動作サイクル毎に1つの絞り部品を製造す
る絞りプレスの運転方法。 - 【請求項2】 素材として板(1)の材料強度を求め,
高い強度では,素材押さえ(4)の締付け力(Fn)を
低い強度におけるより高く設定することを特徴とする,
請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 素材としての板(1)の板厚を求め,大
きい板厚では,素材押さえ(4)の締付け力(Fn)を
小さい板厚におけるより高く設定することを特徴とす
る,請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 素材としての板(1)の粗さを求め,大
きい粗さでは,素材押さえ(4)の締付け力(Fn)を
小さい粗さにおけるより低く設定することを特徴とす
る,請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 絞り工具(3)への挿入前に,素材とし
ての板(11)に潤滑膜を設け,それからこの潤滑膜の
厚さを求め,大きい潤滑膜厚さでは,素材押さえ(4)
の締付け力(Fn)を小さい潤滑膜厚さにおけるより高
く設定することを特徴とする,請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 絞り工具(3)への挿入前に素材として
の板(11)に,潤滑剤の膜を設け,この潤滑剤の粘度
を連続的に求め,高い粘度の潤滑剤では,素材押さえ
(4)の締付け力(Fn)を低い粘度の潤滑剤における
より高く設定することを特徴とする,請求項1に記載の
方法。 - 【請求項7】 以前の動作サイクルに基いて,絞りプレ
ス(1)へ新たに挿入すベき板(11)について求めら
れる材料強度,板厚,粗さ,潤滑膜厚さ又は潤滑剤粘度
の測定量から,絞りプレス(1)へ新たに挿入すべき板
(11)の最適な締付け力(Fn)を予め計算すること
を特徴とする,請求項2ないし6の1つに記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4229155.0 | 1992-09-01 | ||
DE4229155A DE4229155C2 (de) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | Verfahren zur selbsttätigen, iterativen Prozeßoptimierung von Ziehvorgängen in Pressen |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07290161A true JPH07290161A (ja) | 1995-11-07 |
JP2855400B2 JP2855400B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=6466971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5245859A Expired - Lifetime JP2855400B2 (ja) | 1992-09-01 | 1993-08-26 | 絞りプレスの運転方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5450347A (ja) |
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