JP2010022349A

JP2010022349A - 多角形式防鳥網

Info

Publication number: JP2010022349A
Application number: JP2008209344A
Authority: JP
Inventors: Yumiko Fukuda; 由美子福田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2008-07-18
Filing date: 2008-07-18
Publication date: 2010-02-04

Abstract

【課題】資材の少ない家庭菜園現場で鳥や動物に対し効果的な防鳥・防獣対策網を簡単に設置でき、しかも作業性を損なわない高さで必要な広さを確保できるような防御網を開発をすること。
【解決手段】防御網を家庭菜園の広さと形状に合わせ天井４を多角形に加工し、天井部各辺から高さ（長さ）と、地面に沿わせる長さを加えた寸法で裁断した各側面５．６．７．８を天井各辺に接続し、各側辺同志を結合する結合手段を設け、組立時に隣接する側面部同志を地面まで繋ぎ地面に沿わせた部分に錘を設置することで防鳥・防獣対策が出来る。
【選択図】図１

Description

本発明は、家庭菜園で成熟した農作物を、鳥や動物からの被害を防ぐ為、簡易に、設置できるようにしたものである。

家庭菜園で鳥や動物からの被害を防ぐ為にいろいろな防鳥網が考えられている。
例えば登録実用新案第３１０６０５６号公報には図５に示すように傘状の防鳥網が記載されている。
軽量化するためにＦＲＰの骨を使用し、数平方メートル以下の大きさの広がりのネットとし、しかもそのネットが傘のように開閉でき、必要な作物にかぶせて使用し、その骨のさきは２０〜５０センチメートルを地中に差込、骨に取り付けていないネットの周辺の端に土をかぶせる構造である。

また特開平８−１５４５６１号公報には図６に示すようにカール状の防鳥網が記載されている。
魚網質材で任意の大きさ形状に形成した防鳥網１７にカール状化織糸（からみ糸）１８をとりつけ、（化成テープでも良い。）からみ糸１８にからまり伸びきるまで鳥からはなれないので、恐怖の余り二度とよりつかないように、構成されている。

登録実用新案第３１０６０５６号公報特開平８−１５４５６１号公報

しかし登録実用新案第３１０６０５６号に開示されている防鳥網は、ＦＲＰの骨を傘状に広げる構造としている為、強度的に面積の広い菜園には不適である、またネットの周辺の端に土を被せる等手間と労力を要し設置には時間を要する。

また特開平８−１５４５６１号に開示されている防鳥網は地面近くに設置されているので人が中で作業が出来ないし取り外すにも時間がかかる、ネットを高くしようとすればカールが大量に要るし、保管には広いスペースが必要で、アライグマ等小動物に対して効果がない。

本発明の多角形式防鳥網はこれらの課題を解決するために発明されたものであって多角形からなる天井部と天井部各辺から延長された側面部とからなる防御網で、側面部の先端部には錘を設置できるように地面に接する部分を設け、側面部の側辺同志を結合させるための結合手段を設けることを特徴としている。

多角形にしているためたたみやすく広げやすい、従って保管容積が小さくてすみ、設置と収納管理が容易にできる。また天井を高く（側面部を長く）すれば作物の成熟高さに合わせて支柱での調節が可能になり天井を高くできるため網下での作業効率がよい。多角形の頂点に支柱を立てるので防鳥網の広さが制限されることがない。しかも地面に接する部分には防鳥・防獣に対する重量の錘を設置するだけで侵入防止対策ができる。

以下添付図面に従って本発明を説明する。防御網を図１のように家庭菜園の広さと形状に合わせ、天井部４を設定する、側面部（高さ）５．６．７．８の長さは網下で作業できる寸法１．８ｍと、側面部下部の地面に沿わせ錘を設置する部分９．１０．１１．１２の長さ０．３ｍを加算した寸法２．１ｍを各辺ごとに裁断する、裁断した側面部上部と天井多角形の各辺とを夫夫の位置に取り付け、各頂点には側面部同士を接続する接続紐１３．１４．１５．１６を取り付ける。

設置方法を図２に基ずいて説明すると
家庭菜園の外周の各頂点に地上高さ１．８ｍになるように支柱２を必要数地中に打ち込み、支柱上部をロープで結ぶか棒を渡して固定し、その上に多角形式防鳥網の天井部４の各頂点が各支柱上部に合うように広げ、側面部５．６．７．８を地面に向かって１．８ｍさげ、結合紐１４を図のように天井から地面まで支柱２と共に地面まで繋ぐ、他の側面部５．６，７．８，８．９も同様に繋ぎ錘設置部０．３ｍを夫夫外に向かってに広げる。

地面に沿わせて広げた接地部９．１０．１１．１２の上に図４のように錘３を設置することで多角形式防鳥網の設置ができる。その結果図３のような多角形式防鳥網の設置ができる。

使用方法について
作業する時は１箇所の結合紐を解くか錘を１箇所とって中に入る。アライグマがきても錘があるので入れない。収穫が終われば設置方法とは逆に結合紐を夫夫外し、図１の天井部４の上に側辺部（錘設置部含む）５．６．７．８を重ねて折りたたむことで収納ができる。

多角形式防鳥網の展開図多角形式防鳥網の組立図多角形式防鳥網の全体図錘設置図従来例の図面別の従来例の図面

符号の説明

１多角形式防鳥網
２多角形式防鳥網支柱
３錘
４多角形式防鳥網天井部
５．６．７．８多角形式防鳥網側面部
９．１０．１１．１２錘設置部
１３．１４．１５．１６結合紐
１７カール状防鳥網
１８カール状化織糸

Claims

多角形からなる天井部と、天井部の各辺から延長された側面部とからなる防御網であって、側面部の先端には錘を設置できるように地面に接する部分を設け、側面部の側辺同志を結合させるための結合手段を設けることを特徴とする多角形式防鳥網。