JP2010021963A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010021963A
JP2010021963A JP2008183094A JP2008183094A JP2010021963A JP 2010021963 A JP2010021963 A JP 2010021963A JP 2008183094 A JP2008183094 A JP 2008183094A JP 2008183094 A JP2008183094 A JP 2008183094A JP 2010021963 A JP2010021963 A JP 2010021963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
image sensor
image
drive mechanism
charge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008183094A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Terada
洋志 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Imaging Corp
Original Assignee
Olympus Imaging Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Imaging Corp filed Critical Olympus Imaging Corp
Priority to JP2008183094A priority Critical patent/JP2010021963A/ja
Publication of JP2010021963A publication Critical patent/JP2010021963A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Shutters For Cameras (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】シャッタチャージ機能と画像防振機能とを簡易な構造で両立して本体ボディの小型化を図ることができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮影レンズ13の光軸上に配置されたCCD14と、CCD14と撮影レンズ13との間の光軸上に配置されたフォーカルプレーンシャッタ15と、このフォーカルプレーンシャッタ15に設けられてシャッタチャージを行うためのシャッタ駆動機構20と、CCD14を搭載し、このCCD14の撮像面と平行な方向にCCD14を移動させ、さらにシャッタ駆動機構20に作用してシャッタチャージさせる駆動機構30と、を具備することで、防振用の駆動機構30を利用してシャッタチャージを行わせるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮影レンズによる被写体像を撮像素子に結像させて撮影するコンパクト型デジタルカメラ、レンズ交換可能な一眼レフレックス型デジタルカメラ等の撮像装置に関するものである。
近年、この種の撮像装置では、CCD等の撮像素子をレンズ光軸に直交する平面内でXY方向に移動させる圧電アクチュエータを含む画像防振用駆動機構を本体ボディ内に備え、像ブレが検出された場合に像ブレを補正するように画像防振用駆動機構によって撮像素子を変位移動させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、この種の撮像装置では、撮像素子の前面位置にフォーカルプレーンシャッタを備え、その開閉動作によって撮像素子への露光時間を制御するようにしている。このようなシャッタは、シャッタチャージ機構を備えており、露光動作開始に先立ちシャッタチャージ動作を行う必要がある。ここで、例えば一眼レフレックス型デジタルカメラにおいて、光学式ファインダとライブビュー表示可能な電子式ファインダとを切換えるための可動反射ミラーの切換え動作とシャッタチャージ機構によるシャッタチャージ動作とを1つのモータを駆動源として行うようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−298884号公報 特開2007−298741号公報
しかしながら、撮像装置に画像防振機能を持たせる場合、特許文献2のようなシャッタチャージ機構を駆動させる駆動源としてのモータに加えて、撮像素子をシフト駆動するために特許文献1のような専用の圧電アクチュエータを備える画像防振用駆動機構を搭載する必要があり、本体ボディが大型化してしまい、小型化の要請に反してしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、シャッタチャージ機能と画像防振機能とを簡易な構造で両立して本体ボディの小型化を図ることができる撮像装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる撮像装置は、撮影レンズの光軸上に配置され、前記撮影レンズによって結像される被写体像を受光し、光電変換信号を出力する撮像素子と、該撮像素子と前記撮影レンズとの間の光軸上に配置され、前記撮像素子への露光時間を制御するためのシャッタと、該シャッタに設けられてシャッタチャージを行うためのシャッタチャージ機構と、前記撮像素子を搭載し、該撮像素子の撮像面と平行な方向に該撮像素子を移動させ、さらに前記シャッタチャージ機構に作用してシャッタチャージさせる駆動機構と、を具備することを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記撮像素子の前記移動の領域は、画像防振のための第1の移動領域と、前記駆動機構が前記シャッタチャージ機構に作用するための第2の移動領域とからなることを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記駆動機構は、前記撮像素子を互いに直交する2つの方向に移動させることを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記駆動機構は、2つのアクチュエータを有し、一方の前記アクチュエータは、前記2つの方向の内の一方の方向に前記撮像素子を移動させ、他方の前記アクチュエータは、前記2つの方向の内の他方の方向に前記撮像素子を移動させることを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像装置は、撮影レンズの光軸上に配置され、前記撮影レンズによって結像される被写体像を受光し、光電変換信号を出力する撮像素子と、該撮像素子と前記撮影レンズとの間の光軸上に配置され、前記撮像素子への露光時間を制御するためのシャッタと、該シャッタに設けられてシャッタチャージを行うためのシャッタチャージ機構と、前記撮像素子を搭載し、画像防振のために該撮像素子の撮像面と平行な面内で該撮像素子を互いに直交する2つの方向に移動させる駆動機構と、該駆動機構に含まれ、前記撮像素子を前記2つの方向の内の一方の方向に移動させるための第1のアクチュエータと、前記駆動機構に含まれ、前記撮像素子を前記2つの方向の内の他方の方向に移動させるための第2のアクチュエータと、撮影準備状態において、前記第1のアクチュエータを駆動させて前記撮像素子を前記一方の方向における防振のためのセンタ位置に位置させた状態とし、前記他方の方向において前記駆動機構が前記シャッタチャージ機構に作用する位置まで前記第2のアクチュエータを駆動させてシャッタチャージが完了した状態とさせる制御手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記撮像素子の前記他方の方向における前記移動の領域は、画像防振のための第1の移動領域と、前記駆動機構が前記シャッタチャージ機構に作用するための第2の移動領域とからなることを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記制御手段は、撮影開始移行時において、前記第2のアクチュエータを駆動させて前記撮像素子を前記シャッタチャージの解除移動に連続して前記他方の方向における防振のためのセンタ位置に位置させることを特徴とする。
本発明にかかる撮像装置は、画像防振のために撮像素子を移動させる駆動機構を利用してシャッタチャージ機構を駆動しシャッタチャージを行うようにしたので、シャッタチャージ機構専用の駆動源を必要とせず、シャッタチャージ機能と画像防振機能とを簡易な構造で両立して本体ボディの小型化を図ることができるという効果を奏する。
以下、本発明にかかる撮像装置を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。本実施の形態の撮像装置は、コンパクト型のデジタルカメラへの適用例を示す。
図1は、本実施の形態にかかるデジタルカメラ10の内部機構の概略構成を示す図であり、図1(a)は、内部機構を示す正面図であり、図1(b)は、内部機構を示す平面図であり、図1(c)は、内部機構を示す側面図である。本実施の形態にかかるデジタルカメラ10は、撮影者によって把持され得る大きさに形成された本体ボディ11を備える。そして、デジタルカメラ10は、本体ボディ11に装着されたレンズ鏡筒12の内部に配置された撮影レンズ13の光軸上に配置された撮像素子としてのCCD14を本体ボディ11内に備える。このCCD14は、撮影レンズ13によって結像される被写体像を受光し、光電変換信号を出力するためのものである。なお、撮像素子としては、CCD14に限らず、CMOSセンサ等の他の2次元固体撮像素子であってもよい。
また、デジタルカメラ10は、本体ボディ11内に、フォーカルプレーンシャッタ15、液晶モニタ16、電池17、フラッシュ18、フラッシュ用コンデンサ19等を備える。フォーカルプレーンシャッタ15は、CCD14と撮影レンズ13との光軸上であって、CCD14の直前位置に配置されて、このCCD14への露光時間を制御するためのものである。液晶モニタ16は、CCD14で繰り返し取得した画像を動画像としていわゆるライブビュー表示(スルー画表示等ともいう)を行ったり、撮影済みの被写体像を再生表示したり、各種撮影条件やメニュー等を表示するための表示装置である。電池17は、内蔵の電装系各部を駆動させるための電源となるもので、充電可能なバッテリであっても、乾電池であってもよい。フラッシュ18は、フラッシュ撮影時に用いられる可動式のものであり、図1は収納状態を図示している。フラッシュ用コンデンサ19は、フラッシュ18を発光させる電力を供給するためのものである。
さらに、本実施の形態のデジタルカメラ10は、シャッタ駆動機構20と、画像防振用の駆動機構30とを備える。図2は、フォーカルプレーンシャッタ15およびシャッタ駆動機構20を示す概略斜視図である。シャッタ駆動機構20は、フォーカルプレーンシャッタ15の背面側の一部に設けられて、フォーカルプレーンシャッタ15が有する先幕シャッタと後幕シャッタを駆動するばねをチャージするためのシャッタチャージ機構を含む周知構造のものである。本実施の形態のシャッタ駆動機構20は、図2および図1(b)中に実線で示す位置がリセット位置となり仮想線で示す位置がシャッタチャージ位置となるチャージレバー21を下端部に突出させて備えている。このチャージレバー21は、撮影光軸の方向をZ軸方向とした場合、Z軸に直交するXY平面内(CCD14の撮像面に沿う面内)で直交する第2の方向であるX軸方向において所定位置に配置され、後述する駆動機構30を駆動源としてシャッタチャージ位置にセット可能に構成されている。また、シャッタ駆動機構20内には、シャッタチャージ状態の先幕シャッタおよび後幕シャッタのアーマチュアを通電によってそれぞれ保持し、通電解除により走行させるための先幕シャッタMG(マグネット)22および後幕シャッタMG(マグネット)23を有する(図5参照)。
駆動機構30は、Z軸に直交するXY平面内で直交する第1の方向であるY軸方向(上下方向)および第2の方向であるX軸方向(左右方向)にCCD14を、手ブレを補正するように変位移動させる画像防振のためのものである。図3は、CCD14および駆動機構30の概略構成例を示す斜視図である。
本実施の形態の駆動機構30は、Y軸方向移動枠31と、X軸方向移動枠32と、図示しない固定フレームと、Y軸アクチュエータ33と、X軸アクチュエータ34とを備える。Y軸方向移動枠31は、CCD14を前面に搭載したものである。X軸方向移動枠32は、Y軸方向移動枠31を囲む大きさの枠形状に形成され、Y軸方向移動枠31をY軸方向に移動可能に搭載したものである。図示しない固定フレームは、X軸方向移動枠32を囲む大きさの枠形状に形成されてX軸方向移動枠32をX軸方向に移動可能に搭載したものである。第1のアクチュエータとしてのY軸アクチュエータ33は、X軸方向移動枠32の一部に搭載されて、Y軸方向移動枠31をY軸方向に移動させることでCCD14をY軸方向に移動させるためのものである。第2のアクチュエータとしてのX軸アクチュエータ34は、固定フレームの一部に搭載されて、X軸方向移動枠32をX軸方向に移動させることでCCD14をX軸方向に移動させるためのものである。これにより、Y軸方向移動枠31に搭載されたCCD14は、XY平面内でX軸方向およびY軸方向にブレを補償するように変位移動される。
ここで、本実施の形態のY軸,X軸アクチュエータ33,34は、所定周波数の電圧が印加されることにより駆動部に楕円振動を生ずる縦屈曲振動子(リニア型超音波モータの一例をなす)を駆動源とするものである。図4は、X軸アクチュエータ34の構成例を示す分解斜視図である。X軸アクチュエータ34は、縦屈曲振動子341を備える。この縦屈曲振動子341は、圧電素子341aと、2つの駆動子341bとを備える。圧電素子341aは、所定の大きさで矩形形状に形成された圧電体とこの圧電体内に中心対称に形成された一対の図示しない駆動電極とからなる。このような縦屈曲振動子341は、長手方向に伸縮する縦振動と屈曲振動とを発生させることで、縦振動と屈曲振動とが合成された楕円振動を駆動子341bに生じさせる。すなわち、一方の駆動電極に所定周波数の正弦波による電圧を印加するとともに他方の駆動電極に同じ周波数で位相のずれた正弦波による電圧を印加する。すると、印加する電圧の+,−の変化に伴い、縦屈曲振動子341は、屈曲振動と縦振動とを繰り返し、駆動子341bの表面に楕円振動が発生するものである。
よって、図4に示すように、縦屈曲振動子341の駆動子341b側に駆動対象となる移動体342を加圧プレート343によって押圧接触させて配置させることで、移動体342は、駆動子341bの表面に生ずる楕円振動の向きに従い移動することとなる。ここで、圧電素子341aの駆動子341bとは反対側の面の中央には突起341cが形成され、この突起341cが加圧プレート343の溝部(図示せず)等に嵌合することで、縦屈曲振動子341はX軸方向の移動が規制されるように位置決めされている。また、移動体342の縦屈曲振動子341とは反対側の面には、X軸方向に沿わせたV溝342aが形成されている。このV溝342aに対向させて固定フレームに固定されたベース板344が配置されている。そして、リテーナ345で位置決めされた2個のボール346をV溝342aとベース板344との間に挟み込ませることにより、移動体342の移動をスムーズにするとともにその移動方向をX軸方向に規制している。また、移動体342の一端に設けられた突起部342bの先端がX軸方向移動枠32の一部に常時接触するようにX軸方向移動枠32が図示しないばね等の付勢手段によってX軸アクチュエータ34側に付勢されており、移動体342の移動に応じてX軸方向移動枠32のX軸方向における位置が変位するように構成されている。
ここで、駆動電極に印加する所定周波数の電圧の位相差を変えることで、駆動子341bの表面に発生する楕円振動の形状を変えることが可能であり、これにより縦屈曲振動子341に駆動されて移動する移動体342(したがって、CCD14)の移動速度を変えることができる。また、位相差を負の値にすると、駆動子341bに発生する楕円振動の回転方向が逆転し、移動体342をX軸方向において逆方向に移動させることが可能となる。
また、Y軸アクチュエータ33も、X軸アクチュエータ34と同様に構成されている。もっとも、本実施の形態においては、Y軸アクチュエータ33のストロークとX軸アクチュエータ34のストロークとは異ならせて設定されている。すなわち、Y軸アクチュエータ33のストローク(CCD14のY軸方向の移動の領域)は、画像防振のためのセンタ位置を中心にY軸方向に均等に割り振られた第1の移動領域Lyの範囲内に収まるように設定されている(図1(a)参照)。一方、X軸アクチュエータ34のストローク(CCD14のX軸方向の移動の領域)は、画像防振のためのセンタ位置を中心にX軸方向に均等に割り振られた第1の移動領域Lx1と、片側においてこの第1の移動領域Lx1を越えてX軸方向移動枠32の一部(駆動機構30の一部)がシャッタ駆動機構20のチャージレバー21に作用するための第2の移動領域Lx2が設定されている(図1(a)参照)。
すなわち、X軸方向移動枠32のX軸アクチュエータ34付近には、チャージレバー21に当接可能に略L字状に屈曲形成された作用片32aを有する。この作用片32aは、X軸方向移動枠32が第1の移動領域Lx1の範囲内に存在するときにはチャージレバー21に当接することがなくリセット状態とし、X軸方向移動枠32がこの第1の移動領域Lx1を越えて第2の移動領域Lx2の位置まで移動したときにはチャージレバー21に作用してシャッタチャージ位置まで移動させシャッタチャージ動作を行わせるように位置関係が設定されている。
次に、本実施の形態のデジタルカメラ10の制御系の構成について説明する。図5は、本実施の形態のデジタルカメラ10の制御系の概略構成例を示すブロック図である。本実施の形態のデジタルカメラ10は、カメラ全体の制御を司る制御手段としてのCPU40を備える。このCPU40には、レリーズSW(スイッチ)41、シャッタマグネット駆動回路42、ブレ検出回路43、位置検出回路44、防振駆動回路45等が接続されている。
レリーズSW41は、撮影者が半押しするとオンする第1レリーズSWと、全押しするとオンする第2レリーズSWとを有する。第1レリーズSWのオンにより、CPU40は、焦点検出、被写体輝度の測光等の撮影準備動作を行い、第2レリーズSWのオンにより、CPU40は、CCD14の出力に基づいて被写体像の画像データの取り込みを行う撮影動作を実行する。シャッタマグネット駆動回路42は、CPU40による制御の下に、先幕シャッタMG22、後幕シャッタMG23に対する通電開始、通電解除を行うためのものである。
また、ブレ検出回路43は、固定フレーム上に設けられて本体ボディ11のX軸周りのブレ(ピッチ方向のブレ)を検出するX軸ジャイロ43xと本体ボディ11のY軸周りのブレ(ヨー方向のブレ)を検出するY軸ジャイロ43yとの検出信号を受けて本体ボディ11の手ブレ状態を検出するためのものである。位置検出回路44は、Y軸方向移動枠31の一部に保持された図示しない磁石と対をなすように固定フレームの一部に保持されて、Y軸方向移動枠31(CCD14)の位置変化に伴う磁石の磁力変化を検出するホール素子44aの出力が入力されることで、CCD14のX,Y軸方向の位置を検出するためのものである。さらに、防振駆動回路45は、CPU40による制御の下に、Y軸アクチュエータ33およびX軸アクチュエータ34の駆動状態を制御するためのものである。
このような構成において、CPU40により実行される動作制御例を説明する。図6は、CPU40により実行される動作制御例を示す概略フローチャートであり、図7は、動作制御例を示す概略タイムチャートである。ここで、本実施の形態のフォーカルプレーンシャッタ15の先幕シャッタおよび後幕シャッタは、撮影準備状態にあっては、シャッタチャージされて共に開放しており、撮影レンズ13による被写体像をCCD14に結像させることで液晶モニタ16によるライブビュー表示が可能とされている。また、後述するように、撮影準備状態にあっては、Y軸アクチュエータ33の初期状態はCCD14をY軸方向における防振のためのセンタ位置に位置させた状態であるとともに、X軸アクチュエータ34の初期状態は、X軸方向においてX軸方向移動枠32の作用片32aをシャッタ駆動機構20のチャージレバー21に作用する位置まで移動させてシャッタチャージが完了した状態であるものとする。
まず、CPU40は、撮影動作を指示する第2レリーズSWのオン状態が検出されると(ステップS1:Yes,タイミングT0)、撮影開始移行時の動作として、シャッタマグネット駆動回路42を動作させて先幕シャッタMG22、後幕シャッタMG23に対する通電をオンさせる(ステップS2)。これにより、チャージ状態の先幕シャッタおよび後幕シャッタのアーマチュアは、先幕シャッタMG22および後幕シャッタMG23により吸着保持される。ここで、CPU40は、内蔵のタイマ制御により先幕シャッタMG22、後幕シャッタMG23の磁束が安定するまで数ms程度の時間待機させる(ステップS3,タイミングT0〜T1)。
その後、CPU40は、防振駆動回路45を介してX軸アクチュエータ34を駆動させて第2の移動領域Lx2に位置していたX軸方向移動枠32をチャージレバー21から離反させるシャッタチャージの解除移動(リセット動作)を行わせるとともに、CCD14がX軸方向における防振用のセンタ位置(第1の移動領域Lx1内の中心位置)に位置させるセンタリング動作を行わせる(ステップS4,タイミングT1〜T2)。この場合のX軸方向移動枠32(CCD14)の移動位置は、ホール素子44aおよび位置検出回路44の検出出力をフィードバックさせることにより制御される。このようにして、先幕シャッタMG22の通電オン状態で、チャージレバー21から作用片32aが離反して機械的なシャッタチャージがリセットされ始めると、先幕シャッタは、シャッタ駆動機構20に内蔵のレバー、ばね等による周知構造に基づき、開放位置から閉鎖位置に移動する閉じ動作を行い、先幕走行動作に備える。
その後、CPU40は、シャッタマグネット駆動回路42を介してフォーカルプレーンシャッタ15の動作を制御することで露光動作を行う(ステップS6)。まず、露光開始タイミングになったら(タイミングT3)、先幕シャッタMG22に対する通電をオフさせることで、先幕シャッタの走行を開始させる。先幕シャッタの走行開始と同時に露出時間(秒時)の計時を開始する。露出時間は、第1レリーズSWがオンした撮影準備状態において図示しない測光センサの出力およびシャッタ速度に基づいて決定される。この露出時間が経過すると(タイミングT4)、後幕シャッタMG23に対する通電をオフさせることで、後幕シャッタの走行を開始させる。これにより、所定の露出時間分の露光動作が行われ、被写体像がCCD14により撮像される。
ここで、CPU40は、露光動作に先立つタイミングから防振動作の制御を開始させるとともに(ステップS5)、露光動作終了後のタイミングで防振動作の制御を終了させる(ステップS7)。CCD14による撮影動作中に防振動作を確実に実行させるために、防振動作時間の方が前後長くなるようなタイミングに設定されている。この防振動作は、本体ボディ11の手ブレ状態に応じて実行される。まず、X軸ジャイロ43x、Y軸ジャイロ43yによって検出される本体ボディ11のブレ信号をブレ検出回路43に取り込む。ブレ検出回路43は、X軸ジャイロ43x、Y軸ジャイロ43yによって検出されたブレ信号に基づきブレ補正量を演算し、演算されたブレ補正量に応じた信号をCPU40に出力する。CPU40は、演算されたブレ補正量に応じた信号を防振駆動回路45に出力し、Y軸アクチュエータ33、X軸アクチュエータ34を駆動することで、CCD14の位置を移動させる。この際、CCD14の位置は、ホール素子44aおよび位置検出回路44によって検出され、CPU40により防振駆動回路45に送られることでフィードバック制御される。また、防振動作に際しては、CCD14は、Y軸方向、X軸方向とも、ともにそれぞれの第1の移動領域Ly,Lx1内のセンタ位置にセンタリングされており、片寄っていることはないので、防振動作は支障なく行われる。
露光動作(撮影動作)が終了して所定時間経過すると、撮影準備状態における制御として、CPU40は、防振駆動回路45を介してY軸アクチュエータ33を駆動させることでCCD14をY軸方向における防振のためのセンタ位置に位置させるセンタリング動作を行う(ステップS8,タイミングT5〜T6)。次回の撮影動作時の防振動作のためである。
さらに、この動作に引き続き、CPU40は、防振駆動回路45を介してX軸アクチュエータ34を駆動させ、作用片32aをX軸方向における第1の移動領域Lx1を越えて第2の移動領域Lx2まで移動させてチャージレバー21に作用する位置まで移動させて停止させることで、シャッタ駆動機構20によるフォーカルプレーンシャッタ15のシャッタチャージ動作を行わせる(ステップS9,タイミングT6〜T7)。これにより、フォーカルプレーンシャッタ15は、機械的にシャッタチャージが完了した状態で待機することとなる。このようにして、作用片32aがチャージレバー21に作用することでチャージレバー21のリセットが解除されチャージし始めると、シャッタ駆動機構20に内蔵のレバー、ばね等による周知構造に基づき、先幕シャッタは、開放位置から閉じかけるが途中で再び初期状態としての開放位置に戻る一方、後幕シャッタは、閉鎖位置から開放位置に移動する開放動作を行い、初期状態に戻る。
このように、本実施の形態のデジタルカメラ10によれば、画像防振のためにCCD14を移動させる駆動機構30を利用してシャッタ駆動機構20を駆動しフォーカルプレーンシャッタ15のシャッタチャージを行うようにしたので、シャッタチャージ機構専用の駆動源を必要とせず、シャッタチャージ機能と画像防振機能とを簡易な構造で実現して本体ボディ11の小型化を図ることができる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。本実施の形態では、リセット位置とシャッタチャージ位置とがX軸方向に設定されたチャージレバー21を有するシャッタ駆動機構20を用いたため、第1の方向をY軸方向とし、第2の方向をX軸方向としたが、このような構成に限らない。例えば、レイアウト、内部構造等に応じて、リセット位置とシャッタチャージ位置とがY軸方向に設定されたチャージレバーを有するシャッタチャージ機構を用いる場合であれば、第1の方向をX軸方向とし、第2の方向をY軸方向とし、Y軸アクチュエータを第2のアクチュエータとしてCCD14(作用片)がシャッタチャージ機構のチャージレバーに作用する位置まで駆動させるように構成すればよい。
また、本実施の形態では、フォーカルプレーンシャッタ15として、シャッタチャージの状態で、先幕シャッタと後幕シャッタとが開放状態のタイプへの適用例で説明したが、このようなタイプに限らず、シャッタチャージの状態で、先幕シャッタが閉鎖状態のタイプであっても同様に適用可能である。
また、本実施の形態では、Y軸,X軸アクチュエータ33,34の駆動源としてリニア型超音波モータの一つである縦屈曲振動子を用いた構成例で説明したが、これに限定されるものではない。例えば、特許文献1や特開2006−319824号公報中に示されるような圧電素子を用いる圧電素子形リニアモータを利用してもよい。
また、本実施の形態では、撮影準備状態において、Y軸アクチュエータ33によるCCD14のセンタリング動作と、X軸アクチュエータ34駆動によるシャッタチャージ動作とを異なるタイミングで行うようにしたが、防振動作時と同様に、同時に並行して行うようにしてもよい。もっとも、シャッタチャージ駆動のためにはエネルギー的に大きな電力が必要となるので、本実施の形態のように異なるタイミングとし、消費電力のピークの重なりを避けることが有利である。
さらに、本実施の形態の撮像装置は、コンパクト型のデジタルカメラ10への適用例として説明したが、レンズ交換可能な一眼レフレックス型のデジタルカメラであっても同様に適用可能である。この場合、特許文献1等の場合と同様に、撮影レンズとフォーカルプレーンシャッタとの間の光軸上に、撮影レンズからの被写体像を反射するための第1の位置(ダウン位置)と、撮影レンズからの被写体像をCCDに導くため撮影レンズの光軸から退避した第2の位置(アップ位置)とに移動可能なアップダウンミラー等と称されるメインミラーを備えている。このようなメインミラーは、フォーカルプレーンシャッタを開放させる露光動作に先立ちミラーアップ動作を行わせ、露光動作(撮影動作)終了後、フォーカルプレーンシャッタのチャージ動作に引き続きミラーダウン動作を行わせるように制御すればよい。
本発明の実施の形態にかかるデジタルカメラの内部機構の概略構成を示し、(a)は、内部機構を示す正面図であり、(b)は、内部機構を示す平面図であり、(c)は、内部機構を示す側面図である。 フォーカルプレーンシャッタおよびシャッタチャージ機構を示す概略斜視図である。 CCDおよび駆動機構の概略構成例を示す斜視図である。 X軸アクチュエータの構成例を示す分解斜視図である。 本実施の形態のデジタルカメラの制御系の概略構成例を示すブロック図である。 動作制御例を示す概略フローチャートである。 動作制御例を示す概略タイムチャートである。
符号の説明
10 デジタルカメラ
13 撮影レンズ
14 CCD
15 フォーカルプレーンシャッタ
20 シャッタ駆動機構
30 駆動機構
33 Y軸アクチュエータ
34 X軸アクチュエータ
40 CPU

Claims (7)

  1. 撮影レンズの光軸上に配置され、前記撮影レンズによって結像される被写体像を受光し、光電変換信号を出力する撮像素子と、
    該撮像素子と前記撮影レンズとの間の光軸上に配置され、前記撮像素子への露光時間を制御するためのシャッタと、
    該シャッタに設けられてシャッタチャージを行うためのシャッタチャージ機構と、
    前記撮像素子を搭載し、該撮像素子の撮像面と平行な方向に該撮像素子を移動させ、さらに前記シャッタチャージ機構に作用してシャッタチャージさせる駆動機構と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像素子の前記移動の領域は、画像防振のための第1の移動領域と、前記駆動機構が前記シャッタチャージ機構に作用するための第2の移動領域とからなることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記駆動機構は、前記撮像素子を互いに直交する2つの方向に移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記駆動機構は、2つのアクチュエータを有し、一方の前記アクチュエータは、前記2つの方向の内の一方の方向に前記撮像素子を移動させ、他方の前記アクチュエータは、前記2つの方向の内の他方の方向に前記撮像素子を移動させることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 撮影レンズの光軸上に配置され、前記撮影レンズによって結像される被写体像を受光し、光電変換信号を出力する撮像素子と、
    該撮像素子と前記撮影レンズとの間の光軸上に配置され、前記撮像素子への露光時間を制御するためのシャッタと、
    該シャッタに設けられてシャッタチャージを行うためのシャッタチャージ機構と、
    前記撮像素子を搭載し、画像防振のために該撮像素子の撮像面と平行な面内で該撮像素子を互いに直交する2つの方向に移動させる駆動機構と、
    該駆動機構に含まれ、前記撮像素子を前記2つの方向の内の一方の方向に移動させるための第1のアクチュエータと、
    前記駆動機構に含まれ、前記撮像素子を前記2つの方向の内の他方の方向に移動させるための第2のアクチュエータと、
    撮影準備状態において、前記第1のアクチュエータを駆動させて前記撮像素子を前記一方の方向における防振のためのセンタ位置に位置させた状態とし、前記他方の方向において前記駆動機構が前記シャッタチャージ機構に作用する位置まで前記第2のアクチュエータを駆動させてシャッタチャージが完了した状態とさせる制御手段と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  6. 前記撮像素子の前記他方の方向における前記移動の領域は、画像防振のための第1の移動領域と、前記駆動機構が前記シャッタチャージ機構に作用するための第2の移動領域とからなることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、撮影開始移行時において、前記第2のアクチュエータを駆動させて前記撮像素子を前記シャッタチャージの解除移動に連続して前記他方の方向における防振のためのセンタ位置に位置させることを特徴とする請求項5または6に記載の撮像装置。
JP2008183094A 2008-07-14 2008-07-14 撮像装置 Pending JP2010021963A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008183094A JP2010021963A (ja) 2008-07-14 2008-07-14 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008183094A JP2010021963A (ja) 2008-07-14 2008-07-14 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010021963A true JP2010021963A (ja) 2010-01-28

Family

ID=41706387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008183094A Pending JP2010021963A (ja) 2008-07-14 2008-07-14 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010021963A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011095777A (ja) * 2008-09-11 2011-05-12 Panasonic Corp 撮像装置
CN103345030A (zh) * 2013-06-28 2013-10-09 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 空间相机焦平面光学拼接结构
WO2017188136A1 (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 富士フイルム株式会社 デジタルカメラ
JP2019184921A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 キヤノン株式会社 撮像装置
US10681252B2 (en) 2016-04-28 2020-06-09 Fujifilm Corporation Digital camera including focal plane shutter

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011095777A (ja) * 2008-09-11 2011-05-12 Panasonic Corp 撮像装置
US8730386B2 (en) 2008-09-11 2014-05-20 Panasonic Corporation Imaging apparatus including metal main frame as assembly basis
CN103345030A (zh) * 2013-06-28 2013-10-09 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 空间相机焦平面光学拼接结构
WO2017188136A1 (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 富士フイルム株式会社 デジタルカメラ
CN109073956A (zh) * 2016-04-28 2018-12-21 富士胶片株式会社 数码相机
JPWO2017188136A1 (ja) * 2016-04-28 2019-01-31 富士フイルム株式会社 デジタルカメラ
US10681252B2 (en) 2016-04-28 2020-06-09 Fujifilm Corporation Digital camera including focal plane shutter
US10712634B2 (en) 2016-04-28 2020-07-14 Fujifilm Corporation Digital camera including focal plane shutter
JP2019184921A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 キヤノン株式会社 撮像装置
JP7154804B2 (ja) 2018-04-13 2022-10-18 キヤノン株式会社 撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4820460B2 (ja) フォーカスシステム、交換レンズ及び撮像装置
JP4811358B2 (ja) 撮像装置
US20180288332A1 (en) Image capturing apparatus
JP2010271697A (ja) 交換レンズ、カメラボディ及びカメラシステム
JP2010151970A (ja) 駆動装置及びこの駆動装置を用いた撮像装置
WO2018173902A1 (ja) 交換レンズ及びその制御方法、撮像装置、並びに、カメラシステム
JP2010091792A (ja) カメラ本体、レンズ鏡筒およびカメラシステム
JP2010021963A (ja) 撮像装置
JP5932410B2 (ja) 撮像装置
JP2011158552A (ja) カメラモジュール及び携帯電話機
JP2011158551A (ja) カメラモジュール及び携帯電話機
JP2010014814A (ja) 絞り装置および撮像装置
JP5293947B2 (ja) 撮像装置
JP2007057999A (ja) 撮影装置
JP2019215426A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2010041127A (ja) 撮像装置
TW200825622A (en) Optical image taking structure
JP2011033981A (ja) 光学機器
JP5100300B2 (ja) 撮像装置
JP2009165086A (ja) 撮像装置
JP5826604B2 (ja) 駆動装置
US20240019661A1 (en) Lens apparatus and image pickup apparatus
CN113227893B (zh) 运算装置、可换镜头、相机机身及拍摄装置
JP4031262B2 (ja) 撮像装置
JP6685702B2 (ja) 撮像装置、及びレンズ駆動制御方法