JP2010020732A - 紙幣処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙幣収容部に紙幣を確実に収容可能にする紙幣処理装置を提供する。
【解決手段】紙幣処理装置1は、紙幣を収容可能にする紙幣収容部100と、紙幣収容部へ紙幣を搬送する紙幣搬送機構6とを有している。そして、紙幣収容部100は、紙幣搬送機構6により搬送される紙幣を受け入れる受入口103と、受入口103から搬入される紙幣に対して接触可能であり、搬入方向に沿って駆動されるベルト150とを有することを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、紙幣挿入口から挿入される紙幣を収容可能にする紙幣収容スタッカを備えた紙幣処理装置に関する。
一般的に紙幣処理装置は、利用者によって紙幣挿入口から挿入された紙幣の有効性を識別し、有効と識別された紙幣価値に応じて、各種の商品やサービスを提供するサービス機器、例えば遊技場に設置されている遊技媒体貸出機、或いは、公共の場に設置されている自動販売機や券売機等に組み込まれている。このような紙幣処理装置は、紙幣挿入口に挿入された紙幣を搬送する紙幣搬送機構、搬送される紙幣の有効性を判定(真贋判定とも称する)する紙幣識別部等の動作機器、及びこれらの動作機器を駆動、制御する制御手段を備えている。
そして、前記紙幣識別部で有効と識別された紙幣は、順次、紙幣収容部(紙幣収容スタッカ)に収容される。この紙幣収容スタッカは、所定枚数の紙幣を収容する、いわゆる金庫としての機能を備えており、例えば、特許文献1に開示されているように、紙幣処理装置の本体部から着脱できるように構成されている。
この公知技術にあるように、紙幣処理装置は、有効と識別された紙幣を、着脱可能な紙幣収容スタッカに送り込めるように、装置本体の紙幣搬送路排出口と、着脱される紙幣収容スタッカの紙幣取入口が位置併わせされた状態となっており、紙幣は、装置本体の紙幣搬送路から紙幣収容スタッカの内部、具体的には、紙幣収容スタッカ内に設けられた押圧板による押圧処理位置に案内され、その後、前記押圧板によって、スタック部に順次、積層収容される。
実開平6−42857号
上記したような紙幣収容スタッカを備えた紙幣処理装置では、紙幣が、装置本体に設置された搬送ローラ対を抜けると、紙幣収容スタッカに移送されるようになっている。この場合、紙幣が、紙幣収容スタッカの紙幣取入口を通過できても、その後、押圧処理位置への移動中に、紙幣の幅方向の位置が定まらず、片方によってしまうことがある。これにより、押圧処理位置において、幅方向にずれた状態で紙幣が停止する可能性があり、その後、押圧板が駆動された際、スタック部(載置プレート)に紙幣が正しく載置できなくなる可能性がある。
本発明は、上記した事情に着目してなされたものであり、紙幣収容部に紙幣を確実に収容可能にする紙幣処理装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載された紙幣処理装置は、紙幣を収容可能にする紙幣収容部と、紙幣収容部へ紙幣を搬送する紙幣搬送機構とを有し、前記紙幣収容部は、前記紙幣搬送機構により搬送される紙幣を受け入れる受入口と、前記受入口から搬入される紙幣に対して接触可能であり、搬入方向に沿って駆動される搬送部材とを有することを特徴とする。
上記した構成の紙幣処理装置によれば、紙幣が挿入されると、例えば紙幣識別部で有効と識別されて、その下流側に設置されている紙幣収容部に搬送される。紙幣が紙幣収容部に搬入されると、搬入方向に沿って駆動状態にある搬送部材と接触するため、これにより紙幣に皺等があっても適正な位置(押圧処理位置)に搬送されるようになる。
また、請求項2に係る発明においては、前記搬送部材は、ベルトと、搬入方向の端部に位置し、前記ベルトを巻回するプーリとを有することを特徴とする。
このような構成では、搬送ローラ対の摩擦差によって紙幣が斜めに搬送される可能性があるが、ベルトを設置することでそのような斜めの搬送が抑制されるようになる。また、ベルトとプーリによって搬入方向に紙幣と接触できるので、搬送ローラと駆動源を複数備えた構成よりも、コストを低くすることが可能となる。
また、請求項3に係る発明においては、前記ベルトは、紙幣の両サイドの表面に接触可能に設置されていることを特徴とする。
このような構成では、紙幣収容部内に搬入された紙幣は、その両サイドの表面に接触可能に設置されているベルトに摺接することで、より安定して紙幣を適正な位置に搬送することが可能になる。
また、請求項4に係る発明においては、前記ベルトは、前記紙幣搬送機構を駆動する駆動源を利用して駆動されることを特徴とする。
このような構成では、ベルトを駆動するに際して、紙幣搬送機構の駆動源を利用するため、コストを削減することが可能になる。
また、請求項5に係る発明においては、前記プーリは、巻回されるベルトの張力が調整可能となるように、前記紙幣収容部に移動可能に支持されていることを特徴とする。
このような構成では、ベルトの張力が調整可能であるため、ベルト製造時に長さの誤差があっても適正な張力に調整することが可能となり、受入口を介して搬入される紙幣を、確実にベルトに接触させることが可能となる。特に、ベルトを、紙幣の両サイドに接触可能な構成とした場合、夫々のサイドに接触するベルトの張力を均一にして、スキューの発生を効果的に防止することが可能となる。
また、請求項6に係る発明においては、前記搬送部材は、プーリを軸支する中心軸と、前記中心軸と偏芯する偏芯軸とを具備しており、前記偏芯軸を回転操作することで、前記プーリを前記中心軸と共に移動させることを特徴とする。
このような構成では、偏芯軸を回転するだけで、プーリの中心軸の位置をずらすことが可能となり、容易にベルトの張力を適切な状態に調整することができる。
また、請求項7に係る発明においては、前記紙幣収容部は、紙幣の搬入方向に沿って紙幣の両側縁を規制するガイド部材を有していることを特徴とする。
このような構成では、紙幣が紙幣収容部内に搬入されると、ガイド部材に沿って移動できると共に、紙幣と前記搬送部材が安定して摺接できるようになり、紙幣が紙幣収容部へ搬入された際の片寄りが未然に防止され、紙幣は適正な位置に搬送されるようになる。
また、請求項8に係る発明においては、前記紙幣収容部は、前記受入口から搬入される紙幣を積層して載置する載置部材と、前記載置部材に対して紙幣を押圧する押圧板とを有しており、前記載置部材に紙幣を押圧する押圧板の端面と、この端部が摺接する紙幣収容部の底面とは、非接触部を有する状態で当接していることを特徴とする。
このような構成では、紙幣を載置部材に押し付けるべく、押圧板を駆動すると、押圧板と底面との間に非接触部(例えば、凹凸による接触関係)があることから、押圧板が移動した際に、紙幣が両者の間で噛み込まれることが抑制され、紙幣収容部内での紙幣詰まりを効果的に抑制することが可能となる。
また、請求項9に係る発明においては、前記紙幣収容部は、前記受入口から搬入される紙幣を挟んで前記搬送部材とは反対側に設けられ、搬送部材側に突起する突起部を有することを特徴とする。
このような構成では、突起部によって、受入口を介して搬入される紙幣を、確実に駆動状態にある搬送部材に対して接触させることが可能となり、紙幣と搬送部材が安定して摺接できるようになる。このため、紙幣の大きさや状態(皺の有無)に関係なく、受入口を介して搬入される紙幣の片寄りが未然に防止できるようになり、最終的に適正な位置に紙幣をスタックすることが可能となる。
また、請求項10に係る発明においては、前記突起部は、前記受入口から搬入される紙幣に対して直交する方向に沿った板状の形状を有しており、紙幣が、前記受入口からの搬入方向に対して直交する方向に移送された際、紙幣と接触して変形可能であることを特徴とする。
このような構成では、突起部が板状に形成されているため、前記受入口から搬入される紙幣によって負荷が掛かかっても、突起部自体が変形しない程度の強度を持たせることができ、紙幣を搬送部材側にシフトさせて搬送部材へ確実に接触させることが可能となる。そして、最終的に紙幣を収容位置に移送する際には、紙幣が突起部と接触しても変形できるため、紙幣を損傷する可能性が低減される。
本発明によれば、紙幣収容部に対して、紙幣を確実に収容可能にする紙幣処理装置が得られる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
図1から図6は、本実施形態に係る紙幣処理装置の構成を示す図であり、図1は、全体構成を示す斜視図、図2は、開閉部材を装置本体の本体フレームに対して開いた状態を示す斜視図、図3は、装置本体の動力伝達部の構成を示す斜視図、図4は、挿入口から挿入される紙幣の搬送経路を概略的に示した右側面図、図5は、紙幣収容部に配設される押圧板を駆動するための動力伝達機構の概略構成を示す図、そして、図6は、紙幣搬送機構を駆動するための駆動源及び駆動力伝達機構の概略構成を示す左側面図である。
本実施形態の紙幣処理装置1は、例えば、スロットマシン等の各種の遊技機に組み込み可能に構成されており、装置本体2と、この装置本体2に設けられ、多数の紙幣を積層、収容することが可能な紙幣収容部(紙幣収容スタッカ)100とを備えている。この紙幣収容部100は金庫としての機能を備えており、装置本体2に対して着脱可能であっても良く、本実施形態では、例えば、図示されていないロック機構が解除された状態で、前面に設けられた取っ手101を引くことで、装置本体2から取り外すことが可能となっている。
前記装置本体2は、図2及び図3に示すように、本体フレーム2Aと、本体フレーム2Aに対して一端部を回動中心として開閉されるように構成された開閉部材2Bとを有している。そして、これら本体フレーム2A及び開閉部材2Bは、図4に示すように、開閉部材2Bを本体フレーム2Aに対して閉じた際、両者の対向部分に紙幣が搬送される隙間(紙幣搬送路)3が形成されると共に、両者の前面露出側に、前記紙幣搬送路3に一致するようにして、紙幣挿入口5が形成されるよう構成されている。なお、前記紙幣挿入口5は、紙幣の短い辺側から装置本体2の内部に挿入できるようにスリット状の開口となっている。
前記装置本体2内には、紙幣を搬送する紙幣搬送機構6と、紙幣挿入口5に挿入された紙幣を検知する挿入検知センサ7と、挿入検知センサ7の下流側に設置され、搬送状態にある紙幣の情報を読取る紙幣読取手段8と、この紙幣読取手段8に対して、紙幣を正確に位置決めして搬送するスキュー補正機構10と、紙幣がスキュー補正機構10を構成する可動片を通過したことを検知する可動片通過検知センサ12と、紙幣が紙幣収容部100に排出されたことを検知する排出検知センサ18と、紙幣収容部100内で紙幣を載置プレートに向けて押圧する押圧板を駆動するラックの位置を検知するラック検知手段23(図15参照)と、上記した紙幣搬送機構6、紙幣読取手段8及びスキュー補正機構10の駆動を制御する制御手段200(制御回路基板200A;図16参照)とが設けられている。
以下、上記した各構成部材について、詳細に説明する。
前記紙幣搬送路3は、紙幣挿入口5から奥側に向けて延出しており、その後方側で下方に向けて傾斜するように屈曲され、そして最終的に鉛直方向に向けて屈曲するように形成されている。紙幣搬送路3には、紙幣収容部100に紙幣を排出する排出口3aが形成されており、ここから排出される紙幣は、鉛直方向に向けて、紙幣収容部100の導入口(受入口)103に送り込まれる。
前記紙幣搬送機構6は、紙幣挿入口5から挿入された紙幣を挿入方向に沿って搬送可能にすると共に、挿入状態にある紙幣を紙幣挿入口5に向けて差し戻し搬送可能とする機構である。この紙幣搬送機構6は、装置本体2内に設置された駆動源であるモータ13(図6参照)と、このモータ13によって回転駆動され、紙幣搬送路3に紙幣搬送方向に沿って所定間隔おいて配設される搬送ローラ対(14A,14B)、(15A,15B)、(16A,16B)、及び(17A,17B)を備えている。
前記搬送ローラ対は、紙幣搬送路3に一部が露出するように設置されており、いずれも紙幣搬送路3の下側に設置される搬送ローラ14B,15B,16B及び17Bがモータ13によって駆動されるローラとなっており、上側に設置される搬送ローラ14A,15A,16A及び17Aが、これらのローラに対して従動するピンチローラとなっている。なお、紙幣挿入口5から挿入された紙幣を最初に挟持して奥側に搬送する搬送ローラ対(14A,14B)は、図2及び図3に示すように、紙幣搬送路3の中心位置に1箇所設置されており、その下流側に順次配置される搬送ローラ対(15A,15B)、(16A,16B)、及び(17A,17B)については、紙幣搬送路3の幅方向に沿って、所定間隔をおいて2箇所設置されている。
また、上記した紙幣挿入口5の近傍に配置される搬送ローラ対(14A,14B)については、通常は、上側の搬送ローラ14Aが下側の搬送ローラ14Bから離間した状態となっており、紙幣の挿入が挿入検知センサ7によって検知されると、上側の搬送ローラ14Aが下側の搬送ローラ14Bに向けて駆動され、挿入された紙幣を挟持するようになっている。なお、上側の搬送ローラ14Aについては、駆動源70(図16のブロック図参照)によって、搬送ローラ14Bに対して当接/離間するように駆動制御される。この駆動源70については、モータやソレノイド等によって構成することができ、開閉部材2B内に設置される。
そして、前記スキュー補正機構10によって、挿入された紙幣の傾きを無くし紙幣読取手段8に対して位置合わせする処理(スキュー補正処理)が行われる際には、上側の搬送ローラ14Aは、下側の搬送ローラ14Bから離間して紙幣に対する負荷を解除し、スキュー補正処理が終了すると、再び、上側の搬送ローラ14Aが下側の搬送ローラ14Bに向けて駆動され、紙幣を挟持する。スキュー補正機構10は、スキューの除去を果たす左右一対の可動片10A(片側のみ図示)を備えており、スキュー駆動機構用のモータ40を駆動することでスキューの補正処理が成される。
上記した紙幣搬送路3の下側に設置される搬送ローラ14B,15B,16B及び17Bは、図6に示すように、モータ13、及び各搬送ローラの駆動軸の端部に設置されるプーリ14C,15C,16C及び17Cを介して回転駆動される。すなわち、モータ13の出力軸には、駆動プーリ13Aが設置されており、上記した各搬送ローラの駆動軸の端部に設置されるプーリ14C,15C,16C及び17Cには、駆動プーリ13Aとの間で駆動ベルト13Bが巻回されている。なお、駆動ベルト13Bには、適所に張力プーリが係合しており、弛みを防止している。
上記した構成により、モータ13が正転駆動されると、前記搬送ローラ14B,15B,16B及び17Bは同期して正転駆動され、紙幣を挿入方向に向けて搬送し、モータ13が逆転駆動されると、前記搬送ローラ14B,15B,16B及び17Bは同期して逆転駆動され、紙幣を紙幣挿入口5側に向けて搬送する。
前記挿入検知センサ7は、紙幣挿入口5に挿入された紙幣を検知した際に検知信号を発生するものであり、本実施形態では、搬送ローラ対(14A,14B)と、スキュー補正機構10との間に設置されている。前記挿入検知センサ7は、例えば、光学式のセンサ、例えば回帰反射型フォトセンサによって構成されているが、それ以外にも、機械式のセンサによって構成されていても良い。
また、前記可動片通過検知センサ12は、紙幣の先端が、前記スキュー補正機構10を構成する左右一対の可動片10Aを通過したことを検知した際に検知信号を発生するものであり、前記紙幣読取手段8の上流側に設置されている。この可動片検知センサ12についても、前記挿入検知センサと同様、光学式のセンサや機械式のセンサによって構成される。
また、前記排出検知センサ18は、通過する紙幣の後端を検知して、紙幣が紙幣収容部100に排出されたことを検知するものであり、紙幣搬送路3の下流側において、紙幣収容部100の受入口103の直前に配設されている。この排出検知センサ18についても、前記挿入検知センサと同様、光学式のセンサや機械式のセンサによって構成される。
前記紙幣読取手段8は、スキュー補正機構10によってスキュー補正された状態(正確に位置決めされた状態)で搬送される紙幣について、その紙幣情報を読取り、その有効性(真贋)を判定する。具体的には、例えば、搬送される紙幣の両面側から光を照射し、その透過光と反射光を受光素子で検知することで紙幣の読取を行うラインセンサによって構成することができる。図においては、ラインセンサが示されており、このラインセンサで読取った光信号は光電変換され、予め格納されている真券のデータと比較照合することで、搬送される紙幣の真贋を識別する。
前記紙幣を収容する紙幣収容部100は、装置本体2に対して着脱可能に構成され、上記した紙幣読取手段8で真性と識別された紙幣を順次、積層、収容する。
ここで、図4から図6に加え、図7から図15を参照して、紙幣収容部100の構成について説明する。これらの図において、図7は、紙幣収容部の受入口部分を示す平面図、図8は、受入口から搬入される紙幣をそのまま待機、保持させる押圧待機部領域の斜視図(一部切欠いて示す)、図9は、図8に示す状態において、押圧板が駆動された状態を示す斜視図、図10は、紙幣収容部の受入口部分を示す平面図であり、受入口から搬入された紙幣が押圧待機部に位置した状態を示す図、図11は、図10に示す状態において、押圧板が駆動された状態を示す図、図12は、図11に示した状態の後、載置プレートに複数枚の紙幣が収容された状態を示す図、図13は、押圧板が待機位置にある状態を示す側面図、図14は、押圧板が押圧位置にある状態を示す側面図、そして、図15は、ラック検知手段の概略構成を示す斜視図である。
図4から図6に示すように、紙幣収容部100を構成する本体フレーム100Aは、略直方体形状に構成されており、その前壁102aの内側には、付勢手段(付勢バネ)106の一端が取り付けられ、その他端には、上記した受入口103を介して送り込まれる紙幣を順次、積層する載置プレート105が設けられている。このため、載置プレート105は、前記付勢手段106を介して、後述する押圧板115側に向けて付勢された状態になっている。
本体フレーム100A内には、受入口103に連続するように、落下する紙幣をそのまま待機、保持させる押圧待機部108が設けられている。押圧待機部108の載置プレート側の両サイドには、鉛直方向に延出するように一対の規制壁110が配置されている。この一対の規制壁110は、載置プレート105上に紙幣Mが順次、積層されて、前記付勢手段106によって載置プレート105が付勢された際、図12に示すように、最上の紙幣M1の両サイドを当て付けて、積層される紙幣を安定して保持する役目を果たす。
また、本体フレーム100A内には、受入口103から押圧待機部108に落下した紙幣を載置プレート105に向けて押圧する押圧板115が配設されている。この押圧板115は、図10に示すように、前記一対の規制壁110間の空間110Aを通過できる程度の大きさに構成されており、この空間110A内に入り込んで紙幣を載置プレート105に押し付ける位置(押圧位置;図11及び図14参照)と、前記押圧待機部108を開放する位置(初期位置;図5及び図10参照)との間で往復駆動される。すなわち、受入口103から押圧待機部108に搬入された紙幣は、押圧板115が駆動されることで、一対の規制壁110間の空間を撓みながら通過し、載置プレート105に向けて移送される。
前記押圧板115は、図4及び図5に示すように、本体フレーム100A内に配設される押圧板駆動機構120を介して、上記したように往復駆動される。押圧板駆動機構120は、押圧板115を矢印A方向に往復移動可能となるように、両端が押圧板に軸支された一対のリンク部材115a,115bを備えており、これらのリンク部材115a,115bはX字状に連結され、それぞれの反対側の端部は、垂直方向(矢印B方向)に移動可能に設置された可動部材122に軸支されている。この可動部材122には、ラックが形成されており、このラックには、押圧板駆動機構120を構成するピニオン124Aが噛合している。
このピニオン124Aには、図5に示すように、押圧板駆動機構120を構成する収容部側ギヤトレイン124が連結されている。この場合、本実施形態においては、図3及び図5に示すように、上述した装置本体2内に、駆動源(モータ20)と、このモータ20に順次噛合する本体側ギヤトレイン21が配設されており、紙幣収容部100を装置本体2に装着すると、本体側ギヤトレイン21が収容部側ギヤトレイン124に連結するようになっている。すなわち、上記した押圧板115は、押圧板駆動機構120(リンク部材115a,115b、可動部材122、収容部側ギヤトレイン124)、及び本体側ギヤトレイン21を介して、装置本体2に設けられたモータ20によって矢印A方向に往復駆動される。
なお、上記した押圧板115は、モータ20によって矢印A方向に往復駆動される際、モータ20の停止制御によって3つの位置を取るようになっている。すなわち、図11及び図14に示すように、紙幣を載置プレート105に押さえ付ける位置(押圧位置)と、図5及び図10に示すように、押圧待機部108を開放する位置(初期位置)と、図13に示すように、押圧板115を駆動する一対のリンク部材115a,115bが押圧待機部108に位置しており、紙幣が一対のリンク部材115a,115bによって受入口103から押圧待機部108に搬入できない位置(待機位置)、換言すれば、受入口103から異物等の挿入を阻止する位置の、3つの位置を取り得るようになっている。
前記本体フレーム100A内には、図4に示すように、載置プレート105上に、所定枚数の紙幣が載置された際、その状態を検知する検知センサ(満杯検知センサ)140が設置されている。この満杯検知センサは、磁気信号を検知できるように構成されており、載置プレート105の裏面に設けられた磁石140Aによる磁界を検知できるように構成されている。すなわち、満杯検知センサ140は、載置プレート105が押し込まれる方向の所定の位置に設置されており、載置プレート105上に紙幣が順次載置されて、載置プレート105が付勢手段106の付勢力に抗して押し込まれ、満杯検知センサ140が載置プレート105の移動を検知した際、載置プレート105上の紙幣が満杯になった信号を発する。
また、上記した押圧板115は、図9に示すように、紙幣収容部100の底壁102bとの間で、非接触部を有する状態で当接している。具体的には、押圧板115の接触側端面に、凹部115eを形成しておくことで、押圧板115の端面と底壁102bとは面接触しないように構成している。
このように構成することで、紙幣を載置プレート105に押し付けるべく、押圧板115を駆動すると、押圧板115と底壁102bとの間に非接触部があることから、押圧板115が移動した際に、紙幣が両者の間で噛み込まれることが抑制され、紙幣収容部内での紙幣詰まりを効果的に抑制することが可能となる。なお、底壁102bにおいても、収容される紙幣が底壁に対して面当たりしないように、所定間隔をおいて、底壁102bに紙幣収容方向に延出する凸部102cを形成しておくことが好ましい。すなわち、このような凸部102cを形成しておき、その一部が前記押圧板115に形成される凹部115e内に位置するように構成することで、紙幣をより安定して積層、収容して行くことが可能になる。
また、本体フレーム100Aには、前記受入口103から搬入される紙幣に対して接触可能な搬送部材150が設置されている。この搬送部材150は、搬入される紙幣に接触して、安定して紙幣を押圧待機部108の適正位置(押圧板115で紙幣を押圧した際、紙幣が左右に片寄ることなく、安定して押圧できる位置)に案内する役目を果たす。本実施形態では、この搬送部材は、押圧待機部108に臨むように設置されたベルト状の部材(以下、ベルト150と称する)によって構成されている。
この場合、ベルト150は、紙幣に対して搬入方向に沿って延在するように設置されており、搬入方向の両端部に回転可能に支持された一対のプーリ150A,150Bに巻回されている。また、ベルト150は、受入口103の領域に回転可能に支持された軸方向に延出する搬送ローラ150Cと当接しており、受入口103に搬入された紙幣を挟持して、紙幣をそのまま押圧待機部108に案内するようにしている。さらに、本実施形態では、前記ベルト150は、紙幣の両サイドの表面に接触可能となるように、上記した押圧板115を挟むようにして左右一対設けられている。
なお、前記一対のベルト150は、両端におけるプーリ150A,150Bの巻回以外に、中間位置で張力プーリを当て付けて、弛みを防止するようにしても良い。また、前記プーリ150Aを、搬送ローラ150Cに対して軸方向にシフトした位置に配置し、プーリ150Aに巻回されるベルト150を、搬送ローラ150Cと当接しない状態で配置するようにしても良い。すなわち、受入口103から搬入される紙幣を、搬送ローラ150C、及びプーリ150Aの駆動軸に設置されるピンチローラ(図示せず)によって挟持するようにし、ここを通過した後は、ベルト150に当接させて押圧待機部108に案内するようにしても良い。
前記一対のベルト150は、装置本体2内に設置される上述した複数の搬送ローラを駆動するモータ13によって駆動されるようになっている。具体的には、図6に示すように、モータ13によって駆動される上述した駆動ベルト13Bは、駆動力伝達用のプーリ13Dに巻回されており、このプーリ13Dに順次設置される動力伝達用のギヤトレイン13Eには、受入口103側に回転可能に支持されているプーリ150Aの支軸の端部に設置されたギヤトレイン153が噛合するようになっている。すなわち、紙幣収容部100が装置本体2に装着された際、ギヤトレイン13Eの最終ギヤには、ギヤトレイン153が噛合するようになっており、一対のベルト150は、モータ13の回転駆動により、上述した紙幣搬送用の搬送ローラ14B,15B16B,17Bと一体的に回転駆動されるようになっている。
このように紙幣収容部に設置されるベルト150を駆動するに際しては、装置本体2に設けられている紙幣搬送機構6の駆動源であるモータ13を利用するため、コストを削減することが可能になる。
また、本体フレーム100Aには、図7に示すように、受入口103から紙幣の搬入方向に沿って、紙幣の両側縁を規制するガイド部材160が形成されている。このガイド部材160は、搬入される紙幣の両縁を規制するコの字の案内面160aを有しており、紙幣が受入口103から紙幣収容部(押圧待機部108)内に搬入されると、ガイド部材160に沿って移動できると共に、紙幣と前記一対のベルト150が安定して摺接できるようになる。これにより、紙幣が押圧待機部108へ搬入される際の片寄りを修正して、紙幣をより確実に適正な位置に搬送することが可能となる。
さらに、本体フレーム100Aには、押圧板115を駆動するラックの位置(ラックが形成されている可動部材122)の位置を検知するラック検知手段23を構成する可変レバー23Aが設置されている。ラック検知手段23は、図5及び図15に示すように、装置本体2側に設けられる光学式のセンサ素子(ラック検知センサ)23Bと、紙幣収容部100の本体フレーム100Aに設置される可変レバー23Aとを備えている。前記可変レバー23Aは、図15に示すように、支軸23aに対して矢印方向Cに回動する方向に付勢された状態で支持されており、矢印B方向に駆動される可動部材122の端部に設けられた当接部材122aと当接可能な状態となっている。また、可変レバー23Aの回動は、規制軸23bによって規制されるようになっている。
そして、上記した構成において、可動部材122が上昇して、図5及び図10に示すように、押圧板115を初期位置に移動させると、当接部材122aが可変レバー23Aに当て付き、可変レバー23Aは、付勢力に抗して回動され、センサ素子23Bは、この状態(可変レバー23Aの光学式センサからの離脱)を検知するようになっている。すなわち、ラック検知手段23は、可動部材122が上側の方向に移動して押圧板115が初期位置になったことを検知する。
次に、上述した紙幣搬送機構6、紙幣読取手段8、紙幣収容部100内に設置される押圧板115及び一対のベルト150の駆動を制御する制御手段について図16を参照して説明する。
制御手段200は、上記した各駆動装置の動作を制御する制御回路基板200Aを備えており、この制御回路基板上には、紙幣識別手段を構成するCPU(Central Processing Unit)210と、ROM(Read Only Memory)212と、RAM(Random
Access Memory)214と、基準データ記憶部216とが実装されている。
前記ROM212には、上述した紙幣搬送機構を駆動するモータ13、押圧板を駆動するモータ20、搬送ローラ14Aを搬送ローラ14Bに向けて当接/離間するように駆動する駆動源70、スキュー駆動機構10を駆動するためのモータ40等の各種駆動装置の作動プログラムや、紙幣読取手段8で読取る紙幣についての真贋判定プログラム等の各種プログラム、及び恒久的なデータが記憶されており、CPU210は、ROM212に記憶されている前記プログラムに従って制御信号を生成し、I/Oポート220を介して上述した各種駆動装置との間で信号の入出力を行い、各種駆動装置の駆動制御を行う。
また、CPU210には、I/Oポート220を介して、挿入検知センサ7、可動片通過検知センサ12、排出検知センサ18、満杯検知センサ140、ラック検知センサ23Bからの検知信号が入力されるようになっており、これらの検知信号に基づいて、各種駆動装置の駆動制御が行われる。
また、前記RAM214には、CPU210が作動する際に用いるデータやプログラムが記憶されており、基準データ記憶部216には、紙幣の真贋判定を行うときに用いられる基準データ、例えば、真券紙幣の全印刷領域から取得した各種のデータ(例えば、濃淡に関するデータ、赤外線を紙幣に投光した際の透過光や反射光に関するデータなど)が基準データとして記憶されている。なお、基準データについては、専用の基準データ記憶部216に記憶させているが、これをROM212に記憶させておいても良い。
そして、CPU210には、I/Oポート220を介して、上記した紙幣読取手段8を構成する紙幣読取用検知センサ(例えば、ラインセンサ)80が接続されており、この紙幣読取用検知センサ80で読取った紙幣読取データは、基準データ記憶部216に記憶されている基準データと比較され、紙幣の真贋判定処理が実行される。
なお、上述した紙幣処理装置の動作を制御する制御手段200は、一つの制御回路基板200A上に実装されているが、機能に応じて別の制御回路基板上に分散して配置されていても良い。
次に、上述した制御手段200によって実行される紙幣処理装置1における紙幣の処理動作について、図17から図20のフローチャートに従って説明する。
操作者が紙幣を紙幣挿入口5に挿入する際、紙幣挿入口の近傍に設置される搬送ローラ対(14A,14B)は、初期状態において離間した状態にある(後述するST24,ST54参照)。また、押圧板115は、図13に示すように、押圧板115を駆動する一対のリンク部材115a,115bが押圧待機部108に位置しており、紙幣が一対のリンク部材115a,115bによって受入口103から押圧待機部108に搬入できない待機位置に設定されている(後述するST67参照)。
上記した搬送ローラ対(14A,14B)の初期状態では、皺のある紙幣であっても、操作者は容易に挿入することができる。そして、挿入検知センサ7によって紙幣の挿入が検知されると(ST01)、上述した押圧板115の駆動モータ20を所定量逆転駆動し(ST02)、押圧板115を初期位置に移動させる。この初期位置では、押圧待機部108は開放状態になっており(図5及び図10参照)、紙幣は、紙幣収容部内に搬入可能となっている。
また、上述した駆動源70を駆動し、上側の搬送ローラ14Aを下側の搬送ローラ14Bに当接するように移動させる。これにより、挿入された紙幣は搬送ローラ対(14A,14B)によって挟持される(ST03)。
次いで、紙幣搬送用のモータ13が正転駆動される(ST04)。紙幣は、搬送ローラ対(14A,14B)によって装置内部に搬送され、スキュー補正機構10よりも下流側に配設されている可動片通過検知センサ12が紙幣の先端を検知すると、紙幣搬送用モータは停止される(ST05,ST06)。このとき、紙幣は、スキュー補正機構10を構成する一対の可動片10A間に位置している。
引き続き、上述した駆動源70を駆動し、紙幣を挟持した状態となっている搬送ローラ対(14A,14B)を離間させる(ST07)。このとき、紙幣には、何等、負荷が作用していない状態となる。
そして、この状態でスキュー補正作動処理を行う(ST08)。このスキュー補正作動処理は、上述したスキュー補正機構用のモータ40を正転駆動することで、一対の可動片10Aを互いに接近する方向に駆動することで成される。すなわち、紙幣は、両側に当て付く可動片10Aによって、中心方向に位置合わせされるように移動し、これによりスキューが除去されると共に、正確な中心位置となるように位置決めされる。
上述したようなスキュー補正作動処理が終了すると、引き続き、スキュー補正解除処理が実行される(ST09)。これは、上述したスキュー補正機構用のモータ40を逆転駆動することで、一対の可動片10Aを離間する方向に移動することで成される。
続いて、上述した駆動源70を駆動し、上側の搬送ローラ14Aを下側の搬送ローラ14Bに当接するように移動させ、紙幣を搬送ローラ対(14A,14B)に挟持させる(ST10)。その後、紙幣搬送用のモータ13を正転駆動して紙幣を装置内部に向けて搬送し、紙幣が紙幣読取手段8を通過する際に、紙幣の読取処理を実行する(ST11,ST12)。
そして、搬送される紙幣が紙幣読取手段8を通過して、紙幣の後端までデータを読取ると、紙幣搬送用のモータ13を所定量駆動し、紙幣を所定位置(エスクロ位置;紙幣読取手段8の中心位置から13mm紙幣が下流側に搬送された位置)で停止させ、このときに、制御手段200において、紙幣の真贋判定処理を実行する(ST13〜ST16)。
上記したST16の真贋判定処理において、紙幣が真券であると判定されると(ST17;Yes)、操作者の入力を受付ける(ST18)。これは、操作者が、サービスの提供(例えば、ゲーム装置であればゲーム開始に伴う受付処理)を受入れるべく、受入ボタンを押下する受入操作、及び、挿入した紙幣の返却処理を行うべく、返却ボタンを押下する処理が該当する。
そして、各種サービスの提供を受入れる操作が入力されると(ST19;Yes)、紙幣搬送用のモータ13を正転駆動し、紙幣を、紙幣収容部100に向けて搬送する(ST20)。この紙幣の搬送に際しては、紙幣の後端が排出検知センサ18によって検知されるまでは紙幣搬送用のモータ13は正転駆動され(ST21)、紙幣の後端が排出検知センサ18によって検知されてから、紙幣搬送用のモータ13は所定量だけ正転駆動される(ST22,ST23)。
このST22、及びST23における紙幣搬送用のモータ13の正転駆動処理は、紙幣が、装置本体2の紙幣搬送路3の下流側にある排出口3aから紙幣収容部100の受入口103に搬入され、前記一対のベルト150が搬入される紙幣の両側表面に接触して安定して、押圧待機部108に案内される駆動量に対応している。すなわち、紙幣の後端が排出検知センサ18によって検知された後、更に、所定量、紙幣搬送用のモータ13を正転駆動することで、前記一対のベルト150は、受入口103から搬入される紙幣に接触しつつ紙幣送り方向に駆動され、紙幣を安定した状態で押圧待機部108に案内する。
この場合、紙幣は、前記受入口103から紙幣搬入方向に沿って形成されているガイド部材160の案内面160aに沿って案内されることから、紙幣が押圧待機部108へ搬入される際、前記一対のベルト150の接触と相俟って、片寄りがなく適正な押圧位置に搬送されるようになる。具体的には、例えば、受入口103から搬入される紙幣に皺等があって押圧待機部108内の所定位置まで移動しない(落下しない)可能性があっても、搬送状態にある一対のベルト150が紙幣に当接することから、紙幣は搬送作用を受け、所定の適正な位置に移動することが可能となる。そして、適正な位置に移動した後は、後述するように、押圧板115による押圧作用を受け、紙幣は、一対の規制壁110間の空間110Aを左右対称に撓みながら通過して押圧処理(収容処理)が成される。
また、上記のように、紙幣が一対のベルト150に接触することから、紙幣処理装置の設置状態に関係なく、紙幣を安定して適正位置に案内することが可能となる。すなわち、紙幣処理装置1が、例えば、斜め状態で他の機器に実装されると、装置本体の最終搬送ローラ対を抜けただけでは、正確に押圧位置に案内できなかったり、或いは、紙幣に多数の皺が存在していると、紙幣処理装置の実装状態に関係なく、押圧待機部108に搬入される際に抵抗となってしまい、同じく正確に押圧位置に案内できない可能性があるが、上記したような一対のベルト150が設置されることで、安定して適正な押圧位置に紙幣を搬入することが可能になる。
なお、搬送部材はベルト150で構成されているため、不正目的等でベルトを逆方向に回転させても、受入口103から紙幣を引き抜くことはできない。
そして、上記した紙幣搬送用のモータ13が停止した後、上述した駆動源70を駆動して搬送ローラ対(14A,14B)を離間させ(ST24)、紙幣を載置プレート105上に載置すべく押圧板115の駆動処理を実行する(ST25)。
この押圧板115の駆動処理は、図20に示すフローチャートに従って実行される。
最初、押圧板115の駆動モータ20を所定量正転駆動することで、初期位置にある押圧板115を押圧位置まで移動させる(ST61)。この押圧板115の移動により、押圧待機部108にある紙幣は、図10から図11に示すように、一対の規制壁110間の空間110Aを左右対象となるようにU字状に撓みながら通過し、最終的に載置プレート105上に押し付けられる。このとき、紙幣は、上述したように、一対のベルト150によって、片寄りがなく適正な押圧位置に搬送されているので、押圧板115が移動しても、一対の規制壁115との間でジャム等が生じることなく、安定した状態で載置プレート105上に載置される。
また、上述したように、押圧板115は、図8に示すように、紙幣収容部100の底壁102bとの間で、非接触部を有する状態で当接しているので、図9に示すように押圧板115が駆動されても、紙幣は、押圧板115と底壁102bとの間で噛み込まれることがなく、紙幣収容部内での紙幣詰まりが効果的に抑制される。なお、この状態で、上述した満杯検知センサ140が載置プレート105の裏面に設けられた磁気を検知すれば(ST62;Yes)、紙幣収容部が満杯であることを報知する(ST63)。
上記した押圧板115の押圧位置への移動は、紙幣が安定して載置プレート105に載置されるように所定時間(200ms)の間、実行され(ST64)、その後、押圧板115の駆動モータ20を所定量逆転駆動することで、押圧板115を初期位置まで戻す(ST65)。
このとき、上述したラック検知センサ23Bが、ラック(可動部材122)の初期位置の移動を検知すれば(ST66;Yes)、押圧板115の駆動モータ20を所定量正転駆動することで、初期位置にある押圧板115を、図13に示す待機位置まで移動させる(ST67)。この待機位置では、受入口103が閉塞された状態となっており、例えば、不正目的で、異物等を受入口103から挿入しようとしても、一対のリンク部材115a,115bが押圧待機部108を閉鎖した状態にあるため、そのような行為を確実に防止することが可能となる。なお、ラック検知センサ23Bが、ラック(可動部材122)の初期位置の移動を検知しなければ(ST66;No)、スタック動作の異常を報知する(ST68)。
また、上記した処理手順のST17において、紙幣が真券でないと判別された場合、或いは、操作者によって返却ボタンが押下された場合(ST19;No)、紙幣搬送用モータ13を逆転駆動し、エスクロ位置に待機している紙幣を、紙幣挿入口5に向けて搬送する(ST51)。そして、挿入検知センサ7が紙幣挿入口5に向けて差し戻される紙幣の後端を検知した際に、紙幣搬送用モータ13の逆転駆動を停止すると共に、上述した駆動源70を駆動し、紙幣を挟持した状態となっている搬送ローラ対(14A,14B)を離間させて(ST52〜ST54)一連の処理が終了する。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。
図21から図23は、本発明の第2の実施形態を示す図であり、図21は、受入口から搬入される紙幣をそのまま待機、保持させる押圧待機部領域の斜視図(一部切欠いて示す)、図22は、図21に示す構成において、紙幣収容部の受入口部分を示す平面図であり、受入口から搬入された紙幣が押圧待機部に位置した状態を示す図、そして、図23は、図22に示す状態において、押圧板が駆動された状態を示す図である。
上記した実施形態に用いられる紙幣処理装置は、様々な大きさの紙幣を処理できるように、ユニバーサル対応に構成することも可能である。具体的には、紙幣収容部(金庫)100に対して、例えば、長さが120〜163mm、幅が58〜85mm程度の大きさの紙幣を収容できるように構成することも可能である。このため、紙幣収容部100については、内部に設置される搬送ローラ150Cと紙幣収容部の底面(底壁102b又は凸部102c)までの距離が、投入される紙幣の内、最大の長さとなる163mmよりも多少長くなるように設計される(163+αmm)。
ところが、紙幣収容部100を、上記のような長さに設計すると、長さの短い紙幣(上記した例では、長さが120mmの紙幣)が用いられた際、搬送ローラ150Cを通過してから底面までの、フリー状態となる距離が長くなってしまう。このため、上述した一対のベルト150だけでは、接触が不安定となり易く、フリー状態のときにスキューが生じ易くなってしまう。また、これに加えて、幅の狭い紙幣では、押圧待機部108に移行した際、一対の規制壁110の空間110Aの部分にエッジ位置がずれている可能性があり、この状態で押圧板115を押圧駆動すると、収容トラブルを引き起こす可能性がある。
このため、第2の実施形態では、以下に詳述するように、搬送ローラ150Cを通過した紙幣が、確実に一対のベルト150に当接できるように構成されている。すなわち、搬送ローラ150Cを通過した紙幣を、一対のベルト150側にシフトさせて、確実に当接するように構成される。
例えば、受入口103から搬入される紙幣を挟んで、各ベルト(搬送部材)150とは反対側、具体的には、紙幣収容部を構成している一対の規制壁110の対向面(空間110Aを規定する内面)110dに、各ベルト150側に向けて突起する突起部180を設けておく。
この場合、突起部180は、上記のように、紙幣が通過する一対の規制壁110の対向面110dに取着されることから、変形可能な板状の部材、具体的には、薄い板状の部材で弾性変形が可能な素材、例えば、ポリエステルフィルム、マイラーPETフィルム(デュポン社製)によって構成することが可能である。すなわち、突起部180は、紙幣の搬入方向に対して直交する方向に沿った板状の形状を有しており、紙幣が、受入口103からの搬入方向に対して直交する方向(載置プレート105の方向)に移送された際、紙幣と接触して弾性変形可能に構成されている。
また、突起部180には、搬入される紙幣が最初に当て付く部分に、紙幣の搬入方向に沿って紙幣を次第にベルト方向にシフトさせるように、円弧状部180aを形成しておくことが好ましい。
上記したような突起部180を設けておくことで、受入口103を介して搬入される紙幣を、確実に駆動状態にあるベルト150に向けてシフトさせることが可能となり、紙幣をベルト150に安定して接触させることが可能となる。すなわち、長さが短く幅が狭い紙幣が投入されても、その紙幣をベルト150に沿って確実に搬送させることができ、押圧待機部180でのスキューの発生や片寄りを確実に防止することが可能となる。特に、前記突起部180は、板状に形成されているため、受入口103から搬入される紙幣によって負荷が掛かかっても、突起部自体は搬送方向に沿って変形しない程度の強度を持たせることができ、その紙幣をベルト側にシフトさせて確実にベルト150に接触させることが可能となる。
すなわち、長手方向や幅方向の紙幣の大きさ、及びその状態(皺の有無)に関係なく、受入口103を介して搬入される紙幣の片寄りが確実に修正できるようになり、押圧待機部108の適正な位置に紙幣を案内することが可能となる。
そして、押圧待機部108の適正な位置に案内された紙幣は、押圧板115による押圧作用を受け、図23に示すように、一対の規制壁110間の空間110Aを左右対称に撓みながら通過して押圧処理(収容処理)が成される。なお、紙幣が、空間110Aを左右対称に撓みながら通過する際、上記したように、突起部180は弾性変形可能に構成されているため、紙幣の通過に伴って折れ曲がるように変形し、紙幣が通過した後は、図21及び図22に示す状態に戻る。すなわち、紙幣を載置プレート105に向けて移送する際、突起部が変形するため、紙幣を損傷することが低減される。
上記した突起部180については、紙幣が通過する際に弾性変形するように構成されていれば良く、板状に構成する以外にも適宜変形することが可能である。例えば、図24に示す突起部180Aは、ゴムなど、弾性変形可能な材料を半リング状に形成したものであり、このような突起部180Aの円弧状部を押圧待機部側に向けて突出するように、一対の規制壁110の対向面110dに取着したものである。
このような構成では、紙幣が一対の規制壁110A間の空間110Aを通過して突起部180Aが弾性変形した後、元の状態に戻り易くなる。
また、前記突起部180,180Aについては、対向面110dに対する取着部分をゴム等によって形成しておき、対向面110dからベルト側に突起する部分を、上記したマイラーPETフィルム等で構成しても良い。このように構成することで、突起部が弾性変形した後、塑性変形し難いようにすることが可能となる。
次に、本発明の更に別の実施形態について説明する。
図25から図27は、本発明の第3の実施形態を示す図であり、図25は、受入口から搬入される紙幣をそのまま待機、保持させる押圧待機部領域の斜視図(一部切欠いて示す)、図26は、図25に示す構成において、ベルトが巻回されるプーリを支持する支軸の構成を示す図であり、(a)は、ベルトの張力が最も緩い状態を示す図、(b)はベルトの張力が最も高い状態を示す図、そして、図27は、ベルトが巻回されるプーリを支持する支軸を側面から見た模式図であり、(a)はベルトの張力が最も緩い状態を示す図、(b)はベルトの張力が最も高い状態を示す図である。
上記の実施形態において、押圧待機部108に臨むように設置される搬送部材を構成する一対のベルト150は、上述したように、搬入される紙幣と接触して、適正位置に案内する役目を果たしている。
この場合、プーリ150A,150Bに対して巻回される一対のベルト150は、その製造誤差等によって、夫々のベルトの張力が均一でないことが生じる。すなわち、一対のベルト150の夫々を、各プーリ150A,150Bに対して巻回しても、製造時の長さのバラツキによって、両者の張力が均一でない状態が生じ、結果として、搬入される紙幣に当接した際の接触力が変わってスキューが生じる可能性がある。
特に、上記した第2実施形態で詳述したように、長さの短い紙幣が用いられると、搬送ローラ150Cを通過してから底面までの、フリー状態となる距離が長くなってしまうことから、上述した一対のベルト150の夫々の張力が異なると、両側での接触が不安定となり易く、フリー状態のときにスキューが生じ易くなってしまう。
このため、本実施形態では、夫々のベルト150が巻回されるプーリ150A,150Bに関し、一方のプーリ150Bを、それぞれ個別に、紙幣収容部100(本体フレーム100A)に対して移動可能に支持することで、プーリ150A,150B間の軸間距離を調整可能とし、これにより、プーリ150A,150B間に巻回される各ベルト150の張力を調整できるようにしている。
ここで、プーリ150Bを移動させてベルトの張力を調整する具体的な構成について説明する。なお、図25においては、手前側に設置されたプーリ150Bを拡大して図示しているが、奥側に設置されているプーリ(図示せず)についても、同様な構成で移動可能となっている。
プーリ150Bを支持する支軸151は、紙幣収容部100(本体フレーム100A)に対して中間ばめによって回転可能に支持されている。具体的には、支軸151は、本体フレーム100Aに対して軽圧入状態で支持されており、外部から衝撃が加わっても動かないものの、外的な操作、例えば、以下のような治具を用いて操作することで回転可能な状態で支持されている。本実施形態の支軸151は、前記プーリ150Bを装着する中心軸(装着軸)151bと、この中心軸151bに対して偏芯し、例えば、マイナスドライバのような治具によって回転操作される偏芯軸151aとを備えた構成となっている。このため、前記偏芯軸151aの端面には、治具が差し込まれる径方向溝151cが形成されている。
前記偏芯軸151aは、中心軸151bの軸心X1に対して、所定量d(例えば、d=0.3mm)だけ軸心Xが偏芯するように中心軸151bと共に一体形成されており、中心軸151bに軸受151Aを介在させることで、前記プーリ150Bを回転可能に支持している。なお、中心軸151bの端部には、円周溝151dが形成されており、ここに止め輪152を設置することで、前記プーリ150B及び軸受151Aを抜け止め支持している。
この結果、図26(a)及び図27(a)に示すように、中心軸151bが、最もプーリ150A(図示せず)側に位置している状態のとき、すなわち、中心軸151bの軸心X1が、偏芯軸151aの軸心Xより図中Y1方向に偏芯量dだけシフトしているとき、プーリ150Bとプーリ150Aとの軸間距離が縮まって、ベルト150の張力を緩めることが可能となる。
また、図26(b)及び図27(b)に示すように、偏芯軸151aを図26(a)及び図27(a)の状態から180°回転させて、中心軸151bが最もプーリ150A(図示せず)から遠ざかった状態のとき、すなわち、中心軸151bの軸心X1が、偏芯軸151aの軸心Xより図中Y2方向に偏芯量dだけシフトしているとき、プーリ150Bとプーリ150Aとの軸間距離が伸びて、ベルト150の張力を高めることが可能となる。本実施形態では、上述したように、偏芯量dは0.3mmと設定されているため、プーリ150Bは、プーリ150Aに対して±0.3mmの範囲内で調整することが可能となっている。
なお、図27(a)及び(b)で示す状態から、偏芯軸151aを90°回転させた状態では、ベルト150の張力調整は中間位置となる。この際、プーリ150Bは、図27において、Z方向にもシフトするようになるが(最大で軸心Xを中心に上下方向に±0.3mmシフトする)、ベルト150の張力を調整するに際して、プーリ150BがZ方向にシフトしても、プーリ150A,150B間の距離に比較すると、その距離はきわめて小さいことから、搬入されてくる紙幣に対する接触力に影響を及ぼすことはない。
また、本実施形態では、上記した偏芯軸151aを回転操作することで、プーリ150Bの位置が調整されるようになっており、偏芯軸151aの回転操作角度とプーリ150Bの移動の関係は、サインカーブに沿った軌跡を描くことから、単に、支軸151をプーリ150Aの支軸に対して接近させたり、離間させるような構成と比較すると、微妙な張力調整を行うことが可能となる。
上記したベルト150の張力の調整に際しては、例えば、巻回されたベルトの所定の位置に一定の荷重を加えて撓み量を測定し、その撓み量を見ながら偏芯軸151aを回転操作することで実施することが可能である。或いは、ベルト150を弾いて固有振動数を測定しながら、偏芯軸151aを回転操作することで実施するようにしても良い。
上記した構成によれば、各ベルト150の張力が調整可能であるため、ベルト製造時に長さの誤差があっても適正な張力に調整することが可能となり、受入口を介して搬入される紙幣を、左右均一な状態となったベルト150に接触させることが可能となる。すなわち、両サイドのベルト150の張力を均一に調整して、紙幣のスキューの発生を効果的に防止することが可能となる。
また、本実施形態では、プーリ150Bを軸支する中心軸151bと、中心軸151bに対して偏芯する偏芯軸151aとを具備した支軸151にプーリ150Bを支持しており、単に、偏芯軸151aを回転操作することで、プーリ150Bを中心軸151bと共に移動させるようにしている。すなわち、偏芯軸151aを回転操作するだけで、プーリ150Bの中心軸151bの位置をずらして、容易にベルト150の張力を適切な状態に調整することが可能になることから、例えば、別途、テンションプーリを設置したり、ベルトのテンションを変更するためのスプリング等を設置する必要が無く、スペースを効率的に利用することが可能となる。
なお、本実施形態では、図25に示したように、上記した第2実施形態で用いられた突起部180を設置しているが、このような突起部180を設けない構成であっても良い。また、上記したような偏芯軸151aを設けることなく、支軸151を、ベルト150に沿って移動可能となるように支持しても良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することが可能である。
上述した実施形態における紙幣処理装置の紙幣収容部100に設置される搬送部材は、紙幣の両側の表面に接触する一対のベルト150によって構成したが、紙幣に接触して送り方向に駆動されるものであれば、転動して接触するローラのような部材であっても良い。また、ベルト150は、一対設けたが、1つのみであっても良い。
さらに、上述した各種の駆動部材を駆動する駆動源、或いは、その駆動源からの動力伝達機構については、一例を示したに過ぎず、適宜変形することが可能である。
本発明の紙幣処理装置は、例えば、紙幣が挿入されたことで、商品やサービスを提供する各種の装置に組み込むことが可能である。
本実施形態に係る紙幣処理装置の構成を示す図であり、全体構成を示す斜視図。 開閉部材を装置本体の本体フレームに対して開いた状態を示す斜視図。 装置本体の動力伝達部の構成を示す斜視図。 挿入口から挿入される紙幣の搬送経路を概略的に示した右側面図。 紙幣収容部に配設される押圧板を駆動するための動力伝達機構の概略構成を示す図。 紙幣搬送機構を駆動するための駆動源及び駆動力伝達機構の概略構成を示す左側面図。 紙幣収容部の受入口部分を示す平面図。 受入口から搬入される紙幣をそのまま待機、保持させる押圧待機部領域の斜視図(一部切欠いて示す)。 図8に示す状態において、押圧板が駆動された状態を示す斜視図。 紙幣収容部の受入口部分を示す平面図であり、受入口から搬入された紙幣が押圧待機部に位置した状態を示す図。 図10に示す状態において、押圧板が駆動された状態を示す図。 図11に示した状態の後、載置プレートに複数枚の紙幣が収容された状態を示す図。 押圧板が待機位置にある状態を示す側面図。 押圧板が押圧位置にある状態を示す側面図。 ラック検知手段の概略構成を示す斜視図。 紙幣搬送機構、紙幣読取手段、紙幣収容部内に設置される押圧板及び一対のベルトの駆動を制御する制御手段の構成を示すブロック図。幣処理装置における紙幣の処理動作を説明するフローチャート。 本実施形態の紙幣処理装置における紙幣の処理動作を説明するフローチャート(その1)。 本実施形態の紙幣処理装置における紙幣の処理動作を説明するフローチャート(その2)。 本実施形態の紙幣処理装置における紙幣の処理動作を説明するフローチャート(その3)。 押圧板の駆動処理手順を説明するフローチャート。 本発明の第2の実施形態を示す図であり、受入口から搬入される紙幣をそのまま待機、保持させる押圧待機部領域の斜視図(一部切欠いて示す)。 図21に示す構成において、紙幣収容部の受入口部分を示す平面図であり、受入口から搬入された紙幣が押圧待機部に位置した状態を示す図。 図22に示す状態において、押圧板が駆動された状態を示す図。 第2の実施形態の変形例を示す図であり、受入口から搬入される紙幣をそのまま待機、保持させる押圧待機部領域の斜視図(一部切欠いて示す)。 本発明の第3の実施形態を示す図であり、受入口から搬入される紙幣をそのまま待機、保持させる押圧待機部領域の斜視図(一部切欠いて示す)。 図25に示す構成において、ベルトが巻回されるプーリを支持する支軸の構成を示す図であり、(a)は、ベルトの張力が最も緩い状態を示す図、(b)はベルトの張力が最も高い状態を示す図。 ベルトが巻回されるプーリを支持する支軸を側面から見た模式図であり、(a)はベルトの張力が最も緩い状態を示す図、(b)はベルトの張力が最も高い状態を示す図。
符号の説明
1 紙幣処理装置
2 装置本体
3 紙幣搬送路
5 紙幣挿入口
6 紙幣搬送機構
8 紙幣読取手段
10 スキュー補正機構
40 駆動源
100 紙幣収容部
103 受入口
105 載置プレート
106 付勢手段
108 押圧待機部
115 押圧板
115a,115b リンク部材
120 押圧板駆動機構
122 可動部材
150 ベルト(搬送部材)
150A,150B プーリ
180,180A 突起部
200 制御手段

Claims (10)

  1. 紙幣を収容可能にする紙幣収容部と、紙幣収容部へ紙幣を搬送する紙幣搬送機構とを有し、
    前記紙幣収容部は、前記紙幣搬送機構により搬送される紙幣を受け入れる受入口と、前記受入口から搬入される紙幣に対して接触可能であり、搬入方向に沿って駆動される搬送部材とを有することを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 前記搬送部材は、ベルトと、搬入方向の端部に位置し、前記ベルトを巻回するプーリとを有することを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記ベルトは、紙幣の両サイドの表面に接触可能に設置されていることを特徴とする請求項2に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記ベルトは、前記紙幣搬送機構を駆動する駆動源を利用して駆動されることを特徴とする請求項2又は3に記載の紙幣処理装置。
  5. 前記プーリは、巻回されるベルトの張力が調整可能となるように、前記紙幣収容部に移動可能に支持されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の紙幣処理装置。
  6. 前記搬送部材は、プーリを軸支する中心軸と、前記中心軸と偏芯する偏芯軸とを具備しており、
    前記偏芯軸を回転操作することで、前記プーリを前記中心軸と共に移動させることを特徴とする請求項5に記載の紙幣処理装置。
  7. 前記紙幣収容部は、紙幣の搬入方向に沿って紙幣の両側縁を規制するガイド部材を有していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の紙幣処理装置。
  8. 前記紙幣収容部は、前記受入口から搬入される紙幣を積層して載置する載置部材と、前記載置部材に対して紙幣を押圧する押圧板とを有しており、
    前記載置部材に紙幣を押圧する押圧板の端面と、この端部が摺接する紙幣収容部の底面とは、非接触部を有する状態で当接していることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の紙幣処理装置。
  9. 前記紙幣収容部は、前記受入口から搬入される紙幣を挟んで前記搬送部材とは反対側に設けられ、搬送部材側に突起する突起部を有することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の紙幣処理装置。
  10. 前記突起部は、前記受入口から搬入される紙幣に対して直交する方向に沿った板状の形状を有しており、紙幣が、前記受入口からの搬入方向に対して直交する方向に移送された際、紙幣と接触して変形可能であることを特徴とする請求項9に記載の紙幣処理装置。
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