JP2010020332A - 撮像装置、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】必要に応じて簡易な操作でプリ発光のみを禁止する。
【解決手段】発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ発光部35及びこれを駆動するフラッシュ駆動部32と、被写体までの距離を測定するレンズ光学系12を含む撮像系と、TTL測光のためのプリ発光の禁止を指示するキー入力部30のフラッシュキーと、被写体までの距離値に対応したフラッシュ発光部35での発光量を記憶した撮影プログラム記憶部23と、プリ発光禁止指示により、被写体までの距離値に基づいて撮影プログラム記憶部23から発光量を読出し、撮影の本発光時のフラッシュ発光部35の発光量を調節する制御部22とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プリ発光により撮像装置、フラッシュ制御方法及びプログラムに関する。
従来、遠距離撮影モードを選択したときに赤目軽減のためのプリ発光を禁止するようにした技術が考えられている。(例えば、特許文献1)
特開平05−341363号公報
ところで近時は、赤目軽減のためではなく、TTL(Through The(Taking)Lens)測光のためにフラッシュのプリ発光を行ない、得られた露出値で即時発光量を調節して本発光による撮影を行なうようにした、フラッシュのTTL調光機能を有するデジタルスチルカメラ(以下「デジタルカメラ」と称する)が多く製品化されている。
この種のデジタルカメラでは、フラッシュの発光を一律に禁止する、所謂「発光禁止」の撮影モード設定時以外のフラッシュの本発光を伴う撮影を実施する場合は、原則としてプリ発光によるTTL測光を実施する。
そのため、例えば被写体がこどもやペットなど、撮影者側の言葉がよく通じない存在である場合には、プリ発光から本発光に移行する間にカメラから顔を背けてしまい、あるいは逃げ出してしまうなど、撮影車の意図通りの撮影ができなくなることが多々あり得る。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、必要に応じて簡易な操作でプリ発光のみを禁止し、本発光の発光量を決定することが可能な撮像装置、フラッシュ制御方法及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部と、被写体までの距離を測定する距離測定手段と、上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止手段と、被写体までの距離値に対応した上記フラッシュ部の発光量を記憶した発光量記憶手段と、上記プリ発光禁止手段での指示により、上記距離測定手段で得た距離値に基づいて上記発光量記憶部から上記フラッシュ部の発光量を読出し、撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部と、被写体像を撮影する撮像手段と、上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止手段と、上記撮像手段の適正露出値を算出して自動設定する露出設定手段と、上記プリ発光禁止手段での指示により、上記露出設定手段で得た露出値に基づいて上記撮像手段で撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光手段とを具備したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部と、被写体像を撮影する撮像手段と、被写体までの距離を測定する距離測定手段と、上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止手段と、上記撮像手段の適正露出値を算出して自動設定する露出設定手段と、被写体までの距離値に対応した上記フラッシュ部の発光量を記憶した発光量記憶手段と、上記プリ発光禁止手段での指示により、上記距離測定手段で得た距離値に基づいて上記発光量記憶部から上記フラッシュ部の発光量を読出し、上記露出設定手段で設定した露出値に基づいた補正を施して撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光手段とを具備したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部と、被写体までの距離を測定する距離測定手段と、上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止手段と、上記プリ発光実施時に上記距離測定手段で得た距離値と上記フラッシュ部の発光量とを対応付けて蓄積記憶しておく発光量記憶手段と、上記プリ発光禁止手段での指示により、上記距離測定手段で得た距離値に基づいて上記発光量記憶部から過去の上記フラッシュ部の対応する発光量を読出し、撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光手段とを具備したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、上記請求項4記載の発明において、上記調光手段は、上記発光量記憶部から上記距離測定手段で得た距離値に対応した上記フラッシュ部の発光量を読出すことができなかった場合に、上記発光量記憶手段に記憶されている複数の距離値と発光量との関係から、上記距離測定手段で得た距離値に対応するフラッシュ部の発光量を算出して、撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、上記請求項1乃至4いずれかに記載の発明において、複数の撮影モード毎の撮影条件を記憶する撮影条件記憶手段と、上記複数の撮影モード毎の見本画像を記憶する見本画像記憶手段と、この見本画像記憶手段に記憶される見本画像を表示させて上記複数の撮影モードの1つを設定する選択手段と、この選択手段で選択された撮影モードに基づいて上記撮影条件記憶手段から対応する撮影条件を設定する撮影モード設定手段とをさらに具備し、上記プリ発光禁止手段は、上記撮影モード設定手段で設定した撮影条件に対応して上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部を備えた撮像装置のフラッシュ制御方法であって、被写体までの距離を測定する距離測定工程と、上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止工程と、上記プリ発光禁止工程での指示により、被写体までの距離値に対応する上記フラッシュ部の発光量を記憶した記憶内容から、上記距離測定工程で得た距離値に基づいて対応する発光量を読出し、撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光工程とを有したことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部と、被写体像を撮影する撮像部とを備えた撮像装置のフラッシュ制御方法であって、上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止工程と、上記撮像部の適正露出値を算出して自動設定する露出設定工程と、上記プリ発光禁止工程での指示により、上記露出設定工程で得た露出値に基づいて上記撮像部で撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光工程とを有したことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部と、被写体像を撮影する撮像部とを備えた撮像装置のフラッシュ制御方法であって、被写体までの距離を測定する距離測定工程と、上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止工程と、上記撮像部の適正露出値を算出して自動設定する露出設定工程と、上記プリ発光禁止工程での指示により、被写体までの距離値に対応する上記フラッシュ部の発光量を記憶した記憶内容から、上記距離測定工程で得た距離値に基づいて対応する発光量を読出し、上記露出設定工程で設定した露出値に基づいた補正を施して撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光工程とを有したことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部を備えた撮像装置のフラッシュ制御方法であって、被写体までの距離を測定する距離測定工程と、上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止工程と、上記プリ発光実施時に上記距離測定工程で得た距離値と上記フラッシュ部の発光量とを対応付けて蓄積記憶する発光量記憶工程と、上記プリ発光禁止工程での指示により、上記距離測定工程で得た距離値に基づいて上記発光量記憶工程で記憶した内容から過去の上記フラッシュ部の対応する発光量を読出し、撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光工程とを有したことを特徴とする。
請求項11記載の発明は、発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部を備えた撮像装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、被写体までの距離を測定する距離測定ステップと、上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止ステップと、上記プリ発光禁止ステップでの指示により、被写体までの距離値に対応する上記フラッシュ部の発光量を記憶した記憶内容から、上記距離測定ステップで得た距離値に基づいて対応する発光量を読出し、撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部と、被写体像を撮影する撮像部とを備えた撮像装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止ステップと、上記撮像部の適正露出値を算出して自動設定する露出設定ステップと、上記プリ発光禁止ステップでの指示により、上記露出設定ステップで得た露出値に基づいて上記撮像部で撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部と、被写体像を撮影する撮像部とを備えた撮像装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、被写体までの距離を測定する距離測定ステップと、上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止ステップと、上記撮像部の適正露出値を算出して自動設定する露出設定ステップと、上記プリ発光禁止ステップでの指示により、被写体までの距離値に対応する上記フラッシュ部の発光量を記憶した記憶内容から、上記距離測定ステップで得た距離値に基づいて対応する発光量を読出し、上記露出設定ステップで設定した露出値に基づいた補正を施して撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部を備えた撮像装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、被写体までの距離を測定する距離測定ステップと、上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止ステップと、上記プリ発光実施時に上記距離測定ステップで得た距離値と上記フラッシュ部の発光量とを対応付けて蓄積記憶する発光量記憶ステップと、上記プリ発光禁止ステップでの指示により、上記距離測定ステップで得た距離値に基づいて上記発光量記憶ステップで記憶した内容から過去の上記フラッシュ部の対応する発光量を読出し、撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、例えばフラッシュモードのキー操作によりプリ発光の禁止が指示されると、AF(自動合焦)処理で得た被写体までの距離値に応じて予め設定されている基準となる発光量を自動的に読出して本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節するものとしたため、距離値に応じた適正な発光量を基準として予め記憶設定しておくことで、簡易な操作でプリ発光のみを禁止させながら、適正な発光量での本発光撮影を実行させることができる。
請求項2記載の発明によれば、例えばフラッシュモードのキー操作によりプリ発光の禁止が指示されると、AE(自動露光)処理で得た光学撮像系の適正露出値及びこれに基づくAWB(自動ホワイトバランス)処理で特定した光源に応じて予め設定されている基準となる発光量を自動的に読出して本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節するものとしたため、撮影条件を推定して適正な発光量を基準として予め記憶設定しておくことで、簡易な操作でプリ発光のみを禁止させながら、適正な発光量での本発光撮影を実行させることができる。
請求項3記載の発明によれば、例えばフラッシュモードのキー操作によりプリ発光の禁止が指示されると、AF(自動合焦)処理で得た被写体までの距離値、AE(自動露光)処理で得た光学撮像系の適正露出値、及びこれに基づくAWB(自動ホワイトバランス)処理で特定した光源に応じて、予め設定されている基準となる発光量を自動的に読出して本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節するものとしたため、距離値と撮影条件に応じた適正な発光量を基準として予め記憶設定しておくことで、簡易な操作でプリ発光のみを禁止させながら、きわめて適正な発光量での本発光撮影を実行させることができる。
請求項4記載の発明によれば、例えばフラッシュモードのキー操作によりプリ発光の禁止が指示されると、過去のプリ発光実施時にAF(自動合焦)処理で得た被写体までの距離値に応じて設定した発光量のデータ中から適切なものを自動的に読出して本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節するものとしたため、過去に同様の距離から撮影を実行した本発光時のフラッシュ部の発光量のデータを有効に活用して、簡易な操作でプリ発光のみを禁止させながら、適正な発光量での本発光撮影を実行させることができる。
請求項5記載の発明によれば、上記請求項4記載の発明の効果に加えて、過去に同様の距離から撮影を実行したことがなかった場合でも、他のデータとの相関をとって距離値に対応する発光量の近似値を算出することで、過去のデータを有効に活用して、撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節することができる。
請求項6記載の発明によれば、上記請求項1乃至4いずれかに記載の発明の効果に加えて、見本画像を参照して任意の撮影モードを選択するだけで、その撮影条件から必要に応じて上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示することができるので、撮影しようとする画像を視覚的に判断することができ、且つフラッシュ部のプリ発光の禁止の指示の有無を判断する必要がないので、より気軽に意図通りの撮影を失敗なく実行することができる。
請求項7記載の発明によれば、例えばフラッシュモードのキー操作によりプリ発光の禁止が指示されると、AF(自動合焦)処理で得た被写体までの距離値に応じて予め設定されている基準となる発光量を自動的に読出して本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節するものとしたため、距離値に応じた適正な発光量を基準として予め記憶設定しておくことで、簡易な操作でプリ発光のみを禁止させながら、適正な発光量での本発光撮影を実行させることができる。
請求項8記載の発明によれば、例えばフラッシュモードのキー操作によりプリ発光の禁止が指示されると、AE(自動露光)処理で得た光学撮像系の適正露出値及びこれに基づくAWB(自動ホワイトバランス)処理で特定した光源に応じて予め設定されている基準となる発光量を自動的に読出して本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節するものとしたため、撮影条件を推定して適正な発光量を基準として予め記憶設定しておくことで、簡易な操作でプリ発光のみを禁止させながら、適正な発光量での本発光撮影を実行させることができる。
請求項9記載の発明によれば、例えばフラッシュモードのキー操作によりプリ発光の禁止が指示されると、AF(自動合焦)処理で得た被写体までの距離値、AE(自動露光)処理で得た光学撮像系の適正露出値、及びこれに基づくAWB(自動ホワイトバランス)処理で特定した光源に応じて、予め設定されている基準となる発光量を自動的に読出して本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節するものとしたため、距離値と撮影条件に応じた適正な発光量を基準として予め記憶設定しておくことで、簡易な操作でプリ発光のみを禁止させながら、きわめて適正な発光量での本発光撮影を実行させることができる。
請求項10記載の発明によれば、例えばフラッシュモードのキー操作によりプリ発光の禁止が指示されると、過去のプリ発光実施時にAF(自動合焦)処理で得た被写体までの距離値に応じて設定した発光量のデータ中から適切なものを自動的に読出して本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節するものとしたため、過去に同様の距離から撮影を実行した本発光時のフラッシュ部の発光量のデータを有効に活用して、簡易な操作でプリ発光のみを禁止させながら、適正な発光量での本発光撮影を実行させることができる。
請求項11記載の発明によれば、例えばフラッシュモードのキー操作によりプリ発光の禁止が指示されると、AF(自動合焦)処理で得た被写体までの距離値に応じて予め設定されている基準となる発光量を自動的に読出して本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節するものとしたため、距離値に応じた適正な発光量を基準として予め記憶設定しておくことで、簡易な操作でプリ発光のみを禁止させながら、適正な発光量での本発光撮影を実行させることができる。
請求項12記載の発明によれば、例えばフラッシュモードのキー操作によりプリ発光の禁止が指示されると、AE(自動露光)処理で得た光学撮像系の適正露出値及びこれに基づくAWB(自動ホワイトバランス)処理で特定した光源に応じて予め設定されている基準となる発光量を自動的に読出して本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節するものとしたため、撮影条件を推定して適正な発光量を基準として予め記憶設定しておくことで、簡易な操作でプリ発光のみを禁止させながら、適正な発光量での本発光撮影を実行させることができる。
請求項13記載の発明によれば、例えばフラッシュモードのキー操作によりプリ発光の禁止が指示されると、AF(自動合焦)処理で得た被写体までの距離値、AE(自動露光)処理で得た光学撮像系の適正露出値、及びこれに基づくAWB(自動ホワイトバランス)処理で特定した光源に応じて、予め設定されている基準となる発光量を自動的に読出して本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節するものとしたため、距離値と撮影条件に応じた適正な発光量を基準として予め記憶設定しておくことで、簡易な操作でプリ発光のみを禁止させながら、きわめて適正な発光量での本発光撮影を実行させることができる。
請求項14記載の発明によれば、例えばフラッシュモードのキー操作によりプリ発光の禁止が指示されると、過去のプリ発光実施時にAF(自動合焦)処理で得た被写体までの距離値に応じて設定した発光量のデータ中から適切なものを自動的に読出して本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節するものとしたため、過去に同様の距離から撮影を実行した本発光時のフラッシュ部の発光量のデータを有効に活用して、簡易な操作でプリ発光のみを禁止させながら、適正な発光量での本発光撮影を実行させることができる。
本発明の実施の一形態に係るデジタルカメラの機能回路構成を示すブロック図。 同実施の形態に係る通常の静止画の撮影モード時の処理内容を示すフローチャート。 同実施の形態に係る通常の静止画の撮影モード時の処理内容を示すフローチャート。 同実施の形態に係る各フラッシュモードの表示シンボルを示す図。 同実施の形態に係る光源と色温度との関係を示す図。 同実施の形態に係る撮影距離範囲とフラッシュの発光量との関係を示す図。 同実施の形態に係る過去のプリ発光時に得た距離と発光量との関係を示す図。
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の実施の一形態について図面を参照して説明する。
図1は、その電子回路の機能構成を示すものである。同図で、基本モードである撮影モードにおいては、モータ(M)11の駆動によりレンズ光学系12の合焦位置や絞り位置が移動される。このレンズ光学系12の撮影光軸後方には、撮像素子であるCCD13が配置される。
このCCD13は、例えばRGBの原色系のカラーフィルタを撮像面上に形成しており、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15によって走査駆動されるもので、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
この光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路(S/H)16でサンプルホールドされ、A/D変換器17でデジタルデータに変換され、カラープロセス回路18で画素補間処理、γ補正処理、及びマトリックス演算を含むカラープロセス処理が行なわれて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Crが生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19に出力される。
DMAコントローラ19は、カラープロセス回路18の出力する輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、同じくカラープロセス回路18からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号、及びクロック信号を用いて一度DMAコントローラ19内部のバッファに書込み、DRAMインタフェース(I/F)20を介してバッファメモリとして使用されるDRAM21にDMA転送を行なう。
制御部22は、CPUとワークメモリとして使用されるRAM等により構成されるもので、撮影プログラム記憶部23に記憶される、後述する撮影モード時のプリ発光禁止処理等の動作プログラムを実行することで、このデジタルカメラ全体の制御動作を司る。
撮影プログラム記憶部23は、例えばフラッシュROMで構成され、上述した撮影モード時のプリ発光禁止処理等の動作プログラムの他に、撮影距離とフラッシュ発光量の基準テーブル、過去のプリ発光時に得た撮影距離と発光量の履歴テーブル、光源特定テーブル等を記憶する。
しかして制御部22は、上記輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送終了後に、この輝度及び色差信号をDRAMインタフェース20を介してDRAM21より読出し、VRAMコントローラ24を介してVRAM25に書込む。
デジタルビデオエンコーダ26は、上記輝度及び色差信号をVRAMコントローラ24を介してVRAM25より定期的に読出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部27に出力する。
この表示部27は、このデジタルカメラの背面側に設けられるもので、撮影モード時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能し、デジタルビデオエンコーダ26からのビデオ信号に基づいた表示を行なうことで、その時点でVRAMコントローラ24から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに表示することとなる。
このように表示部27にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されている、所謂スルー画像の表示状態で、静止画撮影を行ないたいタイミングでシャッタキーを操作すると、トリガ信号を発生する。
制御部22は、このトリガ信号に応じてその時点でCCD13から取込んでいる1画面分の輝度及び色差信号のDRAM21へのDMA転送を取り止め、あらためて適正な露出条件に従った絞り値及びシャッタ速度でCCD13を走査駆動して1画面分の輝度及び色差信号を得てDRAM21へ転送し、その後にこの経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
この記録保存の状態では、制御部22がDRAM21に書込まれている1フレーム分の輝度及び色差信号をDRAMインタフェース20を介してY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読出して画像処理部28に書込み、この画像処理部28でJPEG(Joint Photograph coding Experts Group)規格に従ったADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
そして、得た符号データを1画像のデータファイルとして該画像処理部28から読出し、このデジタルカメラ1の記録媒体として着脱自在に装着されるメモリカード29に書込む。
そして、1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及びメモリカード29への全圧縮データの書込み終了に伴なって、制御部22はCCD13からDRAM21への経路を再び起動する。
また、制御部22には、キー入力部30、音声処理部31、及びフラッシュ駆動部32が接続される。
キー入力部30は、電源キー、シャッタキー、基本モードキー、メニューキー、十字キー、セットキー、及びフラッシュキー等から構成され、それらのキー操作に伴なう信号は直接制御部22へ送出される。
音声処理部31は、PCM音源等の音源回路を備え、音声の録音時にはマイクロホン部(MIC)33より入力された音声信号をデジタル化し、所定のデータファイル形式、例えばMP3(MPEG−1 audio layer 3)規格にしたがってデータ圧縮して音声データファイルを作成してメモリカード29へ送出する一方、音声の再生時にはメモリカード29から送られてきた音声データファイルの圧縮を解いてアナログ化し、上述したデジタルカメラの背面側に設けられるスピーカ部(SP)34を駆動して、拡声放音させる。
フラッシュ駆動部32は、静止画像撮影時に図示しないフラッシュ用の大容量コンデンサを充電した上で、制御部22からの制御に基づいてフラッシュ発光部35を必要な発光量となるように閃光駆動する。
しかるに、静止画像ではなく動画像の撮影時においては、1回目のシャッタキーが操作された時点で、上述した静止画データを画像処理部28でデータ圧縮した静止画データファイルのメモリカード29への記録を開始して、以後所定のフレームレート、例えば30[フレーム/秒]でこれを連続して実行し、2回目にシャッタキーが操作されるか、または所定の制限時間、例えば30秒が経過した時点でそれら一連の静止画データファイルを一括してモーションJPEGのデータファイル(AVIファイル)として設定し直す。
また、基本モードである再生モード時には、制御部22がメモリカード29に記録されている画像データを選択的に読出し、画像処理部28で撮影モード時にデータ圧縮した手順と全く逆の手順で圧縮されている画像データを伸長し、伸長した画像データをDRAMインタフェース20を介してDRAM21に保持させた上で、このDRAM21の保持内容をVRAMコントローラ24を介してVRAM25に記憶させ、このVRAM25より定期的に画像データを読出してビデオ信号を発生し、上記表示部27で再生出力させる。
選択した画像データが静止画像ではなく動画像であった場合、選択した動画像ファイルを構成する個々の静止画データの再生を時間的に連続して実行し、すべての静止画データの再生を終了した時点で、次に再生の指示がなされるまで先頭に位置する静止画データのみを用いて再生表示する。
次に上記実施の形態の動作について説明する。
なお、以下に示す処理は、基本的に制御部22が予め撮影プログラム記憶部23に記憶された動作プログラムを読出して実行する通常の静止画の撮影モード時の処理内容を示すものである。
その当初には、その時点で選択されているレンズ光学系12のズーム位置に対応した焦点距離でAF処理とAE処理を実行し、合焦位置を得て適正なフォーカス状態を設定すると共に、適正露出値を得て絞り値及びシャッタ速度を設定する(ステップA01,A02)。
その上で、該シャッタ速度がこのモニタ状態のフレームレートに対応した値、例えばフレームレートが30[フレーム/秒]であれば1/30[秒]を充分越える高い速度となるように調整してCCD13から画像を得、得た画像データにより表示部27でスルー画像を表示しながら(ステップA03)、キー入力部30のシャッタキーが操作されたか否か(ステップA04)、あるいはこの撮影モード下で他の切換キー操作、例えばフラッシュモードの切換操作等がなされたか否か(ステップA05)を判断する、という処理を繰返し実行することで、シャッタキーが操作されるか、その他の切換キー操作がなされるのを待機する。
撮影モード下でなんらかの切換キー操作がなされた場合、上記ステップA05でこれを判断し、そのキー操作に対応した切換設定に係る処理を実行した上で(ステップA06)、再び上記ステップA01からの処理に戻る。
図4は、キー入力部30のフラッシュキーを操作した場合に循環的に切換設定されるフラッシュモードの内容を、表示部27の端部に表示されるシンボルと共に示すものである。
すなわち、キー入力部30のフラッシュキーを操作する毎に、露出値に応じて適宜フラッシュ発光部35が発光駆動される「自動発光モード」、一律にフラッシュ発光部35の発光を禁止する「発光禁止モード」、デイライトシンクロ等で露出値等に関係なく強制的にフラッシュ発光部35を発光駆動する「強制発光モード」、TTL測光のためのプリ発光を行なわず本発光のみを行なう「プリ発光禁止モード」、及びTTL測光のためのプリ発光ではなく、被写体に発生する可能性のある赤目を軽減させるべく本発光前に一定時間をあけてプリ発光を行なう「赤目軽減モード」の各フラッシュモードが循環的に順次切換設定される。
上記各フラッシュモードのうち、「自動発光モード」で且つ露出値から補助光としてのフラッシュの発光が必要であると判断した場合、及び「強制発光モード」「赤目軽減モード」では、実際の撮影時にプリ発光と本発光の2回フラッシュを発光させることになる。
また、上記キー入力部30のシャッタキーが操作された場合、ステップA04でそれを判断し、その時点でフラッシュモードに上記「プリ発光禁止モード」が設定されているか否かを判断する(ステップA07)。
ここで、「プリ発光禁止モード」以外のフラッシュモードが設定されている場合には、次いでフラッシュ発光部35による発光を行なうか否か判断し(ステップA08)、発光を行なうと判断すると、まず直前のAF値及びAE値を用いて、基準の発光量でのプリ発光により適正な発光量を得るための撮影を実行する(ステップA09)。
このときCCD13で得られる画像データにより適正な発光量を算出すると共に、その時点でのAF値(距離値)と算出した発光量とを撮影プログラム記憶部23の履歴テーブルに追加記憶させる(ステップA10)。
その後、フラッシュモードが「赤目軽減モード」である場合のみ、被写体の瞳孔が収縮するのに必要と思われる一定時間をあけてから、フラッシュ発光部35を本発光させての撮影を実行し、得た画像データをメモリカード29に記録させた後に(ステップA11)、再び上記ステップA01からの待機処理に戻る。
また、上記ステップA08でフラッシュを発光しないと判断した場合、すなわちフラッシュモードで「発光禁止モード」が設定されているか、「自動発光モード」でフラッシュ発光を行なわずとも適正な露出値が得られていると判断した時は、直前のAF値及びAE値に基づいて必要な撮影条件、すなわちレンズ光学系12の絞り値と、CCD13の駆動によるシャッタ速度とを設定した上で(ステップA12)、フラッシュ発光部35を発光駆動せずに撮影を実行し、得た画像データをメモリカード29に記録させた後に(ステップA13)、再び上記ステップA01からの待機処理に戻る。
さらに、上記ステップA07でシャッタキー操作に伴って「プリ発光禁止モード」が設定されていると判断した場合には、次いで撮影プログラム記憶部23に距離値と発光量との対応を示す過去のプリ発光の履歴テーブルの記憶があるか否かを判断する(ステップA14)。
ここで、履歴テーブルの内容がない場合には、その履歴テーブルを参照することができないので、撮影プログラム記憶部23に記憶されている撮影距離とフラッシュ発光量の基準テーブルを読出す(ステップA15)。
図6は、撮影プログラム記憶部23に予め記憶されている撮影距離とフラッシュ発光量の基準テーブルの内容を例示するもので、ここでは距離範囲に対応してフラッシュ発光部35の発光量を理解しやすいGN(ガイドナンバー)の値により表現している。
こうして読出した基準テーブルにより、直前のAF処理で得たAF値(距離値)に対応する発光量を抽出して決定する(ステップA16)。
その後、直前の上記ステップA02のAE処理で得たAE値から適正なホワイトバランス値を決定すると共に(ステップA17)、その決定したホワイトバランス値によりさらに撮影プログラム記憶部23に記憶される光源特定テーブルを用いてその時点での光源を特定する(ステップA18)。
図5は、撮影プログラム記憶部23に記憶される光源特定テーブルの内容を例示するものであり、主要な光源「蛍光灯」「電球」「(太陽光下の)日陰」「(日向の)太陽光」に対する色温度の代表値(単位[K(ケルビン)])を示している。
光源特定テーブルを用いてホワイトバランス値から最も近い光源を特定すると、上記ステップA16で決定したフラッシュ発光部35の発光量、上記特定した光源、及び直前の上記ステップA01で得た被写体の合焦位置(被写体までの距離)をパラメータとして再度フラッシュ発光部35の発光量を決定する(ステップA19)。
そして、この決定した発光量にしたがってフラッシュ発光部35を本発光させての撮影を実行し、得た画像データをメモリカード29に記録させた後に(ステップA20)、再び上記ステップA01からの待機処理に戻る。
また、上記ステップA14で撮影プログラム記憶部23に距離値と発光量との対応を示す過去のプリ発光の履歴テーブルの記憶があると判断した場合には、次いでその履歴テーブル中に直前の上記ステップA01でのAF処理で得た距離値と同様の距離値のものがあるか否かを判断する(ステップA21)。
図7は、撮影プログラム記憶部23に記憶されている、距離値と発光量との対応を示す過去のプリ発光の履歴テーブルの内容を例示するものであり、過去の距離値(単位[m])に対応した発光量(単位[GN(:ガイドナンバー))の値が予め列記されているものとする。
ここで、上記履歴テーブル中に同様の距離値のものがある場合には、その距離値と対応して記憶されている発光量を読出し、そのままフラッシュ発光部35の発光量として決定し(ステップA22)、この決定した発光量にしたがってフラッシュ発光部35を本発光させての撮影を実行し、得た画像データをメモリカード29に記録させた後に(ステップA20)、再び上記ステップA01からの待機処理に戻る。
また、上記ステップA21で履歴テーブル中に直前の上記ステップA01でのAF処理で得た距離値と同様の距離値のものがないと判断した場合には、上記図7に例示した過去の複数の距離値と発光量との対応の内容から、距離と発光量との関係を示す近時線を算出し(ステップA23)、この算出した近時線上で上記直前のAF処理で得た距離値に対応する発光量を決定した上で(ステップA24)、この決定した発光量にしたがってフラッシュ発光部35を本発光させての撮影を実行し、得た画像データをメモリカード29に記録させた後に(ステップA20)、再び上記ステップA01からの待機処理に戻る。
このように、フラッシュモードのキー操作によりプリ発光の禁止が指示されると、直前のAF処理で得た被写体までの距離値に応じて、過去のプリ発光実施時にAF処理で得た被写体までの距離値に応じて設定した発光量のデータ中から適切なものを自動的に読出して本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節するものとした。
そのため、過去に同様の距離から撮影を実行した本発光時のフラッシュ発光部35の発光量のデータを有効に活用して、簡易な操作でプリ発光のみを禁止させながら、適正な発光量での本発光撮影を実行させることができる。
加えて、上記実施の形態では、上記ステップA17で直前のAF処理で得た距離値から予め設定されている基準となる発光量を自動的に読出し、さらにその後のステップA17〜A19の処理でホワイトバランス値から光源を特定してその内容も加味したフラッシュ発光部35の発光量を決定するものとしたが、上記ステップA17〜A19の処理を省略するものとしても、距離値に応じた適正な発光量を基準として予め撮影プログラム記憶部23内に記憶設定しておくことで、簡易な操作でプリ発光のみを禁止させながら、適正な発光量での本発光撮影を実行させることができる。
もちろん、上記ステップA17〜A19の処理により、ホワイトバランス値から光源を特定してその内容も加味したフラッシュ発光部35の発光量の決定を行なうことで、光源の特定から撮影条件を推定して適正な発光量を算出することができ、プリ発光のみを禁止させながら、より適正な発光量での本発光撮影を実行させることができるようになる。
また、過去に同様の距離からの撮影を実行したことがなかった場合でも、上記ステップA23,A24で示した如く、他のデータとの相関をとって距離値に対応する発光量の近似値を算出することで、過去のデータを有効に活用して、撮影を行なう本発光時のフラッシュ発光部35の発光量を適切に調節することができる。
なお、上記実施の形態は、主としてユーザがキー入力部30のフラッシュキーの操作によりプリ発光禁止モードを設定した場合、すなわちフラッシュモードをユーザがマニュアル設定した場合について説明したものであるが、このようなフラッシュキーの操作を行なわず、予め用意された複数の見本画像、例えば「人物」「風景」「風景と人物」「(人物の)アップ」「(人物の)バストアップ」「ツーショット」「子供」「キャンドルライトで人物」「花のアップ」等の中から1つを選択することで、その見本画像で特定される固有の撮影条件を選択設定して撮影するような機能、所謂ベストショットなどと呼称される機能を実行する場合に、その撮影条件から必要に応じて上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示する場合にも、本発明を適用することができる。
この場合、ユーザは撮影しようとする画像を見本画像から視覚的に判断することができ、且つフラッシュ発光部35のプリ発光の禁止の指示の有無を自ら判断する必要がないので、より気軽に意図通りの撮影を失敗なく実行することができる。
なお、上記実施の形態は本発明をデジタルカメラに適用した場合について説明したものであるが、本発明はこれに限らず、例えばカメラ機能付きの携帯電話機においても、カメラ機能自体の高画素化に合わせて、近時、補助光源として白色LEDに代えてキセノン放電管等のフラッシュライトを装備したものが少なくないので、同様に適用することが可能であり、さらにはその他、フラッシュを用いた静止画撮影を行なうカメラ機能を搭載した各種携帯電子機器、例えばPDA(Personal Digital Assistants:個人向け携帯情報端末)等にも適用可能となる。
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
11…モータ(M)、12…レンズ光学系、13…CCD、14…タイミング発生器(TG)、15…垂直ドライバ、16…サンプルホールド回路(S/H)、17…A/D変換器、18…カラープロセス回路、19…DMAコントローラ、20…DRAMインタフェース(I/F)、21…DRAM、22…制御部、23…撮影プログラム記憶部、24…VRAMコントローラ、25…VRAM、26…デジタルビデオエンコーダ、27…表示部、28…画像処理部、29…メモリカード、30…キー入力部、31…音声処理部、32…フラッシュ駆動部、33…マイクロホン部(MIC)、34…スピーカ部(SP)、35…ストロボ発光部。

Claims (14)

  1. 発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部と、
    被写体までの距離を測定する距離測定手段と、
    上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止手段と、
    被写体までの距離値に対応した上記フラッシュ部の発光量を記憶した発光量記憶手段と、
    上記プリ発光禁止手段での指示により、上記距離測定手段で得た距離値に基づいて上記発光量記憶部から上記フラッシュ部の発光量を読出し、撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  2. 発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部と、
    被写体像を撮影する撮像手段と、
    上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止手段と、
    上記撮像手段の適正露出値を算出して自動設定する露出設定手段と、
    上記プリ発光禁止手段での指示により、上記露出設定手段で得た露出値に基づいて上記撮像手段で撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  3. 発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部と、
    被写体像を撮影する撮像手段と、
    被写体までの距離を測定する距離測定手段と、
    上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止手段と、
    上記撮像手段の適正露出値を算出して自動設定する露出設定手段と、
    被写体までの距離値に対応した上記フラッシュ部の発光量を記憶した発光量記憶手段と、
    上記プリ発光禁止手段での指示により、上記距離測定手段で得た距離値に基づいて上記発光量記憶部から上記フラッシュ部の発光量を読出し、上記露出設定手段で設定した露出値に基づいた補正を施して撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  4. 発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部と、
    被写体までの距離を測定する距離測定手段と、
    上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止手段と、
    上記プリ発光実施時に上記距離測定手段で得た距離値と上記フラッシュ部の発光量とを対応付けて蓄積記憶しておく発光量記憶手段と、
    上記プリ発光禁止手段での指示により、上記距離測定手段で得た距離値に基づいて上記発光量記憶部から過去の上記フラッシュ部の対応する発光量を読出し、撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  5. 上記調光手段は、上記発光量記憶部から上記距離測定手段で得た距離値に対応した上記フラッシュ部の発光量を読出すことができなかった場合に、上記発光量記憶手段に記憶されている複数の距離値と発光量との関係から、上記距離測定手段で得た距離値に対応するフラッシュ部の発光量を算出して、撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節することを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 複数の撮影モード毎の撮影条件を記憶する撮影条件記憶手段と、
    上記複数の撮影モード毎の見本画像を記憶する見本画像記憶手段と、
    この見本画像記憶手段に記憶される見本画像を表示させて上記複数の撮影モードの1つを設定する選択手段と、
    この選択手段で選択された撮影モードに基づいて上記撮影条件記憶手段から対応する撮影条件を設定する撮影モード設定手段と
    をさらに具備し、
    上記プリ発光禁止手段は、上記撮影モード設定手段で設定した撮影条件に対応して上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示する
    ことを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の撮像装置。
  7. 発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部を備えた撮像装置のフラッシュ制御方法であって、
    被写体までの距離を測定する距離測定工程と、
    上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止工程と、
    上記プリ発光禁止工程での指示により、被写体までの距離値に対応する上記フラッシュ部の発光量を記憶した記憶内容から、上記距離測定工程で得た距離値に基づいて対応する発光量を読出し、撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光工程と
    を有したことを特徴とするフラッシュ制御方法。
  8. 発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部と、被写体像を撮影する撮像部とを備えた撮像装置のフラッシュ制御方法であって、
    上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止工程と、
    上記撮像部の適正露出値を算出して自動設定する露出設定工程と、
    上記プリ発光禁止工程での指示により、上記露出設定工程で得た露出値に基づいて上記撮像部で撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光工程と
    を有したことを特徴とするフラッシュ制御方法。
  9. 発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部と、被写体像を撮影する撮像部とを備えた撮像装置のフラッシュ制御方法であって、
    被写体までの距離を測定する距離測定工程と、
    上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止工程と、
    上記撮像部の適正露出値を算出して自動設定する露出設定工程と、
    上記プリ発光禁止工程での指示により、被写体までの距離値に対応する上記フラッシュ部の発光量を記憶した記憶内容から、上記距離測定工程で得た距離値に基づいて対応する発光量を読出し、上記露出設定工程で設定した露出値に基づいた補正を施して撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光工程と
    を有したことを特徴とするフラッシュ制御方法。
  10. 発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部を備えた撮像装置のフラッシュ制御方法であって、
    被写体までの距離を測定する距離測定工程と、
    上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止工程と、
    上記プリ発光実施時に上記距離測定工程で得た距離値と上記フラッシュ部の発光量とを対応付けて蓄積記憶する発光量記憶工程と、
    上記プリ発光禁止工程での指示により、上記距離測定工程で得た距離値に基づいて上記発光量記憶工程で記憶した内容から過去の上記フラッシュ部の対応する発光量を読出し、撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光工程と
    を有したことを特徴とするフラッシュ制御方法。
  11. 発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部を備えた撮像装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、
    被写体までの距離を測定する距離測定ステップと、
    上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止ステップと、
    上記プリ発光禁止ステップでの指示により、被写体までの距離値に対応する上記フラッシュ部の発光量を記憶した記憶内容から、上記距離測定ステップで得た距離値に基づいて対応する発光量を読出し、撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部と、被写体像を撮影する撮像部とを備えた撮像装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、
    上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止ステップと、
    上記撮像部の適正露出値を算出して自動設定する露出設定ステップと、
    上記プリ発光禁止ステップでの指示により、上記露出設定ステップで得た露出値に基づいて上記撮像部で撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  13. 発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部と、被写体像を撮影する撮像部とを備えた撮像装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、
    被写体までの距離を測定する距離測定ステップと、
    上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止ステップと、
    上記撮像部の適正露出値を算出して自動設定する露出設定ステップと、
    上記プリ発光禁止ステップでの指示により、被写体までの距離値に対応する上記フラッシュ部の発光量を記憶した記憶内容から、上記距離測定ステップで得た距離値に基づいて対応する発光量を読出し、上記露出設定ステップで設定した露出値に基づいた補正を施して撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 発光量を調節して連続発光可能なフラッシュ部を備えた撮像装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、
    被写体までの距離を測定する距離測定ステップと、
    上記フラッシュ部によるプリ発光の禁止を指示するプリ発光禁止ステップと、
    上記プリ発光実施時に上記距離測定ステップで得た距離値と上記フラッシュ部の発光量とを対応付けて蓄積記憶する発光量記憶ステップと、
    上記プリ発光禁止ステップでの指示により、上記距離測定ステップで得た距離値に基づいて上記発光量記憶ステップで記憶した内容から過去の上記フラッシュ部の対応する発光量を読出し、撮影を行なう本発光時の上記フラッシュ部の発光量を調節する調光ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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