JP2006041675A - 電子カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】設定されているWB調整条件に対応する照明光と異なる照明光の下で撮影しても、適切にWB調整を施す電子カメラを提供する。
【解決手段】電子カメラがWBブラケット撮影モードに設定された状態で撮影が指示されると、CPU28はバッファメモリ20に格納されたディジタル変換後の画像データに対して異なるWB処理条件で複数の異なるWB処理を行うことによって複数のWB処理画像を得る。WBブラケット撮影用のWB処理条件は、異なる照明光に対応してあらかじめ決定され、CPU28内のメモリに記憶されている複数の離散的な色温度調整基準を組み合わせて決定される。WBブラケット撮影用のWB処理条件を構成する組み合わせは、操作部材30からの操作信号に応じて決定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像素子などで撮像された画像データを記録する電子カメラに関する。
一般の電子カメラは、撮像した画像データに対する色温度調整の基準を変更して色調整(ホワイトバランス(以下WBとする)調整と呼ばれている)を行う。特許文献1には、WB調整時の色温度調整基準を少しずつ段階的に変化させ、それぞれの調整基準でWB調整処理を施して複数の画像を得るブラケティング処理を行うカメラが開示されている。特許文献1によれば、現在の色温度調整基準に対してR信号の割合を2割多くしたり、B信号の割合を2割多くしたりしてWB調整値が段階的に変化される。
特開平5−110937号公報
特許文献1に記載の技術のように、基準とするWB調整値(たとえば、現在の値)を所定の割合で変化させる方法では、設定されている照明光(たとえば、蛍光灯)に対応する色温度調整基準を微調整することはできても、設定内容と異なる照明光(白熱電球やフラッシュライトなど)に対応させることができない。このため、設定内容と異なる照明条件で撮影を行った場合には適切なWB調整を行うことができなかった。
本発明による電子カメラは、被写体像を撮像して画像データを出力する撮像素子と、撮像素子から出力された画像データに所定の色調整処理条件を用いて色調整処理を行う色調整処理手段と、それぞれが異なる照明光に対応する複数の色調整処理条件を用いた複数の色調整処理を行わせ、色調整処理後の複数の画像データを得るように色調整処理手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
電子カメラの制御手段は、固定的に定められている複数の色調整処理条件を用いるように色調整処理手段を制御することもできる。
電子カメラの制御手段は、操作部材からの操作信号によって指示される複数の色調整処理条件を用いるように色調整処理手段を制御することもできる。
電子カメラの制御手段は、設定されている第1の色調整処理条件、第1の色調整処理条件より色温度が高い側の照明光に対応する第2の色調整処理条件、および第1の色調整処理条件より色温度が低い側の照明光に対応する第3の色調整処理条件を複数の色調整処理条件として用いるように色調整処理手段を制御することもできる。
電子カメラの制御手段は、撮像素子から出力された画像データに含まれる色成分に基づいて決定される第1の色調整処理条件、第1の色調整処理条件より色温度が高い側の照明光に対応する第2の色調整処理条件、および第1の色調整処理条件より色温度が低い側の照明光に対応する第3の色調整処理条件を複数の色調整処理条件として用いるように色調整処理手段を制御することもできる。
本発明による電子カメラでは、設定されている色調整(WB調整)処理条件に対応する照明光と異なる照明光の下で撮影しても、適切に色調整を施した画像が得られる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態による電子カメラの外観図である。図1において電子カメラは、カメラ本体1およびレンズ鏡筒2によって構成される。カメラ本体1には、光学ファインダ3、レリーズボタン4、カメラモードボタン5、撮影モードボタン6、消去ボタン7、十字キーボタン8、およびカラー液晶表示器(LCD)24が設けられている。
図2は、図1の電子カメラの要部構成を説明するブロック図である。図2において、システムコントローラ(以下CPUとする)28はマイクロコンピュータなどによって構成される。CPU28は、後述する各ブロックから出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づく制御信号を各ブロックへ出力する。
固体撮像素子15は、CCD二次元カラーイメージセンサなどによって構成される。撮像素子15は、レンズ鏡筒2(図1)内に配設される撮影レンズ11を通過した被写体光束による像を撮像し、撮像信号(画素信号)をA/D変換器17へ出力する。A/D変換器17は、アナログ撮像信号をディジタル信号に変換する。
バッファメモリ20はDRAMなどで構成され、ディジタル変換後の画像データを一時格納する。画像処理部21は、バッファメモリ20に記憶されているディジタル変換後の画像データに輝度信号生成処理、色信号生成処理、およびWB処理などの色信号処理を施すことにより、所定フォーマットのカラー画像データを生成する。カラー画像データは、DRAMなどで構成されるバッファメモリ22に一時格納される。
表示処理部23は、バッファメモリ22に記憶されているカラー画像データを用いてカラー液晶表示器24の表示解像度に応じた画像表示信号を生成し、生成した信号をカラー液晶表示器24へ出力する。表示処理部23はまた、メニュー画面などのテキスト表示信号を生成してカラー液晶表示器24へ出力する。カラー液晶表示器24は、画像表示信号によるカラー画像を再生表示したり、メニューや操作ガイドなどのテキスト情報を表示したりする。
圧縮/伸長処理部25は、バッファメモリ22に記憶されているカラー画像データを所定の形式で圧縮する圧縮(符号化)処理、圧縮されている画像データを伸長する伸長(復号化)処理などを行う。バッファメモリ22は、各種処理中および処理後の画像データを一時的に格納する場合にも使用される。
記録/再生処理部26は、記録媒体27に対して画像データを記録したり、記録媒体27に記録されている画像データを読み出す処理を行う。記録媒体27は、電子カメラ本体1に対して着脱可能なメモリカードなどによって構成される。撮影モードにおいて、記録媒体27は圧縮/伸長処理部25で符号化された画像データを記録する。再生モードにおいて、記録媒体27に記録されている画像データが読み出されて圧縮/伸長処理部25へ送られる。表示処理部23は、圧縮/伸長処理部25によって復号化された画像データを用いて画像表示信号を生成する。
操作部材30は、レリーズスイッチ31、カメラモードスイッチ32、撮影モードスイッチ33、消去スイッチ34、および十字キースイッチ35を含み、設定操作に応じた操作信号をCPU28へ出力する。CPU28は、操作部材30から入力される操作信号に基づいて設定変更処理を行う。
レリーズスイッチ31はレリーズボタン4(図1)に連動し、電子カメラに撮影を指示するための操作信号を出力する。カメラモードスイッチ32はカメラモードボタン5(図1)に連動し、撮影モード/再生モードを切り換えるための操作信号を出力する。撮影モードスイッチ33は撮影モードボタン6(図1)に連動し、通常撮影モード/ブラケット撮影モードを切り換えるための操作信号を出力する。ブラケット撮影モードは条件を変えて複数の画像を取得する撮影モードであり、WB処理条件(たとえば、色温度調整基準)を変えるWBブラケット撮影モードや、露出条件を変えるAE(自動露出)ブラケット撮影モードなどを含む。
消去スイッチ34は消去ボタン7(図1)に連動し、ブラケット撮影モードで生成された複数の画像から不要な画像を消去するための操作信号を出力する。十字キースイッチ35は十字キーボタン8(図1)に連動し、操作状態に応じて上下左右の方向を示す操作信号を出力する。
本発明は、以上の電子カメラで行われるWBブラケット撮影に特徴を有する。
画像処理部21で行われるWB処理について詳細に説明する。画像処理部21は、バッファメモリ20に記憶されているディジタル変換後の画像データに対し、CPU28から与えられるWB調整係数を用いて第1の色処理を行う。WB調整係数は、たとえば、R/G(緑色信号に対する赤色信号のバランス)やB/G(緑色信号に対する青色信号のバランス)で表される。R/Gの値を0.5→1.5に、B/Gの値を1.5→0.5にそれぞれ変化させるとWBを低色温度から高色温度へ変化させたことと同様になり、空の色再現を例にすると青い空から夕焼け空まで表現できるようになる。
画像処理部21は、第1の色処理後の画像データに対し、CPU28から与えられるマトリックス係数(たとえば、3×3)を用いて第2の色処理を行う。マトリックス係数を変化させることにより、肌の色再現を例にすると赤みがかった肌色から黄色がかった肌色まで表現できるようになる。
画像処理部21はさらに、第2の色処理後の画像データに対し、CPU28から与えられる色差係数を用いて第3の色処理を行う。色差係数を変化させる場合にも、赤みがかった肌色から黄色がかった肌色まで表現できるようになる。
画像処理部21は、電子カメラがWBブラケット撮影モードに設定されている状態で撮影が指示されると、上記第1の色処理のWB調整係数、第2の色処理のマトリックス係数、および第3の色処理の色差係数のうち少なくとも1つの係数を変化させることによって複数の異なるWB処理条件(色温度調整基準)を生成し、バッファメモリ20に格納されたディジタル変換後の画像データに対してこれら異なる色温度調整基準で複数の異なる色処理を行うことによって複数の色処理画像を得る。なお、上記第1の色処理〜第3の色処理を総称してWB処理と呼ぶ。
電子カメラのCPU28で行われるカメラ処理の流れについて、図3のフローチャートを参照して説明する。図3による処理は、カメラの不図示のメインスイッチがオンされると繰り返し行われる。
図3のステップA1において、CPU28は撮影モードか否かを判定する。CPU28は、電子カメラが撮影モードに設定されている場合にステップA1を肯定判定してステップA2へ進み、電子カメラが再生モードに設定されている場合にはステップA1を否定判定し、ステップA12へ進む。
ステップA2において、CPU28はWBブラケット撮影か否かを判定する。CPU28は、電子カメラがWBブラケット撮影モードに設定されている場合にステップA2を肯定判定してステップA3へ進み、電子カメラがWBブラケット撮影モードに設定されていない場合にはステップA2を否定判定し、ステップA21へ進む。
ステップA3において、CPU28は色処理設定処理を行ってステップA4へ進む。色処理設定はWBブラケット撮影用のWB処理条件を決定するための処理であり、当該処理の詳細については後述する。
ステップA4において、CPU28は色処理設定処理を終了するとステップA5へ進む。ステップA5において、CPU28はレリーズスイッチ31がオンされたか否かを判定する。CPU28はレリーズスイッチ31からオン操作信号が入力されるとステップA5を肯定判定してステップA6へ進み、レリーズスイッチ31からオン操作信号が入力されない場合にはステップA5を否定判定し、ステップA1へ戻る。
ステップA6において、CPU28は撮影を開始させる。具体的には測光値(被写体光が入射される状態でCCD15から出力される画素信号の累積加算値)を用いて周知の露出演算を行うことにより、露出制御値を決定する。不図示の絞り制御機構に制御絞り値まで絞りを絞り込ませた上で撮像素子15に電荷蓄積を開始させる。これにより、撮像素子15は撮像面上に結像されている被写体像を撮像する。制御シャッタ速度に対応する露光時間が終了すると電荷蓄積を終了させ、撮像素子15から画素信号をA/D変換器17へ逐次出力させる。これにより、ディジタル化された画像データ(生データ)がバッファメモリ20に記憶される。
ステップA7において、CPU28はバッファメモリ20に記憶されているディジタル変換後の画像データに上記色設定を反映させる。具体的には、画像処理部21に指令を送り、バッファメモリ20内の画像データに対して異なるWB処理条件で複数の異なるWB処理を行わせてステップA8へ進む。これにより、WB処理後の複数の画像データがバッファメモリ22に格納される。
ステップA8において、CPU28はWB処理後の画像データを再生表示させてステップA9へ進む。具体的には、表示処理部23に指令を送り、バッファメモリ22内に格納されている画像データを用いて画像表示信号を生成させる。表示処理部23がカラー液晶表示器24へ画像表示信号を所定時間が経過するごとに順に出力することにより、カラー液晶表示器24に複数のWB処理後の再生画像が順に表示される。
CPU28は、カラー液晶表示器24にWB処理後の再生画像を表示している状態で消去スイッチ34から操作信号が入力されると、表示中の再生画像に対応するバッファメモリ22内の画像データについて、次ステップA9における圧縮処理および記録処理の対象から除外する。
ステップA9において、CPU28はバッファメモリ22内に格納されているWB処理後の画像データを圧縮し、圧縮後のデータを記録媒体27に記録させて図3による処理を終了する。具体的には、圧縮/伸長処理部25に指令を送り、バッファメモリ22内に格納されている画像データに所定の圧縮処理を施してバッファメモリ22に格納させる。また、記録/再生処理部26に指令を送り、バッファメモリ22に格納されている圧縮処理後の画像データを記録媒体27に記録させる。
上述したステップA2を否定判定して進むステップA21において、CPU28は通常の色処理設定を行ってステップA4へ進む。 通常の色処理設定とは、非WBブラケット撮影時のWB処理条件を決定するための処理である。CPU28は、たとえば、「太陽光モード」、「電球モード」、「蛍光灯モード」、「曇天モード」、および「スピードライトモード」のうち、十字キースイッチ35から入力される操作信号が示すいずれか1つのWB処理条件に決定する。決定した通常撮影用のWB処理条件は、CPU28内のメモリ(不図示)に記憶される。
「太陽光モード」は晴天の屋外で撮影する場合に適した色温度調整基準で色調整を行うものである。「電球モード」は白熱電球の下で撮影する場合に適した色温度調整基準で色調整を行うものである。「蛍光灯モード」は一般の蛍光灯の下で撮影する場合に適した色温度調整基準で色調整を行うものである。「曇天モード」は曇りや日陰で撮影する場合に適した色温度調整基準で色調整を行うものである。「スピードライトモード」はスピードライトを発光させて撮影する場合に適した色温度調整基準で色調整を行うものである。
上述したステップA1を否定判定して進むステップA12において、CPU28は画像データ再生処理を行ってステップA8へ進む。具体的には、記録/再生処理部26に指令を送り、記録媒体27に記録されている画像データを読み出して圧縮/伸長処理部25へ送出させる。また、圧縮/伸長処理部25に指令を送り、画像データを復号化させるとともに復号化データをバッファメモリ22に格納させる。
色処理設定処理の詳細について、図4のフローチャートを参照して説明する。図4のステップB1において、CPU28は色処理を変更する操作が行われたか否かを判定する。CPU28は、WBブラケット撮影用の色処理(すなわち、WB処理)条件を変更するための操作信号が十字キースイッチ35から入力されると、ステップB1を肯定判定してステップB2へ進み、WBブラケット撮影用の色処理条件を変更するための操作信号が入力されない場合にはステップB1を否定判定してステップB12へ進む。
ステップB2において、CPU28はWBブラケット撮影用のWB処理条件が「蛍光灯モード」+「電球モード」か否かを判定する。CPU28は十字キースイッチ35から入力される操作信号が「蛍光灯モード」および「電球モード」を示す場合にステップB2を肯定判定し、図4による処理を終了して図3のステップA4へ進む。この場合は、WBブラケット撮影用に2つのWB処理条件「蛍光灯モード」+「電球モード」を生成する(決定する)。生成したWBブラケット撮影用のWB処理条件は、CPU28内のメモリ(不図示)に記憶される。
一方、CPU28は十字キースイッチ35から入力される操作信号が「蛍光灯モード」および「スピードライト(SB)モード」を示す場合にはステップB2を否定判定し、ステップB3へ進む。ステップB3において、CPU28はWBブラケット撮影用に2つのWB処理条件「蛍光灯モード」+「スピードライト(SB)モード」を生成(決定)して図4による処理を終了し、図3のステップA4へ進む。生成したWBブラケット撮影用のWB処理条件は、CPU28内のメモリ(不図示)に記憶される。
ステップB2およびステップB3は操作信号によって指定されるWB処理条件の一例を示すものであり、図5において後述する他のWB処理条件の組み合わせでもよい。すなわち、撮影者が操作部材30を操作することによって任意に指定するWB処理条件を示す操作信号が入力されると、CPU28は操作信号に対応するWBブラケット撮影用のWB処理条件をCPU28内のメモリ(不図示)に記憶する。
ステップB12において、CPU28は前回生成したWBブラケット撮影用のWB処理条件をCPU28内のメモリ(不図示)から読み出して図4による処理を終了し、図3のステップA4へ進む。このように、WBブラケット撮影用の色処理条件を変更するための操作信号が十字キースイッチ35から入力されない場合には、メモリに記憶されている内容をプリセットWB処理条件として読み出して使用する。
図5は、WBブラケット撮影用の色処理(WB処理)条件を例示する図である。条件の設定は、図4による色処理設定処理で行われる。図5において、色温度調整基準が高い方から順にWB処理条件を並べると、「蛍光灯モード」、「スピードライトモード」、「太陽光モード」、「曇天モード」、「電球モード」である。蛍光灯は「昼光色」の場合を示す。各WB処理条件は、対応する照明光の下で撮影した画像の色再現を適切に行うようにあらかじめWB調整係数、マトリックス係数、および色差係数が決定され、CPU28内のメモリ(不図示)に記憶されている。
WBブラケット撮影用の色処理条件A(以下、単に条件Aと呼ぶ)は、「スピードライトモード」+「太陽光モード」+「曇天モード」の3つで構成される。これらは、屋外の撮影で使用される頻度が高い組み合わせである。
条件Bは、「太陽光モード」+「曇天モード」の2つで構成される。この場合も屋外の撮影で使用される頻度が高い組み合わせである。
条件Cは、「蛍光灯モード」+「スピードライトモード」+「電球モード」の3つで構成される。これらは、室内の撮影で使用される頻度が高い組み合わせである。
条件Dは、「蛍光灯モード」+「電球モード」の2つで構成される。この場合も室内の撮影で使用される頻度が高い組み合わせである。
条件Eは、「蛍光灯モード」+「スピードライトモード」の2つで構成される。この場合も室内の撮影で使用される頻度が高い組み合わせである。
条件Fは、「スピードライトモード」+「電球モード」の2つで構成される。この場合も室内の撮影で使用される頻度が高い組み合わせである。
条件Gは、5つのモード全てによって構成される。どの光源の下で撮影するかがあらかじめわからない(未定である)場合や、全ての色処理条件でWB処理した画像を確認したい場合に有効な組み合わせである。
条件Hは、高温側の3つのモードによって構成される。高温側の色処理条件でWB処理した画像を確認したい場合に有効な組み合わせである。
条件Iは、低温側の3つのモードによって構成される。低温側の色処理条件でWB処理した画像を確認したい場合に有効な組み合わせである。
WBブラケット撮影モードの場合にCPU28が上記ステップA7において画像データに色設定を反映させるとき、ステップA3で上記条件A〜条件Iのように設定されCPU28内のメモリ(不図示)に記憶されている1つの組み合わせに基づいて、当該組み合わせを構成する複数のWB処理条件を用いた複数の異なるWB処理を行わせ、WB処理後の複数の画像をバッファメモリ22に格納させる。
非ブラケット撮影(通常撮影)モードの場合には、CPU28内のメモリ(不図示)に記憶されている1つのWB処理条件を用いたWB処理を行わせ、WB処理後の画像をバッファメモリ22に格納させる。
以上説明した電子カメラによれば、以下の作用効果が得られる。
(1)電子カメラはWBブラケット撮影モードに設定された状態で撮影が指示されると、バッファメモリ20に格納されたディジタル変換後の画像データに対して異なるWB処理条件で複数の異なるWB処理を行うことによって複数のWB処理画像を得る。WBブラケット撮影用のWB処理条件は、異なる照明光に対応してあらかじめ決定され、CPU28内のメモリ(不図示)に記憶されている複数の離散的な色温度調整基準を組み合わせて決定される。したがって、撮影者が予定していた照明光(たとえば、蛍光灯)と異なる照明光(白熱電球やフラッシュライトなど)のもとで撮影した場合でも、適切なWB調整を施した画像を得ることができる。
(2)WBブラケット撮影用のWB処理条件を構成する組み合わせは、操作部材30から入力される操作信号に応じて決定するようにした。したがって、撮影者はたとえば、屋外で撮影する場合には図5において条件Aもしくは条件Bを、室内で撮影する場合には条件C〜条件Fのいずれかを指定することができる。これにより、「蛍光灯モード」、「スピードライトモード」、「太陽光モード」、「曇天モード」、および「電球モード」の5つのWB処理条件でそれぞれWB処理を行う場合に比べて、無駄な処理(屋外で撮影するにもかかわらず「蛍光灯モード」でWB処理する)を省いてWBブラケット処理時間を短縮することができる。
条件A〜条件Iを構成するWB処理条件は、上述した「蛍光灯モード」、「スピードライトモード」、「太陽光モード」、「曇天モード」、および「電球モード」の5通りだけでなく、新たなWB処理条件を追加してもよい。たとえば、「蛍光灯モード(白色)」、「蛍光灯モード(昼光色)」、さらに「晴天日陰モード」などである。なお、新たなWB処理条件を追加する場合は、条件A〜条件Iに加えて新たな組み合わせを設けてもよい。
図5に例示した組み合わせは、各条件を構成するWB処理条件が使用者によって任意に選択される構成にしてもよいし、条件A〜条件Iの設定をあらかじめCPU28内のメモリに記憶させておき、使用者によって操作される十字キースイッチ35からの操作信号に応じて条件A〜条件Iをサイクリックに読み出し可能に構成してもよい。組み合わされるWB処理条件条件の数は、3つでも4つでも5つでもよい。
撮影画像に対するWB処理条件を電子カメラが自動的に決定するモード(いわゆるオートWBモード)に設定されている状態でWBブラケット撮影モードが設定された場合は、WBブラケット撮影用のWB処理条件を以下のようにするとよい。たとえば、電子カメラが画像データに含まれる色成分に基づいて自動的に決定したWB処理条件と、当該WB処理条件より図5において高温側に隣接するWB処理条件と、当該WB処理条件より図5において低温側に隣接するWB処理条件とを組み合わせる。電子カメラが決定した色温度調整基準が5000Kであったとすれば、この色温度調整基準(5000K)と、高温側に隣接する「太陽光モード(5300K)」、および低温側に隣接する「曇天モード(4500K)」の3つでWBブラケット撮影用のWB処理条件を構成する。
また、電子カメラが非ブラケット撮影(通常撮影)モードに設定されている状態からWBブラケット撮影モードに切り換えられた場合に、WBブラケット撮影用のWB処理条件を以下のようにしてもよい。たとえば、通常撮影時に設定されているWB処理条件と、当該WB処理条件より図5において高温側に隣接するWB処理条件と、当該WB処理条件より図5において低温側に隣接するWB処理条件とを組み合わせる。電子カメラに「曇天モード(4500K)」が設定されているとすれば、この「曇天モード(4500K)」と、高温側に隣接する「太陽光モード(5300K)」、および低温側に隣接する「電球モード(3200K)」の3つでWBブラケット撮影用のWB処理条件を構成する。
特許請求の範囲における各構成要素と、発明を実施するための最良の形態における各構成要素との対応について説明する。色調整処理条件は、たとえば、WB調整係数、マトリックス係数、および色差係数が対応する。色調整処理は、たとえば、第1の色処理〜第3の色処理を総称したWB処理が対応する。色調整処理手段は、たとえば、画像処理部21によって構成される。照明光は、たとえば、 「蛍光灯」、「スピードライト」、「太陽光」、「曇天」、および「電球」による光が対応する。制御手段は、たとえば、CPU28によって構成される。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
本発明の一実施の形態による電子カメラの外観図である。 図1の電子カメラの要部構成を説明するブロック図である。 電子カメラのCPUで行われるカメラ処理の流れを説明するフローチャートである。 色処理設定処理の詳細について説明するフローチャートである。 WBブラケット撮影用の色処理(WB処理)条件を例示する図である。
符号の説明
1…カメラ本体
2…レンズ鏡筒
11…撮影レンズ
15…撮像素子
17…A/D変換器
20、22…バッファメモリ
21…画像処理部
28…CPU
30…操作部材

Claims (5)

  1. 被写体像を撮像して画像データを出力する撮像素子と、
    前記撮像素子から出力された画像データに所定の色調整処理条件を用いて色調整処理を行う色調整処理手段と、
    それぞれが異なる照明光に対応する複数の色調整処理条件を用いた複数の色調整処理を行わせ、色調整処理後の複数の画像データを得るように前記色調整処理手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記制御手段は、固定的に定められている複数の色調整処理条件を用いるように前記色調整処理手段を制御することを特徴とする電子カメラ。
  3. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記制御手段は、操作部材からの操作信号によって指示される複数の色調整処理条件を用いるように前記色調整処理手段を制御することを特徴とする電子カメラ。
  4. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記制御手段は、設定されている第1の色調整処理条件、前記第1の色調整処理条件より色温度が高い側の照明光に対応する第2の色調整処理条件、および前記第1の色調整処理条件より色温度が低い側の照明光に対応する第3の色調整処理条件を前記複数の色調整処理条件として用いるように前記色調整処理手段を制御することを特徴とする電子カメラ。
  5. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記制御手段は、前記撮像素子から出力された画像データに含まれる色成分に基づいて決定される第1の色調整処理条件、前記第1の色調整処理条件より色温度が高い側の照明光に対応する第2の色調整処理条件、および前記第1の色調整処理条件より色温度が低い側の照明光に対応する第3の色調整処理条件を前記複数の色調整処理条件として用いるように前記色調整処理手段を制御することを特徴とする電子カメラ。
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